JP3037325B1 - 洗浄機 - Google Patents

洗浄機

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JP3037325B1
JP3037325B1 JP11056667A JP5666799A JP3037325B1 JP 3037325 B1 JP3037325 B1 JP 3037325B1 JP 11056667 A JP11056667 A JP 11056667A JP 5666799 A JP5666799 A JP 5666799A JP 3037325 B1 JP3037325 B1 JP 3037325B1
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徳夫 阿萬
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日本電気データ機器株式会社
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Abstract

【要約】 【課題】 被洗浄物を搬送するための駆動部分の伸び縮
みによる、部品交換、調整、点検の手間や時間を省くこ
とができる簡単な構成の洗浄機を提供すること。 【解決手段】 回転上下機構1410は、回転移動部1
414、支柱1412等から成る。回転移動部1414
には鉛直方向の支柱1412が貫通し、支柱1412に
対して回転、上下方向に移動する。回転搬送アーム14
20は支柱1412を中心に回転移動部1414に放射
状に等間隔で取り付けられている。籠20を掛止するフ
ック部1430が回転搬送アーム1420の先端部に取
り付けられている。回転機構1610は、回転支柱16
12に回転部1614が固定されて成る。回転乾燥アー
ム1620は回転部1614に放射状に等間隔で取り付
けられ、回転支柱1612ごと回転する。フック部16
30が回転乾燥アーム1620の先端部に取り付けられ
ている。スライドステージ1820は、移載機構181
0により上下方向に変移(移動)される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント基板等の
被洗浄物の洗浄を行う洗浄機に関し、特に、被洗浄物を
収納した籠の搬入口と搬出口とが同一位置になるよう搬
送する構成の洗浄機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、プリント基板等の組み立てを
行う際に、このプリント基板等の被洗浄物を籠に入れ
て、搬入口と搬出口が同一位置になるよう搬送して洗浄
を行う洗浄機が用いられている。この種の洗浄機は、図
5に示すように、洗浄槽部62と、洗浄槽部62の上側
に配置されたチェーン搬送部64から構成されている。
洗浄槽部62は、洗浄液槽、液切り槽、水洗い槽、脱水
槽等を有しており、チェーン搬送部64は、左右2本の
搬送チェーン52、籠掛けバー群54、駆動ギヤ56、
従動ギヤ58、チェーンテンション調整部60、被洗浄
物収納籠20(以後、籠20と言う)、熱風乾燥炉66
等を備えている。熱風乾燥炉66は、チェーン搬送部6
4の上側に配置されている。左右2本の搬送チェーン5
2は、各々駆動ギヤ56と従動ギヤ58に噛み合ってお
り、その移動方向に直交する方向に籠掛けバー群54が
略等間隔で連結されている。チェーンテンション調整部
60は、その一端が当該洗浄機本体側に固定され、他端
部には従動ギヤ58が軸支されている。このチェーンテ
ンション調整部60により、従動ギヤ58を介して2本
の搬送チェーン52が支張され、その張り具合が適度な
状態に保たれている。籠掛けバー群54には籠20が掛
止されている。
【0003】この構成において、図示しない搬入口から
挿入された被洗浄物を収納した籠20は、2本の搬送チ
ェーン52により搬送され、洗浄槽部64の洗浄液槽、
液切り槽、水洗い槽、及び脱水槽の各槽での上下動を繰
り返して洗浄及び脱水を行った後、当該洗浄機の上側に
