JP3037267U - パイプハンガーの取付座 - Google Patents

パイプハンガーの取付座

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JP3037267U
JP3037267U JP1996010996U JP1099696U JP3037267U JP 3037267 U JP3037267 U JP 3037267U JP 1996010996 U JP1996010996 U JP 1996010996U JP 1099696 U JP1099696 U JP 1099696U JP 3037267 U JP3037267 U JP 3037267U
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文俊 江
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 迅速かつ簡便に施工でき、かつ、外観が優れ
たパイプハンガーの取付座を提供する。 【解決手段】 スリーブ部材(21)は、一端を開口端
(211)、他端を閉鎖端(211)とした筒状であっ
て、開口端の端縁にフランジ部(213)を備え、パイ
プハンガー(1)の端部にフランジ部(213)が当接
するように嵌挿される。スリーブ部材内には弾性手段
(22)と、弾性手段(22)に内側端部が当接する一
方、スリーブ部材の開口端より外側端部が伸出する芯棒
(23)とが収容されている。ワッシャ(24)の周縁
をスリーブ部材のフランジ部の周縁に被せてかしめ止め
している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はパイプハンガーの取付座に関し、特に、迅速かつ簡便に取り付けるこ とができ、かつ、優れた外観を有するパイプハンガーの取付座に関する。
【0002】
【従来の技術】
狭い浴室内等の制約のある空間を有効に利用するため、一般に業者等は浴室内 等の適当な対向する側壁間にパイプハンガーを架設し、このパイプハンガーをタ オル掛けや衣服掛けとして使用したり、シャワーカーテンを釣り掛けるために使 用できるようにする。
【0003】 図4は従来のこの種のパイプハンガー4の取付構造を示している。 この図4に示すように、パイプハンガー4は、その両端にそれぞれ嵌着した取 付座5により対向する側壁間に架設される。該取付座5は、壁面に固定されるフ ランジ部52に、内径がパイプハンガー4の外径とほぼ等しい嵌挿スリーブ部5 1を突設してなり、パイプハンガー4の両端をそれぞれ対応する嵌挿スリーブ5 1に嵌挿固定できるようになっている。
【0004】 パイプハンガー4を架設するときには、まず、一方の取付座5のフランジ部5 2を一方の側壁に固定し、この一方の側壁に固定した取付座5の嵌挿スリーブ部 51内にパイプハンガー4の一端を嵌挿させる。次に、他方の取付座5の嵌挿ス リーブ部51にパイプハンガー4を挿通させて、パイプハンガー4の他端側に他 方の取付座5を嵌着させる。さらに、パイプハンガー4の他端を、上記嵌着され た取付座5と共に他方側の壁部の適所に移動させる。そして、上記他方の取付座 5のフランジ部52を上記他方の側壁の適所に固定して、パイプハンガー4の架 設が完了する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、上記従来のパイプハンガーの取付構造には、以下のような問題 がある。 取付、施工が不便である。 上記のようにパイプハンガー4を架設するには、まず、その一端を取付座5に より一方の側壁に固定し、その後、該パイプハンガー4の他端をもう一つの取付 座5により他方の側壁に固定させる。よって、パイプハンガー4の他端を固定す る際には、作業員はパイプハンガー4を正しい姿勢で保持しつつ作業を進める必 要がある。しかし、パイプハンガー4の他端にはすでに取付座5を取り付けられ ているため作業が容易でなく、作業上の勝手が悪くて不便である。また、パイプ ハンガー4を水平に保持するための照準操作が煩わしく、施工上の品質低下を招 き易い。
【0006】 外観が劣る。 上記のように従来のパイプハンガー4は、その両端に外嵌した取付座5により 左右一対の側壁間に架設されるので、取付座5の嵌挿スリーブ部51が該パイプ ハンガー4の外周面を被覆している。よって、パイプハンガー4の美観が損なわ れる。
【0007】 本考案は、上記従来のパイプハンガーの取付座における問題に鑑みてなされた ものであり、迅速かつ簡便に取付、施工することができ、かつ、優れた外観を有 するパイプハンガーの取付座を提供することを目的としてなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、一端を開口端、他端を閉鎖端とした筒状 であって、上記開口端の端縁にフランジ部を備え、パイプハンガーの端部に該フ ランジ部が当接するように嵌挿されるスリーブ部材と、該スリーブ部材に収容さ れる弾性手段と、該弾性手段に内側端部が当接する一方、上記スリーブ部材の開 口端より外側端部が伸出するように、スリーブ部材に付勢して挿入される芯棒と 、その中央部に上記芯棒を挿通する通孔が穿設されたワッシャとを備え、該ワッ シャの周縁を上記スリーブ部材のフランジ部の周縁に被せてかしめ止めし、上記 弾性手段及び上記芯棒の内側端部を上記スリーブ部材内に収容するようにしてな るパイプハンガーの取付座を提供するものである。
