JP3037324B1 - 無線選択呼出受信機 - Google Patents
無線選択呼出受信機Info
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- JP3037324B1 JP3037324B1 JP11054401A JP5440199A JP3037324B1 JP 3037324 B1 JP3037324 B1 JP 3037324B1 JP 11054401 A JP11054401 A JP 11054401A JP 5440199 A JP5440199 A JP 5440199A JP 3037324 B1 JP3037324 B1 JP 3037324B1
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02D—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
- Y02D30/00—Reducing energy consumption in communication networks
- Y02D30/70—Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks
Landscapes
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
【要約】
【課題】 受信したエリア識別情報が自己のエリア識別
情報と同一であると判定され、次に受信される国識別情
報が自己の国識別情報ではないと判定された場合に、受
信機が無用に動作するのを防止して、受信機の電力消費
を節約する。 【解決手段】 受信した国識別情報と自己の国識別情報
が一致する時を第1フラグ値とし、一致しない時を第2
フラグ値とするフラグを設けて、前記フラグを第1フラ
グ値にデフォルト設定し、前記自己のエリア識別情報を
検出した時において、前記フラグが第1フラグ値を持つ
場合には、国識別情報を検出し、前記国識別情報が自己
の国識別情報と一致しない時は、前記フラグに前記第2
フラグ値を設定するとともに、前記電源供給を所定時間
停止し、前記自己のエリア識別情報を検出した時におい
て、前記フラグが第2フラグ値を持つ場合には、その
後、前記国識別情報又は前記エリア情報の受信を待機す
る。
情報と同一であると判定され、次に受信される国識別情
報が自己の国識別情報ではないと判定された場合に、受
信機が無用に動作するのを防止して、受信機の電力消費
を節約する。 【解決手段】 受信した国識別情報と自己の国識別情報
が一致する時を第1フラグ値とし、一致しない時を第2
フラグ値とするフラグを設けて、前記フラグを第1フラ
グ値にデフォルト設定し、前記自己のエリア識別情報を
検出した時において、前記フラグが第1フラグ値を持つ
場合には、国識別情報を検出し、前記国識別情報が自己
の国識別情報と一致しない時は、前記フラグに前記第2
フラグ値を設定するとともに、前記電源供給を所定時間
停止し、前記自己のエリア識別情報を検出した時におい
て、前記フラグが第2フラグ値を持つ場合には、その
後、前記国識別情報又は前記エリア情報の受信を待機す
る。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、無線選択呼出受信
機に関し、特に、複数のローミングエリアにより構築さ
れる無線通信システムの無線選択呼出受信機に関する。
機に関し、特に、複数のローミングエリアにより構築さ
れる無線通信システムの無線選択呼出受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来の無線選択呼出受信機の受
信制御システムの動作のフローチャートである。図8に
示すように、まず、ステップ30により受信動作が開始
されると、ステップ31により受信回路への電源供給が
接状態(ON)になり、受信回路への電源の供給が開始
される。
信制御システムの動作のフローチャートである。図8に
示すように、まず、ステップ30により受信動作が開始
されると、ステップ31により受信回路への電源供給が
接状態(ON)になり、受信回路への電源の供給が開始
される。
【0003】次に、ステップ32により同期信号が受信
されたかの判定を行い、ステップ33に示されるタイム
アウト時間内に、同期信号が検出されないと、ステップ
34により一定時間、受信回路2への電源供給が断状態
(OFF)になり、その後、再びステップ31に移行し
て同期信号のサーチを行う。ここで示された同期信号検
出のための間欠受信は、受信機のバッテリー・セービン
グ(電池省電化)を行うのを目的とするものである。
されたかの判定を行い、ステップ33に示されるタイム
アウト時間内に、同期信号が検出されないと、ステップ
34により一定時間、受信回路2への電源供給が断状態
(OFF)になり、その後、再びステップ31に移行し
て同期信号のサーチを行う。ここで示された同期信号検
出のための間欠受信は、受信機のバッテリー・セービン
グ(電池省電化)を行うのを目的とするものである。
【0004】ステップ32において、同期信号が検出さ
れるとステップ35に移行し、自己のエリア識別情報
(エリアID1)の検出動作を行う。このとき、ステッ
プ36に示されるタイムアウト時間内に、自己のエリア
識別情報(エリアID1)が検出されないと、ステップ
34に移行する。ステップ34以降の動作は、ステップ
32により同期信号が検出されなかった場合の動作と同
様である。
れるとステップ35に移行し、自己のエリア識別情報
(エリアID1)の検出動作を行う。このとき、ステッ
プ36に示されるタイムアウト時間内に、自己のエリア
識別情報(エリアID1)が検出されないと、ステップ
34に移行する。ステップ34以降の動作は、ステップ
32により同期信号が検出されなかった場合の動作と同
様である。
【0005】ステップ35において、自己のエリア識別
情報(エリアID1)が検出されるとステップ37に移
行し、受信機を仮同期状態にして、自己のID(メッセ
ージ)の受信許可状態にし、メッセージの受信動作を開
始させる。
情報(エリアID1)が検出されるとステップ37に移
行し、受信機を仮同期状態にして、自己のID(メッセ
ージ)の受信許可状態にし、メッセージの受信動作を開
始させる。
【0006】ステップ38において、国識別情報(エリ
アID2)の受信が検出されると、ステップ39におい
て、受信された国識別情報(エリアID2)が自己の国
識別情報(エリアID2)であるか否かの判定を行い、