搬送され、熱風乾燥炉66にて乾燥した後、これを通過
して前記搬入口へ戻ってくる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の洗浄機においては、以下のような不都合があった。
その一つは、被洗浄物を収納した籠20を2本の搬送チ
ェーン52により搬送すると、加温した洗浄液槽、常温
の圧縮空気による液切り槽、常温の水洗い槽、常温の圧
縮空気による脱水槽、及び高温の熱風乾燥炉66を通過
するため、チェーン52の伸び縮みが激しく、搬送チェ
ーン52、駆動ギヤ56、及び従動ギヤ58が摩耗し易
くなる。このため、短期間でこれらの部品を交換しなけ
ればならず、交換に手間が掛かるという問題点があっ
た。
【0005】また、構造が複雑で、2本のチェーン52
の伸び縮みの度合いが異なるため、被洗浄物を収納した
籠20が傾き、各槽への降下時、各槽からの上昇時、及
び、横行時に他の構造物と接触して、緊急停止状態が発
生する。これを防止するために、当該洗浄機の点検と調
整が頻繁に必要となり、この点検と調整に長時間を要し
てしまうという問題点があった。さらに、この調整が不
可能になった場合に備えて、常に、交換部品を保有して
おく必要があり、この部品の交換と、それに伴う調整に
時間がかかってしまい、その間は、洗浄機を稼働するこ
とができないという問題点もあった。本発明は、前記事
情に鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、被
洗浄物を搬送する駆動部分の摩耗による、部品の交換、
点検、調整の手間や時間を省くことができる簡単な構成
の洗浄機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、被洗浄物の洗浄処理のための複数の槽を備
え、各槽が円形に配置された洗浄槽部と、籠に収納した
前記被洗浄物を回転させながら、前記洗浄槽部の各槽に
順番に出し入れするための回転搬送部と、前記回転搬送
部の上側に配置され、前記洗浄槽部で洗浄済みの被洗浄
物を回転させながら乾燥するための乾燥室を備えた回転
乾燥部と、被洗浄物を前記回転搬送部と前記回転乾燥部
との間で任意に変移可能なステージ移載部とを具備した
ことを特徴とする。本発明によれば、オペレータは、被
洗浄物を収納した籠を、ステージ移載部を介して回転搬
送部に搬入する。ここで、籠は洗浄槽部の各槽に順番に
回転されながら出し入れされることにより被洗浄物の洗
浄処理が行われる。一回転して洗浄が完了した籠はステ
ージ移載部の位置に戻り、ステージ移載部によって回転
乾燥部に搬送される。回転乾燥部では、被洗浄物は回転
されながら乾燥室で乾燥される。被洗浄物は一回転して
乾燥が完了するとステージ移載部に戻り、ステージ移載
部を介して、回転搬送部へ降ろされる。オペレータは、
洗浄と乾燥が完了した被洗浄物を籠ごとステージ移載部
から取り出す。したがって、回転搬送部の駆動部分が高
温にさらされたり冷却されたりすることがないため、回
転搬送部の摩耗が低減され、調整や部品交換の手間を省
くことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図面に基づ
いて説明する。図1は本発明の実施の形態を示す洗浄機
の側断面(図2のA−A断面)図、図2は本発明の実施
の形態を示す図1のB−B断面図である。図3はステー
ジ移載部の一実施例を示す斜視図である。本発明の洗浄
機は、図1に示すように、洗浄槽部12と、回転搬送部
14と、回転乾燥部16と、ステージ移載部18とから
構成されている。前記回転搬送部14は、回転上下機構
1410、回転搬送アーム1420、フック部143
0、等を備えている。
【0008】回転上下機構1410は、支柱1412
と、回転移動部1414と、図示しない駆動部とから成
っている。駆動部は、回転移動部用回転駆動手段と、移
動手段とを有している。支柱1412は、例えば円柱状
の部材で、当該洗浄機本体の中央部(図2参照)に鉛直
方向に固定されている。回転移動部1414は、支柱1
412が貫通する穴を有している。回転移動部1414
