JP3035571U - 着色パチンコ玉 - Google Patents
着色パチンコ玉Info
- Publication number
- JP3035571U JP3035571U JP1996009883U JP988396U JP3035571U JP 3035571 U JP3035571 U JP 3035571U JP 1996009883 U JP1996009883 U JP 1996009883U JP 988396 U JP988396 U JP 988396U JP 3035571 U JP3035571 U JP 3035571U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating layer
- pachinko ball
- titanium
- colored
- sputtering
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 パチンコ玉の表面硬度を従来に比し著しく高
めて耐久性を向上させると共に、表面にゴールド色やグ
レー系色、ブラウン系色等の着色を施してパチンコ玉の
高級化、差別化を図る。 【解決手段】 パチンコ玉の表面全体に、イオンプレー
ティング又はスパッタリングによってチタン被膜層3を
形成する。その表面に、イオンプレーティング又はスパ
ッタリングによってチタンの窒化物、炭化物或いは炭窒
化物からなる被膜層4を形成する。
めて耐久性を向上させると共に、表面にゴールド色やグ
レー系色、ブラウン系色等の着色を施してパチンコ玉の
高級化、差別化を図る。 【解決手段】 パチンコ玉の表面全体に、イオンプレー
ティング又はスパッタリングによってチタン被膜層3を
形成する。その表面に、イオンプレーティング又はスパ
ッタリングによってチタンの窒化物、炭化物或いは炭窒
化物からなる被膜層4を形成する。
Description
【0001】
本考案は、遊技場において使用されるパチンコ玉に関するものである。
【0002】
従来、遊技場において使用されているパチンコ玉は、表面にクロムメッキを施 したものが一般的であり、このクロムメッキにより表面硬度を高めると共に、一 定の弾力を保持せしめ、又錆等の発生を防止せんとしていた。
【0003】
しかしながら前記クロムメッキを施したパチンコ玉にあっては、その表面の色 調が銀色に限られており、又、長年の使用のうちにクロムメッキが剥離して錆が 発生する欠点があった。更に、ほとんどのパチンコ店がクロムメッキのパチンコ 玉を使用している現状では、他店のパチンコ玉が混入しても区別がつかず、経営 上からも、他店とのパチンコ玉の明瞭な区別が望まれていた。なお一部において は、区別が可能となるようにパチンコ玉の表面に刻印を施しているが、玉が小さ く又同一色であることから区別上効果が上がらない難点があった。 本考案は、かかる問題点を解決しうるパチンコ玉の提供を目的とするものであ る。
【0004】
本考案は、前記課題を解決するために以下の手段を採用する。 即ち本考案に係る着色パチンコ玉は、パチンコ玉の表面全体を被覆するように 、イオンプレーティング又はスパッタリングによって、チタン、ジルコニウム、 タンタル等周期率表のIVb又はVb族の窒化物、炭化物或いは炭窒化物からなる 被膜層を形成したことを特徴とするものである。
【0005】 本考案に係るパチンコ玉のより好ましい態様は、パチンコ玉の表面全体に、イ オンプレーティング又はスパッタリングによって、チタン被膜層を形成すると共 に、該被膜層の表面全体を被覆するように、イオンプレーティング又はスパッタ リングによって、チタン、ジルコニウム、タンタル等周期率表のIVb又はVb族 の窒化物、炭化物或いは炭窒化物からなる被膜層を形成したことを特徴とするも のである。
【0006】 前記着色パチンコ玉において、チタン被膜層の厚さを0.1〜0.5μに設定 し、且つ、窒化物、炭化物或いは炭窒化物からなる被膜層の厚さを0.1〜0. 3μに設定するのがよい。
【0007】
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1において本考案に係る着色パチンコ玉1は、パチンコ玉の表面2の全体を 被覆するように、イオンプレーティング又はスパッタリングによって、チタン被 膜層3を形成すると共に、該被膜層3の表面全体を被覆するように、イオンプレ ーティング又はスパッタリングによってチタンの窒化物、炭化物或いは炭窒化物 からなる被膜層4を形成してなるものである。
【0008】 前記チタン被膜層3の厚さは0.1〜0.5μに設定し、且つ、又前記窒化物 、炭化物或いは炭窒化物からなる前記被膜層4の厚さは0.1〜0.3μに設定 するのが好ましい。
【0009】 かかる構成の着色パチンコ玉1を製造する工程は、イオンプレーティング又は スパッタリングによって、装置の真空容器内で、イオン化したチタンをパチンコ 玉の表面に付着せしめて所要厚さのチタン被膜層を形成する。その後、前記真空 容器内に窒素ガス又はアセチレンガスを導入して、イオンプレーティング又はス パッタリングにより、前記チタン被膜層の表面にチタンの窒化物又は炭化物の被 膜層を所要厚さに形成する。或いは窒素ガスとアセチレンガスを同時に導入する ことにより、チタンの炭窒化物の被膜層を所要厚さに形成する。
【0010】 このようにして製造されたパチンコ玉は、形成する被膜層の種類によって所定 の着色を有する。即ち、前記のように窒化物の被膜層を形成する場合は、ゴール ド色の着色を有する。又炭化物の被膜層を形成する場合は、グレー系色の着色を 有する。又炭窒化物の被膜層を形成する場合は、ブラウン系色の着色を有する。
【0011】 本実施例においては、パチンコ玉の表面にチタン被膜層3を形成した上に、窒 化物等による被膜層4を形成しているが、このチタン被膜層3はパチンコ玉の耐 食性を向上させるためのものである。この窒化物等の被膜層4は、パチンコ玉の 表面に直接形成してもよいのであるが、パチンコ玉の耐久性を向上させる観点か らは、前記のようにチタン被膜層3を予め形成しておくのがよい。勿論、耐食性 向上のために窒化物等の被膜層4を比較的厚く形成することもできるが、チタン 被膜層3を予め形成しておく方が、製造コストの低減に繋がり好ましいといえる 。
【0012】 前記着色のための被膜層は、前記のようにチタンを用いる他、ジルコニウムや タンタル等周期率表のIVb又はVb族のその他の金属を用い、それらの窒化物や 炭化物或いは炭窒化物によって形成してもよい。この場合も、被膜層4の種類に よって、前記のようにゴールド色やグレー系色、ブラウン系色の着色をパチンコ 玉に付与できる。
【0013】
本考案は、イオンプレーティング又はスパッタリングによって、パチンコ玉の 表面に被膜層を形成するため、被膜層の密着性が極めて良好であり、又表面硬度 が著しく高くて耐摩耗性に優れ、パチンコ玉の耐久性を向上させうる。且つその 外観に、ゴールド色やグレー系色、ブラウン系色等の美麗な色調を有するため、 遊技場においては自他のパチンコ玉を明瞭に識別できると共にパチンコ玉のカラ フル化によってパチンコ遊技の楽しみを増大させることができる。 このように本考案によるときは、パチンコ玉の高級化、差別化を図ることがで きてパチンコ店の売上アップに寄与できることとなる。
【図1】本考案の一実施例を示す断面図である。
1 着色パチンコ玉 2 表面 3 チタン被膜層 4 窒化物等の被膜層
Claims (3)
- 【請求項1】 パチンコ玉の表面全体を被覆するよう
に、イオンプレーティング又はスパッタリングによっ
て、チタン、ジルコニウム、タンタル等周期率表のIVb
又はVb族の窒化物、炭化物或いは炭窒化物からなる被
膜層を形成したことを特徴とする着色パチンコ玉。 - 【請求項2】 パチンコ玉の表面全体に、イオンプレー
ティング又はスパッタリングによって、チタン被膜層を
形成すると共に、該被膜層の表面全体を被覆するよう
に、イオンプレーティング又はスパッタリングによっ
て、チタン、ジルコニウム、タンタル等周期率表のIVb
又はVb族の窒化物、炭化物或いは炭窒化物からなる被
膜層を形成したことを特徴とする請求項1記載の着色パ
チンコ玉。 - 【請求項3】 チタン被膜層の厚さを0.1〜0.5μ
に設定し、且つ、窒化物、炭化物或いは炭窒化物からな
る被膜層の厚さを0.1〜0.3μに設定したことを特
徴とする請求項1又は2記載の着色パチンコ玉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996009883U JP3035571U (ja) | 1996-09-09 | 1996-09-09 | 着色パチンコ玉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996009883U JP3035571U (ja) | 1996-09-09 | 1996-09-09 | 着色パチンコ玉 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3035571U true JP3035571U (ja) | 1997-03-28 |
Family
ID=32984091
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996009883U Expired - Lifetime JP3035571U (ja) | 1996-09-09 | 1996-09-09 | 着色パチンコ玉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3035571U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5737460A (en) * | 1980-08-19 | 1982-03-01 | Nippon Purai Kk | Method of covering surface of pinball |
-
1996
- 1996-09-09 JP JP1996009883U patent/JP3035571U/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5737460A (en) * | 1980-08-19 | 1982-03-01 | Nippon Purai Kk | Method of covering surface of pinball |
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