JP3035069B2 - タービン監視装置 - Google Patents

タービン監視装置

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JP3035069B2
JP3035069B2 JP4118583A JP11858392A JP3035069B2 JP 3035069 B2 JP3035069 B2 JP 3035069B2 JP 4118583 A JP4118583 A JP 4118583A JP 11858392 A JP11858392 A JP 11858392A JP 3035069 B2 JP3035069 B2 JP 3035069B2
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常夫 小関
信幸 山下
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はタービン発電機の振動を
監視して、異常が発生したとき、これを検出するタービ
ン監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】タービン発電機は、タービンを蒸気で高
速回転させて、タービンに接続された発電機を回転させ
ることにより、発電を行なう。
【0003】この場合、タービンを高速回転(定格回
転)まで、回転速度を上昇させるとき、まずターニング
と呼ばれる運転を行なってタービンロータを低速で回転
させてタービンロータの一時的な曲がり(偏心量)を小
さくした後、タービンロータの振動を監視したり、加速
度の監視を行ないながらタービンロータの回転を徐々に
上昇させながら、定格回転まで回転速度を上昇させる。
【0004】そして、この過程で、タービンロータの振
動が大きくなり、これが予め設定されている値(警報
点)より大きくなったとき、タービン監視装置によって
これを検出して警報を出してタービン発電機の安全な運
転を確保している。
【0005】図8はこのようなタービン発電機の振動を
監視するタービン監視装置の一例を示すブロック図であ
る。
【0006】この図に示すタービン監視装置は振動検出
器101と、振動サーキットボード102と、低出力警
報回路103と、記録計104と、振動大警報回路10
5とを備えおり、振動検出器101によってタービンロ
ータの振動を検出してこの検出結果を振動サーキットボ
ード102によって処理してこの処理結果を低出力警報
回路103と、記録計104と、振動大警報回路105
とに供給してタービンロータの振動状態を測定してこの
測定結果を記録計104に記録しながら、前記タービン
ロータの振動が小さくなったとき、低出力警報回路10
3によって振動検出器101が断線したことを示す警報
信号を生成してこれを報知し、また前記タービンロータ
の振動が大きくなって警報点を越えたとき、振動大警報
回路105によってこれを検出してタービンロータの振
動が大きくなったことを示す警報信号を生成してこれを
報知する。
【0007】振動検出器101はタービンに取り付けら
れる振動検出用のコイル106と、出力信号調整用の抵
抗107とを備えており、タービンロータの振動に応じ
た振動検出信号を生成してこれを振動サーキットボード
102に供給する。
【0008】振動サーキットボード102は振動成分抽
出回路108と、積分回路109と、増幅回路110
と、断線検出回路111と、ダイオード112と、V/
I変換回路113とを備えており、前記振動検出器10
1から出力される振動検出信号を取り込んでその振動成
分(交流成分)を抽出した後、この振動成分を積分して
変位信号を生成し、これを低出力警報回路103と、振
動大警報回路105とに供給するとともに、前記変位信
号をV/I変換回路113によって4−20mAの伝送
信号に変換してこれを記録計104に供給する。
【0009】振動成分抽出回路108は前記振動検出器
101から出力される振動検出信号増幅する1つの演算
増幅器114と、この演算増幅器114の増幅率を決定
する2つの抵抗115、116と、前記演算増幅器11
4から出力される振動検出信号の直流成分をカットして
振動成分(交流成分)のみを抽出する1つのコンデンサ
117とを備えており、前記振動検出器101から出力
される振動検出信号を取り込んでこれを増幅した後、直
流分をカットして振動成分(交流成分)を抽出してこれ
を積分回路109に供給する。
【0010】積分回路109は前記振動成分抽出回路1
08から出力される振動成分信号を取り込む入力用の抵
抗119と、並列に接続される1つのコンデンサ122
と1つの抵抗121とによって構成される積分定数回路
