JP3034708U - ディスポーザブル万能つぼ - Google Patents

ディスポーザブル万能つぼ

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JP3034708U
JP3034708U JP1996008844U JP884496U JP3034708U JP 3034708 U JP3034708 U JP 3034708U JP 1996008844 U JP1996008844 U JP 1996008844U JP 884496 U JP884496 U JP 884496U JP 3034708 U JP3034708 U JP 3034708U
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登代司 岩佐
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有限会社アートエンジニヤリング
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 廉価なディスポーザブル万能つぼを提供する
ことにある。また、ディスポーザブル万能つぼと共に用
いられる開閉補助具を提供することにある。 【構成】 ディスポーザブル万能つぼの構成として、上
部に開口を有するプラスチック製の容器本体と、容器本
体の開口を閉じるように容器本体の上部に載るプラスチ
ック製の蓋本体を設け、蓋本体は、上部中央に設けられ
た係合手段と、容器本体の上部の外周部を覆うようにそ
の下側円周部に設けられた円筒部と、該円筒部の外部に
設けられた操作片とを設ける。また、前述のディスポー
ザブル万能つぼと共に用いる開閉補助具の構成として、
容器本体を定位置に載置する載置手段と、蓋本体の係合
手段と係合する係合手段を有する開閉補助部と、載置手
段に対して前記開閉補助部と回動するように取付ける回
動手段とを設ける。なお、操作片を蓋本体に設ける代わ
りに、開閉補助部に設けてもよく、また、係合手段とし
ては、嵌合突起、嵌合穴の組み合わせ、またはネジで固
定するためのネジ穴でもよい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、万能つぼに関し、特にディスポーザブル(使い捨て)万能つぼ、お よびその万能つぼと共に用いられる補助具に関する。
【0002】 従来から、医療用品(ガーゼ、脱脂綿、包帯等)、例えば、滅菌薬品をしみ込 ませたガーゼを一時的に蓄えて置くために、または、医療用品を治療等に使用し て廃棄する前に一時的に保管する等の種々の目的のために、万能つぼが使用され ている。
【0003】 図14は、従来例の万能つぼの斜視図であり、図15は、その側面図である。 図14、図15に示すように、万能つぼ10は、ガラス製の容器本体12と、ス テンレス製の蓋14とから成る。容器本体12は、円筒状の側壁12aの上部が 開口されており、底部12dを有する円筒状の容器である。側壁12aは、その 上部縁に近接して上部縁に平行に間隔をおいて円周方向にかつ外方に突出する2 つの部分12bと12cを有し、これらの突出部分12bと12cはそれらの間 に溝を形成し、また突出部分12bと12cの間の溝の幅は後述する蓋14の把 持部14bの幅に対応している。
【0004】 一方、蓋14は容器本体12の上部に開閉可能に支持される逆皿状の蓋本体1 4aと、把持部14bと、蓋本体14aと把持部14bを連結しかつ把持部14 bに対して回動可能に保持する蝶番14dを有する連結部14eを有し、さらに 連結部14eの直上で上部14aの縁から外方斜め上方に延びる操作片14cを 有する。
【0005】 把持部14bには弾力性が付与されており、本体12の突出部12bと12c の間に形成された溝にぴったりと嵌合するようになっている。嵌合した状態で蓋 14は容器本体12に対して把持されることになる。また、矢印Aで示すように 、操作片14cを上方から下方に押すことにより、蝶番14dを中心として蓋1 4の蓋本体14aが、矢印Bで示すように、回動され、蓋14は開くことになる 。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来例の万能つぼは、高価であるので、使い捨てにすることは できず、使用後の感染の恐れのある医療用品をその中に一時的に保管してその後 廃棄するときには、再使用するために、滅菌しなけらばならなかった。滅菌を行 うには、容器本体から蓋を取り外し、それらを洗浄した後、滅菌処理を施し、そ の後再び容器本体と蓋とを組み立てていた。このため、再使用するには、かなり のコストが掛かっていた。
