JP3036448B2 - 半導体装置 - Google Patents
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Description
り、特に内部回路を静電破壊から保護するための静電保
護素子を備えた半導体装置に関する。
路は、種々の半導体素子で構成されている。そして、外
部から瞬間的にかかる過大入力電圧たとえば静電気から
発生するパルス状の高電圧による半導体素子の破壊を防
止することが必須になっている。このような半導体集積
回路の静電破壊現象から半導体素子を保護する技術とし
てこれまで種々のものが提案され用いられている。
動作電圧は低電圧化され低消費電力化されると共に、半
導体装置を構成する半導体素子の構造は微細化され高密
度化されてきている。そして、微細化され高密度化され
ている半導体素子の静電破壊は全般的に生じ易くなって
きている。
するための従来の技術として特開昭63−202056
号公報に記載され開示されている技術(以下、第1の従
来例と記す)とその他、一般的によく知られている技術
(以下、第2の従来例と記す)について説明する。
の入力保護の等価回路を示す。また、図14(b)は、
この入力保護の半導体素子の断面構造を示している。
1に入力配線102が接続されている。そして、この入
力配線102は、半導体装置の内部回路の入力ゲートに
接続されるようになる。
ND電位)との間に静電保護トランジスタとして入力保
護用NチャネルMOSトランジスタ103が接続されて
いる。そして、この入力保護用NチャネルMOSトラン
ジスタ103のゲートはVss電位に固定されている。
のMOSトランジスタで構成されている。しかし、高い
パルス電圧がこのMOSトランジスタに印加されると、
このMOSトランジスタはスナップバック効果のためバ
イポーラ動作するようになる。このため図14(a)で
は、あたかも寄生NPNトランジスタ104が入力配線
102とVss電位との間に存在するように記載されて
いる。
ランジスタである入力保護用NチャネルMOSトランジ
スタ103は、図14(b)に示すように、導電型がP
型の半導体基板105に設けられている。ここで、入力
端子101に接続されたドレイン用N+ 拡散層106の
回りをゲート電極107が囲み、さらにこのゲート電極
107の回りをソース用N+ 拡散層108が囲むように
形成されている。
ように、寄生NPNトランジスタ104が見かけ上に形
成される。この場合には、半導体基板105が寄生NP
Nトランジスタ104のベースとなり、ソース用N+ 拡
散層108がエミッタとなり、ドレイン用N+ 拡散層1
06がコレクタとなる。なお、このソース用N+ 拡散層
108はVssに接続され、ドレイン用N+ 拡散層10
6上には金属のパッドで構成される入力端子が形成され
るようになる。
入力保護用の半導体素子として大きな寸法の1個のMO
Sトランジスタが形成されることになる。
明する。図15は、この第2の従来例の場合の入力保護
の等価回路を示している。
抗配線202が接続されている。そして、この抵抗配線
202は、半導体装置の内部回路の入力ゲートに接続さ
れるようになる。
との間に入力保護用PNダイオード203ダイオードお
よびNPNトランジスタ204が互いに並列になるよう
に接続されている。
ないが、例えば導電型がP型の半導体基板上で互いに隣
接し並行に形成される細長いN+ 拡散層でもって構成さ
れる。ここで、このNPNトランジスタはラテラル型バ
イポーラトラジスタであり、一方の拡散層がエミッタと
なり、他方の拡散層がコレクタとなりその間の導電型が
P型の半導体基板の表面がベースとなる。
は、上記の他方のN+ 拡散層と半導体基板とで構成され
る。このようにして、図15の等価回路は形成されてい
る。
体装置は高集積化と共に高速化されていく。このため
に、半導体装置を構成する個々の半導体素子はますます
微細化され高密度化される。このように、半導体素子が
微細化されると、一般に静電気放電(Electros
tatic Discharge:ESD)による半導
体装置の不良発生が多発するようになる。
あり、動作時の低電圧化が重要になってきている。この
ように低電圧化になると、これまでに比し、少量の静電
気あるいは小さな過大入力電圧の場合でも、内部回路を
構成する半導体素子が破壊し易くなってくる。
て、上記のようなESD等から半導体素子を保護する技
術の開発が急務になってきている。
て大きな寸法のMOSトランジスタが入力端子101の
周りに1個形成されている。そしてこの場合には、過大
入力電圧が入力端子101を通してドレイン用N+ 拡散
層106に印加されると、ゲート電極107の直下のド
レイン用N+ 拡散層106と半導体基板との間のPN接
合部でブレークダウンが起こる。このブレークダウン
は、この場合多数キャリアである正孔を多数発生させ
る。この正孔は基板電位を正極側に高めスナップバック
効果でMOSトランジスタを作動させる。そして、過大
入力電圧に対する放電がなされるようになる。
ランジスタのゲート絶縁膜の絶縁破壊が頻繁に発生する
ようになる。特に、この絶縁破壊は、半導体素子の微細
化に伴うゲート絶縁膜の薄膜化と共に顕著になる。
記過大入力電圧に対する放電時、正極側にシフトし多数
の正孔が形成される半導体基板からゲート絶縁膜に多数
の正孔が注入されゲート絶縁膜中にたまり、ゲート絶縁
膜に過大の電圧が印加されるようになるためと考えられ
る。
スタ204等は、半導体基板上に選択的に設けられる1
対のN+ 拡散層をエミッタおよびコレクタ領域とし、こ
れらの領域で挟まれる半導体基板をベース領域として形
成される。そして、過大入力電圧が入力端子に印加され
た場合に、PN接合のアバランシェ型ブレークダウンで
生成する正孔でベース電位が上がりNPNトラジスタが
作動する。そして、このNPNトランジスタを通して過
大入力電圧に対する放電がなされる。
ラトランジスタであるNPNトランジスタの起動は、第
1の従来例の場合のようなMOSトランジスタに比較し
遅れる。このために、外部から入力端子にかかる過大入
力電圧に対し、保護素子の応答が遅延するようになる。
これに対し、内部回路を構成する半導体素子は微細化さ
れるため、その応答はますます速くなる。そこで、保護
素子が機能する前に内部回路の半導体素子が破壊され易
くなる。
は、過大入力電圧が小さくなると応答できなくなる。こ
