JP3034695B2 - 瓦板の製造方法 - Google Patents

瓦板の製造方法

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JP3034695B2
JP3034695B2 JP4187551A JP18755192A JP3034695B2 JP 3034695 B2 JP3034695 B2 JP 3034695B2 JP 4187551 A JP4187551 A JP 4187551A JP 18755192 A JP18755192 A JP 18755192A JP 3034695 B2 JP3034695 B2 JP 3034695B2
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和彦 三苫
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、石綿セメント系瓦板の
原板の端部をバイアス形状に形成する瓦板の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、湿式抄造法により石綿セメント系
瓦板を製造する技術が開発されている。この湿式抄造法
では、石綿とセメントと充填材と抄造助剤等の原料を水
と混合し、混練して石綿セメントスラリを製造する。つ
いで、この石綿セメントスラリを抄造機により抄き、そ
のウエットマットを抄造機からフェルトに転写し、メー
キングロールによりウエットマットを巻き取り、所定の
厚さに積層したのち、所定の大きさに切断し、グリーン
シート(原板)を製造する。ついで、グリーンシートを
脱水し、模様を加工し、養生したのち、仕様外形に打ち
抜き、塗装を施し、乾燥させて仕上げる。そして、必要
によりコロニアル瓦風に仕上げるため、原板の端面をコ
ーム状でバイアス形状に形成する。
【0003】ところで、従来原板の端部をバイアス形状
に形成するには、次のように行っていた。すなわち、図
52に示すように、原板1をダイ2にセットし、パンチ
3によりくり抜いて形成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術では、原
板1の端部をパンチ3によりくり抜いてバイアス形状に
形成するようにしているので、バイアス形状が欠ける問
題があり、さらにはバイアス形状がめくれる問題があっ
た。
【0005】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、バイアス形状の欠け,
めくれの削減を図り得る瓦板の製造方法を提供しようと
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は半硬化状態の原板の一方の面を支え、原板
の他方の面側から一方の面側に向かって、外面がテーパ
面でかつ凹凸形状の主パンチにより凹所を形成したの
ち、主パンチの内部から突出する補助パンチと、主パン
チの内部から噴射される水とブラストのいずれかにより
くり抜き、原板の端部をバイアス形状に形成するように
している。
【0007】また、上記目的を達成するため、本発明は
半硬化状態の原板の一方の面を支え、原板の他方の面側
から一方の面側に向かって、パンチと、パンチの周囲か
らパンチの進出方向の前方に向かって噴射する水とブラ
ストのいずれかにより凹所を形成したのち、前記パンチ
により打ち抜き、原板の端部をバイアス形状に形成する
ようにしている。
【0008】さらに、上記目的を達成するため、本発明
は半硬化状態の原板の一方の面と他方の面とを、それぞ
れ形成すべきバイアス形状の幅寸法分の間隔をおいて板
材により挟み付け、前記板材により決められた間隔に従
い、パンチと水とブラストの少なくとも一つを利用して
くり抜き、原板の端部をバイアス形状に形成するように
している。
【0009】さらにまた、上記目的を達成するため、本
発明は半硬化状態の原板の少なくとも一方の面に、形成
すべきバイアス形状の幅寸法分の間隔をおいて切り欠き
を設け、原板の少なくとも他方の面を支え、前記切り欠
きにより決められた間隔に従い、原板における切り欠き
を設けた面側から他方の面に向かってパンチと水とブラ
ストの少なくとも一つを利用してくり抜き、原板の端部
をバイアス形状に形成するようにしている。
【0010】そして、上記目的を達成するため、本発明
は半硬化状態の原板の一方の面から他方の面に向かっ
て、外周面を少なくともテーパ面に形成した回転刃によ
り切り抜き、原板の端部をバイアス形状に形成するよう
にしている。
【0011】また、上記目的を達成するため、本発明は
半硬化状態の原板の一方の面を支え、原板の他方の面か
ら一方の面に向かってパンチによりバイアス形状に打ち
抜いたのち、打ち抜かれた部分の内部よりバイアス面に
液体とブラストの少なくとも一つを吹き付け、バイアス
面を荒らすようにしたものである。
【0012】さらに、上記目的を達成するため、本発明
は半硬化状態の原板の一方の面には、ローラの軸方向の
両端部に所定の間隔をおいて切り刃を一体に設けた回転
刃を配置し、前記原板の他方の面には、ローラの軸方向
の両端部に前記第1の回転刃の切り刃とは異なる間隔を
おいて切り刃を一体に設けた第2の回転刃を配置し、前
記第1,第2の回転刃を回転させながら原板の一方の面
と他方の面に当て、ついで第1,第2の回転刃を同じ方
向に所定距離走行させたのち、前記第1,第2の回転刃
を各々の軸方向の中心点を回転中心として少なくともほ
ぼ半回転旋回させ、前記原板の一方の面と他方の面に切
り欠きを施し、ついで前記切り欠きに沿って打ち抜き、
原板の端部をバイアス形状に形成するようにしたもので
ある。
【0013】そして、上記目的を達成するため、本発明
はランダムな波形、ジグザグ形またはこれらの組み合わ
せによるの不均一ラインで形成された打ち抜き用溝を有
する受け台上に、半硬化状態の原板を載置し、この原板
の一部を前記打ち抜き用溝に挿合するパンチにより打ち
抜き、原板の端部をバイアス形状に形成するようにした
ものである。
【0014】
【作用】本発明では、半硬化状態の原板の一方の面を支
え、原板の他方の面側から一方の面側に向かって、外面
がテーパ面に形成されかつ凹凸形状に形成された主パン
チにより凹所を形成する。ついで、原板の残りの部分
を、主パンチの内部に進出,後退可能に設けられた補助
パンチを突出させ、または主パンチの内部から噴射され
る水により、あるいは主パンチの内部から噴射されるブ
