JP3035923U - 台 車 - Google Patents

台 車

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JP3035923U
JP3035923U JP1996010217U JP1021796U JP3035923U JP 3035923 U JP3035923 U JP 3035923U JP 1996010217 U JP1996010217 U JP 1996010217U JP 1021796 U JP1021796 U JP 1021796U JP 3035923 U JP3035923 U JP 3035923U
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movable fence
fence
movable
trolley
fences
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JP1996010217U
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Inventor
倉一 山村
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山村運搬機工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 四周がフェンスで囲まれた台車において、そ
の一側面に設けた可動フェンスを引き下ろしたとき、そ
の上縁高さを可及的に低くして荷物の積み下ろしをし易
くするものの提供。 【解決手段】 可動フェンスが上段可動フェンス5と中
段可動フェンス6とに分かれ、それらが下段固定板3に
厚み方向に重なるように構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、四周がフェンスで籠型に囲まれた台車に関する。
【0002】
【従来の技術】
四周が籠型に囲まれた従来の台車は、ベースおよび車輪からなる台車本体の状 面に全体の高さの30%〜40%程度の高さの下段固定板が箱状に立ち上げられ、そ のうちの3辺の上縁に、全体の高さの70%〜60%程度の格子状固定フェンスが立 ち上げられ、残りの1辺に格子状の可動フェンスが上下動自在に配置されていた 。そして、その可動フェンスを下方に引き下ろして、そこから台車上に荷物を積 み込み、その後に可動フェンスを持ち上げて、適宜場所に台車を搬送し、再び可 動フェンスを引き下ろして台車上の荷物を外部に取り出していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このような従来の台車は、可動フェンスを引き下ろして荷物の出し入れをする 際、可動フェンス上縁の高さが比較的高く、荷物の出し入れが面倒である欠点が あった。すなわち、荷物の出し入れの際、可動フェンスを跨いで上下動する荷物 の移動量が多く、疲労が激しい欠点があった。しかも、可動フェンスの上縁高さ が比較的高いため、荷物を台車の底面に載置する際、作業者はフェンス内に上半 身を乗り出して、不安定な状態で荷物を載置する必要があった。同様に取り出す 場合も不安定な姿勢を取らざるを得なかった。これらの点からこの種、従来の台 車は作業性が悪い欠点があった。なお、台車のフェンス全体を低くして、上記問 題を解決しようとすれば、台車の収容能力を低下する欠点があった。 そこで、本考案は台車の収容能力を大きく保持したまま、荷物の出し入れがし 易い台車を提供することを課題とし、その課題解決のために次の構成をとる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の台車は、ベースの下面に車輪1が設けられた台車本体2と、その四周 に立設された荷物落下防止用フェンスとを具備する台車において、 前記フェンスの一側面は、その下端部が下段固定板3で閉塞されると共に、両 側に一対のガイド棒4が立設され、 厚み方向に位置をずらせて前記下段固定板3と上段可動フェンス5と中段可動 フェンス6とが重ねられるように、その上段可動フェンス5および中段可動フェ ンス6が、夫々の両端に突設された上段部スリーブ5a,5bおよび中段部スリ ーブ6a,6bにより前記一対のガイド棒4に上下動自在に案内され、 その上段可動フェンス5を上方に持ち上げてその下端縁が前記中段可動フェン ス6の上端縁に達したとき、上段可動フェンス5と中段可動フェンス6とを連結 させて両段可動フェンス5,6が同時に上方に持ち上げられると共に、持ち上げ られた両フェンス5,6を下方に引き下ろすとき、その中段可動フェンス6が前 記下段固定板3に完全に重なると前記連結が外れて上段可動フェンス5のみがさ らに下方に移動するように、両フェンス5,6間に連結手段が設けられたことを 特徴とする。
