JP3033859U - 空気清浄機 - Google Patents

空気清浄機

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JP3033859U
JP3033859U JP1996007108U JP710896U JP3033859U JP 3033859 U JP3033859 U JP 3033859U JP 1996007108 U JP1996007108 U JP 1996007108U JP 710896 U JP710896 U JP 710896U JP 3033859 U JP3033859 U JP 3033859U
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弘三郎 野島
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株式会社オーデン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストダウン化及び量産化を図る。 【解決手段】 ニードル偏向一体電極を形成するには、
一対の折曲電極板部材30,31を向かい合わせて当接
状態にする。これにより、偏向電極部の形態が具現す
る。この後、ニードル電極部となるピン部材29を、重
ねられたピン取付孔ha,hbに中空内部側から挿通す
る。このとき、針先291は前板部311の表面から突
出するが、胴体部292は中空内部に留まる。次に、ピ
ン部材29の胴体部292を打撃し、この撃力により、
胴体部292がピン取付孔ha,hbに打ち込まれる。
ピン取付孔ha,hbは、胴体部292のめり込みによ
り、弾性変形し、ピン部材29の胴体部292がピン取
付孔ha,hbに緊密に嵌合固着する。このとき、一対
の折曲電極板部材30,31もピン部材29を介して相
互にかつ緊密に連結されるので、偏向電極部も同時に完
成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、電気集塵機に係り、特に、空気清浄機及びディーゼルエンジンの 空気清浄機に応用して好適な空気清浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、オフィス、レストラン、遊技施設、工場、住宅等の建物(以下、代表し て、オフィスという)の高気密構造化に伴い、タバコの煙、トナー、紙粉等の塵 埃(浮遊微粒子)や、悪臭や、その他有害な物質を含んだ汚れた空気が、オフィ スで働く人の健康を害し、設備や機器を汚す確率を高めている。 従来、このようなオフィスの中で、塵埃等が目に見えてひどい場所(例えば、 喫煙室等)では、換気扇を稼働させて汚れた空気を室外に排出することが、一般 的な対処の仕方であった。しかし、これだと室内の温度が室外の温度に影響され 、冷・暖房効果が極端に悪化するという不都合があった。室内の空気の浄化を行 いながら、室内の温度を一定に保つには、絶えず、換気扇を稼働させながら、エ アコンディショナーも稼働させて冷・暖房する必要があるが、こうすると、エア コンディショナーと換気扇の消費電力が膨大になるので、好ましくない。
【0003】 このような状況下、必要最小限の換気で済み、エアコンディショナーの無駄な 稼働もなく、消費電力を大幅に節減できる装置として、電気集塵装置を応用した 空気清浄機(エレクトロニックエアクリーナ)が普及してきている。 従来、電気的制御による空気清浄機に採用される集塵方式には、大別すると、 生産容易なワイヤ放電方式と、集塵力に優れるニードル放電方式とがある。また 、空気清浄機を設置の仕方によって分類すると、壁掛け式、天井吊下げ式、天井 埋込み式、床置き式等が存在する。
【0004】 図19は、ニードル放電方式で動作する(壁掛け式)空気清浄機の外観を示 す斜視図、図20は、同空気清浄機を一部破断して示す側面図、図21は、同空 気清浄機の主要部である集塵ユニットの構成を示す縦断面図、図22は、同集塵 ユニットをサブユニットに分離して示す縦断面図、図23は、同集塵ユニットを 前面側(空気の吸引側)から見た斜視図、図24は、図23の一部を拡大して示 す部分拡大斜視図、図25は、同集塵ユニットを背面側(空気の吹出側)から見 た斜視図、また、図26は、同空気清浄機の動作を説明するための動作原理図で ある。