自己の国識別情報(エリアID2)ではないと判定する
と、ステップ60に移行して、受信機の仮同期状態を解
除した後、ステップ34に移行して一定時間受信回路を
オフする。
アID2)の受信が検出されると、ステップ39におい
て、受信された国識別情報(エリアID2)が自己の国
識別情報(エリアID2)であるか否かの判定を行い、
自己の国識別情報(エリアID2)ではないと判定する
と、ステップ60に移行して、受信機の仮同期状態を解
除した後、ステップ34に移行して一定時間受信回路を
オフする。
【0007】上述したように、従来の技術では、受信機
で同期信号が検出され、自己のエリア識別情報(エリア
ID1)が検出されると、受信機を仮同期状態にして、
メッセージの受信動作を開始させるが、続いて受信され
る国識別情報(エリアID2)が自己の国識別情報(エ
リアID2)ではないと判定されると、受信機の仮同期
状態を解除した後、再び同期信号のサーチを行うもので
あった。
で同期信号が検出され、自己のエリア識別情報(エリア
ID1)が検出されると、受信機を仮同期状態にして、
メッセージの受信動作を開始させるが、続いて受信され
る国識別情報(エリアID2)が自己の国識別情報(エ
リアID2)ではないと判定されると、受信機の仮同期
状態を解除した後、再び同期信号のサーチを行うもので
あった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術で
は、受信された国識別情報(エリアID2)が自己の国
識別情報(エリアID2)ではないと判定され、受信機
の仮同期状態を解除した後、即座に受信機は同期信号の
サーチを行うので、その後に受信されるエリア識別情報
(エリアID1)が自己のエリア識別情報(エリアID
1)であると判定される場合においては、受信機は再び
仮同期状態になってしまい、受信機が無用に動作すると
ともに、受信機への電力供給の効率が低下するという問
題点があった。
は、受信された国識別情報(エリアID2)が自己の国
識別情報(エリアID2)ではないと判定され、受信機
の仮同期状態を解除した後、即座に受信機は同期信号の
サーチを行うので、その後に受信されるエリア識別情報
(エリアID1)が自己のエリア識別情報(エリアID
1)であると判定される場合においては、受信機は再び
仮同期状態になってしまい、受信機が無用に動作すると
ともに、受信機への電力供給の効率が低下するという問
題点があった。
【0009】そこで、本発明は、受信したエリア識別情
報が自己のエリア識別情報と同一であると判定され、次
に受信される国識別情報が自己の国識別情報ではないと
判定された場合、受信機への電源供給を断状態にし、受
信機が無用に動作するのを防止して、受信機の電力消費
を節約することを課題としている。
報が自己のエリア識別情報と同一であると判定され、次
に受信される国識別情報が自己の国識別情報ではないと
判定された場合、受信機への電源供給を断状態にし、受
信機が無用に動作するのを防止して、受信機の電力消費
を節約することを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明装置は、受信された無線信号を復調信号に変
換する受信回路と、タイミング信号を発生するタイミン
グ発生回路と、前記復調信号と前記タイミング信号との
間の位相を合わせる位相同期回路と、前記タイミング信
号に従い前記復調信号を受信データとして取り込むデー
タ取り込み回路と、前記受信データを順次格納するデー
タ格納メモリと、ペナルティ処理を行うペナルティ処理
部と、前記受信回路への電源供給を制御する受信制御信
号を前記受信回路へ送出する受信制御回路と、前記受信
データのローミング(roaming)エリアのエリア
識別情報の一致判定及び前記受信データのローミングエ
リアの国識別情報の一致判定を行うとともに前記受信制
御回路の制御を行う制御部とを含む無線選択呼出受信機
において、前記データ格納メモリは、前記データ取り込
み回路により取り込まれた受信データを格納し、前記制
御部は、自己のエリア識別情報がデータ格納メモリ7に
格納されたとき、メッセージの受信を開始させ、前記受
信制御回路は、前記メッセージの受信が終了したとき、
前記受信制御信号を発生させて、受信回路への電源供給
をオフし、前記受信制御部は更に、受信再開の際、受信
した国識別情報が自己の国識別情報と一致しない場合に
は、前記受信回路への電源供給を所定時間オフする。
め、本発明装置は、受信された無線信号を復調信号に変
換する受信回路と、タイミング信号を発生するタイミン
グ発生回路と、前記復調信号と前記タイミング信号との
間の位相を合わせる位相同期回路と、前記タイミング信
号に従い前記復調信号を受信データとして取り込むデー
タ取り込み回路と、前記受信データを順次格納するデー
タ格納メモリと、ペナルティ処理を行うペナルティ処理
部と、前記受信回路への電源供給を制御する受信制御信
号を前記受信回路へ送出する受信制御回路と、前記受信
データのローミング(roaming)エリアのエリア
識別情報の一致判定及び前記受信データのローミングエ
リアの国識別情報の一致判定を行うとともに前記受信制
御回路の制御を行う制御部とを含む無線選択呼出受信機
において、前記データ格納メモリは、前記データ取り込
み回路により取り込まれた受信データを格納し、前記制
御部は、自己のエリア識別情報がデータ格納メモリ7に
格納されたとき、メッセージの受信を開始させ、前記受
信制御回路は、前記メッセージの受信が終了したとき、
前記受信制御信号を発生させて、受信回路への電源供給
をオフし、前記受信制御部は更に、受信再開の際、受信
した国識別情報が自己の国識別情報と一致しない場合に
は、前記受信回路への電源供給を所定時間オフする。
【0011】又、本発明方法は、上述した無線選択呼出
受信機を用いる受信制御方法において、自己のエリア識
別情報を検出するまで間欠受信を行い、前記自己のエリ
ア識別情報を検出した時は、国識別情報を検出し、前記
国識別情報が、自己の国識別情報と一致しない時は、前
記電源供給を所定時間停止する。
受信機を用いる受信制御方法において、自己のエリア識
別情報を検出するまで間欠受信を行い、前記自己のエリ
ア識別情報を検出した時は、国識別情報を検出し、前記
国識別情報が、自己の国識別情報と一致しない時は、前
記電源供給を所定時間停止する。
【0012】又、本発明方法は、上述した無線選択呼出
受信機を用いる受信制御方法において、受信した国識別
情報と自己の国識別情報が一致する時を第1フラグ値と
