JP3036792B2 - キャスタブル用結合材 - Google Patents
キャスタブル用結合材Info
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- JP3036792B2 JP3036792B2 JP17638390A JP17638390A JP3036792B2 JP 3036792 B2 JP3036792 B2 JP 3036792B2 JP 17638390 A JP17638390 A JP 17638390A JP 17638390 A JP17638390 A JP 17638390A JP 3036792 B2 JP3036792 B2 JP 3036792B2
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- Japan
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- binder
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- alumina cement
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/91—Use of waste materials as fillers for mortars or concrete
Landscapes
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
- Ceramic Products (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、キャスタブル耐火物に用いられるアルミナ
セメント及び高炉急冷スラグ粉末(以下高炉スラグと称
す)を主とする結合材に関する。
セメント及び高炉急冷スラグ粉末(以下高炉スラグと称
す)を主とする結合材に関する。
従来、キャスタブル耐火物は、耐火骨材に結合材であ
るアルミナセメントを配合し、水を加えて混練し、施工
されていた。
るアルミナセメントを配合し、水を加えて混練し、施工
されていた。
しかし、その施工されたアルミナセメント硬化体が高
温雰囲気下で使用され、加熱された場合、温度上昇に伴
ないその強度は、暫次増伸するが、800〜1000℃(以
下、中間温度という)の範囲では、著しく低下する。
温雰囲気下で使用され、加熱された場合、温度上昇に伴
ないその強度は、暫次増伸するが、800〜1000℃(以
下、中間温度という)の範囲では、著しく低下する。
そこで、従来、その改善策として、次の2通りの結合
材が提案されている。
材が提案されている。
その一つは、カルシウムアルミネートを主体とした高
アルミナ質結合材である。例えば、CaO・2Al2O3を主材
として、これに水和活性の高いカルシウムアルミネー
ト、例えば12CaO・7Al2O3、CaO・Al2O3等を、さらに、
高純度のアルミナ粉末、界面活性剤、凝結遅延剤等を適
宜添加した、Al2O3含有量70重量%以上の特殊な高アル
ミナ質アルミナセメント組成物が知られている(特公昭
63−37055、特開昭55−121934)。
アルミナ質結合材である。例えば、CaO・2Al2O3を主材
として、これに水和活性の高いカルシウムアルミネー
ト、例えば12CaO・7Al2O3、CaO・Al2O3等を、さらに、
高純度のアルミナ粉末、界面活性剤、凝結遅延剤等を適
宜添加した、Al2O3含有量70重量%以上の特殊な高アル
ミナ質アルミナセメント組成物が知られている(特公昭
63−37055、特開昭55−121934)。
もう一つは、スラグを主材とした結合材である。例え
ば、ステンレス等の合金製造時に副産するスラグにアル
カリ金属化合物、ホウ素化合物及び蛍石を配合したの
ち、再溶融し、冷却し、粉砕した改質スラグ粉末(主鉱
物は11CaO・7Al2O3・CaF2、3CaO・2SiO2・CaF2、CaF
2等)に、シリカフラワー、場合によって解膠剤(リン
酸塩)を配合してなる改質スラグ系組成物が知られてい
る(特開平1−203276)。
ば、ステンレス等の合金製造時に副産するスラグにアル
カリ金属化合物、ホウ素化合物及び蛍石を配合したの
