JP3036832B2 - 多価アルコールの(メタ)アルリル酸エステルの製造方法 - Google Patents

多価アルコールの(メタ)アルリル酸エステルの製造方法

Info

Publication number
JP3036832B2
JP3036832B2 JP02501714A JP50171490A JP3036832B2 JP 3036832 B2 JP3036832 B2 JP 3036832B2 JP 02501714 A JP02501714 A JP 02501714A JP 50171490 A JP50171490 A JP 50171490A JP 3036832 B2 JP3036832 B2 JP 3036832B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reaction
koh
esterification
acid
meth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP02501714A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04502466A (ja
Inventor
リッター、ヴォルフガング
ジッツ、ハンス―ディーター
シュパイトカンプ、ルードヴィヒ
Original Assignee
ヘンケル・コマンディットゲゼルシャフト・アウフ・アクチェン
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ヘンケル・コマンディットゲゼルシャフト・アウフ・アクチェン filed Critical ヘンケル・コマンディットゲゼルシャフト・アウフ・アクチェン
Publication of JPH04502466A publication Critical patent/JPH04502466A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3036832B2 publication Critical patent/JP3036832B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G65/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule
    • C08G65/02Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule from cyclic ethers by opening of the heterocyclic ring
    • C08G65/32Polymers modified by chemical after-treatment
    • C08G65/329Polymers modified by chemical after-treatment with organic compounds
    • C08G65/331Polymers modified by chemical after-treatment with organic compounds containing oxygen
    • C08G65/332Polymers modified by chemical after-treatment with organic compounds containing oxygen containing carboxyl groups, or halides, or esters thereof
    • C08G65/3322Polymers modified by chemical after-treatment with organic compounds containing oxygen containing carboxyl groups, or halides, or esters thereof acyclic
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C67/00Preparation of carboxylic acid esters
    • C07C67/08Preparation of carboxylic acid esters by reacting carboxylic acids or symmetrical anhydrides with the hydroxy or O-metal group of organic compounds