し、一致しない時を第2フラグ値とするフラグを設け
て、前記フラグを第1フラグ値にデフォルト設定し、自
己のエリア識別情報を検出するまで間欠受信を行い、前
記自己のエリア識別情報を検出した時において、前記フ
ラグが第1フラグ値を持つ場合には、国識別情報を検出
し、前記国識別情報が自己の国識別情報と一致しない時
は、前記フラグに前記第2フラグ値を設定するととも
に、前記電源供給を所定時間停止し、前記自己のエリア
識別情報を検出した時において、前記フラグが第2フラ
グ値を持つ場合には、その後、前記国識別情報又は前記
エリア情報の受信を待機する。
受信機を用いる受信制御方法において、受信した国識別
情報と自己の国識別情報が一致する時を第1フラグ値と
し、一致しない時を第2フラグ値とするフラグを設け
て、前記フラグを第1フラグ値にデフォルト設定し、自
己のエリア識別情報を検出するまで間欠受信を行い、前
記自己のエリア識別情報を検出した時において、前記フ
ラグが第1フラグ値を持つ場合には、国識別情報を検出
し、前記国識別情報が自己の国識別情報と一致しない時
は、前記フラグに前記第2フラグ値を設定するととも
に、前記電源供給を所定時間停止し、前記自己のエリア
識別情報を検出した時において、前記フラグが第2フラ
グ値を持つ場合には、その後、前記国識別情報又は前記
エリア情報の受信を待機する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。
施形態について説明する。
【0014】図1は、本発明の無線選択呼出受信機の受
信制御システムのブロック図である。図1に示すよう
に、アンテナ1により受信された無線信号は、受信回路
2により復調信号3に変換される。位相同期回路4は、
復調信号3と、タイミング発生回路5との間の位相を合
わせる制御を行い、また、データ取り込み回路6は、タ
イミング発生回路5により決められたタイミングで復調
信号3を受信データとして取り込む。
信制御システムのブロック図である。図1に示すよう
に、アンテナ1により受信された無線信号は、受信回路
2により復調信号3に変換される。位相同期回路4は、
復調信号3と、タイミング発生回路5との間の位相を合
わせる制御を行い、また、データ取り込み回路6は、タ
イミング発生回路5により決められたタイミングで復調
信号3を受信データとして取り込む。
【0015】データ格納メモリ7は、データ取り込み回
路6により取り込まれた受信データを順次格納してい
き、制御部10は、自己のエリア識別情報(エリアID
1)がデータ格納メモリ7に格納されると、メッセージ
の受信動作を開始させる。以下、この段階での受信動作
を仮同期状態と称する。
路6により取り込まれた受信データを順次格納してい
き、制御部10は、自己のエリア識別情報(エリアID
1)がデータ格納メモリ7に格納されると、メッセージ
の受信動作を開始させる。以下、この段階での受信動作
を仮同期状態と称する。
【0016】その後、制御部10は、自己への呼び出し
メッセージが、データ格納メモリ7に格納されると、報
知回路11により、呼び出しがあることを報知する。
又、エリア識別情報(エリアID1)の一致判定は、次
に自己のエリア識別情報(エリアID1)と異なるエリ
ア識別情報(エリアID1)を受信するまで保持され
る。
メッセージが、データ格納メモリ7に格納されると、報
知回路11により、呼び出しがあることを報知する。
又、エリア識別情報(エリアID1)の一致判定は、次
に自己のエリア識別情報(エリアID1)と異なるエリ
ア識別情報(エリアID1)を受信するまで保持され
る。
【0017】又、制御部10は、受信中のフレームから
必要な情報の受信を行う。この受信とは、自己への呼び
出しメッセージがある場合は、メッセージを最後まで受
信することであり、自己への呼び出しメッセージがない
場合は、所定の時間が経過するまで、メッセージの受信
を待つことである。
必要な情報の受信を行う。この受信とは、自己への呼び
出しメッセージがある場合は、メッセージを最後まで受
信することであり、自己への呼び出しメッセージがない
場合は、所定の時間が経過するまで、メッセージの受信
を待つことである。
【0018】そして、必要な情報の受信を終了すると、
受信制御回路8により、受信制御信号12を発生させ、
受信回路2への電源供給を断状態(OFF)にする(B
SON)制御を行う。その後、任意のフレームの先頭
で、受信回路2への電源供給を接状態(ON)にする
(BSOFF)制御を行い、再び受信動作を開始する。
受信制御回路8により、受信制御信号12を発生させ、
受信回路2への電源供給を断状態(OFF)にする(B
SON)制御を行う。その後、任意のフレームの先頭
で、受信回路2への電源供給を接状態(ON)にする
(BSOFF)制御を行い、再び受信動作を開始する。
【0019】その後の受信動作において、データ格納メ
モリ7に国識別情報(エリアID2)が格納され、それ
が自己の国識別情報(エリアID2)ではないと判定さ
れた場合、制御部10は、ペナルティ処理部9の動作に
従い、受信制御回路8により、受信回路2への電源供給
を所定時間、断状態(OFF)にする制御(この制御
を、「ペナルティ」ということにする。)を行い、自己
のエリア識別情報(エリアID1)の一致判定を破棄
し、受信機の仮同期状態を解除する。次に受信回路2へ
の電源供給を接状態(ON)にする場合は、自己のエリ
ア識別情報(エリアID1)の取得シーケンスから開始
する。
モリ7に国識別情報(エリアID2)が格納され、それ
が自己の国識別情報(エリアID2)ではないと判定さ
れた場合、制御部10は、ペナルティ処理部9の動作に
従い、受信制御回路8により、受信回路2への電源供給
を所定時間、断状態(OFF)にする制御(この制御
を、「ペナルティ」ということにする。)を行い、自己
のエリア識別情報(エリアID1)の一致判定を破棄
し、受信機の仮同期状態を解除する。次に受信回路2へ
の電源供給を接状態(ON)にする場合は、自己のエリ
ア識別情報(エリアID1)の取得シーケンスから開始
する。
【0020】データ格納メモリ7に格納された国識別情
報(エリアID2)が自己の国識別情報(エリアID
2)であると判定された場合は、メッセージ受信動作を
そのまま継続する。ここで、受信機は、仮同期状態から
本同期状態にシーケンスは移行するが、仮同期状態と本
同期状態には、実際上の差異はない。
報(エリアID2)が自己の国識別情報(エリアID
2)であると判定された場合は、メッセージ受信動作を