【0005】 上記空気清浄機は、図19及び図20に示すように、ルーバ付きの開口部1か ら室内の汚れた空気2を吸い込む吸引部3と、プレフィルタ4、集塵ユニット5 及び活性炭素繊維からなる脱臭フィルタ6が装着され、ここを通過する空気に対 して除塵と脱臭を行う集塵部7と、この集塵部7で清められた空気8を室外に吹 き出させる吹出部9と、図示せぬ電源部とから概略構成されている。上記吹出部 9には、電動ファン10が装着され、この電動ファン10によって、汚れた空気 2が開口部1から吸い込まれ、集塵部7で清められた後、クリーンな空気8とな って吹出部9から吹き出される。また、集塵部7の前板は引倒し式の開閉扉11 となっていて、プレフィルタ4、集塵ユニット5及び脱臭フィルタ6に吸着した 汚れを洗い落として何度でも使用可能とするために、これらを適宜出し入れでき るようになっている。
【0006】 上記集塵ユニット5は、図21乃至図25に示すように、イオン化空間領域を 形成するレコード針状のニードル電極部12と、このニードル電極部12を先端 面にて突出状態に支持固定する略10mm角、長さ5〜6cmの角柱状の偏向電 極部13との一体構造であるニードル偏向一体電極14,14,…が縦横に格子 状に配設され、各ニードル偏向一体電極14に、略20mm角、長さ5〜6cm の中空角筒状のコレクターセル(塵等の微粒子を静電気力で吸引補集するための 電極)15が、空気の通り道となる幅略5mmの角環状の隙間ありの状態で、嵌 め込まれて構成され、洗浄時には、洗浄操作を容易とするために、図22に示す ように、雄型サブユニット16と、雌型サブユニット17とに分離できるように なっている。 雄型サブユニット16は、箱形フレーム(以下、外箱フレームという)18を 有し、この外箱フレーム18の下面に、多数のニードル偏向一体電極14,14 ,…を支持し、かつ、相互に連結して等電位とする連結支持部材19,19,… が、絶縁プレート20,20,…を介して結合されることで、多数のニードル偏 向一体電極14,14,…が、外箱フレーム18の内側に格子状に配列されてな っている。 また、雌型サブユニット17は、雄型サブユニット16の外箱フレーム18と 嵌合可能な箱形フレーム(以下、内箱フレームという)21を有し、この内箱フ レーム21の内側に多数のコレクターセル15,15,…が格子状に組まれてな っている。なお、ニードル偏向一体電極14とコレクターセル15との間には、 駆動時、図示せぬ高圧直流電源から、ニードル偏向一体電極14側が正電位に、 コレクターセル15側が負電位となる結線態様で、高電圧(5〜6kV)が印加 されるようになっている。
【0007】 上記構成において、ニードル偏向一体電極14に直流高電圧を架けると、ニー ドル電極部12の針先の廻りで一様なコロナ放電が持続的安定的に起きてイオン 化空間領域22が形成される。このとき、電動ファン10によって、吸引部3に 吸い込まれた汚れた空気2が、イオン化空間領域22を通過すると、まず、イオ ン化エネルギの低い酸素が電離してプラスイオンとなり、これがタバコの煙等の 微粒子23,23,…に付着して微粒子23,23,…自身にプラスイオンの電 荷を持たせる。電荷を持った微粒子23,23,…は、次の偏向電極部13とコ レクターセル15との間を通過する際、コレクターセル15に近いものは負電位 のコレクターセル15に吸着され、コレクターセル15の極板から離れている微 粒子23,23,…は、偏向電極部13の極板の正電位により、コレクターセル 15の極板の方向に反発されて吸着されるので、0.01μm程度の微小なもの から10μm程度の比較的大きなものまで効率良く集塵されることとなる。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、ニードル電極部12は、図27(a)に示すように、ニッケルメッ キされた針先を持つステンレス等のピン部材120から構成され、また、偏向電 極部13は、コの字型溝に折曲された一対のステンレス等の折曲電極板部材13 0,130を、開口面同士を向かい合わせ、かつ、対応する側縁端同士を突合せ の状態にして角柱状に形成されてなっている。
【0009】 従来、ニードル偏向一体電極14を製作する際には、図27(b)に示すよう に、一対の折曲電極板部材130,130を、角柱状に重ね合わせた後、これら の先端面の継ぎ目に、ピン部材120の根元を当てがって、三つの部材120, 130,130の接点とし、この接点の廻りを銀ろう24で固めることで、偏向 電極部13の製作と、偏向電極部13とニードル電極部12との一体化を同時に 行っていた。 しかしながら、集塵ユニット5には、通常、一基当たり、100個前後のニー ドル偏向一体電極14,14,…が搭載されるため、銀ろう24を使用する上記 従来の製造方法では、多大の労力と時間とを要し、このため、ニードル放電方式 の空気清浄機には、集塵力に優れるという技術的利点がありながら、コストダウ ン化及び量産化を図れない、という経済上の難点があった。