ち、再溶融し、冷却し、粉砕した改質スラグ粉末(主鉱
物は11CaO・7Al2O3・CaF2、3CaO・2SiO2・CaF2、CaF
2等)に、シリカフラワー、場合によって解膠剤(リン
酸塩)を配合してなる改質スラグ系組成物が知られてい
る(特開平1−203276)。
しかしながら、この2つの結合材を工業的規模で製造
しようとすると、製造工程が著しく複雑過ぎるために、
実用性が欠ける。例えば、改善策の前者の方法では、そ
れぞれのカルシウムアルミネートは所要の組成になるよ
うに焼成できないため、個別に焼成し、粉砕したのち、
所要配合比にしたがって混合しなければならない。ま
た、後者の方法では、再溶融したのち、前者と同様に粉
砕、混合工程を経ることにより、所望の結合材を製造し
なければならない。しかも、上記のようにして得た結合
材であっても、中間温度全域の強度低下の改良になるの
ではなく、1000℃での熱処理後の強度は、乾燥強度(10
0〜110℃で乾燥したときの強度)に比し、むしろ10〜15
%低くなる欠点も有している。
しようとすると、製造工程が著しく複雑過ぎるために、
実用性が欠ける。例えば、改善策の前者の方法では、そ
れぞれのカルシウムアルミネートは所要の組成になるよ
うに焼成できないため、個別に焼成し、粉砕したのち、
所要配合比にしたがって混合しなければならない。ま
た、後者の方法では、再溶融したのち、前者と同様に粉
砕、混合工程を経ることにより、所望の結合材を製造し
なければならない。しかも、上記のようにして得た結合
材であっても、中間温度全域の強度低下の改良になるの
ではなく、1000℃での熱処理後の強度は、乾燥強度(10
0〜110℃で乾燥したときの強度)に比し、むしろ10〜15
%低くなる欠点も有している。
そこで、本発明者らは、容易に入手しうる材料を使用
し、単純な工程で製造できる組成物であって、しかも中
間温度における強度が低下しない結合材について探求し
た結果、中間温度で強度低下するアルミナセメントであ
っても、特定材料をある範囲で組み合わせることによっ
て目的に適う結合材が簡単に製造できる方法を見出し、
本発明を完成させた。
し、単純な工程で製造できる組成物であって、しかも中
間温度における強度が低下しない結合材について探求し
た結果、中間温度で強度低下するアルミナセメントであ
っても、特定材料をある範囲で組み合わせることによっ
て目的に適う結合材が簡単に製造できる方法を見出し、
本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、アルミナセメント15〜60重量
%、高炉スラグ25〜75重量%、シリカ質物質5〜15重量
%、ホウ素化合物をB2O3基準で0.1〜5重量%及びアル
カリ金属化合物をR2O基準(RはK及び/又はNa)で1.5
〜4重量%からなる粉末状のキャスタブル用結合材にあ
る。
%、高炉スラグ25〜75重量%、シリカ質物質5〜15重量
%、ホウ素化合物をB2O3基準で0.1〜5重量%及びアル
カリ金属化合物をR2O基準(RはK及び/又はNa)で1.5
〜4重量%からなる粉末状のキャスタブル用結合材にあ
る。
本発明の結合材は、市販の材料、5種類をそのまま原
料として用いることができる。
料として用いることができる。
アルミナセメントには耐火物用及び工事用(構造用)
の2種類があり、いずれを選択し、使用してもよい。そ
の化学成分は主にAl2O3とCaOであり、前者が35〜65重量
%、後者が33〜40重量%と成分上かなりの幅があるが、
本発明の材料として用いるには、Al2O3含有量の低い方
のアルミナセメントが好ましい。なお、アルミナセメン
トは製造方法によって、結晶とガラス質との割合も相当
異なるが、この点についても特に限定するものではな
い。アルミナセメントの細かさは通常ブレーン値で3300
〜6000cm2/gである。
の2種類があり、いずれを選択し、使用してもよい。そ
の化学成分は主にAl2O3とCaOであり、前者が35〜65重量
%、後者が33〜40重量%と成分上かなりの幅があるが、
本発明の材料として用いるには、Al2O3含有量の低い方
のアルミナセメントが好ましい。なお、アルミナセメン
トは製造方法によって、結晶とガラス質との割合も相当