そのまま継続する。ここで、受信機は、仮同期状態から
本同期状態にシーケンスは移行するが、仮同期状態と本
同期状態には、実際上の差異はない。
【0021】図2は、受信回路のブロック図である。図
2に示すように、アンテナ1により受信された無線信号
は、ミキサ20により周波数変換され、この周波数変換
された無線信号はf−V変換器21により電圧信号に変
換される。次に、この電圧信号に変換された無線信号は
ロウパスフィルタ22に入力されて高調波成分が取り除
かれ、続いてコンパレータ23により矩形波に波形整形
されることにより、アンテナ1により受信された無線信
号の復調信号3が得られる。
2に示すように、アンテナ1により受信された無線信号
は、ミキサ20により周波数変換され、この周波数変換
された無線信号はf−V変換器21により電圧信号に変
換される。次に、この電圧信号に変換された無線信号は
ロウパスフィルタ22に入力されて高調波成分が取り除
かれ、続いてコンパレータ23により矩形波に波形整形
されることにより、アンテナ1により受信された無線信
号の復調信号3が得られる。
【0022】一方、受信回路2に設けられたBS(バッ
テリー・セービング(電池省電化))制御回路24は、
受信制御信号12に従い、同じく受信回路2に設けられ
たミキサ20、f−V変換器21、ロウパスフィルタ2
2、コンパレータ23に供給される電源の制御を行う。
テリー・セービング(電池省電化))制御回路24は、
受信制御信号12に従い、同じく受信回路2に設けられ
たミキサ20、f−V変換器21、ロウパスフィルタ2
2、コンパレータ23に供給される電源の制御を行う。
【0023】このBS制御回路24が行う電源の制御と
は、受信回路2への電源供給を断状態(0FF)にし
て、電源の供給を停止(以下「BSON」という。)
し、受信回路2を低消費電流モード状態に設定する制御
と、受信回路2への電源供給を接状態(ON)にして、
電源の供給を開始(以下「BSOFF」という。)し、
受信回路2を通常モード状態に設定する制御をいう。
は、受信回路2への電源供給を断状態(0FF)にし
て、電源の供給を停止(以下「BSON」という。)
し、受信回路2を低消費電流モード状態に設定する制御
と、受信回路2への電源供給を接状態(ON)にして、
電源の供給を開始(以下「BSOFF」という。)し、
受信回路2を通常モード状態に設定する制御をいう。
【0024】図3は、エリア識別信号(エリアID)を
説明する図である。図3に示すように、エリア識別信号
(エリアID)は、エリア識別情報(エリアID1)と
国識別情報(エリアID2)とから構成され、エリア識
別情報(エリアID1)には、エリア識別コード1、エ
リア識別コード2が含まれており、この2つの情報の組
み合わせで小ゾーンを指定することが可能となる。国識
別情報(エリアID2)には国識別コードが含まれてお
り、各国ごとに異なる番号の国識別コードが付与され、
国識別情報(エリアID2)によりエリア識別情報(エ
リアID1)を束ねることにより、大ゾーンを形成する
ことが可能となる。但し、一つの国に複数の国識別コー
ドが付与されることもある。つまり、国識別情報(エリ
アID2)によって束ねられた大ゾーンの中で使用され
ているエリア識別情報(エリアID1)は、各大ゾーン
間で比較すると、同一のエリア識別情報(エリアID
1)が使用される可能性がある。
説明する図である。図3に示すように、エリア識別信号
(エリアID)は、エリア識別情報(エリアID1)と
国識別情報(エリアID2)とから構成され、エリア識
別情報(エリアID1)には、エリア識別コード1、エ
リア識別コード2が含まれており、この2つの情報の組
み合わせで小ゾーンを指定することが可能となる。国識
別情報(エリアID2)には国識別コードが含まれてお
り、各国ごとに異なる番号の国識別コードが付与され、
国識別情報(エリアID2)によりエリア識別情報(エ
リアID1)を束ねることにより、大ゾーンを形成する
ことが可能となる。但し、一つの国に複数の国識別コー
ドが付与されることもある。つまり、国識別情報(エリ
アID2)によって束ねられた大ゾーンの中で使用され
ているエリア識別情報(エリアID1)は、各大ゾーン
間で比較すると、同一のエリア識別情報(エリアID
1)が使用される可能性がある。
【0025】図4は、エリア識別情報(エリアID1)
と国識別情報(エリアID2)の信号構成図図である。
図4に示すように、1フレームは1.875秒で構成さ
れていて、フレーム番号は0から127まで計128フ
レーム存在し、これが1周期となる。1周期は4分であ
る。
と国識別情報(エリアID2)の信号構成図図である。
図4に示すように、1フレームは1.875秒で構成さ
れていて、フレーム番号は0から127まで計128フ
レーム存在し、これが1周期となる。1周期は4分であ
る。
【0026】エリア識別情報(エリアID1)は、基本
的には全フレームで送信されるが、国識別情報(エリア
ID2)は、送信トラフィックを小さくする目的と、国
識別コードが異なるエリア間でのローミングは僅少であ
るという理由から、ここでは、フレーム0から3の間で
しか送信されない。即ち、国識別情報(エリアID2)
は、4分毎に4回連続して送信される。つまり、この場
合は、エリア識別情報(エリアID1)は、1.875
秒に1回受信することが可能であるが、国識別情報(エ
リアID2)は、4分近く受信できない可能性がある。
的には全フレームで送信されるが、国識別情報(エリア
ID2)は、送信トラフィックを小さくする目的と、国
識別コードが異なるエリア間でのローミングは僅少であ
るという理由から、ここでは、フレーム0から3の間で
しか送信されない。即ち、国識別情報(エリアID2)
は、4分毎に4回連続して送信される。つまり、この場
合は、エリア識別情報(エリアID1)は、1.875
秒に1回受信することが可能であるが、国識別情報(エ
リアID2)は、4分近く受信できない可能性がある。
【0027】図5は、各フレームにおけるエリア識別情
報(エリアID1)と国識別情報(エリアID2)の信
号構成図である。図5に示すように、フレームの先頭に
同期信号が配置されており、受信機は、同期信号を受信
することにより、受信すべきプロトコルの信号が送信さ
れていることと、同期信号に続いて送信されるデータブ
ロックの開始位置を知ることができる。
報(エリアID1)と国識別情報(エリアID2)の信
号構成図である。図5に示すように、フレームの先頭に
同期信号が配置されており、受信機は、同期信号を受信