123と、この積分定数回路123および前記抵抗11
9によって決まる積分特性でこの抵抗119によって導
かれる振動成分信号を積分する1つの演算増幅器120
とを備えており、積分定数回路123および前記抵抗1
19によって決まる積分特性でこの抵抗119によって
導かれる振動成分信号を積分して前記タービンロータの
変位を示す変位信号を生成してこれを増幅回路110に
供給する。
【0011】増幅回路110は前記積分回路109から
出力される変位信号を取り込んでこれを予め設定されて
いる増幅率で増幅して出力端子から出力して振動大警報
回路105に供給するとともに、ダイオード112のカ
ソードと、V/I変換回路113とに供給する。
【0012】また、断線検出回路111は負電源ライン
131によって得られた負電圧によって前記振動検出器
101のコイル106および抵抗107が断線していな
いときに、電圧降下によって前記負電圧より高い電圧を
生成する抵抗125と、この抵抗125によって得られ
た電圧を取り込む抵抗126と、この抵抗126によっ
て取り込まれた電圧によってオン/オフされるトランジ
スタ127と、正電圧ライン132によって得られた正
電圧によって前記トランジスタ127に駆動電流を供給
する抵抗128と、前記トランジスタ127のコレクタ
電圧を取り込む抵抗129と、この抵抗129を介して
前記トランジスタ127がオフしたとき、オン状態にな
ってコレクタを接地電圧にするトランジスタ130とを
備えており、負電源ライン131によって得られた負電
圧によって前記振動検出器101の一端を負電圧にプル
ダウンして、前記振動検出器101のコイル106や抵
抗107が断線したとき、トランジスタ127がオフし
てトランジスタ130をオンさせて前記増幅回路110
の出力端子を接地電圧にさせて前記増幅回路110から
変位信号が出力されないようにする。
【0013】また、ダイオード112はカソードによっ
て前記増幅回路110から出力される変位信号を受けて
これが零電圧であるとき、すなわち前記断線検出回路1
11によって断線が検出されているとき、前記導通状態
となって前記低出力警報回路103に“0”信号を供給
する。
【0014】また、V/I変換回路113は前記増幅回
路110から出力される変位信号(電圧信号)を取り込
んで4−20mAの伝送信号(電流信号)に変換してこ
れを記録計104に供給する。
【0015】低出力警報回路103は前記振動サーキッ
トボード102のダイオード112を介して出力される
変位信号の値が予め設定されている値よりも小さいかど
うかを判定する判定回路を備えており、前記振動サーキ
ットボード102から出力される変位信号の値が予め設
定されている値よりも小さいとき、常に微振動等の苛酷
な環境下にある前記振動検出器101のコイル106等
が断線したと判定して警報信号を生成してこれを運転員
等に報知する。
【0016】また、記録計104は前記振動サーキット
ボード102のV/I変換回路113から出力され伝送
信号を取り込んでこれを記録紙上やメモリ内に記録する
記録機構を備えており、前記振動サーキットボード10
2のV/I変換回路113から出力され伝送信号を取り
込んでこれを記録紙上やメモリ内に記録する。
【0017】振動大警報回路105は前記振動サーキッ
トボード102から出力される変位信号の値が予め設定
されている警報点よりも大きいかどうかを判定する判定
回路を備えており、前記振動サーキットボード102か
ら出力される変位信号の値が予め設定されている警報点
よりも大きいとき、前記振動検出器101の監視対象と
なっているタービンロータの振動が大きくなり過ぎたと
判定して警報信号を生成してこれを運転員等に報知す
る。
【0018】そして、断線検出回路111によって振動
検出器101のコイル106や抵抗107が断線してい
ないかどうかを常時、チェックしながら、振動検出器1
01によってタービンロータの振動を検出し、この検出
動作によって得られる振動検出信号を振動成分抽出回路
108によって増幅した後、直流分をカットして振動成
分(交流成分)を抽出するとともに、積分回路109に
よって前記振動成分信号を積分して前記タービンロータ
の変位を示す変位信号を生成させ、これを振動大警報回
路105に供給して前記タービンロータの変位が警報点
を越えているかどうかを判定させるとともに、V/I変
換回路113によって前記変位信号を伝送信号に変換さ
せて記録計104に記録させる。
【0019】そして、前記振動検出器101のコイル1
06や抵抗107のいずれかが断線したとき、断線検出
回路111によってこれを検出して前記積分回路109
