JPH0631848U - 噴霧装置 - Google Patents

噴霧装置

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JPH0631848U
JPH0631848U JP7486092U JP7486092U JPH0631848U JP H0631848 U JPH0631848 U JP H0631848U JP 7486092 U JP7486092 U JP 7486092U JP 7486092 U JP7486092 U JP 7486092U JP H0631848 U JPH0631848 U JP H0631848U
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spraying
spray
glue
nozzle
spraying device
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JP7486092U
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English (en)
Inventor
末信 道免
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末信 道免
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 塗料や糊や油等の噴霧原料を効率良く噴霧す
る噴霧装置を提供する。 【構成】 噴霧装置10は、糊や塗料等の液状物を霧状
に噴霧するノズル13と、該ノズル13が内側に設けら
れた噴霧筒11が備えられ、該噴霧筒11には前記ノズ
ル13から噴霧された細かい粒子を吹き出す噴霧口15
と、前記噴霧筒11内に残った前記液状物を外部に導く
流出口15が設けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、襖や表具等への糊付けや塗装や油の塗布等において細かい粒子のみ を噴霧する噴霧装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、襖や表具への糊付けや塗装や油の塗布等においてはコンプレッサーに連 結されて塗料や糊等を噴出するスプレーが用いられていた。 具体的には、例えば襖紙の糊付けにおいては、エアーと水に溶した糊をコンプ レッサーの空気圧によってスプレーのノズルから霧状に噴出させて襖紙の裏面に 吹き付けて行っていた。 また、塗装においても前記糊付けの場合と同様にコンプレッサーとスプレーを 用いて霧状の塗料を塗装対象物に吹き付けて行っていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の塗装や糊付け方法では、スプレーのノズルから噴射 される糊や塗料は霧状となって噴射され、噴霧対象物に吹き付けられるようにな っはいるが、その噴霧粒子は細かいものだけではなく大きいものも含み、必要以 上に消費していた。 本考案はこのような事情に鑑みてなされたもので、塗料や糊や油等の噴霧原料 を効率良く噴霧する噴霧装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的に沿う請求項1記載の噴霧装置は、糊や塗料等の液状物を霧状に噴霧 するノズルと、該ノズルが内側に設けられた噴霧筒が備えられ、該噴霧筒には前 記ノズルから噴霧された細かい粒子を吹き出す噴霧口と、前記噴霧筒内に残った 前記液状物を外部に導く流出口が設けられている。 請求項2記載の噴霧装置は、請求項1記載の噴霧装置において、噴霧口には開 口面積を変化させる蓋材が設けられている。
【0005】
【作用】
請求項1及び請求項2記載の噴霧装置においては、噴霧筒の噴霧口を上方に向 け、ノズルから液状物を噴霧させつつ移動させる。該噴霧された液状物は粒子の 小さいものは噴霧筒に設けられた噴霧口から外に噴出し、噴霧対象物に落下して 必要な分量塗布される。また、ノズルから噴霧された液状物の粒子の大きなもの は重量があり噴霧筒内にて舞うことなく、噴霧筒の内側に付着し流下する。その 流下した液状物は排出口から外部に流出して回収され、再度循環させてノズルか ら噴霧させることができる。 請求項2記載の噴霧装置においては、噴霧口には開口面積を変化させる蓋材が 設けられているので、蓋材を噴霧口の一部に被せて外部に噴霧する液状物の分量 を調整することができる。また、前記蓋材は噴霧口の巾を狭めて噴霧対象物に塗 布する巾を調整することもできる。
【0006】
【実施例】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本考案を具体化した実施例につき説明し 、本考案の理解に供する。 ここに、図1は本考案の一実施例に係る噴霧装置の斜視図、図2は同噴霧装置 の構成図、図3は同噴霧装置の使用方法を示す説明図である。 図1に示すように、本考案の一実施例に係る噴霧装置10は、円筒状の塩化ビ ニール製の噴霧筒11を備え、該噴霧筒11はその側面にノズル用ホース12が 連結されたノズル13を嵌装し、下角部には糊導出用ホース14が噴霧筒11の 内部に連通状態に固定されている。 前記噴霧筒11は図1及び図2に示すように、長方形の噴霧口15が穿設され た中筒体16を備え、該中筒体16の一方の端部に第1のキャップ17を嵌装し 、他方の端部には側面の中央に嵌装孔18を穿設し、角部に糊流出口19を設け た第2のキャップ20を嵌装して固定し、更には、中筒体16の胴部には摘み2 1を取り付けた蓋材の一例である回転蓋22が複数回転可能に設けられている。
【0007】 また、図2に示す噴霧筒11を構成する各部材の大きさについて以下に説明す る。中筒体16は、長さを略110cm、径を略10cmとし、噴霧口15の大 きさを縦略5cm、横略90cmとしたものを用い、また、第1のキャップ17 及び第2のキャップ20は、高さが略10cm、径が略11cmのものを用いた 。更に、回転蓋22は、巾が略11cm、径が略11cm、表面の四角形の切除 部分が縦略7cm、横略11cmのものを用いた。 そして、噴霧装置10は図3に示すように、ノズル用ホース12の中間に糊噴 霧用ポンプ23を設け、また、糊導出用ホース14の中間には吸引ポンプ24が 設けられている。前記ノズル用ホース12及び糊導出用ホース14の端部は共に 糊容器25内に設けられている。