【0010】 これに対して、格子状のコレクターセル15,15,…は、図28に示すよう に、スリット状の切欠(以下、切欠スリットという)25,25,…が、等間隔 に多数設けられた一組のステンレス等の金属板(以下、セル用電極板という)1 50,150,…を切欠スリット25,25,…の箇所で上下から直交状態に順 次噛み合わせた簡易な構成なので、量産可能であるが、セル用電極板150,1 50,…が薄いので、製作時や運搬時に作用する不測の外力によって変形し易く 、変形が生じた箇所(同図の符号Aで示す箇所)では、集塵力が極端に低下する という、問題があった。
【0011】 この考案は、上述の事情に鑑みてなされたもので、コストダウン化及び量産化 を図ることができ、対衝撃性にも優れた空気清浄機を提供することを目的として いる。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の考案は、針先の回りにコロナ放電 を起こして気体中の微粒子を帯電させるためのニードル電極と、ニードル電極に 対応して設けられ、帯電微粒子を静電気力で吸引捕集するための筒状の捕集電極 と、捕集電極内に挿入配置され、上記帯電微粒子に上記捕集電極へ向かう偏向力 を付与するための偏向電極とを備えてなる空気清浄機であって、上記偏向電極が 、上記ニードル電極を取付固定するための取付穴を有する前板部と、所定の空間 を隔てて上記捕集電極と向かい合う側板部とから中空柱状に構成されてなる共に 、上記ニードル電極が、その針先が上記偏向電極の前板部の表面から突出し、そ の胴体部が上記取付穴に緊密に嵌合する状態で、上記前板部に固着されてなるこ とを特徴としている。
【0013】 また、請求項2記載の考案は、針先の回りにコロナ放電を起こして気体中の微 粒子を帯電させるためのニードル電極と、ニードル電極に対応して設けられ、帯 電微粒子を静電気力で吸引して捕集するための筒状の捕集電極と、捕集電極内に 挿入配置され、上記帯電微粒子に上記捕集電極へ向かう偏向力を付与するための 角柱状の偏向電極とを備えてなる空気清浄機であって、上記偏向電極が、上記ニ ードル電極を取付固定するための第1の取付穴を有する第1の前板部と、所定の 空間を隔てて上記捕集電極と向かい合う第1の側板部とからなる第1の折曲電極 板部材、及び上記ニードル電極を取付固定するための第2の取付穴を有する第2 の前板部と、所定の空間を隔てて上記捕集電極と向かい合う第2の側板部とから なる第2の折曲電極板部材が中空角柱状に組み合わされ、かつ、上記第1及び第 2の取付穴が軸心を互いに略共通にした状態で、上記第1及び第2の前板部同士 が重ね合わせられ、上記ニードル電極が、その針先が上記偏向電極の第1又は第 2の前板部の表面から外方に突出し、その胴体部が上記第1及び第2の取付穴に 緊密に嵌合する状態で、上記第1及び第2の前板部に固着されてなることを特徴 としている。
【0014】 また、請求項3記載の考案は、請求項2記載の空気清浄機に係り、上記第1及 び第2の側板部が、それぞれ、断面コ字型に折曲加工された溝形部材であり、こ れら両側板部が、互いに向かい合って組まれることで、中空角柱状の上記偏向電 極が構成されていることを特徴としている。
【0015】 また、請求項4記載の考案は、針先の回りにコロナ放電を起こして、気体中の 微粒子を帯電させるための複数のニードル電極と、各ニードル電極に対応して設 けられ、帯電微粒子を静電気力で吸引して捕集するための複数の筒状の捕集電極 と、各捕集電極内に挿入配置され、上記帯電微粒子に上記捕集電極へ向かう偏向 力を付与するための複数の角柱状の偏向電極とを備えてなる空気清浄機であって 、上記捕集電極が、打抜きの切欠スリットが、等間隔に複数設けられた一組の電 極平板部材を第1のグループと第2のグループとに分け、第1のグループと第2 のグループとを互いの切欠スリットの箇所で上下から噛み合わせることにより、 格子状に多数配設されてなり、各切欠スリットが、狭幅のスリット部と、該スリ ット部に相手方グループの任意の一の上記電極平板部材を導いて噛み合わせるた めの切欠ガイド部とからなると共に、少なくとも上記スリット部の一端と他端と の間のエッジ部分に、当該スリット幅を、上記電極平板部材の板厚以下に狭める とげが単数又は複数形成されていることを特徴としている。
【0016】 また、請求項5記載の考案は、請求項4記載の空気清浄機に係り、上記各スリ ット部において、上記とげの存在による最狭幅部が、上記電極平板部材の板厚よ りも3〜20μm程度狭幅に設定されていることを特徴としている。
【0017】
【考案の実施の形態】
以下、図面を参照して、この考案の実施の形態について説明する。説明は、実 施例を用いて具体的に行う。 図1乃至図7は、この考案の一実施例である空気清浄機の集塵ユニット(雄型 サブユニット)に組み込まれるニードル偏向一体電極の製造方法の説明に供せら れる図であり、具体的には、図1は、偏向電極部を構成する一対の折曲電極板部 材のうち、一方の折曲電極板部材が作られて行く様子を段階的に示す斜視図、図 2は、他方の折曲電極板部材が作られて行く様子を段階的に示す斜視図、図3は 、図1及び図2の一部を拡大して示す部分拡大図、図4乃至図6は、ニードル偏 向一体電極が形成されて行く様子を模式的に示す図、また、図7は、完成したニ ードル偏向一体電極の外観及び構成を示す図である。
