JP3036084U

JP3036084U - インデックス

Info

Publication number: JP3036084U
Application number: JP1996010318U
Authority: JP
Inventors: 洋一郎宇野
Original assignee: TOKYO CELLOLABEL LTD.
Current assignee: TOKYO CELLOLABEL LTD.
Priority date: 1996-09-21
Filing date: 1996-09-21
Publication date: 1997-04-08
Anticipated expiration: 2002-09-21

Abstract

(57)【要約】【課題】従来のインデックスやタック付インデッ
クスに付随する問題を解消して、汚れたり傷んだりする
ことがなく、またワープロやパーソナルコンピュータ等
で作成した文字もそのまま見出し用として用いることが
できるインデックスを提供する。【解決手段】透明フィルム１と見出し紙５との組合わ
せからなり、透明フィルム１が色枠４刷りされ離型紙に
剥離可能に貼着されており、透明フィルム１には中心線
Ｌに沿ってミシン目１ａが形成され中心線Ｌから折曲げ
可能であるとともに中心線Ｌに関して対称な外形形状を
有しており、離型紙には中心線Ｌにより区分されるフィ
ルム１領域の両方の領域に対応する箇所内に閉ループを
なしたハーフカット３ａ、３ａ′がそれぞれ形成されて
おり、見出し紙５は少なくともハーフカット３ａ、３
ａ′が形成する閉ループの大きさより大きい。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、書類、ファイル、フォルダー等に貼着して、それら書類、ファイル、フォルダー等の見出しとして用いるインデックスに関する。

【０００２】

【従来の技術】

多数の穴を開けたルーズリーフ式の用紙を綴じたルーズリーフ等の書類やファイル、更に、ＰＰフォルダー等において、その分類や検索を容易にするために、従来から用紙やＰＰフォルダーの側端部を突出させて見出しを形成し、この見出し部分に見出し文字や模様等を記入することが行われている。

【０００３】この場合に、上記の見出し部分と書類やＰＰフォルダー等の本体部分とが一体に形成されていることが多い。このため、これらの書類やＰＰフォルダーの分類、検索を容易にするためには、用紙またはＰＰフォルダー全体の色を変えたり、見出しの形成場所を変えたりして区分することが行われている。

【０００４】しかしながら、このようにするためには多数の色や見出し部分の形成位置の異なる用紙或るいはＰＰフォルダーを予め用意する必要がある。

【０００５】この対策として、従来から書類やＰＰフォルダーの側端部に貼着するようにしたインデックスと呼ばれる見出し用紙が販売されている。しかしながら従来から販売されているインデックスは全体が紙で作られており、表面が汚れたり傷んだりするという欠点がある。

【０００６】

【考案が解決しようとする課題】

このような従来の紙製のインデックスが汚れたり傷み易いという欠点を解消するべく、紙製のインデックスの見出し部分の一端部に剥離紙付きの透明フィルムの一端部を貼着しておき、インデックスの紙部分に文字等を記入した後に、透明フィルムの下の剥離紙を剥して透明フィルムにより紙製の見出しの表面を覆うようにした所謂タック付インデックスが販売されている。

【０００７】しかしながら、このようなタック付インデックスでは、インデックスの端部に表面を被覆するための透明フィルムが貼着されているために、インデックスへの文字の書き込みがし難いという問題がある。

【０００８】また、上述の紙製のインデックスやタック付インデックスにおいては、予め形成された個々のインデックスに文字を記入しなければならず、そのため文字等は人手により書くことが必要である。このため、最近広く使われているワープロやパーソナルコンピュータ等により印字した文字をそのまま見出しとして用いることができないという欠点がある。

【０００９】

【考案の目的】

本考案は上述したような従来のインデックスやタック付インデックスに付随する問題を解消して、汚れたり傷んだりすることがなく、またワープロやパーソナルコンピュータ等で作成した文字もそのまま見出し用として用いることができるインデックスを提供することを目的とする。