することにより、受信すべきプロトコルの信号が送信さ
れていることと、同期信号に続いて送信されるデータブ
ロックの開始位置を知ることができる。
【0028】図5(a)は、エリア識別信号(エリアI
D)として、エリア識別情報(エリアID1)のみが送
信される場合であり、同期信号に続いてエリア識別情報
(エリアID1)が送信され、その後にアドレス、メッ
セージ、等が送信される。
D)として、エリア識別情報(エリアID1)のみが送
信される場合であり、同期信号に続いてエリア識別情報
(エリアID1)が送信され、その後にアドレス、メッ
セージ、等が送信される。
【0029】図5(b)は、エリア識別信号(エリアI
D)と国識別情報(エリアID2)の両方が送信される
場合であり、同期信号に続いてエリア識別情報(エリア
ID1)、国識別情報(エリアID2)の順番で送信さ
れ、その後アドレス、メッセージ、等が送信される。
D)と国識別情報(エリアID2)の両方が送信される
場合であり、同期信号に続いてエリア識別情報(エリア
ID1)、国識別情報(エリアID2)の順番で送信さ
れ、その後アドレス、メッセージ、等が送信される。
【0030】図6は、本発明の無線選択呼出受信機の動
作を説明するためのフローチャートである。まず、ステ
ップ30により受信動作が開始されると、ステップ31
により受信回路2への電源供給が接状態(ON)にな
り、受信回路2への電源の供給が開始される。
作を説明するためのフローチャートである。まず、ステ
ップ30により受信動作が開始されると、ステップ31
により受信回路2への電源供給が接状態(ON)にな
り、受信回路2への電源の供給が開始される。
【0031】次に、ステップ32により同期信号が受信
されたかの判定を行い、ステップ33に示されるタイム
アウト時間内に、同期信号が検出されないと、ステップ
34により一定時間、受信回路2への電源供給が断状態
(OFF)になり、その後、再びステップ31に移行し
て同期信号のサーチを行う。
されたかの判定を行い、ステップ33に示されるタイム
アウト時間内に、同期信号が検出されないと、ステップ
34により一定時間、受信回路2への電源供給が断状態
(OFF)になり、その後、再びステップ31に移行し
て同期信号のサーチを行う。
【0032】ここで示された同期信号検出のための間欠
受信は、受信機のバッテリー・セービング(電池省電
化)を行うのを目的とするものであって、公知の技術で
ある。
受信は、受信機のバッテリー・セービング(電池省電
化)を行うのを目的とするものであって、公知の技術で
ある。
【0033】ステップ32において、同期信号が検出さ
れるとステップ35に移行し、自己のエリア識別情報
(エリアID1)の検出動作を行う。このとき、ステッ
プ36に示されるタイムアウト時間内に、自己のエリア
識別情報(エリアID1)が検出されないと、ステップ
34に移行する。ステップ34以降の動作は、ステップ
32により同期信号が検出されなかった場合の動作と同
様である。
れるとステップ35に移行し、自己のエリア識別情報
(エリアID1)の検出動作を行う。このとき、ステッ
プ36に示されるタイムアウト時間内に、自己のエリア
識別情報(エリアID1)が検出されないと、ステップ
34に移行する。ステップ34以降の動作は、ステップ
32により同期信号が検出されなかった場合の動作と同
様である。
【0034】ステップ35において、自己のエリア識別
情報(エリアID1)が検出されるとステップ37に移
行し、受信機を仮同期状態にして、自己のID(メッセ
ージ)の受信許可状態にし、メッセージの受信動作を開
始させる。
情報(エリアID1)が検出されるとステップ37に移
行し、受信機を仮同期状態にして、自己のID(メッセ
ージ)の受信許可状態にし、メッセージの受信動作を開
始させる。
【0035】ステップ38において、国識別情報(エリ
アID2)の受信を検出すると、ステップ39におい
て、受信した国識別情報(エリアID2)が自己の国識
別情報(エリアID2)であるか否かの判定を行う。
アID2)の受信を検出すると、ステップ39におい
て、受信した国識別情報(エリアID2)が自己の国識
別情報(エリアID2)であるか否かの判定を行う。
【0036】受信したエリアID2が、自己の国識別情
報(エリアID2)ではないと判定されると、ステップ
40に移行して、ペナルティを実施する。ここで、ペナ
ルティとは、受信回路2への電源供給を所定時間だけ断
状態(OFF)にすることをいう。所定時間は、図示し
ないEEPROM(電気的に消去可能なプログラマブル
ROM)等のメモリに格納する。又、この所定時間は、
ステップ31乃至36によって実行される間欠受信にお
いて設定されたタイムアウト時間以上として、電力消費
の節約を図るとよい。
報(エリアID2)ではないと判定されると、ステップ
40に移行して、ペナルティを実施する。ここで、ペナ
ルティとは、受信回路2への電源供給を所定時間だけ断
状態(OFF)にすることをいう。所定時間は、図示し
ないEEPROM(電気的に消去可能なプログラマブル
ROM)等のメモリに格納する。又、この所定時間は、
ステップ31乃至36によって実行される間欠受信にお
いて設定されたタイムアウト時間以上として、電力消費
の節約を図るとよい。
【0037】このペナルティによって、受信機の仮同期
状態を解除した後、ステップ31に移行する。これによ
り、エリア識別情報(エリアID1)のみ一致と判定さ
れるエリア内(つまり、自己の国識別情報(エリアID
2)が一致するエリア外)に受信機が存在する場合、受
信機の仮同期状態による受信許可状態の時間を短縮する
とともに、受信機のバッテリー・セービング(電池省電
化)の効率を向上させる。
状態を解除した後、ステップ31に移行する。これによ
り、エリア識別情報(エリアID1)のみ一致と判定さ
れるエリア内(つまり、自己の国識別情報(エリアID
2)が一致するエリア外)に受信機が存在する場合、受
信機の仮同期状態による受信許可状態の時間を短縮する
とともに、受信機のバッテリー・セービング(電池省電
化)の効率を向上させる。
【0038】ステップ38により、国識別情報(エリア
ID2)の受信が検出されない場合と、ステップ39に
より、自己の国識別情報(エリアID2)が検出された
場合は、ステップ41に移行して、自己のIDが検出さ
れたか否かの判定を行う。自己のIDが検出されなけれ
ば、ステップ43に移行して受信回路2への電源供給を
断状態(OFF)にし、ステップ41において、自己の
IDが検出されれば、ステップ42に移行し、通報動作
