JP3035191B2 - 積層体 - Google Patents

積層体

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JP3035191B2 JP7166498A JP16649895A JP3035191B2 JP 3035191 B2 JP3035191 B2 JP 3035191B2 JP 7166498 A JP7166498 A JP 7166498A JP 16649895 A JP16649895 A JP 16649895A JP 3035191 B2 JP3035191 B2 JP 3035191B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、包装分野、特に容器の
製造に好適に用いられる積層体と、これを用いて製造し
た食品,薬品等を収納、包装する為の低温シール性、密
封性、開封性に優れた易開封性容器に関する。
【0002】
【従来の技術】食品をプラスチック容器に密封し、高温
の殺菌処理を行い、保存流通する容器が増加している。
また、消費者が使用する際に電子レンジにより加熱する
ケースもあり、内容物が油を含む場合には内容物の温度
が高温になる場合もあり、消費者のニーズとしては調理
における耐熱性、密封性に優れ、さらに開封性が優れて
いる事にある。密封性、易開封性に優れた容器として、
使用時の開封を一般に行われているシール部の剥離で行
うのではなく、容器として、多層容器を用いて、多層容
器の層間を開封剥離面とし、密封性と易開封性を両立さ
れた容器が数多く提案されている(特開昭50−375
98号公報、特公平5−63385号公報、特公平5−
79587号公報)。しかしこれらの容器は、剥離層が
PE(ポリエチレン)であることから、高温処理条件が
120℃が上限であること、特に油分を多く含んでいる
調理食品を充填した場合、剥離層に膨潤が見られるこ
と,および蓋材との密封が高温によるシール層の軟化の
為、破壊される等の欠点があった。これらの欠点を補う
目的で、特公平7−2409号公報に示されているよう
なポリプロピレン系樹脂を最内層として、耐熱性を増し
た層構成の容器が提案され、従来のPE最内層のものに
比較して耐熱性は向上するが、これらの構成では剥離を
可能とさせる為に依然としてPEを中間層として用いて
おり、ある程度の耐熱性の向上は認められるものの、さ
らに高温の殺菌(ex 130℃)になると中間層の軟
化、溶融のため急激に中間層と表面層との間のラミネー
ト強度が低下し、殺菌中に剥離が発生し、密封性が損な
われるという欠点があった。また、シール層が一般に用
いられているビカット軟化点が140℃よりも高いポリ
プロピレンである場合、内容物充填後の蓋材とのシール
時に180℃以上のシール温度が必要となり従来より用
いられているPEシーラントに比べ高温となるので、シ
ール作業効率の低下や、蓋材の溶融により密封性が損な
われるという欠点もあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ヒー
トシール層と開封剥離層とを別にする易開封性容器の製
造に好適に用いられる積層体であって、180℃以下の
低温シールが可能であり、且つ開封剥離層(シール層)
の易剥離性を確保しつつ、耐熱性、耐油性を有する積層
体を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成する為に鋭意検討を行った結果、易開封性容器の
製造に用いられる積層体を特定な層構成とすることによ
り、前記課題を解決できることを見出し、この知見に基
づいて本発明を完成するに至った。すなわち本発明は、
内側より第1層がビカット軟化点が140℃以下のポリ
プロピレンであるシール層(A)、第2層がポリプロピ
レン20〜90重量%と4メチルペンテン1樹脂80〜
10重量%の混合物よりなる隣接層(B)、第3層がメル
トインデックス(JIS K6758)0.5〜30の
ポリプロピレンよりなる中間層(C)、最外層がメルト
インデックスが0.01〜4のポリプロピレンよりなる
基材層(D)を有し、シール層(A)のメルトインデッ
クスは中間層(C)のメルトインデックスの1.1倍以
上であり、(A)(B)間の層間剥離強度が(B)
(C)間の層間剥離強度よりも弱く該剥離強度が0.2
〜2.5kg/15mm(引っ張り速度 300mm/
分)であり少なくとも4層以上からなることを特徴とす
る積層体であり、必要により中間層(B)が、ポリプロピ
レン20〜90重量%と4メチルペンテン1樹脂80〜
