JP3036364B2 - 部品搬送装置および部品搬送方法 - Google Patents

部品搬送装置および部品搬送方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、あるステーションに備
えられた部品を他のステーションへ高速度で搬送するた
めの部品搬送装置および部品搬送方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】様々のアセンブリ技術分野においては、
部品をあるステーションから他のステーションへ搬送す
ることが行われる。多くのアセンブリ技術分野において
は、この搬送は出来るだけ高速化することが望まれる。
このような高速化が要求されるアセンブリ技術分野とし
て、例えば電子部品をプリント基板に搭載する電子部品
実装技術分野がある。
【0003】現在、電子部品実装技術分野においては、
ロータリー式電子部品実装装置が広く実施されている。
ロータリー式電子部品実装装置としては、例えば特開平
1−261898号公報や特開平2−99000号公報
などに記載されたものが知られている。
【0004】従来のロータリー式電子部品実装装置は、
電子部品を真空吸着するノズルを備えたヘッドと、ヘッ
ドを保持する回転体と、この回転体をインデックス回転
(間欠回転)させるインデックス機構を備えている。そ
の動作は次のように行われる。すなわち、インデックス
機構が駆動することにより、回転体はインデックス回転
する。このインデックス回転により、ヘッドは電子部品
のピックアップステーションまで移動する。そこでイン
デックス回転の停止期間中にノズルが上下動作を行うこ
とにより電子部品をノズルの下端部に真空吸着してピッ
クアップする。次いでこのヘッドは回転体のインデック
ス回転により搭載ステーションで待機するプリント基板
へ向って移動し、搭載ステーションへ到達したならば、
ヘッドはインデックス回転の停止期間中にノズルが再度
上下動作を行うことにより、真空吸着していた電子部品
をプリント基板の所定の座標位置に搭載する。この搭載
が終了したヘッドは、電子部品のピックアップステーシ
ョンへ向ってインデックス回転しながら移動する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のロータリー式電子部品実装装置には次のような問題点
があった。
【0006】(1)回転体はインデックス回転するた
め、振動・騒音が甚しい。この振動は電子部品のピック
アップミスやプリント基板への搭載ミス、さらには装置
の故障の原因となる。また騒音は装置を管理する作業者
に甚しい苦痛を与える。
【0007】(2)インデックス回転を高速化するため
には大きなトルクが必要である。このためにはインデッ
クス回転駆動用のモータの容量を大きくせねばならない
が、モータの大型化には限界がある。因みに、現在、ロ
ータリー式電子部品実装装置においては、インデックス
回転のサイクルタイムは0.1秒程度まで短縮化されて
いるが、これ以上の短縮化はモータ容量の限界、および
上記振動・騒音もあって困難になっている。
【0008】(3)インデックス機構は、ローラギヤカ
ムなどの精密な伝動部品が必要なことから、きわめて高
価である。
【0009】(4)インデックス機構によりヘッドがイ
ンデックス回転で停止する位置は決っており、この停止
位置を自由に変更することはできない。したがって上述
したロータリー式電子部品実装装置の場合、ヘッドが電
子部品をピックアップする位置や、電子部品をプリント
基板に搭載する位置やノズルに吸着された電子部品を自
由に変更することはできない。このことは装置レイアウ
トの自由度が小さいことを意味し、装置の小型化に対応
しにくい。
【0010】以上のように従来のロータリー式電子部品
実装装置には多くの問題点があるが、これらの問題点
は、何れも回転体をインデックス機構によりインデック
ス回転させることに起因している。勿論、上記と同様の
問題点は、ロータリー式電子部品実装装置に限らず、イ
ンデックス機構を用いた他のアセンブリ技術分野におけ
る部品搬送装置にも見られるものである。
【0011】そこで本発明は、インデックス機構を用い
ずに、ヘッドにより部品をあるステーションから他のス
テーションへ高速度で搬送できる部品搬送装置および部