を行った後にステップ43に移行する。
ID2)の受信が検出されない場合と、ステップ39に
より、自己の国識別情報(エリアID2)が検出された
場合は、ステップ41に移行して、自己のIDが検出さ
れたか否かの判定を行う。自己のIDが検出されなけれ
ば、ステップ43に移行して受信回路2への電源供給を
断状態(OFF)にし、ステップ41において、自己の
IDが検出されれば、ステップ42に移行し、通報動作
を行った後にステップ43に移行する。
【0039】ステップ44により、次に受信すべきフレ
ームの先頭で受信回路2への電源供給を接状態(ON)
にし、ステップ45において、同期信号が検出されたか
否かの判定を行い、ステップ46に示されるタイムアウ
ト時間内に、同期信号が検出されないと、ステップ43
に移行し、受信回路2への電源供給が断状態(OFF)
になる。尚、通常の受信機においては、ステップ45
で、何フレームか連続して同期信号が検出されないとき
は、同期を解除してステップ31に移行するが、本発明
とは直接関係がないので、ここでは割愛する。
ームの先頭で受信回路2への電源供給を接状態(ON)
にし、ステップ45において、同期信号が検出されたか
否かの判定を行い、ステップ46に示されるタイムアウ
ト時間内に、同期信号が検出されないと、ステップ43
に移行し、受信回路2への電源供給が断状態(OFF)
になる。尚、通常の受信機においては、ステップ45
で、何フレームか連続して同期信号が検出されないとき
は、同期を解除してステップ31に移行するが、本発明
とは直接関係がないので、ここでは割愛する。
【0040】ステップ45において、同期信号が検出さ
れると、ステップ47に移行し、エリア識別情報(エリ
アID1)の受信判定を行う。
れると、ステップ47に移行し、エリア識別情報(エリ
アID1)の受信判定を行う。
【0041】ここで、エリア識別情報(エリアID1)
を受信したと判定すると、ステップ48に移行し、それ
が自己のエリア識別情報(エリアID1)であるか否か
を判定する。自己のエリア識別情報(エリアID1)で
はないと判定すると、ステップ49に移行して、受信機
の仮同期状態を解除する。この段階では、国識別情報
(エリアID2)の一致により、受信機が仮同期状態で
はなく、本同期状態にあるかもしれないが、ここでは特
に問題にしない。
を受信したと判定すると、ステップ48に移行し、それ
が自己のエリア識別情報(エリアID1)であるか否か
を判定する。自己のエリア識別情報(エリアID1)で
はないと判定すると、ステップ49に移行して、受信機
の仮同期状態を解除する。この段階では、国識別情報
(エリアID2)の一致により、受信機が仮同期状態で
はなく、本同期状態にあるかもしれないが、ここでは特
に問題にしない。
【0042】ステップ49に次いで、ステップ70に移
行して、一定時間受信回路をオフし、その後ステップ3
1に移行して受信回路をオンする。
行して、一定時間受信回路をオフし、その後ステップ3
1に移行して受信回路をオンする。
【0043】ステップ47において、エリア識別情報
(エリアID1)を検出しなかった場合と、ステップ4
8において、検出したエリア識別情報(エリアID1)
が自己のものであると判定した場合は、ステップ38に
移行して、受信機のメッセージ受信動作を継続する。
(エリアID1)を検出しなかった場合と、ステップ4
8において、検出したエリア識別情報(エリアID1)
が自己のものであると判定した場合は、ステップ38に
移行して、受信機のメッセージ受信動作を継続する。
【0044】図7は、本発明の無線選択呼出受信機を用
いる受信制御方法において、国識別情報の不一致を検出
した後は、自己の国識別情報を受信するまでは仮同期を
行わないようにするためのフローチャートである。図7
に示すように、図6のフローチャートに対しステップが
追加されている。すなわち、ステップ50(国識別情報
(エリアID2)不一致フラグ=0セット)、ステップ
51(国識別情報(エリアID2)不一致フラグ判
定)、ステップ52(国識別情報(エリアID2)不一
致フラグ=1セット)、ステップ53(国識別情報(エ
リアID2)受信判定)、ステップ54(自己の国識別
情報(エリアID2)受信判定)、ステップ55(自己
のID受信許可、国識別情報(エリアID2)不一致フ
ラグ=0セット)の各ステップが追加されている。
いる受信制御方法において、国識別情報の不一致を検出
した後は、自己の国識別情報を受信するまでは仮同期を
行わないようにするためのフローチャートである。図7
に示すように、図6のフローチャートに対しステップが
追加されている。すなわち、ステップ50(国識別情報
(エリアID2)不一致フラグ=0セット)、ステップ
51(国識別情報(エリアID2)不一致フラグ判
定)、ステップ52(国識別情報(エリアID2)不一
致フラグ=1セット)、ステップ53(国識別情報(エ
リアID2)受信判定)、ステップ54(自己の国識別
情報(エリアID2)受信判定)、ステップ55(自己
のID受信許可、国識別情報(エリアID2)不一致フ
ラグ=0セット)の各ステップが追加されている。
【0045】ステップ30において受信動作が開始され
ると、ステップ50において、国識別情報(エリアID
2)不一致フラグ=0が初期値としてセットされる。こ
の値(=0)は、自己の国識別情報(エリアID2)が
検出されていることを示す。その後、ステップ31に移
行するが、以下の動作において、ステップ35で自己の
エリア識別情報(エリアID1)の受信判定を行うまで
は、図6における場合と同様の動作を行う。
ると、ステップ50において、国識別情報(エリアID
2)不一致フラグ=0が初期値としてセットされる。こ
の値(=0)は、自己の国識別情報(エリアID2)が
検出されていることを示す。その後、ステップ31に移
行するが、以下の動作において、ステップ35で自己の
エリア識別情報(エリアID1)の受信判定を行うまで
は、図6における場合と同様の動作を行う。
【0046】ステップ35でエリア識別情報(エリアI
D1)の一致を検出すると、ステップ51において、国
識別情報(エリアID2)不一致フラグの判定を行う
が、ここではフラグ=0が初期値としてセットされてい
るので、ステップ37に移行し、受信機は仮同期状態に
なる。それ以降の動作は基本的には図6の場合と同様で
あるが、ステップ39において国識別情報(エリアID
2)が不一致であると判断すると、ステップ40に移行
(動作は、図6の場合と同様である。)し、次にステッ
プ52に移行して、国識別情報(エリアID2)不一致