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、酸性エステル化触媒の存在下で、反応混合
物へ重合禁止剤を添加した反応物の反応による多価アル
コールとアクリル酸および/またはメタクリル酸の多官
能性エステル[以下、(メタ)アクリル酸エステルまた
はポリ(メタ)アクリル酸エステルという]の製造方法
に関する。
多価アルコール、特に脂肪族飽和2価〜4価アルコー
ルおよびそのアルコキシル化生成物からなる群からの多
価アルコールの(メタ)アクリル酸エステル類は、放射
線硬化反応系で高い反応性を有する成分としてますます
広範囲に使用されている。そのような多官能性(メタ)
アクリル酸エステル類は、例えば電子線硬化塗料の成分
として、または紫外線硬化印刷用インクまたは対応する
塗料、表面材、成形材料または包封材料の成分として、
および接着剤、特に嫌気性接着剤にも使用され得る。た
だしその製造に全く問題がないわけではない。そのよう
な生成物には、酸価が低く、貯蔵安定性が高く、しかも
実質的に固有の臭気をもたないこととともに、特に無色
であることが要求される。ここで取り上げる型の(メ
タ)アクリル酸エステルは、一般に高分子量で高反応性
であるため、蒸留による精製ができない。したがって生
成物は、エステル化の際にできるだけ無色の反応生成物
として直接得られるべきである。エステル化反応を達成
するには、例えば変色のような好ましくない副反応を全
く起こさない極めて効果的な禁止剤を使用することが必
要である。
そのような多価アルコールの多官能性(メタ)アクリ
ル酸エステルの製造に関しては多数の文献が入手し得る
(特にドイツ特許出願公開第2913218号およびこの特許
に引用された関連文献参照)。すなわちドイツ特許出願
公告第1267547号、および「ケミストリー・アンド・イ
ンダストリー」誌、18巻(1970年)、597頁には、共沸
溶媒および酸性触媒、およびフェノール、フェノール誘
導体、銅、銅化合物、またはフェノチアジンのような重
合禁止剤の存在下で、多価アルコールと(メタ)アクリ
ル酸との共沸エステル化反応により、多官能性(メタ)
アクリル酸エステルを製造できることが報告されてい
る。酸性触媒としては、有機酸または無機酸または酸性
イオン交換体が使用され、特にp−トルエンスルホン酸
および硫酸が好ましい。エステル化反応は、例えば40〜
120℃の温度で行われる。反応水を除去するのに好適な
共沸溶媒は、沸騰範囲が上記の温度範囲内にある、例え
ば脂肪族、脂環式または芳香族炭化水素、またはそれら
の混合物である。
上記のドイツ特許出願公開第2913218号では、フェノ
ール系重合禁止剤に追加して少なくとも1種類の亜リン
酸有機エステルの存在下で、共沸エステル化反応を実施
することが提案されている。しかし、この方法では、40
〜120℃で沸騰する少なくとも1種類の脂肪族、脂環式
および/または芳香族炭化水素の存在下で反応しなけれ
ばならない。生成した反応水は、これらの共沸溶媒によ
って共沸的に反応器から除去されるべきである。上記文
献の実施例によれば反応時間は10〜18時間を要する。
本発明の課題は、一方では反応時間を実質的に短縮で
き、他方では生成したエステル化反応生成物の品質、特
にその高い色彩品質を損なう影響を与えないようなエス
テル化反応の反応条件を確立することにある。さらに本
発明は、上記のドイツ特許出願公開第2913218号に報告
されたようなかなり複雑な禁止剤系を採用せずに実施し
得る方法を検討する。また本発明は、この種の反応性の
高い系を実用に供する際に必要なアプリケーション禁止
剤を、同時に多官能性(メタ)アクリル酸エステルの合
成における反応禁止剤として使用することを可能にす
る。
本発明によるこれらの問題の技術的解決は、希釈剤ま
たは共沸溶媒を併用しなくても、また反応時間を著しく
短縮できる比較的かなり苛酷なエステル化条件を無溶媒
反応条件下に適用した場合でも、この方法の最終生成物
としてかなり高い純度のエステル化反応生成物を直接得
ることができるという観察に基づいている。この目的の
ため、適切な重合禁止剤を選択し、以下に説明する処理
条件下に操作することが特に必要である。
即ち本発明は、立体障害のあるフェノール系化合物を
重合禁止剤として添加して、酸性エステル化触媒の存在
下で、アクリル酸および/または(メタ)アクリル酸を
多価アルコールと反応することによる多価アルコールの
(メタ)アクリル酸エステルの製造方法に関する。この
新規方法は、立体障害のあるフェノール系化合物として
トコフェロールを使用し、好ましくは、少なくとも部分
的にα−トコフェロールを使用することを特徴とする。
