JP3033898U - プリントゼッケン - Google Patents
プリントゼッケンInfo
- Publication number
- JP3033898U JP3033898U JP1996007147U JP714796U JP3033898U JP 3033898 U JP3033898 U JP 3033898U JP 1996007147 U JP1996007147 U JP 1996007147U JP 714796 U JP714796 U JP 714796U JP 3033898 U JP3033898 U JP 3033898U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fabric
- printed
- bleeding
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- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 プリント層の剥離、色あせが生じ難く、ま
た、油性フェルトペンで名前を書込んでも滲まず、さら
に、アイロン接着が可能で裁断縁の糸ほつれも生じない
プリントゼッケンを提供することである。 【解決手段】 布地2の表面に表示部囲い枠3等の必要
表示事項を染料でプリントする。その後、全体に滲み止
め加工を施し、さらに布地2の裏面にアイロン接着のた
めのホットメルト系樹脂フィルムを貼り、そのフィルム
で併せて糸ほつれも防止する。
た、油性フェルトペンで名前を書込んでも滲まず、さら
に、アイロン接着が可能で裁断縁の糸ほつれも生じない
プリントゼッケンを提供することである。 【解決手段】 布地2の表面に表示部囲い枠3等の必要
表示事項を染料でプリントする。その後、全体に滲み止
め加工を施し、さらに布地2の裏面にアイロン接着のた
めのホットメルト系樹脂フィルムを貼り、そのフィルム
で併せて糸ほつれも防止する。
Description
【0001】
この考案は、一部の表示内容と表示部囲い枠などを事前にプリントし、少なく とも名前は空白部に後から書込むなどして入れるようにしてあるゼッケンに関す る。ここでは、かかる様式のゼッケンをプリントゼッケンと言う。
【0002】
首記のプリントゼッケンは、スポーツウェア(水着も含む)等を着た学生の名 前のほか、学年や所属クラスなどを表示するのに多用されている。
【0003】 このプリントゼッケンには、無処理の布地に表示部囲い枠、学年、クラスなど の必要表示事項を顔料染めしたものと、にじみ止め加工を施した布地に必要表示 事項をプリントしたものがある。
【0004】
無処理の布地に必要表示事項を顔料染めしたゼッケンは、油性フェルトペン( いわゆるマジックインキ(商品名)等)で空欄に名前等を書込むときに文字が滲 んで仕上がりがきれいにならない。また、顔料染めであるので色あせも生じ易い 。
【0005】 このため、布地に滲み止め加工を施したゼッケンも提供されているが、従来の この種のゼッケンは、ゼッケン製造業者がにじみ止め加工を施した無地の織布を 織物メーカから仕入れ、これを所要サイズに裁断後、表面に必要表示事項をプリ ントしていたため、下記の不具合が生じていた。
【0006】 即ち、布地に先に滲み止め加工を施しているため、必要表示事項をプリントす る際の顔料ののりが悪い。滲み止め加工は、繊維や糸の表面に疎水性物質をコー ティングして繊維の吸水性を下げる加工であるので、繊維に対する顔料の付着性 が悪く、洗濯を何回か繰り返すとプリント層が剥がれ落ちる。さらに、従来のプ リントゼッケンは、裁断部で糸がほつれるため、縁を折り込んで着衣に縫い付け ており、取付けにも手間がかかる。
【0007】 この考案は、上述の不具合を無くしたプリントゼッケンを提供しようとするも のである。
【0008】
上記の課題を解決するため、この考案のプリントゼッケンは、所要サイズの布 地の表面に、少なくとも名前の表示部を空白にして表示部の囲い枠、学年、クラ ス等の必要表示事項を染料でプリントし、そのプリント層の上から滲み止め加工 を施し、さらに、裏面に熱融着層を設けたのである。
【0009】
この考案のゼッケンは、必要表示事項を染料でプリントした後に滲み止め加工 を施しているので、染料が布地に良好に浸みて定着し、さらに、そのプリント層 の外側を発水性のある滲み止めのコート層が覆って保護し、そのため、プリント 層の剥げ落ち、色あせが起こり難い。
【0010】 また、滲み止め加工を施しているので、油性フェルトペンで名前等を書込んで も滲まず、ゼッケンが美しく仕上がる。
【0011】 さらに、裏面に熱融着層を設けたので、アイロンによるゼッケンの接着取付け が可能であるほか、熱融着層がバインダとなって糸のほつれを防止するため、裁 断縁の折り込み処理も不要であり、取付けが楽で、取付け後の体裁も良くなる。
【0012】