は、支柱1412を軸として回転自在、且つこれに沿っ
て上下方向(矢印方向)に移動自在に取り付けられてい
る。回転移動部1414は、前記回転移動部用回転駆動
手段により支柱1412を軸として回転し、前記移動手
段により、支柱1412に沿って上下方向に移動する。
回転搬送アーム1420は、図2に示すように、複数の
棒状のアーム(本実施形態では6本)から成っており、
支柱1412を中心として、回転移動部1414に放射
状に等間隔で取り付けられている。フック部1430
は、被洗浄物を収納する被洗浄物収納籠20(以後、籠
20と言う)を掛止する(引っ掛ける)ためのもので、
回転搬送アーム1420の先端部に取り付けられてい
る。尚、前記第1の回転駆動手段、及び前記移動手段
は、回転移動部1414の外部に配置して、外部から回
転移動部1414へ駆動を伝達する構成にすることもで
きるし、回転移動部1414の内部に組み込んだ構成に
しても良い。
【0009】前記回転乾燥部16は、回転機構161
0、回転乾燥アーム1620、フック部1630、乾燥
室1640等を備えている。回転機構1610は、回転
支柱1612と、回転部1614と、図示しない第2の
回転駆動手段とから成っている。回転支柱1612は、
例えば円柱状の部材で、支柱1412と同軸方向に当該
洗浄機本体に軸支されており、回転支柱用回転駆動手段
により回転される。回転部1614は、回転支柱161
2が貫通した形で回転支柱1612の上端部に固定され
ている。回転乾燥アーム1620は、回転搬送アーム1
420と同様に、複数の棒状のアーム(本実施形態では
6本)から成っており、回転支柱1612を中心に、回
転部1614に放射状に等間隔で取り付けられている。
フック部1630は、被洗浄物を収納する籠20を掛止
するもので、回転乾燥アーム1620の先端部に取り付
けられている。乾燥室1640は、長い直方形の箱の両
端部をつないで円形にしたようなドーナツ形状で、内部
の空間に熱風が通される。
【0010】前記ステージ移載部18は、移載機構18
10、スライドステージ1820、等を備えている。ス
ライドステージ1820は、移載機構1810によって
上下方向に変移される。移載機構1810は、例えば、
図3に示すように、ガイド柱1812と、移動部181
4と、ステージ駆動機構1816とから成る構成にする
こともできる。移動部1814には、当該洗浄機本体に
対して鉛直方向に設置されたガイド柱1812(本実施
形態では2本)が貫通している。移動部1814は、こ
のガイド柱1812に対して水平を保った状態で上下方
向(矢印方向)に移動自在に取り付けられている。移動
部1814は、ステージ駆動機構1816により上下方
向に変移され、所定位置で停止可能である。スライドス
テージ1820は、移動部1814上に載置され、オペ
レータが手動で引き出し可能な構成とされている。
【0011】このステージ駆動機構1816は、同図に
示すように、エアシリンダ1818、複数のギヤ182
1、チェーン1822、等から成っている。チェーン1
822の一端が移動部1814の一端部に連結されて、
途中に3つのギヤ1821を掛装した状態で、他端部に
は錘1824がつりさげられている。一つのギヤ182
1の軸部にロッド1826が連結され、ロッド1826
の下端部には、エアシリンダ1818内を摺動するピス
トン部1828が連結されている。このステージ駆動機
構1816の動作については後述する。前記洗浄槽部1
2は、図2に示すように、各槽が円形に配備された構成
であり、反時計回り方向に順番に、洗浄液槽30、脱液
槽32、水洗槽34、脱水槽36、水洗槽34を備えて
いる。各槽の間には、その外側面に洗浄水環流板40
が、又上側には液ダレ還流板42がそれぞれ配設されて
いる。
【0012】以下、上記構成の洗浄機における動作につ
いて説明する。移載機構1810として、図3に示す構
成のものを用いた場合について説明する。先ず、ステー
ジ駆動機構1816の動作について図3を参照して説明
する。エアシリンダ1818の下端部の穴からエアシリ
