JP3037417B2 - デジタル・データ・テープ読み取り装置 - Google Patents

デジタル・データ・テープ読み取り装置

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JP3037417B2 JP03512025A JP51202591A JP3037417B2 JP 3037417 B2 JP3037417 B2 JP 3037417B2 JP 03512025 A JP03512025 A JP 03512025A JP 51202591 A JP51202591 A JP 51202591A JP 3037417 B2 JP3037417 B2 JP 3037417B2
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    • G06F3/06Digital input from, or digital output to, record carriers, e.g. RAID, emulated record carriers or networked record carriers
    • G06F3/0601Interfaces specially adapted for storage systems
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、デジタル・データ・テープ読み取り装置に
関する。データは磁気的、光学的または磁気・光学的な
技術によってディスク上に記憶される。大量のデータに
対しては、テープはより便利な物理的な記憶媒体であ
る。別の技術を考えることができるけれども、テープ記
憶のために現用されているものは磁気的な技術だけであ
る。
データの読み取りまたは書き込みをするためには、記
憶媒体(ディスクまたはテープ)はリード/ライト・ヘ
ッド構成に対して相対的な移動をせねばならない。ヘッ
ド構成に対する再位置決めはしばしば必要とされ、テー
プ装置の場合においては、テープの停止および再始動は
再位置決め手段でなされる。再位置決めにより、テープ
駆動機構の磨耗が生じるので、再位置決めは最小限に維
持すべきである。再位置決めは、テープ・データがやり
取りされる機器においてデータ伝送速度に差がある場合
に必要とされる。かくして、テープ記憶装置に接続され
たコンピュータは、テープとの間の本来のデータ伝送速
度よりも常に低い固有のデータ伝送速度を有することが
できる。また、コンピュータのデータ伝送速度は、コン
ピュータ・プロセッサでなされる別の要求のために変動
する可能性がある。
相対的なデータ伝送速度の一時的な変動はコンピュー
タとテープ装置との間の電子的なバッファによって処理
することが可能であり、ここでのバッファはデータの受
け入れおよび送り出しを異なる速度で行うことができ
る。コンピュータのデータ伝送速度と本来的なテープの
データ伝送速度との間に永久的に差異があると、データ
の流れの方向に依存して、バッファが空になったり充満
したりする。そこで、通常は再位置決めをすることが必
要になってくる。テープに対する書き込みのときにこれ
を回避するために提案されたことは、テープを連続的に
走行させるようにして、より多くのデータが到着するの
を待つ一方で、テープに、データを含んでいないアンブ
ル・トラックを書き込むことである。テープの読み取り
がなされるときには、このアンブル・トラックは無視さ
れる。
これに対して、本発明は、テープの本来のデータ伝送
速度よりも低い固有のデータ伝送速度を有する機器への
テープからのデータの読み取りをすることの問題に注目
している。
本発明によれば、テープからデータを読み取り、そし
て機器に対してそのデータを供給するデジタル・データ
・テープ読み取り装置が提供される。そしてこの装置を
構成するものは、リード・ヘッド構成、該リード・ヘッ
ド構成を通ってテープを移動させるたためのテープ・モ
ータ機構、データがテープから読み取られるときデータ
で充満され、データ機器に対して供給されるときデータ
が空にされる電子的なバッファ、および、バッファ内の
データ・レベルに応答して、テープの停止とリード・ヘ
ッド構成に対するテープの再位置決めとをするためのテ
ープ制御機構である。ここで、このテープ制御機構は、
(a)バッファからのバッファ充満信号を応答して、テ
ープが次に再位置決めされねばならない再起動位置を決
定するようにされるが、このテープ位置はバッファに対
して次に供給されるべきデータ(以後は新規データとし
て参照される)の先頭部位に対応している; (b)該バッファ充満信号の受入れの後では、データの
読み取りをすることなく、テープの走行が効果的に許容
される; (c)バッファからのバッファ・スペース利用可能信号