トコフェロールは文献上、重合禁止剤としてまれに報
告されている。しかしこのものは、これまで実際に使用
されたことはない。この種の化合物は、それよりもビタ
ミンEとして全く異なった用途に使用される。本発明
は、トコフェロール、特にα−トコフェロールの使用に
よって、冒頭に述べた問題に伴う特別の困難性が実際に
効果的に解決されるという予想外の観察に基づくもので
ある。事実、これらの禁止剤の使用によって、これまで
採用できないと考えられていた苛酷な処理条件が適用し
得ることが判明した。即ち、本発明方法の好ましい態様
では、使用する反応混合物が反応温度で液体であり、溶
媒および/または共沸溶媒を少なくとも実質的に含有し
ない。そのような液体助剤を完全に使用しないで操作す
ることが特に好ましい。本発明のもう1つの好ましい態
様は、エステル化反応の間に生成した縮合水を反応域の
気相から都合よく除去することである。
本発明のもう一つの好ましい態様は、反応域をガス気
流でパージし、特にエステル化反応から生成した縮合水
を反応器から除去するのにこのガス気流を使用する。そ
の場合、限定量の遊離酸素を含有するガス気流を使用す
ることが好ましい。選ばれた個々の処理条件によって、
空気または酸素量に乏しい気体混合物、例えば窒素/空
気混合物をガス気流として使用し得る。ただし一般に、
反応混合物へ分配されるこの気相には一定含量の遊離酸
素が望ましい。この限定した量の酸素は反応中、既知の
態様で禁止剤を活性化する。
気体混合物の酸素含量は一般に少なくともおよそ1容
量%であって、好ましくは約2〜20容量%の範囲であ
る。反応の安全性の見地から、遊離酸素含量は好ましく
は上記の範囲の前半、すなわち約10容量%まで、より好
ましくは約7容量%までである。本発明の好ましい1態
様では、ガス気流を液体反応混合物へ供給し、例えば細
かに微粒化した形で液中へ通気する。反応成分、特に比
較的揮発し易い酸の望ましくない高度の放出が起こらな
いように、このガス気流の限定量を使用することが最も
好ましい。
重合禁止剤または所望により禁止剤混合物は、(メ
タ)アクリル酸および多価アルコールからなる反応混合
物の重量に対して、それぞれ標準的に200〜10000ppm、
好ましくは約300〜2000ppmの量で添加する。
エステル化するのに好適な多価アルコールは、例えば
エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタン−
1,4−ジオール、ヘキサン−1,6−ジオール、ネオペンチ
ルグリコール、ジエチレングリコール、トリエチレング
リコール、ジメチロールプロパン、グリセリン、トリメ
チロールプロパン、トリメチロールヘキサン、トリメチ
ロールエタン、ヘキサン−1,3,5−トリオール、および
ペンタエリスリトールである。また本発明で特に好適な
多価アルコールは、さらに上記の多価アルコールのアル
コキシル化生成物であり、そのうちエトキシル化生成物
および/またはプロポキシル化生成物が特に有用であ
る。この種の連鎖延長型多価アルコールは、かなりの量
のポリアルコキシド基を含むことができ、例えば水酸基
1g当量当たり、エチレンオキシド1〜50モル、好ましく
は約1〜20モルを含むことができる。
本発明の方法に好適なエステル化触媒は、市販されて
いる有機酸または無機酸、または酸性イオン交換体であ
って、特に有用なものは、実際に繁用される対応する化
合物、すなわちp−トルエンスルホン酸および硫酸であ
る。エステル化触媒の量は、エステル化反応混合物に対
して、例えば0.1〜5重量%である。
反応物の反応は、少なくとも約90℃、好ましくは少な
くとも約100℃の液溜め温度で実施する。特に約150℃ま
での温度が好適である。反応は常圧下に都合よく実施し
得るが、減圧下で実施することが好ましい。反応を減圧
下に実施する場合、特別な1態様として段階的にまたは
連続的に圧力を低下させることができる。
比較的苛酷なエステル化条件で、同時に減圧下に実施
することにより、反応時間は従来知られている方法に比
べて著しく短縮される。すなわち本発明の方法では、約
100〜140℃の温度で約10時間を超えない反応時間、好ま
しくは約8時間を超えない反応時間で、少なくとも理論
値の90%、好ましくは少なくとも理論値の約94%の収率
をあげることができる。しかも反応生成物は簡単な後処
理によって効果的に精製でき、あるいは淡色である安定
な物質の形で得られる。
酸性のエステル化触媒を含有する粗製反応生成物を、
引き続き中和する。この中和段階は、既知の湿式条件下
で、例えばソーダ、および所望により塩化ナトリウムを
含有する水溶液の使用により実施し得る。ただし好まし