ラストによりくり抜き、バイアス形状に形成する。これ
により、バイアス形状の欠け,めくれを削減することが
可能となる。また、主パンチで凹所を形成中は、その抜
きカスは主パンチの内部に入り込み、残りの部分をくり
抜いたときに、主パンチ内に入り込んだカスと、くり抜
き時に発生するカスとが一緒に排出されるので、凹所の
残り部分のくり抜きに補助パンチまたは水を利用したと
きは、抜きカスの回収,再生工数を削減することができ
る。
【0015】また、本発明では半硬化状態の原板の一方
の面を支え、原板の他方の面から一方の面に向かって、
パンチとその周囲から進出方向の前方に向かって噴射す
る水、またはパンチとその周囲から進出方向の前方に向
かって噴射するブラストにより凹所を形成する。つい
で、原板の残りの部分を前記パンチによりくり抜いてバ
イアス形状に形成する。その結果、バイアス形状の欠
け,めくれおよび抜きカスの回収,再生工数を削減する
ことが可能となる。
【0016】さらに、本発明では半硬化状態の原板の一
方の面と他方の面とを、それぞれ形成すべきバイアス形
状の幅寸法分の間隔をおいて板材により挟み付ける。つ
いで、前記板材により決められた間隔に従い、パンチと
水とブラストの少なくとも一つを利用してくり抜き、原
板の端部をバイアス形状に形成する。このように、半硬
化状態の原板の一方の面と他方の面とを板材により挟み
付けてくり抜き、原板の端部をバイアス形状に形成する
ようにしているので、この発明においてもバイアス形状
の欠け,めくれを削減することができる。また、パンチ
や水を利用してバイアス形状に形成する場合には、抜き
カスの回収,再生工数を削減することもできる。
【0017】さらにまた、本発明では半硬化状態の原板
の少なくとも一方の面に、形成すべきバイアス形状の幅
寸法分の間隔をおいて切り欠きを設ける。次に、原板の
少なくとも他方の面を支える。ついで、前記切り欠きに
より決められた間隔に従い、原板における切り欠きの設
けられている面側から他方の面に向かってパンチと水と
ブラストの少なくとも一つを利用してくり抜き、原板の
端部をバイアス形状に形成する。このように、半硬化状
態の少なくとも一方の面に切り欠きを設け、くり抜いて
原板の端部をバイアス形状に形成するようにしているの
で、バイアス形状の欠け,めくれを削減できる。さら
に、パンチや水を利用してバイアス形状に形成する場合
には、抜きカスの回収,再生工数を削減することもでき
る。
【0018】そして、本発明では半硬化状態の原板の一
方の面から他方の面に向かって、外周面を少なくともテ
ーパ面に形成した回転刃により、原板の端部をバイアス
形状に形成する。その結果、この発明においてもバイア
ス形状の欠け,めくれを削減することが可能となる。
【0019】また、本発明では半硬化状態の原板の一方
の面を支え、原板の他方の面から一方の面に向かってパ
ンチによりバイアス形状に打ち抜く。ついで、前記打ち
抜かれた部分の内部よりバイアス面に液体またはブラス
トのうちの少なくとも一つを吹き付け、バイアス面を荒
らす。これによりバイアス面に、より一層自然な風合い
を与えることができる。
【0020】さらに、本発明では半硬化状態の原板の一
方の面には、ローラの軸方向の両端部に所定の間隔をお
いて切り刃を一体に設けた第1の回転刃を配置する。ま
た、前記原板の他方の面には、ローラの軸方向の両端部
に前記第1の回転刃の切り刃とは異なる間隔をおいて切
り刃を一体に設けた第2の回転刃を配置する。そして、
第1,第2の回転刃を回転させながら原板の一方の面と
他方の面に当て、ついで第1,第2の回転刃を同じ方向
に所定距離走行させる。その後、前記第1,第2の回転
刃を各々の軸方向の中心点を回転中心として少なくとも
ほぼ半回転旋回させ、原板の一方の面と他方の面に平面
から見て外形がほぼU字形の切り欠きを施す。ついで、
前記切り欠きに沿って打ち抜き、原板の端部をバイアス
形状に形成する。これにより、バイアス形状の欠け,め
くれおよび抜きカスの回収,再生工数の削減を図ること
ができる。
【0021】そして、本発明ではランダムな波形、ジグ
ザグ形またはこれらの組み合わせによる不均一なライン
で形成された打ち抜き用溝を有する受け台と、前記打ち
抜き用溝に挿合するパンチとを使用する。つまり、前記
打ち抜き用溝を有する受け台上に半硬化状態の原板を載
置する。ついで、前記パンチにより、前記原板を打ち抜
き用溝に向かって打ち抜き、原板の端部をバイアス形状
に形成する。その結果、前記不均一なラインで形成され
た打ち抜き用溝の作用により、製品のラインをより一層
自然な風合いに仕上げることができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は抄造工程から梱包工程に至る石綿セメント
系瓦板の製造方法の一例を示す説明図である。この図1
に示す瓦板の製造方法では、抄造工程A,模様加工工程
B,外枠打抜工程C,塗装・乾燥工程D,梱包工程Eと
を有している。
【0023】前記抄造工程Aでは、石綿とセメントと充
填材と抄造助剤等の原料と水とを混合し、混練した石綿
セメントスラリを抄造機により抄き上げ、ついでウエッ
トマットを抄造機からフェルトに転写し、メーキングロ
ールによりウエットマットを巻き取り、所定の厚さに積
層する。次に、ウエットマットを例えば2枚分等の所定
の大きさに切断し、グリーンシート(原板)を製造す
る。
【0024】前記模様加工工程Bでは、未硬化状態の原
板をプレスし、脱水すると同時に模様付けを行う。つい
で、模様を施した原板を養生する。
【0025】前記外枠打抜工程Cでは、原板を所定の形
状にプレスし、外形形状を整えるとともに、原板の端部
をバイアス形状に形成する。このバイアス形状の形成に
ついては、後に詳述する。
【0026】前記塗装・乾燥工程Dでは、所定の外形形
状に整えられた原板に、アクリルエマルジョン塗料等を
用い、フローコータ等により塗装を施し、ついで乾燥機
等に送って乾燥させる。乾燥後、この実施例のごとく2
枚分の原板では二つに分割し、製品である瓦板を得る。
【0027】前記梱包工程Eでは、前述の工程を経て製
造された瓦板を計数し、常法により梱包し、倉庫に保管
しまたは出荷する。
【0028】次に、図2〜図32および図34〜図52
によりバイアス形状の形成について、色々な実施例を説
明する。
【0029】実施例1:図2〜図4は実施例1の加工工
程を示す説明図である。また、図5は原板の端部をバイ
アス形状に形成した製品1枚の斜視図、図6は図5のX
−X線断面図である。この実施例1では、受け台11と
主パンチ13と補助パンチ15とを用いる。前記受け台
11には、抜きカス用の排出口12が設けられている。
前記主パンチ13は、中空に形成されている。この主パ
ンチ13の先端部は、テーパ面に形成され、かつテーパ
面は凹凸形状14に形成されている。前記補助パンチ1
5は、主パンチ13内に進出,後退可能に挿設されてい
る。
【0030】そして、この実施例1では図2に示すよう
に、前記受け台11上に半硬化状態の原板5を載置し、
一方の面を支える。ついで、主パンチ13のテーパ面で
かつ凹凸形状14の先端部により、図2,図3から分か
るように、原板5の他方の面である上面から一方の面で
ある下面に向かって、原板5の厚さの途中まで、凹所6
を形成する。この凹所6は、主パンチ13の先端部の形
状に倣って、テーパ面でかつギザギザ状に形成される。
【0031】前記凹所6を形成後、図4に示すように、
補助パンチ15を突出させ、原板5の残りの部分を打ち
抜き、原板5の端部をバイアス形状7に形成する。
【0032】前述の工程により図5および図6に示すよ
うに、原板5の端部がコーム状でバイアス形状に形成さ
れた製品10を得た。
【0033】このように、実施例1では半硬化状態の原
板5の一方の面を受け台11により支え、原板5の他方
の面側から一方の面側に向かって、外面がテーパ面でか
つ凹凸形状14の主パンチ13により凹所6を形成した
のち、補助パンチ15により残りの部分を打ち抜いて、
原板5の端部をバイアス形状に形成するようにしている
ので、バイアス形状の欠け,めくれを削減することがで
きる。また、凹所6の形成過程では、そのカスは主パン
チ13の内部に入り込み、補助パンチ15により原板5
の残りの部分を打ち抜く過程で、前記主パンチ13内に
入り込んだカスと、補助パンチ15による打ち抜き時の
カスとが一緒に、受け台11に設けられた排出口12を
通じて排出されるので、抜きカスの回収,再生工数を削
減することができる。
【0034】さらに、この実施例1において、主パンチ
13の内部に、補助パンチ15に代えて水またはブラス
トの噴射用ノズルを設け、主パンチ13により原板5の
厚さの途中まで凹所6を形成し、前記噴射用ノズルから
噴射される水またはブラストにより原板5の厚さの残り
の部分をくり抜き、バイアス形状に形成するようにして
もよい。
【0035】実施例2:次に、図7〜図9は実施例2の
加工工程を示す説明である。この実施例2では、受け台
11とパンチ16と水またはブラストの噴射用ノズル1
7とを用いる。
【0036】前記受け台11は、実施例1で用いたもの
と同様である。前記水またはブラストの噴射用ノズル1
7は、パンチ16の周りに複数本配置されている。そし
て、前記噴射用ノズル17はパンチ16の周囲から、パ
ンチ16の進出方向の前方に向かって水またはブラスト
18を噴射し得るように設けられている。
【0037】しかして、この実施例2では受け台11に
より半硬化状態の原板5の一方の面を支え、図7および
図8に示すように、原板5の他方の面から一方の面に向
かって、パンチ16と、これの周囲からパンチ16の進
出方向に向かって噴射用ノズル17から噴射される水ま
たはブラスト18により、原板5の厚さの途中までくり
抜いて凹所6を形成する。
【0038】ついで、パンチ16を突出させ、図9に示
すように、原板5の厚さの残りの部分を打ち抜き、原板
5の端部をバイアス形状7に形成した製品を得る。
【0039】その結果、この実施例2においても、バイ
アス形状の欠け,めくれを削減できる外、パンチ16や
水を利用してバイアス形状に形成する場合には、抜きカ
スの回収,再生工数を削減することもできる。
【0040】実施例3:ついで、図10〜図12は実施
例3の加工工程を示す説明図である。また、図13はこ
の実施例3における連続加工方式の水またはブラストの
噴射を示す斜視図、図14は同じく実施例3における一
括加工方式の水またはブラストの噴射を示す斜視図であ
る。この実施例3では、第1,第2の板材19,20と
水またはブラストの噴射用ノズル23とを用いる。前記
第1,第2の板材19,20は、ステンレス板等により
形成されている。前記第1の板材19には、バイアス形
状の幅寸法分の広い方の間隔W1 をおいて切り欠き21
が設けられている。前記第2の板材20には、バイアス
形状の幅寸法分の狭い方の間隔W2 をおいて切り欠き2
2が設けられている。前記噴射用ノズル23は、幅方向
に収斂する方向に水またはブラスト24を噴射し得るよ
うに形成されている。また、噴射用ノズル23として、
図13に示す連続加工方式では単純な筒状の噴射用ノズ
ル23aを用い、図14に示す一括加工方式では形成す
べきバイアスパターンに水またはブラスト24を一度に
噴射可能な形状の噴射用ノズル23bを用いる。
【0041】そして、半硬化状態の原板5の裏面側であ
る下面側に、幅の狭い切り欠き21を有する第1の板材
19を当て、表面側である上面側には幅の広い切り欠き
22を有する第2の板材20を当て、原板5を第1,第
2の板材19,20により挟み付ける。
【0042】ついで、噴射用ノズル23により水または
ブラスト24を噴射させ、第2の板材20の切り欠き2
2と第1の板材19の切り欠き21とによって決められ
た間隔に従い、原板5の表面側である上面側から裏面側
である下面側に向かってくり抜き、原板5の端部をバイ
アス形状7に形成する。このとき、図13に示す連続加
工方式では、水またはブラストの噴射用ノズル23aを
形成すべきバイアスパターンに沿って移動させてバイア
ス形状7に形成し、また図14に示す一括加工方式で
は、形成すべきバイアスパターンに形成されている噴射
用ノズル23bから一度に水またはブラスト24を噴射
させてバイアス形状7に形成する。
【0043】このように、実施例3では原板5を第1,
第2の板材19,20により挟み付けてバイアス形状7
に形成するようにしているので、バイアス形状7の欠
け,めくれを削減できる外、噴射用ノズル23から水を
噴射させてバイアス形状に形成する場合には、抜きカス
の回収,再生工数を削減することも可能となる。
【0044】実施例4:続いて、図15〜図17は実施
例4の加工工程を示す説明図である。この実施例4で
は、第1,第2の板材19,20と、水またはブラスト
の噴射用ノズル25とを用いる。前記第1,第2の板材
19,20は、前記実施例3で使用したものと同様であ
るが、原板5に対して上,下方向の当てる面が異なって
いる。前記噴射用ノズル25は、幅方向に拡散する方向
に水またはブラスト24を噴射し得るように形成されて
いる。
【0045】ところで、この実施例4では半硬化状態の
原板5の表面側である下面側に、幅の広い切り欠き22
を有する第2の板材20を当て、裏面側である上面側
に、幅の狭い切り欠き21を有する第1の板材19を当
て、原板5を第1,第2の板材19,20により挟み付
ける。ついで、図15,図16および図17に示すよう
に、噴射用ノズル25から水またはブラスト24を幅方
向に拡散するように噴射させ、原板5の裏面側である上
面側から表面側である下面側に向かってくり抜いて行
き、バイアス形状7に形成する。
【0046】なお、この実施例4においても、前記実施
例3の図13に示すように、噴射用ノズルを形成すべき
バイアスパターンに沿って移動させる連続加工方式を採
用してもよく、また図14に示すように、噴射用ノズル
を形成すべきバイアスパターンに合わせて形成してお
き、その噴射用ノズルから一度に水またはブラストを噴
射させる一括加工方式を採用してもよい。
【0047】また、この実施例4の他の構成,作用は、
前記実施例3と同様である。
【0048】実施例5:次に、図18〜図24は実施例
5の加工工程を示す説明図であって、図18および図1
9は原板に切り欠きを入れる工程を示し、図20は切り
欠きの一括加工方式を示し、図21は切り欠きの連続加
工方式を示し、図22〜図24は切り欠きに従ってバイ
アス形状に形成する工程を示す図である。この実施例5
では、まず半硬化状態の原板5に第1,第2の切り欠き
8,9を設ける。この第1,第2の切り欠き8,9は、
それぞれ断面ほぼV字型に形成されている。また、第
1,第2の切り欠き8,9は図18および図20に示す
ように、第1,第2の切り欠き用パンチ26,27を用
いて一括加工方式により設けてもよく、また図21に示
すように、切り欠き用刃物28を用いて連続加工方式に
より設けてもよい。前記第1の切り欠き8は図18,図
19に示すごとく、原板5の表面側に、形成すべきバイ
アス形状7の広い方の間隔W3 をおいて設けられ、前記
第2の切り欠き9は同図18,図19に示すごとく、原
板5の裏面側に、形成すべきバイアス形状7の狭い方の
間隔W4 をおいて設けられている。
【0049】ついで、図22〜図24に示すように、抜
きカス用の排出口30を有する受け台29と、バイアス
打ち抜き用のパンチ31とを用いて、次のようにバイア
ス形状7に形成する。
【0050】すなわち、図22に示すように、受け台2
9上に半硬化状態の原板5を、第1の切り欠き8を抜き
カス用の排出口30に合わせて載置し支える。次に、図
23および図24に示すように、パンチ31を突出さ
せ、第1,第2の切り欠き8,9により決められた間隔
3 ,W4 に従い、原板5の裏面側である上面側から表
面側である下面側に向かって打ち抜き、原板5の端部を
バイアス形状7に形成する。
【0051】その結果、この実施例5においても、バイ
アス形状7の欠け,めくれを削減できるし、抜きカスの
回収,再生工数を削減することができる。
【0052】なお、この実施例5において、パンチ31
に代えて水またはブラストにより原板5の厚さ方向の途
中まで凹所を形成し、残りの部分をパンチにより打ち抜
くようにしてもよい。
【0053】実施例6:次に、図25は実施例6の加工
工程の説明図、図26は同実施例6を示す斜視図であ
る。この実施例6では、外周面がテーパ面33に形成さ
れている回転刃32を用いる。
【0054】そして、半硬化状態の原板5に回転刃32
に当て、この回転刃32に矢印aに示すように、回転
と、上下方向および軸方向の振動とを与えつつ形成すべ
きバイアスパターンに沿って移動させることによって、
テーパ面33により原板5を切り抜き、図26に示すよ
うに、ギザギザ状のバイアス形状7に形成する。
【0055】その結果、この実施例6においても、バイ
アス形状7の欠け,めくれを削減することが可能とな
る。
【0056】実施例7:さらに、図27は実施例7の加
工工程の説明図、図28は同実施例7を示す斜視図であ
る。この実施例7では、回転刃34を用いている。この
回転刃34は、外面がテーパ面でかつ凹凸面35に形成
されている。
【0057】しかして、この実施例7においても、半硬
化状態の原板5に回転刃34を当て、矢印bで示すよう
に、回転刃34を回転させつつ形成すべきバイアスパタ
ーンに沿って移動させることによって、テーパ面でかつ
凹凸面35に形成された回転刃34の外面により原板5
を切り抜き、バイアス形状7に形成する。
【0058】この実施例7では、回転刃34の外面をテ
ーパ面でかつ凹凸面35に形成しており、したがって回
転刃34を矢印bで示すように、普通に回転させて原板
5を切削し、ギザギザ状のバイアス形状7に仕上げ得る
外は、前記実施例6と同様である。
【0059】実施例8:ついで、図29は実施例8の加
工工程の説明図、図30は同実施例8を示す斜視図であ
る。この実施例8では、回転刃36を用いる。この回転
刃36は、外面がテーパ面に形成され、かつ水またはブ
ラスト用の多数の噴射孔37を有している。前記多数の
噴射孔37は、回転刃36の内部に供給された水または
ブラスト24を外部に噴射するようになっている。
【0060】この実施例8では、半硬化状態の原板5に
回転刃36に当て、この回転刃36に矢印aで示すよう
に、回転と、上下方向および軸方向の振動とを与え、さ
らに多数の噴射孔37から水またはブラスト24を噴射
させ、回転刃36を形成すべきバイアスパターンに沿っ
て移動させることによって、バイアス形状7を形成して
行く。
【0061】これにより、この実施例8では能率よくバ
イアス形状7に切り抜くことができる外、噴射孔37か
ら水を噴射してバイアス形状に形成する場合には、抜き
カスの回収,再生工数を削減することも可能となる。そ
の外は、前記実施例6と同様である。
【0062】実施例9:ついで、図31は実施例9の加
工工程の説明図、図32は同実施例9を示す斜視図であ
る。この実施例9では、回転刃32と、複数本の噴射用
ノズル38とを用いる。前記回転刃32は、実施例6で
使用するものと同様に形成されている。前記噴射用ノズ
ル38は、回転刃32に追従して移動し、かつ回転刃3
2の周囲からこれの先端部付近に向かって水またはブラ
スト24を噴射するようになっている。
【0063】この実施例9では、形成すべきバイアスパ
ターンに従って移動する回転刃32に追従させて噴射用
ノズル38を移動させ、かつこの噴射用ノズル38から
水またはブラスト24を噴射させ、この水またはブラス
ト24を回転刃32のテーパ面33の先端部付近に向か
って吹き付け、半硬化状態の原板5を回転刃32と水ま
たはブラスト24との両方でくり抜くようにしているの
で、より一層能率よくバイアス形状7に形成し得る外
は、前記実施例8と同様である。
【0064】実施例10:さらに、図33〜図36は実
施例10の加工工程の説明図である。この実施例10で
は、パンチ39とその両側面に設けられた切り刃40と
を有するユニットと、受け台29とを用いる。前記パン
チ39と切り刃40とは独立に進退動作可能に設けられ
ている。前記切り刃40は、形成すべきバイアス形状に
合わせて設けられている。前記受け台29には、切り刃
40,40間の寸法よりも広い抜きカス用の排出口30
が設けられている。
【0065】そして、この実施例10では、まず図33
に示すように、受け台29上に半硬化状態の原板5を載
置する。
【0066】次に、図33および図34から分かるよう
に、切り刃40を原板5に接近する方向に移動させ、切
り刃40により原板5にバイアス形状の幅寸法分の間隔
をおいて切り欠き41を設ける。
【0067】ついで、図34および図35から分かるよ
うに、パンチ39を原板5に接近する方向に移動させる
と、原板5にパンチ39が喰い込み、応力の集中により
切り欠き41から受け台29の角30′に向かってクラ
ック42が入る。
【0068】さらに、パンチ39を進出させると、図3
6に示すように、前記クラック42に従って原板5のバ
イアス形状7が形成され、抜きカスは排出口30から排
出される。
【0069】この実施例10の他の構成,作用について
は、前記実施例5と同様である。
【0070】実施例11:次に、図37〜図39は実施
例11の加工工程の説明図である。この実施例11で
は、先端部にノズル44を有するパンチ43と、抜きカ
ス用の排出口30を有する受け台29とを用いる。前記
ノズル44は、パンチ43により原板5にバイアス形状
7を形成したのち、そのバイアス面に向かって液体、ブ
ラストまたはこれらの混合物を吹き付けるように構成さ
れている。
【0071】そして、この実施例11では図37に示す
ように、受け台29上に半硬化状態の原板5を載置す
る。
【0072】ついで、図38に示すように、パンチ43
により原板5の所定位置をバイアス形状7に打ち抜く。
【0073】前述のごとく原板5にバイアス形状7を形
成したのち、図39に示すように、パンチ43に設けら
れたノズル44からバイアス面に向かって液体、ブラス
トまたはこれらの混合物を吹き付け、バイアス面を荒ら
す。なお、ノズル44を通じてバイアス面に吹き付ける
物を図39に符号45で示す。
【0074】この実施例11では、原板5に形成された
バイアス面に、さらに液体、ブラストまたはこれらの混
合物を吹き付けて荒らすようにしているので、バイアス
形状7に、より一層自然な風合いを与えることができ
る。
【0075】実施例12:次に、図40および図41は
実施例12の加工工程の説明図、図42〜図44はこの
実施例で用いる回転刃の動作説明図である。この実施例
12では、第1,第2の回転刃46,49を用いる。前
記第1の回転刃46は、ローラ47の軸方向の両端部に
所定の間隔W5 をおいて切り刃48を一体に設けて構成
されている。前記第2の回転刃49は、ローラ50の軸
方向の両端部に、前記第1の回転刃46の切り刃48の
間隔W5 とは異なる間隔W6(W6 >W5 )をおいて切
り刃51を一体に設けて構成されている。また、第1,
第2の回転刃46,49はそれぞれ回転しながら直線方
向に走行でき、かつ所定距離走行後、ローラ47,50
の各々の軸方向の中心点を回転中心として少なくともほ
ぼ半回転旋回させ得るように構成されている。
【0076】この実施例12では、図40に示すよう
に、半硬化状態の原板5の一方の面には第1の回転刃4
6を配置し、他方の面には第2の回転刃49を配置す
る。
【0077】ついで、図41に示すように、前記第1,
第2の回転刃46,49を回転させながら、原板5に接
近させ、当初の位置に切り刃48,51により切り欠き
52,53を入れる。
【0078】続いて、図42に第1の回転刃46につい
て代表して示すように、第1,第2の回転刃46,49
を回転させながら直線方向に所定距離走行させる。
【0079】前述のごとく、第1,第2の回転刃46,
49を所定距離走行させたのち、図43から分かるよう
に、第1,第2の回転刃46,49を回転させながらロ
ーラ47,50の軸方向の中心点Oを回転中心として少
なくともほぼ半回転旋回させる。これにより、図44か
ら分かるように、原板5の一方の面と他方の面とに、平
面から見て外形がほぼU字形で相似形の切り欠き52,
53を設けることができる。
【0080】前記原板5の一方の面と他方の面に切り欠
き52,53を設けたのち、その原板5を例えば図23
に示したように、抜きカス用の排出口30を有する受け
台29上に載置し、パンチ31により打ち抜くことによ
り、原板5の端部を切り欠き52,53に沿ってバイア
ス形状7に形成する。
【0081】その結果、この実施例12においても、バ
イアス形状7の欠け,めくれを削減することができ、ま
た抜きカスの回収,再生工数を削減することが可能とな
る。
【0082】実施例13:ついで、図45は実施例13
に示す斜視図、図46はこの実施例で原板に形成された
バイアス形状を示すもので、裏返して見た斜視図であ
る。この実施例13では、打ち抜き用溝55を有する受
け台54と、前記打ち抜き用溝55に挿合するパンチ5
6とを用いる。前記打ち抜き用溝55は、ランダムな波
形,ジグザグ形またはこれらの組み合わせによる不均一
なラインで形成されている。前記パンチ56は、必ずし
も前記打ち抜き用溝55と同じ不均一ラインで形成する
必要はなく、図45から分かるように、前記打ち抜き用
溝55に入る形状であればよい。
【0083】そして、この実施例13では受け台54上
に半硬化状態の原板5を載置する。ついで、パンチ56
を受け台54に向かって移動させ、原板5を打ち抜く。
【0084】これにより、図46に示すように、打ち抜
き用溝55の作用で原板5の端部をランダムな波形やジ
グザグ形またはこれらを組み合わせたラインのバイアス
形状57に仕上げることができ、製品のラインをより一
層自然な風合いに仕上げることが可能となる。
【0085】実施例14:さらに、図47は実施例14
を示す斜視図である。この図47に示す実施例14で
は、山形のテーパ面59を有する回転刃58を用いる。
この回転刃58の切り刃59は、山形のテーパ面に形成
され、そのテーパ面はギザギザに形成されている。
【0086】而して、この実施例14では半硬化状態の
原板5に前記回転刃58の切り刃59を当て、回転刃5
8を回転させながら、回転刃58または原板5を相対的
に移動させ、原板5の一方の面と他方の面に平面から見
て例えばほぼU字形の切り欠き60を形成する。つい
で、前記切り欠き60を形成した原板5を例えば図23
に示すごとき受け台29上に載置し、パンチ31によ
り、前記切り欠き60を形成した個所を打ち抜く。
【0087】これにより、原板5の端部をギザギザ形の
バイアス形状に形成することができ、より一層自然な風
合いを持った形状に仕上げることができる。
【0088】実施例15:続いて、図48は実施例15
の加工工程の説明図、図49は図48に続く加工工程の
説明図、図50は図48,図49により第1〜第4の切
り欠きを形成した原板の拡大斜視図である。この実施例
15では、第1,第2の回転刃61,64と、第3,第
4の回転刃67,68とを使用する。前記第1の回転刃
61は、ローラ62の軸方向の両端部に切り刃63が設
けられており、各切り刃63は山形のテーパ面に形成さ
れ、そのテーパ面はギザギザに形成されている。前記第
2の回転刃64もローラ65の軸方向の両端部に切り刃
66が設けられており、各切り刃66も山形のテーパ面
に形成され、このテーパ面もギザギザに形成されてい
る。前記第1の回転刃61の切り刃63と、第2の回転
刃64の切り刃66とは、互いに異なる間隔に形成され
ている。前記第3,第4の回転刃67,68は、前記図
47に示す実施例14の回転刃58と同様に形成されて
いる。
【0089】ところで、この実施例15では図48から
分かるように、半硬化状態の原板5の一方の面と他方の
面に第1の回転刃61と第2の回転刃64を配置し、第
1,第2の回転刃61,64を回転させつつ原板5に当
て、最初直線方向に走行させる。ついで、所定距離走行
させたのち、第1,第2の回転刃61,64をそれぞれ
軸方向の中心点を回転中心としてほぼ半回転旋回させ
る。これにより、原板5の一方の面と他方の面に、平面
から見てほぼU字形でかつ断面V字形でしかもギザギザ
状で相似形の第1,第2の切り欠き69,70を形成す
る。さらに、前記原板5の一方の面と他方の面のそれぞ
れの端縁部に、第1,第2の切り欠き69,70の長さ
方向に位置をずらして第3,第4の回転刃67,68を
配置する。ついで、前記第3,第4の回転刃67,68
を回転させ、原板5の一方の面と他方の面に当て、前記
第1,第2の切り欠き69,70と交差する方向に移動
させ、直線状でかつ断面V字形でしかもギザギザ状の第
3,第4の切り欠き71,72を形成する。これによ
り、原板5に図50に示すごとく、第1〜第4の切り欠
き69〜72を形成することができる。
【0090】前述のごとく、原板5に第1〜第4の切り
欠き69〜72を形成したのち、その原板5を例えば図
23に示すごとき受け台29上に載置し、パンチ31に
より第1,第2の切り欠き69,70の個所で打ち抜
き、さらに第3,第4の切り欠き71,72の個所で切
り欠く。
【0091】その結果、原板5の端部を他の実施例に比
較して、より一層自然な風合いを持ったバイアス形状に
形成することが可能となる。
【0092】なお、この実施例15において、第1,第
2の切り欠き69,70の組と、第3,第4の切り欠き
71,72の組のうちの、いずれの組を先に形成しても
よい。
【0093】実施例16:さらに、図51は実施例16
の加工工程の説明図である。この実施例16では、半硬
化状態の原板5の一方の面のX方向には、図51(a)
に示すごとく、第1の回転刃73によりY方向の端縁部
寄りの位置に、第1の切り欠き75を2本形成する。ま
た、同原板5の他方の面のX方向には、第2の回転刃
(図示せず)によりY方向の端部寄りの位置に、前記第
1の切り欠き75の間隔とは異なる間隔をおいて第2の
切り欠き76を2本形成する。同原板5の一方の面のY
方向には、図51(b)に示すごとく、第3の回転刃7
4によりX方向の端部寄りの位置に、第3の切り欠き7
7を2本形成する。さらに、同原板5の他方の面のY方
向には、第4の回転刃(図示せず)によりX方向の端部
寄りの位置に、前記第3の切り欠き77とは異なる間隔
をおいて第4の切り欠き78を形成する。これにより、
図51(c)に示すように、前記原板5の一方の面には
X,Y方向にそれぞれ2本ずつ第1,第3の切り欠き7
5,77を形成することができ、他方の面にはX,Y方
向にそれぞれ2本ずつ第2,第4の切り欠き76,78
を形成することができる。前記第1〜第4の回転刃に
は、前記図40に示すものを用いてもよく、または前記
図48に示すものを用いてもよい。
【0094】前述のごとく、原板5に第1〜第4の切り
欠き75〜78を2本ずつ形成したのち、受け台とパン
チを用いて各切り欠きから端部よりの部分を打ち抜く。
これにより、原板5の周囲4辺を、自然な風合いを持っ
たバイアス形状に仕上げることができる。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
記載の発明では半硬化状態の原板の一方の面を支え、原
板の他方の面側から一方の面側に向かって、外面がテー
パ面でかつ凹凸形状の主パンチにより凹所を形成したの
ち、主パンチの内部から突出する補助パンチと、主パン
チの内部から噴射される水とブラストのいずれかにより
くり抜き、原板の端部をバイアス形状に形成するように
しているので、バイアス形状の欠け,めくれを削減し得
る効果を有する外、凹所の残りの部分を補助パンチまた
は水を用いてくり抜くようにした場合には、抜きカスの
回収,再生工数を削減し得る効果がある。
【0096】また、本発明の請求項2記載の発明では、
半硬化状態の原板の一方の面を支え、原板の他方の面側
から一方の面側に向かって、パンチと、パンチの周囲か
らパンチの進出方向の前方に向かって噴射する水とブラ
ストのいずれかにより凹所を形成したのち、前記パンチ
により打ち抜き、原板の端部をバイアス形状に形成する
用にしているので、この発明においてもバイアス形状の
欠け,めくれを削減し得る効果があり、抜きカスの回
収,再生工数を削減し得る効果もある。
【0097】さらに、本発明の請求項3記載の発明で
は、半硬化状態の原板の一方の面と他方の面とを、それ