フラグ=1をセットし、ステップ31に移行する。
D1)の一致を検出すると、ステップ51において、国
識別情報(エリアID2)不一致フラグの判定を行う
が、ここではフラグ=0が初期値としてセットされてい
るので、ステップ37に移行し、受信機は仮同期状態に
なる。それ以降の動作は基本的には図6の場合と同様で
あるが、ステップ39において国識別情報(エリアID
2)が不一致であると判断すると、ステップ40に移行
(動作は、図6の場合と同様である。)し、次にステッ
プ52に移行して、国識別情報(エリアID2)不一致
フラグ=1をセットし、ステップ31に移行する。
【0047】一方、ステップ51において、フラグ=1
がセットされていると判定された場合には、受信機は仮
同期状態に入らずに、ステップ53に移行する。
がセットされていると判定された場合には、受信機は仮
同期状態に入らずに、ステップ53に移行する。
【0048】そして、ステップ51においては、国識別
情報(エリアID2)の受信判定を行う。ここで、国識
別情報(エリアID2)を受信していれば、ステップ5
4に移行し、自己の国識別情報(エリアID2)である
か否かの判定を行い、自己の国識別情報(エリアID
2)であると判定されれば、ステップ55に移行して、
自己のIDの受信許可と国識別情報(エリアID2)不
一致フラグ=0のセットを行い、ステップ41に移行し
て、受信機はメッセージの受信動作を開始する。
情報(エリアID2)の受信判定を行う。ここで、国識
別情報(エリアID2)を受信していれば、ステップ5
4に移行し、自己の国識別情報(エリアID2)である
か否かの判定を行い、自己の国識別情報(エリアID
2)であると判定されれば、ステップ55に移行して、
自己のIDの受信許可と国識別情報(エリアID2)不
一致フラグ=0のセットを行い、ステップ41に移行し
て、受信機はメッセージの受信動作を開始する。
【0049】ステップ53で国識別情報(エリアID
2)未受信、もしくはステップ54で自己の国識別情報
(エリアID2)未受信状態であると判断すると、ステ
ップ34に移行する。
2)未受信、もしくはステップ54で自己の国識別情報
(エリアID2)未受信状態であると判断すると、ステ
ップ34に移行する。
【0050】又、他の国識別情報(エリアID2)を検
出すると、その後は自己の国識別情報(エリアID2)
を検出するまでは、受信機を仮同期状態にさせないこと
としてもよい。従って、受信機の横流しが発生した場
合、他の国識別情報(エリアID2)のエリアでは、ほ
ぼ完全に通報動作がガードされる。
出すると、その後は自己の国識別情報(エリアID2)
を検出するまでは、受信機を仮同期状態にさせないこと
としてもよい。従って、受信機の横流しが発生した場
合、他の国識別情報(エリアID2)のエリアでは、ほ
ぼ完全に通報動作がガードされる。
【0051】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、ローミン
グエリア内に無線選択呼出受信機がある場合において、
受信検出されたエリア識別情報が自己のエリア識別情報
と同一であっても、受信検出された国識別情報が自己の
国識別情報とは異なると判定されたときは、その時点で
無線選択呼出受信機への電源供給を断状態にして、無線
選択呼出受信機が無用に動作するのを防止するととも
に、無線選択呼出受信機の省電化をも可能にし、無線選
択呼出受信機への電力供給の効率を向上させることがで
きる。
グエリア内に無線選択呼出受信機がある場合において、
受信検出されたエリア識別情報が自己のエリア識別情報
と同一であっても、受信検出された国識別情報が自己の
国識別情報とは異なると判定されたときは、その時点で
無線選択呼出受信機への電源供給を断状態にして、無線
選択呼出受信機が無用に動作するのを防止するととも
に、無線選択呼出受信機の省電化をも可能にし、無線選
択呼出受信機への電力供給の効率を向上させることがで
きる。
【図1】図1は本発明の無線選択呼出受信機のブロック
図
図
【図2】受信回路のブロック図
【図3】エリア識別信号(エリアID)を説明する図
【図4】エリア識別情報(エリアID1)と国識別情報
(エリアID2)の信号構成図
(エリアID2)の信号構成図
【図5】各フレームにおけるエリア識別情報(エリアI
D1)と国識別情報(エリアID2)の信号構成図
D1)と国識別情報(エリアID2)の信号構成図
【図6】本発明の無線選択呼出受信機の動作のフローチ
ャート
ャート
【図7】本発明の無線選択呼出受信機の他の動作のフロ
ーチャート
ーチャート
【図8】従来の無線選択呼出受信機の動作のフローチャ
ート
ート
1 アンテナ 2 受信回路 3 復調信号 4 位相同期回路 5 タイミング発生回路 6 データ取り込み回路 7 データ格納メモリ 8 受信制御回路 9 ペナルティ処理部 10 処理部 11 報知回路 12 受信制御信号 20 ミキサ 21 f−V(周波数電圧)変換器 22 ロウパスフィルタ 23 コンパレータ 24 BS(バッテリー・セービング(電池省電化))
制御回路
制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04Q 7/24 7/26 7/30
Claims (7)
- 【請求項1】 受信された無線信号を復調信号に変換す
る受信回路と、タイミング信号を発生するタイミング発
生回路と、前記復調信号と前記タイミング信号との間の
位相を合わせる位相同期回路と、前記タイミング信号に
従い前記復調信号を受信データとして取り込むデータ取
り込み回路と、前記受信データを順次格納するデータ格
納メモリと、ペナルティ処理を行うペナルティ処理部
と、前記受信回路への電源供給を制御する受信制御信号
を前記受信回路へ送出する受信制御回路と、前記受信デ
ータのローミング(roaming)エリアのエリア識
別情報の一致判定及び前記受信データのローミングエリ
アの国識別情報の一致判定を行うとともに前記受信制御
回路の制御を行う制御部とを含む無線選択呼出受信機に
おいて、 前記データ格納メモリは、前記データ取り込み回路によ
り取り込まれた受信データを格納し、 前記制御部は、自己のエリア識別情報がデータ格納メモ
リに格納されたとき、メッセージの受信を開始させ、 前記受信制御回路は、前記メッセージの受信が終了した
とき、前記受信制御信号を発生させて、受信回路への電
源供給をオフし、 前記受信制御部は更に、受信再開の際、受信した国識別
情報が自己の国識別情報と一致しない場合には、前記受