異なるが、この点についても特に限定するものではな
い。アルミナセメントの細かさは通常ブレーン値で3300
〜6000cm2/gである。
高炉スラグは、急冷スラグを粉砕した粉末である。そ
の化学成分は、主にSiO2、Al2O3、CaO、MgOなどであ
り、無定形物である。通常、市販されている高炉スラグ
の細かさは3000〜8000cm2/gである。
の化学成分は、主にSiO2、Al2O3、CaO、MgOなどであ
り、無定形物である。通常、市販されている高炉スラグ
の細かさは3000〜8000cm2/gである。
シリカ質物質には、シリカヒューム、天然けい石の粉
砕物等が挙げられる。その化学成分としては、SiO2が少
なくとも85重量%以上含まれているものを、また細かさ
は平均粒径10μm以下のものを使用するのが好ましい。
砕物等が挙げられる。その化学成分としては、SiO2が少
なくとも85重量%以上含まれているものを、また細かさ
は平均粒径10μm以下のものを使用するのが好ましい。
ホウ素化合物には、酸化ホウ素、ホウ酸、コレマナイ
ト(2CaO・3B2O3・5H2O)等が挙げられる。
ト(2CaO・3B2O3・5H2O)等が挙げられる。
アルカリ金属化合物としては、NaまたはKの炭酸塩、
炭酸水素塩、水酸化物などが挙げられる。さらに、ホウ
素とアルカリ金属の双方を含有するものとしてメタホウ
酸ナトリウム(NaBO2)、ホウ砂(Na2O・2B2O3・10H
2O)、カーナイト(Na2O・2B2O3・4H2O)ウレキサイト
(2CaO・Na2O・5B2O316H2O)等の天然鉱物やホウけい酸
アルカリガラス(Na2OまたはK2O 3〜15重量%、B2O310
〜20重量%)も使用できる。
炭酸水素塩、水酸化物などが挙げられる。さらに、ホウ
素とアルカリ金属の双方を含有するものとしてメタホウ
酸ナトリウム(NaBO2)、ホウ砂(Na2O・2B2O3・10H
2O)、カーナイト(Na2O・2B2O3・4H2O)ウレキサイト
(2CaO・Na2O・5B2O316H2O)等の天然鉱物やホウけい酸
アルカリガラス(Na2OまたはK2O 3〜15重量%、B2O310
〜20重量%)も使用できる。
これらホウ素化合物及びアルカリ金属化合物の細かさ
は、可溶性のものについては0.5mm以下程度でよいが、
不溶性のものについては混合したときの分散を良くする
ために、44μm以下に粉砕して用いるのが好ましい。
は、可溶性のものについては0.5mm以下程度でよいが、
不溶性のものについては混合したときの分散を良くする
ために、44μm以下に粉砕して用いるのが好ましい。
次に、上記各材料の混合割合について述べる。
アルミナセメントは、バインダーとして強度発現をさ
せるための基本的材料である。このアルミナセメントの
配合割合が15重量%未満では、強度発現が低くすぎ、耐
火物として形状を維持できない場合があり、逆に60重量
%を超えると、中間温度における強度低下が大きいの
で、いずれも好ましくない。好ましい混合割合の範囲は
20〜55重量%である。
せるための基本的材料である。このアルミナセメントの
配合割合が15重量%未満では、強度発現が低くすぎ、耐
火物として形状を維持できない場合があり、逆に60重量
%を超えると、中間温度における強度低下が大きいの
で、いずれも好ましくない。好ましい混合割合の範囲は
20〜55重量%である。
高炉スラグはシリカ質物質等と共に中間温度における
強度改善のために混合されるもので、その割合が25重量
%未満では、その混合した効果がなく、75重量%を超え
ると他の材料が相対的に減少、例えば、アルミナセメン
トあるいはその他の3材料が少量になり過ぎ、特に中間
強度が低下するので好ましくない。好ましい混合割合は
30〜70重量%である。
強度改善のために混合されるもので、その割合が25重量
%未満では、その混合した効果がなく、75重量%を超え
ると他の材料が相対的に減少、例えば、アルミナセメン
トあるいはその他の3材料が少量になり過ぎ、特に中間
強度が低下するので好ましくない。好ましい混合割合は
30〜70重量%である。
シリカ質物質、ホウ素化合物及びアルカリ金属化合物
の三者は、一体となって、焼結助剤として作用すること
により、中間温度における強度改善に寄与すると共に、