【0009】 上記芯棒は、径が異なる桿体部を段差を形成するように接続してなり、該径の 異なる桿体部の接続部分に段差面を形成することが好ましい。また、上記ワッシ ャの周縁に直交方向に突出する環状縁部を延設し、該環状縁部を上記スリーブ部 材のフランジ部の周縁を覆うようにかしめ止めすることが好ましい。
【0010】 上記のように構成された本考案に係る取付座によりパイプハンガーを架設する 際には、まず、対向する一対の側壁に、それぞれ互いに水平方向に対向する挿入 孔を穿設する。次に、手作業により取付座のスリーブ部材の開口端より伸出した 芯棒の外側端部を内向きに押圧し、スリーブ部材内の弾性手段を圧縮してスリー ブ部材の開口端内に没入させる。その後、パイプハンガーの端部を側壁に当接さ せて芯棒の外端部に対する押圧を解除し、パイプハンガーの端部を側壁の表面上 で移動させ、スリーブ部材の開口端を挿入孔と対向させる。スリーブ部材の開口 端と側壁の挿入孔とを対向させると、芯棒の外側端部に対する押圧力が開放され 、スリーブ部材内で圧縮状態を呈していた弾性手段が芯棒を外向きに弾性的に付 勢し、芯棒の外側端部がスリーブ部材の開口端より突出して側壁の挿入孔内に挿 着する。パイプハンガーの他端も同様にして他方の側壁に挿着係止させれば、パ イプハンガーは側壁間に架設される。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を実施形態に基づいて具体的に説明するが、本考案はこの例のみ に限定されない。 図1は本考案の好ましい実施形態の分解斜視図である。図示のように、本考案 のパイプハンガーの取付座2は、中空状パイプ体からなるパイプハンガー1の両 端を左右一対の側壁に固定するために使用される。
【0012】 上記取付座2は、上記パイプハンガー1の端部内に嵌挿されるスリーブ部材2 1と、該スリーブ部材21に収容される弾性手段22と、スリーブ部材21内に 挿入された一端が上記弾性手段22と当接する芯棒23と、該芯棒23の周回り に外嵌するワッシャ24とを備えている。 上記スリーブ部材21は中空筒状を呈して、一端を開口端211、他端を閉鎖 端212としている。また、スリーブ部材21の開口端211の周縁にはフラン ジ部213が装設されている。
【0013】 上記芯棒23は径の異なる2つの桿体部からなり、これら径の異なる桿体部の 接続部位の段差面231が形成されている。また、芯棒23は、2つの桿体部の うち内側端部を構成する大径側の桿体部から上記スリーブ部材21内に挿入され ている。
【0014】 上記ワッシャ24は、その中央部に上記芯棒23の外側端部を構成する小径側 の桿体部を挿通させるための通孔241を備えている。また、ワッシャ24の周 縁には、通孔241を設けたワッシャ24本体に対して直交方向に突出する環状 周縁部242を延設している。該環状周縁部242の内径は、上記スリーブ部材 21のフランジ部213の周縁に嵌着できるように設定している。
【0015】 図2は、上記図1に示す本考案の好ましい実施形態に係る取付座2の組立完了 状態を示す縦断面図である。この図2及び上記した図1を参照して取付座2の組 み立てについて説明する。 まず、つる巻ばねからなる弾性手段22をスリーブ部材21内に挿入する。次 に、ワッシャ24の通孔241に芯棒23の小径側の桿体部を挿通し、ワッシャ 24を段差面231に当接させる。続いて、芯棒23の大径側の桿体部をスリー ブ部材21に挿入して弾性手段22の端部に当接させる。さらに、手作業により 芯棒23をスリーブ部材21の開口端211から該弾性手段22を圧縮させつつ スリーブ部材21内に押し込む。そして、スリーブ部材21のフランジ部213 の周縁をワッシャ24の環状周縁部242に内嵌し、深絞り加工等によって、該 ワッシャ24の環状周縁部242をスリーブ部材21のフランジ部213の周縁 を被覆するようにかしめ止めする。その後、該スリーブ部材21の開口端211 における芯棒23を内向きに付勢する押圧力を解除すると、スリーブ部材21内 で圧縮状態にあった弾性手段22が芯棒23を外向きに弾性的に付勢する。その ため、芯棒23の段差面231がワッシャ24の内側面に当接すると共に、芯棒 23の小径側の桿体部がワッシャ24の通孔241からスリーブ部材21外部に 突出し、取付座2の組み立てが完了する。
