JPH0517087Y2 - - Google Patents

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JPH0517087Y2
JPH0517087Y2 JP5396589U JP5396589U JPH0517087Y2 JP H0517087 Y2 JPH0517087 Y2 JP H0517087Y2 JP 5396589 U JP5396589 U JP 5396589U JP 5396589 U JP5396589 U JP 5396589U JP H0517087 Y2 JPH0517087 Y2 JP H0517087Y2
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grip
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ゴルフ練習用のグリツプ矯正具に
関し、さらに詳しくは、ゴルフのクラブ、主とし
て、ウツド・クラブのグリツプ部を、使用者が左
右それぞれの手のひらおよび指先で握持する、す
なわち、グリツプしたとき、換言すると、アドレ
スの際の両腕とシヤフト部とのなす角度を矯正す
るために用いるゴルフ練習用のグリツプ矯正具に
係るものである。
〔従来の技術〕
従来からよく知られているように、ゴルフにお
けるウツドおよびアイアンの各クラブを用いたゴ
ルフボールの打球操作、特に、ウツド・クラブに
よる打球操作においては、第8図にも示されてい
るように、一般に、左右の両足で所定のスタンス
をとり、この状態で、ウツド・クラブ1のグリツ
プ部2を、左右の両腕11a,11bの各手12
a,12bの手のひら、および指先13a,13
bでグリツプしたアドレスの際にあつて、これら
の両腕11a,11bと両肩14a,14bが作
るところの、いわゆる、打球の三角形10と、こ
のようにグリツプされたウツド・クラブ1のシヤ
フト部3とで形成される角度、ないしは形態が、
左腕11aの延長上にシヤフト部3がくるような
セオリー通りになつていて、しかも、このアドレ
スの態様を可及的に崩さずに、そのまゝの形で左
肩14aをターン(回転)させて、このウツド・
クラブ1のクラブヘツド部4をあげ、スイングに
移行してゆくことが、基本的に大切であるとされ
ている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、ウツド・クラブを用いる打球操
作に際し、基本的には、前記したようなアドレス
姿勢を崩さずに、そのまゝで打球姿勢に移行する
必要があるとされてはいるが、通常の場合、たと
え少々のワツグルを繰り返すことはあつても、殆
んど静止状態に近いアドレス時には、打球の三角
形10とシヤフト部3の方向との関係位置に、比
較的意識を集中して専念することができるため、
基本に忠実であろうとする考えが働いて、グリツ
プを締めるなどの動作に合せて所期通りのアドレ
ス姿勢を比較的容易にとり得るのであるが、この
アドレス姿勢から一旦、打球姿勢に移行するとき
には、打球しようとする行動自体に意識の重点が
おかれて、前記した打球の三角形10とシヤフト
部3の方向との関係を所定態様に保持したアドレ
ス姿勢のまゝでスイングを行なうことが困難にな
るもので、結果的に、手首を不必要に曲げてしま
つたり、あるいは、肩に力が入つてしまつたりし
て、いわゆる、自己流のスイングに戻つてしま
い、以後、これが習慣化し易くてスコアをアツプ
させる上での障害になるものであるが、従来、こ
のような不利なスイング、ないしは、アドレスを
矯正するための器具などについて、何等の提案も
なされていなかつた。
従つて、この考案の目的とするところは、従来
のこのような問題点を解決するために、ウツド・
クラブを用いるゴルフボールの打球操作を、その
ための基本姿勢である打球の三角形とクラブのシ
ヤフト部の方向との関係を所定態様に保持したア
ドレス姿勢のまゝでスイングを行ない得るように
した、この種のゴルフ練習用グリツプ矯正具を提
供することである。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、この考案に係るゴ
ルフ練習用グリツプ矯正具は、ゴルフ・クラブの
グリツプエンド部に着脱自在に装着される端板状
をした器具本体を設け、かつこの器具本体の端板
周囲に装着孔を中心にして次第に半径を大きくし
た間隔保持周面を形成させたものであり、装着部
を中心に器具本体を回動させることで、間隔保持
周面の半径を選択調整して、アドレス時における
グリツプエンド部と手首部に近い腕先部との間隔
を任意かつ強制的に設定し得るようにしたもので
ある。
すなわち、この考案は、所定の強度、剛性を有
して保形性のある端板状をした器具本体を設け、
この器具本体の板面上には、ゴルフ・クラブのグ
リツプエンド部に対して、比較的容易に着脱し得
る程度の装着孔を形成させると共に、この装着孔