れは、PN接合のアバランシェ型ブレークダウン電圧の
低減が難しいためである。これに対し、先述したように
半導体装置の内部回路を構成する半導体素子が微細化さ
れ、ゲート長が縮小しゲート絶縁膜の膜厚が薄膜化する
と、半導体素子はこのような小さなパルス電圧にも充分
に応答しESD破壊が生じ易くなる。
になされたもので、最小限のパターン面積の回路構成に
より、ますます微細化する内部回路の半導体素子を静電
破壊現象から保護できるようにした半導体装置を提供す
ることにある。
体装置は、半導体基板上に設けられた金属端子と、前記
半導体基板の一導電型領域に形成され、かつ前記金属端
子に接続された1個以上の逆導電型の第1の拡散層と、
一定電位の電極配線に接続された1個以上の逆導電型の
第2の拡散層とを有し、前記第1の拡散層のうちの一部
をドレイン前記第2の拡散層のうちの一部をソースとし
前記電極配線に接続されるゲート電極をもつ絶縁ゲート
電界効果トランジスタと、前記第1の拡散層の他の一部
と前記第2の拡散層の他の一部とが一定の離間距離を有
して形成され、それぞれをコレクタおよびエミッタとし
前記一導電型領域をベースとして前記絶縁ゲート電界効
果トランジスタにより起動するラテラル型バイポーラト
ランジスタとを備えている。
基板上に設けられた金属端子と、前記半導体基板の一導
電型領域内に形成され、かつ前記金属端子に接続された
逆導電型の第1の拡散層をドレインとし、一定電位の電
極配線に接続された逆導電型の第2の拡散層をソースと
し、前記電極配線に接続されるゲート電極を有する絶縁
ゲート電界効果トランジスタと、前記第2の拡散層に対
し一定の離間距離を有して形成され、かつ前記金属端子
に接続された逆導電型の第3の拡散層をコレクタとし、
前記第2の拡散層をエミッタとし、前記一導電型領域を
ベースとし、前記絶縁ゲート電界効果トランジスタによ
り起動するラテラル型バイポーラトランジスタとを備え
ている。
離間距離を有して形成され、かつ前記電極配線に接続さ
れた一導電型の第4の拡散層と、前記第3の拡散層とで
PNダイオードが構成される。
し、GND電位に接続された逆導電型の第5の拡散層を
ソースとし、内部回路によって電位が制御されるゲート
電極を有する出力用の別の絶縁ゲート電界効果トランジ
スタを備えている。
基板上に設けられた金属端子と、前記半導体基板の一導
電型領域内に形成され、かつ前記金属端子に接続された
逆導電型の第1の拡散層をドレインとし、一定電位の電
極配線に接続された逆導電型の第2の拡散層をソースと
し、前記電極配線に接続されるゲート電極を有する絶縁
ゲート電界効果トランジスタと、前記第1の拡散層に対
し一定の離間距離を有して形成され、かつ前記電極配線
に接続された逆導電型の第6の拡散層をエミッタとし、
前記第1の拡散層をコレクタとし、前記一導電型領域を
ベースとし、前記絶縁ゲート電界効果トランジスタによ
り起動するラテラル型バイポーラトランジスタとを備え
ている。
し、GND電位に接続された逆導電型の第7の拡散層を
ソースとし、内部回路によって電位が制御されるゲート
電極を有する出力用の別の絶縁ゲート電界効果トランジ
スタを備えている。
導体基板の内部回路とを接続する入力または出力端子で
あり、前記絶縁ゲート電界効果トランジスタ、ラテラル
型バイポーラトランジスタおよびPNダイオードが静電
保護素子である。あるいは、金属端子には、半導体装置
の電源またはGND電位が接続される。
半導体装置では、前記入出力端子に印加される過大入力
電圧に対し、前記絶縁ゲート電界効果トランジスタのド
レインとソース間のパンチスルーで発生する電荷により
前記ラテラル型バイポーラトランジスタが作動するよう
に設定される。
スタのゲート幅は、前記ラテラル型バイポーラトランジ
スタのベース幅より短く設定されている。
スタの実効チャネル長は、前記ラテラル型バイポーラト
ランジスタの実効ベース長より長くなるように設定され
ている。
タのドレインのコンタクト孔端部とソースのコンタクト
孔端部との離間距離が、前記ラテラル型バイポーラトラ
ンジスタのコレクタのコンタクト孔端部とエミッタのコ
ンタクト孔端部との離間距離より長くなるように設定さ
れている。
スタのチャネル端部と前記ラテラル型バイポーラトラン
ジスタのベース領域とが一部で接している。
ジスタのチャネル端部と前記ラテラル型バイポーラトラ
ンジスタのベース領域の一部との離間距離が8μm以内
である。
スタのチャネル端部と前記ラテラル型バイポーラトラン
ジスタのベース領域との間の少なくとも一部が、半導体
素子の構成要部で遮られていない。
電界効果トランジスタのゲート絶縁膜の膜厚が、前記内
部回路を構成する絶縁ゲート電界効果トランジスタのゲ
ート絶縁膜の膜厚より厚くなるように設定される。
が金属端子に、エミッタが一定電位の電極配線に、ベー
スが抵抗を介して前記エミッタに接続された静電保護ト
ランジスタと、前記静電保護トランジスタを起動させる
機能を有する半導体素子とが、互いに隣接して半導体基
板上に形成されている。
ラル型バイポーラトランジスタである。
効果トランジスタである。
ロール・ダイオードである。
ル型バイポーラトランジスタのベース領域の上部には、
層間絶縁膜層のみが形成され配線層は形成されていな
い。
に形成されたウェル層である。
入力電圧に対する放電線であり、半導体装置の搭載され
る半導体チップの周辺に配設されている。
力電圧が印加されると、小さな寸法のトリガーMOSト
ランジスタ等の半導体素子が初めに作動し、次に、この
半導体素子の駆動が引金になり静電保護トランジスタが
作動して過大入力電圧に対応した放電がなされる。
タ等の半導体素子はNPNトランジスタ等の静電保護ト
ランジスタを起動する役割を有し過大入力電圧に対する
大きな放電能力は有していない。この過大入力電圧に対
する放電は、結果として低抵抗パスとなる静電保護トラ
ンジスタを通して行われることになる。
施の形態を説明する。図1乃至図3は本発明の第1の実
施の形態を説明するための図である。ここで、図1は入
出力保護部の等価回路図を示し、図2はそのパターンレ
イアウト図であり、図3は図2に記したA−Bで切断し
たところの断面図である。
線2が接続されている。そして、この入出力線2は、入
力抵抗3を通して半導体装置の内部回路の入力ゲートに
接続されるようになる。
ss電位との間に絶縁ゲート電界効果トランジスタであ
るトリガーMOSトランジスタ4が接続されている。そ
して、このトリガーMOSトランジスタ4のゲートはV
