JP3034908U - 簡易防水型押釦装置 - Google Patents

簡易防水型押釦装置

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JP3034908U
JP3034908U JP1996009106U JP910696U JP3034908U JP 3034908 U JP3034908 U JP 3034908U JP 1996009106 U JP1996009106 U JP 1996009106U JP 910696 U JP910696 U JP 910696U JP 3034908 U JP3034908 U JP 3034908U
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push
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康博 冨澤
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テクノエクセル株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の防水型押釦装置に於いては、本体ケー
スから圧縮コイルばねで常時弾発付勢されている押釦の
押軸と、本体ケースに設けられた筒状の押釦押軸挿通孔
の内壁との間にOリングを備えているものであって、組
立時に部品同士が絡みやすく、弾発付勢作用により飛散
しやすい圧縮コイルばねや、作業服等に付着して汚れた
り、ゴミ等を貼着させやすいワセリン又はシリコングリ
ス等の潤滑剤を塗布する作業が伴うOリングを使用して
いるので、作業性が悪く量産に適さない構造であった。 【解決手段】 押釦収納窪みと該押釦収納窪みの略中央
部に筒状の押軸挿通孔とを有する本体ケースと、Eリン
グ用溝を端部外周に設けた押軸を有する押釦との間に、
生活防水程度の防水効果が期待できる、両面に粘着剤を
貼付したアクションスペーサを貼設する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、水道水を浄化する浄水器、浄化水を電気分解してイオン水を生成す るアルカリイオン整水器等の水処理装置に係るものであり、詳しくは文字やデザ イン等が印刷された防水シート等で防水対策を施さない、或いは施せない押釦装 置の簡易防水構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、防水型押釦装置に於いては、例えば実公平2−41799号公報(考案 の詳細な説明欄に於ける従来の技術の説明に用いられている第1図等参照)、類 似のものでは特開平6−267370号公報(押釦が復旧用に圧縮コイルばね等 で常時弾発付勢されていない構造のもの)等で開示されているものがある。 前記実公平2−41799号公報等で開示されている従来の技術の防水型押釦 装置は、防水手段として、本体ケースから圧縮コイルばねで常時弾発付勢されて いる押釦の押軸と、本体ケースに設けられた筒状の押釦押軸挿通孔の内壁との間 にOリングを備えているものであった。詳しくは図2に示すように、本体ケース 13には圧縮コイルばねガイド14を有する押釦収納窪み15と該押釦収納窪み 15の略中央部に筒状の押軸挿通孔(貫通孔)16を設け、押釦25には圧縮コ イルばねガイド26と略中央部外周に設けられたOリング用溝23と端部外周に 設けられたEリング用溝24とを有する押軸22を設け、該Oリング用溝23に はワセリン又はシリコングリス等の潤滑剤を塗布したOリング42(例えばニト リルゴム)を装着し、該押釦25は該押釦収納窪み15を常時弾発付勢するよう に、圧縮コイルばね41に該押軸22を入れてから該押軸挿通孔16に挿通し、 該Eリング用溝24にEリング40(押軸抜け止め用のE形止輪)を圧入装着し て、該本体ケース13に取り付ける構造になっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記防水型押釦装置は、組立時に部品同士が絡みやすく、弾発 付勢作用により飛散しやすい圧縮コイルばね(自己飛散部品)や、作業服等に付 着して汚れたり、ゴミ等を貼着させやすいワセリン又はシリコングリス等の潤滑 剤を塗布する作業が伴うOリングを使用する上、押釦の押軸は、該Oリングの弾 発付勢作用により、本体ケースに設けられた押釦収納窪みの略中央部の筒状の押 軸挿通孔に滑りやすい為に入れずらく、又該圧縮コイルばねの弾発付勢作用によ り、該Eリング用溝へのEリング圧入装着作業もしずらく、手が滑ると該押釦や 圧縮コイルばねが飛散する事故も有り得るというような組立作業上において、量 産に適さない複数の問題点を有していた。 又、完全防水構造にしなくても水の侵入がほとんど無い場合や、生活防水程度 で良い場合では、過剰品質の構造であるという問題点も有していた。
【0004】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり 、その目的とするところは、量産に適した作業性の良い作業と、少ない部品で組 立ができ、かつ生活防水程度の防水効果が期待できる簡易防水型押釦装置を提供 しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案における簡易防水型押釦装置は、押釦収納 窪みと該押釦収納窪みの略中央部に筒状の押軸挿通孔とを有する本体ケースと、 Eリング用溝を端部外周に設けた押軸を有する押釦との間に、両面に粘着剤を貼 付したアクションスペーサを貼設した簡単な構造のものにした。 特に、アクションスペーサにはポロン、エチレンプロピレンゴムを使用するこ とが効果的である。
【0006】
【考案の実施の形態】
考案の実施の形態について図面を参照して説明する。 図1は本考案の簡易防水型押釦装置の断面図であり、図1の(a)は復旧後及 び待機時の該簡易防水型押釦装置の断面図であり、図1の(b)は作動時例えば 指先等で押釦20を押圧している時の該簡易防水型押釦装置の断面図である。
【0007】 本体ケース10(例えばABS樹脂等の樹脂成形部材等)には、押釦収納窪み 11と、該押釦収納窪み11の略中央部に筒状の押軸挿通孔(貫通孔)12を設 け、押釦20(例えばABS樹脂等の樹脂成形部材等で形成し、例えば指先等で 押釦20を押圧する表面を化粧面と定義すると、該化粧面には刻印や彫刻等で、 記号又は図記号、文字、デザイン等を施してもよく、又、高級感等を創出する為 に、塗装、メッキ、蒸着、シルク印刷、ホーロー等の処理等を施してもよい。) には、Eリング用溝24を端部外周に設けた押軸21を設け、該押釦収納窪み1 1と押釦20との間に、両面に粘着剤31(通常、両面粘着テープを使用するの が安価である。)を貼付したアクションスペーサ30を貼設した簡単な構造の簡 易防水型押釦装置を考案実施した。
【0008】 復旧後及び待機時は、図1の(a)のように、該押釦20と該押釦収納窪み1 1との間は、該アクションスペーサ30の弾発付勢作用により、所定の隙間(例 えば該押釦20の該化粧面が、該本体ケース10の表面より、若干突出する時の 隙間。)が確保されていて、かつ該押軸21と印刷配線基板50に搭載されるタ クトスイッチ51の押釦部52との間は、誤動作防止の為に、所定の隙間(非接 触状態であればよい。)が確保されている。
【0009】 作動時例えば指先等で押釦20を押圧すると、図1の(b)のように、該アク ションスペーサ30は変形し、該押釦20と該押釦収納窪み11との間の所定の 隙間が無くなり、該押軸21は該押釦部52と接触しながらタクトスイッチ51 を押圧する。
【0010】 特に、考案者の長期に渡る実験と信頼性耐久試験等において得られたノウハウ によると、粘着剤を除くアクションスペーサ30の形成基材には、紫外線や赤外 線等の外光或いは日光、空気或いはオゾン、衝撃或いは屈曲等に耐えて、き裂、 劣化、老化、クレージング、チョーキング等が少なく、長期に渡る適度の弾性保 持と防水性の良い緩衝ゴム又はセルラーラバー(スポンジゴム、フォームラバー 、膨張ゴム等)等であって、ポロン、エチレンプロピレンゴムを使用することが 効果的である。
【0011】 本考案における簡易防水型押釦装置に於いては、先にアクションスペーサ30 の両面の粘着剤31の保護テープ等を剥がしておいて、押釦20にアクションス ペーサ30の片面(例えばオモテ)を貼付し、該押軸21を該押軸挿通孔12に 挿通し、本体ケース10の押釦収納窪み11にアクションスペーサ30の片面( 例えばウラ)を貼付し、該押軸21の端部外周に設けられたEリング用溝24に Eリング40(例えば金属)を圧入装着して、該本体ケース10に取り付ければ 容易に組立作業が完了するものである。(図3の本考案の簡易防水型押釦装置の 要部組立略図を参照。)
【0012】 ここで、作業性向上に寄与しているところは、従来の防水型押釦装置で採用さ れている圧縮コイルばね41の弾発付勢作用に比べ、アクションスペーサ30の 弾発付勢作用が弱く(図1に示すタクトスイッチ51にもクリック感を持たせる 為に弾発付勢する手段が講じられているので強くする必要もない。)、かつ粘着 剤31の粘着力により、作業中に手を放しておいても、押釦20がアクションス ペーサ30の弾発付勢で飛散することがないので、該Eリング40の圧入作業が 容易にできるという利点にある。
【0013】 このように、本考案における簡易防水型押釦装置に於いては、量産に適した作 業性の良い作業(自己飛散部品や潤滑剤塗布部品が無い。)と、少ない部品(圧 縮コイルばね一個とOリング一個とで奏する防水弾発付勢効果がアクションスペ ーサ一個で実現できる。)で組立ができ、かつ生活防水程度(例えば本体ケース 等のお手入れ時に、濡れた布巾等で清拭したり、例えば炊事等で水道水等を使用 している時に、飛散した水が付着したりしても、水を嫌う本体ケース内部の印刷 配線基板等の電気系統まで、水が侵入しないことを意味する。)の防水効果が期 待できる。
【0014】 本考案における簡易防水型押釦装置に於いては、押釦が回動しないように、楕 円形の押釦と平板形のアクションスペーサで実施したが、図示しないが角形の押 釦と平板形或いは円盤形のアクションスペーサで実施しても良い。同様に図示し ないが円形の押釦と円盤形のアクションスペーサで実施する場合は、押釦が回動 することにより、アクションスペーサ等に貼付した粘着剤の剥離が予想されるの で、例えば本体ケースに設けた筒状の押軸挿通孔にリブガイド(溝)等を設け、 押釦の押軸にリブ(突起)等を設けるといった、本考案の他に押釦が回動しない ための手段を講じればよい。
【0015】 以上、本考案の好適な実施の形態について種々の組合せ等を述べてきたが、本 考案は上述する実施の形態に限定されるものでなく、考案の精神を逸脱しない範 囲で多くの組合せ、改変等を施し得るのはもちろんである。
【0016】
【考案の効果】
本考案における簡易防水型押釦装置に於いては、量産に適した作業性の良い作 業と、少ない部品で組立ができ、かつ生活防水程度の防水効果が期待できるとい う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の簡易防水型押釦装置の断面図である。
【図2】従来の防水型押釦装置の断面図である。
【図3】本考案の簡易防水型押釦装置の要部組立略図で
ある。
【符号の説明】
10…本考案の本体ケース、11…本考案の押釦収納窪
み、12…本考案の筒状の押軸挿通孔(貫通孔)、13
…従来の本体ケース、14…圧縮コイルばねガイド、1
5…従来の押釦収納窪み、16…従来の筒状の押軸挿通
孔(貫通孔)、20…本考案の押釦、21…本考案の押
軸、22…従来の押軸、23…Oリング用溝、24…E
リング用溝、25…従来の押釦、26…圧縮コイルばね
ガイド、30…アクションスペーサ、31…粘着剤(両
面テープ等)、40…Eリング、41…圧縮コイルば
ね、42…潤滑剤塗布済Oリング、50…印刷配線基
板、51…タクトスイッチ、52…タクトスイッチ51
の押釦部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押釦収納窪みと該押釦収納窪みの略中央
    部に筒状の押軸挿通孔とを有する本体ケースと、Eリン
    グ用溝を端部外周に設けた押軸を有する押釦との間に、
    両面に粘着剤を貼付したアクションスペーサを貼設した
    ことを特徴とする簡易防水型押釦装置。
  2. 【請求項2】 アクションスペーサがポロン、エチレン
    プロピレンゴムであることを特徴とする請求項1記載の
    簡易防水型押釦装置。
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