【0007】 したがって、本考案の第1の目的は、廉価なディスポーザブル万能つぼを提供 することにある。
【0008】 また、本考案の第2の目的は、ディスポーザブル万能つぼと共に用いられる開 閉補助具を提供することにある。
【0009】 また、廉価なディスポーザブル万能つぼと、ディスポーザブル万能つぼと共に 用いられる開閉補助具から成るディスポーザブル万能つぼ装置を提供することに ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前述の目的を達成するために、本考案は、上部に開口を有するプラスチック製 の容器本体と、該容器本体の開口を閉じるように容器本体の上部に載るプラスチ ック製の蓋本体とから成り、該蓋本体は、上部中央に設けられた係合手段と、容 器本体の上部の外周部を覆うようにその下側円周部に設けられた円筒部と、該円 筒部の外部に設けられた操作片とを有することを特徴とするディスポーザブル万 能つぼを採用するものである。
【0011】 また、本考案は、前述のディスポーザブル万能つぼと共に用いる開閉補助具に おいて、容器本体を定位置に載置する載置手段と、前記蓋本体の係合手段と係合 する係合手段を有する開閉補助部と、前記載置手段に対して前記開閉補助部を回 動するように取付けられた回動手段とを有することを特徴とする開閉補助具を採 用するものである。
【0012】 また、本考案は、上部に開口を有するプラスチック製の容器本体と、該容器本 体の開口を閉じるように容器本体の上部に載るプラスチック製の蓋本体とから成 り、該蓋本体は、上部中央に設けられたネジ穴と、容器本体の上部の外周部を覆 うようにその下側円周部に設けられた円筒部と、を有することを特徴とするディ スポーザブル万能つぼを採用するものである。
【0013】 また、本考案は、前述のディスポーザブル万能つぼと共に用いる開閉補助具に おいて、容器本体を定位置に載置する載置手段と、ネジ穴および操作片を有する 開閉補助部と、前記載置手段に対して前記開閉補助部と回動するように取付ける 回動手段とを有し、蓋本体のネジ穴と開閉補助部のネジ穴がネジによりネジ止め されて蓋本体が開閉補助部に着脱可能に取付けられることを特徴とする開閉補助 具を採用するものである。
【0014】 また、本考案は、ディスポーザブル万能つぼと、ディスポーザブル万能つぼと 共に用いる開閉補助具とから成るディスポーザブル万能つぼ装置において、ディ スポーザブル万能つぼは、上部に開口を有するプラスチック製の容器本体と、該 容器本体の開口を閉じるように容器本体の上部に載るプラスチック製の蓋本体と から成り、該蓋本体は、上部中央に設けられた係合手段と、容器本体の上部の外 周部を覆うようにその下側円周部に設けられた円筒部とを有し、開閉補助具は、 前記容器本体を定位置に載置する載置手段と、前記蓋本体の係合手段と係合する 係合手段を有する開閉補助部と、前記載置手段に対して前記開閉補助部を回動す るように取付けられた回動手段とを有する、ことを特徴とするディスポーザブル 万能つぼ装置を採用するものである。
【0015】 また、本考案は、ディスポーザブル万能つぼとディスポーザブル万能つぼと共 に用いる開閉補助具とから成るディスポーザブル万能つぼ装置において、ディス ポーザブル万能つぼは、上部に開口を有するプラスチック製の容器本体と、該容 器本体の開口を閉じるように容器本体の上部に載るプラスチック製の蓋本体とか ら成り、開閉補助具は、容器本体を定位置に載置する載置手段と、載置手段に対 して回動可能に取付けられ、かつ操作片と、蓋に係合して蓋を把持する係合手段 を持つ開閉補助プレートとを有する、ことを特徴とするディスポーザブル万能つ ぼ装置を採用するものである。
【0016】
【実施例】
(実施例1) 図1は、本考案の実施例1のディスポーザブル万能つぼの部品を示す斜視図で あり、図2は、本考案のディスポーザブル万能つぼと共に使用する開閉補助具の 斜視図であり、図3は、ディスポーザブル万能つぼと開閉補助具を示す断面図で ある。図1aに示すように、ディスポーザブル万能つぼ(以下、単に万能つぼと いうこともある)の本体22は、上部が開口した円筒形の容器本体22aからな り、この容器本体22aは安価なプラスチック材料で作られており、またその中 に保持される医療用品を外部から見ることができるように透明の材質で作られる のが好ましい。
【0017】 図1bに示すように、万能つぼの蓋24は、全体的に逆皿状であり、安価なプ ラスチック材料で作られており、また、また医療用品を外部から見ることができ るように透明の材質で作られるのが好ましい。蓋24は、平らな円形の蓋本体2 4aと、蓋本体24aの円周部の下縁部から下方に垂直に懸下する短い円筒部2 4bと、円筒部24bの一部から外方に水平に延びる操作片24cと、蓋本体2 4aの上部中央から直立するように固定された突起24dから成る。円筒部24 bの内径は、容器本体22aの上部の外径よりわずかに大きく、このため、蓋2 4は本体22にほぼぴったり嵌合するようになっている。
【0018】 図2に示すように、開閉補助具26は、円形の底部板26bと、開口26gを 有するリング状の上部板26aと、底部板26bとリング状上部板26aを連結 する例えば3つの棒状の脚部26cとを有する。これらは一体となって容器本体 22aを定位置に載置する載置手段を形成している。容器本体22aは、リング 状上部板26aの開口26gを通して入れられ、底部板26bの上側面に載置さ れる。
【0019】 リング状の上部板26aには、短い直立部分26hが固定されており、この直 立部分26hの上部には蝶番(回動手段)26dが配置されている。蝶番26d には部分26iを介して開閉補助部26eが回動可能に取付けられている。回動 補助部26eは円形板であり、その中央には穴26fが形成されている。
【0020】 図2に示す前述の開閉補助具26は、蝶番26dを含めて、または蝶番26d を除いて、プラスチック材料で形成されており、本体容器内に保持された医療用 品を外部から見ることができるように、透明な材質で作られるのが好ましい。
【0021】 万能つぼを使用する際には、図3に示すように、容器本体22aが開閉補助具 26のリング状の上部板26aの開口26gを通して開閉補助具26の底部板2 6bに載置される。次に、容器本体22aの上部に蓋24が載置され、そのとき 、蓋24の操作片24cが開閉補助具26の蝶番26dとはほぼ反対側にくるよ うに位置決めされる。次に、開閉補助部26eが蓋24の上に回動されて、蓋2 4の突起24dと開閉補助部26eの穴26fを係合(嵌合)させる。この係合 は必ずしもぴったりと係合するものである必要はなく、ある程度の隙間があって も後述する開閉の際には、十分機能する。
【0022】 容器本体22aの内部に医療用品を入れたりまたは容器本体22aの内部から 医療用品を取り出したりするために、蓋24を開ける場合には、矢印Aで示すよ うに、操作片24cを、例えば、人差し指で上方に持ち上げる。これによって、 矢印Bで示すように、開閉補助具26eと蓋24は共に蝶番26dを中心に回動 して、上方に持ち上がり、最終的には、点線で示すような位置に、開閉補助部2 6eと蓋24は持たらされ、蓋24は開かれた状態になる。
【0023】 次に、閉じる場合には、操作片24cを摘んで逆方向に持たらすことによって 、または開閉補助部を後方から押すことによって、開閉補助部26eと蓋24は 共に矢印B方向とは逆方向に回動し、蓋24は容器本体22aを閉じることにな る。
【0024】 感染する恐れのあるものが万能つぼに入れられて一杯になった場合には、廃棄 するようになるが、この場合には、容器22と蓋24を開閉補助具26から取り 出し、例えば、容器22と蓋24を粘着テープ(図示せず)で一体に固定して廃 棄すればよい。
【0025】 (実施例2) 図4は、本考案の実施例2の開閉補助具の部分的な断面図である。実施例1で は、蓋24に操作片が設けられており、蓋と開閉補助具26とは、突起と穴で結 合されていたが、実施例2では、図4に示すように、蓋24には操作片は設けら れていないが、その上部中央にネジ穴24eが形成されている。一方、開閉補助 部26eに、操作片26kが設けられており、またネジ穴26jがほぼ中央に形 成されている。蓋本体24aと開閉補助部26eは、ネジ(結合手段)28を開 閉補助部26eのネジ穴26jと蓋本体24aのネジ穴24eにネジ込むことに よって結合される。
【0026】 蓋24の開閉は、この実施例2では、開閉補助部26eに設けられた操作片に よって行われる。そして操作の手順は実施例1と同様であるので、詳細な説明は 省略する。
【0027】 (実施例3) 図5は、本考案の実施例3の開閉補助具の概略斜視図である。図2、図3の実 施例2の補助開閉具26では、容器本体22aを載置するのに、円形状の上下の 板を組み合わせたものを用いていたが、実施例3では、その代わりに、箱状の載 置部を持つ開閉補助具26’を使用している。図示の実施例では、開閉補助具2 6’が、複数(例えば、3個)の容器を同時に載置するように構成されているが 、1つの万能つぼを載置するものであってもよい。
【0028】 以下に、3個の容器を同時に載置するものを例に挙げ説明する。開閉補助具2 6’は、載置手段として、底部板26’bと、上部板26’aと、これらの底部 板26’bと上部板26’aを両端でおよび背部で連結して箱体を形成する2つ の脚部26’bと背部板26’dを有する。上部板26’aには、3つの開口2 6gが並べられて形成されており、各開口26’gを通して容器本体22aが入 れられ、底部板26’bに載置される。なお、底部板26’bは、開口の大きさ を適切な大きさに選び、容器本体22aを保持するようにする場合には、省略で きる。各開口26gに対応して蝶番を介して開閉補助部26eが設けられている 。この開閉補助部26eは、実施例1で説明したように、穴が形成されたもので あっても、実施例3で説明したように、ネジ穴を有するものであってもよい。な お、操作については、実施例1または実施例2と同様であるので、省略する。
【0029】 (実施例4) 図6は、本考案の実施例4の開閉補助具の概略斜視図である。この実施例では 、開閉補助具28の載置手段として、上下が開口した円筒体28を用いる。円筒 体28は、側壁28aを有し、上下に開口28c、28dを有し、側壁28aの 上部にはフランジ28bが設けられている。開閉補助部28eが他の実施例と同 様にフランジ28bに対して回動可能に設けられており、開閉補助部28eには 、係合用の穴、またはネジ穴、場合によっては操作片(図示せず)が設けられて いる。
【0030】 (実施例5) 図7は、本考案の実施例5の開閉補助具の概略斜視図である。この実施例では 、開閉補助具30の載置手段が円形ではなくほぼ正方形で形成されている。開口 30eを有する上部板30aと底部板30bが4つの脚部30cで固定されてお り、開閉補助部30dが他の実施例と同様に回動可能に設けられている。その他 の構成は、他の実施例と同様であるので、詳細な説明および図示は省略する。
【0031】 (実施例6) 図8は、本考案の実施例6の開閉補助具の概略斜視図である。この実施例の開 閉補助具は、容器本体(図示せず)が長方体である場合に用いられる。この開閉 補助具の載置手段は上部にほぼ正方形(または長方形)の開口を有する上部板3 2aと底部板32bが4つの脚部32cで固定されている。開閉補助部32dは 他の実施例と同様に回動可能に設けられているが、その形状はほぼ正方形(また は長方形)に形成されている。その他の構成は、他の実施例と同様であるので、 詳細な説明および図示は省略する。また、開閉補助具で開閉される容器本体(図 示せず)は前述の実施例で示すような断面が円形のものではなく、正方形(また は長方形)のものであるが、その他の構成は同様であるので、詳細な説明および 図示は省略する。
【0032】 (実施例7) 図9は、本考案の実施例7の開閉補助具の一部を示す側面図である。この実施 例では、実施例4に示すような操作片に加えて第2の操作片をさらに設けた例を 示す。開閉補助具の開閉補助部34には、操作片34eに加えて、第2の操作片 34fが設けられている。このため、容器本体(図示せず)の蓋を開閉する際に は、いずれの操作片を用いてもよく、使い勝てがよいものである。
【0033】 (実施例8) 図10は、本考案の実施例8の開閉補助具を示す側面図である。この実施例で は、載置手段の背後に把手を設けたものである。載置手段は上下の板36a、3 6b、それらを連結する側板36cから成るが、背後の側板に把手36gが設け られており、持ち運びに便利である。
【0034】 実施例7または実施例8は、実施例1〜8のいずれにも単独でまたは組み合わ せて用いることができる。なお、請求項に記載するように、万能つぼと開閉補助 具から成る装置をディスポーザブル万能つぼ装置と呼ぶことにする。
【0035】 (実施例9) 図11〜図13は、実施例9のディスポーザブル万能つぼおよび開閉補助具を 示す図であり、図11は、ディスポーザブル万能つぼの斜視図であり、図12は 、開閉補助具の分解斜視図であり、図13はディスポーザブル万能つぼおよび開 閉補助具の断面図である。図11に示すように、実施例9のディスポーザブル万 能つぼはプラスチック製の断面がほぼ正方形の容器本体40とプラスチック製の 蓋42から成る。容器本体40は、上部が開口した箱型形状であり、壁40aと 底部(図示せず)からなる。
【0036】 蓋42は、平らな蓋本体42aを有する。蓋本体42aはその縁部から下方に 垂下する側壁42bを有し、全体的には逆皿状である。蓋本体42のほぼ中央に は2つの平行して配置した直立部42c、42cが固定されており、この直立部 42c、42cの間に作られたチャンネル42dの幅は、後述する開閉補助具の 開閉補助プレートの幅より僅かに広く選ばれており、後述するように、開閉補助 プレートが蓋本体42に係合するときの位置決めを補助する機能を有する。
【0037】 図12に示すように、開閉補助具は、プラスチック製の2つの部分、即ち、載 置部分(載置手段)となる上部が開口した断面がほぼ正方形の箱型容器50と、 この箱型容器50に対して回動可能に取付けられる開閉補助プレート52から成 る。箱型容器50は側壁50aと底側(図示せず)を有し、側壁50aの各々の 上部には、内側に突出するフランジ50bが固定されている。これらのフランジ 50bの内側に形成される開口50eの形状は、容器本体40が開口を通して箱 型容器50に配置された状態では、容器本体40をほぼガタを生じさせることな く載置させることができる寸法である。
【0038】 フランジ50bの一辺に当たる部分には、間隔を置いて2つの直立部50cが 固定されており、これらの直立部50cの各々には、垂直方向の長孔50dが形 成されている。直立部50cは、プラスチック製であるので、それらの上部を互 いに離れる方向にある程度弾力的に開くことができる。直立部50cの間の間隔 は後述する開閉補助プレートの幅にほぼ対応するものである。これらの直立部5 0cの長孔50dは、弾力性を利用して、後述する開閉補助プレートに設けられ た2つの突起と係合されて組み立てられたときには、突起と共に蝶番(回動手段 )を構成することとなる。
【0039】 開閉補助プレート52は、前述のチャンネル42dの幅よりわずかに小さい幅 のプレート本体52aを有し、このプレート本体52の前部(図面で見て左側) には、その端部から下方に垂下する小プレート52eが固定されている。小プレ ート52eの下端には、外方に水平に延びる操作片52gが固定されており、ま た小プレート52eの下端に円筒の3/4に対応する形状の係合部分52fが内 側および下方に突出するように固定されている(または形成されている)。この 係合部分52fは、後述するように、蓋の側壁42bの下端に係合し、蓋を開閉 補助プレートで保持する機能を持つ。
【0040】 プレート本体52aの後端近くで、その下側から垂下する小プレート52bが 固定されている。この小プレート50bの両側の下端近くに突起52cが形成さ れており、また、小プレート50bの下端には、前述の係合部分52fとほぼ同 様な係合部分52dが固定されている(または形成されている)。この係合部分 52dは、後述するように、蓋の側壁42bの下端に係合し、蓋を開閉補助プレ ートで保持する機能を有する。即ち、2つの係合部分52d、52fで蓋を保持 することとなる。なお、プレート本体52aの後端に設けられた短い直立部52 hは操作片として用いてもよいものである第2の操作片である。
【0041】 図12に示す箱型容器50と開閉補助プレート52は、開閉補助プレート52 の2つの突起52cの各々をを箱型容器50の長孔50dの各々に嵌合させるこ とによって組み立てられ、その状態で使用される。組み立ては、長孔52cが形 成された直立部50cの弾力性を利用して、これらの直立部50cを互いに上部 が離れるように変形させて、その状態で突起52cを長孔50cに嵌合する。嵌 合した後に元の状態に戻すことによって、開閉補助プレート52は、箱型容器5 0に回動可能に保持される。なお、嵌合用の孔を長孔とした理由は、後述するよ うに、開閉補助プレート52が蓋42を保持した状態するときのガタをなくし、 また、蓋42を保持した開閉補助プレートを回動するときにスムースに回動させ るために、回動の支点を変化させるためである。