ンダ1818内に圧縮空気を送りこみ、この空気圧を制
御することにより、ピストン部1828の位置を制御す
る。ピストン部1828の位置を移動させることによ
り、移動部1814の位置を変移(移動)させる。図1
に示す、スライドステージ1820の第1停止位置50
01、第2停止位置5002、第3停止位置5003、
第4停止位置5004は、それぞれ、図3に示す、第1
停止位置6001、第2停止位置6002、第3停止位
置6003、第4停止位置6004に対応している。図
2に示すように、6つの回転搬送アーム1420の内の
一つは、洗浄槽部12の中心位置Hp(ホームポジショ
ン)から30度逆回転(時計回り)した位置で待機して
いる。オペレータは、図1に示すように、ホームポジシ
ョンである第1停止位置5001に位置しているスライ
ドステージ1820を矢印C方向へ引き出す。オペレー
タは、引き出したスライドステージ1820に、被洗浄
物(図示しない)を入れた籠20を載せた後、当該スラ
イドステージ1820を回転搬送アーム1420のフッ
ク部1430の位置まで押し込む。
【0013】そこで、オペレータがステージ駆動機構1
816に起動をかけると、スライドステージ1820
は、移動部1814がガイド柱1812に沿って上昇す
ることにより、籠20のフック位置であるスライドステ
ージ1820の第2停止位置5002まで上昇する。移
動部1814は、回転移動部1414が回転駆動部用回
転駆動手段により支柱1412に対して30度正回転
(反時計回り)することにより、回転搬送アーム142
0のフック部1430が籠20の位置に来るまで、待機
する。回転搬送アーム1420が籠20のフック位置ま
で来ると、スライドステージ1820は移載機構181
0によってスライドステージ1820の第1停止位置5
001まで降下することにより、籠20はフック部14
30に掛けられる。この時点から、回転搬送アーム14
20は各槽を巡回する動作に移行していく。回転搬送ア
ーム1420は、回転移動部1414が支柱1412に
対して30度正回転(反時計回り)することにより洗浄
液槽30の真上に来るまで回動する。その後、回転搬送
アーム1420は、回転移動部1414が移動手段によ
り支柱1412に沿って下降することにより下降し、籠
20は洗浄液槽30内へ入って行く。
【0014】ここで、洗浄液による被洗浄物の洗浄が行
われ、予め設定された時間が経過すると、回転搬送アー
ム1420は、回転移動部1414が移動手段により支
柱1412に沿って上昇することにより上昇した後、第
1の回転駆動手段により30度正回転して、被洗液還流
板40の中央部の真上で待機する。この待機中、一連の
洗浄工程を終了した他の籠(以後、洗浄済み籠と言う)
は、回転乾燥部16に入るべくスライドステージ182
0上に来ている。スライドステージ1820は、移載機
構1810により第2停止位置5002まで上昇して、
洗浄済み籠をフック部1430から持ち上げてフック解
除の状態にする。回転搬送アーム1420は30度逆回
転し、洗浄済み籠をフック部1430から開放する。洗
浄済み籠は、図1に示すように、移動部1814がガイ
ド支柱1812に沿って、スライドステージ1820の
第4停止位置5004まで上昇し、回転乾燥部16内に
入る。回転乾燥アーム1620は、回転支柱用回転駆動
手段により予め30度逆回転した状態にある。洗浄済み
籠が回転乾燥部16内に入ると、回転乾燥アーム162
0は30度正回転して、そのフック部1630が洗浄済
み籠をフックする位置で停止する。スライドステージ1
820は、移載機構1810により第4停止位置500
4から第3停止位置5003まで降下し、洗浄済み籠を
フック部1630に掛ける。回転乾燥アーム1620
は、第2の回転駆動手段により60度正回転することに
より乾燥室1640に入り、乾燥が開始される。
【0015】また、回転乾燥部16で乾燥を終了した他
の籠(以後、乾燥済み籠と言う)を受け取るべく第3停
止位置5003で待機していたスライドステージ182
0は、第4停止位置5004まで上昇し、他のフック部