【0018】 また、図8乃至図15は、同空気清浄機の集塵ユニット(雌型サブユニット) に組み込まれるコレクターセルの製造方法の説明に供せられる図であり、具体的 には、図8は、セル用電極板が作られて行く様子を段階的に示す平面図、図9は 、完成したセル用電極板の平面形状を示す平面図、図10は、図9の一部を拡大 して示す部分拡大図、図11乃至図13は、コレクターセルが形成されて行く様 子を模式的に示す図、図14は、完成したコレクターセルの外観及び構成を示す 斜視図、図15は、図14の一部を拡大して示す部分拡大斜視図である。
【0019】 この例の空気清浄機が、従来のニードル放電方式のそれと大きく異なるところ は、第1にニードル電極部と偏向電極部との接合手段として、従来のろう接や溶 接による方法に代えて、ピン部材を一対の折曲電極板部材に打ち込んで固定する 方法を採用した点、第2にコレクターセルの変形防止手段として、セル用電極板 の切欠スリットに微細なとげを設けた点である。この2点を除けば、すでに詳述 した従来技術の構成及び動作原理と略同様であるので、この実施例において、従 来の構成と略同一の構成各部については、その説明を省略又は簡略化し、従来の 構成とは異なるニードル偏向一体電極及びコレクターセル、特に、これらの製造 方法について詳述することとする。
【0020】 まず、ニードル偏向一体電極及びその製造方法から説明する。 この例のニードル偏向一体電極26は、図7に示すように、ニードル電極部2 7と偏向電極部28との一体構成からなると共に、ニードル電極部27が、ニッ ケルメッキされた針先を持つステンレス等のピン部材29からなり、偏向電極部 28が、一対のステンレス等の折曲電極板部材30,31から構成される点では 、従来と同様であるが、同図に示すように、一方の折曲電極板部材30の前板部 301と、他方の折曲電極板部材31の前板部311とが、図中上下に重ね合わ されて偏向電極部28が形成され、また、各前板部301,311には、互いに 軸心を共通にするピン取付孔ha,hbが設けられていて、これらのピン取付孔 ha,hbの両方に共通のピン部材29が嵌合固着されることにより、偏向電極 部28とニードル電極部27との電極結合体が形成されてなる点で、従来のそれ と大きく異なっている。
【0021】 折曲電極板部材30,31の成形加工では、図1及び図2に示すように、雄型 (パンチ)と雌型(ダイ)との組で構成される図示せぬ打抜き型を複数個並べ、 これらの打抜き型に例えば0.5mm厚のステンレス等の金属板32,33を順 次送って、様々な形に打抜きを行い、これらの打抜き(穴抜き、外形抜き、切欠 )を組み合わせて、折曲電極板部材の展開形状30a,31aを得、得られた展 開形状30a,31aに対して、さらに、曲げ加工を施して、立体的な折曲形状 としてゆくことで、連結支持部材19の一の長辺に沿って、横一列に並べられ、 かつ、連結部材19を介して、相互に連結された複数の折曲電極板部材30(3 1),30(31),…が形成される。
【0022】 各折曲電極板部材30,31には、上記曲げ加工により、コ字溝型に折曲され て、長さ5〜6cmのウェブ302,312と、このウェブ302,312を挟 む一対のフランジ303,313が形成され、さらに、先端部も直角に折曲され て前板部301,311が形成されている。ここで、各フランジ303,313 の横幅は、ウェブ302,312の横幅(例えば、略10mm)の概略半分程度 に設定され、これにより、一方の折曲電極板部材30と他方の折曲電極板部材3 1とが対応するフランジ303,313の側端縁同士を突き合わせることで、断 面略正方形の角柱状の偏向電極部28が形成されるようになっている。なお、偏 向電極部28の形成工程では、上記したように、一方の折曲電極板部材30の前 板部301を内側に、他方の折曲電極板部材31の前板部311を外側に配置し た状態で両面板部301,311を重ね合わせることから、図3に示すように、 一方の折曲電極板部材30の方が、他方の折曲電極板部材31よりも、板厚t分 (例えば0.5mm)だけ、長さ寸法が短く設定されている。