から周面側に貫通溝を開穿させ、かつ貫通溝の開
口縁の一方から他方にかけた周囲に、装着孔を中
心にして次第に半径を大きくした間隔保持周面を
形成させたことを特徴とするゴルフ練習用のグリ
ツプ矯正具である。
〔作用〕
従つて、この考案においては、ゴルフのクラブ
に対し、器具本体の貫通溝を利用してシヤフト部
に装着孔を緩挿させ、かつこれをグリツプ部に移
動させた上で、そのグリツプエンド部に装着させ
ることができ、また、装着部を中心に器具本体を
適宜に回動調整させて、間隔保持周面での特定部
分の半径、ならびに角度位置を、グリツプに際し
てのグリツプエンド部と手首部に近い腕先部との
間隔に対応して選択設定させることができるので
ある。
〔実施例〕
以下、この考案に係るゴルフ練習用グリツプ矯
正具の各別の実施例につき、第1図および第2図
を参照して詳細に説明する。
第1図および第2図はこの考案の基本的な第1
実施例を適用したゴルフ練習用グリツプ矯正具の
概要構成を示す斜視図、および同上−線部の
断面図であり、また、第3図および第4図はこの
第1実施例によるグリツプ矯正具の使用状態の一
例を示す斜視図、および同上作用を説明する模式
図である。
これらの第1図、第2図に示す第1実施例構成
において、考案対象のグリツプ矯正具Aは、所定
の強度、剛性を有して保形性のある中高な端板状
をした器具本体21を設け、この器具本体21の
板面22上には、ゴルフ・クラブのグリツプエン
ド部2aに対して、比較的容易に着脱し得る程度
の装着孔23を形成させると共に、この装着孔2
3から周面側に貫通溝24を開穿させた上で、貫
通溝24の開口縁の一方から他方にかけた周囲
に、装着孔23を中心にして次第に半径を大きく
した間隔保持周面25を形成させたものであり、
こゝで、間隔保持周面25については、その周端
縁にエツジ部25aを形成させるのが、後述する
ように、その使用上の見地から好ましく、この器
具本体21は、軽合金、例えば、アルミニウムや
熱可塑性合成樹脂、例えば、ポリ塩化ビニール材
料などにより、その内部を片側に開放させて中空
部26とし、これらの各部を全一体的に成形する
ことで容易に構成させ得るのである。
しかして、前記のように構成されたグリツプ矯
正具Aを使用するのには、第3図に示されている
ように、例えば、ゴルフのウツド・クラブ1に対
し、まず、グリツプ矯正具Aの装着孔23をし
て、その貫通溝24を利用することにより、中高
となつた面を下向きにしてシヤフト部3側から挿
入させると共に、この装着孔23をグリツプ部2
に移動させた上で、そのグリツプエンド部2aに
一旦、装着させる。
ついで、前記グリツプエンド部2a上にあつ
て、クラブヘツド部4でのフエースの方向をしつ
かり見定めた上で、オーバーラツピング・グリツ
プ、インターロツキング・グリツプ、ベースボー
ル・グリツプなどそのときに必要とされる任意の
グリツプの態様に見合つて、左腕11aの手12
aの手のひら、および指先13aでグリツプ部2
をグリツプし、かつ右手12bによつて、装着部
を中心に器具本体21の板面22を摘持して適宜
に回動調整させことにより、第4図に見られる通
り、そのときに適切であるとされるグリツプエン
ド部2aと、手首部15aに近い腕先部16aと
の間隔対応に、これに接することになる間隔保持
周面25での特定部分25aの半径ra、ならびに
角度位置を選択設定し、その後、右腕11bを添
えて所期通りにグリツプするのである。
従つて、このよに所期通りのグリツプをし終え
た状態では、アドレス時におけるグリツプエンド
部2aと、手首部15aに近い腕先部16aとの
間隔が、このグリツプ矯正具Aの介在によつて矯
正的に設定されることになつて、スタンスをとつ
たアドレス姿勢がセオリー通りに正確に矯正され
ると共に、かつバツク、トツプおよびダウンの各
スイング中はもとより、インパクトの段階を経
て、フオロースルーからフイニツシユに至るまで
の打球動作の全期間中に亙つて、その状態を確実
に維持できるもので、しかもこのとき、周端縁の
エツジ部25aは、手首部15aに近い腕先部1
6aに接して存在感を与え、間隔設定がなされて
いることの意識を始終喚起させており、結果的に
は、この打球動作に際して、姿勢上の何等の考慮
をも払う必要がなく、打球動作にのみ意識を集中
して専心でき、常に正確なシヨツトをなし得て矯
正の実を挙げることができるのである。
次に、第5図ないし第7図はこの考案の第2な
いし第4の各実施例を適用したグリツプ矯正具の
概要構成を前記第2図に対応して示すそれぞれに
断面図であり、これらの第2ないし第4の各実施
例は、それぞれに前記第1の実施例構成を変形さ
せたものである。
すなわち、第5図に示す第2の実施例によるグ
リツプ矯正具Bは、器具本体31の片側板面32
を扁平な端板状にしたもので、片側に開放させた
中空部36を有しており、また、第6図に示す第
3の実施例によるグリツプ矯正具Cは、器具本体
41を両側板面42,42の扁平な端板状にする
と共に、内部を完全な中空部46としたものであ
り、さらに、第7図に示す第4の実施例によるグ
リツプ矯正具Dは、器具本体51を両側板面5
2,52の扁平な端板状にすると共に、内部を完
全な中実部56としたものであつて、これらの各
実施例構成においても、同様に、装着孔33,4
3,53と、貫通溝34,44,54と、それに
間隔保持周面35,45,55とが形成され、前
記第1の実施例構成と同様な作用、効果をそれぞ
れに達成させ得るのであるが、板面22,32,
42,52の形成としては、腕先部16aとの接
触時の感触(なじみ)が良い点で22の形状が好
ましい。
なお、前記各実施例においては、このグリツプ
矯正具を、ゴルフのウツド・クラブに適用する場
合について述べたが、アイアン・クラブにも適用
して同様な作用、効果が得られることは勿論であ
る。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、この考案に係るグリツプ
矯正具によれば、所定の強度、剛性を有して保形
性のある端板状をした器具本体を設けて、この器
具本体の板面上に、ゴルフ・クラブのグリツプエ
ンド部に対して、比較的容易に着脱し得る程度の
装着孔を形成させ、また、この装着孔からは、周
面側に貫通溝を開穿させて、その開口縁の一方か
ら他方にかけた周囲に、装着孔を中心にして次第
に半径を大きくした間隔保持周面を形成させてい
るので、ゴルフのクラブに対して、そのシヤフト
部に器具本体の貫通溝を通して装着孔を緩挿させ
た上で、これをグリツプ部に移動させるだけの手
段により、グリツプエンド部に簡単に装着させる
ことができ、かつまた、装着部を中心にして、器
具本体を適宜に回動調整させることにより、間隔
保持周面での特定部分の半径、ならびに角度位置
を、グリツプに際してのグリツプエンド部と手首
部に近い腕先部との間隔に対応して極めて容易に
選択設定でき、このようにして、アドレス時にお
けるグリツプエンド部と手首部に近い腕先部との
間隔が、このグリツプ矯正具の介在によつて強制
的に規制されるため、結果的に、スタンスをとつ
たアドレス姿勢がセオリー通りに正確に矯正され
ると共に、打球動作についてもまた充分な矯正作
用が働いて、常に正確なシヨツトをなし得るので
あり、また、構造的にも頗る簡単で、着脱操作も
容易であるほか安価に提供でき、併せて、小型コ
ンパクトであることから、携行にも便利であるな
どの実用上有益な諸効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案に係るゴルフ練
習用グリツプ矯正具の基本的な第1実施例による
概要構成を示す斜視図、および同上−線部の
断面図、第3図および第4図はこの第1実施例に
よるグリツプ矯正具の使用状態の一例を示す斜視
図、および同上作用を説明する模式図であり、ま
た、第5図ないし第7図は第2ないし第4の各実
施例によるグリツプ矯正具の概要構成を第2図に
対応して示すそれぞれに断面図であり、さらに、
第8図はゴルフにおける基本的なアドレス姿勢の
概要を示す説明図である。 1……ウツド・クラブ、2……グリツプ部、2
a……グリツプエンド部、3……シヤフト部、4
……クラブヘツド部、10……打球の三角形、1
1a,11b……左腕、右腕、12a,12b…
…左手、右手、13a,13b……左指先、右指
先、14a,14b……左肩、右肩、15a……
手首部、16a……手首部に近い腕先部、A,
B,C,D……グリツプ矯正具、21,31,4
1,51……器具本体、22,32,42,52
……本体板面、23,33,43,53……装着
孔、24,34,44,54……貫通溝、25,
35,45,55……間隔保持周面、26,36
……片側に開放させた中空部、46……中空部、
56……中実部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所定の強度、剛性を有して保形性のある端板状
    をした器具本体を設け、この器具本体の板面上に
    は、ゴルフ・クラブのグリツプエンド部に対し
    て、比較的容易に着脱し得る程度の装着孔を形成
    させると共に、この装着孔から周面側に貫通溝を
    開穿させ、かつ貫通溝の開口縁の一方から他方に
    かけた周囲に、装着孔を中心にして次第に半径を
    大きくした間隔保持周面を形成させたことを特徴
    とするゴルフ練習用のグリツプ矯正具。
JP5396589U 1989-05-12 1989-05-12 Expired - Lifetime JPH0517087Y2 (ja)

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JPH0315553U JPH0315553U (ja) 1991-02-15
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