に対応して、現在のテープ位置からバッファへのデータ
の読み取りが開始されるが、ここでのデータは新規デー
タの尾部に当たるものである; (d)前記尾部の端部におけるテープの停止と該テープ
の再起動位置への再位置決めとが効果的になされる; (e)次に、新規データの先頭の読み取りとこれのバッ
ファ内への配置とが効果的になされる;そして (f)既に読み取られた新規データの尾部のスキップが
効果的になされる。
本発明は多くの異なるフォーマッツト記録されたデー
タ・テープに対して適用できるものであるが、その好適
なフォーマットであるデジタル・データ・ストレージ
(DDS)フォーマットは、英国のHewlett−Packard Limi
tedから入手可能である、“Digital Data Storage Form
at Description"(Revision B、October 1988)なる刊
行物に記述されている。このフォーマットにおいては、
ヘッドの構成はラセン状スキャン式の構成であり、デー
タは分離したグループでテープ上に記録されている。前
述した新規データは好適には完全なグループをなすもの
である。本発明を用いることにより、再位置決めサイク
ル毎にもう1つのグループが読み取られ、そしてバッフ
ァが少数のグループしか保持できないときに、DDS装置
における再位置決めの回数を減少する上での著しい効果
が生じる。
図1は本発明を使用したデジタル・データ・読み取り
装置のブロッツク図である。図2は従来のデジタル・テ
ープ読み取り装置におけるバッファの利用状態を示した
図である。図3は本発明のデジタル・テープ読み取り装
置におけるバッファの利用状態を示した図である。図4
は従来のデジタル・テープ読み取り装置の動作を示した
図である。図5は本発明によるデジタル・テープ読み取
り装置の動作を示した図である。
図1を参照すると、ここで例示されたDDSテープ・シ
ステムを構成するテープ・デッキ1には、ラセン状スキ
ャン式のヘッド構成3を通過するテープを収容するテー
プ・カセット2を駆動するためのモータ(図示せず)が
備えらえている。データの書き込みおよび読み取りは分
離したグループにおいてなされる。モータ制御ユニット
4は、マイクロプロセッサ5からの信号による制御下
で、テープ・モータの起動、停止、駆動および逆転をさ
せる。マイクロプロセッサ5は、リード・オンリー・メ
モリ(ROM)6に記憶されているプログラムによる制御
下で動作する。
ヘッド構成によってテープの読み取りがなされると、
テープ上に記録されていたデータ信号はデータ復元回路
7によって復元され、そのデジタル・テープ信号は、ア
ドレシング・ユニット9によって、電子的データ・バッ
ファ10中の適切なアドレスに与えられる。このバッファ
10からのデータはインターフェイス12を介してコンピュ
ータ機器11に対して取り出される。
マイクロプロセッサ5により、バッファ10を介しての
データの通過が制御され、また出力データの流れに関す
る情報をインタフェース12から受け入れるようにされ
る。これにより、バッファ10が満たされている程度が該
プロセッサ5によっつて決定される。DDSシステムによ
れば、データの流れはグループ・フォーマツトで制御さ
れる。
コンピュータ機器に対するデータ伝送速度が本来的な
テープのデータ伝送速度より小さいときには、バッファ
は充満する。これが生じたときには、テープからのデー
タの流れがこれを保持するシステムの能力をオーバーラ
ンすることが明らかであるために、テープの再位置決め
が必要とされる。
先行技術によれば、データの流れの管理について次の
方法が用いられていた。即ち、; 1.バッファを空にして起動させる。
2.テープから情報を取り出して、それをバッファに格納
する。
3.バッファが満たされると、バッファからデータを出し
てコンピュータ機器に伝送する。
4.バッファが充満したときには、テープからの情報の流
れは停止せねばならない。ヘッドとテープとの相対的な
移動に含まれる機械的な慣性は即座に克服することはで
きない。テープが減速されるまで、テープはヘッドを通
過し続ける。そして、ヘッドの位置が次の読み取られて
いない情報のグループの前になるまで、テープは逆方向
に移動せねばならない。このプロセスは再位置決めとし
て知られている。
5.再位置決めと同時にバッファからの情報の流れが続行
されて、バッファを空にするようにされる。
6.バッファが空にされるポイントにあるときには、正常
なヘッド/テープの相対的な速度にされて、テープから
の情報の流れが再開される。
7.ステップ2からのプロセスが繰り返される。
図2のグラフは、先行技術の構成において、バッファ
が満たされる程度(縦座標)を時間(横座標)の関数と
して示すものである。その鋸歯状波的な効果は、情報を