ぞれ形成すべきバイアス形状の幅寸法分の間隔をおいて
板材により挟み付け、前記板材により決められた間隔に
従い、パンチと水とブラストの少なくとも一つを利用し
てくり抜き、原板の端部をバイアス形状に形成するよう
にしているので、この発明においてもバイアス形状の欠
け,めくれを削減し得る効果を有する外、パンチや水を
利用してバイアス形状に形成する場合には、抜きカスの
回収,再生工数を削減し得る効果もある。
【0098】さらにまた、本発明の請求項4記載の発明
では、半硬化状態の原板の少なくとも一方の面に、形成
すべきバイアス形状の幅寸法分の間隔をおいて切り欠き
を設け、原板の少なくとも他方の面を支え、前記切り欠
きにより決められた間隔に従い、原板における切り欠き
の設けられている面側から他方の面に向かってパンチと
水とブラストの少なくとも一つを利用してくり抜き、原
板の端部をバイアス形状に形成するようにしているの
で、この発明においてもバイアス形状の欠け,めくれを
削減し得る効果を有する外、パンチや水を利用してバイ
アス形状に形成する場合には、抜きカスの回収,再生工
数を削減し得る効果がある。
【0099】そして、本発明の請求項5記載の発明で
は、半硬化状態の原板の一方の面から他方の面に向かっ
て、外周面を少なくともテーパ面に形成した回転刃によ
り切り抜き、原板の端部をバイアス形状に形成するよう
にしており、この発明においてもバイアス形状の欠け,
めくれを削減し得る効果がある。
【0100】また、本発明の請求項6記載の発明では、
半硬化状態の原板の一方の面を支え、原板の他方の面か
ら一方の面に向かってパンチによりバイアス形状に打ち
抜いたのち、打ち抜かれた部分の内部よりバイアス面に
液体とブラストの少なくとも一つを吹き付け、バイアス
面を荒らすようにしているので、バイアス面に、より一
層自然な風合いを持たせ得る効果がある。
【0101】さらに、本発明の請求項7記載の発明で
は、半硬化状態の原板の一方の面には、ローラの軸方向
の両端部に所定の間隔をおいて切り刃を一体に設けた回
転刃を配置し、前記原板の他方の面には、ローラの軸方
向の両端部に前記第1の回転刃の切り刃とは異なる間隔
をおいて切り刃を一体に設けた第2の回転刃を配置し、
前記第1,第2の回転刃を回転させながら原板の一方の
面と他方の面に当て、ついで第1,第2の回転刃を同じ
方向に所定距離走行させたのち、前記第1,第2の回転
刃を各々の軸方向の中心点を回転中心として少なくとも
ほぼ半回転旋回させ、前記原板の一方の面と他方の面に
切り欠きを施し、ついで前記切り欠きに沿って打ち抜
き、原板の端部をバイアス形状に形成するようにしてい
るので、この発明においても、バイアス形状の欠け,め
くれおよび抜きカスの回収,再生工数の削減を図り得る
効果がある。
【0102】そして、本発明の請求項8記載の発明によ
れば、ランダムな波形、ジグザグ形またはこれらの組み
合わせによる不均一ラインで形成された打ち抜き用溝を
有する受け台上に、半硬化状態の原板を載置し、この原
板の一部を前記打ち抜き用溝に挿合するパンチにより打
ち抜き、原板の端部をバイアス形状に形成するようにし
ているので、製品のラインをより一層自然な風合いに仕
上げ得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】石綿セメント系瓦板の製造方法の一例を示す説
明図である。
【図2】本発明の実施例1の加工工程の説明図である。
【図3】図2に続く加工工程の説明図である。
【図4】図3に続く加工工程の説明図である。
【図5】原板の端面をバイアス形状に形成した製品の斜
視図である。
【図6】図5のX−X線断面図である。
【図7】本発明の実施例2の加工工程の説明図である。
【図8】図7に続く加工工程の説明図である。
【図9】図8に続く加工工程の説明図である。
【図10】本発明の実施例3の加工工程の説明図であ
る。
【図11】図10に続く加工工程の説明図である。
【図12】図11に続く加工工程の説明図である。
【図13】実施例3において、水またはブラストを利用
して行う連続加工方式を示す斜視図である。
【図14】実施例3において、水またはブラストを利用
して行う一括加工方式を示す斜視図である。
【図15】本発明の実施例4の加工工程の説明図であ
る。
【図16】図15に続く加工工程の説明図である。
【図17】図16に続く加工工程の説明図である。
【図18】本発明の実施例5において、原板に切り欠き
を設ける工程の説明図である。
【図19】図18に示す工程で設けられた切り欠きの説
明図である。
【図20】実施例5において、原板に設ける切り欠きの
一括加工方式を示す斜視図である。
【図21】実施例5において、原板に設ける切り欠きの
連続加工方式を示す斜視図である。
【図22】実施例5におけるバイアス形状の加工工程の
説明図である。
【図23】図22に続く加工工程の説明図である。
【図24】図23に続く加工工程の説明図である。
【図25】本発明の実施例6の加工工程の説明図であ
る。
【図26】実施例6において、回転刃による切り抜き過
程を示す斜視図である。
【図27】本発明の実施例7の加工工程の説明図であ
る。
【図28】実施例7において、回転刃による切り抜き過
程を示す斜視図である。
【図29】本発明の実施例8の加工工程の説明図であ
る。
【図30】実施例8において、回転刃による切り抜き過
程を示す斜視図である。
【図31】本発明の実施例9の加工工程の説明図であ
る。
【図32】実施例9において、回転刃と水またはブラス
トの噴射用ノズルとにより原板を切り抜く過程を示す斜
視図である。
【図33】本発明の実施例10の加工工程の説明図であ
る。
【図34】図33に続く加工工程の説明図である。
【図35】図34に続く加工工程の説明図である。
【図36】図35に続く加工工程の説明図である。
【図37】本発明の実施例11の加工工程の説明図であ
る。
【図38】図37に続く加工工程の説明図である。
【図39】図38に続く加工工程の説明図である。
【図40】本発明の実施例12の加工工程の説明図であ
る。
【図41】図40に続く加工工程の説明図である。
【図42】実施例12で用いる回転刃の動作説明図であ
る。
【図43】図42に続く回転刃の動作説明図である。
【図44】図43に続く回転刃の動作説明図である。
【図45】本発明の実施例13を示す斜視図である。
【図46】実施例13で原板に形成されたバイアス形状
につき、原板を裏返して見た斜視図である。
【図47】本発明の実施例14を示す斜視図である。
【図48】本発明の実施例15の加工工程の説明図であ
る。
【図49】図48に続く加工工程の説明図である。
【図50】実施例15で設ける切り欠きの形状を示す斜
視図である。
【図51】本発明の実施例16の加工工程の説明図であ
る。
【図52】原板へのバイアス形状を形成する従来技術を
示す説明図である。
【符号の説明】
5 原板 6 凹所 7 バイアス形状 8,9 第1,第2の切り欠き 10 端部をバイアス形状に形成した製品である
瓦板 11 受け台 13 主パンチ 14 主パンチのテーパ面でかつ凹凸形状 15 補助パンチ 16 パンチ 17 水またはブラストの噴射用ノズル 18 水またはブラスト 19,20 第1,第2の板材 21,22 切り欠き 23 水またはブラストの噴射用ノズル 23a 水またはブラストの噴射用ノズル 23b 水またはブラストの噴射用ノズル 24 水またはブラスト 25 噴射用ノズル 26,27 第1,第2の切り欠き用パンチ 28 切り欠き用刃物 29 受け台 31 パンチ 32 回転刃 33 回転刃の外面のテーパ面 34 回転刃 35 回転刃の外面のテーパ面でかつ凹凸面 36 回転刃 37 回転刃の外面に設けられた噴射孔 38 水またはブラストの噴射用ノズル 39 パンチ 40 切り刃 41 切り欠き 42 クラック 43 パンチ 44 液体,ブラスト等を吹き付けるノズル 45 バイアス面に吹き付ける物 46 第1の回転刃 48 第1の回転刃の切り刃 49 第2の回転刃 51 第2の回転刃の切り刃 52,53 切り欠き 54 受け台 55 打ち抜き用溝 56 パンチ 57 バイアス形状 58 回転刃 59 回転刃の切り刃 60 切り欠き 61 第1の回転刃 63 第1の回転刃の切り刃 64 第2の回転刃 66 第2の回転刃の切り刃 67,68 第3,第4の回転刃 69〜72 第1〜第4の切り欠き 73 第1の回転刃 74 第3の回転刃 75〜78 第1〜第4の切り欠き
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 昭一 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (56)参考文献 特開 昭53−17612(JP,A) 特開 昭62−23712(JP,A) 特開 昭56−98117(JP,A) 特開 昭62−23711(JP,A) 特開 昭58−191112(JP,A) 実開 昭57−56111(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B28B 11/08 B28B 11/12

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半硬化状態の原板の一方の面を支え、原
    板の他方の面側から一方の面側に向かって、外面がテー
    パ面でかつ凹凸形状の主パンチにより凹所を形成したの
    ち、主パンチの内部から突出する補助パンチと、主パン
    チの内部から噴射される水とブラストのいずれかにより
    くり抜き、原板の端部をバイアス形状に形成することを
    特徴とする瓦板の製造方法。
  2. 【請求項2】 半硬化状態の原板の一方の面を支え、原
    板の他方の面側から一方の面側に向かって、パンチと、
    パンチの周囲からパンチの進出方向の前方に向かって噴
    射する水とブラストのいずれかにより凹所を形成したの
    ち、前記パンチにより打ち抜き、原板の端部をバイアス
    形状に形成することを特徴とする瓦板の製造方法。
  3. 【請求項3】 半硬化状態の原板の一方の面と他方の面
    とを、それぞれ形成すべきバイアス形状の幅寸法分の間
    隔をおいて板材により挟み付け、前記板材により決めら
    れた間隔に従い、パンチと水とブラストの少なくとも一
    つを利用してくり抜き、原板の端部をバイアス形状に形
    成することを特徴とする瓦板の製造方法。
  4. 【請求項4】 半硬化状態の原板の少なくとも一方の面
    に、形成すべきバイアス形状の幅寸法分の間隔をおいて
    切り欠きを設け、原板の少なくとも他方の面を支え、前
    記切り欠きにより決められた間隔に従い、原板における
    切り欠きを設けた面側から他方の面に向かってパンチと
    水とブラストの少なくとも一つを利用してくり抜き、原
    板の端部をバイアス形状に形成することを特徴とする瓦
    板の製造方法。
  5. 【請求項5】 半硬化状態の原板の一方の面から他方の
    面に向かって、外周面を少なくともテーパ面に形成した
    回転刃により切り抜き、原板の端部をバイアス形状に形
    成することを特徴とする瓦板の製造方法。
  6. 【請求項6】 半硬化状態の原板の一方の面を支え、原
    板の他方の面から一方の面に向かってパンチによりバイ
    アス形状に打ち抜いたのち、打ち抜かれた部分の内部よ
    りバイアス面に液体とブラストの少なくとも一つを吹き
    付け、バイアス面を荒らすことを特徴とする瓦板の製造
    方法。
  7. 【請求項7】 半硬化状態の原板の一方の面には、ロー
    ラの軸方向の両端部に所定の間隔をおいて切り刃を一体
    に設けた回転刃を配置し、前記原板の他方の面には、ロ
    ーラの軸方向の両端部に前記第1の回転刃の切り刃とは
    異なる間隔をおいて切り刃を一体に設けた第2の回転刃
    を配置し、前記第1,第2の回転刃を回転させながら原
    板の一方の面と他方の面に当て、ついで第1,第2の回
    転刃を同じ方向に所定距離走行させたのち、前記第1,
    第2の回転刃を各々の軸方向の中心点を回転中心として
    少なくともほぼ半回転旋回させ、前記原板の一方の面と
    他方の面に切り欠きを施し、ついで前記切り欠きに沿っ
    て打ち抜き、原板の端部をバイアス形状に形成すること
    を特徴とする瓦板の製造方法。
  8. 【請求項8】 ランダムな波形、ジグザグ形またはこれ
    らの組み合わせによる不均一ラインで形成された打ち抜
    き用溝を有する受け台上に、半硬化状態の原板を載置
    し、この原板の一部を前記打ち抜き用溝に挿合するパン
    チにより打ち抜き、原板の端部をバイアス形状に形成す
    ることを特徴とする瓦板の製造方法。
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