JP3035576U - 配電ボックス及び埋込型蓋付きボックスの雌ねじ構造 - Google Patents

配電ボックス及び埋込型蓋付きボックスの雌ねじ構造

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JP3035576U
JP3035576U JP1996009891U JP989196U JP3035576U JP 3035576 U JP3035576 U JP 3035576U JP 1996009891 U JP1996009891 U JP 1996009891U JP 989196 U JP989196 U JP 989196U JP 3035576 U JP3035576 U JP 3035576U
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JP
Japan
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box
brazing material
lid
insulating
box body
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JP1996009891U
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English (en)
Inventor
辰徳 金沢
真 藤井
Original Assignee
バブ日立工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】閉蓋具等の器具を固設するためにボックス本体
に設けられた雌ねじを、絶縁性ろう材で封じ異物の混入
や付着を防止可能に改善する。 【解決手段】スイッチ等を収納したボックス本体を打設
コンクリートの仕上げ面から沈設し、仕上げ面上に配設
された開口部に閉蓋具を固設するようにした配電ボック
ス及び埋込型蓋付きボックスが、ボックス本体1内に形
設した雌ねじ2に絶縁性ろう材3を填装したものとされ
る。ここで、絶縁性ろう材3は脂肪族炭化水素の混合物
(好ましくはマイクロクリスタリンワックス)であり、
融点以上の直近温度の溶融状態で注入され、その場で凝
固して固化状態を維持するとともに、連携する雄ねじを
結合することにより破壊可能である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、閉蓋具等の器具を固設するためにボックス本体に設けられた雌ねじ を絶縁性ろう材で封じ、異物の混入や付着を防止可能に改善した配電ボックス及 び埋込型蓋付きボックスの雌ねじ構造に関する。ここで、埋込型蓋付きボックス は配電ボックスを包含又は兼用するものとして考慮されたい。なお、用語におけ る「ろう(材)」は、「ワックス」と互換的に使用する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、配電ボックス等の埋込型蓋付きボックスを設備系に施工する際に、 スイッチ等を収納したボックス本体を打設コンクリートの仕上げ面から沈設し、 仕上げ面上に配設した開口部に閉蓋具を固設することがおこなわれている。
【0003】 このとき、ボックス本体に設けられた雌ねじにコンクリートの飛沫やゴミ等( 以下、異物という。)が混入又は付着してしまうという不都合な事態が頻発して いた。
【0004】 このような事態が生じると、雌ねじにビス(雄ねじ)が入らなくなり、閉蓋具 等の器具の取り付けが出来なくなるといった問題が生じることになる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
この問題を回避するために、雌ねじの上下面に接着テープ等を貼り付けて開口 を封じていたが、その作業は手間がかかり非能率的であった。〔図2〕
【0006】 本考案はこのような事情に鑑みなされたものであって、閉蓋具等の器具を固設 するためにボックス本体に設けられた雌ねじを、絶縁性ろう材で封じ異物の混入 や付着を防止可能に改善した配電ボックス及び埋込型蓋付きボックスの雌ねじ構 造を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために第一の本考案は、配電ボックスであって、ボックス 本体内に形設した雌ねじに、連携する雄ねじを結合することにより破壊可能な絶 縁性ろう材を填装してなることを特徴とするものである。
【0008】 第二の本考案は、スイッチ等を収納したボックス本体を打設コンクリートの仕 上げ面から沈設し、仕上げ面上に配設された開口部に閉蓋具を固設するようにし た埋込型蓋付きボックスの雌ねじ構造であって、座ぐりを含む雌ねじ形成部が、 融点以上の直近温度の溶融状態で注入され、その場で凝固して固化状態を維持す るとともに、連携する雄ねじを結合することにより破壊可能な絶縁性ろう材を有 することを特徴とするものである。
【0009】
【考案の実施の形態】
実施の形態に係る本考案は、上述の配電ボックス、及び配電ボックスを包含又 は兼用する埋込型蓋付きボックスの雌ねじ構造において、填装される絶縁性ろう 材をマイクロクリスタリンワックスに代表される脂肪族炭化水素の混合物(石油 ワックス)とするものである。
【0010】
【実施例】
本考案の一実施例を添付図面を参照して以下説明する。
【0011】 図1は、配電ボックス又は埋込型蓋付きボックスの(a)斜視概略図、及び( b)絶縁性ろう材の填装状態又は雌ねじ構造を示す図1(a)におけるAA断面 説明図である。
【0012】 ここで、各図に共通して1がボックス本体、2が雌ねじ及び3が絶縁性ろう材 である。
【0013】 図示するように、図示しない閉蓋具等の器具を固設するためにボックス本体( 1)内に形設した雌ねじ(2)に、連携する雄ねじ(図示省略)を結合すること により破壊可能な絶縁性ろう材(3)を填装している。なお、雌ねじ(2)の形 設は、ナットを圧入するのが常法である。
【0014】 したがって、雌ねじ構造は、座ぐりを含む雌ねじ(2)形成部が、融点以上の 直近温度の溶融状態で注入され、その場で凝固して固化状態を維持するとともに 、連携する雄ねじを結合することにより破壊可能な絶縁性ろう材(3)を有する ものである。
【0015】 ここで、填装される絶縁性ろう材(3)がマイクロクリスタリンワックスに代 表される脂肪族炭化水素の混合物(石油ワックス)であって、好ましくはその融 点が80℃前後のものとされる。当然のことながら、パラフィンワックスを採用 する場合があってよい。
【0016】 なお、雄ねじを結合することにより破壊された絶縁性ろう材(3)の破片は、 ボックス本体(1)内に飛散・残存することになるが、収納物への影響は全くな い。
【0017】 本考案の技術的思想を逸脱しない範囲で、ろう材の選択はもとより、種々のボ ックスにおいて本願考案の雌ねじ構造を適用できるのはもちろんである。
【0018】
【考案の効果】
本考案は以上の構成よりなるものであり、これによればボックス製造時にボッ クス本体に設けられた雌ねじに絶縁性ろう材を填装し、使用時(施工時)に雄ね じを結合することにより破壊するので、填装後破壊までの間に異物の混入や付着 を確実に防止することができる。
【0019】 また、雌ねじへの絶縁性ろう材の填装がボックス製造の一工程として自動化で きるので、量産(工場生産)して現場でそのまま使用すればよく、作業性及び経 済性の向上に寄与することができる。
【0020】 特に、スイッチ等を収納したボックス本体を打設コンクリートの仕上げ面から 沈設し、仕上げ面上に配設された開口部に閉蓋具を固設するようにした配電ボッ クスを本考案構成の配電ボックスに代替すれば、上記効果は絶大であり、産業上 極めて利用価値が高いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である配電ボックス又は埋込
型蓋付きボックスの(a)斜視概略図、及び(b)絶縁
性ろう材の填装状態又は雌ねじ構造を示す図1(a)に
おけるAA断面説明図である。
【図2】配電ボックスの雌ねじをテープ貼着により封じ
る従来技術を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ボックス本体 2 雌ねじ 3 絶縁性ろう材

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチ等を収納したボックス本体を打
    設コンクリートの仕上げ面から沈設し、仕上げ面上に配
    設された開口部に閉蓋具を固設するようにした配電ボッ
    クスにおいて、ボックス本体内に形設した雌ねじに、連
    携する雄ねじを結合することにより破壊可能な絶縁性ろ
    う材を填装してなることを特徴とする配電ボックス。
  2. 【請求項2】 絶縁性ろう材が脂肪族炭化水素の混合物
    であって、マイクロクリスタリンワックスに代表される
    ものである請求項1記載の配電ボックス。
  3. 【請求項3】 スイッチ等を収納したボックス本体を打
    設コンクリートの仕上げ面から沈設し、仕上げ面上に配
    設された開口部に閉蓋具を固設するようにした埋込型蓋
    付きボックスの雌ねじ構造であって、座ぐりを含む雌ね
    じ形成部が、融点以上の直近温度の溶融状態で注入さ
    れ、その場で凝固して固化状態を維持するとともに、連
    携する雄ねじを結合することにより破壊可能な絶縁性ろ
    う材を有することを特徴とする埋込型蓋付きボックスの
    雌ねじ構造。
  4. 【請求項4】 絶縁性ろう材が脂肪族炭化水素の混合物
    であって、マイクロクリスタリンワックスに代表される
    ものである請求項3記載の埋込型蓋付きボックスの雌ね
    じ構造。
JP1996009891U 1996-09-09 1996-09-09 配電ボックス及び埋込型蓋付きボックスの雌ねじ構造 Expired - Lifetime JP3035576U (ja)

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