【0005】 また、本考案の好ましい実施の形態は、前記上段可動フェンス5の上端縁にそ のフェンスの内側へ回動自在な持ち上げ用取手7が設けられ、その回動によりそ の持ち上げ用取手7に一体的に突設された係止片7aが前記ガイド棒4の上端に 係脱自在に係合されるように構成されたものである。 さらには、前記上段可動フェンス5の下端に位置された前記上段部スリーブ5 bが、前記中段可動フェンス6の上下両端に夫々位置された前記中段部スリーブ 6a,6b間に位置することにより、前記連結手段を構成するものである。
【0006】
【考案の実施の形態】
次に、図面に基づいて本考案の実施の形態につき説明する。 図1は本考案の台車の斜視図であって、その上段可動フェンス5を少し上方に 引き上げた状態を示す。また、図2は同台車の側面図、図3は同正面図、図4は 上段可動フェンス5および中段可動フェンス6を引き上げた状態を示す要部斜視 図、図5は図3のV−V矢視図である。 この台車は、台車本体2が矩形のベースと4つの車輪1とからなり、そのうち の2つの後ろ車輪1がキャスターを形成する。そして、台車本体2上にはその矩 形ベースの2つの短辺上に一対の門型のフレーム12が立設固定され、そのフレー ム12の上端間が連結パイプ12aにより連結されている。そして、両フレーム12を 介して台車本体2上にはその四周に下段固定板3が立設固定される。 なお、この例では正面側の下段固定板3の高さは他の下段固定板3のそれより も低くなっている。その正面の下段固定板3を除き他の下段固定板3の上縁には 、格子状の固定フェンス11が立設される。そして、正面側両側には一対のガイド 棒4がフレーム12に沿って立設され、そのガイド棒4の上端面がフレーム12にブ ラケット10を介して連結されている。そのガイド棒4は、その上端面がフレーム 12側に向けて斜めに欠切された係合端4aを有する。
【0007】 またこの一対のガイド棒4には上段可動フェンス5および中段可動フェンス6 の両端が上段部スリーブ5a,5b,中段部スリーブ6a,6bを介して上下動 自在に案内され且つ、下段固定板3と上段可動フェンス5と中段可動フェンス6 とがその厚み方向にわずかに位置をずらせて、それらが重なって並列できるよう に配置される。上段可動フェンス5の下端両側に配置された上段部スリーブ5b は、中段可動フェンス6の上下両端の中段部スリーブ6a,6bの中間に位置す る。 また、上段可動フェンス5の上端の上段部スリーブ5aは、中段部スリーブ6 aの上方に位置する。このような各スリーブの位置により、両フェンス間の連結 手段を構成する。そしてその構成により、上段可動フェンス5を上方に引き上げ たとき、上段可動フェンス5の下端が中段可動フェンス6の上端に達すると、上 段部スリーブ5bが中段部スリーブ6aに当接し、その時点から上段可動フェン ス5の上昇に伴い中段可動フェンス6も上昇する。
【0008】 逆に、上段可動フェンス5をその最上位置から引き下ろすとき、中間まで上段 可動フェンス5と中段可動フェンス6とは同時に下降し、中段可動フェンス6の 下端が台車本体2上に接すると、次に上段可動フェンス5のみが下方に移動する 。次に、上段可動フェンス5の上端に固定された縁パイプ5cの両側には、一対 の持ち上げ用取手7が配置される。この持ち上げ用取手7は、縁パイプ5cに端 管状の取付けパイプ5dが図1,図5の如く並列して溶接固定され、その取付け パイプ5dに小さな枠型に形成された持ち上げ用取手7が軸支される。持ち上げ 用取手7の一側には、係止片7aが突出され、それがガイド棒4の係合端4aに 図4の如く係止されるものである。なお、台車の長手方向一端には手押し用取手 9が水平に突設されている。また、台車の長手方向一端の中央にストッパ8が垂 直に且つその軸部が上下動自在に突設されている。
【0009】
【使用方法】
