JP3034270U - 写真立て - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 関連性のある複数枚の写真を同時に収容した
状態で机上等に起立させて一度に観賞できる写真立てを
提供する。 【解決手段】 前面板３と後面板４との間に写真収納部
５を設けると共に前面板３に写真１０の画面部分が臨む
開口窓２を設けて平板状の写真立てユニット１を形成
し、該写真立てユニット１を折曲自在に複数連接し、一
連の写真立てユニット１を各連接部６で屈曲させて屏風
状に起立し得る構成とした。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、複数枚の写真をそれぞれ横に並べて収容し、机上等に起立させて観 賞できるようにした写真立てに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の写真を観賞する写真立ては、例えば額縁状の写真立て本体内に１枚の写 真が収容できるように形成されている。そして写真立て本体の裏側には支持脚が 設けられ、机上等に起立させて使用するようにしている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

このように従来の写真立ては、ただ１枚の写真しか収容させることができない ため、例えば旅行時の写真のように関連の深い複数枚の写真をまとめて観賞に供 したいときは、写真の数だけの写真立てが必要となり、しかも、各写真立てには 支持脚を設けるなど構造的にも複雑であることから勢いコスト高となり、使用者 側に経済的な負担を強いていた。また、複数の写真立てを並べるのに広いスペー スを必要とするために、狭い机上等には並べにくく見栄えも悪いばかりか取扱か いが面倒であるという課題が有った。 そこで、本考案はこのような従来の写真立てにみられる課題をすべて解決すべ くなされたもので、複数の写真を収容できて使い勝手が良く、しかもコスト的に も低廉になし得る写真立てを提供することを目的としている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

かかる目的を達成するために本考案に係る写真立ては、前面板と後面板との間 に写真収納部を設けると共に前面板に写真の画面部分が臨む開口窓を設けて平板 状の写真立てユニットを形成し、該写真立てユニットを折曲自在に複数連接し、 一連の写真立てユニットを各連接部で屈曲させて屏風状に起立し得る構成とした 。これにより複数の写真を同時に収容できて使い勝手が良く、安定した状態で起 立して写真を観賞することができる。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下に本考案に係わる写真立ての実施の形態を図面と共に説明する。図１は写 真立ての前面の斜視図、図２はその裏面の斜視図、図３は横断面図である。図に おいて１は１枚の写真を収容し得る平板状の写真立てユニットであり、該写真立 てユニット１は中央部に写真の画面部分を臨ませる縦長で方形の開口窓２を設け た前面板３と後面板４との間に写真収容部５を設けて形成される。そして、本実 施の形態ではこのような写真立てユニット１を４組横並びに連接し、更に、各連 接部６で屈曲できるように構成している。

【０００６】 前記各写真立てユニット１は例えば、厚紙，プラスチック，木材，金属等の板 材を材料にして形成することができるが、本実施の形態では厚紙を使用している 。すなわち、４組の前面板３を１枚の厚紙により形成し、各連接部６をヒンジ部 として自由に屈曲できるようにしている。そして、各前面板３の裏面に、上下両 端縁と左右側縁のうち一側縁のみを残し、他の３方側縁に所要巾の帯板状をなす スペーサー７を貼り付けた状態で、各スペーサー７の裏面に、前面板３の外径寸 法と同じ大きさの後面板４を貼着し、前記３方のスぺーサー７の内側に写真収容 部５を形成している。なお、上下両端縁または左右側縁のスペーサー７は各前面 板３の各端縁に側片を一体に連接し、該側片を折り曲げるようにすることが望ま しい。また、各スペーサー７の内側端縁は図２に示されるように開口窓２の周縁 より若干引込ませて、写真の周辺部を支持させるようにしている。

【０００７】 そして、スペーサー７を貼着しない前面板３と後面板４との一側端縁の間を図 ２に示されるように写真収容部５に連通する写真挿入口８とし、この写真挿入口 ８に面して後面板４の側端縁に、後記する写真１０を写真収容部５内に挿入した り引き出し易くさせるため、半円形の切り欠き９を設けている。

【０００８】 このように写真立てユニット１を４組横並びに連結して構成される本考案の写 真立ては、所望の写真１０を各写真立てユニット１の写真挿入口８から挿入して 写真収容部５に収容させることで図４のように複数の写真（最多で４枚）を収容 させることができる。そして、各連接部６で各写真立てユニット１を屈曲させて 全体の形状を屏風状にして机上等に置き、安定した状態で起立させて観賞に供す ることができる。なお、図示例では写真立てユニット１を横並びに４組連接して いるが、本考案の写真立ては図示例に限られることなく、複数（２組以上）の写 真立てユニット１を横並びに連接したものがすべて実施の対象になる。

【０００９】 また、図５に示したものは各写真立てユニット１の前面板３に設けた開口窓２ の形状を図１に示した縦長の方形のものと違えた実施の形態であり、菱形のもの と縦長楕円形のものとを交互に設けている。このように開口窓２の形状を変える ことで収容した写真の趣きを大きく変えて斬新な感じをもたせることができる。

【００１０】

【考案の効果】

以上述べたように本考案に係る写真立ては、写真を収容する写真立てユニット を横並びに複数連接した構成からなるので、各写真立てユニットを屈曲させて屏 風状とすることで机上等に安定した状態で起立でき、関連のある複数枚の写真を 並べて一度に観賞することができる。しかも、各写真立てユニットをコンパクト な形に連接できるから比較的スペースの狭い机上等にも使用することができ使い 勝手が良い。さらに、従来の如く支持脚を設ける必要がなく構成が簡単で製作が 容易であることから、製造コストを低廉になし得るという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る写真立ての実施の形態を示す正面
斜視図。

【図２】同一部を切抜いた裏面斜視図。

【図３】同横断面図。

【図４】各写真立てユニットに写真を収容した使用状態
の斜視図。

【図５】各写真立てユニットの開口窓の形状を違えた写
真立ての正面斜視図。

【符号の説明】

１ 写真立てユニット ２ 開口窓 ３ 前面板 ４ 後面板 ５ 写真収容部 ６ 連接部 １０ 写真

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 前面板と後面板との間に写真収納部を設
   けると共に前面板に写真の画面部分が臨む開口窓を設け
   て平板状の写真立てユニットを形成し、該写真立てユニ
   ットを折曲自在に複数連接し、一連の写真立てユニット
   を各連接部で屈曲させて屏風状に起立し得る構成とした
   ことを特徴とする写真立て。