1630に掛けられていた乾燥済み籠を持ち上げてフッ
ク解除の状態にする。回転乾燥アーム1620は、回転
支柱用回転駆動手段により30度逆回転して、乾燥済み
籠を開放する。乾燥済み籠を載せたスライドステージ1
820は、第4停止位置5004から第1停止位置50
01まで降下する。オペレータは、スライドステージ1
820を引き出し、乾燥済み籠をスライドステージ18
20から取って、洗浄と乾燥が完了した被洗浄物を取り
出し、新たな被洗浄物を入れた後、籠20をスライドス
テージ1820に載せ、回転搬送アーム1420のフッ
ク部1430の位置まで挿入して再び起動を行う。
【0016】次に、前述した回転搬送アーム1420が
各槽を巡回する動作について、図2を参照して詳しく説
明する。同図において、被洗浄物を入れた籠20は、第
1停止位置5001(図1参照)にあるスライドステー
ジ1820上に載置されて、回転搬送アーム1420の
フック部1430に掛けられた状態になっている。ま
た、回転方向は、上記の如く、反時計回りを正回転、時
計回りを逆回転として説明する。回転搬送アーム142
0のフック部1430に掛けられた被洗浄物を入れた籠
20は、回転移動部用回転駆動手段により30度正回転
して、洗浄液槽30の中心の真上位置まで来ると停止
し、次いで、移動手段により洗浄液槽30の中へ降下す
る。ここで、被洗浄物は、予め設定された一定時間、洗
浄液により洗浄される。その後、回転搬送アーム142
0は被洗浄物を入れた籠20ごと、移動手段により元の
位置まで上昇する。回転搬送アーム1420は、再び正
回転を始め、30度正回転して洗浄液還流板36の略中
央位置で停止する。ここで、前述したように、洗浄処理
を終了した被洗浄物を入れた前記洗浄済み籠を回転乾燥
部16へ搬送するために、回転搬送アーム1420は3
0度逆回転して、洗浄済み籠のフックを解除する。その
後、移載機構1810によりスライドステージ1820
を上昇させて、洗浄済み籠を回転乾燥部16へ搬送す
る。
【0017】一方、スライドステージ1820が回転乾
燥部16へ上昇した後、洗浄済み籠を掛けた回転搬送ア
ーム1420は、60度正回転して脱液槽31の中心の
真上位置まで来ると、移動手段により脱液槽31の中へ
降下していく。ここで、被洗浄物は、予め設定された一
定時間、圧縮空気により脱液が行われる。その後、回転
搬送アーム1420は元の位置まで上昇する。回転搬送
アーム1420が、このような動作を繰り返すことよ
り、被洗浄物の回転搬送が行われる。以降、回転搬送ア
ーム1420は、回転上下機構1410の駆動により、
洗浄水還流板40、水洗槽34、洗浄水還流板40、脱
水槽36、洗浄水還流板40、水洗槽34、洗浄水還流
板40、脱液槽32、をそれぞれ通過して、スライドス
テージ1820の真上に達する。
【0018】スライドステージ1820上に達した被洗
浄物を入れた籠20は、図1で説明したように、移載機
構1810によりスライドステージ1820が上昇し
て、持ち上げられ、第2停止位置5002まで上昇して
フック部1430から解除される。その後、回転搬送ア
ーム1420は、第1の回転駆動手段により30度逆回
転して、籠20をフック部1430から解放する。フッ
ク部1430から解放された被洗浄物を入れた籠20
は、移載機構1810により回転乾燥部12まで上昇さ
せられ、前述した乾燥処理が行われる。回転乾燥部16
での被洗浄物を入れた籠20のフック方法、フック解除
方法、及び回転方法は、回転搬送部14の方法と同じで
あるが、回転乾燥部16での回転乾燥アーム1620の
上下動作は行わない。このように、支柱1412の回転
軸を中心として放射状に設けられた回転搬送アーム14
20による回転搬送を行い、また、洗浄処理のために被
洗浄物を上下移動させる回転上下機構1410を有する
構成であるため、従来より構造が大幅に簡略化されてい
る。そして、支柱1412や回転上下機構1410が高
温にさらされたり、冷却されることがないため、磨耗が
著しく低減される。
【0019】次に、他の実施の形態について説明する。