本考案の台車に荷物を積み込むには、ストッパ8を下方に引き下ろして台車を 安定させると共に、上段可動フェンス5,中段可動フェンス6を最下段位置に引 き下ろす。そして、上段可動フェンス5と中段可動フェンス6の上縁が下段固定 板3上縁と同一レベルになるようにする。そこで、台車の底面から順次台車内に 荷物を積み上げる。 次いで、一対の持ち上げ用取手7を持ってそれを上昇させる。そして、上段可 動フェンス5の下端が中段可動フェンス6の上端に達すると、上段可動フェンス 5の上段部スリーブ5bが中段可動フェンス6の中段部スリーブ6bに当接し、 上段可動フェンス5と共に中段可動フェンス6が持ち上げられる。上段可動フェ ンス5の上端が台車の上端部に達したとき、持ち上げ用取手7をフェンスの内側 に回動することにより、図4の如く持ち上げ用取手7の係止片7aをガイド棒4 上端に係止させることができる。従って、持ち上げ動作と係止動作は殆ど一挙動 で行える。即ち、手の持ち替え等の作業を不要とする。 また、荷物を台車内から取り出すには、前記と逆の順序で行えばよい。
【0010】
【考案の作用・効果】
(1) 可動フェンスが、上段可動フェンス5と中段可動フェンス6とに分かれ、そ れらが下段固定板3に厚み方向に重なるように構成したから、荷物の出し入れ時 に、フェンスの上縁高さを低くできる。そのため荷物の出し入れが楽に行える。 即ち、フェンスの前後で荷物を上下動する距離が小となる。そのため、従来の台 車の如く、作業者が台車の外から上半身を曲げてフェンス内に乗り出す必要がな くなり作業に伴う疲労を少なくできる。 (2) 可動フェンスの持ち上げ,引き下ろしを軽量にできる。即ち、可動フェンス が、上段可動フェンス5と中段可動フェンス6とに分かれているため、上段可動 フェンス5を中間まで持ち上げる間、軽量である。なお、それ以上持ち上げる位 置では、上段可動フェンス5に中段可動フェンス6の重量の加わるが、その加重 重量の移動量は従来の半分で済み、この点からも荷役作業の疲労を減少できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の台車の斜視図であって、その上段可動
フェンス5を少し上方に引き上げた状態を示す。
【図2】同台車の側面図。
【図3】同正面図。
【図4】上段可動フェンス5および中段可動フェンス6
を引き上げた状態を示す要部斜視図。
【図5】図3のV−V矢視図。
【符号の説明】
1 車輪 2 台車本体 3 下段固定板 4 ガイド棒 4a 係合端 5 上段可動フェンス 5a,5b 上段部スリーブ 5c 縁パイプ 5d 取付けパイプ 6 中段可動フェンス 6a,6b 中段部スリーブ 7 持ち上げ用取手 7a 係止片 8 ストッパ 9 手押し用取手 10 ブラケット 11 固定フェンス 12 フレーム 12a 連結パイプ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースの下面に車輪1が設けられた台車
    本体2と、その四周に立設された荷物落下防止用フェン
    スとを具備する台車において、 前記フェンスの一側面は、その下端部が下段固定板3で
    閉塞されると共に、両側に一対のガイド棒4が立設さ
    れ、 厚み方向に位置をずらせて前記下段固定板3と上段可動
    フェンス5と中段可動フェンス6とが重ねられるよう
    に、その上段可動フェンス5および中段可動フェンス6
    が、夫々の両端に突設された上段部スリーブ5a,5b
    および中段部スリーブ6a,6bにより前記一対のガイ
    ド棒4に上下動自在に案内され、 その上段可動フェンス5を上方に持ち上げてその下端縁
    が前記中段可動フェンス6の上端縁に達したとき、上段
    可動フェンス5と中段可動フェンス6とを連結させて両
    段可動フェンス5,6が同時に上方に持ち上げられると
    共に、持ち上げられた両フェンス5,6を下方に引き下
    ろすとき、その中段可動フェンス6が前記下段固定板3
    に完全に重なると前記連結が外れて上段可動フェンス5
    のみがさらに下方に移動するように、両フェンス5,6
    間に連結手段が設けられたことを特徴とする台車。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記上段可動フェン
    ス5の上端縁にそのフェンスの内側へ回動自在な持ち上
    げ用取手7が設けられ、その回動によりその持ち上げ用
    取手7に一体的に突設された係止片7aが前記ガイド棒
    4の上端に係脱自在に係合されるように構成された台
    車。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、前記
    上段可動フェンス5の下端に位置された前記上段部スリ
    ーブ5bが、前記中段可動フェンス6の上下両端に夫々
    位置された前記中段部スリーブ6a,6b間に位置する
    ことにより、前記連結手段を構成する台車。
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