そぞれが独自の効果を発揮する。すなわち、シリカ質物
質は、特にシリカヒュームを用いた場合には、結合材と
水との混練物を成形した際に、ベアリング効果を発揮し
て密充填する作用があり、アルカリ金属化合物は、ホウ
素化合物によるアルミナセメントの凝結遅延効果を打ち
消し、アルミナセメント本来の速硬性を結合材に具備さ
せる働きがある。なお、アルカリ金属化合物のR2O基準
が1.5重量%未満では、脱型強度が極端に低く過ぎるの
で好ましくない。以上のような効果を発揮させるために
は、シリカ質物質は5〜15重量%、ホウ素化合物はB2O3
基準で0.1〜5重量%、アルカリ金属化合物はR2O基準
(K2O×0.658及びNa2Oの合計値)で、1.5〜4重量%混
合されていることが肝要である。それらの範囲外では、
三者のバランスがくずれ、中間温度における強度低下
や、硬化不良となるので、好ましくない。特に、ホウ素
化合物が多過ぎると凝結遅延にもなり、施工作業も長び
くので、一層好ましくない。
の三者は、一体となって、焼結助剤として作用すること
により、中間温度における強度改善に寄与すると共に、
そぞれが独自の効果を発揮する。すなわち、シリカ質物
質は、特にシリカヒュームを用いた場合には、結合材と
水との混練物を成形した際に、ベアリング効果を発揮し
て密充填する作用があり、アルカリ金属化合物は、ホウ
素化合物によるアルミナセメントの凝結遅延効果を打ち
消し、アルミナセメント本来の速硬性を結合材に具備さ
せる働きがある。なお、アルカリ金属化合物のR2O基準
が1.5重量%未満では、脱型強度が極端に低く過ぎるの
で好ましくない。以上のような効果を発揮させるために
は、シリカ質物質は5〜15重量%、ホウ素化合物はB2O3
基準で0.1〜5重量%、アルカリ金属化合物はR2O基準
(K2O×0.658及びNa2Oの合計値)で、1.5〜4重量%混
合されていることが肝要である。それらの範囲外では、
三者のバランスがくずれ、中間温度における強度低下
や、硬化不良となるので、好ましくない。特に、ホウ素
化合物が多過ぎると凝結遅延にもなり、施工作業も長び
くので、一層好ましくない。
本発明の結合材は、上述した各材料を所定の割合に配
合し、慣用の混合機、例えばV型混合機で十分混合すれ
ば製造できる。
合し、慣用の混合機、例えばV型混合機で十分混合すれ
ば製造できる。
なお、本発明の結合材を使用するのにあたり、減水
剤、高性能減水剤など適宜添加することはさしつかえな
い。
剤、高性能減水剤など適宜添加することはさしつかえな
い。
実施例1〜9、比較例1〜6 下述する5材料を第1表に示す割合に配合し、V型混
合機に投入して、十分混合して、それぞれの結合材を製
造した。
合機に投入して、十分混合して、それぞれの結合材を製
造した。
(使用した材料) アルミナセメント 日本セメント社製「アサノアルミナセメント1号」 Al2O3 53.2重量%、CaO 37.5重量%、 ブレーン比表面積 4900cm2/g 高炉スラグ 第一セメント社製「セラメント」 SiO234.3重量%、Al2O3 12.2重量%、 CaO 41.9重量%、MgO 6.2重量%、 ブレーン比表面積 3600cm2/g シリカ質物質 エルケム・ジャパン社製「ミックスタイト970U」 SiO295重量%以上 平均粒径 0.2μm ホウ素化合物 関東化学工業社製試薬「ほう砂」 アルカリ金属化合物 東洋ソーダ社製「炭酸ソーダ」 これらの結合材100重量部、耐火骨材(日本粘土鉱業
社製「シヤモット」粒径2.5mm通過品)200重量部、高性
能減水剤(花王社製「マイテイ100」)1重量部及び水4
0重量部を容器に入れ、混練した。
社製「シヤモット」粒径2.5mm通過品)200重量部、高性
能減水剤(花王社製「マイテイ100」)1重量部及び水4
0重量部を容器に入れ、混練した。
得られた各混練物を4×4×16cmに成型し、20℃湿空
中で24時間養生したのち、脱型した。次いで、100℃の
乾燥器に入れ、24時間乾燥した。さらに、電気炉に入れ
昇温速度200℃/hrの条件で800℃または1000℃に昇温
し、それぞれの温度に3時間保持したのち、炉内放冷し
た。上記各プロセスの経過後、すなわち脱型後、乾燥
後、800℃熱処理後及び1000℃熱処理後、それぞれにお
ける圧縮強度を測定し、得た結果を第1表に併記した。