【0016】 図3は、本考案の好ましい実施形態の取付座を一対の側壁に固着させた状態を 示す縦断面図である。この図3と上記した図1を参照してパイプハンガー1の架 設について説明する。 まず、対向する一対の側壁3に、互いに水平方向に対向する挿入孔31を穿設 する。上記したように取付座2のスリーブ部材21の外径は、パイプハンガー1 内に内嵌できる程度に設定しているので、取付座2のスリーブ部材21をその閉 鎖端212側からパイプハンガー1の端部に挿入内嵌し、パイプハンガー1の端 縁にワッシャ24のフランジ部242を当接させる。この状態で手作業により、 取付座2の芯棒23を軸方向内向きに押圧し、スリーブ部材21内の弾性手段2 2を圧縮してスリーブ部材21の開口端211内に没入させる。その後、パイプ ハンガー1の端部を側壁3に当接させて、芯棒23の端部に対する手による押圧 を解除すれば、パイプハンガー1の端部を側壁3の表面を滑らせることができる ようになる。パイプハンガー1の端部を側壁3上で滑らせて、スリーブ部材21 の開口端211と側壁2の挿入孔31とを対向させると、芯棒23の端部に対す る押圧力が開放され、スリーブ部材21内で圧縮状態を呈していた弾性手段22 が芯棒23を外向きに弾性的に付勢し、芯棒23の小径側の桿体部の先端がスリ ーブ部材21の開口端211より突出して側壁3の挿入孔31内に挿着係止され る。パイプハンガー1の他端も同様にして他方の側壁3に挿着係止させて、パイ プハンガー1の架設作業が完了する。このように、パイプハンガー1の両端を取 付座2によりそれぞれの対応する側壁3に挿着係止させて、迅速に左右一対の側 壁3間に架設することができ、パイプハンガーの取付作業が非常に簡便になる。
【0017】
【考案の効果】
上記のように構成された本考案に係るパイプハンガーの取付座は、従来のもの と比較して、以下のような実用上及び製造上の利点がある。 取付、施工が便利である。 予め取付座のスリーブ部材をパイプハンガー端部内に嵌設しているので、ス リーブ部材内に収容された芯棒を弾性手段の弾性復帰作用により側壁の挿入孔に 挿着係止させて、パイプハンガーを両側壁間に架設することができる。また、ワ ッシャにより弾性手段及び芯棒をスリーブ部材内に収容しているので、架設作業 の際に、芯棒押圧操作の不注意から弾性手段や芯棒が飛び出して脱落するのを防 止することができる。よって、取付施工の確実性及び迅速性に優れ、施工品質の 向上を図ることができる。 外観が優れている。 取付座は隠匿式である。すなわち、スリーブ部材のフランジ部にかしめ止めし たワッシャの環状縁部周辺だけが露出し、取付座の大部分を構成するスリーブ部 材と芯棒はそれぞれパイプハンガー内と側壁内とに隠れている。よって、取付座 とパイプハンガーの端部が密着状態で接続し、外観が優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の好ましい実施形態を示す分解斜視図
である。
【図2】 実施形態に係る取付座の組立完了状態を示す
縦断面図である。
【図3】 実施形態の架設状態を示す一部断面側面図で
ある。
【図4】 従来のパイプハンガーの架設状態を示す縦断
面図である。
【符号の説明】
1 パイプハンガー 2 取付座 211 開口端 212 閉鎖端 213 フランジ部 22 弾性手段 23 芯棒 231 段差面 24 ワッシャ 241 通孔 242 環状周縁部 3 側壁 31 挿入孔

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端を開口端、他端を閉鎖端とした筒状
    であって、上記開口端の端縁にフランジ部を備え、パイ
    プハンガーの端部に該フランジ部が当接するように嵌挿
    されるスリーブ部材と、 該スリーブ部材に収容される弾性手段と、 該弾性手段に内側端部が当接する一方、上記スリーブ部
    材の開口端より外側端部が伸出するように、スリーブ部
    材に付勢して挿入される芯棒と、 その中央部に上記芯棒を挿通する通孔が穿設されたワッ
    シャとを備え、 該ワッシャの周縁を上記スリーブ部材のフランジ部の周
    縁に被せてかしめ止めし、上記弾性手段及び上記芯棒の
    内側端部を上記スリーブ部材内に収容するようにしてな
    るパイプハンガーの取付座。
  2. 【請求項2】 上記芯棒は、径が異なる桿体部を段差を
    形成するように接続してなり、該径の異なる桿体部の接
    続部分に段差面を形成している請求項1に記載のパイプ
    ハンガーの取付座。
  3. 【請求項3】 上記ワッシャの周縁に直交方向に突出す
    る環状縁部を延設し、該環状縁部を上記スリーブ部材の
    フランジ部の周縁を覆うようにかしめ止めしている請求
    項1に記載のパイプハンガーの取付座。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002013661A1 (fr) * 2000-08-10 2002-02-21 Yasuyuki Saito Structure de support d'un tuyau suspendu

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