図1に、この考案のプリントゼッケンの実施形態を示す。
【0013】 このプリントゼッケン1は、所要サイズの布地2の表面に表示部囲い枠3、学 年番号4、クラス番号5、両番号を区分するハイフォン記号6を染料でプリント し、その後に滲み止め加工を施し、さらに、図2に示すように、布地2の裏面に アイロンの熱で溶けて取付面に接着するホットメルト系樹脂のフィルム7を融着 一体化させた構造になっている。
【0014】 布地2は、白地の布地、必要な色に染色したカラー布地のどちらであってもよ い。さらに、水着用ゼッケンの場合、伸縮性の良いものが水着の伸びに追従して よくフィットする。
【0015】 表面のプリントは、ここでは名前書込み部8だけを空欄にしたが、学年番号、 クラス番号の部分も空白にして後から必要な数字を書込むようにしてもよい。
【0016】 にじみ止め加工は、プリント後の繊維表面に疎水性物質のコーティング膜を設 けてにじみ止め効果を生じさせる。疎水性物質としてここではアクリル樹脂を用 いたが、この滲み止め加工には、織物の発水、防水加工に利用されている方法、 例えば、処理剤にワックスや高分子合成物を用いる一時性通気性発水加工や、エ ステル型発水剤、エーテル型発水剤、配位結合型発水剤或いは接着型発水剤を用 いる永久性通気性発水加工なども利用できる。
【0017】 熱融着層となるフィルム7は、布地2の裏面全域に貼り合わせる。これにより 、ゼッケン1は布地とフィルムが複合化されたシートとなり、どの位置で裁断し ても糸ほつれが防止される。ここで用いたフィルム7は、エチレン−酢酸ビニル 共重合体(EVA)で作られている。
【0018】 かかるプリントゼッケンは、長尺、幅広の織布を走行させながらその織布に定 ピッチ、定間隔で多数のゼッケンをプリントし、滲み止めの加工工程、フィルム 7の積層加工工程を経た後、個々のゼッケンを切り離す方法で製造すると効率良 く作れる。
【0019】 なお、実施形態のプリントゼッケンは、着用者の名前と共に学年、クラスを表 示するものであるが、表示内容は自由に変えることができる。
【0020】
以上述べたように、この考案のプリントゼッケンは、染料を用いたプリント層 の上から滲み止めのコーティング膜を施し、さらに、布地の裏面に熱融着層を設 けたものであるから、プリント層の剥離、色あせが生じ難く、また、油性フェル トペンで名前等を書込んでも滲まず美しく仕上がる。
【0021】 さらに、アイロン接着が可能であるほか、熱融着層が糸のほつれを防止するの で、ほつれ止めのための裁断縁の折り込みも不要であり、着衣に簡単に体裁良く 取付けられる利点もある。
【図1】実施形態のゼッケンの正面図
【図2】断面の概略図
1 プリントゼッケン 2 布地 3 表示部囲い枠 4 学年番号 5 クラス番号 6 ハイフォン記号 7 ホットメルト系樹脂のフィルム 8 名前書込み部
Claims (1)
- 【請求項1】 所要サイズの布地の表面に、少なくとも
名前の表示部を空白にして表示部の囲い枠、学年、クラ
ス等の必要表示事項を染料でプリントし、そのプリント
層の上から滲み止め加工を施し、さらに、裏面に熱融着
層を設けてあるプリントゼッケン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996007147U JP3033898U (ja) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | プリントゼッケン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996007147U JP3033898U (ja) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | プリントゼッケン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3033898U true JP3033898U (ja) | 1997-02-07 |
Family
ID=43168765
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996007147U Expired - Lifetime JP3033898U (ja) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | プリントゼッケン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3033898U (ja) |
-
1996
- 1996-07-23 JP JP1996007147U patent/JP3033898U/ja not_active Expired - Lifetime
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