JP3034313B2 - ボールねじ機構 - Google Patents
ボールねじ機構Info
- Publication number
- JP3034313B2 JP3034313B2 JP3003500A JP350091A JP3034313B2 JP 3034313 B2 JP3034313 B2 JP 3034313B2 JP 3003500 A JP3003500 A JP 3003500A JP 350091 A JP350091 A JP 350091A JP 3034313 B2 JP3034313 B2 JP 3034313B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ball screw
- ball
- nut
- solid lubricant
- film
- Prior art date
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば宇宙空間や真
空環境等の極限環境の使用に好適するボールねじ機構に
関する。
空環境等の極限環境の使用に好適するボールねじ機構に
関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、宇宙空間においては、略
真空環境であることから地上で使用されるオイルやグリ
ースを用いた潤滑が困難なために、宇宙航行体のドア開
閉機構等に設けられるボールねじ機構に二硫化モリブデ
ン等の固体潤滑剤を使用した固体潤滑方式が採用されて
いる。このような固体潤滑方式としては、従来、ボール
ねじ機構のボール及びボールねじとナットのねじ部に固
体潤滑剤をスパッタリングやめっきにより固体潤滑剤膜
を形成したり、あるいは塗布により固体潤滑剤膜を形成
し、この固体潤滑剤膜を転移膜潤滑する。
真空環境であることから地上で使用されるオイルやグリ
ースを用いた潤滑が困難なために、宇宙航行体のドア開
閉機構等に設けられるボールねじ機構に二硫化モリブデ
ン等の固体潤滑剤を使用した固体潤滑方式が採用されて
いる。このような固体潤滑方式としては、従来、ボール
ねじ機構のボール及びボールねじとナットのねじ部に固
体潤滑剤をスパッタリングやめっきにより固体潤滑剤膜
を形成したり、あるいは塗布により固体潤滑剤膜を形成
し、この固体潤滑剤膜を転移膜潤滑する。
【0003】ところが、上記固体潤滑方式のボールねじ
機構では、前者の場合、固体潤滑膜を比較的薄く形成す
ることが可能であることにより、螺合調整にともないね
じ部に発生する隙間が比較的少なくて済むものである
が、潤滑に寄与する固体潤滑膜の絶対量が少ないため
に、寿命が短命であるという問題を有していた。また、
後者の場合には、固体潤滑膜が比較的厚く形成されるた
めに、固体潤滑剤膜の損耗による磨耗粉が発生し易く、
ねじ部にがたの原因となる隙間が発生し易いことによ
り、その寿命が短命であるという問題を有していた。
機構では、前者の場合、固体潤滑膜を比較的薄く形成す
ることが可能であることにより、螺合調整にともないね
じ部に発生する隙間が比較的少なくて済むものである
が、潤滑に寄与する固体潤滑膜の絶対量が少ないため
に、寿命が短命であるという問題を有していた。また、
後者の場合には、固体潤滑膜が比較的厚く形成されるた
めに、固体潤滑剤膜の損耗による磨耗粉が発生し易く、
ねじ部にがたの原因となる隙間が発生し易いことによ
り、その寿命が短命であるという問題を有していた。
【0004】このように、従来のボールねじ機構では、
螺合部における固体潤滑剤膜の絶対量が少ないものであ
ったり、磨耗粉が発生し易いものであることにより、短
命であり、保守点検作業が困難な宇宙環境等の極限環境
における使用に満足のいくものでなかった。
螺合部における固体潤滑剤膜の絶対量が少ないものであ
ったり、磨耗粉が発生し易いものであることにより、短
命であり、保守点検作業が困難な宇宙環境等の極限環境
における使用に満足のいくものでなかった。
【0005】なお、係る事情は宇宙環境に限ることな
く、地上における真空環境等の極限環境においても同様
のものである。
く、地上における真空環境等の極限環境においても同様
のものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来のボールねじ機構では、寿命が短命であるために、保
守点検作業が困難な宇宙環境等の極限環境における使用