【００１０】

【課題を解決するための手段】

本考案においては上述した目的を色枠刷りされたフィルムが離型紙に剥離可能に貼着されており、該フィルムは中心線から折曲げ可能であるとともに該中心線に関して対称な外形形状を有しており、前記離型紙には該中心線により区分されるフィルム領域の少なくとも一方に対応する箇所内に閉ループをなしたハーフカットが形成されていることを特徴とするインデックスにより達成する。

【００１１】本考案においては上述したように色枠刷りフィルムが離型紙に剥離可能に貼着されており、この剥離紙には中心線により区分されるフィルム領域の少なくとも一方に対応する箇所内に閉ループをなしたハーフカットが形成されているので、このハーフカット部分を除去して、このハーフカットの裏面に文字を記入し裏返して貼ったり、または別に用意した見出し紙に人手または機械により印字または模様等を記入した上で上述のハーフカット部分を剥離することにより形成された透明フィルムの粘着剤部分に当てがい貼ることにより、インデックスに見出し紙が取付けられる。この状態で、見出し紙付きのフィルム全体を剥離紙から剥離し、フィルムを中心部分から折曲げつつインデックスを書類やＰＰフォルダーに固着させることができる。

【００１２】このようにすることにより、用紙やＰＰフォルダーとインデックスとの組合わせが自由となる。このために、色枠の異なる本考案のインデックスを数種類用意して、そのインデックスを書類やＰＰフォルダーの任意の箇所に固着することにより、ルーズリーフ用紙やＰＰフォルダーの見出しの色や位置を変えることができる。

【００１３】従って、本考案によれば、従来のように色が異なったり、見出しの位置が異なっているルーズリーフ用紙やＰＰフォルダーを予め多数用意する必要がなく、極めて経済的である。

【００１４】また、本考案によれば、最近よく用いられているワープロやパーソナルコンピュータにより印字された文字や模様をそのままインデックスの見出しとして用いることができ、見出し作成作業も極めて迅速且つ容易に行うことができる。

【００１５】

【考案の実施の形態】

本考案においては、色枠の内側輪郭に対応して離型紙に閉ループのハーフカットを入れる。

【００１６】ハーフカットが離型紙の内輪郭に沿っている場合は、フィルムのハーフカット部を除去した部分に貼着する見出し紙の大きさをハーフカットが形成する閉ループの大きさより大きくすることが好ましい。また、ハーフカットが色枠の内側輪郭よりも一回り大きく色枠の内部に対応するように設けられている場合には、見出し紙の大きさをハーフカットが形成する閉ループの大きさと同じでも、大きくても、どちらでもよい。以上のようにすることによって、見出し紙の外周辺とフィルムの色枠の内周辺との間に微小隙間ができることを気にすることなく、見出し紙を容易に位置決めすることができる。

【００１７】また本考案においては、離型紙に中心線により区分されるフィルム領域の両方に対応する箇所内に閉ループをなしたハーフカットを形成することが好ましく、このようにすることにより、書類やＰＰフォルダーを表裏の両方から分類や検索することができる。なお、この場合に、表裏の見出し紙に記入する文字、模様などは同じでもよく、異なっていてもよい。

【００１８】本考案に用いるフィルムは、透明とし、その透明フィルムのハーフカットにより形成される閉ループの回りに色枠が形成されていることが好ましい。このようにすることにより、ハーフカット部の剥離紙を除去してそこに見出し紙を貼着することにより、透明フィルムを通して見出し紙の内容を見ることができる。また、色枠の色を変えることにより、種々の色のインデックスを簡単に且つ容易に形成することができる。この場合に、色枠はフィルムの外表面に印刷してもよく、またはフィルムの裏面の剥離紙側、すなわち、粘着剤を塗布する側に印刷してもよい。

【００１９】更に本考案においては、フィルムを中心線から容易に折曲げられるように、フィルムの中心線部にフィルム折曲げ用の処理が施されていることが好ましい。このような処理として、中心線に沿って押罫を形成したりミシン目を形成することができる。