品搬送方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】このために本発明は、回
転軸と、この回転軸を回転させる駆動部と、部品を真空
吸着するノズルを備えこの回転軸と一体的に回転するこ
とにより複数の作業ステーションを移動するヘッドと、
作業ステーションにおいてヘッドを回転軸の回転方向と
逆方向に回転させることによりヘッドの回転運動を実質
的に所定時間停止させる回転手段とから部品搬送装置を
構成したものである。
【0013】また回転軸を連続回転させながら、この回
転軸に連結されたヘッドを複数の作業ステーションを移
動させることにより、このヘッドに備えられたノズルに
より作業ステーションに備えられた部品を真空吸着して
ピックアップし、この部品を他の作業ステーションへ搬
送する部品搬送方法であって、作業ステーションにおい
てヘッドを回転軸の回転方向と逆方向に回転させること
によりヘッドの回転運動を所定時間停止させ、この停止
状態でノズルがピックアップ動作を行うようにしたもの
である。
【0014】
【作用】上記構成によれば、回転軸を連続的に回転させ
たまま回転手段を駆動することにより、ヘッドを所定の
作業ステーションで必要な時間だけ実質的に停止させ
て、部品のピックアップ動作などの所定の動作を行うこ
とができる。
【0015】
【実施例】次に図面を参照しながら本発明の実施例を説
明する。図1は本発明の第一実施例の部品搬送装置を使
用した電子部品実装装置の側面図、図2は同平面図、図
3は同部分断面図、図4は同部分斜視図、図5は同部分
平面図、図6(a)(b)(c)は同部分平面図であ
る。
【0016】図1において、天板1の下面には円筒体2
が装着されている。天板1と円筒体2のセンターには垂
直な回転軸3が回転自在に取り付けられている。回転軸
3には円板4が取り付けられている。図3および図4に
おいて、回転軸3の下部にはガイド部5a,5b,5
c,5dが上下に4段設けられている。各々のガイド部
5a,5b,5c,5dにはそれぞれ円環状のスライダ
6が装着されている。図1および図2に示すように、各
スライダ6にはそれぞれアーム7a,7b,7c,7d
が放射状に装着されている。
【0017】図1〜図4において、円板4上にはモータ
10が設けられている。このモータ10は、各々のアー
ム7a〜7dに対応して4個設けられている。図3およ
び図4において、モータ10の回転軸11にはカム12
が装着されている。またアーム7a〜7dの中央部には
支持板13が装着されている。支持板13上には左右2
個のカムフォロア14が軸着されている。2個のカムフ
ォロア14はカム12を両方からはさむように当接して
いる。したがって図4および図5においてモータ10が
駆動してカム12が矢印方向へ回転すると、スライダ6
はガイド部5a〜5dに沿ってスライドし、アーム7a
〜7dも回転軸3を中心に同方向へ回転する。
【0018】図1および図2において、各々のアーム7
a〜7dの先端部にはガイドリング20が装着されてい
る。ガイドリング20には垂直なロッド21が上下方向
にスライド自在に挿着されている。図1において、円筒
体2は、その周面を一周するように、リング状の板カム
22が形成されている。またロッド21の上端部の内面
には、板カム22を上下から挟持するカムフォロア23
が装着されている。天板1の上面にはモータ24が設置
されている。モータ24の回転はベルト25を介して回
転軸3に伝達される。モータ24が駆動すると、回転軸
3は矢印N1方向へ回転し、円板4も矢印N1方向に水
平回転する。
【0019】円板4と各アーム7a〜7dは、モータ1
0の回転軸11、カム12およびカムフォロア14を介
して連結されており、したがって図2において円板4が
矢印N1方向へ水平回転すると、アーム7a〜7dも同
方向N1へ水平回転し、各アーム7a〜7dの先端部に
装着されたガイドリング20およびロッド21も同方向
N1へ回転する。この回転により、図1においてカムフ
ォロア23は板カム22に沿って回動する。図1に示す
ように、板カム22は傾斜部22aと水平部22b,2
2cを有しており、したがってカムフォロア23が傾斜
部22aに沿って移動するときは、ロッド21は上下動
し、水平部22b,22cに沿って移動するときは、上
下動を行わない。一方の水平部22bはピックアップス
テーションS1に対応する位置にあり、また他方の水平