10重量%からなる混合物100重量部に対し、ポリエ
チレン又は不飽和カルボン酸変性ポリプロピレンを3〜
20重量部を添加してなる組成物である積層体であり、
好ましくは最内層(A)の厚みが、3〜80μ以下である
積層体である。
【0005】本発明の(A)のシール層はビカット軟化
点が140℃(JIS K7206)以下、のポリプロ
ピレン(以下PPと記す)よりなっており、このPPを
用いる事により、180℃以下の低温シールが可能とな
り、また耐熱性、耐油性を有する積層体を得ることがで
きる。また、(A)に用いられるPPのメルトインデッ
クス(JIS K6758)は、(C)に用いられるP
Pの1.1倍より大きい必要がある。本発明者等はPP
のメルトインデックス(以下MIと記す)の違いによ
り、隣接層(B)との層間剥離が制御されることを見い
だした。つまり(B)を挟む2つの層間剥離強度は
(B)と隣接するPPのMIの影響を受け、MIの大き
い方の層間剥離強度がより小さくなることを見いだし
た。本発明の場合には、(A)(B)間で剥離させる必
要があり、(A)のMIを(C)のMIの1.1倍以上
にすると(A)(B)間の層間剥離強度は(B)(C)
間より小さくなり易開封に好適になる。また、(A)の
厚みは、3μ〜80μが好ましく、更に好ましくは、5
μ〜50μである。3μより小さくなると密封不足とな
り、逆に80μより大きくなると開封感を損ねる恐れが
ある。使用するPPとしては、ビカット軟化点が140
℃以下であり、MIが(C)の1.1倍以上であれば任
意のものを用いることができる。蓋とのシール性及び成
形性を考慮して、PPが100重量部に対して3〜20
重量のポリエチレンをブレンドすることも可能である。
またポリエチレンの他に不飽和カルボン酸変性ポリオレ
フィンやエチレン酢酸ビニル等の熱可塑性樹脂のブレン
ドも中間層との耐熱剥離性を損なわない範囲で可能であ
る。
【0006】本発明の(C)の中間層は、積層体の強
度、耐熱性、成形性の保持を目的とする。また、該中間
層の目的の1つとして隣接層(B)との層間剥離強度の
調整もあり、MIが1〜30以下である必要がある。M
Iが30以上になると(A)(B)間と(B)(C)間
との層間剥離強度の調整が難しく層間剥離強度の差を設
けることが困難となる。また、これらの条件を満たす
と、成形性等を調整する目的でポリエチレン等の任意の
熱可塑性樹脂をブレンドすることも可能である。本発明
の(D)の基材層は、MIが0.01〜4のPPであ
り、該基材層(D)は積層体の多くの厚み比率を占め成
形性等に影響を与えるので成形性を向上させる為にはM
Iを0.01〜4にする必要がある。MIが4より大き
くなると積層体を成形する為に加熱した際にドローダウ
ンが大きくなり満足できる成形品が得られない。又、M
Iが0.01〜4のポリプロピレンを用いれば成形性等
を向上させる為に任意のポリエチレン等の熱可塑性樹脂
のブレンドも可能である。
【0007】本発明の(B)の隣接層は、本発明におい
て最も重要な役割を果たすものであり、この層はポリプ
ロピレンと4メチルペンテン1樹脂のブレンド物を主体
とする。ブレンド比は任意であるが、ポリプロピレン量
として90〜20重量%及び4メチルペンテン1樹脂と
して80〜10重量%が好ましいが、最も好適な配合比
はポリプロピレン量として80〜40重量%である。ポ
リプロピレンの量が90重量%以上になると開封が困難
となり、逆に20%以下となると層間剥離強度が弱くな
りデラミネーションをおこす恐れがある。また微妙な層
間剥離強度を調整する為に、ポリエチレンをブレンドす
ることも可能であるが、ブレンド量が多すぎると目的と
する耐熱性を損なう場合があり、ブレンド量としてはポ
リプロピレン100重量部に対して、20重量部を上限
とし、またブレンド量が少ないとその層間剥離強度を調
整することができない為、3重量部を下限とすることが
望ましい。また同様に微妙な層間剥離強度を調整する為
に、不飽和カルボン酸変性ポリプロピレンをブレンドす
ることがあるが、このブレンドについても、ブレンド量
が多すぎると、剥離強度を強め、かつブレンド量が少な
いと層間剥離強度を失うことがある為20重量部以下3
重量部以上が望ましい。
【0008】さらに(A)〜(D)の4層のほかに
(D)層の外側や(C)層と(D)層の間に任意の樹脂
を積層できることができる。積層する樹脂としては、ポ
リカーボネート(PC)、ポリエチレンテレフタレート
(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、
ポリプロピレン(PP)、塩化ビニリデン樹脂(PVD
C)、エチレンビニルアルコール共重合体(EVO
H)、無機物充填ポリプロピレン等がある。また(D)
の外層や(B)層と(C)層の間は単層に限らず、多層
に積層したもの等任意に選択できる。この場合その接着
層(AD)としては不飽和カルボン酸変性ポリプロピレ
ンが好ましい。即ち(D)層の外側や(C)層と(D)
層の間に加える層としては、PP/AD/EVOH/A
D/PP、PP/AD/PVDC/AD/PP等任意に
選択できる。またその他としてはプラスチックに限ら
ず、アルミニウム箔、スチール箔等の金属層も使用する
ことができる。特に積層体の酸素ガスバリア性を向上さ
せる必要がある場合には、エチレンビニルアルコール共
重合体が(D)層の外側や(C)層と(D)層の間に積
層されて用いられ、そのエチレン重合比率としては20
〜50重量%のものが目的にあわせ任意に用いられる。
また、エチレンビニルアルコール共重合体を(C)層と
(D)層との間に用いる場合は、成形性を考慮すると
(C)層の次に(C)層と同じ種類のPPか別の種類の
PPを介して用いると成形性がよくなる。即ち層構成は
A/B/C/PP/AD/EVOH/AD/Dの8層と
するのが好ましい。本発明の層構成は、前記の樹脂を用
いて、共押出,ラミネート加工等で得ることができる。
ラミネート加工としては、エキストルーションラミネー
ト,共押出ラミネート,ドライラミネート,サーマルラ
ミネート等の任意の方法を用いることができる。
【0009】
【作用】本発明の最も重要な点は、シール層(A)にビ
カット軟化点が140℃以下のPPを用いたこと、及び
隣接層であるポリプロピレンと4メチルペンテン1樹脂
をブレンドしたことにある。シール層にビカット軟化点
140℃以下のPPを用いることにより180℃以下で
の低温シールが可能となる。よって、内容物充填後の蓋
材とのシール作業においても、従来より用いられている
PEシーラントタイプに比べても作業効率の低下もな
く、また蓋材の溶融による密封不足も解消できる。ま
た、ポリプロピレンの融点は通常、ランダムPPで約1
50℃,ホモPPで約160 ℃である。一方4メチル
ペンテン1の融点は約240℃である。これらをブレン
ドすることにより従来のポリエチレンを主体とする中間
層に比較して、15℃以上の耐熱性を有し、内容物の温
度が殺菌時に高温(例えば140℃以上)になっても中
間層が軟化および溶融することがない。例えば従来のP
Eのケースと比較すると最も耐熱性の優れたHDPE
(高密度ポリエチレン)の融点は、135℃付近であ
る。120℃を越すと軟化が急激に進み、シール層と中
間層の層間剥離強度は、120℃以下では、1.0〜1.
5kg/15mm巾あったものでも、125℃の熱を一
時的にも経験すると剥離強度は0〜0.2kg/15m
mと急激に低下してしまう。この為、125℃以上の高
温である殺菌では、殺菌中の圧力変化が少しでも蓋材が
膨らむような事が生じると、シール層と中間層は容易に
剥離してしまい、密封容器としての形態をとどめられな
い状態となる。一方、本発明によると中間層を用いる
と、130℃以上の高温処理でも中間層自体の耐熱性が
優れている為、前述のような形態になる事はなく、安定
した高温処理が可能となる。また、ポリプロピレンと4
メチルペンテン1樹脂とのブレンド物を積層した場合に
易剥離性を発現する。その強度は、ブレンド比により左
右されるが、例えば混合比がポリプロピレン重量比で5
0〜90%重量%の範囲では層間接着強度が0.5〜2.
5kg/15kgの易剥離強度の範囲となる。この為、
シール層の剥離は容易に行う事ができる。
【0010】本発明の積層体は成形して容器として用い
られ、蓋材とシールされるが、蓋の開封は(A)層と
(B)層の間で行われ、易開封性でなければならない。
従って(A) (B) 間の層間剥離強度が0.2〜2.5kg
/15mm(引張り速度 300mm/分)でなければ
ならず、この時剥離をスムーズに行う為には(C)
(D)間の層間剥離強度も考慮に入れる必要がある。
(B)(C)間の層間剥離強度が(A)(B)間の層間
剥離強度よりも小さい時、層間剥離が(B)(C)間で
行われる場合もあり、開封が安定しない。よって開封を
容易に行うには(A)(B)間の層間剥離強度を(B)
(C)間の層間剥離強度よりも小さくする必要がある。
この為、(A)と(C)に用いるPPのMIを変化させ
ることにより強度を調整することが可能となる。すなわ
ち(A)のPPのMIを(C)のPPのMIより、1.
1倍以上にすることによりこの関係が成立する事を本発
明は見いだした。そのために蓋材のシール層と最内層
(A)とは強固に接着されていなければならず、通常は
蓋材のシール層の材質は最内層(A)の材質と同質か同
じ材料が使用される。更に開封性のきれをよくするため
には最内層(A) の厚みが、3〜80μの範囲である事
が好ましい。
【0011】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明
するが、本発明はこれに限定されるものではない。表1
及び表3には実施例および比較例の積層体構成の構成樹
脂と層の厚みを、表2及び表4には実施例および比較例
これらの積層体の(A)(B)間の加熱前後のラミネー
ト強度、(B)(C)間の加熱前後のラミネート強度、
各積層体を用いて作成した容器の殺菌適正,耐内圧性、
耐熱性、開封性を示している。これらの積層体は、別々
の押出機にて混練押出され多層ダイに導かれる共押出法
により積層された。
【0012】本実施例及び比較例において使用した樹脂
は下記のとおりである。 ・PP1:ポリプロピレン ビカット軟化点157℃
MI=0.5 ・PP2:ポリプロピレン ビカット軟化点132℃
MI=2.0 ・PP3:ポリプロピレン ビカット軟化点142℃
MI=1.0 ・PP4:ポリプロピレン ビカット軟化点145℃
MI=3.0 ・PP5:ポリプロピレン ビカット軟化点138℃
MI=10 ・PP6:ポリプロピレン ビカット軟化点144℃
MI=35 ・PP7:ポリプロピレン ビカット軟化点135℃
MI=40 ・AD :無水カルボン酸変性ポリプロピレン ・EVOH:エチレンビニルアルコール共重合体 ・MP :4−メチルペンテン1 ・HDPE:高密度ポリエチレン ・変PP:カルボン酸変性ポリプロピレン
【0013】本実施例及び比較例における評価は下記方
法で行った。 ・加熱前ラミネート強度: 積層体の(A)(B)間及び(B)(C)間のラミネー
ト強度を測定。引張り速度 300mm/分。(180
度剥離) ・加熱後ラミネート強度:積層体を135度乾熱条件に
て1時間放置しその後、積層体の(A)と(B)間、及
び(B)(C)間のラミネート強度を測定。引張り速度
300mm/分。(180度剥離) ・殺菌適正(破袋率):実施例および比較例の積層体を
用いて、口径65mmφ、高さ25mm、容量70cc
の丸型容器を真空成形により作成した。容器内に水を9
0%充填し、PET/アルミ箔/PET/PPよりなる
4層構成、厚み100μmの蓋フィルムでヒ―トシ―ル
法により密封した。その後加圧下130℃の熱水中に
て、n=10にて殺菌を行い、殺菌終了後、外観検査に
より水漏れの有無を計数した。分子が水漏れの発生した
数、分母がテスト数。 ・耐内圧性:殺菌適性評価後で殺菌後水漏れのないもの
について、圧縮エアーを漏れないように、蓋材側より注
入し、密封が解除される時の圧力を測定した。 ・開封性:殺菌適正で用いた容器を同様の殺菌処理を行
った後に、女性モニターによる開封テストを行った。開
封時に剥離層のカット性が悪く、ヒゲ状のものが発生し
たり、開封がスムーズに行えないものを不良とした。 ・低温シール性:PET/アルミ箔/PET/PPより
なる4層構成、厚み100μmの蓋フィルムを用い18
0℃以下でシール可能なものを良好とした。 ・成形性:実施例、比較例の640mm巾の積層体を用
いて、市販の連続成形機を用いて、口径65mmφ、高
さ25mm、容量70ccの丸型容器を63ヶ取りにて
成形を行った。肉厚が均一な成形品が得られる温度域が
15℃以上のものを良好とした。
【0014】
【表1】
【0015】
【表2】
【0016】
【表3】
【0017】
【表4】
【0018】
【発明の効果】本発明の積層体は、低温シール性、及び
高温処理後の易開封性,密封性を安定制御することがで
きる。また、この積層体から得られた易開封性容器は、
密封性及び開封性に優れ、その実用価値は大である。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内側より第1層がビカット軟化点が14
    0℃以下のポリプロピレンであるシール層(A)、第2
    層がポリプロピレン20〜90重量%と4メチルペンテ
    ン1樹脂80〜10重量%の混合物よりなる隣接層
    (B)、第3層がメルトインデックス0.5〜30のポリ
    プロピレンよりなる中間層(C)、最外層がメルトイン
    デックスが0.01〜4のポリプロピレンよりなる基材
    層(D)を有し、シール層(A)のメルトインデックス
    は中間層(C)のメルトインデックスの1.1倍以上で
    あり、(A)(B)間の層間剥離強度が(B)(C)間
    の層間剥離強度よりも弱く該剥離強度が0.2〜2.5
    kg/15mm(引張り速度300mm/分)であり、
    少なくとも4層以上からなることを特徴とする積層体。
  2. 【請求項2】 隣接層(B)が、ポリプロピレン20〜9
    0重量%と4メチルペンテン1樹脂80〜10重量%か
    らなる混合物100重量部に対し、ポリエチレン又は不
    飽和カルボン酸変性ポリプロピレンを3〜20重量部を
    添加してなる組成物である請求項1記載の積層体。
  3. 【請求項3】 最内層(A) の厚みが、3〜80μであ
    る請求項1又は2記載の積層体。
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