この実施形態の洗浄機の構成を、洗浄処理に限らず、他
の処理を行う装置に応用することも可能である。例え
ば、プリント基板の半田付けを行うための回転式半田槽
への応用が考えられる。上記実施形態の洗浄槽部12
に、フラクサ、プリヒート、半田槽、冷却部、リードカ
ット部、等を配置する。被洗浄物を収納する籠20の代
わりに、図4に示すように、プリント基板72組立用の
キャリア70を用い、このキャリア70を掛止するフッ
ク部74を、複数の回転搬送アーム1420に対して直
交する方向に、その先端に取り付ける。スライドステー
ジ1830の幅は、キャリア70の幅に応じてスライド
ステージ1820(図2参照)の幅より広げた構成にす
る。尚、フラクサは、プリント基板の半田面にフラック
スを塗布する装置、プリヒートは、半田付けをする前に
予め加熱する装置、半田槽は、半田付けを行う装置であ
る。この構成においても、上記実施形態と同様の作用、
効果を期待することができる。
【0020】また、上記実施形態の構成を、接合部に予
め半田を供給しておいて半田付けを行うリフロー装置に
応用することも考えられる。上記実施形態の洗浄槽部1
2に、プリヒート、遠赤加熱室、リフロー炉等を配置す
る。複数の回転搬送アーム1420及びそれに関連した
構成は、図4に示したものと同様の構成を採用する。
尚、遠赤温室は遠赤外線で加熱する装置、リフロー炉は
半田付けを行うための槽である。この構成においても、
上記実施形態と同様の作用、効果を期待することができ
る。さらに、接着部分を硬化させる接着剤硬化装置に応
用することもできる。上記実施の形態の洗浄槽部12
に、UV発光部、遠赤加熱室等を配置し、複数の回転搬
送アーム1420及びそれに関連した構成は、図4に示
したものと同様の構成を採用する。UV発光部は、接着
剤を硬化させるための紫外線(Ultra Violet)を発光
する装置である。この構成においても、上記実施形態と
同様の作用、効果を期待することができる。尚、上記す
べての実施形態において、回転搬送アーム1420の本
数は6本としたが、これに限らず、必要に応じて他の本
数であっても良い。洗浄槽部12の槽の数も回転搬送ア
ーム1420の本数に合わせた数で配置して良い。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、被洗浄物の洗浄処
理のための複数の槽を備え、各槽が円形に配置された洗
浄槽部と、籠に収納した前記被洗浄物を、前記洗浄槽部
の各槽に順番に巡回させるための回転搬送部と、前記回
転搬送部の上側に配置され、前記洗浄槽部で洗浄済みの
被洗浄物を乾燥させるための乾燥室を備えた回転乾燥部
と、前記洗浄槽部で洗浄済み又は前記回転乾燥部で乾燥
済みの前記被洗浄物を、前記回転搬送部と前記回転乾燥
部との間で移動させるためのステージ移載部とを具備
し、前記回転搬送部は、前記籠を引っ掛けるためのフッ
ク部を先端部に有する複数本の回転搬送アームと、当該
洗浄機本体に鉛直方向に設置された支柱と、この支柱が
貫通する形で、支柱に取り付けられた回転移動部とから
成り、前記回転搬送アームは、前記支柱を中心に放射状
に等間隔で、前記回転移動部に取り付けられている回転
上下機構とから成る構成とした。
【0022】そのため、駆動部分である回転上下機構が
高温にさらされたり、冷却されることがなく、摩耗が著
しく低減され、且つ、従来のような調整機構が不要であ
るため、部品交換や、調整のための時間を省略すること
ができる。点検時間も大幅に短縮することができる。ま
た、回転搬送アーム間の角度が変わったり、支柱を中心
とする左右のバランスが崩れたり、籠が他の構造物と接
触することもないので、従来のような緊急停止状態が起
きることを防止することができる。さらに、全体的に、
構成が簡単化されていると共に、従来の洗浄機より小型
化されているため、容易に移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す洗浄機の側断面図(図
2のA−A断面図)である。
【図2】本発明の実施形態を示す図1のB−B断面図で