バッファから復元するためには、全体のグループがバッ
ファ内に存在せねばならないという事実に基づいてい
る。全ての情報が復元されたときには、全体のグループ
が自由にされる。駆動装置からの情報の連続的な流れを
付与するために、該駆動装置はバッファ内に常に少なく
とも1個のグループを維持するようにせねばならない。
読み取りが開始される時点はRであり、読み取りが停止
されてそして再位置決めが開始される時点はSであると
して示されている。
これに対して、本発明によれば、(上記の)ルール4
から7までののデータの流れは次のようにされることに
なる。即ち、 4.バッファが充満されると、テープからの情報の流れは
停止されねばならない。
5.(充満)バッファ内に配置することなく、ヘッドが次
の情報グループの横断を開始するように、ヘッド/テー
プの移動を続行することが許容される。
6.ヘッドがテープ上のそのグループの横断を完了する以
前にグループのスペースの大きさがバッファにおいて利
用可能になったときには、テープからそのグループの尾
部におけるデータを読み取って、それをバッファ内に配
置するようにされる。
7.テープの再位置決めがなされる。
この付加に対する実質の効果として、各再位置決めに
対してより多くの情報が伝送される。装置が実行せねば
ならない再位置決めの数はこれにより減少し、かくし
て、機械的な磨耗の減少と信頼度の増強とがなされる。
図3のグラフに例示されていることは、任意所与の時点
におけるバッファ内の情報量に関するこのシステムの効
果である。
図3に関して、次の機能がそれぞれの時点において果
たされる。
R 読み取りの開始 T 尾部のスキップ(既に読み取られたブロックの尾
部) S 読取りの停止 G グループがバッファから自由にされるまでスキップ
(スペースを利用可能にして読み込むようにされる) P 尾部の読み取り、再位置決めの開始 これらの機能の制御は、ROM6におけるプログラムの制
御の下に、図1のマイクロプロセッサ5によってなされ
る。特に、アドレシング・ユニットは、既に読み取られ
た尾部に先だって、バッファ内の適切な位置に、新規デ
ータ・グループの先頭を与えるように制御される。この
やり方でデータは適切な順序でバッファから供給され
る。図4で示されているテープ13はテープ・ヘッド14を
通過して走行しており、また、従来技術による再位置決
めの手順が例示されている。4Aにおいてバッファが充満
されると、読み取りが停止され、テープ駆動の停止が命
令される。テープは4Bにおいて停止し、再位置決めが4C
で例示される。次に、新規データの読み取りが開始され
る(4D)。
図5は本発明による動作順序を示す。バッファ満杯信
号は5Aにおいて発生される。読み取りは停止されるけれ
どもテープの走行は続行されており、“停止”制御信号
は発生されていない。5Bにおいて、“バッファ・スペー
ス利用可能”信号が発生されて、新規データ16の尾部15
の読み取りが開始される。5Cにおいてテープ停止信号が
発生されて、読み取りが停止される。5Dにおいてテープ
が停止される。5Eは、新規データの初めにおける再開位
置に再位置決めすることを示す。5Fで示されていること
は、再起動および新規データの先頭17の読み取りをする
ことである。5Gにおいて新規データの尾部15がスキッツ
プされ(読み取りされず)、そして、5Hにおいて読み取
りの再開がなされる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 15/02 G11B 20/10 G06F 3/06 303

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープからデータを読み取り、データを機
    器に供給するデジタル・テープ読み取り装置であって、 読み取りヘッド構成と、 前記テープを前記読み取りヘッド構成を通過して移動さ
    せるテープ・モータ機構と、 前記読み取りヘッド構成によって前記テープから読み込
    まれるままにデータを記憶し、記憶されたデータを前記
    機器に供給する電子バッファと、 テープ制御装置と、 を備えて成り、前記テープ制御装置は、 前記バッファからバッファ充満信号を受信し、該バッフ
    ァ充満信号の受信に基づいて、前記テープ・モータ機構
    によって再位置決めされるべき前記テープの再起動位置
    を決定する手段であって、前記再起動位置は、前記バッ
    ファ充満信号の受信に先立って前記バッファに次に送ら
    れることになっていたデータの始めに対応する、手段
    と、 前記テープが前記バッファ充満信号の受信後も走行しつ
    づけることができるよう前記テープ・モータ機構を制御