【0008】 続いて、噴霧装置10の使用方法について説明する。 まず、図3に示すように糊容器25内に水に溶かした糊を必要量入れておく。 次いで、ノズル用ホース12及び糊導出用ホース14の端部を糊容器25内に設 ける。 更に、予め準備されている襖紙26の裏面の上方に噴霧口15を斜め上方に向 けると共に、糊流出口19がやや下方に傾くようにして噴霧装置10を設ける。 そして、糊噴霧用ポンプ23及び吸引ポンプ24を作動させると共に襖紙26に 沿って噴霧装置10を移動させる。
【0009】 前記糊噴霧用ポンプ23の作動により、ノズル13から糊が霧状の粒子となっ て噴霧筒11内に噴霧されて舞う。その糊の粒子は大きな粒子と細かい粒子から なる。大きな粒子はその重量によって噴霧筒11内に舞うことなく落下し、ある いは噴霧筒11の内壁に付着する。細かい糊の粒子は、噴霧筒11内を舞った後 、ノズル13の噴霧圧の逃げ口である噴霧口15から外部に噴霧される。噴霧さ れた細かい粒子の糊は、一旦上方に舞い上がった後、下方に設けた襖紙26に落 下する。そして、細かい粒子の糊は、噴霧装置10の移動により襖紙26の全面 に均一に付着する。 前記襖紙26への糊の塗布量を増加させるには、図1に示す回転蓋22の全て を回転させて噴霧口15を拡げれば良く、また糊の塗布量を減少させるには、所 望の回転蓋22を回転させて噴霧口15の開口面積を狭めれば良い。回転蓋22 の回転は摘み21を使用して行う。更に、糊を塗布する巾を狭めるには噴霧筒1 1の両側に位置するいずれかの回転蓋22、あるいは双方をその必要個数分回転 させて噴霧口15の巾を狭める。
【0010】 前記噴霧筒11の内側に付着した糊はその内側面に沿って落下し、糊流出口1 9から吸引ポンプ24の吸引により外部に流出して糊容器25内に回収される。 その流れ込んだ糊は、糊噴霧用ポンプ23によって再度吸引されてノズル13か ら噴射される。この糊の循環により無駄のない糊の使用を実現することができる 。 また、噴霧装置10の移動は手動によっても良いが、移動装置を取り付けて自 動にて行うようにしても良い。なお、第1のキャップ17あるいは第2のキャッ プ20に把手を取り付けて手動時に取扱いが便利になるようにしても良い。 この噴霧装置10を用いた糊の塗布方法によれば、従来例がノズルから直接糊 を襖紙に噴霧して細かい粒子のみならず大きな粒子の糊をも塗布して無駄が多い のに比べ、細かい糊の粒子のみを均一に塗布することが可能であり、糊の無駄が なく、その接着力は低下することはなくその乾きも速いという利点がある。 本実施例では噴霧装置10を糊の塗布に用いたが、塗装や潤滑油の塗布等の他 の塗布対象物にも使用可能であることは勿論である。
【0011】 前記噴霧口15は長方形の形状にしたが、必ずしもこの形状に限定されるもの ではなく例えば長楕円状でも良い。 前記ノズル13は第2のキャップ20に設けられているが、第1のキャップ1 7にも設けるようにしても良い。 前記噴霧筒11は塩化ビニール製のものを用いたが、他の合成樹脂素材を用い ても良く、また金属素材を用いても良い。 前記中筒体16、第1のキャップ17、第2のキャップ20、回転蓋22、噴 霧口15の大きさを本実施例では特定したが、塗布対象物大きさや塗布方法によ っては前記大きさに限定されるものではなく、必要に応じて大きさを変更した噴 霧装置を製造することは当然可能である。 前記回転蓋22は、摘み21を用いて手動で動かすようにしたが、この回転蓋 22に操作機器を接続して自動的に動かすようにしても良い。
【0012】
【考案の効果】
請求項1及び請求項2記載の噴霧装置においては、ノズルが噴霧筒に設けられ ているので、ノズルから噴射された粒子の大きな液状物は、噴霧筒の内側面に付 着して流下することにより回収され、液状物の小さな粒子のみが噴霧口から噴射 されて噴霧対象物に落下して必要な分量塗布され、糊の節約を図ることができる 。 特に、請求項2記載の噴霧装置においては、噴霧口には蓋材が設けられている ので、外部に噴霧する液状物の分量を調整することが可能であり、また、噴霧口 の巾を狭めて噴霧対象物に塗布する巾を調整することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る噴霧装置の斜視図であ
る。
【図2】同噴霧装置の構成図である。
【図3】同噴霧装置の使用方法を示す説明図である。
【符号の説明】
10 噴霧装置 11 噴霧筒 12 ノズル用ホース 13 ノズル 14 糊導出用ホース 15 噴霧口 16 中筒体 17 第1のキャップ 18 嵌装孔 19 糊流出口 20 第2のキャップ 21 摘み 22 回転蓋 23 糊噴霧用ポンプ 24 吸引ポンプ 25 糊容器 26 襖紙

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 糊や塗料等の液状物を霧状に噴霧するノ
    ズルと、該ノズルが内側に設けられた噴霧筒が備えら
    れ、 該噴霧筒には前記ノズルから噴霧された細かい粒子を吹
    き出す噴霧口と、前記噴霧筒内に残った前記液状物を外
    部に導く流出口が設けられたことを特徴とする噴霧装
    置。
  2. 【請求項2】 前記噴霧口には開口面積を変化させる蓋
    材が設けられている請求項1記載の噴霧装置。
JP7486092U 1992-10-02 1992-10-02 噴霧装置 Pending JPH0631848U (ja)

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JP7486092U Pending JPH0631848U (ja) 1992-10-02 1992-10-02 噴霧装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003093933A (ja) * 2001-09-21 2003-04-02 Sekisui Plastics Co Ltd 長尺シートの塗布装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003093933A (ja) * 2001-09-21 2003-04-02 Sekisui Plastics Co Ltd 長尺シートの塗布装置
JP4638096B2 (ja) * 2001-09-21 2011-02-23 積水化成品工業株式会社 長尺シートの塗布装置

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