ある。
【図3】ステージ移載部の一実施形態を示す斜視図であ
る。
【図4】他の実施形態の回転搬送部を示す概略平面図で
ある。
【図5】従来の洗浄機を示す斜視図である。
【符号の説明】
12……洗浄槽部、14……回転搬送部、16……回転
乾燥部、18……ステージ移載部、1410……回転上
下機構、1420……回転搬送アーム、1430……フ
ック部、1412……支柱、1414……回転移動部、
1610……回転機構、1612……回転支柱、161
4……回転部、1620……回転乾燥アーム、1640
……乾燥室、1812……ガイド柱、1814……移動
部、1810……移載機構、1820……スライドステ
ージ、1610……回転機構、30……洗浄液槽、32
……脱液槽、34……水洗槽、36……脱水槽、40…
…洗浄水還流板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B08B 3/10

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被洗浄物の洗浄処理のための複数の槽を
    備え、各槽が円形に配置された洗浄槽部と、 籠に収納した前記被洗浄物を回転させながら、前記洗浄
    槽部の各槽に順番に出し入れするための回転搬送部と、 前記回転搬送部の上側に配置され、前記洗浄槽部で洗浄
    済みの被洗浄物を回転させながら乾燥するための乾燥室
    を備えた回転乾燥部と、 前記被洗浄物を、前記回転搬送部と前記回転乾燥部との
    間で任意に変移可能なステージ移載部と、 を具備したことを特徴とする洗浄機。
  2. 【請求項2】 前記洗浄槽部は、少なくとも、洗浄液
    槽、脱液槽、水洗槽、脱水槽を有することを特徴とする
    請求項1記載の洗浄機。
  3. 【請求項3】 前記回転搬送部は、前記籠を掛止すめた
    めのフック部と、このフック部を先端部に有する複数本
    の回転搬送アームと、この回転搬送アームを駆動するた
    めの回転上下機構とを有していることを特徴とする請求
    項1記載の洗浄機。
  4. 【請求項4】 前記回転上下機構は、当該洗浄機本体に
    鉛直方向に設置された支柱と、この支柱が貫通する形
    で、支柱に取り付けられた回転移動部と、この回転移動
    部を駆動する駆動部とから成り、前記回転搬送アーム
    は、前記支柱を中心として放射状に等間隔で、前記回転
    移動部に取り付けられていることを特徴とする請求項3
    記載の洗浄機。
  5. 【請求項5】 前記駆動部は、回転移動部を、前記支柱
    を軸として回転させる回転移動部用回転駆動手段と、当
    該回転移動部を支柱の軸方向に移動させる移動手段とか
    ら成ることを特徴とする請求項4記載の洗浄機。
  6. 【請求項6】 前記回転乾燥部は、前記籠を掛止するた
    めのフック部と、このフック部を先端部に有する複数本
    の回転乾燥アームと、この回転乾燥アームを駆動するた
    めの回転機構とを有していることを特徴とする請求項1
    記載の洗浄機。
  7. 【請求項7】 前記回転機構は、当該洗浄機本体に鉛直
    方向に回転可能に設置された回転支柱と、この回転支柱
    を回転させる回転支柱用回転駆動手段とから成り、前記
    回転乾燥アームは、前記回転支柱を中心に放射状に等間
    隔で、当該回転支柱に取り付けられていることを特徴と
    する請求項6記載の洗浄機。
  8. 【請求項8】 前記ステージ移載部は、前記籠を載置す
    るためのスライドステージと、このスライドステージを
    上下方向に変移させるための移載機構とを有することを
    特徴とする請求項1記載の洗浄機。
  9. 【請求項9】 スライドステージは、前記被洗浄物を収
    納した籠を搬出入する際に、機外側に引き出し可能とさ
    れていることを特徴とする請求項8記載の洗浄機。
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