【0023】 これに対応して、前板部301,311も、一辺がフランジ303,313の 横幅の概略2倍の寸法値(例えば、略10mm)に設定されている。また、各前 板部301,311の中央部には、上記したように、例えば略3mm径程度のピ ン取付孔ha,hbが穿設されている。ここで、各ピン取付孔ha,hbの穴径 は、ピン部材29の針先291よりも大きく、しかし、胴体部292よりはやや 小さく設定されることが重要である。さらに、一方の折曲電極板部材30の前板 部301では、ピン取付孔haは、図5及び図6に示すように、内方にテーパ状 に沈み込む沈み穴とされ、他方の折曲電極板部材31の前板部311では、ピン 取付孔hbは、外方側に沈み込む沈み穴とされている(図6(b)参照)。
【0024】 このように形成された折曲電極板部材30,31を用いて、ニードル偏向一体 電極26を形成するには、まず、図4に示すように、一方の折曲電極板部材30 と他方の折曲電極板部材31とを互いにコ字溝開口面を向かい合わせて当接状態 にする。このとき、図5に示すように、対応するフランジ303,313同士の 端縁と端縁とを突合せ、かつ、一方の折曲電極板部材30の前板部301を内側 に、他方の折曲電極板部材31の前板部311を外側に配置する。そして、図6 に示すように、ピン取付孔ha,hbの軸心を互いに揃えた状態で、二つの前板 部301,311を重ね合わせ、偏向電極部28の形態を具現化する。
【0025】 この後、ピン部材29を、重ねられたピン取付孔ha,hbに偏向電極28の 形態の中空内部側から挿通して、針先291を前板部311の表面から突出させ る。このとき、上記したように、ピン取付孔ha,hbの穴径は、ピン部材29 の針先291よりは大きいが、胴体部292よりはやや小さく設定されているの で、胴体部292は、ピン取付孔ha,hbに係止されて、偏向電極部28の形 態の中空内部に留まる。次に、図示せぬエアハンマー等の打撃機でピン部材29 の胴体部292後端面を打撃し、この撃力により、胴体部292がピン取付孔h a,hbに打ち込まれる。ピン取付孔ha,hbは、胴体部292のめり込みに より、弾性変形し、弾性変形に伴う弾性復原力・高摩擦力により、ピン部材29 の胴体部292がピン取付孔ha,hbに緊密に嵌合して固着する。このとき、 一方の折曲電極板部材30と他方の折曲電極部材31もピン部材29を介して相 互にかつ緊密に連結されるので、偏向電極部28も同時に完成する。
【0026】 このように、この例のニードル偏向一体電極形成方法によれば、ろう接や溶接 に頼らずに、打撃によるだけで、ニードル電極部27と偏向電極部28とを一体 形成できるので、簡易にかつ短時間で作業が完了する。
【0027】 次に、コレクターセル及びその製造方法について説明する。 この例のコレクターセル40,40,…は、図9に示すように、切欠スリット 41,41,…が、等間隔に多数設けられた一組のステンレス等のセル用電極板 42,42,…を、図11及び図12に示すように、第1のグループG1と第2 のグループG2とに分け、第1のグループG1と第2のグループG2とを互いの 切欠スリット41,41,…の箇所で上下から噛み合わせることにより、図14 に示すように、格子状に多数配設されてなる点で、従来と略同様であるが、図1 0に示すように、各切欠スリット41のエッジに複数の微細なとげT,T,…を 設けた点で、従来のそれと相違している。また、このようなとげT,T,…を設 けたことに伴い、後述するように、セル用電極板42,42,…の噛み合わせ方 も、従来の方法とは、相違するものとなっている。
【0028】 セル用電極板42の成形加工では、雄型(パンチ)と雌型(ダイ)との組で構 成される図示せぬ打抜き型を複数個並べ、図8に示すように、これらの打抜き型 に例えば0.3mm厚のステンレス等の金属板43を順次送って、様々な形や同 一の形の打抜きを行い、これらの打抜き(穴抜き、外形抜き、切欠)を組み合わ せることで、図9に示すように、とげT,T,…付きの切欠スリット41,41 ,…と係止穴P,P,…が、長辺に沿って、かつ、コレクターセル40,40, …の横幅(例えば、略20mm)に対応するピッチで多数配設されたセル用電極 板42が形成される。
【0029】 切欠スリット41の形成には、断面短スリット形状(例えば、長さ略7mm、 幅略1mmで、両端半円形の短スリットSの形状)をした穴抜き加工用の打抜き 型を4個と、断面楔形状をした切欠加工用の打抜き型を1個用意し、穴抜き加工 用の打抜き型を、2個づつ、互いに所定の距離(長さ略7mmの短スリットS一 つ分程度)を隔てる状態に直線状に並べ、かつ、前列と後列とを互い違いに配設 する。そして、金属板43に対するこれら4個の打抜き型による打抜きS,S, …を組み合わせて、図8に示すように、まず、長スリットLSを形成し、この後 、切欠加工用の打抜き型を用いて、金属板43の図中上辺から長スリットLSの 図中上端部までの間を、二等辺三角形D,D,…の形状に打ち抜いて、切欠スリ ット41を完成させる。なお、切欠スリット41の両エッジにとげを持たせるに は、穴抜き加工用の打抜き型の断面形状である短スリットS端部の形状を、半円 形、楕円形等の丸みのある形状、あるいは、3角形等の先細りの形状に設定する ことが重要であり、断面端部の形状が直角な角部となっている場合には、とげT ,T,…は形成されない。
【0030】 すなわち、金属板43には、穴抜き加工用の打抜き型1個の打抜きによって、 例えば、同図に示すように、長さ略7mm、幅略1mmで、両端半円形の短スリ ットSが形成され、このような短スリットS,S,…が、四つ、一つの直線上で 、かつ、半円形の端部と半円形の端部とが重なり合って、長スリットLSが形成 される。とげT,T,…は、短スリットSの半円形の端部と隣の短スリットSの 半円形の端部とが互いに逆向きに重なり合うために、(したがって、半円形の端 部同士が、部分的にしか重なり合わないために、)両側のエッジにとげ状の打ち 残りが生じることで対で形成され、一対のとげT,Tが互いに向かい合う箇所が 、切欠スリット41の最狭幅部(例えば、0.295μm)となる。また、二等 辺三角形のガイド用切り込みD,D,…の頂点と、長スリットLSの半円形の端 部とが重なり合う箇所にも、相対向する一対のとげT,Tが形成され、この箇所 も、切欠スリット41の最狭幅部(例えば、0.295μm)となる。したがっ て、この例では、とげT,Tのある最狭幅部は、4箇所存在することになる。こ こで、切欠スリット41の最狭幅部は、セル用電極板42の板厚に相当する寸法 (例えば0.3mm厚)よりも、3〜20μm程度狭く設定されることが好まし い。また、この切欠スリット41の全長は、コレクターセル40の組立の都合か ら、セル用電極板42の高さの略半分に設定される。
【0031】 次に、係止穴P,P,…は、同図に示すように、長スリットLSの形成と同時 の打抜きにより、金属板43の図中下辺側であって、長スリットLS,LS,… の長手方向延長線上に一つずつ設けられる。なお、セル用電極板42の図中下辺 から各係止穴Pの中心までの距離は、セル用電極板42の図中上辺から各長スリ ットLSの最初のとげT,Tまでの距離と略等距離に設定されている。
【0032】 このように形成されたセル用電極板42を用いて、コレクターセル40,40 ,…を形成するには、まず、図11に示すように、一組のセル用電極板42,4 2,…を、第1のグループG1と第2のグループG2とに分けて、図12に示す ように、第1のグループG1と第2のグループG2とを互いの切欠スリット41 ,41,…の箇所で上下から互いに平行に近い状態で噛み合わせた後、図13に 示すように、第1のグループG1と第2のグループG2とを互いに直交状態に拡 開すると、図14に示すように、格子状に多数配設されたコレクターセル40, 40,…が完成する。 ここで、重要なことは、この例の切欠スリット41には、多数のとげT,T, …があって、とげT,T,…のある箇所では、セル用電極板42の板厚よりも3 〜20μm程度狭幅に設定されているので、従来のように、第1のグループG1 と第2のグループG2とを最初から直交状態で噛み合わせることができないこと である。しかしながら、この例で述べたように、第1のグループG1と第2のグ ループG2とが、互いに平行に近い状態でなら、セル用電極板42の可撓性を利 用することができるので、容易に噛み合うことが可能となる。
【0033】 このように、この例のコレクターセル40,40,…の構成によれば、図15 に示すように、切欠スリット41には、ガイド用切り込みD,D,…の頂点と、 長スリットLSの半円形の端部とが重なり合う箇所にとげT,Tがある他、長ス リットLSの内部にも多数のとげT,T,…があるので、とげT,T,…による 係止効果が働いて、不測の外力による変形が起こりにくい。すなわち、対衝撃性 が向上する。
【0034】 以上、この考案の実施例を図面により詳述してきたが、具体的な構成はこの実 施例に限られるものではなく、この考案の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等 があってもこの考案に含まれる。例えば、ニードル電極部、コレクターセル、切 欠スリット及びとげの形状や個数は、適宜変更できる。 また、上述の実施例では、コ字溝型の折曲電極板部材30,31を用いて偏向 電極部を構成する場合について述べたが、これに限らず、例えば、図16及び図 17に示すように、アングル型の折曲電極板部材50,51を用いるようにして も良い。また、偏向電極部を構成する電極板部材は、折曲板に限らず、平面板、 曲線板でも良く、二つの部材を一組として用いる場合に限らず、三つ以上の部材 を一組として用いても良い。