信回路への電源供給を所定時間オフすることを特徴とす
る無線選択呼出機。 - 【請求項2】 前記受信回路は、前記無線信号を周波数
変換するミキサと、前記周波数変換された無線信号を電
圧信号に変換する周波数電圧変換器と、前記電圧信号の
高調波成分を除去するロウパスフィルタと、前記高調波
成分を除去された前記電圧信号を矩形波に波形整形して
前記無線信号の復調信号を出力するコンパレータと、電
力の供給を制御するバッテリー・セービング制御回路と
を含み、 前記バッテリー・セービング制御回路は、前記受信制御
信号に基いて、前記ミキサと前記周波数電圧変換器と前
記ロウパスフィルタと前記コンパレータとに供給する電
力をオン・オフすることを特徴とする請求項1記載の無
線選択呼出受信機。 - 【請求項3】 1つのフレームにエリア情報及び国識別
情報を有する第1信号と、前記第1信号の後に受信され
且つ1つのフレームにエリア識別情報を有し国識別情報
を有しない第2信号とを含む無線選択呼出信号を周期的
に受信することを特徴とする請求項1記載の無線選択呼
出受信機。 - 【請求項4】 前記第1信号は、フレームの先頭に位置
する同期信号と、前記同期信号の後に位置するエリア識
別情報と、前記エリア識別情報の後に位置する国識別情
報と、前記国識別情報の後に位置しアドレス及びメッセ
ージを有するデータブロックとを含み、 前記第2信号は、フレームの先頭に位置する同期信号
と、前記同期信号の後に位置するエリア識別情報と、前
記エリア識別情報の後に位置しアドレス及びメッセージ
を有するデータブロックとを含むことを特徴とする請求
項3記載の無線選択呼出受信機。 - 【請求項5】 受信された無線信号を復調信号に変換す
る受信回路と、タイミング信号を発生するタイミング発
生回路と、前記復調信号と前記タイミング信号との間の
位相を合わせる位相同期回路と、前記タイミング信号に
従い前記復調信号を受信データとして取り込むデータ取
り込み回路と、前記受信データを順次格納するデータ格
納メモリと、ペナルティ処理を行うペナルティ処理部
と、前記受信回路への電源供給を制御する受信制御信号
を前記受信回路へ送出する受信制御回路と、前記受信デ
ータのローミング(roaming)エリアのエリア識
別情報の一致判定及び前記受信データのローミングエリ
アの国識別情報の一致判定を行うとともに前記受信制御
回路の制御を行う制御部とを含む無線選択呼出受信機を
用いる受信制御方法において、 自己のエリア識別情報を検出するまで間欠受信を行い、 前記自己のエリア識別情報を検出した時は、国識別情報
を検出し、 前記国識別情報が、自己の国識別情報と一致しない時
は、前記電源供給を所定時間オフすることを特徴とする
受信制御方法。 - 【請求項6】 受信された無線信号を復調信号に変換す
る受信回路と、タイミング信号を発生するタイミング発
生回路と、前記復調信号と前記タイミング信号との間の
位相を合わせる位相同期回路と、前記タイミング信号に
従い前記復調信号を受信データとして取り込むデータ取
り込み回路と、前記受信データを順次格納するデータ格
納メモリと、ペナルティ処理を行うペナルティ処理部
と、前記受信回路への電源供給を制御する受信制御信号
を前記受信回路へ送出する受信制御回路と、前記受信デ
ータのローミング(roaming)エリアのエリア識
別情報の一致判定及び前記受信データのローミングエリ
アの国識別情報の一致判定を行うとともに前記受信制御
回路の制御を行う制御部とを含む無線選択呼出受信機を
用いる受信制御方法において、 受信した国識別情報と自己の国識別情報が一致する時を
第1フラグ値とし、一致しない時を第2フラグ値とする
フラグを設けて、前記フラグを第1フラグ値にデフォル
ト設定し、 自己のエリア識別情報を検出するまで間欠受信を行い、 前記自己のエリア識別情報を検出した時において、前記
フラグが第1フラグ値を持つ場合には、国識別情報を検
出し、前記国識別情報が自己の国識別情報と一致しない
時は、前記フラグに前記第2フラグ値を設定するととも
に、前記電源供給を所定時間オフし、 前記自己のエリア識別情報を検出した時において、前記
フラグが第2フラグ値を持つ場合には、その後、前記国
識別情報又は前記エリア情報の受信を待機することを特
徴とする受信制御方法。 - 【請求項7】 前記所定時間を、前記間欠受信における
受信開始から受信停止までの最大時間以上とすることを
特徴とする請求項5、6のいずれか一つに記載された受
信制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11054401A JP3037324B1 (ja) | 1999-03-02 | 1999-03-02 | 無線選択呼出受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11054401A JP3037324B1 (ja) | 1999-03-02 | 1999-03-02 | 無線選択呼出受信機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3037324B1 true JP3037324B1 (ja) | 2000-04-24 |
JP2000253431A JP2000253431A (ja) | 2000-09-14 |
Family
ID=12969680
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11054401A Expired - Fee Related JP3037324B1 (ja) | 1999-03-02 | 1999-03-02 | 無線選択呼出受信機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3037324B1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7183278B2 (ja) * | 2018-08-24 | 2022-12-05 | 京セラ株式会社 | 無線通信モジュール、無線端末、車両、及び制御方法 |
-
1999
- 1999-03-02 JP JP11054401A patent/JP3037324B1/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000253431A (ja) | 2000-09-14 |
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