JP3034133U - 避難用設備 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は建物からの避難用設備関し、人体を
安全に降ろすようにすることを課題とする。 【解決手段】 建物に設置された降下用摺動フレーム装
置と、この降下用摺動フレーム装置に適用される避難装
置（２）とを有する。降下用摺動フレーム装置は、建物
の外壁に取付けられた平行の二列の摺動用のフレーム
（１）と、この摺動用のフレーム（１）の末端の弧形の
スリップフレーム（１’）と、摺動用のフレーム（１）
に繋がっており建物の窓を通って部屋内に延びている摺
動用のレール（３）とを有する。避難装置（２）は、摺
動用のレール（３）を通って、摺動用のフレーム（１）
に到り、摺動用のフレーム（１）に沿って滑り降りる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は危険な所から逃れるための装置に関し、例えば、摩天楼からの避難設 備に係る。

【０００２】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、建物に設置された降下用摺動フレーム装置と、この降下用 摺動フレーム装置に適用される避難装置とを有し、 上記降下用摺動フレーム装置は、建物の外壁に取付けられた平行の二列の摺動 用のフレームと、この摺動用のフレームの末端の弧形のスリップフレームと、摺 動用のフレームに横向きに取付けられるＣ形の摺動用のレールとを有し、摺動用 のフレームは、Ｈ形の真ん中フレームとこの両側に接合された２つのＵ形側辺フ レームとよりなり、真ん中フレームは、スライドウェイを有し、２つの側辺フレ ームの間に、スライド経路が形成してあり、真ん中フレームは、２つの平行の位 置決め板を有し、各側辺フレームの内側には減速用ブロックが複数配置してあり 、位置決め板には、多数の位置決め穴が形成してあり、摺動用のフレームには、 一端に支持凸体を有する取付け台が少なくとも一つ設置してあり、支持凸体は、 ２つの平行の位置決め板の間に嵌合し、位置決め穴を通ったねじによって締め付 けてあり、取付け台が建物の外壁に取り付けてあり、２つの側辺フレームのうち の一方には、ノッチが形成してあり、上記ノッチに近づいている後ろ側に、２つ の蝶番が設けてあり、摺動用のレールの端に、２つのアングルプレートが上記２ つの蝶番に対応して設けてあり、アングルプレートが蝶番に接続してあり、弧形 のスリップフレームの末端に、パッドを有するブロックプレートが設けてあり、 真ん中フレームの内側の周辺に沿って、複数の溝が設置され、弾性を持つプレー トが溝内に設けてある構成を有し、 上記避難装置は、横向きロッドを有し、横向きロッドの末端にホイールとこれ に近づいて三角のブロックが設置してあり、横向きロッドの下に、２つの吊りリ ングが設けてあり、これに、２本のベルトが繋がっており縦向きになっており、 ２本のベルトの末端に環形体が連結してあり、横向きのベルトが２本の縦向きの ベルトと接合してあり、ホイールが摺動用のレールの口開けを通って摺動用のレ ールの中に差し込まれる構成としたものである。

【０００３】

【考案の実施の形態】

本考案になる摩天楼等の建造物からの避難設備は、建物に設置された降下用摺 動フレーム装置と、この降下用摺動フレーム装置に適用される避難装置とよりな る。 先ず、降下用摺動フレーム装置について説明する。

【０００４】 図１乃至図４に示すように、摺動用のフレーム１が、二列且つ平行に、建物の 外壁に縦に取付けてある。各摺動用のフレーム１の下端に、弧形のスリップフレ ーム１’が連結してある。 断面がＣ形の摺動用のレール３が、摺動用のフレーム１に横向きに取付けられ ている。摺動用のフレーム１は、断面がＨ形の真ん中フレーム１６と、この両側 に接合された２つの断面がＵ形の側辺フレーム１７とよりなる。真ん中フレーム １６は、スライドウェイ１１を有する。２つの側辺フレーム１７の間に、スライ ド経路１２が形成してある。

【０００５】 真ん中フレーム１６は、２つの平行の位置決め板１４を有する。各側辺フレー ム１７の内側には、複数の減速用ブロック１３が、図２、図３に示すように、配 置してある。位置決め板１４には、多数の位置決め穴１５が形成してある。 取付け台４は、一端に支持凸体４１を有する。取付け台４は、建物の外壁に取 り付けてある。支持凸体４１が、２つの平行の位置決め板１４の間に嵌合し、位 置決め穴１５を通ったねじ４２によって締め付けてある。摺動用のフレーム１は 、取付け台４によって支持されて、建物の外壁に敷設してある。

【０００６】 ２つの側辺フレーム１７のうちの一方には、ノッチ１０が形成してある。この 側辺フレーム１７には、ノッチ１０に近づいている後ろ側に、２つの蝶番３１が 設けてある。 摺動用のレール３の端に、２つのアングルプレート３２が上記２つの蝶番３１ に対応して設けてあり、アングルプレート３２が蝶番３１に接続してある。

【０００７】 図６、図７，図８，図９に示すように、弧形のスリップフレーム１’の末端に 、パッド１１２’を有するブロックプレート１１１’が設けてある。弧形のスリ ップフレーム１’についてみるに、真ん中フレーム１６’の内側の周辺に沿って 、複数の溝１８’が形成してある。弾性を持つプレート１９’が、各溝１８’内 に設けてある。弧形のスリップフレーム１’の形状は、摺動用のフレーム１の形 状と似ている。

