JP3034866U - 雨樋の構造 - Google Patents

雨樋の構造

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JP3034866U
JP3034866U JP1996009010U JP901096U JP3034866U JP 3034866 U JP3034866 U JP 3034866U JP 1996009010 U JP1996009010 U JP 1996009010U JP 901096 U JP901096 U JP 901096U JP 3034866 U JP3034866 U JP 3034866U
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roof
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heat insulating
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工 吉岡
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工 吉岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外側面に結露が発生しない雨樋を提供するこ
とにある。 【解決手段】 雨樋14の外周面に断熱材,結露防止
材,難燃性の断熱材又は結露防止材,難燃化ポリエチレ
ンフォーム等のうちいづれか一種を装着したことを特徴
とする雨樋の構造。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、屋根に降った雨水を受けて地上に流すための雨樋、特に屋根の小屋 組内に設置する雨樋に使用して最適な雨樋の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
屋根の小屋組内に設置する雨樋としては、図5に示すような実開平6−474 43号公報のものがある。すなわち、図において、1は断面U字形状の雨樋で、 2はこの雨樋1の受け具である。この受け具2は帯板材により形成した直状部材 3の下端にL字形部材4の垂下部4Aを当接し、この両者をボルト5,ナット6 により着脱自在に連結してU字形状に形成するとゝもに、前記直状部材3に屋根 構築材に固定するためのブラケット7を固定したものである。
【0003】 8は工場において形成された屋根構成体で、基板9の上にルーフィング10を 介して屋根板11を葺設したものであり、この屋根構成体8により屋根の棟部を 構成する場合には、一対の屋根構成体8,8を棟側に間隙Hを設けて付き合わせ て設置した後、下面において小屋組の屋根形成部材12に固定して屋根の棟部を 構築するものである。
【0004】 そして、前記受け具2をブラケット7により前記屋根構成体8,8の棟部に形 成した間隙Hの下部位置で垂木12に固定するとゝもに、該受け具2内に雨樋1 を入れ、受け具2の両上端部を内側に折り曲げて固定する。次いで、前記屋根構 成体8,8の棟側において、各屋根構成体8のルーフィング10上に水切板13 を固定して、その垂下部を棟部に形成した前記間隙Hから雨樋1の上方開口部に 挿入する。
【0005】 また、前記水切板13の上を屋根板11で被覆した後、その垂下部を棟部に形 成した間隙Hから雨樋1の開口部に挿入する。このような構成により、前記屋根 構成体8,8の間隙Hから小屋組内に侵入した雨水は、屋根板11の垂下部間を 通って雨樋1内に導入され、該雨樋1内を通して地上に流下させる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、前記構成からなる屋根の棟部では、屋根裏内の湿った空気が外気に冷 却されて露点温度に達し、雨樋1の外側面に結露が生じる。また、雨樋1内には 外気温とほぼ同じ温度の雨水が入るが、特に冬季においては屋根裏の温かい空気 に触れるため、雨樋1の外側面に結露が生じやすい。そして、これが水滴となっ て屋根裏に滴下して小屋組の屋根形成部材12や天井板等を濡らす結果となり、 かびが発生したり或いは天井板に染みが生じるといった問題点がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記のような従来の課題を解決するために成されたもので、外側面 に結露が発生しない雨樋を提供することを目的としたものであり、その要旨は、 雨樋の外周面に断熱材,結露防止材,難燃性の断熱材又は結露防止材,難燃化ポ リエチレンフォーム等のうちいづれか一種を装着したことを特徴とする雨樋の構 造にある。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を図1乃至図4に示す実施例により詳細に説明するに、図におい て、14は断面U字形状の雨樋で、合成樹脂又は金属板等で形成されており、こ の雨樋14の左右両側壁の上端には長手方向に沿って、下面が水平面とした外方 向のフランジ15,15が夫々形成されている。
【0009】 16は前記雨樋14の外周面に装着した断熱材で、例えば難燃化ポリエチレン フォームがプレイ塗装或いは浸漬塗装等により均一な厚みに密着状態で形成され ている。例えば、流動浸漬塗装の場合には、断熱性,防湿性を有する微粉末プラ スチックを流動化し、この流動化した微粉末プラスチックを入れた層内に予熱し た雨樋を浸漬して、その表面にプラスチック粉粒材料を溶着させるのである。
【0010】 17は前記雨樋14を固定する受け具で、帯板材により雨樋14の外形状に適 合するようU字形状に折曲し、その両垂直部17Aの上端部を外方向に折曲して 前記フランジ15の下面が当接する段部17Bを形成した後、直立せしめた上端 部をそれぞれ内方向に円弧状に折り曲げ、前記雨樋14が不用意に飛び出さない ように係止する弾性力を有する舌状部17Cが形成されている。
【0011】 18は前記受け具17の一方の垂直部17Aに設けたブラケットで、受け具1 7を屋根構築材等に固定するためのものであり、該ブラケット18にはネジ19 の挿入孔18Aが形成されている。
【0012】 20は工場において形成された屋根構成体で、垂木21の上に野地板22と遮 音断熱材23を固定し、その上にルーフィング24を介して屋根板25を葺設し たものである。この屋根構成体20により図3に示す屋根の棟部を構築する場合 には、一対の屋根構成体20,20を互いにその棟側に間隙を設けて付き合わせ て設置した後、垂木21を屋根梁26上の垂木受け27に載せ、固定金具28に より固定する。
【0013】 そして、前記受け具17をブラケット18により前記屋根構成体20の垂木2 1の棟側に固定した横木29にネジ19で固定するとゝもに、前記受け具17の 開口部から雨樋14を挿入すると、左右の舌状部17Cが互いに変形して雨樋1 4を受入れ、雨樋14の下面が受け具17の段部17Bで支承されるとゝもに、 前記舌状部17Cが復元して固定され、該雨樋14の開口部を屋根構成体20の 棟側の間隙Hの下に位置させる。
【0014】 次いで、前記両屋根構成体20の棟側の間隙Hにおいて、ルーフィング12お よび屋根板25の延長部を垂下させて前記雨樋14の開口部に挿入し、前記左右 の屋根板25の延長部により換気路26を形成する。そして、前記棟側の屋根板 25上に一対の棟木材27,27を付合せて載置した後、両棟木材27,27に 棟包み28を被嵌して固定することにより屋根Rを構築するものであり、万一前 記棟側の屋根板25の延長部による換気路26から雨水が流入しても、この雨水 は雨樋14から地上に流下される。
【0015】 而して、前記屋根構成体20による屋根の棟部において、屋根裏内の温度と外 気の温度との差が大きい場合に、屋根裏の湿った空気が冷却されて露点温度に達 するが、前記雨樋14の外側面には結露防止材が装着されているので、雨樋14 の外側面に結露することがない。
【0016】 また、外気温とほぼ等しい冷たい雨水が雨樋14内に入っても、雨樋14の外 側面には断熱材が装着されているため、雨樋14の外側面が温かい屋根裏内の空 気と直接触れることがないので、雨樋14の外側面に結露することがない。従っ て、雨樋14の外側面から水滴が滴下することがなく、屋根裏を濡らすことがな いので、かびや染みが発生することがない。
【0017】 図4に示すものは、前記雨樋14および受け具17を屋根構成体20で構築し た屋根斜面部に適用した実施例で、図中29は、ルーフィング12上に固定され ていてその延長部を間隙Hより雨樋14の開口部に垂下した仕切板であり、その 他の前記屋根の棟部と同一付記番号は同一部品を示す。
【0018】
【考案の効果】
本考案に係る雨樋の構造は、上記のように、雨樋の外側面に断熱材,結露防止 材,難燃性の断熱材又は結露防止材,難燃化ポリエチレンフォーム等のうちいづ れか一種を装着した構成であるから、雨樋の外側面に結露することがない。従っ て、小屋組内に設置した場合にはこれが水滴となって滴下して屋根裏を濡らすこ とがないし、通常使用されているように軒先に設置した場合にも、結露した水滴 の滴下により通行人を濡らすこともない、といった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る雨樋の部分斜視図である。
【図2】雨樋の組立時の正面図である。
【図3】雨樋を屋根の棟部に使用した状態の断面図であ
る。
【図4】雨樋を屋根の傾斜部に使用した状態の断面図で
ある。
【図5】従来の雨樋を屋根の棟部に使用した状態の断面
図である。
【符号の説明】
14 雨樋 15 フランジ 16 断熱材 17 受け具 17A 垂直部 18 ブラケット

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雨樋の外側面に断熱材を装着したことを
    特徴とする雨樋の構造。
  2. 【請求項2】 雨樋の外側面に結露防止材を装着したこ
    とを特徴とする雨樋の構造。
  3. 【請求項3】 雨樋の外側面に難燃性の断熱材を装着し
    たことを特徴とする雨樋の構造。
  4. 【請求項4】 雨樋の外側面に難燃性の結露防止材を装
    着したことを特徴とする雨樋の構造。
  5. 【請求項5】 雨樋の外側面に難燃化ポリエチレンフォ
    ームを装着したことを特徴とする雨樋の構造。
JP1996009010U 1996-08-19 1996-08-19 雨樋の構造 Expired - Lifetime JP3034866U (ja)

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