JP2003159292A - 医療用廃棄物容器のガイド枠 - Google Patents

医療用廃棄物容器のガイド枠

Info

Publication number
JP2003159292A
JP2003159292A JP2001361302A JP2001361302A JP2003159292A JP 2003159292 A JP2003159292 A JP 2003159292A JP 2001361302 A JP2001361302 A JP 2001361302A JP 2001361302 A JP2001361302 A JP 2001361302A JP 2003159292 A JP2003159292 A JP 2003159292A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medical waste
container body
guide
guide frame
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001361302A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoko Iwasa
都子 岩砂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SANAI ENTERPRISE KK
SANAI ENTPR KK
Original Assignee
SANAI ENTERPRISE KK
SANAI ENTPR KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SANAI ENTERPRISE KK, SANAI ENTPR KK filed Critical SANAI ENTERPRISE KK
Priority to JP2001361302A priority Critical patent/JP2003159292A/ja
Publication of JP2003159292A publication Critical patent/JP2003159292A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)
  • Refuse Receptacles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 医療用廃棄物容器の容器本体内に医療用廃棄
物を容易に挿入して収容させることができるように構成
された医療用廃棄物容器のガイド枠を提供する。 【解決手段】 医療用廃棄物容器のガイド枠11は、有
底長四角筒状に形成された医療用廃棄物容器の容器本体
12を取り囲むように立設される筒状枠部13と、その
筒状枠部13内に設けられるガイド部15と、前記筒状
枠部13の下端縁コーナ部から垂下される脚部14とを
備えている。前記ガイド部15は、筒状枠部13の内側
面から斜め下方に延設される傾斜壁16により構成され
ているうえ、その傾斜壁16の先端部には医療用廃棄物
を挿入するための挿入穴17が開口されている。このガ
イド枠11は、透明又は半透明の合成樹脂により一体形
成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、医療用廃棄物容
器の容器本体に装着され、その容器本体内に医療用廃棄
物を挿入する際のガイド機能を発揮して、その医療用廃
棄物の不測の落下や散乱を防止するために使用される医
療用廃棄物容器のガイド枠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】止血用ガーゼや注射針等の使用済みの医
療用廃棄物は、感染症の拡散防止のために使い捨ての医
療用廃棄物容器内に厳密に分別回収されて焼却処分され
ている。この医療用廃棄物容器は、有底四角筒状に形成
された容器本体と、その容器本体の上部開口部を閉鎖す
る四角板状の蓋体とから構成されている。前記蓋体は、
容器本体の上部開口部に対し無理嵌めによって嵌合さ
れ、医療用廃棄物容器内を開口不能に密閉するように構
成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現在、医療機関におい
ては、医師や看護婦が使用した後の使用済みの医療用廃
棄物は、診察室の一隅に設置された医療用廃棄物容器の
容器本体内に投棄されている。この医療用廃棄物容器の
容器本体は、診察室内において医療関係者によって厳密
に管理されているが、同診察室内には患者を含む非医療
関係者も出入りするようになっており、原理的に十分な
管理を行き届かせることができない状況も発生し得る。
このため、前記医療用廃棄物容器は、非医療関係者の手
が届き難い遠方位置、すなわち医師や看護婦にとっても
遠方位置となる場所に設置される場合が多い。
【0004】しかしながら、多忙な診療活動を行ってい
る最中には、前記医療用廃棄物容器を目掛けて医療用廃
棄物が投棄されるケースが多く、目標から反れて医療用
廃棄物が床面上に落下し、その周囲の床面を不衛生に汚
してしまうおそれがあった。このような場合には、前記
床面を衛生的に保つために、消毒用アルコールを含浸さ
せたガーゼ等を用いて汚れを拭き取る必要があり、それ
らの後処理には非常に多くの手間と時間がかかってしま
っていた。
【0005】この発明は、上記のような従来技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、医療用廃棄物容器の容器本体内に医療用
廃棄物を容易に挿入して収容させることができるように
構成された医療用廃棄物容器のガイド枠を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明の医療用廃棄物容器のガイ
ド枠は、有底筒状に形成された医療用廃棄物容器の容器
本体に装着され、その容器本体内に医療用廃棄物を挿入
する際のガイド機能を発揮するように構成された医療用
廃棄物容器のガイド枠であって、前記容器本体の上部開
口部を取り囲むように立設される筒状枠部と、その筒状
枠部内に設けられるガイド部とを備え、前記ガイド部
を、筒状枠部の内周面から斜め下方に延設される傾斜壁
により構成するとともに、その傾斜壁の先端部には医療
用廃棄物を挿入するための挿入穴を開口させたことを特
徴とするものである。
【0007】請求項2に記載の発明の医療用廃棄物容器
のガイド枠は、請求項1に記載の発明において、前記筒
状枠部の下端部に、前記容器本体の側部を取り囲むよう
に立設される脚部を垂下したことを特徴とするものであ
る。
【0008】請求項3に記載の発明の医療用廃棄物容器
のガイド枠は、請求項1又は請求項2に記載の発明にお
いて、透明又は半透明の合成樹脂により構成したことを
特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、この発明
の第1実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0010】図1に示すように、医療用廃棄物容器のガ
イド枠11は、透明又は半透明のポリプロピレンにより
略長四角枠状に一体形成されている。このガイド枠11
は、ポリプロピレンにより有底長四角筒状に形成された
医療用廃棄物容器の容器本体12の側方及び上方を取り
囲むように配置して使用され、その容器本体12内に医
療用廃棄物を挿入する際のガイド機能を発揮するように
構成されている。このガイド枠11は、長四角筒状に形
成された筒状枠部13と、その筒状枠部13の下端縁コ
ーナ部から垂下された4本の脚部14と、前記容器本体
12内に医療用廃棄物を挿入する際のガイド機能を発揮
させるためのガイド部15とから構成されている。
【0011】図1及び図2(a)に示すように、筒状枠
部13は、容器本体12の上部開口部を取り囲む大きさ
の平面長方形状に形成されている。この筒状枠部13の
下端縁コーナ部には、医療用廃棄物容器の容器本体12
の周囲を取り囲むように配置される4本の脚部14が垂
下されている。これら脚部14は、筒状枠部13を構成
する壁面13aと面一になるように平断面L字状に形成
されている。そして、これら脚部14により、筒状枠部
13は、容器本体12の上部開口部を取り囲みつつ、そ
の上方に延びるように立設支持されている。
【0012】ガイド部15は、台形板状に形成された4
枚の傾斜壁16により略ロート状(平面長四角枠状)に
形成されている。各傾斜壁16は、筒状枠部13を構成
する壁面13aの高さ方向中央部内側面より筒状枠部1
3の内方に延びるように突設されている。これら傾斜壁
16の基端部(基端縁)は、対応する壁面13aの左右
の端部間を繋ぐように水平方向に延設されているうえ、
その壁面13aと接合されている。さらに、これら傾斜
壁16の両側縁は、隣接する傾斜壁16の側縁と互いに
接合されている。
【0013】加えて、各傾斜壁16は、筒状枠部13の
内方に向かって斜め下方に傾斜するように形成されてお
り、その傾斜壁16の上面が医療用廃棄物の挿入時にガ
イド機能を発揮するためのガイド面16aとなってい
る。なお、前記傾斜壁16の水平面に対する傾斜角α
は、ガイド機能を十分に発揮させるために、好ましくは
10〜60°、より好ましくは20〜50°、さらに好
ましくは30〜40°であるとよい。
【0014】一方、前記傾斜壁16の基端部(基端縁)
よりも上方に位置する壁面13aは、挿入穴17を目掛
けて投棄される医療用廃棄物の落下を防止するための落
下防止壁13bとなっている。さらに、傾斜壁16の基
端部よりも下方に位置する壁面13aは、容器本体12
の上部開口部の周囲を取り囲むように形成された散乱防
止壁13cとなっており、容器本体12の収容能力を越
える医療用廃棄物がその上部開口部から溢れ出して周囲
の床面上に広く散乱するのを防止することができるよう
に構成されている。
【0015】なお、前記落下防止壁13bの高さhとし
ては、好ましくは50〜100mm、より好ましくは6
0〜80mmであるとよい。この落下防止壁13bの高
さhが50mm未満の場合には、医療用廃棄物を投棄す
る際にその落下を十分に防止することができないおそれ
がある。逆に100mmを越える場合には、ガイド枠1
1が大きくなりすぎることから不経済である。また、容
器本体12内に収容しきれないほどの医療用廃棄物をガ
イド面16a上に積載する結果となりやすく、その後の
処理に多くの手間がかかるおそれもある。
【0016】また、前記傾斜壁16の先端部、すなわち
ガイド部15の中央部には、長四角孔状に形成された挿
入穴17が開口されており、医療用廃棄物を通過させて
容器本体12内へと挿入することができるようになって
いる。図2(a)に示すように、この挿入穴17は、ガ
イド枠11を容器本体12に装着したとき、その容器本
体12の中央部上方位置(真上)に配置されるように構
成されている。すなわち、このガイド枠11は、位置決
め手段を構成する4本の脚部14によって取り囲まれる
空間内のどの位置に容器本体12を配置した場合でも、
その容器本体12の上端縁の真上を傾斜壁16が覆うよ
うに構成されている。
【0017】さらに、この挿入穴17の開口面積は、筒
状枠部13の上部開口部における開口面積に対して、好
ましくは30〜70%、より好ましくは40〜60%で
あるとよい。前記挿入穴17の開口面積が30%未満の
場合には、挿入穴17を目掛けて投棄された医療用廃棄
物がガイド面16a上に積載されやすくなる。逆に70
%を越える場合には、ガイド面16aによるガイド機能
が著しく低減する。
【0018】一方、図2(b)に示すように、このガイ
ド枠11は、上記図1及び図2(a)に示される容器本
体12よりも小さいサイズの医療用廃棄物容器の容器本
体12aに対しても、全く同様に装着することができる
ように構成されている。なお、この容器本体12aのサ
イズとしては、その上部開口部の開口面積が挿入穴17
の開口面積よりも大きく形成されている必要がある。さ
らに、ガイド枠11の4本の脚部14によって取り囲ま
れる空間内のどの位置に容器本体12aを配置した場合
でも、その容器本体12aの上端縁の真上を傾斜壁16
が覆うように構成されているのがより好ましい。このと
き、挿入される医療用廃棄物が容器本体12aと脚部1
4との間の床面に落下するのを効果的に防止することが
可能となる。
【0019】次に、上記ガイド枠11の作用について説
明する。このガイド枠11を使用する際には、図1に示
されるように、床面上の所定位置に載置された医療用廃
棄物容器の容器本体12の上方からガイド枠11を覆い
被せることによって、そのガイド枠11を容器本体12
に装着させる。このとき、図2(a)に示されるよう
に、このガイド枠11の各脚部14は、容器本体12の
コーナ部外側方位置に配置され、その容器本体12の側
方を取り囲むように立設されている。さらに、筒状枠部
13は、容器本体12の上部開口部を取り囲みつつその
上方を覆うように立設配置されている。一方、ガイド部
15を構成する傾斜壁16は、容器本体12の上端縁の
上方全体を覆っており、その結果、ガイド部15中央部
の挿入穴17が容器本体12の中央部上方位置に開口状
態で配置されている。
【0020】なお、このガイド枠11は、使い捨ての樹
脂フィルム又は筒状のビニル袋を筒状枠部13内に挿入
し、傾斜壁16の上面(ガイド面16a)及び落下防止
壁13bの内側面を被覆(カバー)した状態で使用する
ようにするとよい。このようにした場合には、使用済み
の医療用廃棄物がガイド枠11と直接接触するのが防止
され、ガイド枠11を洗浄する等の後処理を省略するこ
とができる。なお、前記樹脂フィルムは、ガイド面16
a及び落下防止壁13bの内側面に密着するように構成
されている。
【0021】さて、使用済みの医療用廃棄物は、ガイド
枠11の挿入穴17を目掛けて投棄される。このとき、
前記医療用廃棄物は、挿入穴17を通って直接容器本体
12内に収容されるが、ときには目標を僅かに外れてガ
イド面16a又は落下防止壁13bの内側面に当たるこ
とがある。このとき、前記ガイド面16a及び落下防止
壁13bは、医療用廃棄物を容器本体12内へとガイド
(誘導)しつつ挿入させるガイド機能を発揮し、その医
療用廃棄物を容器本体12内にほぼ自動的に挿入して収
容させる。
【0022】一方、容器本体12内に医療用廃棄物が満
載されている場合には、新たに投棄される医療用廃棄物
は、容器本体12内の上端部に積載されている収容物
(医療用廃棄物)に跳ね返されて挿入穴17周縁部のガ
イド面16a上に溢れ出ながら積載される。そして、こ
れらガイド面16a上に積載された医療用廃棄物は、周
囲の床面に落下することはなく、医療関係者による適切
な廃棄処分が行われるまではその積載状態を保持し続
け、床面を汚すことはない。
【0023】最後に、容器本体12内が医療用廃棄物で
満載されたときには、容器本体12とガイド枠11とを
分離する。そして、前記医療用廃棄物を容器本体12内
に押し込んだ後、図示しない蓋体により容器本体12を
密閉して廃棄処分するとともに、前記ガイド枠11を別
の新たな容器本体12に装着して同様に使用する。なお
このとき、前記ガイド枠11は、上記樹脂フィルム又は
ビニル袋を別の新たなものと交換した後に使用される。
また、樹脂フィルム又はビニル袋を使用していない場合
には、消毒用アルコールを含浸させたガーゼ等を用いて
ガイド面16a及び落下防止壁13bの壁面を拭き取っ
て洗浄及び消毒した後に使用される。
【0024】上記実施形態によって発揮される効果につ
いて、以下に記載する。 ・ 実施形態のガイド枠11は、有底四角筒状に形成さ
れた医療用廃棄物容器の容器本体12を取り囲むように
立設される筒状枠部13と、その筒状枠部13内に設け
られるガイド部15とを備えている。さらに、前記ガイ
ド部15は、筒状枠部13の内周面から斜め下方に延設
される傾斜壁16により構成されているうえ、その傾斜
壁16の先端部には医療用廃棄物を挿入するための挿入
穴17が開口されている。このため、このガイド枠11
は、ガイド部15を設けることによって、容器本体12
の上部開口部を目掛けて投棄される医療用廃棄物を、そ
の容器本体12内へと容易かつ確実に誘導(ガイド)し
つつ収容させることができる。
【0025】特に、多忙な診療活動を行っている医師や
看護婦にとっては、診察室の一隅(多くは遠方位置)に
設置されている医療用廃棄物容器の近傍まで移動して使
用済みの医療用廃棄物を投棄することは業務上極めて非
効率的であるうえ、実際にその近傍位置に移動して投棄
した場合でも目標を反れてしまうケースは発生し得る。
このような場合には、容器本体12の周囲の床面が汚し
てしまい、さらにはその床面上を歩行する際に汚れを拡
大させてしまう可能性が高く、その床面を衛生的に保つ
ための後処理に著しく多くの手間がかかってしまう。
【0026】これに対し、上記ガイド枠11では、落下
防止壁13b及びガイド部15が容器本体12の上方を
覆うように設けられていることから、医療用廃棄物を投
棄すべき目標が立体的に広がるとともに、より一層目線
及び手元に近く位置するようになる。そして、目標を反
れる確立が激減することから、医療用廃棄物が床面上に
不測に落下する可能性を著しく減少させることができ
る。このため、医療用廃棄物を非医療関係者が触れる
(子供や老人が転倒したりする場合等)可能性を著しく
減少させることができるとともに、前記床面を衛生的に
保つための後処理を行わずに済む可能性が一層高まる。
【0027】また、このガイド枠11のガイド部15
は、医療用廃棄物を積載するための予備のスペースとし
て機能し得ることから、1個の容器本体12内に収容す
ることができる医療用廃棄物の量を増大させることが容
易である。すなわち、医療用廃棄物が容器本体12の上
端部にまで満載された場合であっても、収容の仕方によ
っては多少の空きスペースを作ることは可能である。こ
の空きスペースを作るまでの間、ガイド部15に保管作
用を持たせて一時的に保管させることにより、極めて円
滑に空きスペースを形成させることが容易となる。この
とき、前記空きスペースの容積に相当する医療用廃棄物
が容器本体12内に収容可能となる。その結果、処理費
用が著しく高価な医療用廃棄物を1個の容器本体12内
により多く収容させることができるようになり、その経
済効果は極めて高い。
【0028】また、このガイド枠11は、容器本体12
の中央部に挿入穴17が配置されるように構成されてお
り、医療用廃棄物を容器本体12の中央部に集中的に集
めながら積載させることが容易となることから、医療用
廃棄物を極めて安定した状態で収容することができる。
これに対し、このガイド枠11を使用しない場合には、
投棄される医療用廃棄物は容器本体12内で偏った位置
に積載されやすく、その積載状態は著しく不安定である
うえ見栄えが悪い。従って、このガイド枠11を用いる
ことによって、医療用廃棄物を容器本体12内に適切に
積載することが容易となるうえ、その収容量を増大させ
ることが著しく容易となる。
【0029】・ 筒状枠部13の下端部に脚部14を垂
下させることによって、様々なサイズの容器本体12,
12aに装着させることができて経済的である。さら
に、前記脚部14を垂下させるために、筒状枠部13が
容器本体12の上部開口部よりも大きく形成されている
ことから、医療用廃棄物を投棄すべき目標を水平方向に
拡大させることが可能となり、投棄される医療用廃棄物
が目標から反れる確立を顕著に低減させることができ
る。また、前記脚部14は、容器本体12,12aを所
定位置に配置させるための位置決め手段を構成してお
り、ガイド枠11の所定位置に容器本体12を容易に位
置決めしつつ配置させることができる。
【0030】・ ガイド枠11を透明又は半透明な合成
樹脂(ポリプロピレン)により構成することによって、
投棄された医療用廃棄物を外部から容易に目視すること
が可能となる。このため、容器本体12内に医療用廃棄
物が収容されていることを非医療関係者が容易に確認す
ることが可能となり、彼らに対して暗に警告を発するこ
とができる。特に、前記容器本体12の周囲の床面上に
不測に落下してしまった医療用廃棄物に対して強い警告
を発することができる。
【0031】(第2実施形態)以下、本発明の第2実施
形態を第1実施形態と異なる点を中心に説明する。図3
に示すように、第2実施形態の医療用廃棄物容器のガイ
ド枠21は、透明又は半透明のポリプロピレンにより長
四角筒状に形成されている。このガイド枠21は、長四
角筒状に形成された筒状枠部13と、医療用廃棄物容器
の容器本体12内に医療用廃棄物を挿入する際のガイド
機能を発揮するガイド部15とから構成されている。前
記筒状枠部13の下端縁は、前記容器本体12の上端部
周縁に設けられた断面逆L字状の周縁フランジ22の上
面に載置(係合)されるようになっている。また、前記
筒状枠部13の対向する短側壁外面中央部には、長四角
板状に形成された左右一対の把持部23が突設されてお
り、ガイド枠21を容易に把持して運搬することができ
るようになっている。
【0032】すなわち、この第2実施形態のガイド枠2
1は、筒状枠部13の下端縁が容器本体12の周縁フラ
ンジ22上に載置されるように構成されていることと、
脚部14を省略したこと以外は、上記第1実施形態のガ
イド枠11とほぼ同様の構成を有している。そして、こ
のガイド枠21は、その筒状枠部13の下端縁全体を容
器本体12の周縁フランジ22上面に載置させた後、上
記第1実施形態のガイド枠11と全く同様に使用され
る。
【0033】従って、この第2実施形態のガイド枠21
は、上記第1実施形態と同様の作用効果を発揮する。さ
らに、位置決め手段を構成する筒状枠部13の下端縁が
容器本体12の側壁上端部外側面及び周縁フランジ22
と係合するように構成されていることから、ガイド枠2
1を容器本体12に装着する際の位置決めを極めて容易
かつ適正に行うことができる。さらに、前記筒状枠部1
3の下端縁と容器本体12の上部開口部との間に隙間が
形成されないことから、散乱防止壁13cによる医療用
廃棄物の散乱防止効果をより一層確実に発揮させること
が可能となる。
【0034】なお、上記実施形態は、次のように変更し
て具体化することも可能である。 ・ ガイド枠11,21を不透明な合成樹脂によって構
成しても構わない。 ・ 第1実施形態のガイド枠11を略円筒状又は略楕円
筒状に形成すること。
【0035】・ 挿入穴17を平面円形状又は平面楕円
形状に形成してもよい。 ・ 傾斜壁16を側断面円弧状に形成すること。すなわ
ち、この傾斜壁16のガイド面16aの中央部を、上方
又は下方に滑らかに膨出するように弧状に形成させるこ
と。このとき、上記傾斜角αの平均値は、好ましくは1
0〜60°、より好ましくは20〜50°、さらに好ま
しくは30〜40°であるとよい。
【0036】・ 筒状枠部13(特に落下防止壁13
b)を上方ほど拡がるテーパ形状に形成すること。この
ように構成した場合、投棄される医療用廃棄物の落下防
止効果をより一層高めることが可能となる。
【0037】・ 第1実施形態のガイド枠11におい
て、脚部14を筒状枠部13の下端縁全体から垂下され
るように長四角筒状に形成させること。このように構成
した場合、容器本体12と脚部14との間の床面に不測
に落下した医療用廃棄物を物理的に外部から遮蔽するこ
とが可能となり、床面上での汚れの拡大を容易に防止す
ることができる。
【0038】・ 傾斜壁16の下端部にほぼ水平方向に
延びる水平壁を設けることによりその傾斜壁16を側断
面横V字状に形成させること。なお、前記水平壁の基端
部(基端縁)は壁面13aに接合されており、先端部
(先端縁)は傾斜壁16の先端縁と接合されつつ挿入穴
17の開口部を形成している。このように構成した場
合、傾斜壁16の強度を容易に高めることができる。
【0039】・ 第2実施形態のガイド枠21におい
て、筒状枠部13下端部の開口面積を容器本体12の上
部開口部よりも大きく形成するとともに、傾斜壁16の
下端部にほぼ水平方向に延びる位置決め手段を構成する
係合壁を設けること。或いは、筒状枠部13下端部の開
口面積を容器本体12の上部開口部よりも大きく形成す
るとともに、傾斜壁16の下端部から垂直方向に延びる
位置決め手段を構成する係合リブを垂下させること。こ
のように構成した場合、筒状枠部13により容器本体1
2の上部開口部の周囲近傍まで取り囲むように配置する
(第1実施形態と同様の構成にする)ことができる。さ
らに、容器本体12の上部開口部と、係合壁又は係合リ
ブとを係合させることにより、ガイド枠11を容器本体
12の上端部所定位置に位置決めしつつ配置することが
可能となる。
【0040】・ 第1実施形態のガイド枠11におい
て、脚部14の内側面に水平又は垂直方向に延びる位置
決め手段を構成する位置決め突起を突設し、ガイド枠1
1内に装着された容器本体12の位置決めを行うことが
できるように構成すること。なお、前記位置決め突起に
よる容器本体12の位置決めにおいては、多少の余裕を
持たせるように構成するのが好ましい。
【0041】さらに、前記実施形態より把握できる技術
的思想について以下に記載する。 ・ 前記医療用廃棄物容器の容器本体を所定位置に配置
するための位置決め手段を設けたことを特徴とする請求
項1から請求項3のいずれかに記載の医療用廃棄物容器
のガイド枠。
【0042】・ 前記筒状枠部の下端部を、医療用廃棄
物容器の容器本体の上端部に載置又は係合するように構
成したことを特徴とする請求項1又は請求項3に記載の
医療用廃棄物容器のガイド枠。
【0043】・ 前記ガイド部の基端部上方に落下防止
壁を立設したことを特徴とする請求項1から請求項3の
いずれかに記載の医療用廃棄物容器のガイド枠。 ・ 前記ガイド部の基端部下方に、医療用廃棄物容器の
容器本体の上端部を取り囲むように形成された散乱防止
壁を設けたことを特徴とする請求項1から請求項3のい
ずれかに記載の医療用廃棄物容器のガイド枠。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、次のような効果を奏する。請求項1から請求項3に
記載の発明の医療用廃棄物容器のガイド枠によれば、医
療用廃棄物容器の容器本体内に医療用廃棄物を容易に挿
入して収容させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の医療用廃棄物容器のガイド枠
を示す斜視図。
【図2】 (a)及び(b)はいずれも、第1実施形態
の医療用廃棄物容器のガイド枠を示す側断面図。
【図3】 第2実施形態の医療用廃棄物容器のガイド枠
を示す斜視図。
【符号の説明】
11…医療用廃棄物容器のガイド枠、12,12a…医
療用廃棄物容器の容器本体、13…筒状枠部、14…脚
部、15…ガイド部、16…傾斜壁、17…挿入穴、2
1…医療用廃棄物容器のガイド枠。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有底筒状に形成された医療用廃棄物容器
    の容器本体に装着され、その容器本体内に医療用廃棄物
    を挿入する際のガイド機能を発揮するように構成された
    医療用廃棄物容器のガイド枠であって、 前記容器本体の上部開口部を取り囲むように立設される
    筒状枠部と、その筒状枠部内に設けられるガイド部とを
    備え、 前記ガイド部を、筒状枠部の内周面から斜め下方に延設
    される傾斜壁により構成するとともに、その傾斜壁の先
    端部には医療用廃棄物を挿入するための挿入穴を開口さ
    せたことを特徴とする医療用廃棄物容器のガイド枠。
  2. 【請求項2】 前記筒状枠部の下端部に、前記容器本体
    の側部を取り囲むように立設される脚部を垂下したこと
    を特徴とする請求項1に記載の医療用廃棄物容器のガイ
    ド枠。
  3. 【請求項3】 透明又は半透明の合成樹脂により構成し
    たことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の医療
    用廃棄物容器のガイド枠。
JP2001361302A 2001-11-27 2001-11-27 医療用廃棄物容器のガイド枠 Pending JP2003159292A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001361302A JP2003159292A (ja) 2001-11-27 2001-11-27 医療用廃棄物容器のガイド枠

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001361302A JP2003159292A (ja) 2001-11-27 2001-11-27 医療用廃棄物容器のガイド枠

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003159292A true JP2003159292A (ja) 2003-06-03

Family

ID=19171991

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001361302A Pending JP2003159292A (ja) 2001-11-27 2001-11-27 医療用廃棄物容器のガイド枠

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003159292A (ja)

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH033317U (ja) * 1989-06-02 1991-01-14
JPH03267060A (ja) * 1990-03-18 1991-11-27 Hisao Kodama 医療廃棄物焼却装置
JPH0416401A (ja) * 1990-05-11 1992-01-21 Sanyo Shiki Kk ごみ箱
JPH0418524U (ja) * 1990-06-05 1992-02-17
JPH0654601U (ja) * 1992-12-28 1994-07-26 株式会社マーナ 容 器
JPH0740602U (ja) * 1993-12-28 1995-07-21 穂 前田 廃液物および固体廃棄物の回収容器
JP3034708U (ja) * 1996-08-13 1997-03-07 有限会社アートエンジニヤリング ディスポーザブル万能つぼ
JPH1017105A (ja) * 1996-07-01 1998-01-20 Kiyoshige Hattori ごみ箱の内袋取付け装置
JP3047547U (ja) * 1997-09-26 1998-04-14 株式会社エヌ・ティ・ティ・テレコムエンジニアリング九州 くず袋用スタンド
JPH11100014A (ja) * 1997-09-26 1999-04-13 Nisshin Kogyo Seisakusho Ibaraki Kojo:Kk 筒状多重折畳みフィルム保持用具およびポリ袋支持装置

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH033317U (ja) * 1989-06-02 1991-01-14
JPH03267060A (ja) * 1990-03-18 1991-11-27 Hisao Kodama 医療廃棄物焼却装置
JPH0416401A (ja) * 1990-05-11 1992-01-21 Sanyo Shiki Kk ごみ箱
JPH0418524U (ja) * 1990-06-05 1992-02-17
JPH0654601U (ja) * 1992-12-28 1994-07-26 株式会社マーナ 容 器
JPH0740602U (ja) * 1993-12-28 1995-07-21 穂 前田 廃液物および固体廃棄物の回収容器
JPH1017105A (ja) * 1996-07-01 1998-01-20 Kiyoshige Hattori ごみ箱の内袋取付け装置
JP3034708U (ja) * 1996-08-13 1997-03-07 有限会社アートエンジニヤリング ディスポーザブル万能つぼ
JP3047547U (ja) * 1997-09-26 1998-04-14 株式会社エヌ・ティ・ティ・テレコムエンジニアリング九州 くず袋用スタンド
JPH11100014A (ja) * 1997-09-26 1999-04-13 Nisshin Kogyo Seisakusho Ibaraki Kojo:Kk 筒状多重折畳みフィルム保持用具およびポリ袋支持装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10111989B2 (en) Splash-retarding fluid collection system
US5156267A (en) Syringe inhibiting container
US5483999A (en) Waste collection system for containment and disposal of contaminated fluids
US6719017B1 (en) Waste collection system for containment and disposal of contaminated fluids
US7422185B2 (en) Surgical tray corner protector
US4925048A (en) Foot maneuvered disposable container for operating room discards
EP2057959A2 (en) Sharps dispensing and disposal system
US7159714B2 (en) Sharps transport and disposal system
CA3003171A1 (en) Packaging unit for single medical device
US5791472A (en) Surgical tray for sharp surgical instruments
US11517389B2 (en) Sharps container with blackout strip
JP2003159292A (ja) 医療用廃棄物容器のガイド枠
WO2006044849A2 (en) Medical bio-waste container with integrated needle stop
FR2780274A1 (fr) Plateau pour prelevements sanguins sur support mobile
US20080173658A1 (en) Device for removing dirty shoe covers
CN210494510U (zh) 一种输液护理用推车
JP4108881B2 (ja) 運搬用容器
US8919554B2 (en) Splash-retarding fluid collection system
JPH0736654Y2 (ja) 廃液処理容器
CN216888346U (zh) 一种临床配药使用的小型医用垃圾盒
CN209973361U (zh) 静配废弃物整合箱
RU2742980C1 (ru) Контейнер для сбора и обеззараживания использованных средств индивидуальной защиты
JPH0620510Y2 (ja) 医療廃棄物専用容器
JP2023071266A (ja) 液体収容器及び薬剤揮散器
KR200389468Y1 (ko) 주사바늘 장착부를 갖춘 안전 주사기

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040819

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061226

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070522