【００２０】本考案に用いるフィルムの材質は、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリスチレン、塩化ビニール等を用いることができ、その厚さは１２〜３００μ程度とすることが好ましく、特に２５〜２００μ程度とすることが望ましい。

【００２１】

【実施例】

以下、添付図面を参照して本考案を詳細に説明する。図１は本考案の一実施例を示し、（ａ）はフィルム面側から見た図であり、（ｂ）は（ａ）の反対側すなわち剥離紙側から見た図であり、（ｃ）は（ｂ）のｃ−ｃ拡大断面図であり、（ｄ）は見出し紙を示す。

【００２２】図１（ｃ）において、透明なフィルム１が粘着剤２により剥離紙３に粘着されている。図１（ｂ）に破線で示すように、剥離紙３には閉ループ状のハーフカット３ａ、３ａ′が中心線Ｌに対して対称に形成されている。

【００２３】このハーフカット３ａ、３ａ′は図１（ｂ）においてはほぼ矩形形状をしているが、楕円形、三角形等の他の適宜形状のものも用いることができる。

【００２４】フィルム１には、図１（ａ）に示すように、上述した剥離紙３のハーフカット３ａ、３ａ′部（図１（ａ）では二点鎖線で示している）に対応する箇所に色枠４が印刷されている（なお、色枠４の内縁部を図１（ｂ）には二点鎖線で示している）。この色枠４の色は赤、黄、青等の適宜の色とすることができる。更に、色枠にロゴマーク、社名等をいれてもよい。

【００２５】図１（ａ）に示すように、このフィルム１の中心線Ｌに沿ってミシン目１ａまたは押罫が形成されている。また、この実施例においては、図１（ｃ）に示すように上述した色枠４は、フィルム１の外表面に印刷されているが、他の実施例として図２に示すようにフィルム１の裏面、すなわち、粘着剤２側に色枠４が印刷されていてもよい。

【００２６】本考案に係るインデックス１０の上述の実施例の使用方法を次に説明する。先ず、インデックス１０を裏返して図１（ｂ）の状態とし、剥離紙３のハーフカット３ａ、３ａ′によって囲まれている閉ループ部３ｂ、３ｂ′を剥離する。そして、フィルム１の閉ループ部３ｂ、３ｂ′を剥離した部分に対応する箇所１ｂ、１ｂ′に、見出しの文字等を記入した見出し紙５を置く。

【００２７】この見出し紙５としては、図１（ｄ）に示すように剥離紙３から剥離した閉ループ部３ｂ、３ｂ′と別に用意してもよいし、剥離紙３の剥がした部分３ｂ、３ｂ′を裏返し、その剥がした剥離紙３ｂ、３ｂ′の裏面に文字等を記入し、それを再度裏返して用いてもよい。特に、前者の方式とすると、ワープロやパーソナルコンピュータ等で作成し印刷した文字等を見出し紙５として用いることができ好ましい。。

【００２８】また、ハーフカット３ａ、３ａ′より僅かに大きい形状をし且つ剥離紙３から剥離した閉ループ部３ｂ、３ｂ′と別の見出し紙５を容易することが好ましい。このようにすると、ハーフカット３ａ、３ａ′部と見出し紙５との間の隙間を生じることなく見出し紙５を置くことができ、美麗になるとともに作業が容易となり好ましい。

【００２９】このように見出し紙をフィルム１に貼着した状態で、フィルム１を見出し紙５と一体として剥離紙３から剥離し、フィルム１の中心線Ｌ部に形成したミシン目１ａまたは押罫部に沿って二つ折りにしてインデックス１０とし、このインデックス１０野貝後端の間にルーズリーフ用紙またはＰＰフォルダーを挟み、その所定位置に貼着することにより、図３（ａ）に示すようにルーズリーフ用紙の側端部または図３（ｂ）に示すようにＰＰフォルダーの肩部に所望の見出しを取付けることができる。