    する手段と、 前記バッファからバッファ・スペース利用可能信号を受
    信し、該バッファ・スペース利用可能信号の受信に基づ
    いて、現在のテープ位置から前記バッファへの、前記読
    み取りヘッド構成によるデータの読み取りを開始する手
    段であって、該読み取られるデータは、前記バッファ充
    満信号の受信に先立って前記バッファに次に送られるこ
    とになっていたデータの尾部である、手段と、 前記テープ・モータ機構を制御して、前記バッファ充満
    信号の受信に先立って前記バッファに次に送られること
    になっていた前記データの尾部の終わりで前記テープを
    停止させ、該テープを、前記バッファ充満信号の受信に
    先立って前記バッファに次に送られることになっていた
    前記データの始めの前記再起動位置に再位置決めする手
    段と、 その後、前記読み取りヘッド構成を制御して、前記バッ
    ファ充満信号の受信に先立って前記バッファに次に送ら
    れることになっていた前記データの頭を読み取り、それ
    を前記バッファ内に配置する手段と、 前記読み取りヘッド構成を制御して、前記バッファ充満
    信号の受信に先立って前記バッファに次に送られること
    になっていた前記データの前記前に読み込んだ尾部の読
    み取りをスキップする手段と、 を有しているデジタル・テープ読み取り装置。
  2. 【請求項2】前記データが前記テープ上に個別グループ
    で記録され、前記データの新しいブロックは全体のグル
    ープであることを特徴とする請求項1に記載のデジタル
    ・テープ読み取り装置。
  3. 【請求項3】前記データが前記テープ上にデジタル・テ
    ープ記憶(DDS)形式で記録されていることを特徴とす
    る請求項1に記載のデジタル・テープ読み取り装置。
  4. 【請求項4】読み取りヘッド構成と、テープを該読み取
    りヘッド構成を通過して移動させるテープ・モータ機構
    と、データが前記テープから読み込まれるにしたがって
    データで充満され、データが機器に送られるにしたがっ
    てデータが空にされる電子バッファと、前記バッファ内
    のデータの量に応答して前記テープを停止させ、該テー
    プを、前記読み取りヘッド構成に対して再位置決めする
    テープ制御装置と、を有するデジタル・データ・テープ
    読み取り装置を使用して、データをテープから読み取
    り、該データを機器に供給する方法であって、 (a)データを前記テープから前記バッファに伝送する
    ステップと、 (b)前記バッファからのバッファ充満信号の受信に基
    づいて、前記テープが次に再位置決めされねばならない
    再起動位置を決定するステップであって、この再起動位
    置は、前記バッファに次に伝送することが要求されるデ
    ータの前記テープ上の始めに対応する、ステップと、 (c)前記バッファ充満信号を受信した後も前記テープ
    を前記読み取りヘッド構成を通過して移動させつづける
    ことを可能にするステップと、 (d)前記バッファからのバッファ・スペース利用可能
    信号の受信に基づいて、前記テープの現在の位置から前
    記バッファへのデータの伝送を開始するステップであっ
    て、該データは前記次に要求されるデータの尾部であ
    る、ステップと、 (e)前記次に要求されるデータの前記尾部が伝送され
    た後、前記テープを停止させ、該テープを前記再起動位
    置に再位置決めするステップと、 (f)前記次に要求されるデータを、該次に要求される
    データの前記始めから前記バッファへ伝送するステップ
    と、 (g)前記次に要求されるデータの前記既に伝送された
    尾部をスキップするステップと、 を備えて成る方法。
  5. 【請求項5】前記データが前記テープ上に個別グループ
    で記録され、前記次に要求されるデータが全体のグルー
    プであることを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】前記データが前記テープ上にデジタル・デ
    ータ記憶(DDS)形式で記録されていることを特徴とす
    る請求項4に記載の方法。
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GB90308143.8 1990-07-25
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US5377056A (en) 1994-12-27
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