に満足のいくものでないという問題を有していた。
来のボールねじ機構では、寿命が短命であるために、保
守点検作業が困難な宇宙環境等の極限環境における使用
に満足のいくものでないという問題を有していた。
【0007】この発明は上記の事情に鑑みてなされたも
ので、構成簡易にして、長寿命化を図り、取扱い性の向
上を図り得るようにしたボールねじ機構を提供すること
を目的とする。
ので、構成簡易にして、長寿命化を図り、取扱い性の向
上を図り得るようにしたボールねじ機構を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、ボールねじ
に対してボールを介して螺合されるナットのねじ溝の1
回転分にバイパス部材を設けた回路を複数回路形成し、
これら複数回路毎にバイパス部材を介して前記ボールを
1回路分毎に循環するようにしたボールねじ機構におい
て、前記ナットの少なくとも両端側における1回路を構
成するボール及びバイパス部材を固体潤滑剤で形成し、
かつ、その他のボール、ボールねじ及びナットを金属材
料で形成して固体潤滑膜を被着するように構成したもの
である。
に対してボールを介して螺合されるナットのねじ溝の1
回転分にバイパス部材を設けた回路を複数回路形成し、
これら複数回路毎にバイパス部材を介して前記ボールを
1回路分毎に循環するようにしたボールねじ機構におい
て、前記ナットの少なくとも両端側における1回路を構
成するボール及びバイパス部材を固体潤滑剤で形成し、
かつ、その他のボール、ボールねじ及びナットを金属材
料で形成して固体潤滑膜を被着するように構成したもの
である。
【0009】
【作用】上記構成によれば、ボールねじとナットは、そ
のねじ部の固体潤滑剤膜とボールの固体潤滑剤膜により
転移膜潤滑されると共に、固体潤滑剤で形成した1回路
のボール及びバイパス部材を介して転移膜潤滑されるこ
とにより、三体潤滑による転移膜潤滑が行われる。従っ
て、損耗が比較的少なく、しかも高精度な転移膜潤滑が
実現され、可及的に長寿命化が図れる。
のねじ部の固体潤滑剤膜とボールの固体潤滑剤膜により
転移膜潤滑されると共に、固体潤滑剤で形成した1回路
のボール及びバイパス部材を介して転移膜潤滑されるこ
とにより、三体潤滑による転移膜潤滑が行われる。従っ
て、損耗が比較的少なく、しかも高精度な転移膜潤滑が
実現され、可及的に長寿命化が図れる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例について、図面を参
照して詳細に説明する。
照して詳細に説明する。
【0011】図1はこの発明の一実施例に係るボールね
じ機構を示すもので、ボールねじ及びナット10,11
はそれぞれ金属材料で形成され、そのねじ部側の表面に
は二硫化ホリブデン被膜処理等の被膜処理が施されて固
体潤滑剤膜が被着される。このうちナット11には、そ
のねじ溝の一回転に対応する1回路を複数回路構成する
こまと称する第1乃至第4のバイパス部材12〜15が
挿着される。これら第1乃至第4のバイパス部材12〜
15はボールねじ10及びナット11のねじ部で構成す
る1回転分のねじ溝を連通し、その回路内に収容される
ボール16a,16bを循環案内して,ボールねじ10
とナット11の螺合調整を許容する。
じ機構を示すもので、ボールねじ及びナット10,11
はそれぞれ金属材料で形成され、そのねじ部側の表面に
は二硫化ホリブデン被膜処理等の被膜処理が施されて固
体潤滑剤膜が被着される。このうちナット11には、そ
のねじ溝の一回転に対応する1回路を複数回路構成する
こまと称する第1乃至第4のバイパス部材12〜15が
挿着される。これら第1乃至第4のバイパス部材12〜
15はボールねじ10及びナット11のねじ部で構成す
る1回転分のねじ溝を連通し、その回路内に収容される
ボール16a,16bを循環案内して,ボールねじ10
とナット11の螺合調整を許容する。
【0012】上記ナット11の両端側に位置する第1及
び第4のバイパス部材12,15はポリテトラフルオロ
エチレン(PTFE)系樹脂等の固体潤滑剤で形成さ
れ、第2及び第3のバイパス部材13,14は金属材料
で形成されて、その表面に二硫化モリブデン等の固体潤
滑剤膜が被着される。また、ボールねじ10とナット1
1間に介在されるボール16a,16bは第1及び第4
のバイパス部材12,15で閉塞する1回路内に収容さ
れるボール16aが同様に、PTFE系樹脂等の固体潤
滑剤で形成され、第2及び第3のバイパス部材13,1