【００３０】

【考案の効果】

本考案により、従来のインデックスやタック付インデックスに付随する問題を解消して、汚れたり傷んだりすることがなく、またワープロやパーソナルコンピュータ等で作成した文字もそのまま見出し用として用いることができるインデックスを提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示し、（ａ）はフィルム表
面側から見た図であり、（ｂ）は（ａ）の反対側すなわ
ち剥離紙側から見た図であり、（ｃ）は（ｂ）のｃ−ｃ
拡大断面図であり、（ｄ）は見出し紙を示す。

【図２】本考案の他の実施例の図１（ｃ）に類似する拡
大断面図を示し、フィルムの粘着剤側の面に色枠が印刷
がされている。

【図３】本考案の使用状態を示す図であり（ａ）はルー
ズリーフ用紙にに適用した例を示し、（ｂ）はＰＰフォ
ルダーに適用した例を示す。

【符号の説明】

１フィルム１ａミシン目１ｂ閉ループ部３ｂを剥離した部分に対応する箇所１ｂ′閉ループ部３ｂ′を剥離した部分に対応する箇所２粘着剤３剥離紙３ａハーフカット３ａ′ ハーフカット３ｂ閉ループ部３ｂ′ 閉ループ部４色枠５見出し紙１０インデックスＬ中心線

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】色枠刷りされたフィルムが離型紙に剥離
可能に貼着されており、該フィルムは中心線から折曲げ
可能であるとともに該中心線に関して対称な外形形状を
有しており、前記離型紙には該中心線により区分される
フィルム領域の少なくとも一方に対応する箇所内に閉ル
ープをなしたハーフカットが形成されていることを特徴
とするインデックス。
【請求項２】フィルムと見出し紙との組合わせからな
り、前記フィルムが色枠刷りされ離型紙に剥離可能に貼
着されており、該フィルムは中心線から折曲げ可能であ
るとともに該中心線に関して対称な外形形状を有してお
り、前記離型紙には該中心線により区分されるフィルム
領域の少なくとも一方に対応する箇所内に閉ループをな
したハーフカットが形成されており、前記見出し紙は少
なくとも該ハーフカットが形成する閉ループの大きさを
有しており且つフィルムの中心線から片側の部分よりも
小さいことを特徴とするインデックス。
【請求項３】前記見出し紙が前記ハーフカットが形成
する閉ループの大きさより大きいことを特徴とする請求
項２に記載のインデックス。
【請求項４】前記フィルムが透明であることを特徴と
する請求項１〜３の何れか１項に記載のインデックス。
【請求項５】色枠刷りされた透明フィルムが離型紙に
剥離可能に貼着されており、該透明フィルムは中心線か
ら折曲げ可能であるとともに該中心線に関して対称な外
形形状を有しており、前記離型紙には該中心線により区
分されるフィルム領域の両方に対応する箇所内に閉ルー
プをなしたハーフカットがそれぞれ形成されていること
を特徴とするインデックス。
【請求項６】透明フィルムと見出し紙との組合わせか
らなり、前記透明フィルムが色枠刷りされ離型紙に剥離
可能に貼着されており、該透明フィルムは中心線から折
曲げ可能であるとともに該中心線に関して対称な外形形
状を有しており、前記離型紙には前記中心線により区分
されるフィルム領域の両方の領域に対応する箇所内に閉
ループをなしたハーフカットがそれぞれ形成されてお
り、前記見出し紙は少なくとも該ハーフカットが形成す
る閉ループの大きさを有していることを特徴とするイン
デックス。
【請求項７】前記見出し紙が前記ハーフカットが形成
する閉ループの大きさより大きいことを特徴とする請求
項６に記載のインデックス。
【請求項８】前記フィルムの中心線部にフィルム折曲
げ用の処理が施されていることを特徴とする請求項１〜
７の何れか１項に記載のインデックス。
【請求項９】前記フィルム折曲げ用の処理として中心
線に沿って押罫が形成されていることを特徴とする請求
項８に記載のインデックス。
【請求項１０】前記フィルム折曲げ処理として中心線
に沿ってミシン目が形成されていることを特徴とする請
求項８に記載のインデックス。