い1態様としては、酸性のエステル化触媒を含有する粗
製反応生成物を乾式中和で中和する。好適な乾式中和剤
は、アルカリ金属、アルカリ土類金属および/またはア
ルミニウムの酸化物および/または水酸化物である。マ
グネシウムまたはカルシウムの対応する化合物は、乾式
中和に特に好適である。
(メタ)アクリル酸およびアルコールはエステル化反
応において等量ずつで使用し得る。ただし2価以上のア
ルコールを使用する場合は、水酸基の一部だけを容易に
エステル化し得る。完全エステル化のためには、酸成分
を水酸基のエステル化に必要な化学量論的な量より僅か
過剰に使用するのが最もよい。この僅かに過剰な量は、
少なくとも約10モル%である。反応が完結した後、所望
により禁止剤を反応生成物へ追加的に加え得る。
本発明の苛酷なエステル化条件下の製造の間に、それ
でもなお反応生成物の僅かな変色が起こったら、脱色剤
による後処理によって容易にこれを除くことができる。
例えば酸化アルミニウムは好適な脱色剤である。
実施例 実施例1 1リットルの3頚フラスコに、アクリル酸324.0g、エ
トキシル化したトリメチロールプロパン368.2g(OH価:6
80mg KOH/物質1g)、p−トルエンスルホン酸24.2g、お
よびD,L−α−トコフェロール1.38g(メルク社、生成物
量に対して2260ppm)を秤量して加えた。
空気/窒素混合物(O2含量5容量%、40リットル/時
間)を反応混合物に流通して、水を除去しながらエステ
ル化を実施した。145℃の一定浴温で、液溜め温度を最
高140℃とし、エステル化時間は4時間であった。
粗製品データ: 酸価: 20.3mg KOH/g OH価: 19.7mg KOH/g 収率: 95.0% ガードナーカラー標準番号: 7〜8 H2O含量 0.12% 粗製品を炭酸ナトリウム水溶液(10重量%)700mlで
洗浄し、80℃/40ミリバールの真空で3時間乾燥し、つ
いで濾過した。
生成物データ: 酸価: <1mg KOH/g OH価: 43mg KOH/g ガードナーカラー標準番号: 3〜4 H2O含量 0.31%。
実施例2 1リットルのフラスコに、アクリル酸324.0g、エトキ
シル化したトリメチロールプロパン368.2g(OH価:680mg
KOH/物質1g)、p−トルエンスルホン酸24.2gを秤量し
て加え、α−トコフェロール1.22g(ヘンケル社、生成
物量に対して2000ppm)で禁止した。
空気/窒素混合物(O2含量5容量%、40リットル/時
間)を反応混合物に流通して、水を除去しながらエステ
ル化を実施した。125℃の一定浴温で、液溜め温度を最
高120℃、圧力700ミリバールで、エステル化時間は4時
間であった。
粗製品データ: 酸価: 17.0mg KOH/g OH価: 33.6mg KOH/g 収率: 91.4% ガードナーカラー標準番号: 7〜8 H2O含量 0.16% 粗製品をNaCl 16重量%/NaHCO3 4重量%の混合水溶液
1400gで洗浄し、80℃/40ミリバールの真空で2時間乾燥
し、ついで濾過した。
生成物データ: 酸価: <1mg KOH/g OH価: 43mg KOH/g ガードナーカラー標準番号: 5〜6 H2O含量 0.42%。
実施例3 α−トコフェロール2000ppmの代わりに、混合トコフ
ェロール(ヘンケル社)5000ppmを使用して実施例2と
同様に実施した。
粗製品データ: 酸価: 33.1mg KOH/g OH価: 27.8mg KOH/g 収率: 92.9% ガードナーカラー標準番号: 12 H2O含量 0.18% 粗製品を実施例1と同様に処理した。
生成物データ: 酸価: <1mg KOH/g OH価: 39mg KOH/g ガードナーカラー標準番号: 5〜6 H2O含量 0.25%。
実施例4 3リットルの反応器に、アクリル酸1559.5g、エトキ
シル化したトリメチロールプロパン1521.0g(OH価:665m
g KOH/物質1g)、p−トルエンスルホン酸107.8gを秤量
して加え、α−トコフェロール4.12g(ヘンケル社、生
成物量に対して1650ppm)で禁止した。空気(40リット
ル/時間)を反応混合物に流通して、過剰のアクリル酸
を除去しながらエステル化を実施した。液溜め温度を最
高105℃、圧力を400ミリバールとして、エステル化時間
は6時間であった。
粗製品データ: 酸価: 24.9mg KOH/g OH価: 23.5mg KOH/g 収率: 93.9% ガードナーカラー標準番号: 11 H2O含量 0.25% 固体Ca(OH)2102.1gを添加し、80℃/50ミリバールで
1.5時間撹拌して粗製品を中和した。