中で24時間養生したのち、脱型した。次いで、100℃の
乾燥器に入れ、24時間乾燥した。さらに、電気炉に入れ
昇温速度200℃/hrの条件で800℃または1000℃に昇温
し、それぞれの温度に3時間保持したのち、炉内放冷し
た。上記各プロセスの経過後、すなわち脱型後、乾燥
後、800℃熱処理後及び1000℃熱処理後、それぞれにお
ける圧縮強度を測定し、得た結果を第1表に併記した。
〔発明の効果〕 本発明は、アルミナセメント、高炉スラグのほか少量
のシリカ質物質、ホウ素化合物及びアルカリ金属化合物
を混合してなるキャスタブル耐火物用結合材であり、従
来の結合材では、該耐火物としたとき、800〜1000℃で
熱処理された際の強度は、乾燥強度より低くなるのに対
して本発明の結合材はむしろ高く、これによって中間強
度における従来の結合材の欠点を解消できた。
のシリカ質物質、ホウ素化合物及びアルカリ金属化合物
を混合してなるキャスタブル耐火物用結合材であり、従
来の結合材では、該耐火物としたとき、800〜1000℃で
熱処理された際の強度は、乾燥強度より低くなるのに対
して本発明の結合材はむしろ高く、これによって中間強
度における従来の結合材の欠点を解消できた。
本発明の結合材は入手容易な材料をたくみに組み合
せ、混合割合を指定することによって、それらが具備す
る欠点を相互に補充し、解消させている点に特徴を持っ
ており、しかも市販の材料を何ら加工することなく、単
に混合しさえすれば製造できる点、実用化が格段に高い
メリットがある。
せ、混合割合を指定することによって、それらが具備す
る欠点を相互に補充し、解消させている点に特徴を持っ
ており、しかも市販の材料を何ら加工することなく、単
に混合しさえすれば製造できる点、実用化が格段に高い
メリットがある。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C04B 22:06 22:10)
Claims (1)
- 【請求項1】アルミナセメント15〜60重量%、高炉急冷
スラグ粉末25〜75重量%、シリカ質物質5〜15重量%、
ホウ素化合物をB2O3基準で0.1〜5重量%及びアルカリ
金属化合物をR2O基準(RはK及び/又はNa)で1.5〜4
重量%からなるキャスタブル用結合材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17638390A JP3036792B2 (ja) | 1990-07-05 | 1990-07-05 | キャスタブル用結合材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17638390A JP3036792B2 (ja) | 1990-07-05 | 1990-07-05 | キャスタブル用結合材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0465347A JPH0465347A (ja) | 1992-03-02 |
JP3036792B2 true JP3036792B2 (ja) | 2000-04-24 |
Family
ID=16012684
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17638390A Expired - Fee Related JP3036792B2 (ja) | 1990-07-05 | 1990-07-05 | キャスタブル用結合材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3036792B2 (ja) |
-
1990
- 1990-07-05 JP JP17638390A patent/JP3036792B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
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---|---|
JPH0465347A (ja) | 1992-03-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |