JP3035533U - 伸縮ノズル付簡易如露容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案はプラスチック容器１の中の液を他の器
具に移しかえることなく、ノズル部を図１の様に組み合
わせることにより簡易如露となる。 【構成】本考案は容器口部に、穴あきパッキン６を介し
てノズルベース２、穴あきキャップ３を組合せ、ネジ部
に締めつける。ノズルベース２の先端穴部にチューブ４
が挿入され、その先端には複数の小孔のあいたシャワー
キャップ５を被せてある。チューブ４は伸縮可能であ
り、シャワーキャップ５より流出する圧力を変えること
ができる。空気を容器内に入れる空気孔７がノズルベー
ス２根元部にあり、空気を吸い込むため連続してシャワ
ー状に液体を流出させることができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は農業又は園芸用として、液体の薬剤、肥料等の比較的少量を植物にシ ャワー状に掛けることにあります。

【０００２】

【従来の技術】

主に独立した如露や噴霧器などの器具を使用し、散布するか噴霧をしていた。

【０００３】

【考案の解決しようとする課題】

直接植物への液体の薬剤、肥料等の散布は、如露か噴霧器を使用していたが、 如露では散布量の調整が難しく、ほとんどが圧力式の噴霧器を使用している。特 に大量に液体の薬剤や肥料を使用する農家は別として、これら器具を購入するこ となく、又取扱いの複雑さを解消しようとするものである。

【０００６】

【実施例】

以下添付図面に従って一実施例を説明する。

【０００７】 図１は本容器の使用時の部品の組合せを示すもので、漏れ止めの穴あきパッキ ン６を介して、ノズルベース２があり、その先端穴部にはチューブ４が挿入され 、その先端には複数の小孔のあいたシャワーキャップ５が被せられている。

【０００７】 穴あきキャップ３の穴にノズルベース２を通しネジ部で締めつける。チューブ ４は手で引き出したり押し込んだりすることができ、ノズル全体を伸縮できる。

【０００８】 使用する際は図２のように、さかさにした状態で使用する。ノズルベース２の 根元部には空気を吸い込む空気孔７があり、液がシャワーキャップ５より流出し たとき空気を容器内部に吸い込むので、容器を押して内部に圧力を掛けて流出さ せることなく連続して流出させることができる。

【０００９】 液の流出圧はチューブ４を伸縮することにより調整できる。

【００１０】 図３は本容器の密閉時の部品の組合せを示すもので、液の入った容器の中にノ ズル部全体をひっくりかえして差し込み、穴なしパッキン８を使用することで、 液の漏れを防ぐことができる。

【００１１】 当然図３の状態で販売され、図１の状態に組みなおし、穴なしパッキン８は廃 棄し、図２の状態で使用する。

【００１２】

【考案の効果】

上述の様にノズル部を液の中にひっくり返して差し込み密閉することにより、 嵩を小さくし運搬費用の節減と運搬時の破損を防ぎ、又使用時の便利さと安価さ を達成できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の伸縮ノズル付簡易如露容器の部品組合
せ図である。

【図２】本容器の使用時の図である。

【図３】本容器のノズル部の収納したときの部品組合せ
図である。

【符号の説明】

１ プラスチック容器 ２ ノズルベース ３ 穴あきキャップ ４ チューブ ５ シャワーキャップ ６ 穴あきパッキン ７ 空気孔 ８ 穴なしパッキン

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 プラスチック容器に於て、口部にノズル
   ベースを取付け、そのノズルベースの先端部に長さを自
   由に伸縮させることのできるチューブを差し込み、チュ
   ーブ先端に複数の小孔をもったシャワーキャップをかぶ
   せ、容器中の液体をシャワー状に流出させること、又チ
   ューブをノズルベース内に縮めノズル部全体をひっくり
   返して容器中に収納しても液の漏れることのない伸縮ノ
   ズル付簡易如露容器。