生成物データ: 酸価: <1mg KOH/g OH価: 26.5mg KOH/g ガードナーカラー標準番号: 3〜4 H2O含量 0.18%。
実施例5 3リットルの反応器に、アクリル酸1559.5g、エトキ
シル化したトリメチロールプロパン1521.0g(OH価:665m
g KOH/物質1g)、p−トルエンスルホン酸107.8gを秤量
して加え、α−トコフェロール4.99g(ヘンケル社、生
成物量に対して2000ppm)で禁止した。空気(40リット
ル/時間)を反応混合物に流通して、過剰のアクリル酸
および水を除去しながらエステル化を実施した。液溜め
温度を最高105℃、圧力を400ミリバールとして、エステ
ル化時間は6時間であった。
粗製品データ: 酸価: 26.3mg KOH/g OH価: 24.8mg KOH/g 収率: 94.2% ガードナーカラー標準番号: 10 H2O含量 0.18% 固体Ca(OH)2107.8gを添加し、80℃/50ミリバールで
1.5時間撹拌して粗製品を中和し、ついでヌッチェで濾
過した。
生成物データ: 酸価: <1mg KOH/g OH価: 27.0mg KOH/g ガードナーカラー標準番号: 3〜4 H2O含量 0.17% 生成物を脱色するため、Al2O3(塩基性)240gととも
に80℃で2時間撹拌し、ついでヌッチェによって濾過し
た。
酸価: <1mg KOH/g OH価: 28.0mg KOH/g ガードナーカラー標準番号: <1。
実施例6 3リットルの反応器に、アクリル酸1320.0g、プロポ
キシル化したネオペンチルグリコール1861.7g(OH価:46
0mg KOH/物質1g)、p−トルエンスルホン酸111.4gを秤
量して加え、α−トコフェロール5.37g(ヘンケル社、
生成物量に対して2000ppm)で禁止した。空気(40リッ
トル/時間)を流通して、過剰のアクリル酸および水を
除去しながらエステル化を実施した。液溜め温度を105
℃、圧力を400ミリバールとして、エステル化時間は6
時間であった。
粗製品データ: 酸価: 31.0mg KOH/g OH価: 18.0mg KOH/g 収率: 94.6% ガードナーカラー標準番号: 8 H2O含量 0.21% 固体Ca(OH)2114gを添加し、80℃/50ミリバールで2
時間撹拌して粗製品を中和し、ついでヌッチェで濾過し
た。
生成物データ: 酸価: <1mg KOH/g OH価: 21.0mg KOH/g ガードナーカラー標準番号: 3 H2O含量 0.17% 生成物を脱色するため、Al2O3(塩基性)260gととも
に80℃で2時間撹拌し、ついでヌッチェで濾過した。
酸価: <1mg KOH/g OH価: 21.0mg KOH/g ガードナーカラー標準番号: <1。
本発明の好ましい態様は次のとおりである。
A. 反応混合物が反応温度で液体であり、溶媒および/
または共沸溶媒を少なくとも実質的に含有せず、生成し
た縮合水を反応域の気相から除去する請求項1に記載の
方法。
B. 遊離酸素を含有するガス気流によって反応域をパー
ジする請求項1に記載の方法。
C. 空気またはO2に乏しい気体混合物、特に窒素/空気
混合物を使用する請求項1に記載の方法。
D. 少なくとも約90℃、好ましくは少なくとも約100
℃、特に約150℃までの液溜め温度でエステル化反応を
行い、好ましくは少なくともバッチ方式で減圧下に、所
望により段階的に減圧を増大して反応を行う請求項1に
記載の方法。
E. 禁止剤を反応混合物重量に対して200〜10000ppm、
好ましくは300〜2000ppmの量で使用する請求項1に記載
の方法。
F. 好ましくは約100〜140℃の温度で、所望により真空
下に10時間を超えず、特に8時間を超えない反応時間で
反応を実施して、理論値の少なくとも90%、好ましくは
少なくとも94%の収率に導く請求項1に記載の方法。
G. 粗製反応生成物を好ましくはアルカリ金属、アルカ
リ土類金属および/またはアルミニウムの酸化物および
/または水酸化物で乾式中和する請求項1に記載の方
法。
H. 最初に得られた反応生成物を脱色剤で最終的に処理
する請求項1に記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジッツ、ハンス―ディーター ドイツ連邦共和国 ディ―4049 ロンメ ルスキルヒェン、ヴィデスホーヴェナ ー・シュトラアセ 48番 (72)発明者 シュパイトカンプ、ルードヴィヒ ドイツ連邦共和国 ディ―4000 デュッ セルドルフ13、テーニスシュトラアセ 13番 (56)参考文献 特開 昭52−220(JP,A) Bull.Chem.Soc.Jpn (1985),Vol.58,P2181−2184

