JP3036660U - 断熱材包含シート - Google Patents

断熱材包含シート

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JP3036660U JP1167396U JP1167396U JP3036660U JP 3036660 U JP3036660 U JP 3036660U JP 1167396 U JP1167396 U JP 1167396U JP 1167396 U JP1167396 U JP 1167396U JP 3036660 U JP3036660 U JP 3036660U
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heat insulating
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順二郎 長谷川
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有限会社長谷川塗装工業
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本考案は、得に塗装業者並びに建築業者等が抱
える問題点を解決すべく創案されたものであって、その
目的とするところは屋根や橋げたなどの塗装を必要とす
る部材や足場の組立作業に対して、雨や夜露又は朝露、
霜などにより翌日の作業が遅延してしまうことを防ぐシ
ートを提供し、種々の欠点を解消しようとするものであ
る。 【解決手段】本考案は、シートの表面に防水加工を施し
たものとしビニール製シート、レザー製シート、なめし
革製等のシートを、袋状に成型し当該シート内部に建築
部材に使用される断熱材として無機質繊維のグラスウー
ル、ロックウールや、天然有機質繊維のセルローズファ
イバーを設けたことにより上述欠点である水滴を防ぐこ
とを特徴とし、上記の問題点を解決している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、塗装業及び建築業関連に於いて、雨や露及び霜などにより建造物表 面に水滴が付着することにより、作業を妨げられることを防ぐ表面覆い又は敷く ことを目的とした、シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術としてシートは、材質的には様々なものがあったが、一般的に用い られているビニール製シート等に於いては、その利用が地面の上に敷いて物品や 人と直接触れないようにすることや、建造物その他物品を覆い被せ、直接の雨又 は露等を凌ぐことに使用されているものが殆どであった。
【0003】蓋し、上述にある従来のビニール製シート等では防水シートとし つつも屋根や外壁又は鉄骨部材、橋架などに覆い被せた場合に於いて、雨や露、 霜などによる湿気または水滴を完全に遮断できず、該ビニールシート表面や建造 物表面に水滴が付着した状態となっているものであり、これによって接している 面は常に湿気を帯びた状態となっているものであった。 これらの湿気及び水滴は天候にも左右されるものであるが、ある程度の時間を 置かなければ当該水滴が蒸発できず、作業を行う上で非常に妨害をしているもの であった。
【0004】また特に、塗装業を営む者にとって屋根、鉄骨部材などに付着す る水滴は、完全に蒸発した状態でなければ塗装を施すことができず、水滴の乾燥 を待っての作業は、一日の就労時間に於いて有効な時間が他業種の就労時間に比 べ極端に少ないため、円滑な労働をすることが前提としつつも非常なまでに就労 時間の縮小になることは、労働的効率はおろか、それによって起る時間単価の極 端なアップにより経済効率上の妨げにもなっていたものである。 また得に塗装業者や建築業者は地上より高い場所へ登っての作業も多く、鉄骨 部材などが水滴を帯びた状態によって、落下による怪我や重大事故に繋がる危険 性もあった。
【0005】一方、建築部材として使用されている断熱材はその種類も豊富で あるが、得に建造物に対して断熱性能、吸音性能、防火性能、防露性能、撥水性 能、防虫効果、防錆性に優れたものとして無機質繊維のグラスウール、ロックウ ールや、天然有機質繊維のセルローズファイバーなどがあった。 ただし、これら断熱材の使用目的および利用箇所は建造物での利用のみで、そ れぞれ天井面施工、屋根面施工、壁面施工、床面施工等に使用されるもので、こ れら面断熱として各施工に於いては貼付されるものや、吹き込みによるものなど があった。 ただしこれらの断熱材利用に於いてはその効果・性能は上記で述べた通りだが 、ビニール製及びレザー製またはなめし革製などの各種シートとの組合せにより 、これらシート及び断熱材の各々の性能を充分に引き出し、他の分野に対して利 用しようとするものは存在しなかった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
シートは、その利用が多方面に渡り多種多様に使用されるものであるが、一時 凌ぎの目的が多く見受けられ、特定作業を格段に向上させるために使用している ものではなかった。 また、断熱材は建造物に使用されるのが一般的であり、当該断熱材を多方面に 利用しようとするものではなかった。
【0007】 得に、塗装業者にとって建造物の屋根や橋架などの橋げた、あるいは鉄骨部材 を塗装するにあたって、表面に水滴などがある時は、完全に表面が乾燥するのを 待たなければ作業ができないことより、時間的、労働的負担があった。
【0008】通常のシートで、屋根などを覆い雨や露を凌ごうとしたが、該シ ートでは一時の利用は可能だが長時間の使用では、表面を貫通し水滴が塗装面に 付着したままの状態となり、かえって通気性が悪化し水滴がかえって乾燥できな いものとなり、作業面に重大な支障を来す原因となっていたものである。
【0009】また一方では、断熱材を直接塗装面となる部分に張設することは 、水分をそのまま吸い取ったものが、貫通しいつまで水滴を塗装面に付着させる こととなった。 更に、これら断熱材は非常に軽いため重しを上げなければ少々の風でも飛んで しまう欠点があるため、中空に曝した状態での使用は不可能であった。
【0010】本考案は、上記のような問題点に鑑み、その問題点を解決すべく 創出されたものであって、その目的とするところは、雨や夜露又は朝露などによ って遅らされた塗装作業に対して、シートの機能と断熱材の機能を一体化するこ とによって、翌朝早くから塗装作業が可能となり、前述の欠点を解消しようとす るものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上述の課題を解消するためにシートの表面に防水加工を施したもの としビニール製シート、レザー製シート、なめし革製等のシートを、袋状に成型 し当該シート内部に建築部材に使用される断熱材として無機質繊維のグラスウー ル、ロックウールや、天然有機質繊維のセルローズファイバーを設けたことによ り上述欠点である水滴を防ぐことを特徴とし、上記の問題点を解決している。
【0012】
【考案の実施の形態】
袋状に成型されたシート本体の外周部位に、ロープ等を取着する孔を設けた箇 所より、雨などによる水滴を防護したい塗装面に覆い被せ、該取付け孔よりロー プを張り塗装面と当該シートを密着させる。 また、利用箇所によっては円形状の部材に使用することもあるため、この場合 は外周を覆った状態にし、該シートの上からロープ等で縛ることで係り止めする ことができる。
【0013】更に、突出した形態や段差をもつものなどによってロープの利用 のみならず、多種多様なもので取付けることが可能となり、装着する部分によっ て使用形態を自在とする。
【0014】
【実施例】
以下、本考案につき添付図面に従って一実施例を説明する。 図1は本考案に係るシートの一形態を表す上面図であり、図2は本考案に係る材 料構成を示す断面図であり、第3図はそれぞれ屋根に取着した状態を表わす概観 図、第6図は断熱材の通常の使用例を表わす斜視図である。
【0015】図2に示す通り、芯材となる断熱材4を中心に上下よりサンドイ ッチ状にシートa、bで挟み帳設成型した、いわゆる袋状とすることにより一体 形状として表したものが本考案の上面図1及び断面図2である。
【0016】図1に示すシート本体1の外周部位には、塗装を施す部材面とシ ート本体1が密着なるように張るためにロープ6等の取付け孔2を取着し、該取 付け孔2を利用することにより各図3、図4、図5に表わすように各屋根5.7 及び橋げた8等の塗装部分の覆いをすることが容易となる。 この時、第4図に表わされるように、塗装を施さなければならない部材の形状 によっては屋根7のような複雑形状なものもあり、特殊形態に合わせて本考案の 断熱材包含シートは取着するに自在である。 このことは、第5図にも示すように得に橋架の橋げた8などの円形状のものな どにも適用することができるものである。
【0017】なお、シート本体1の内部に断熱材4を内設した後の縫合方法は 、チヤックを用いて内包する断熱材4の交換を可能とすることができることは勿 論のこと、コーキング剤又はシーリング剤により縫目を接着なるように蓋をし、 完全に密封状態とすることも本考案に包含される。但し、縫合箇所より雨などの 水滴の侵入を防ぐことができるものであれば、シートa、bを上下より挟んで袋 状にする方法は得に固執するものでもない。
【0018】同じくシート本体1に取着される取付け孔2は適宜設ければ良く 、この場合、シートa、シートbを合わせた状態で互いを貫通したものとし、ロ ープ6等により張られる際に、シート本体1が破れる事が無いように取付け孔2 には、強化用スペーサ3等を取着する。
【0019】図2に示す断熱材4は、建造物に使用される無機質繊維を主原料 とする断熱材、いわゆるグラスウール・ロッタウール及び天然有機質繊維を主原 料とする断熱材としてセルローズファイバーなどを使用し、建築資材として一般 的に使用される柔軟性を兼ね備えた断熱材であれば、得に限定するものではない 。 なお、シートa、シートbは防水性及び撥水性を兼ね備えたシートであれば良 く、実験の結果、現在もっとも安価なビニール製シートでもその結果は絶大な威 力を発揮するものである。 蓋し、ビニール製シートからも推測されるに、レザー製シート及びなめし革製 シートが防水及び撥水性を兼ね備えた処理を施されていれば、上述同様に同一の 効果を得るものである。 このように施された本考案の断熱材包含シートを、前日の作業終了時に設置す ることによって、翌朝よりすぐに通常通りの作業を行うことができるものである 。
【0020】
【考案の効果】
上述の様に、本考案に係る断熱材包含シートは、塗装業を営むものにとって最 大の悩みであった雨、露、霜等の水滴により作業が遅延することで、就労時間が 極端に少なく且つ現地までの移動にかかる時間によって、一日の労働時間が更に 縮小されることで、作業効率が悪化すること並びに時間単価が高いものとなって しまうための依頼者への負担が係ることを解消ないし解決するものである。 また、塗装を施す箇所に対して覆うことによりその部分が乾燥した状態によっ て、翌日の朝より作業に取りかかれることは勿論、建築業者に於いても足場の組 立作業並びにコンクリートを施した部分の凍結や、水滴による作業の遅れに対し ても効果を発揮できるものである。 更に塗装業者や建築業者は地上より高い場所へ登っての作業も多く、屋根や鉄 骨部材などが水滴を帯びた状態によって、落下による怪我や重大事故に繋がる危 険性があったが、本考案によって安全な作業をすることができることで、危険に 対しての不安による心苦の解消と作業効率の向上にも繋がるものである。
【0021】また一方、レジャーなどで草原や土の上で使用する場合であって も、下からの湿気により濡れることがないことは、不快感を与えることの無い敷 物としても利用価値が向上するものである。 このように本考案の特徴である断熱材を多く利用することによって作用する効 果は、建築関連製品の需要を促進させるばかりでなく、レジャー産業にも利用度 が広がることで新たな発見に繋がるものである。
【0022】また、従来より用いられた乾燥その他の防護用のシートよりも少 々の重量が加わるだけであり、運搬作業時に於いても特別の負担があるわけでも ない。 更に、本考案による断熱材包含シートは室内に設置することも可能であり、内 装又は内部で作業を行うものが、水滴を防がなければならない場合などにも利用 できるものであり、このことは室内等の湿気を取り除く作業に於いて、乾燥用の 暖房機具等を用意していたことに対し、設備軽減と労力的負担の解消に繋がる。 以上より本考案による断熱材包含シートによって生ぜしめる効果は絶大なもの であり、塗装業界並びに建築業界に極めて実用的有益なる経済効果を及ぼすもの である。
【図面の簡単な説明】
【図 1】 本考案に係る一形態を表わす上面図であ
る。
【図 2】 本考案に係る材料構成を表す断面図であ
る。
【図 3】 本考案に係る屋根に取着した状態を表わす
概観図である。
【図 4】 本考案に係る複雑形状な面に取着した状態
を表わす概観図である。
【図 5】 本考案に係る橋げたに取着した状態を表わ
す概観図である。
【図 6】 本考案に係る断熱材の通常の使用例を表わ
す斜視図である。
【符号の説明】 a: シート b: シート 1: シート本体 2: 取付け孔 3: 強化用スペーサ 4: 断熱材 5: 屋根 6: ロープ 7: 屋根 8: 橋げた 9: 断熱材 10: 断熱ボード 11: 柱 12: 縦胴縁 13: 横胴縁 14: 通気層 15: 間柱 16: 防湿層 17: 石膏ボード 18: サイディング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項 1】建造物に使用される無機質繊維を主原料
    とする断熱材、いわゆるグラスウール・ロックウールま
    たは/及び天然有機質繊維を主原料とする断熱材、いわ
    ゆるセルローズファイバーなどを芯材として、袋状に成
    型したシートの内部に当該断熱材を収納し、蒲団形態に
    施したことを特徴とする断熱材包含シート。
JP1167396U 1996-10-08 1996-10-08 断熱材包含シート Expired - Lifetime JP3036660U (ja)

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