【0042】 次に、図13を参照して、ディスポーザブル万能つぼの使用を説明する。前述 したように組み立てられた開閉補助具の開閉補助プレートを開いた状態にし、箱 型本体40aを開口50eを通して箱型容器50内に載置し、蓋42を箱型本体 40aに被せる。(もちろん、蓋42を箱型本体40aに被せたものを載置して もよい)。その際、蓋42の直立部42cが載置部50の直立部50cに向くよ うに配置する。
【0043】 次に、例えば、操作片52gを摘んで、矢印Aで示すように、箱型容器50に 対して開閉補助プレート52を蓋の上に載せるように回動させる。この回動動作 中に、係合部分52fと52dが蓋の前後の側壁42bと係合して、図示のよう に、側壁42bをプレート本体52aの下側表面とそれらの係合部分の間に把持 する。
【0044】 次に、ディスポーザブル万能つぼの箱型容器に使用済の医療製品を捨てるため に蓋を開ける際には、矢印Bで示すように、操作片52bを持ち上げ、または矢 印Cで示すように、第2操作片52hを押し下げることによって、開閉補助プレ ートを回動させる。
【0045】 ディスポーザブル万能つぼを捨てる際に、前述のように開いた状態で、箱型本 体と蓋を取り出し、テープ等でそれらを固定した後、廃棄することになる。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本考案によれば、廉価なディスポーザブル万能つぼが得 られ、またディスポーザブル万能つぼと共に用いられる開閉補助具が得られる。 さらにそれらを組み合わせたディスポーザブル万能つぼ装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本考案の実施例1のディスポーザブル
万能つぼの部品を示す斜視図である。
【図2】図2は、本考案のディスポーザブル万能つぼと
共に使用する開閉補助具の斜視図である。
【図3】図3は、ディスポーザブル万能つぼと開閉補助
具を示す断面図である。
【図4】図4は、本考案の実施例2の万能つぼの部分的
な断面図である。
【図5】図5は、本考案の実施例3の万能つぼの概略斜
視図である。
【図6】図6は、本考案の実施例4の開閉補助具の概略
斜視図である。
【図7】図7は、本考案の実施例5の開閉補助具の概略
斜視図である。
【図8】図8は、本考案の実施例6の開閉補助具の概略
斜視図である。
【図9】図9は、本考案の実施例7の開閉補助具の一部
を示す側面図である。
【図10】図10は、本考案の実施例8の開閉補助具を
示す側面図である。
【図11】図11は、本考案の実施例9のディスポーザ
ブル万能つぼの斜視図である。
【図12】図12は、本考案の実施例9の開閉補助具の
分解斜視図である。
【図13】図13は、本考案の実施例9のディスポーザ
ブル万能つぼおよび開閉補助具の断面図である。
【図14】図14は、従来例の万能つぼの斜視図であ
る。
【図15】図15は、従来例の万能つぼの側面図であ
る。
【符号の説明】
22 本体 22a 容器本体 24 蓋 24a 蓋本体 24c 操作片 24d 嵌合突起 26 開閉補助具 26a 底部板 26c 上部板 26d 蝶番 26e 開閉補助部 26k 操作片 40 箱型本体 42 蓋 50 載置部分 52 開閉補助プレート

Claims (18)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に開口を有するプラスチック製の容
    器本体と、該容器本体の開口を閉じるように容器本体の
    上部に載るプラスチック製の蓋本体とから成り、該蓋本
    体は、上部中央に設けられた係合手段と、容器本体の上
    部の外周部を覆うようにその下側円周部に設けられた円
    筒部と、該円筒部の外部に設けられた操作片とを有する
    ことを特徴とするディスポーザブル万能つぼ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のディスポーザブル万能つ
    ぼと共に用いる開閉補助具において、容器本体を定位置
    に載置する載置手段と、前記蓋本体の係合手段と係合す
    る係合手段を有する開閉補助部と、前記載置手段に対し
    て前記開閉補助部を回動するように取付けられた回動手
    段とを有することを特徴とする開閉補助具。
  3. 【請求項3】 ディスポーザブル万能つぼとディスポー
    ザブル万能つぼと共に用いる開閉補助具とから成るディ
    スポーザブル万能つぼ装置において、 ディスポーザブル万能つぼは、上部に開口を有するプラ
    スチック製の容器本体と、該容器本体の開口を閉じるよ
    うに容器本体の上部に載るプラスチック製の蓋本体とか
    ら成り、該蓋本体は、上部中央に設けられた係合手段
    と、容器本体の上部の外周部を覆うようにその下側円周
    部に設けられた円筒部とを有し、 開閉補助具は、前記容器本体を定位置に載置する載置手
    段と、前記蓋本体の係合手段と係合する係合手段を有す
    る開閉補助部と、前記載置手段に対して前記開閉補助部
    を回動するように取付けられた回動手段とを有する、 ことを特徴とするディスポーザブル万能つぼ装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のディスポーザブル万能つ
    ぼ装置において、ディスポーザブル万能つぼの前記円筒
    部の外部に設けられ、または開閉補助具の開閉補助部に
    設けられた操作片をさらに有することを特徴とするディ
    スポーザブル万能つぼ装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載のディスポーザブル万能つ
    ぼ装置において、前記容器本体の係合手段は突起であ
    り、前記開閉補助部の係合手段は穴であり、前記載置手
    段は、底部板と、開口を有しかつ該底部から上方に間隔
    をおいて配置された上部板とから成ることを特徴とする
    ディスポーザブル万能つぼ装置。
  6. 【請求項6】 上部に開口を有するプラスチック製の容
    器本体と、該容器本体の開口を閉じるように容器本体の
    上部に載るプラスチック製の蓋本体とから成り、該蓋本
    体は、上部中央に設けられた係合手段と、容器本体の上
    部の外周部を覆うようにその下側円周部に設けられた円
    筒部と、を有することを特徴とするディスポーザブル万
    能つぼ。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のディスポーザブル万能つ
    ぼと共に用いる開閉補助具において、容器本体を定位置
    に載置する載置手段と、係合手段および操作片を有する
    開閉補助部と、前記載置手段に対して前記開閉補助部を
    回動するように取付ける回動手段とを有し、蓋本体の係
    合手段と開閉補助部の係合手段が結合手段によって結合
    されて蓋本体が開閉補助部に着脱可能に取付けられるこ
    とを特徴とする開閉補助具。
  8. 【請求項8】 請求項6記載のディスポーザブル万能つ
    ぼおよび請求項7記載の開閉補助具から成るディスポー
    ザブル万能つぼ装置において、前記蓋本体の係合手段は
    ネジ穴であり、前記開閉補助部の係合手段はネジ穴であ
    り、前記結合手段が前記2つのネジ穴をネジ止めするネ
    ジであることを特徴とするディスポーザブル万能つぼ装
    置。
  9. 【請求項9】 ディスポーザブル万能つぼとディスポー
    ザブル万能つぼと共に用いる開閉補助具とから成るディ
    スポーザブル万能つぼ装置において、 ディスポーザブル万能つぼは、上部に開口を有するプラ
    スチック製の容器本体と、該容器本体の開口を閉じるよ
    うに容器本体の上部に載るプラスチック製の蓋本体とか
    ら成り、該蓋本体は、上部中央に設けられたネジ穴と、
    容器本体の上部の外周部を覆うようにその下側円周部に
    設けられた円筒部と、操作片とを有し、 開閉補助具は、容器本体を定位置に載置する載置手段
    と、ネジ穴および操作片を有する開閉補助部と、前記載
    置手段に対して前記開閉補助部を回動するように取付け
    る回動手段とを有し、 蓋本体のネジ穴と開閉補助部のネジ穴がネジによりネジ
    止めされて蓋本体が開閉補助部に着脱可能に取付けられ
    ることを特徴とするディスポーザブル万能つぼ装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のディスポーザブル万能
    つぼ装置において、前記載置手段は、底部板と、開口を
    有しかつ該底部板から上方に間隔をおいて配置された上
    部板とから成ることを特徴とするディスポーザブル万能
    つぼ装置。
  11. 【請求項11】 請求項2、請求項7のいずれか1つに
    記載の開閉補助具または請求項3、請求項4、請求項9
    のいずれか1つに記載のディスポーザブル万能つぼ装置
    において、前記載置手段は、ほぼ円形またはほぼ正方形
    (または長方形)の開口を持つほぼ円形またはほぼ正方
    形(または長方形)の上部板と、上部板と対応する形状
    を持つ底部板と、前記上部板と前記底部板とを間隔をお
    いて固定するための複数の脚部または複数の側壁とから
    成ることを特徴とする開閉補助具またはディスポーザブ
    ル万能つぼ装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の開閉補助具またはデ
    ィスポーザブル万能つぼ装置において、上部板の開口が
    ほぼ正方形(または長方形)である場合、開閉補助部が
    ほぼ正方形(または長方形)であることを特徴とする開
    閉補助具またはディスポーザブル万能つぼ装置。
  13. 【請求項13】 請求項2、請求項7のいずれか1つに
    記載の開閉補助具または請求項3、請求項4、請求項9
    のいずれか1つに記載のディスポーザブル万能つぼ装置
    において、開閉補助具の開閉補助部には、回動手段の上
    方の位置に操作片を有することを特徴とする開閉補助具
    またはディスポーザブル万能つぼ装置。
  14. 【請求項14】 請求項2、請求項7のいずれか1つに
    記載の開閉補助具または請求項3、請求項4、請求項9
    のいずれか1つに記載のディスポーザブル万能つぼ装置
    において、開閉補助具には把手が設けられていることを
    特徴とする開閉補助具またはディスポーザブル万能つぼ
    装置。
  15. 【請求項15】 ディスポーザブル万能つぼとディスポ
    ーザブル万能つぼと共に用いる開閉補助具とから成るデ
    ィスポーザブル万能つぼ装置において、 ディスポーザブル万能つぼは、上部に開口を有するプラ
    スチック製の容器本体と、該容器本体の開口を閉じるよ
    うに容器本体の上部に載るプラスチック製の蓋本体とか
    ら成り、 開閉補助具は、容器本体を定位置に載置する載置手段
    と、載置手段に対して回動可能に取付けられ、かつ操作
    片と、蓋に係合して蓋を把持する係合手段を持つ開閉補
    助プレートとを有する、 ことを特徴とするディスポーザブル万能つぼ装置。
  16. 【請求項16】 請求項15記載のディスポーザブル万
    能つぼ装置において、ディスポーザブル万能つぼの容器
    本体はほぼ直方体であり、蓋はほぼ正方形であり、開閉
    補助具の載置手段はほぼ直方体であり、開閉補助プレー
    トは断面がほぼコの字型のプレートであることを特徴と
    するディスポーザブル万能つぼ装置。
  17. 【請求項17】 請求項15記載のディスポーザブル万
    能つぼ装置において、前記係合手段は開閉補助プレート
    の下側に間隔を置いて設けられた2つの小プレートの各
    々に設けられた断面円形状の部分であることを特徴とす
    るディスポーザブル万能つぼ装置。
  18. 【請求項18】 請求項15記載のディスポーザブル万
    能つぼ装置において、前記開閉補助プレートを載置手段
    に対して回動可能に支持する回動手段は、長孔をそれぞ
    れ有しかつ載置手段に間隔を置いて設けられた直立部
    と、直立部の長孔に係合可能なように開閉補助プレート
    に設けられた突起とから成ることを特徴とするディスポ
    ーザブル万能つぼ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003159292A (ja) * 2001-11-27 2003-06-03 Sanai Enterprise Kk 医療用廃棄物容器のガイド枠
JP2005110999A (ja) * 2003-10-08 2005-04-28 Fuji System Pack Kk 医療廃棄物収納容器用ホルダ

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JP2003159292A (ja) * 2001-11-27 2003-06-03 Sanai Enterprise Kk 医療用廃棄物容器のガイド枠
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