【０００８】 次に、避難装置２について説明する。図２、図３、図４、図５に示すように、 避難装置２は、横向きロッド２１を有し、この横向きロッド２１の末端に、ホイ ール２２が設けてある。この横向きロッド２１には、ホイール２２と近接して三 角のブロック２３が設けてある。 また、横向きロッド２１の下に、２つの吊りリング２１１が設けてあり、これ に、２本のベルト２４１が繋がっており縦向きになっている。２本のベルト２４ １の末端に環形体２４４が連結してある。横向きのベルト２４２が２本の縦向き のベルト２４１と接合してある。

【０００９】 ホイール２２が摺動用のレール３の口開け３０を通って摺動用のレール３の中 に差し込まれる。

【００１０】

【考案の効果】

上述の如く、本考案によれば、人体を建物から安全に降ろすことが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例になる避難設備の全体図であ
る。

【図２】避難装置が摺動用のレールを通って摺動用のフ
レームに到る状態、及び摺動用のフレーム内を摺動する
状態を示す図である。

【図３】２本の平行な摺動用のフレーム及び２本の平行
な摺動用のレールを、避難装置と併せて示す断面図であ
る。

【図４】摺動用のフレーム及び摺動用のレールの透視分
解斜視図である。

【図５】避難装置の斜視図である。

【図６】図１中、弧形のスリップフレームを拡大して示
す図である。

【図７】スリップフレーム内の複数の溝を示す図であ
る。

【図８】避難装置がスリップフレーム内にを通っている
ときの状態を示す断面図である。

【図９】スリップフレームの拡大断面図である。

【符号の説明】

１ 摺動用のフレーム １２ スライド経路 １３ 複数の減速用ブロック １４ 位置決め板 １５ 多数の位置決め穴 １６ 真ん中フレーム １７ 側辺フレーム １’弧形のスリップフレーム １１２’ パッド １１１’ ブロックプレート １６’ 真ん中フレーム １８’ 複数の溝 １９’弾性を持つプレート ２ 避難装置 ２１ 横向きロッド ２２ ホイール ２３ 三角のブロック ２１１ 吊りリング ２４１ ベルト ２４２ 横向きのベルト ２４４ 環形体 ３ 摺動用のレール ３０ 口開け ３１ 蝶番 ３２ アングルプレート ４ 取付け台 ４１ 支持凸体 ４２ ねじ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 建物に設置された降下用摺動フレーム装
   置と、この降下用摺動フレーム装置に適用される避難装
   置（２）とを有し、 上記降下用摺動フレーム装置は、建物の外壁に取付けら
   れた平行の二列の摺動用のフレーム（１）と、この摺動
   用のフレーム（１）の末端の弧形のスリップフレーム
   （１’）と、摺動用のフレーム（１）に横向きに取付け
   られるＣ形の摺動用のレール（３）とを有し、摺動用の
   フレーム（１）は、Ｈ形の真ん中フレーム（１６）とこ
   の両側に接合された２つのＵ形側辺フレーム（１７）と
   よりなり、真ん中フレーム（１６）は、スライドウェイ
   （１１）を有し、２つの側辺フレーム（１７）の間に、
   スライド経路（１２）が形成してあり、真ん中フレーム
   （１６）は、２つの平行の位置決め板（１４）を有し、
   各側辺フレーム（１７）の内側には減速用ブロック（１
   ３）が複数配置してあり、位置決め板（１４）には、多
   数の位置決め穴（１５）が形成してあり、摺動用のフレ
   ーム（１）には、一端に支持凸体（４１）を有する取付
   け台（４）が少なくとも一つ設置してあり、支持凸体
   （４１）は、２つの平行の位置決め板（１４）の間に嵌
   合し、位置決め穴（１５）を通ったねじ（４２）によっ
   て締め付けてあり、取付け台（４）が建物の外壁に取り
   付けてあり、２つの側辺フレーム（１７）のうちの一方
   には、ノッチ（１０）が形成してあり、上記ノッチ（１
   ０）に近づいている後ろ側に、２つの蝶番（３１）が設
   けてあり、摺動用のレール（３）の端に、２つのアング
   ルプレート（３２）が上記２つの蝶番（３１）に対応し
   て設けてあり、アングルプレート（３２）が蝶番（３
   １）に接続してあり、弧形のスリップフレーム（１’）
   の末端に、パッド（１１２’）を有するブロックプレー
   ト（１１１’）が設けてあり、真ん中フレーム（１
   ６’）の内側の周辺に沿って、複数の溝（１８’）が設
   置され、弾性を持つプレート（１９’）が溝（１８’）
   内に設けてある構成を有し、 上記避難装置（２）は、横向きロッド（２１）を有し、
   横向きロッド（２１）の末端にホイール（２２）とこれ
   に近づいて三角のブロック（２３）が設置してあり、横
   向きロッド（２１）の下に、２つの吊りリング（２１
   １）が設けてあり、これに、２本のベルト（２４１）が
   繋がっており縦向きになっており、２本のベルト（２４
   １）の末端に環形体（２４４）が連結してあり、横向き
   のベルト（２４２）が２本の縦向きのベルト（２４１）
   と接合してあり、ホイール（２２）が摺動用のレール
   （３）の口開け（３０）を通って摺動用のレール（３）
   の中に差し込まれる構成としてなるた避難設備。