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】立体障害のあるフェノール系化合物を重合
    禁止剤として添加して、酸性エステル化触媒の存在下
    で、多価アルコールをアクリル酸および/またはメタク
    リル酸と反応することによる多価アルコールの(メタ)
    アクリル酸エステルの製造方法であって、 立体障害のあるフェノール系化合物としてトコフェロー
    ルを使用することからなる製造方法。
JP02501714A 1988-12-24 1989-12-15 多価アルコールの(メタ)アルリル酸エステルの製造方法 Expired - Lifetime JP3036832B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE3843930.1 1988-12-24
DE3843930A DE3843930A1 (de) 1988-12-24 1988-12-24 Verfahren zur verbesserten herstellung von (meth)acrylsaeureestern mehrwertiger alkohole (iii)
PCT/EP1989/001548 WO1990007485A1 (de) 1988-12-24 1989-12-15 Verfahren zur verbesserten herstellung von (meth)acrylsäureestern mehrwertiger alkohole (iii)

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04502466A JPH04502466A (ja) 1992-05-07
JP3036832B2 true JP3036832B2 (ja) 2000-04-24

Family

ID=6370286

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02501714A Expired - Lifetime JP3036832B2 (ja) 1988-12-24 1989-12-15 多価アルコールの(メタ)アルリル酸エステルの製造方法

Country Status (8)

Country Link
US (1) US5648518A (ja)
EP (2) EP0449913B1 (ja)
JP (1) JP3036832B2 (ja)
AU (1) AU623222B2 (ja)
CA (1) CA2006431A1 (ja)
DE (2) DE3843930A1 (ja)
ES (1) ES2050427T3 (ja)
WO (1) WO1990007485A1 (ja)

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3843843A1 (de) * 1988-12-24 1990-07-05 Henkel Kgaa Verfahren zur verbesserten herstellung von (meth)acrylsaeureestern mehrwertiger alkohole (iv)
DE4037516A1 (de) * 1990-11-26 1992-05-27 Henkel Kgaa Hochfeste und abbaubare werkstoffe und formkoerper fuer die implantation in den menschlichen und tierischen organismus
DE4140373A1 (de) * 1991-12-07 1993-06-09 Henkel Kgaa, 4000 Duesseldorf, De Verbesserte trockenneutralisation olefinisch reaktiver organischer fluessigphasen
US6353061B1 (en) 1993-05-26 2002-03-05 Dentsply Gmbh α, ω-methacrylate terminated macromonomer compounds
US6369164B1 (en) 1993-05-26 2002-04-09 Dentsply G.M.B.H. Polymerizable compounds and compositions
US5998499A (en) 1994-03-25 1999-12-07 Dentsply G.M.B.H. Liquid crystalline (meth)acrylate compounds, composition and method
US5571935A (en) * 1994-01-14 1996-11-05 Cpc International Inc. Process for producing esterified alkoxylated polyols with improved stability
CA2146816A1 (en) 1994-04-22 1995-10-23 Joachim E. Klee Process and composition for preparing a dental polymer product
US5750751A (en) * 1995-11-02 1998-05-12 Michigan Molecular Institute Glycol co-esters of drying-oil fatty acids and vinyl carboxylic acids made via biphasic catalysis and resulting products
US6225398B1 (en) 1997-03-25 2001-05-01 Henkel Corporation Aqueous dispersions of polymers
DE19728898A1 (de) * 1997-07-07 1999-01-14 Henkel Kgaa Verfahren zur lösemittelfreien Herstellung von ungesättigten Polyolestern
DE19737017A1 (de) * 1997-08-26 1999-03-04 Bayer Ag Verfahren zur Herstellung von Estern ethylenisch ungesättigter Carbonsäuren und deren Verwendung
DE19740450A1 (de) * 1997-09-15 1999-03-18 Henkel Kgaa Verfahren zur Herstellung von Dialkylethern
DE19841342A1 (de) * 1998-09-10 2000-04-20 Merck Patent Gmbh Neue Reaktivsysteme aus polymerisierbaren Monomeren , die Peroxide und stabilisierten Boralkylverbindungen enthalten
US6175037B1 (en) 1998-10-09 2001-01-16 Ucb, S.A. Process for the preparation of (meth)acrylate esters and polyester (meth)acrylates using microwave energy as a heating source
DE19929258A1 (de) 1999-06-25 2000-12-28 Basf Ag Verfahren zur Herstellung von (Meth)acrylsäureestern
DE19937911A1 (de) 1999-08-11 2001-02-15 Cognis Deutschland Gmbh Verfahren zum Herstellen von Estern aus ungesättigten Carbonsäuren und mehrwertigen Alkoholen
DE10131479B4 (de) * 2001-06-29 2005-05-19 Röhm GmbH & Co. KG Farbstabilisierung von grundstabilisierten ethylenisch ungesättigten Monomeren, insbesondere von grundstabilisierten Hydroxyalkyl(meth)acrylaten
DE10225943A1 (de) * 2002-06-11 2004-01-08 Basf Ag Verfahren zur Herstellung von Estern von Polyalkoholen
EP1516009A1 (de) * 2002-06-11 2005-03-23 Basf Aktiengesellschaft (meth)acrylester von polyalkoxyliertem trimethylolpropan
DE50303213D1 (de) * 2002-06-11 2006-06-08 Basf Ag (meth)acrylester von polyalkoxyliertem glycerin
PL374441A1 (en) * 2002-06-11 2005-10-17 Basf Aktiengesellschaft (meth)acrylic esters of polyalkoxylated trimethylolpropane
EP1727780A1 (de) * 2004-02-20 2006-12-06 Basf Aktiengesellschaft Verfahren zur herstellung von (meth) acrylsäureestern
US8318964B2 (en) * 2006-10-23 2012-11-27 Wako Pure Chemical Industries, Ltd. Process for producing ester compound

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2527005A1 (de) * 1975-06-18 1977-01-13 Bayer Ag Stabilisierte acrylsaeureester mehrwertiger alkohole und verfahren zu ihrer herstellung
DE68906723T2 (de) * 1988-06-10 1994-01-20 Asahi Chemical Ind Thermoplastisches Elastomer und darauf basierende lichtempfindliche Harzzusammensetzung und Druckplattenvorläufer, der die Zusammensetzung enthält.
DE3939163A1 (de) * 1989-11-27 1991-05-29 Henkel Kgaa Verbessertes trockenneutralisationsverfahren fuer organische fluessigphasen
DE3843843A1 (de) * 1988-12-24 1990-07-05 Henkel Kgaa Verfahren zur verbesserten herstellung von (meth)acrylsaeureestern mehrwertiger alkohole (iv)
DE3843854A1 (de) * 1988-12-24 1990-06-28 Henkel Kgaa Verfahren zur verbesserten herstellung von (meth)acrylsaeureestern mehrwertiger alkohole (i)

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
Bull.Chem.Soc.Jpn(1985),Vol.58,P2181−2184

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04502466A (ja) 1992-05-07
EP0449913B1 (de) 1994-03-09
DE58907195D1 (de) 1994-04-14
US5648518A (en) 1997-07-15
DE3843930A1 (de) 1990-06-28
EP0449913A1 (de) 1991-10-09
EP0376090A1 (de) 1990-07-04
AU4971890A (en) 1991-09-05
CA2006431A1 (en) 1990-06-24
AU623222B2 (en) 1992-05-07
WO1990007485A1 (de) 1990-07-12
ES2050427T3 (es) 1994-05-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3036832B2 (ja) 多価アルコールの(メタ)アルリル酸エステルの製造方法
JP2758717B2 (ja) 多価アルコールの(メタ)アクリル酸エステルの製法
JP2935742B2 (ja) 多価アルコールの(メタ)アクリル酸エステルの製造方法
US5198574A (en) Process for the improved production of (meth)acrylic acid esters of polyhydric alcohols (ii)
EP0901481A1 (en) Purification of glycidyl esters by thin film evaporation
US3989740A (en) Method of preparing polyalkylene glycol acrylates
CN1171847C (zh) 制备乳酸酯组合物的方法和其作为溶剂的应用
US20050010065A1 (en) Method for producing (meth) acrylic acid esters of polyhydric alcohols
US4059721A (en) Stabilized acrylic acid esters of polyhydric alcohols and a process for their preparation
JP2863309B2 (ja) 有機液相の改良された乾燥中和方法
EP1192120B1 (en) Processes for conducting equilibrium-limited reactions
JP2914075B2 (ja) (メタ)アクリル酸エステルの製造法
JP2003521478A (ja) 平衡律速反応を行う方法
JP3648636B2 (ja) 活性エネルギー線硬化樹脂用反応性希釈剤及びその製造法
US6156926A (en) Preparation of acetates of hydroxyl group-containing organics, in particular linalyl acetate
CA1110269A (en) Ester diol alkoxylate acrylates
JP2003190819A (ja) エステル交換触媒の回収方法
JPS5914017B2 (ja) 多官能性アクリレ−トの製造方法
US3041371A (en) Production of acrylic and methacrylic esters of polyoxyalkylene compounds
CZ2002931A3 (cs) Způsob výroby n-butylakrylátu
JPH0717577B2 (ja) エーテル基含有アルコールのメタクリル酸エステルの製造法
JP3176915B2 (ja) フリーラジカル的に反応性であるオレフィン性不飽和系における禁止剤の交換方法
KR0145730B1 (ko) 다가알콜의(메트) 아크릴산 에스테르의 제조방법(ⅲ)
JPH069496A (ja) (メタ)アクリル酸エステル類の製造方法
KR0145731B1 (ko) 다가알콜의(메트)아크릴산 에스테르의 제조방법(1)

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080225

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090225

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100225

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100225

Year of fee payment: 10

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100225

Year of fee payment: 10

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100225

Year of fee payment: 10