から出力され増幅回路110によって増幅された変位信
号の値を零にして低出力警報回路103から前記振動検
出器101で断線事故が発生したことを示す警報を出力
させて運転員等に知らせる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
タービン監視装置においては、上述した各種の機能の他
にも、例えば振動サーキットボード102や記録計10
4の機能をチェックするチェック機能を付加して前記振
動サーキットボード104が正常に機能するかどうか、
前記記録計104が正常に動作するかどうかをチェック
するタービン監視装置が開発されている。
【0021】この場合、このようなチェック機能を有す
る従来のタービン監視装置では、振動サーキットボード
102のチェックを行なうとき、振動サーキットボード
102の入力部分に設けられた切替リレーを切り替え
て、振動サーキットボード102の入力を短絡させた
り、最大振幅の“1/2”の大きさを持つ振動信号を入
力したりして振動サーキットボード102や記録計10
4等が正常に動作するかどうかをチェックするようにし
ている。
【0022】しかしながら、このような方法では、前記
切替リレーを切り替えるとき、この切替リレーの接点が
一瞬だけオープンになって振動成分抽出回路108の入
力側がオープンになってしまうため、断線検出回路11
1によってこれが検出されて増幅回路110の出力を接
地電位にクランプしてしまうため、低出力警報回路10
3が動作して前記振動検出器101の断線を示す警報信
号を出力してしまうという問題があった。
【0023】また、このような方法では、最大振幅の
“1/2”の大きさを持つ振動信号を入力したとき、振
動大警報回路105が動作して前記タービンロータの振
動が大きくなったことを示す警報信号が出力されてしま
うという問題があった。
【0024】本発明は上記の事情に鑑み、各警報回路の
誤動作させることなく、振動サーキットボードが正常に
動作するかどうかをチェックすることができるタービン
監視装置を提供することを目的としている。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明によるタービン監視装置は、タービンに設け
られた振動検出器から出力される振動検出信号を振動サ
ーキットボードによって取り込んで前記タービンの運転
状態を監視するタービン監視装置において、前記振動サ
ーキットボードの機能チェックを行なうとき、前記振動
サーキットボードの出力が各警報装置に入力されないよ
うにする処理や前記各警報装置の警報用電源を遮断する
処理を行なう遮断回路と、前記振動サーキットボードの
機能チェックを行なうとき、前記振動検出器からの信号
を遮断して前記振動サーキットボードに予め設定されて
いる信号を入力する入力切替回路とを備えたことを特徴
としている。
【0026】
【作用】上記の構成において、振動サーキットボードの
機能チェックを行なうとき、遮断回路によって前記振動
サーキットボードの出力が各警報装置に入力されないよ
うにする処理や前記各警報装置の警報用電源を遮断する
処理が行なわれるとともに、入力切替回路によって振動
検出器からの信号が遮断されて前記振動サーキットボー
ドに予め設定されている信号が入力される。
【0027】
【実施例】図1は本発明によるタービン監視装置の一実
施例を示す回路図である。
【0028】この図に示すタービン監視装置は振動検出
器1と、振動信号生成器2と、機能切替回路3と、振動
サーキットボード4と、低出力警報回路5と、振動大警
報回路6と、チェック機能回路7とを備えており、機能
切替回路3によって各チェック機能が選択されていない
ときには、振動検出器1によって得られた振動検出信号
を振動検出器1→チェック機能回路7→振動サーキット
ボード4→チェック機能回路7→低出力警報回路5なる
経路で低出力警報回路5に導いて前記振動検出器1が断
線しているかどうかをチェックさせるとともに、前記振
動サーキットボード4から出力される変位信号を記録計
(図示は省略する)や振動大警報回路6に導いて前記振
動検出器1から出力される振動検出信号の値に基づいて
得られる変位信号の値を記録させたり、この変位信号の
値が予め設定されている警報点を越えているかどうかを
チェックさせたりする。そして、機能切替回路3によっ
て第1チェック機能や第2チェック機能が選択されたと
き、チェック機能回路7によって前記振動サーキットボ
ード4→チェック機能回路7→低出力警報回路5なる経
路を遮断したり、振動大警報回路6のリレー電源を遮断
しながら、前記チェック機能回路7によって前記振動サ
ーキットボード4の入力を切り替えてこの振動サーキッ
トボード4が正常に動作するかどうかをチェックする。
【0029】振動検出器1はタービンに取り付けられる
振動検出用のコイルと、出力信号調整用の抵抗とを備え
ており、タービンロータの振動に応じた振動検出信号を
生成してこれをチェック機能回路7に供給する。
【0030】また、振動信号生成器2は最大振幅の振動
検出信号を生成して、これを前記チェック機能回路7に
供給する。
【0031】また、機能切替回路3は電源電圧を生成す
る電源8と、測定を行なわせる自動端子および第1チェ
ック機能を行なわせる第1チェック機能端子、第2チェ
ック機能を行なわせる第2チェック機能端子を有する切
替スイッチ9とを備えており、切替スイッチ9によって
第1チェック機能端子が選択されたとき、第1リレーオ
ン電圧を生成してこれを前記チェック機能回路7に供給
し、また前記切替スイッチ9によって第2チェック機能
端子が選択されたたとき、第2、第3リレーオン電圧を
生成してこれを前記チェック機能回路7に供給する。
【0032】また、振動サーキットボード4は前記チェ
ック機能回路7から出力される振動検出信号を増幅して
振動成分を抽出する振動成分抽出回路と、この振動成分
抽出回路から出力される振動成分信号を積分する積分回
路と、この積分回路から出力される変位信号を増幅する
増幅回路と、前記振動成分抽出回路の入力側の直流レベ
ルを検出して前記振動検出器が断線しているとき、これ
を検出して前記増幅回路の出力を接地電位にクランプす
る断線検出回路と、この断線検出回路によって前記増幅
回路の出力が接地電位にクランプしているとき、導通状
態になって変位信号の値を零にするダイオードと、前記
増幅回路から出力される変位信号を取り込んで電流信号
(伝送信号)に変換するV/I変換回路とを備えてお
り、前記チェック機能回路7から出力される振動検出信
号を取り込んでその振動成分(交流成分)を抽出した
後、この振動成分を積分して変位信号を生成し、これを
振動大警報回路6に直接、供給するとともに、前記ダイ
オードを通った変位信号をチェック機能回路7に戻し、
さらにV/I変換回路によって4−20mAの伝送信号
に変換された変位信号を前記記録計に直接、供給する。
【0033】低出力警報回路5は前記チェック機能回路
7を介して前記振動サーキットボード4のダイオードを
介して出力される変位信号を取り込んでこの変位信号の
値が予め設定されている値よりも小さいかどうかを判定
する判定回路を備えており、前記チェック機能回路7か
ら出力される変位信号の値が予め設定されている値より
も小さいとき、常に微振動等の苛酷な環境下にある前記
振動検出器1のコイル等が断線したと判定して警報信号
を生成してこれを運転員等に報知する。
【0034】また、記録計は前記振動サーキットボード
4のV/I変換回路から出力される伝送信号を取り込ん
でこれを記録紙上やメモリ内に記録する記録機構を備え
ており、前記振動サーキットボード4のV/I変換回路
から出力され伝送信号を取り込んでこれを記録紙上やメ
モリ内に記録する。
【0035】振動大警報回路6は前記チェック機能回路
7からリレー電源が供給されているとき、前記振動サー
キットボード4から出力される変位信号の値が予め設定
されている警報点よりも大きいかどうかを判定する判定
回路を備えており、前記チェック機能回路7からリレー
電源が供給されている状態で、前記振動サーキットボー
ド4から出力される変位信号の値が予め設定されている
警報点よりも大きいとき、前記振動検出器1の監視対象
となっているタービンロータの振動が大きくなり過ぎた
と判定して警報信号を生成してこれを運転員等に報知す
る。
【0036】また、チェック機能回路7は3つの切替リ
レー10〜12と、1つの可変抵抗13と、1つの抵抗
14と、時定数回路15と、MOSリレー回路16と、
トランジスタスイッチ17とを備えており、前記機能切
替回路3によって第1チェック機能や第2チェック機能
が選択されていないときには、振動大警報回路6のリレ
ー電源を供給しながら、振動検出器1によって得られた
振動検出信号を取り込んで、これを前記振動サーキット
ボード4に戻とともに、この振動サーキットボード4か
ら出力される変位信号を取り込んで、これを前記低出力
警報回路5に戻して前記振動検出器1が断線しているか
どうかをチェックさせる。また、前記機能切替回路3に
よって第1チェック機能や第2チェック機能が選択され
たとき、前記振動サーキットボード4と低出力警報回路
5との間の信号伝達を遮断するとともに、振動大警報回
路6に対するリレー電源の供給を停止した後、前記振動
サーキットボード7の入力を切り替えてこの振動サーキ
ットボード7が正常に動作するかどうかをチェックす
る。
【0037】各切替リレー10〜12は前記機能切替回
路3から第1リレーオン電圧や第2、第3リレーオン電
圧が出力されていないときには、各C接点10a、10
b、10c、11a、12a、12b、12cを常閉側
にして電源ライン18を供給される電源電圧をリレー電
源電圧として前記振動大警報回路6に供給するととも
に、振動検出器1によって得られた振動検出信号を振動
検出器1→チェック機能回路7→振動サーキットボード
4→チェック機能回路7→低出力警報回路5なる経路で
低出力警報回路5に導いて前記振動検出器1が断線して
いるかどうかをチェックさせる。また、前記機能切替回
路3から第1リレーオン電圧が出力されたときには、第
1リレー10のみをオン状態にして対応するC接点10
a、10b、10cを開側にし、これによって前記振動
大警報回路6に対するリレー電源電圧の供給を停止する
とともに、前記振動サーキットボード4の出力側と、前
記低出力警報回路5の入力側とを遮断状態にして前記振
動サーキットボード4の入力を0Vに切り替え、前記振
動サーキットボード4の機能をチェックさせる。また、
前記機能切替回路3から第2、第3リレーオン電圧が出
力されたときには、第2リレー11および第3リレー1
2のみをオン状態にして対応するC接点11a、12
a、12b、12cを開側にし、これによって前記振動
大警報回路6に対するリレー電源電圧の供給を停止する
とともに、前記振動サーキットボード4の出力側と、前
記低出力警報回路5の入力側とを遮断状態にして前記振
動サーキットボード4の入力を最大振幅の1/2の大き
さを持つ振動検出信号に切り替えて前記振動サーキット
ボード4の機能をチェックさせる。
【0038】また、可変抵抗13は前記振動信号生成器
2から出力される最大振幅の振動検出信号を取り込んで
これを摺動端子位置に応じた大きさ、例えば1/2の大
きさにするとともに、前記各C接点11a、12aが共
に開側にされているとき、前記各C接点11a、12a
を介して前記振動サーキットボード4に最大振幅の1/
2の大きさを持つ振動検出信号を供給する。
【0039】また、抵抗14は前記各C接点10c、1
2cが共に常閉側にされているとき、前記電源ライン1
8から供給される電源電圧を取り込んで前記時定数回路
15に供給する。
【0040】時定数回路15は前記抵抗14の両端子間
に電源電圧が印加されているかどうかを判定する判定回
路19と、この判定回路19の判定結果に基づいてオン
信号が出力されているとき、これを取り込んで前記トラ
ンジスタスイッチ17に供給する抵抗20と、前記判定
回路19の判定結果に基づいてオン信号が出力されてい
るとき、これを取り込んでオン状態となって前記MOS
リレー回路16をオン状態にするトランジスタ21とを
備えており、前記抵抗14の両端に電圧が印加されてい
るとき、2つのオン信号を生成して前記トランジスタス
イッチ17と、前記MOSリレー回路16とをオン状態
にする。そして、この状態で前記抵抗14の両端に電源
電圧が印加されなったとき、オン信号の生成を停止して
前記トランジスタスイッチ17および前記MOSリレー
回路16をオフ状態にする。この後、前記抵抗14に対
する電源電圧の印加が再開されたとき、予め設定されて
いる時間だけ遅れて2つのオン信号を生成し、これによ
って前記トランジスタスイッチ17と、前記MOSリレ
ー回路16とをオン状態にする。
【0041】MOSリレー回路16は直列に接続される
抵抗22および発光ダイオード23と、この発光ダイオ
ード23が発光したとき、オン状態となるMOSトラン
ジスタ24とを備えており、前記時定数回路15からオ
ン信号が出力されているとき、発光ダイオード23を発
光させてMOSトランジスタ24をオン状態にし、前記
各C接点10b、12bを介して供給される前記振動サ
ーキットボード4からの変位信号を取り込んでこれを前
記低出力警報回路5に供給する。
【0042】また、トランジスタスイッチ17は前記時
定数回路15からオン信号が出力されているときオン状
態になって前記各C接点10c、12cを介して供給さ
れる電源電圧を取り込んでこれをリレー電源電圧として
前記振動大警報回路6に供給する。
【0043】次に、図1に示す回路図を参照しながら、
この実施例の振動測定動作と、第1チェック機能動作
と、第2チェック機能動作とを順次、説明する。
【0044】まず、機能切替回路3の切替スイッチ9に
よって自動端子が選択されているときには、チェック機
能回路7の各切替リレー10〜12が共にオフ状態にな
って、これらの各切替リレー10〜12の各C接点10
a、10b、10c、11a、12a、12b、12c
が常閉側になっているとともに、電源ライン18からの
電源電圧によって時定数回路15が2つのオン信号を生
成してトランジスタスイッチ17およびMOSリレー回
路16がオン状態にされている。
【0045】これによって、図2に示す如く電源ライン
から供給される電源電圧がリレー電源電圧として電源ラ
イン→チェック機能回路7のC接点12c→C接点10
c→トランジスタスイッチ17→振動大警報回路6なる
経路で振動大警報回路6に供給されてこの振動大警報回
路6が警報出力可能状態にされる。
【0046】またこのとき、振動検出器1によって得ら
れた振動検出信号が振動検出器1→チェック機能回路7
のC接点10a→C接点12a→振動サーキットボード
4なる経路で振動サーキットボード4に供給されて処理
されるとともに、この振動サーキットボード4の処理結
果が記録計に直接、供給されて記録されるとともに、振
動大警報回路6に直接、供給されて前記振動検出器1の
測定対象となっているタービンロータの変位が警報点を
越えているかどうかがチェックされる。
【0047】さらに、前記振動サーキットボード4の処
理結果が振動サーキットボード4→チェック機能回路7
のC接点10b→C接点12b→MOSリレー回路16
のMOSトランジスタ24→低出力警報回路5なる経路
で低出力警報回路5に導かれて前記振動検出器1が断線
しているかどうかがチェックされる。
【0048】この状態で、機能切替回路3の切替スイッ
チ9が切り替えられてこの切替スイッチ9により第1チ
ェック機能が選択されたとき、チェック機能回路7の第
1切替リレー10がオン状態になって対応する各C接点
10a、10b、10cを開側に切り替える。
【0049】これによって、図3に示す如く前記振動大
警報回路6に対するリレー電源電圧の供給が停止してこ
の振動大警報回路6の警報出力が禁止されるとともに、
前記振動サーキットボード4の出力側と、前記低出力警
報回路5の入力側とが遮断状態になり、この状態で前記
振動サーキットボードの入力が0Vに切り替えられて、
前記振動サーキットボード4の機能および記録計の機能
がチェックされる。
【0050】そしてこの状態で、機能切替回路3の切替
スイッチ9が切り替えられてこの切替スイッチ9により
第2チェック機能が選択されれば、チェック機能回路7
の第2切替リレー11と第3切替リレー12がオン状態
になって対応する各C接点11a、12a、12b、1
2cを開側に切り替える。
【0051】これによって、図4に示す如く前記振動大
警報回路6に対するリレー電源電圧の供給が引き続き停
止されるとともに、前記振動サーキットボード4の出力
側と、前記低出力警報回路5の入力側とが引き続いて遮
断状態にされながら、前記振動信号生成器2の一端と可
変抵抗13の一端とがC接点11a→接地点なる経路で
接地されるとともに、前記振動信号生成器2の他端から
出力される振動検出信号が振動信号生成器2の他端→可
変抵抗13なる経路でこの可変抵抗13に導かれてその
振幅が1/2にされた後、この可変抵抗13の摺動端子
→C接点12c→振動サーキットボード4なる経路でこ
の振動サーキットボード4に導かれてこの振動サーキッ
トボードの機能および前記記録計の機能がチェックされ
る。
【0052】この後、これら第1チェック機能および第
2チェック機能による前記振動サーキットボード4の機
能チェックおよび前記記録計の機能チェックが終了して
機能切替回路3の切替スイッチ9が自動端子に戻されれ
ば、チェック機能回路7の各切替リレー10、11、1
2が共にオフ状態になって、これらの各切替リレー10
〜12の各C接点10a、10b、10c、11a、1
2a、12b、12cが常閉側にされるとともに、電源
ライン18からの電源電圧によって抵抗14の両端間に
電源電圧が印加される。
【0053】これによって、図5に示す如く振動検出器
1によって得られた振動検出信号が振動検出器1→チェ
ック機能回路7のC接点10a→C接点12a→振動サ
ーキットボード4なる経路で振動サーキットボード4に
導かれて、振動検出器1から出力される振動検出信号の
処理が開始され、記録計によって前記振動サーキットボ
ード4から出力される変位信号の記録が再開される。な
お、この時点では、時定数回路から2つのオン信号が出
力されないので、トランジスタスイッチ17およびMO
Sリレー回路16がオフ状態に保持されて振動大警報回
路6に対するリレー電源電圧の供給や低出力警報回路5
に対する振動サーキットボード4からの変位信号の供給
が禁止され続ける。
【0054】そして、前記抵抗14の両端間に電源電圧
が印加されてから、予め設定されている時間が経過した
とき、時定数回路15によって2つのオン信号が生成さ
れてトランジスタスイッチ17およびMOSリレー回路
16がオン状態にされる。
【0055】これによって、図6に示す如く振動サーキ
ットボード4の処理結果が振動サーキットボード4→チ
ェック機能回路7のC接点10b→C接点12b→MO
Sリレー回路16のMOSトランジスタ24→低出力警
報回路5なる経路で低出力警報回路5に導かれて前記振
動検出器1が断線しているかどうかがチェックされると
ともに、電源ライン18から供給される電源電圧が電源
ライン18→チェック機能回路7のC接点12c→C接
点10c→トランジスタスイッチ17→振動大警報回路
6に導かれて前記振動検出器1から出力される振動検出
信号の値に基づいて得られる変位信号の値が予め設定さ
れている警報点を越えているかどうかがチェックされ
る。
【0056】このようにこの実施例においては、振動サ
ーキットボード4の入力を切り替えて前記振動サーキッ
トボード4や記録計の機能チェックを行なうとき、この
振動サーキットボード4の出力が低出力警報回路5に入
力されないようするとともに、振動大警報回路6に対す
るリレー電源電圧の供給を停止するようにしたので、図
7に示す如く振動サーキットボード4の入力を切り替え
るとき、この振動サーキットボード4の入力側が一時的
にオープンになっても、低出力警報回路5や振動大警報
回路6を誤動作させることなく、振動サーキットボード
4や記録計が正常に動作するかどうかをチェックするこ
とができる。
【0057】また、上述した実施例においては、チェッ
ク機能回路7に3つの切替リレー10〜12を設けて振
動サーキットボード4の機能チェックを行なうとき、こ
の振動サーキットボード4の出力が低出力警報回路5に
入力されないようするとともに、振動大警報回路6に対
するリレー電源電圧の供給を停止するようにしている
が、これらの各切替リレー10〜12の各C接点部分1
0a〜12cに代えてアナログスイッチ等の電子スイッ
チを設けて回路の接続を切り替えるようにしても上述し
た実施例と同様に低出力警報回路5や振動大警報回路6
を誤動作させることなく、振動サーキットボード4が正
常に動作するかどうかをチェックすることができる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、各
警報回路の誤動作させることなく、振動サーキットボー
ドが正常に動作するかどうかをチェックすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるタービン監視装置の一実施例を示
す回路図である。
【図2】図1に示すタービン監視装置の動作例を示す模
式図である。
【図3】図1に示すタービン監視装置の動作例を示す模
式図である。
【図4】図1に示すタービン監視装置の動作例を示す模
式図である。
【図5】図1に示すタービン監視装置の動作例を示す模
式図である。
【図6】図1に示すタービン監視装置の動作例を示す模
式図である。
【図7】図1に示すタービン監視装置の動作例を示す波
形図である。
【図8】従来から知られているタービン監視装置の一例
を示す回路図である。
【符号の説明】
1 振動検出器 2 振動信号生成器 3 機能切替回路 4 振動サーキットボード 5 低出力警報回路 6 振動大警報回路 7 チェック機能回路 10、11、12 切替リレー 10a、11a、12a C接点(入力切替回路) 10b、12b、10c、12c、 C接点(遮断回
路) 17 トランジスタスイッチ(遮断回路) 24 MOSトランジスタ(遮断回路)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 19/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タービンに設けられた振動検出器から出
    力される振動検出信号を振動サーキットボードによって
    取り込んで前記タービンの運転状態を監視するタービン
    監視装置において、 前記振動サーキットボードの機能チェックを行なうと
    き、前記振動サーキットボードの出力が各警報装置に入
    力されないようにする処理や前記各警報装置の警報用電
    源を遮断する処理を行なう遮断回路と、 前記振動サーキットボードの機能チェックを行なうと
    き、前記振動検出器からの信号を遮断して前記振動サー
    キットボードに予め設定されている信号を入力する入力
    切替回路と、 を備えたことを特徴とするタービン監視装置。
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