部22cは搭載ステーションS2に対応する位置にあ
る。
【0020】図1において、ロッド21の下端部にはヘ
ッド26が装着されている。ヘッド26には、下端部に
ノズル28を備えたノズルシャフト27が上下動自在に
挿着されている。このノズルシャフト27はバキューム
装置(図外)に接続されており、バキューム装置が駆動
することにより、ノズル28の下端部に電子部品8を真
空吸着する。29はノズルシャフト27を上方へ弾発す
るコイルばねである。このヘッド26は、上述のように
円板4が矢印N1方向へ水平回転することにより、ピッ
クアップステーションS1や搭載ステーションS2上を
移動する。
【0021】図1において、天板1の外縁部にはノズル
昇降装置30A,30Bが装着されている。31はノズ
ル昇降装置30A,30Bのロッド、32はロッド31
の先端部に装着されたローラである。一方のノズル昇降
装置30AはピックアップステーションS1に設けられ
ており、その下方には移動テーブル装置33が設けられ
ている。移動テーブル装置33上にはトレイ34が設け
られている。このトレイ34には電子部品8が収納され
ている。なおトレイ34に代えて、テーピングされた電
子部品を供給するテープフィーダやバラの状態で収納し
た電子部品を1個づつ供給バルクフィーダ等を使用して
もよい。また他方のノズル昇降装置30Bは搭載ステー
ションS2に設けられており、その下方には移動テーブ
ル装置35が設けられている。この移動テーブル装置3
5上にはプリント基板36が位置決めされている。
【0022】したがってモータ24が駆動して円板4が
矢印N1方向へ回転し、ノズルシャフト27がノズル昇
降装置30Aの直下にきた状態で、ノズル昇降装置30
Aのロッド31が下降すると、ノズルシャフト27はコ
イルばね29を圧縮しながら、ロッド31に軸着された
ローラ32に押し下げられ、ノズル28の下端部にトレ
イ34に備えられた電子部品8を真空吸着する。次にノ
ズル昇降装置30Aのロッド31が上昇すると、ノズル
シャフト27はコイルばね29のばね力により押し上げ
られて上昇し、ノズル28は電子部品8をピックアップ
する。なおこの場合、ノズル28がトレイ34の電子部
品8をピックアップするのに先立って、移動テーブル装
置33は駆動してトレイ34をX方向やY方向に水平移
動させ、所定の電子部品8をノズル28の直下(すなわ
ちピックアップ位置)に位置させる。
【0023】またノズルシャフト27が他方のノズル昇
降装置30Bの直下にきた状態においても、同様にして
ノズル昇降装置30Bのロッド31が下降・上昇するこ
とにより、ノズルシャフト27は下降・上昇し、ノズル
28に真空吸着されていた電子部品8をプリント基板3
6の所定の座標位置に搭載する。なおこの場合、ノズル
28が電子部品8をプリント基板36に搭載するのに先
立って、移動テーブル装置35が駆動してプリント基板
36をX方向やY方向に移動させ、所定の搭載位置をノ
ズル28の直下に位置させる。
【0024】この電子部品実装装置は上記のように構成
されており、次にその全体の動作を説明する。図1およ
び図2において、モータ24が駆動すると、円板4は矢
印N1方向に連続的に水平回転する。また各アーム7a
〜7dやそれぞれのヘッド26も、回転軸3を中心に矢
印N1方向に水平回転する。またこの回転にともなっ
て、ロッド21は板カム22の傾斜部22aに案内され
て上下動する。
【0025】さて、アーム7aがピックアップステーシ
ョンS1までくると、ノズル昇降装置30Aのロッド3
1は下降・上昇し、ノズル28も下降・上昇してトレイ
34に備えられた電子部品8をピックアップする。しか
しながら、ノズル28が下降・上昇して電子部品8をピ
ックアップする際に、ノズル28が天板4と一緒に矢印
N1方向へ回転していると、電子部品8をピックアップ
することはできないので、ノズル28の矢印N1方向へ
の水平回転を停止させねばならない。この水平回転の停
止は、次のようにして行われる。すなわち、図6(a)
(b)(c)に示すように、アーム7aの先端部のノズ
ル28が電子部品8をピックアップする際には、モータ
10を逆回転させて、カム12を矢印方向へ回転させ
る。するとアーム7aは矢印N1方向と反対の矢印N2
方向へ水平回転する。この矢印N2方向への回転角速度
は、矢印N1方向への回転角速度と等しい。
【0026】円板4が矢印N1方向へ水平回転すること