4で閉塞する回路内に収容されるボール16bは金属材
料で形成されて、その表面に上記二硫化モリブデン等の
固体潤滑剤膜が被着される。
び第4のバイパス部材12,15はポリテトラフルオロ
エチレン(PTFE)系樹脂等の固体潤滑剤で形成さ
れ、第2及び第3のバイパス部材13,14は金属材料
で形成されて、その表面に二硫化モリブデン等の固体潤
滑剤膜が被着される。また、ボールねじ10とナット1
1間に介在されるボール16a,16bは第1及び第4
のバイパス部材12,15で閉塞する1回路内に収容さ
れるボール16aが同様に、PTFE系樹脂等の固体潤
滑剤で形成され、第2及び第3のバイパス部材13,1
4で閉塞する回路内に収容されるボール16bは金属材
料で形成されて、その表面に上記二硫化モリブデン等の
固体潤滑剤膜が被着される。
【0013】なお、上記第1乃至第4のバイパス部材1
2〜15は図2に示すように、それぞれナット11のね
じ溝に所定数のボール16a,16bが収容された状態
で、ねじ溝1回転分に対応する1回路を構成するように
ナット11の所定の位置に挿着され、収容されたボール
16a,16bを回路内で循環させてボールねじ10及
びナット11相互間の螺合調整を実現する。
2〜15は図2に示すように、それぞれナット11のね
じ溝に所定数のボール16a,16bが収容された状態
で、ねじ溝1回転分に対応する1回路を構成するように
ナット11の所定の位置に挿着され、収容されたボール
16a,16bを回路内で循環させてボールねじ10及
びナット11相互間の螺合調整を実現する。
【0014】上記構成において、ボールねじ10とナッ
ト11の相互間が回転されると、ボール16a,16b
は第1乃至第4のバイパス部材12〜15で形成する回
路内を循環して、ボールねじ10とナット11の螺合調
整を行う。この際、第1及び第4のバイパス部材12,
15は、そのボール16aの循環に連動してボールねじ
10及びナット11のねじ部との間で転移膜潤滑を行
う。同時に、他の第2及び第3のバイパス部材13,1
4で形成する回路内のボール16bとボールねじ10及
びナット11はそれぞれの固体潤滑剤膜で転移膜潤滑さ
れ、ここに、いわゆる三体転移膜潤滑が行われる。
ト11の相互間が回転されると、ボール16a,16b
は第1乃至第4のバイパス部材12〜15で形成する回
路内を循環して、ボールねじ10とナット11の螺合調
整を行う。この際、第1及び第4のバイパス部材12,
15は、そのボール16aの循環に連動してボールねじ
10及びナット11のねじ部との間で転移膜潤滑を行
う。同時に、他の第2及び第3のバイパス部材13,1
4で形成する回路内のボール16bとボールねじ10及
びナット11はそれぞれの固体潤滑剤膜で転移膜潤滑さ
れ、ここに、いわゆる三体転移膜潤滑が行われる。
【0015】このように、上記ボールねじ機構はナット
の両端において1回路を構成する第1及び第4のバイパ
ス部材12,15と収容されるボール16aを固体潤滑
剤で形成し、第3及び第4のバイパス部材13,14と
収容されるボール16b、ボールねじ10及びナット1
1を金属材料で形成して固体潤滑剤膜を被着するように
構成した。これによれば、ボールねじ10とナット11
は、そのねじ部の固体潤滑剤膜と第2及び第3のバイパ
ス部材13,14とそのボール16bの固体潤滑剤膜に
より転移膜潤滑が行われると共に、第1及び第4のバイ
パス部材12,15とそのボール16aにより転移膜潤
滑が行われるため、損耗が比較的少なく、しかも高精度
な転移膜潤滑が実現され、その長寿命化が図れる。
の両端において1回路を構成する第1及び第4のバイパ
ス部材12,15と収容されるボール16aを固体潤滑
剤で形成し、第3及び第4のバイパス部材13,14と
収容されるボール16b、ボールねじ10及びナット1
1を金属材料で形成して固体潤滑剤膜を被着するように
構成した。これによれば、ボールねじ10とナット11
は、そのねじ部の固体潤滑剤膜と第2及び第3のバイパ
ス部材13,14とそのボール16bの固体潤滑剤膜に
より転移膜潤滑が行われると共に、第1及び第4のバイ
パス部材12,15とそのボール16aにより転移膜潤
滑が行われるため、損耗が比較的少なく、しかも高精度
な転移膜潤滑が実現され、その長寿命化が図れる。
【0016】なお、上記実施例では、ナット11の両端
側に位置する第1及び第4のバイアス部材12,15と
ボール16aを固体潤滑剤で形成したが、少なくともこ