【0035】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案の構成によれば、ろう接や溶接に頼らずに、打 撃によるだけで、ニードル電極と偏向電極とを一体形成できるので、簡易にかつ 短時間で作業が完了する。それゆえ、コストダウン化及び量産化を図ることがで きる。また、捕集電極のスリット部には、多数のとげが設けられており、これら のとげによる係止効果が働くので、不測の外力による変形が起こりにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例である空気清浄機の集塵ユ
ニット(雄型サブユニット)に組み込まれるニードル偏
向一体電極の製造方法の説明に供せられる図であり、具
体的には、偏向電極部を構成する一対の折曲電極板部材
のうち、一方の折曲電極板部材が作られて行く様子を段
階的に示す斜視図である。
【図2】偏向電極部を構成する一対の折曲電極板部材の
うち、他方の折曲電極板部材が作られて行く様子を段階
的に示す斜視図である。
【図3】図1及び図2の一部を拡大して示す部分拡大図
である。
【図4】一対の折曲電極板部材が組み合わされて、偏向
電極部が形成される様子を模式的に示す斜視図である。
【図5】同じく偏向電極部が形成される様子を模式的に
示す図であり、(a)は斜視図、(b)は一部断面図で
ある。
【図6】偏向電極部にピン部材が打ち込まれて、ニード
ル偏向一体電極が形成される様子を模式的に示す図であ
り、(a)は斜視図、(b)は一部断面図である。
【図7】完成したニードル偏向一体電極の構成を示す図
であり、(a)は斜視図、(b)は一部断面図である。
【図8】同空気清浄機の集塵ユニット(雌型サブユニッ
ト)に組み込まれるコレクターセルの製造方法の説明に
供せられる図であり、具体的には、セル用電極板が作ら
れて行く様子を段階的に示す平面図である。
【図9】完成したセル用電極板の平面形状を示す平面図
である。
【図10】図9の一部を拡大して示す部分拡大図であ
る。
【図11】一組のセル用電極板が組み合わされ、コレク
ターセルが形成されて行く様子を模式的に示す図であ
る。
【図12】同じくコレクターセルが形成されて行く様子
を模式的に示す図である。
【図13】同じくコレクターセルが形成されて行く様子
を模式的に示す図である。
【図14】完成したコレクターセルの外観及び構成を示
す斜視図である。
【図15】図14の一部を拡大して示す部分拡大斜視図
である。
【図16】同実施例の変形例に係るコレクターセルを説
明するための平面図である。
【図17】同コレクターセルを説明するための斜視図で
ある。
【図18】同実施例の別の応用例を説明するための図で
ある。
【図19】ニードル放電方式で動作する空気清浄機の外
観を示す斜視図である。
【図20】同空気清浄機を一部破断して示す側面図であ
る。
【図21】同空気清浄機の主要部である集塵ユニットの
構成を示す縦断面図である。
【図22】集塵ユニットを雄型サブユニットと雌型サブ
ユニットとに分離して示す縦断面図である。
【図23】集塵ユニットを前面側(空気の吸引側)から
見た斜視図である。
【図24】図23の一部を拡大して示す部分拡大斜視図
である。
【図25】集塵ユニットを背面側(空気の吹出側)から
見た斜視図である。
【図26】同空気清浄機の動作を説明するための動作原
理図である。
【図27】ニードル偏向一体電極の従来の製造方法を模
式的に示す斜視図である。
【図28】コレクターセルの従来の製造方法と問題点を
模式的に示す斜視図である。
【符号の説明】 23 気体中の微粒子 26 ニードル偏向一体電極 27 ニードル電極部(ニードル電極) 28 偏向電極部(偏向電極) 29 ピン部材(ニードル電極) 291 ニードル電極の針先 292 ニードル電極の胴体部 30 折曲電極板部材(第1又は第2の折曲電極板
部材) 301 前板部(第1又は第2の前板部) ha ピン取付孔(取付穴、第1又は第2の取付
穴) 302 ウェブ(側板部の一部、第1又は第2の側
板部の一部) 303 フランジ(側板部の一部、第1又は第2の
側板部の一部) 31 折曲電極板部材(第2又は第1の折曲電極板
部材) 311 前板部(第2又は第1の前板部) hb ピン取付孔(取付穴、第2又は第1の取付
穴) 312 ウェブ(側板部の一部、第2又は第1の側
板部の一部) 313 フランジ(側板部の一部、第2又は第1の
側板部の一部) 40 コレクターセル(捕集電極) 41 切欠スリット 42 セル用電極板(電極平板部材) G1 第1のグループ(電極平板部材の第1のグル
ープ) G2 第2のグループ(電極平板部材の第1のグル
ープ) LS 長スリット(スリット部) D ガイド用切り込み(切欠ガイド部) T とげ

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 針先の回りにコロナ放電を起こして気体
    中の微粒子を帯電させるためのニードル電極と、ニード
    ル電極に対応して設けられ、帯電微粒子を静電気力で吸
    引捕集するための筒状の捕集電極と、捕集電極内に挿入
    配置され、前記帯電微粒子に前記捕集電極へ向かう偏向
    力を付与するための偏向電極とを備えてなる空気清浄機
    であって、 前記偏向電極は、前記ニードル電極を取付固定するため
    の取付穴を有する前板部と、所定の空間を隔てて前記捕
    集電極と向かい合う側板部とから中空柱状に構成されて
    なる共に、 前記ニードル電極は、その針先が前記偏向電極の前板部
    の表面から突出し、その胴体部が前記取付穴に緊密に嵌
    合する状態で、前記前板部に固着されてなることを特徴
    とする空気清浄機。
  2. 【請求項2】 針先の回りにコロナ放電を起こして気体
    中の微粒子を帯電させるためのニードル電極と、ニード
    ル電極に対応して設けられ、帯電微粒子を静電気力で吸
    引して捕集するための筒状の捕集電極と、捕集電極内に
    挿入配置され、前記帯電微粒子に前記捕集電極へ向かう
    偏向力を付与するための角柱状の偏向電極とを備えてな
    る空気清浄機であって、 前記偏向電極は、 前記ニードル電極を取付固定するための第1の取付穴を
    有する第1の前板部と、所定の空間を隔てて前記捕集電
    極と向かい合う第1の側板部とからなる第1の折曲電極
    板部材、及び前記ニードル電極を取付固定するための第
    2の取付穴を有する第2の前板部と、所定の空間を隔て
    て前記捕集電極と向かい合う第2の側板部とからなる第
    2の折曲電極板部材が中空角柱状に組み合わされ、か
    つ、前記第1及び第2の取付穴が軸心を互いに略共通に
    した状態で、前記第1及び第2の前板部同士が重ね合わ
    せられ、 前記ニードル電極は、 その針先が前記偏向電極の第1又は第2の前板部の表面
    から外方に突出し、その胴体部が前記第1及び第2の取
    付穴に緊密に嵌合する状態で、前記第1及び第2の前板
    部に固着されてなることを特徴とする空気清浄機。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2の側板部は、それぞ
    れ、断面コ字型に折曲加工された溝形部材であり、これ
    ら両側板部が、互いに向かい合って組まれることで、中
    空角柱状の前記偏向電極が構成されていることを特徴と
    する請求項2記載の空気清浄機。
  4. 【請求項4】 針先の回りにコロナ放電を起こして、気
    体中の微粒子を帯電させるための複数のニードル電極
    と、各ニードル電極に対応して設けられ、帯電微粒子を
    静電気力で吸引して捕集するための複数の筒状の捕集電
    極と、各捕集電極内に挿入配置され、前記帯電微粒子に
    前記捕集電極へ向かう偏向力を付与するための複数の角
    柱状の偏向電極とを備えてなる空気清浄機であって、 前記捕集電極は、打抜きの切欠スリットが、等間隔に複
    数設けられた一組の電極平板部材を第1のグループと第
    2のグループとに分け、第1のグループと第2のグルー
    プとを互いの切欠スリットの箇所で上下から噛み合わせ
    ることにより、格子状に多数配設されてなり、 各切欠スリットは、狭幅のスリット部と、該スリット部
    に相手方グループの任意の一の前記電極平板部材を導い
    て噛み合わせるための切欠ガイド部とからなると共に、
    少なくとも前記スリット部の一端と他端との間のエッジ
    部分に、当該スリット幅を、前記電極平板部材の板厚以
    下に狭めるとげが単数又は複数形成されていることを特
    徴とする空気清浄機。
  5. 【請求項5】 前記各スリット部において、前記とげの
    存在による最狭幅部は、前記電極平板部材の板厚よりも
    3〜20μm程度狭幅に設定されていることを特徴とす
    る請求項4記載の空気清浄機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009214048A (ja) * 2008-03-11 2009-09-24 Daikin Ind Ltd 集塵装置
CN110465409A (zh) * 2019-08-30 2019-11-19 佛山市科蓝环保科技股份有限公司 一种六角形静电式净化器的电极结构及其加工方法
CN114160309A (zh) * 2021-11-25 2022-03-11 中山尚诚环保科技有限公司 一种柔性静电片主体制造方法及其柔性静电片主体以及过滤器

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