により、円板4と一体のモータ10の回転軸11は、図
6(a)(b)(c)に示すようにイ位置→ロ位置→ハ
位置へ徐々に移動するが、このとき、アーム7aを上述
のように反対方向(N2)へ同じ角速度で回転させれ
ば、ロッド21の位置は一定となり、したがってノズル
シャフト27は、ローラ32の直下の一定位置(ピック
アップ位置)ニを維持する。すなわち、アーム7aが円
板4と同じ角速度で矢印N2方向へ回転している間は、
ノズルシャフト27は実質的に水平回転を停止して一定
位置ニを所定時間維持するので、その間にノズル昇降装
置30Aのロッド31を下降・上昇させて、ノズル28
によりトレイ34の電子部品8をピックアップする。
【0027】ノズル28が電子部品8をピックアップし
たならば、モータ10の回転を停止させる。するとノズ
ル28は円板4の回転とともにシリンダ30Bの直下へ
向って移動する。この移動の途中において、モータ10
を先程と逆方向に回転させて、アーム7aを矢印N2方
向と反対方向に回転させ、ヘッド26を原位置に戻して
おく。そしてノズルシャフト27がノズル昇降装置30
Bのロッド31の直下(厳密にいえばやや手前)までき
たならば、上述の場合と同様に、再度モータ10を逆回
転させることによりアーム7aを矢印N2方向へ回転さ
せる。すると上述の場合と同様にノズルシャフト27は
ローラ32の直下で実質的に停止するので、その状態で
ノズル昇降装置30Bのロッド31を下降・上昇させる
ことにより、ノズルシャフト27を下降・上昇させ、ノ
ズル28に真空吸着された電子部品8をプリント基板3
6に搭載する。なお電子部品8をプリント基板36に搭
載するときは、真空吸着状態を解除する。
【0028】上記動作は、アーム7aを例にとって説明
したが、他のアーム7b〜7dについてもまったく同じ
動作を行う。以上のように、回転軸3や円板4を矢印N
1方向に連続回転させながら、ノズル28をピックアッ
プステーションS1や搭載ステーションS2へ移動さ
せ、ピックアップ動作や搭載動作を行う際には、モータ
10を駆動してノズル28を円板4の回転方向(N1)
と反対方向(N2)に円板4と同じ角速度で回転させる
ことにより、ノズル28の水平方向の回転をピックアッ
プや搭載を行うのに必要な所定時間実質的に停止させ、
その状態でノズル28に下降・上昇動作を行わせること
により、電子部品8のトレイ34からのピックアップ
や、プリント基板36への搭載を行うものである。
【0029】このように本実施例では、モータ10を駆
動してヘッド26をピックアップステーションS1や搭
載ステーションS2等の作業ステーションで所定期間停
止させるわけであるが、モータ10の駆動開始タイミン
グを制御手段(図示せず)で制御することによりヘッド
26の停止位置を自由に変更することができる。すなわ
ち従来のインデックス機構を用いた電子部品実装装置で
はヘッドの停止位置がヘッドの移動経路上に等間隔で決
められており、装置の設計に様々な制約が生じていた
が、本実施例の部品搬送装置ではヘッドを停止させる位
置を自由に設定できるので上述した制約を少なくでき
る。
【0030】図7は本発明の第二実施例の部品搬送装置
を使用した電子部品実装装置の側面図、図8は同平面
図、図9は同部分斜視図である。なお第一実施例と同一
部品には同一符号を付することにより説明は省略する。
図7および図8において、円板4の下面にはリング状の
ガイドレール40が装着されている。各アーム7a〜7
dの基端部にはスライダ41が装着されている。スライ
ダ41はガイドレール40に嵌合している。また第一実
施例と同様に、円板4上にはモータ10が設けられてお
り、モータ10に駆動されて回転するカム12には、ア
ーム7a〜7d側に設けられたカムフォロア14が当接
している。したがってモータ10が回転すると、各アー
ム7a〜7dはガイドレール40に沿って水平方向に回
転する。
【0031】この第二実施例の動作は、第一実施例と同
様であって、ノズル28がピックアップステーションS
1や搭載ステーションS2で上下動作を行う際には、モ
ータ10を駆動してアーム7a〜7dを円板4の回転方
向(矢印N1方向)と反対方向(矢印N2方向)に円板
4の回転角速度と同じ角速度で回転させる。するとノズ
ル28は電子部品8のピックアップ位置や搭載位置で実
質的に水平方向への回転を停止し、電子部品8のピック
アップ動作や搭載動作を行う。
【0032】なお上記実施例は、電子部品実装装置を例
にとって説明したが、本発明は他のアセンブリ技術分野
の部品搬送装置や部品搬送方法にも適用できるものであ
る。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、駆
動部により回転軸を連続的に回転させながら、ヘッドを
複数の作業ステーションを移動させ、ヘッドが部品のピ
ックアップ動作や搭載動作などの所定の動作を行う際に
は、ヘッドの水平回転を所定期間実質的に停止させて、
所定のピックアップ動作や搭載動作などを確実に行うこ
とができる。しかも回転軸は間欠的なインデックス回転
をしなくてもよいのでインデックス機構は不要であり、
振動・騒音は激減し、高速度でヘッドを水平回転させな
がら、所定の作業を行うことができる。さらに本発明
は、ヘッドを停止させる位置を自由に変更できるので様
々な設計要求にも対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例の部品搬送装置を使用した
電子部品実装装置の側面図
【図2】本発明の第一実施例の部品搬送装置を使用した
電子部品実装装置の平面図
【図3】本発明の第一実施例の部品搬送装置を使用した
電子部品実装装置の部分断面図
【図4】本発明の第一実施例の部品搬送装置を使用した
電子部品実装装置の部分斜視図
【図5】本発明の第一実施例の部品搬送装置を使用した
電子部品実装装置の部分平面図
【図6】(a)本発明の第一実施例の部品搬送装置を使
用した電子部品実装装置の部分平面図 (b)本発明の第一実施例の部品搬送装置を使用した電
子部品実装装置の部分平面図 (c)本発明の第一実施例の部品搬送装置を使用した電
子部品実装装置の部分平面図
【図7】本発明の第二実施例の部品搬送装置を使用した
電子部品実装装置の側面図
【図8】本発明の第二実施例の部品搬送装置を使用した
電子部品実装装置の平面図
【図9】本発明の第二実施例の部品搬送装置を使用した
電子部品実装装置の部分斜視図
【符号の説明】
3 回転軸 7a〜7d アーム 8 電子部品 10 モータ(回転手段) 12 カム(回転手段) 14 カムフォロア(回転手段) 24 モータ(駆動部) 26 ヘッド 28 ノズル S1 ピックアップステーション S2 搭載ステーション
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 13/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸と、この回転軸を回転させる駆動部
    と、部品を真空吸着するノズルを備え前記回転軸と一体
    的に回転することにより複数の作業ステーションを移動
    するヘッドと、前記作業ステーションにおいて前記ヘッ
    ドを前記回転軸の軸心を中心に前記回転軸の回転方向と
    逆方向に回転させることにより前記ヘッドの回転運動を
    実質的に所定時間停止させる回転手段とから成ることを
    特徴とする部品搬送装置。
  2. 【請求項2】回転軸を連続回転させながら、この回転軸
    に連結されたヘッドを複数の作業ステーション間を移動
    させることにより、このヘッドに備えられたノズルによ
    り作業ステーションに備えられた部品を真空吸着してピ
    ックアップし、この部品を他の作業ステーションへ搬送
    する部品搬送方法であって、 前記作業ステーションにおいて前記ヘッドを前記回転軸
    の軸心を中心に前記回転軸の回転方向と逆方向に回転さ
    せることにより前記ヘッドの回転運動を所定時間停止さ
    せ、この停止状態で前記ノズルが前記ピックアップ動作
    を行い、前記回転軸の回転により前記ピックアップステ
    ーションでピックアップされた部品を他の作業ステーシ
    ョンへ移動させ、前記他の作業ステーションにおいて前
    記ヘッドを前記回転軸の軸心を中心に前記回転軸の回転
    方向と逆方向に回転させることにより前記ヘッドの回転
    運動を停止させ、この停止状態で前記ノズルに真空吸着
    された部品をこのノズルから切り離すことを特徴とする
    部品搬送方法。
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