JP3039520U - エアゾール装置に塗料容器を装着一体化し使用後のメンテナンスをなくしたエアーブラシ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 素人でも簡単に扱えれるよう使用前の部品の
組立、塗料の調合をなくし、塗料容器内の塗料の乾燥を
防止し、使用後塗料のついた部品の洗浄をしなくとも再
度使用できるエアーゾール装置を用いたエアーブラシを
提供することを目的とする。 【構成】押しボタン（２）、エアーノズル（３）、塗料
吸い上げ吸収材（４）塗料吹きつけ具合微調整ネジ
（５）、乾燥防止用のふた（８）を塗料容器（６）に装
着し、その塗料容器（６）に塗料（７）を入れ密閉化し
エアーゾール装置（１）を装着一体化したもの。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案はエアーゾール装置（１）と塗料容器（６）を一つにまとめ、使用前 の塗料調合と部品の組立、使用後の塗料のついた部品の洗浄等のメンテナンスを なくしたエアーゾール装置を用いたエアーブラシに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、使用前に、エアーノズル、塗料容器、エアーホース、塗料吸い上げノズ ルなどの部品を組み立て、塗料容器に塗料を調合してから使用し、使用後は塗料 のついた部品を洗浄していた。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

これは次のような欠点があった。 （イ）塗料を自分で塗料容器に調合し、使用後、塗料容器、塗料吸い上げノズ ル等の塗料のついた部品を洗浄しなければ塗料が乾燥し再度使用できない。 （ロ）塗料吸い上けノズルは、エアーノズル先端部で生じる負圧を利用して塗 料を吸い上げるので塗料の吹きつけ量を調整するのが難しい。 （ハ）使用前に、各部品を組み立てなければならないので素人向きではない。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

（イ）塗料（７）の色を、定色化し塗料（７）の乾燥を防ぐため塗料容器（６ ）を密閉化する。 （ロ）塗料吸い上げノズルの代わりに、吸収性の良い塗料吸い上げ吸収材（４ ）を使用し、吸収力によって塗料（７）を吸い上げる。使用後は塗料吸い上げ吸 収材（４）の乾燥を防ぐため乾燥防止用のふた（８）で密閉する。 （ハ）使用前に組み立てなくてもいいように、押しボタン（２）、エアーノズ ル（３）、塗料吸い上げ吸収材（４）、塗料吹きつけ具合微調整ネジ（５）を組 み合わせたものを、塗料容器（６）に装着し、エアーゾール装置（１）の噴射口 に、塗料容器（６）を装着一体化した。

【０００６】

【実施例】

押しボタン（２）を押すと、エアーゾール装置（１）からガスが噴射されエア ーノズル（３）内をガスが通り、エアーノズル（３）の細く絞った先端部で、負 圧を生じさせ、塗料吸い上げ吸収材（４）から塗料（７）を霧状に飛ばす。塗料 （７）の吹きつけ具合を調整するには、塗料吹きつけ具合微調整ネジ（５）をま わしてネジを上下させ、エアーノズル（３）の位置を変えることにより塗料（７ ）の吹きつけ具合を調整する。使用後は塗料吸い上げ吸収材（４）の乾燥を防止 するため乾燥防止用のふた（８）で密閉する。

【０００７】

【考案の効果】

エアーゾール装置（１）に塗料容器（６）を装着し、使用前の各部品の組み立 て、使用後の塗料のついた各部品の洗浄をなくすことにより、素人にも、手軽に 扱うことができるようになった。又、塗料（７）の色を定色化し乾燥しないよう に、塗料容器（６）を密閉化することにより、エアーゾール装置を用いたカラー スプレー缶と同じように色別による市販が可能であり、形状も従来の方式と比べ シンプルなので一般のエアーゾール商品と同様の販売方法が可能である。また小 型エアーゾール装置（９）にペン型塗料容器（１０）を装着一体化すればマーカ ー感覚で使うことができる。また、塗料（７）の入った塗料容器（６）をエアー ゾール装置（１）から着脱できるようにし、別の塗料（７）の入った塗料容器（ ６）に交換できるようにすればカートリッジ方式で簡単に塗料（７）の色の交換 ができる。また複数の太さの異なった塗料吸い上げ吸収材（４）を任意で使い分 けることにより塗料を細く吹いたり太く吹いたりすることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図による透視図である。

【図２】本考案の断面図である。

【図３】本考案の他の実施例を示す斜視図である。

【図４】本考案の他の実施例を示す断面図である。

【図５】本考案の塗料吸い上げ吸収材の他の実施例を示
す平面図である。

【符号の説明】

１ エアーゾール装置 ２ 押しボタン ３ エアーノズル ４ 塗料吸い上げ吸収材 ５ 塗料吹きつけ具合微調整ネジ ６ 塗料容器 ７ 塗料 ８ 乾燥防止用のふた ９ 小型エアーゾール装置 １０ ペン型塗料容器 １１ 細吹き用塗料吸い上げ吸収材 １２ 太吹き用塗料吸い上げ吸収材 １３ 回転用のつまみ

─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成９年２月３日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項２

【補正方法】変更

【補正内容】

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 エアーゾール装置（１）に塗料容器
   （６）を装着し使用後の塗料吸い上げ吸収材（４）と、
   塗料容器（６）内の塗料（７）の乾燥を防止するように
   し、使用後塗料のついた部品の洗浄をしなくとも再度使
   用できる事を特徴としたエアーブラシ
2. 【請求項２】 請求項１記載のエアーゾール装置（１）
   が小型エアーゾール装置（９）であり塗料容器（６）が
   ペン型塗料容器（１０）であるペン感覚で使える請求項
   １記載のエアーブラシ
3. 【請求項３】 塗料（７）の入った塗料容器（６）が、
   エアーゾール装置（１）から着脱可能であり別の色の塗
   料（７）の入った塗料容器（６）に交換できる請求項
   １、請求項２記載のエアーブラシ
4. 【請求項４】塗料吸い上げ吸収材（４）が２つ以上の異
   なった太さのものをもち、塗料吸い上げ吸収材（４）の
   太さを任意で使い分けることにより塗料（７）を細く吹
   いたり太く吹いたりすることのできる請求項１、請求項
   ２、請求項３記載のエアーブラシ