ss電位に固定される。
MOSトランジスタ4に並列に静電保護トランジスタと
してNPNトランジスタ5が接続されている。ここで、
トリガーMOSトランジスタ4のバックゲート6は、後
述するウェル層あるいは半導体基板を通してNPNトラ
ンジスタ5のベースに接続される。そして、このバック
ゲート6はバックゲート抵抗7を通してVss電位に接
続される。さらに、NPNトランジスタ5のエミッタも
Vss電位に接続される。
トランジスタ4およびNPNトランジスタ5に並列にP
Nダイオード8が接続される。
回路に接続される入出力線2には、Vss電位との間に
並列して配置される入出力保護素子が形成される。これ
らの保護素子が入出力保護部を構成する。
ーンレイアウトを説明する。図2に示すように、入出力
パッド11に接続する入出力配線12が形成される。こ
こで、これらはアルミニウム金属で構成される。そし
て、この入出力配線12の一部はコンタクト孔を通して
抵抗配線13に接続され、さらに内部配線14に接続さ
れている。
クト孔15を通してドレイン拡散層16に接続される。
そして、ゲート電極17が形成されソース拡散層18が
形成されて、トリガーMOSトランジスタ4がこれらで
構成されることになる。このソース拡散層18は、ソー
ス・コンタクト孔19を通して接地配線20に接続され
る。ここで、ゲート電極17はゲート・コンタクト孔2
1を通して接地配線20に接続されている。
クト孔22を通してコレクタ拡散層23に接続される。
同様に、ソース拡散層18を挟むようにしてコレクタ拡
散層23’が形成され、このコレクタ拡散層23’もコ
レクタ・コンタクト孔22’を通して入出力配線12に
接続されている。このようにして、ソース拡散層18を
エミッタ拡散層とし、並設して形成される、ベース領域
24および24’とコレクタ拡散層23および23’と
でNPNトランジスタ5が構成されることになる。ここ
で、ベース領域24あるいは24’のベース長は、ソー
ス拡散層(エミッタ拡散層)18とコレクタ拡散層23
あるいは23’との離間距離である。また、ベース幅
は、図2で示されるコレクタ拡散層23あるいは23’
の縦方向の幅に相当する。
て、トリガーMOSトランジスタの寸法は小さくなるよ
うに設計される。すなわち、トリガーMOSトランジス
タのゲート幅はNPNトランジスタのベース幅に比べ非
常に小さくなるように設計される。例えば、ゲート幅が
ベース幅の1/50程度になるように設定される。但
し、トリガーMOSトランジスタのゲート長はNPNト
ランジスタのベース長より長くなるように設計される。
そして、トリガーMOSトランジスタのチャネル長がN
PNトランジスタのベース長より長くなるように設定さ
れる。
オード拡散層25が形成され、このダイオード拡散層2
5はダイオード・コンタクト孔26を通して接地配線2
0に接続されている。
保護部の断面構造で本発明を説明する。
ン基板31の表面領域に導電型がP型のウェル層32が
形成される。ここで、ウェル層32の不純物濃度は10
16原子/cm3 程度になるように設定される。そして、
このウェル層32の表面に素子分離領域として選択的に
フィールド絶縁膜33,33aが形成される。フィール
ド絶縁膜33のない領域にゲート絶縁膜35を介してゲ
ート電極17が形成され、このゲート電極17に自己整
合的に高濃度のヒ素不純物が導入されてドレイン拡散層
16とソース拡散層18が形成される。そして、層間絶
縁膜34に設けられたドレイン・コンタクト孔15を通
して入出力配線12がドレイン拡散層16に接続され、
ソース・コンタクト孔19を通して接地配線20がソー
ス拡散層(エミッタ拡散層)18に接続されるようにな
る。このようにして、図1で説明したNチャネル型のト
リガーMOSトランジスタ4が構成される。
層23が形成される。そして、このコレクタ拡散層23
は、コレクタ・コンタクト孔22を通して入出力配線1
2に接続されている。このようにして、フィールド絶縁
膜33a直下のウェル層をベース領域24とし、エミッ
タ拡散層18とコレクタ拡散層23を有するラテラル型
バイポーラトランジスタであるNPNトランジスタ5が
形成される。
ド拡散層25が形成される。このダイオード拡散層25
はウェル層32と導電型は同じP型であり、接地配線2
0に接続されている。このようにして、N+ 型拡散層で
あるコレクタ拡散層23およびウェル層32とでPNダ
イオード8が構成されることになる。
バックゲート6はトリガーMOSトランジスタ4の構成
される領域のウェル層32であり、この領域はNPNト
ランジスタ5のベース領域となるフィールド絶縁膜33
a直下のウェル層32に隣接するようになる。そして、
このバックゲート6と接地電位Vssに固定されるダイ
オード拡散層25との間に、図3に示すようなウェル層
32の拡散層で構成されるバックゲート抵抗7が形成さ
れることになる。
て図1、図3および図4を参照して説明する。
電圧が印加されると、初めに、この過大入力電圧はトリ
ガーMOSトランジスタ4を作動させる。
3に示す入出力配線12を通してドレイン拡散層16に
電圧が印加され、ゲート絶縁膜35直下の接合部(トリ
ガーMOSトランジスタのチャネル端部)でブレークダ
ウンが起こる。このブレークダウンは多数の正孔を生成
させる。そして、この正孔はウェル層32の電位を正極
側に上げるため、このMOSトランジスタのしきい値電
圧が低下しソース拡散層18からドレイン拡散層16に
電子が流れるようになる。この電子の流れは、インパク
ト・アイオニゼーション(Impact Ioniza
tion)によりさらに正孔を生成するようになる。
力電圧に対する主放電がこのNPNトランジスタを通し
てなされる。
上記の正孔はバックゲートとなるウェル層32に多量に
たまるようになる。そして、この正孔は、熱拡散でウェ
ル層32内に拡がるようになる。ここで、その一部は、
シリコン基板31に拡散したりソース拡散層18を通し
て接地配線20に流出する。なお、このソース拡散層1
8の面積が小さいと大部分はウェル層32で電子と再結
合するか面積の大きなダイオード拡散層25を通して接
地配線20に流出する。
抗7の値が大きいと、ダイオード拡散層25を通した正
孔の流出量が抑制され、NPNトランジスタ5のベース
領域となるフィールド絶縁膜33a直下のウェル層32
の電位が正極側に高くなる。そして、NPNトランジス
タ5が起動し導通状態になる。このようにして、こんど
は電子がソース拡散層(エミッタ拡散層)18からベー
ス領域に注入されコレクタ拡散層23に流入するように
なる。この場合にも、電子のImpact Ioniz
ationにより正孔が生成されベース領域が更に正電
位になる。このように正帰還がかかること、およびこの
NPNトランジスタ5はトリガーMOSトランジスタ4
に比べ非常に大きな寸法で設計されているため、大きな
サージ電流はこのNPNトランジスタ5を通して流れ
る。このようにして、過大入力電圧に対応する放電はほ
とんどこのNPNトランジスタを通してなされる。
を選択して流れる。このため、トリガーMOSトランジ
スタの単位チャネル幅あたりの抵抗が、NPNトランジ
スタの単位ベース幅あたりの抵抗より高くなるように設
定されることが望ましい。そこで、先述したように、ト
リガーMOSトランジスタのチャネル長がNPNトラン
ジスタのベース長より長くなるように設定される。更に
は、トリガーMOSトランジスタのドレインのコンタク
ト孔端部からソースのコンタクト孔端部までの距離が、
NPNトランジスタのコレクタのコンタクト孔端部から
エミッタのコンタクト孔端部までの距離より長くなるよ
うに設定される。すなわち、トリガーMOSトランジス
タのドレインとソースとの実効的な電極配線間距離が、
NPNトランジスタのコレクタとエミッタとの実効的な
電極配線間距離より長くなるように設定される。
図4は、図3に示した入出力配線12にサージ発生器で
生成した高電圧パルスを印加した後、トリガーMOSト
ランジスタ4とNPNトランジスタ5の動作を光エミッ
ション顕微鏡でモニターして得られたグラフである。こ
こで、このパルスのピーク電圧は20Vである。なお、
ドレイン拡散層16とウェル層32との間の接合耐圧は
14V程度である。
り、縦軸はトリガーMOSトランジスタあるいはNPN
トランジスタ部より検出される光子数である。図4に示
すように、高電圧パルス印加後、初めにトリガーMOS
トランジスタが作動し、約8nsecで動作電流はピー
クに達しそれ以降は減少する。一方で、NPNトランジ
スタの動作はトリガーMOSトランジスタより少し遅れ
て始まり、パルス印加後10nsecを経過してその動
作電流は急増する。そして、約15nsecでその動作
はピークに達しそれ以降は減少するようになる。
電圧パルスが入出力端子に印加されると、初めにトリガ
ーMOSトランジスタが作動し、これが引きがねとなっ
てNPNトランジスタを起動させ、そして、NPNトラ
ンジスタが作動し静電気放電がなされるようになる。
れを起動させるトリガーMOSトランジスタとの離間距
離を変えて図4と同様のことを調べた。その結果、上記
ブレークダウンおよびトリガーMOSトランジスタの動
作で生成される正孔で作動するようになるNPNトラン
ジスタの離間距離は、0.8μm/nsecで拡がって
いくことが確認された。
ち上がり時間を考慮すると、NPNトランジスタが起動
するまでの時間は10nsec以下である必要がある。
このことと上記の離間距離の拡がり速度を勘案すると、
トリガーMOSトランジスタとNPNトランジスタの離
間距離は0.8μm/nsec×10nsec=8μm
以下に設定されるのがよい。
が印加される場合には、PNダイオード8に順方向のサ
ージ電流が流れ、このPNダイオード8を通して静電気
放電がなされる。
過大入力電圧が印加されると、小さな寸法のトリガーM
OSトランジスタが初めに作動し、次に、NPNトラン
ジスタが作動して放電がなされる。この場合には、トリ
ガーMOSトランジスタはNPNトランジスタを起動す
る役割を有するのみで過大入力電圧に対する放電の能力
は有していない。この過大入力電圧に対する放電は低抵
抗パスとなるNPNトランジスタを通して行われる。
場合に多発したMOSトランジスタのゲート絶縁膜破壊
は発生しなくなる。これは、トリガーMOSトランジス
タのゲート絶縁膜に電圧印加される時間が一瞬であり、
ゲート絶縁膜中にたまる正孔が僅少であるからである。
を説明する。図5は正極での静電気放電の場合のブレー
クダウン特性を示す。ここで、横軸がパルスの印加電圧
であり、縦軸がその時の電流である。本発明の場合に
は、保護素子のフレークダウンは、従来の技術すなわち
第2の従来例の場合に比べ印加電圧が小さいところで生
じる。そして、内部回路を構成する半導体素子のゲート
絶縁膜の絶縁耐圧よりも小さくできる。このため、第2
の従来例でみられたようなことはなく、本発明の場合に
は保護素子により内部半導体素子が完全に保護されるこ
とになる。
号公報で、半導体装置の出力トランジスタおよび内部回
路をESD破壊から保護する技術を開示した。この場合
の入出力保護素子はバイポーラトランジスタである。そ
して、出力トランジスタの実効チャネル長がバイポーラ
トランジスタの実効ベース長より長くなるように設定さ
れている。本発明は上記の半導体保護技術をさらに発展
させたものであり、上記の公開公報に記載の技術に本発
明が付加されるとその効果はより顕著なものになること
に言及しておく。
図7に基づいて説明する。ここで、図6は入出力保護部
の等価回路図と入力回路図を示し、図7は図3において
示したのと同様な断面図である。
線2が接続されている。そして、この入出力線2は、入
力抵抗3を通して半導体装置の内部回路の入力ゲートに
接続されるようになる。すなわち、Pチャネル型MOS
トランジスタ41とNチャネル型MOSトランジスタ4
2とで構成されるインバータのゲートに接続されてい
る。そして、その出力線43が他の内部回路に接続され
ている。
s電位との間にトリガーMOSトランジスタ4が接続さ
れている。そして、このトリガーMOSトランジスタ4
のゲートはVss電位に固定されている。
MOSトランジスタ4に並列にNPNトランジスタ5が
接続されている。ここで、トリガーMOSトランジスタ
4のバックゲート6は、後述するウェル層を通してNP
Nトランジスタ5のベースに接続される。そして、この
バックゲート6はバックゲート抵抗7を通してVss電
位に接続される。さらに、NPNトランジスタ5のエミ
ッタもVss電位に接続される。また、トリガーMOS
トランジスタ4のドレインおよびソースとNPNトラン
ジスタのエミッタには寄生抵抗44が形成される。
と同様に、図7に示すように導電型がN型のシリコン基
板31の表面領域に導電型がP型のウェル層32が形成
される。そして、このウェル層32の表面に素子分離領
域として選択的にフィールド絶縁膜33が形成される。
フィールド絶縁膜33のない領域にゲート絶縁膜35a
を介してゲート電極17が形成され、高濃度のヒ素不純
物が導入されてドレイン拡散層16とソース拡散層18
が形成される。
クト孔を通して入出力配線12がドレイン拡散層16に
接続される。さらに、接地配線20がソース拡散層18
に接続されるようになる。このようにして、Nチャネル
型のトリガーMOSトランジスタ4が構成される。
層23が形成され、このコレクタ拡散層23の表面のみ
にシリサイド層51が形成される。そして、このシリサ
イド層51は入出力配線12に接続されている。このよ
うにして、フィールド絶縁膜33a直下のウェル層をベ
ース領域とし、エミッタ拡散層18とコレクタ拡散層2
3を有するラテラル型バイポーラトランジスタであるN
PNトランジスタが形成される。
ャネル型MOSトランジスタ41がシリコン基板の表面
に形成されている。すなわち、シリコン基板31の表面
に入力用ゲート絶縁膜52を介して入力用ゲート電極5
3が形成され、高濃度のホウ素不純物を含む入力用ソー
ス拡散層54と入力用ドレイン拡散層55とが形成され
る。そして、この入力用ソース拡散層54はコンタクト
孔を通して電源配線56に接続され、入力用ドレイン拡
散層55は出力配線57に接続される。
トランジスタのゲート絶縁膜35aの膜厚は、入力ゲー
トを構成する入力用ゲート絶縁膜52の膜厚より厚くな
るように設定される。このようにして、過大入力電圧の
印加に対しトリガーMOSトランジスタはゲート絶縁破
壊から完全に保護されるようになる。
タ拡散層23部での寄生抵抗が著しく低減されるため、
NPNトランジスタは、内部半導体素子すなわちこの場
合インバータよりも過大入力電圧の印加に対し速く応答
することが保証されるようになる。そして、本発明の入
出力保護回路の機能が完全に保証される。
図8に基づいて説明する。この第3の実施の形態は、上
記のトリガーMOSトランジスタのゲート絶縁膜をさら
に厚くする例である。ここで、図8は、図3で示したの
と同様の入出力保護部の断面図である。
1の表面領域に導電型がP型のウェル層32が形成され
る。ここで、ウェル層32の不純物の濃度は1015原子
/cm3 程度に設定される。そして、このウェル層32
の表面に選択的にフィールド絶縁膜33、33aおよび
33bが形成される。そして、フィールド絶縁膜33b
を介してゲート電極17が形成され、このゲート電極1
7に自己整合的に高濃度のヒ素不純物が導入されてドレ
イン拡散層16とソース拡散層18が形成される。
すなわち、層間絶縁膜34に設けられたコンタクト孔を
通して入出力配線12がドレイン拡散層16に接続さ
れ、接地配線20がソース拡散層18に接続されるよう
になる。このようにして、Nチャネル型のトリガーMO
Sトランジスタ4が構成される。
層23が形成される。そして、このコレクタ拡散層23
は入出力配線12に接続されている。このようにして、
フィールド絶縁膜33a直下のウェル層をベース領域と
し、エミッタ拡散層18とコレクタ拡散層23を有する
ラテラル型バイポーラトランジスタであるNPNトラン
ジスタが形成される。
ド拡散層25が形成される。このダイオード拡散層25
はウェル層32と導電型は同じP型であり、接地配線2
0に接続されている。このようにして、N+ 型拡散層で
あるコレクタ拡散層23およびウェル層32とでPNダ
イオード8が構成されることになる。
タのゲート絶縁膜はフィールド絶縁膜33bで構成され
る。そして、この場合の膜厚は200nm程度に設定さ
れるために、過大入力電圧が異常に高い場合でも先述し
たゲート絶縁膜の絶縁破壊は防止されるようになる。
ss電位でなく入出力線2に接続されてもよい。
基づいて説明する。図9は、入出力保護部の別のパター
ンレイアウト例である。この例では、図2で説明した場
合よりもトリガーMOSトランジスタはNPNトランジ
スタをさらに効率的に起動させるようになる。
続する入出力配線62が形成される。ここで、これらは
アルミニウム合金で構成される。そして、この入出力配
線62の一部は、図2で説明したように内部配線(図示
されず)に接続されているものとする。
クト孔63,63a,63bを通してそれぞれドレイン
拡散層64,64a,64bに接続される。そして、ゲ
ート電極65が形成され、このゲート電極65を挟んで
上記ドレイン拡散層に対向する位置にそれぞれソース拡
散層66,66a,66bが形成される。そして、3個
のトリガーMOSトランジスタがこれらで構成されるこ
とになる。このソース拡散層66,66a,66bは、
ソース・コンタクト孔67,67a,67bを通して接
地配線68に接続される。ここで、ゲート電極65はゲ
ート・コンタクト孔69を通して接地配線68に接続さ
れている。
は、ドレイン拡散層64をコレクタ拡散層とし、ソース
拡散層66a,66bをエミッタ拡散層とし、ベース領
域70,70aを有して構成される。さらに、ドレイン
拡散層64a,64bをコレクタ拡散層とし、ソース拡
散層66をエミッタ拡散層とし、ベース領域70b,7
0cを有する別のNPNトランジスタが構成されること
になる。
れる領域(トリガーMOSトランジスタのチャネル端
部)とベース領域が隣接する。このため、先述したトリ
ガーMOSトランジスタ領域で形成された正孔は効率よ
くNPNトランジスタのベース領域に注入されるように
なる。そして、図2で説明した場合よりNPNトランジ
スタの作動が速くなり、保護能力がさらに向上するよう
になる。
乃至図12に基づいて説明する。ここで、図10は出力
保護部の等価回路図と出力回路図を示す。そして、図1
1および図12は上記回路部のパターンレイアウト例で
ある。
力線2が接続されている。そして、この入出力線2は、
半導体装置からのデータを出力するための出力MOSト
ランジスタ71のドレインに接続されている。ここで、
この出力MOSトランジスタ71は大きな寸法を有し、
駆動能力の大きなNチャネル型のMOSトランジスタで
構成されている。そして、出力MOSトランジスタ71
のゲートは内部回路に接続され、そのソースはVss電
位に接続されるようになる。
定された共通放電線との間にトリガーMOSトランジス
タ4が接続されている。そして、このトリガーMOSト
ランジスタ4のゲートは共通放電線の電位に固定されて
いる。
MOSトランジスタ4に並列にNPNトランジスタ5が
接続されている。ここで、トリガーMOSトランジスタ
4のバックゲート6はNPNトランジスタ5のベースに
接続される。そして、このバックゲート6はバックゲー
ト抵抗7を通して共通放電線に接続される。さらに、N
PNトランジスタ5のエミッタも共通放電線に接続され
る。
のパターンレイアウトを説明する。図11に示すよう
に、入出力パッド72に接続する入出力配線73が形成
される。この入出力配線73は、ドレイン・コンタクト
孔74を通してドレイン拡散層75に接続される。そし
て、ゲート電極76が形成され、このゲート電極76を
挟んで上記ドレイン拡散層75に対向する位置にソース
拡散層77が形成される。そして、1個のトリガーMO
Sトランジスタが構成されることになる。このソース拡
散層77は、ソース・コンタクト孔78を通して共通放
電線79に接続される。ここで、ゲート電極76はゲー
ト・コンタクト孔80を通して共通放電線79に接続さ
れている。
クト孔81を通して出力MOSトランジスタのドレイン
拡散層82に接続される。そして、出力MOSトランジ
スタのゲート電極83はゲート・コンタクト孔84を通
して内部回路配線85に接続される。そして、出力MO
Sトランジスタのソース拡散層86はソース・コンタク
ト孔87を通して接地配線88に接続される。
ンジスタは、出力MOSトランジスタのドレイン拡散層
82をコレクタ拡散層とし、トリガーMOSトランジス
タのソース拡散層77をエミッタ拡散層とし、ベース領
域89を有して構成されるようになる。
ッド72を通して外部回路に接続されるため、その駆動
能力を大きくすることが必要になりその寸法は非常に増
大する。そして、出力MOSトランジスタのゲート絶縁
膜の占める面積は増大し先述した絶縁破壊が特に生じや
すくなる。
傍にトリガーMOSトランジスタ付きのNPNトランジ
スタが保護回路として形成されると、上記絶縁破壊によ
る出力MOSトランジスタの破壊は皆無になる。
ジスタのない場合には、このような絶縁破壊を防止する
ために、ドレイン拡散層82の面積を必要以上に増加さ
せ寄生容量と寄生抵抗を増大させる方法がとられてい
た。このために、データ出力の高速化が難しかった。こ
こで、トリガーMOSトランジスタ付きのNPNトラン
ジスタが保護回路として形成されると、上述したような
ドレイン拡散層82は最小限にすることが可能になり、
半導体装置の高速化がさらに促進されるようになる。
説明する。図12に示すように、入出力パッド72と入
出力配線73が形成される。この入出力配線73は、ド
レイン・コンタクト孔81aを通してドレイン拡散層8
2aに接続される。このドレイン拡散層82aはトリガ
ーMOSトランジスタおよび出力MOSトランジスタの
共通するドレイン拡散層となる。そして、ゲート電極7
6が形成され、このゲート電極76を挟んで上記ドレイ
ン拡散層82aに対向する位置にソース拡散層75aが
形成される。そして、1個のトリガーMOSトランジス
タが構成されることになる。ここで、このソース拡散層
75aは、ソース・コンタクト孔74aを通して共通放
電線79に接続され、ゲート電極76もゲート・コンタ
クト孔80を通して共通放電線79に接続されている。
電極83はゲート・コンタクト孔84を通して内部回路
配線85に接続される。また、このゲート電極83を挟
んでドレイン拡散層82aに対向する位置に出力MOS
トランジスタのソース拡散層86が形成され、さらに、
ソース・コンタクト孔87を通して接地配線88に接続
される。
立するエミッタ拡散層77aが形成され、エミッタ・コ
ンタクト孔78aを通して共通放電線79に接続され
る。そして、NPNトランジスタは、トリガーMOSト
ランジスタおよび出力MOSトランジスタのドレイン拡
散層82aをコレクタ拡散層とし、エミッタ拡散層77
aとベース領域89aを有して構成されるようになる。
タのドレイン拡散層82aがそのままNPNトランジス
タのコレクタ拡散層となる。このために、NPNトラン
ジスタが作動するとトリガーMOSトランジスタの動作
は即停止するようになる。そして、トリガーMOSトラ
ンジスタへの過大入力電圧の負荷が軽減されるようにな
る。
での配設の例について、図13に基づいて説明する。図
13(a)は半導体チップの平面図であり、図13
(b)は入出力保護部の等価回路である。図13(a)
に示すように、入出力保護部93が半導体チップ91の
周辺に所定の数だけ配線される。ここで、入出力保護部
93では、トリガーMOSトランジスタ4、NPNトラ
ンジスタ5およびPNダイオード8が互いに並列になる
ように、入出力端子1と共通放電線92とに接続され
る。そして、この入出力端子1から内部回路に接続する
配線が形成される。
すように、半導体チップ91のスクライブ線に沿って設
けられる。そして、この共通放電線92は一定電位に固
定される。例えば、この共通放電線92はアルミニウム
金属で形成され、スクライブ線の領域でシリコン基板に
接続される。ここで、シリコン基板の電位は半導体チッ
プに搭載される半導体装置に依存するが、一般に固定し
た電位に保持されている。半導体装置がスタティック・
ランダム・アクセス・メモリー(SRAM)の場合には
シリコン基板電位は接地電位に固定され、ダイナミック
・ランダム・アクセス・メモリー(DRAM)の場合に
は、負極の一定電位に固定される。この場合には、一般
に導電型がP型のシリコン基板が用いられる。
と、過大入力電圧が入出力端子に印加されても、その過
大入力電圧に対応するサージ電流は入出力保護部を通っ
て共通放電線92に流れるため内部回路に対し影響しな
くなる。
MOSトランジスタがNチャネル型の場合について説明
されている。このトリガーMOSトランジスタはNチャ
ネル型に限定されるものでなく、Pチャネル型の場合で
も同様に形成できることに言及しておく。この場合に
は、導電型を逆にして設計していけばよい。また、この
場合には先述した正孔に代って電子が正孔と同様の働き
をするようになる。
が入出力端子に形成され、半導体装置の内部回路が保護
される場合について説明された。本発明の効果は、これ
に限定されるものでなく、半導体装置の電源用あるいは
GND用の端子に接続し使用され場合でも同様である。
先述したように、半導体装置を構成する半導体素子が微
細化し寄生抵抗あるいは寄生容量が全般に低減してくる
と、電源あるいはGND用端子への本発明の適用の効果
はより顕著になってくる。また、この場合は、内部回路
を構成する半導体素子のラッチアップを防止する効果も
有する。
力電圧が印加された時、トリガーMOSトランジスタの
起動がゲート絶縁膜直下のPN接合部(トリガーMOS
トランジスタのチャネル端部)のブレークダウンによる
場合について説明されている。本発明はこのような機構
に限定されない。本発明では、トリガーMOSトランジ
スタのソースとドレイン間のパンチスルーで生成される
正孔が上記の起動の役割を有するようにしてもよい。こ
の場合には、パンチスルー電圧はゲート電極長で簡単に
制御される。このため、パンチスルー電圧の低減はきわ
めて簡単になり、半導体装置の低電圧化への対応はさら
に容易になる。
OSトランジスタがNPNトランジスタを起動させる場
合について説明された。しかし、この起動させる半導体
素子はMOSトランジスタに限定されるものでない。そ
の他、多数キャリアを生成させるものであればよい。例
えば、トリガーMOSトランジスタの代りにゲートコン
トロール・ダイオードのような素子でも同様の効果を生
じさせる。但し、この場合には、パンチスルー動作を利
用する低電圧化対応は難しい。
Nトランジスタのレイアウトでは、図2あるいは図9で
説明したものに限定されることはない。互いに近接する
領域に配設されればよい。このような場合に、多数キャ
リアを生成する半導体素子とNPNトランジスタとの間
に、他の半導体素子の構成要部たとえばゲート部、コン
タクト部あるいは拡散層部の無い方がよい。
が用いられているが、これは必ずしも必要なことではな
い。本発明の静電保護素子はそのままシリコン基板上に
形成されてもよいことに言及しておく。
放電線との間に、トリガーMOSトランジスタ等の半導
体素子とNPNトランジスタ等の静電保護トランジスタ
とが互いに並列に接続される。この場合に、トリガーM
OSトランジスタのドレインとNPNトランジスタのコ
レクタとが上記端子に接続され、トリガーMOSトラン
ジスタのゲートとソース、NPNトランジスタのエミッ
タが共通放電線に接続される。
クゲートはNPNトランジスタのベースに接続され寄生
抵抗を通して共通放電線に接続される。
法は、NPNトランジスタのそれより小さくなるように
設定される。例えば、ゲート幅はベース幅の1/10以
下になるように設計される。
子に印加される場合に、初めに寸法の小さいトリガーM
OSトランジスタ等の半導体素子が作動し、続いて、こ
の半導体素子がNPNトランジスタ等の静電保護トラン
ジスタを起動するようになる。そして、過大入力電圧に
対応するサージ電流は、放電に対して耐性の高いNPN
トランジスタ等の静電保護トランジスタを通って共通放
電線に放出される。
られた静電保護トランジスタのゲート絶縁膜の絶縁破壊
の問題は解決される。更に、過大入力電圧が入出力保護
部より速く内部回路の半導体素子を作動させることは防
止されるようになる。また、本発明の入出力保護部は少
量の静電気に対しても充分に応答する。これ等のため
に、微細化された内部回路を構成する半導体素子でも静
電破壊から完全に保護できるようになる。
が低電圧でも容易に作動するようになるため、半導体装
置の低電圧化も容易にする。
発明の出力保護部が形成されると、データ出力の速度は
向上し、半導体装置の高速化がさらに容易に促進される
ようになる。
発が予想されるESD破壊からの半導体装置の保護を確
実にし、超高集積化あるいは超高速化する半導体装置の
実現を促進する。
価回路図である。
ーンレイアウト図である。
図である。
動作図である。
価回路図である。
図である。
面図である。
ターンレイアウト図である。
価回路図である。
ターンレイアウト図である。
パターンレイアウト図である。
レイアウト図である。
等価回路図と断面図である。
部の等価回路図である。
孔 16,64,64a,64b ドレイン拡散層 17,65,76,83,107 ゲート電極 18,66,66a,66b ソース拡散層 19,67,67a,67b ソース・コンタクト孔 20,68,88 接地配線 21,69,80,84 ゲート・コンタクト孔 22,22’ コレクタ・コンタクト孔 23,23’ コレクタ拡散層 24,24’70,70a,70b,70c ベース
領域 25 ダイオード拡散層 26 ダイオード・コンタクト孔 31,105 シリコン基板 32 ウェル層 33,33a,33b フィールド絶縁膜 34 層間絶縁膜 35,35a ゲート絶縁膜 41 Pチャネル型MOSトランジスタ 42 Nチャネル型MOSトランジスタ 43 出力線 44 寄生抵抗 52 入力用ゲート絶縁膜 53 入力用ゲート電極 54 入力用ソース拡散層 55 入力用ドレイン拡散層 56 電源配線 57 出力配線 71 出力MOSトランジスタ 74,81,81a ドレイン・コンタクト孔 75,82,82a ドレイン拡散層 75a,77,86 ソース拡散層 74a,78,87 ソース・コンタクト孔 77a エミッタ拡散層 78a エミッタ・コンタクト孔 79,92 共通放電線 85 内部回路配線 91 半導体チップ 93 入出力保護部 101,201 入力端子 102 入力配線 103 入力保護用NチャネルMOSトランジスタ 104 寄生NPNトランジスタ 105 半導体基板 106 ドレイン用N+ 拡散層 108 ソース用N+ 拡散層 202 抵抗配線 203 入力保護用PNダイオード 204 NPNトランジスタ
Claims (23)
- 【請求項1】 半導体基板上に設けられた金属端子と、
前記半導体基板の一導電型領域に形成され、かつ前記金
属端子に接続された1個以上の逆導電型の第1の拡散層
と、一定電位の電極配線に接続された1個以上の逆導電
型の第2の拡散層とを有し、前記第1の拡散層のうちの
一部をドレイン前記第2の拡散層のうちの一部をソース
とし前記電極配線に接続されるゲート電極をもつ絶縁ゲ
ート電界効果トランジスタと、前記第1の拡散層の他の
一部と前記第2の拡散層の他の一部とが一定の離間距離
を有して形成され、前記第1の拡散層の他の一部をコレ
クタとし前記第2の拡散層の他の一部をエミッタとし前
記一導電型領域をベースとして前記絶縁ゲート電界効果
トランジスタにより起動するラテラル型バイポーラトラ
ンジスタと、を備えていることを特徴とする半導体装
置。 - 【請求項2】 半導体基板上に設けられた金属端子と、
前記半導体基板の一導電型領域内に形成され、かつ前記
金属端子に接続された逆導電型の第1の拡散層をドレイ
ンとし、一定電位の電極配線に接続された逆導電型の第
2の拡散層をソースとし、前記電極配線に接続されるゲ
ート電極を有する絶縁ゲート電界効果トランジスタと、
前記第2の拡散層に対し一定の離間距離を有して形成さ
れ、かつ前記金属端子に接続された逆導電型の第3の拡
散層をコレクタとし、前記第2の拡散層をエミッタと
し、前記一導電型領域をベースとし、前記絶縁ゲート電
界効果トランジスタにより起動するラテラル型バイポー
ラトランジスタとを備えていることを特徴とする半導体
装置。 - 【請求項3】 前記第3の拡散層に対し一定の離間距離
を有して形成され、かつ前記電極配線に接続された一導
電型の第4の拡散層と、前記第3の拡散層とでPNダイ
オードが構成されることを特徴とする請求項2記載の半
導体装置。 - 【請求項4】 前記第3の拡散層をドレインとし、GN
D電位に接続された逆導電型の第5の拡散層をソースと
し、内部回路によって電位が制御されるゲート電極を有
する出力用の別の絶縁ゲート電界効果トランジスタを備
えていることを特徴とする請求項2記載の半導体装置。 - 【請求項5】 半導体基板上に設けられた金属端子と、
前記半導体基板の一導電型領域内に形成され、かつ前記
金属端子に接続された逆導電型の第1の拡散層をドレイ
ンとし、一定電位の電極配線に接続された逆導電型の第
2の拡散層をソースとし、前記電極配線に接続されるゲ
ート電極を有する絶縁ゲート電界効果トランジスタと、
前記第1の拡散層に対し一定の離間距離を有して形成さ
れ、かつ前記電極配線に接続された逆導電型の第6の拡
散層をエミッタとし、前記第1の拡散層をコレクタと
し、前記一導電型領域をベースとし、前記絶縁ゲート電
界効果トランジスタにより起動するラテラル型バイポー
ラトランジスタとを備えていることを特徴とする半導体
装置。 - 【請求項6】 前記第1の拡散層をドレインとし、GN
D電位に接続された逆導電型の第7の拡散層をソースと
し、内部回路によって電位が制御されるゲート電極を有
する出力用の別の絶縁ゲート電界効果トランジスタを備
えていることを特徴とする請求項5記載の半導体装置。 - 【請求項7】 前記金属端子が外部回路と前記半導体基
板の内部回路とを接続する入力端子あるいは出力端子で
あり、前記絶縁ゲート電界効果トランジスタ、ラテラル
型バイポーラトランジスタおよびPNダイオードが静電
保護素子であることを特徴とする請求項1から請求項6
のうち1つの請求項に記載の半導体装置。 - 【請求項8】 前記金属端子が半導体装置の電源あるい
はGND電位に接続され、前記絶縁ゲート電界効果トラ
ンジスタ、ラテラル型バイポーラトランジスタおよびP
Nダイオードが静電保護素子であることを特徴とする請
求項1から請求項6のうち1つの請求項に記載の半導体
装置。 - 【請求項9】 前記金属端子に印加される過大入力電圧
に対し、前記絶縁ゲート電界効果トランジスタのドレイ
ンとソース間のパンチスルーで発生する電荷により前記
ラテラル型バイポーラトランジスタが作動することを特
徴とする請求項7または請求項8記載の半導体装置。 - 【請求項10】 前記絶縁ゲート電界効果トランジスタ
のゲート幅は、前記ラテラル型バイポーラトランジスタ
のベース幅より短く設定されていることを特徴とする請
求項7または請求項8記載の半導体装置。 - 【請求項11】 前記絶縁ゲート電界効果トランジスタ
のチャネル長は、前記ラテラル型バイポーラトランジス
タのベース長より長いことを特徴とする請求項7または
請求項8記載の半導体装置。 - 【請求項12】 前記絶縁ゲート電界効果トランジスタ
のドレインのコンタクト孔端部とソースのコンタクト孔
端部との離間距離が、前記ラテラル型バイポーラトラン
ジスタのコレクタのコンタクト孔端部とエミッタのコン
タクト孔端部との離間距離より長く設定されていること
を特徴とする請求項7または請求項8記載の半導体装
置。 - 【請求項13】 前記絶縁ゲート電界効果トランジスタ
のチャネル端部と前記ラテラル型バイポーラトランジス
タのベース領域とが一部で接していることを特徴とする
請求項7または請求項8記載の半導体装置。 - 【請求項14】 前記絶縁ゲート電界効果トランジスタ
のチャネル端部と前記ラテラル型バイポーラトランジス
タのベース領域の一部との離間距離が8μm以内である
ことを特徴とする請求項7または請求項8記載の半導体
装置。 - 【請求項15】 前記絶縁ゲート電界効果トランジスタ
のチャネル端部と前記ラテラル型バイポーラトランジス
タのベース領域との間の少なくとも一部が、半導体素子
の構成要部で遮られていないことを特徴とする請求項7
または請求項8記載の半導体装置。 - 【請求項16】 前記静電保護素子である絶縁ゲート電
界効果トランジスタのゲート絶縁膜の膜厚が、前記内部
回路を構成する絶縁ゲート電界効果トランジスタのゲー
ト絶縁膜の膜厚より厚いことを特徴とする請求項7また
は請求項8記載の半導体装置。 - 【請求項17】 コレクタが金属端子に、エミッタが一
定電位の電極配線に、ベースが抵抗を介して前記エミッ
タに接続された静電保護トランジスタと、前記静電保護
トランジスタを起動させる機能を有する半導体素子と
が、互いに隣接して半導体基板上に形成されていること
を特徴とする半導体装置。 - 【請求項18】 前記静電保護トランジスタがラテラル
型バイポーラトランジスタであることを特徴とする請求
項17記載の半導体装置。 - 【請求項19】 前記半導体素子が絶縁ゲート電界効果
トランジスタであることを特徴とする請求項17記載の
半導体装置。 - 【請求項20】 前記半導体素子がゲートコントロール
・ダイオードであることを特徴とする請求項17記載の
半導体装置。 - 【請求項21】 前記ラテラル型バイポーラトランジス
タのベース領域の上部には、層間絶縁膜層のみが形成さ
れ配線層は形成されていないことを特徴とする請求項7
から請求項18のうち1つの請求項に記載の半導体装
置。 - 【請求項22】 一導電型領域が前記半導体基板に形成
されたウェル層であることを特徴とする請求項7から請
求項21のうち1つの請求項に記載の半導体装置。 - 【請求項23】 一定電位の電極配線が前記過大入力電
圧に対する放電線であり、半導体装置の搭載される半導
体チップの周辺に配設されていることを特徴とする請求
項7から請求項22のうち1つの請求項に記載の半導体
装置。
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