れらを固定潤滑剤で構成すれば良いもので、その他の第
2及び第3のバイアス部材13,14とボール16bを
同様に固体潤滑剤で形成することも可能である。
側に位置する第1及び第4のバイアス部材12,15と
ボール16aを固体潤滑剤で形成したが、少なくともこ
れらを固定潤滑剤で構成すれば良いもので、その他の第
2及び第3のバイアス部材13,14とボール16bを
同様に固体潤滑剤で形成することも可能である。
【0017】また、上記実施例では、回路数を4回路で
構成した場合に適用したが、この回路数に限ることな
く、適用可能である。
構成した場合に適用したが、この回路数に限ることな
く、適用可能である。
【0018】よって、この発明は上記実施例に限ること
なく、その他、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
の変形を実施し得ることは勿論のことである。
なく、その他、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
の変形を実施し得ることは勿論のことである。
【0019】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、構成簡易にして、長寿命化を図り、取扱い性の向上
を図り得るようにしたボールねじ機構を提供することが
できる。
ば、構成簡易にして、長寿命化を図り、取扱い性の向上
を図り得るようにしたボールねじ機構を提供することが
できる。
【図1】この発明の一実施例に係るボールねじ機構を示
す図。
す図。
【図2】図1の1回路を構成するボールの配列状態を示
す図。
す図。
10…ボールねじ、11…ナット、12乃至15…第1
乃至第4のバイパス部材、16a,16b…ボール。
乃至第4のバイパス部材、16a,16b…ボール。
Claims (1)
- 【請求項1】 ボールねじに対してボールを介して螺合
されるナットのねじ溝の1回転分にバイパス部材を設け
た回路を複数回路形成し、これら複数回路毎にバイパス
部材を介して前記ボールを1回路分毎に循環するように
したボールねじ機構において、 前記ナットの少なくとも両端側における1回路を構成す
るボール及びバイパス部材を固体潤滑剤で形成し、か
つ、その他のボール、ボールねじ及びナットを金属材料
で形成して固体潤滑膜を被着したことを特徴とするボー
ルねじ機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3003500A JP3034313B2 (ja) | 1991-01-16 | 1991-01-16 | ボールねじ機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3003500A JP3034313B2 (ja) | 1991-01-16 | 1991-01-16 | ボールねじ機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04236845A JPH04236845A (ja) | 1992-08-25 |
JP3034313B2 true JP3034313B2 (ja) | 2000-04-17 |
Family
ID=11559076
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3003500A Expired - Fee Related JP3034313B2 (ja) | 1991-01-16 | 1991-01-16 | ボールねじ機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3034313B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004263728A (ja) * | 2003-02-18 | 2004-09-24 | Koyo Seiko Co Ltd | ボールねじ装置 |
-
1991
- 1991-01-16 JP JP3003500A patent/JP3034313B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04236845A (ja) | 1992-08-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |