JP3033840U - 工作機械へのワーク自動供給取出し装置 - Google Patents
工作機械へのワーク自動供給取出し装置Info
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- JP3033840U JP3033840U JP1996007882U JP788296U JP3033840U JP 3033840 U JP3033840 U JP 3033840U JP 1996007882 U JP1996007882 U JP 1996007882U JP 788296 U JP788296 U JP 788296U JP 3033840 U JP3033840 U JP 3033840U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】多品種少量の加工形態であっても共通のコンテ
ナーを使用して工作機械にワークを供給及び取出すこと
ができる工作機械へのワーク自動供給取出し装置の提
供。加工作業効率を向上し得る工作機械へのワーク自動
供給取出し装置の提供。 【解決手段】本体フレームの上下方向へ移動可能に支持
された上下走行体に、未加工のワーク及び加工済みのワ
ークを夫々収容するコンテナー、2個分の水平長さから
なる上下フレームを取付ける。第1駆動部材により上下
走行体を往復駆動させる。上下フレームの水平方向へ移
動可能に支持された水平走行体に、コンテナーを保持す
るコンテナーチャック機構を取付ける。第2駆動部材に
より水平走行体を往復駆動させる。上下フレームの上動
限位置より上方の本体フレームに上下方向と直交する方
向へ延出、工作機械のワーク加工台に至る長さのローダ
ーフレームを取付ける。ローダーフレームに第3駆動部
材により往復移動する水平可動体を支持する。水平可動
体に取付けられた昇降部材に、ワークを保持する保持部
材を取付ける。
ナーを使用して工作機械にワークを供給及び取出すこと
ができる工作機械へのワーク自動供給取出し装置の提
供。加工作業効率を向上し得る工作機械へのワーク自動
供給取出し装置の提供。 【解決手段】本体フレームの上下方向へ移動可能に支持
された上下走行体に、未加工のワーク及び加工済みのワ
ークを夫々収容するコンテナー、2個分の水平長さから
なる上下フレームを取付ける。第1駆動部材により上下
走行体を往復駆動させる。上下フレームの水平方向へ移
動可能に支持された水平走行体に、コンテナーを保持す
るコンテナーチャック機構を取付ける。第2駆動部材に
より水平走行体を往復駆動させる。上下フレームの上動
限位置より上方の本体フレームに上下方向と直交する方
向へ延出、工作機械のワーク加工台に至る長さのローダ
ーフレームを取付ける。ローダーフレームに第3駆動部
材により往復移動する水平可動体を支持する。水平可動
体に取付けられた昇降部材に、ワークを保持する保持部
材を取付ける。
Description
【0001】
この考案は、マシニングセンター等の各種工作機械にコンテナーを介してワー クを供給すると共に加工後のワークを取出して収容する工作機械へのワーク自動 供給取出し装置に関する。
【0002】
フライス盤やマニシングセンター等の各種工作機械においては、ワーク形状に 応じた専用の保持部を備えたワーク保持台を設けると共に該ワーク保持台と工作 機械の間にワーク供給取出し機(ローダー)を配置し、工作機械より加工された ワークをワーク供給取出し機のチャックにより保持してワーク保持台に載置して 取出すと共に工作機械に対してワーク保持台に予め載置された加工前のワークを ワーク供給取出し機のチャックにより保持して供給するしている。
【0003】 しかしながら、上記した従来のワークの自動供給及び取出しシステムにあって は、ワークの形状等の種類に応じた専用のワーク保持台を使用するため、ワーク の種類を変更する場合にはこれに応じたワーク保持台を変更して配置し直さなけ ればならず、作業性が悪かった。特に、多品種少量の加工形態においては、段取 りの変更に多くの時間がかかり、加工効率が悪かった。
【0004】 本考案は、上記した従来の欠点を解決するために考案されたものであり、その 課題とする処は、多品種少量の加工形態であっても共通のコンテナーを使用して 工作機械にワークを供給及び取出すことができ、加工作業効率を向上し得る工作 機械へのワーク自動供給取出し装置を提供することにある。
【0005】
このため本考案は、本体フレームの上下方向へ移動可能に支持された上下走行 体に取付けられ、未加工のワーク及び加工済みのワークを夫々収容するコンテナ ー、2個分の水平長さからなる上下フレームと、上下走行体を往復駆動する第1 駆動部材と、上下フレームの水平方向へ移動可能に支持された水平走行体に取付 けられ、コンテナーを保持するコンテナーチャック機構と、水平走行体を往復駆 動する第2駆動部材と、上下フレームの上動限位置より上方の本体フレームに上 下方向と直交する方向へ延出するように取付けられ、工作機械のワーク加工台に 至る長さのローダーフレームと、ローダーフレームに移動可能に支持された水平 可動体と、該水平可動体を往復駆動する第3駆動部材と、水平可動体に取付けら れた昇降部材と、該昇降部材に取付けられ、ワークを保持する保持部材とからワ ーク自動供給取出し装置を構成している。
【0006】 そして上下フレームを下方向へ移動してコンテナーチャック機構により未加工 のワークが収容されたコンテナーを保持した後、上下フレームを原位置に戻して ワークチャック機構によりワークを保持させる。次に、水平可動体を移動してワ ークを保持したワークチャック機構をワーク加工台の上方へ移動させた後、昇降 部材により保持部材を下方へ移動してワークをワーク加工台上に載置させると共 にワーク加工台上の加工済みワークを保持させて昇降部材により上方へ移動して 取出す。次に、水平可動体を原位置に戻して加工済みのワークをコンテナー内に 収容させる。
【0007】 上記作用にコンテナー内に加工済みのワークが収容されると、水平走行体を移 動してコンテナーチャック機構を搬出側へ移動した後、上下フレームを下方向へ 移動してコンテナーチャック機構によるコンテナーの保持を解除させる。
【0008】
以下、本考案の実施の形態を図に従って説明する。
【0009】 図1〜図6において、ワーク自動供給取出し装置1の本体フレーム3は、フレ ーム台5と、フレーム台5の後部中央部にて起立する起立フレーム7とからなり 、フレーム台5にはコンテナーの搬入機構9及び搬出機構11が並列して取付け られている。これら搬入機構9及び搬出機構11は夫々前後方向へ直列二段に構 成されたキャタピラー形式で、夫々に駆動連結された各電動モータ(図示せず) の駆動に伴って搬入機構9は後方に向って、又搬出機構11は前方に向って搬送 駆動される。
【0010】 搬入機構9及び搬出機構11により搬出入されるコンテナー10は側面上部に 外方へ突出するフランジ部10aが一体形成されると共に内部には未加工ワーク w及び加工済みワークw´とほぼ一致する凹状の複数の収容部12aが形成され た中敷板12が取付けられている。この中敷板12は未加工ワークW、加工済み ワークW´の種類に応じて各種用意されており、未加工ワークW、加工済みワー クW´を変更する際に未加工ワークW、加工済みワークW´の形状と一致する収 容部12aを有した中敷板12へ変更することにより、単一のコンテナー10に より複数種類の未加工ワークW、加工済みワークW´を収容することができる。
【0011】 尚、搬入機構9及び搬出機構11は上記したキャタピラー形式の外に、ベルト 形式、チェーン形式であってもよく、又コンテナーが載置可能な搬入用及び搬出 用の台車であってもよい。
【0012】 起立フレーム7内には第1駆動部材を構成する電動モータ13に連結され、上 下方向に軸線を有した送りねじ15が回転可能に支持されている。又、起立フレ ーム7の前面に取付けられたレール17には上下走行体19が上下方向へ移動可 能に支持され、該上下走行体19に取付けられたナット部(図示せず)が送りね じ15に噛み合わされている。これにより上下走行体19は電動モータ13の駆 動に伴って回転する送りねじ15により上下走行体19を上下方向へ往復移動さ せる。
【0013】 上下走行体19にはフレーム台5とほぼ一致する水平長さの上下フレーム21 の中間部が固定され、該上下フレーム21内には電動モータ23に連結され、水 平方向に軸線を有した送りねじ25が回転可能に支持されている。又、上下フレ ーム21に取付けられたレール27には水平走行体29が水平方向へ移動可能に 支持され、該水平走行体29に取付けられたナット部(図示せず)が送りねじ2 5に噛み合わされている。これにより電動モータ23の駆動に伴って回転する送 りねじ25により水平走行体29を水平方向へ移動させる。
【0014】 水平走行体29にはコンテナーチャック機構30が取付けられている。即ち、 水平走行体29にはコンテナー10の横幅とほぼ一致する長さの支持板31の中 間部が固定され、支持板31の両端部には前後方向へ延出するチャック部33の 軸部(図示せず)が、支持板31から後方へ突出した状態で回動可能に夫々支持 されている。各軸部にはリンクバー35a・35bが夫々固定され、一方のリン クバー35aにはシリンダー37のロッドが、又他方のリンクバー35bにはシ リンダー37の端部が夫々回動可能に取付けられている。
【0015】 リンクバー35a・35bに対するシリンダー37の連結状態としては、シリ ンダー37のロッドが縮小した際には各チャック部33が、下方を開いたハ字形 の開状態に、又ロッドが伸長した際には各チャック部33が垂下する閉状態に夫 々設定される。そして各チャック部33の相対する面の下部にはコンテナー10 のフランジ10aに係止する爪部33bが取付けられている。
【0016】 尚、コンテナーチャック機構30としては上記の外に、図6に示すように水平 走行体29に取付けられた支持板31の両端部に前後方向へ延出するチャックフ レーム39を夫々固定し、各チャックフレーム39にチャックシリンダー41を 夫々相対して取付けると共に該チャックシリンダー41にチャック板42を夫々 取付け、チャックフレーム39内に位置するコンテナー10の側面に対して各チ ャックシリンダー41の作動により移動するチャック板42を押し当てて保持す る構造であってもよい。
【0017】 又、支持板31には上下方向へ延出する取付け板43が取付けられ、該取付け 板43には保持位置検出器45、保持解除位置検出器47及び減速開始位置検出 器49が上方から下方へ取付けられ、これら保持位置検出器45、保持解除位置 検出器47及び減速開始位置検出器49からの検出信号に基づいて電動モータ1 3を駆動制御させる。
【0018】 水平走行体29の上動限位置より上方の起立フレーム7には水平方向へ延出す るローダーフレーム51の図示する左端部が固定されている。該ローダーフレー ム51は自動供給及び取出し装置1に隣設配置される工作機械(図示せず)の加 工台52(図2に二点鎖線で示す)に至る水平方向長さからなり、内部には電動 モータ53に連結され、水平方向に軸線を有した送りねじ55が回転可能に支持 されている。又、ローダーフレーム51に取付けられたレール57には水平可動 体59が水平方向へ移動可能に支持され、該水平可動体59に取付けられたナッ ト部(図示せず)が送りねじ55に噛み合わされ、電動モータ53の駆動に伴っ て回転する送りねじ55により水平可動体59を水平方向へ往復移動させる。
【0019】 水平可動体59には前後フレーム61が前後方向へ延出して固定され、該前後 フレーム61内には電動モータ63に連結され、前後方向に軸線を有した送りね じ65が回転可能に支持されている。そして前後フレーム61に取付けられたレ ール67には前後可動体69が前後方向へ移動可能に支持され、該前後可動体6 9に取付けられたナット部(図示せず)が送りねじ65に噛み合わされている。 そして電動モータ63の駆動に伴って回転する送りねじ65により前後可動体6 9を前後方向へ往復移動させる。
【0020】 前後可動体69にはホルダー71が固定され、該ホルダー71には上下方向に 軸線を有した昇降部材73が取付けられている。該昇降部材73としてはシリン ダー、電動モータに連結された送りねじの何れであってもよい。そして昇降部材 73の下部にはチャック取付け板75が取付けられ、該チャック取付け板75に は2個の保持部材77a・77bが水平方向へ所要の間隔をおいて取付けられて いる。保持部材77a・77bの配置間隔は同時に未加工ワークW及び加工済み ワークW´を保持した際に相互が接触しない間隔であればよい。又、保持部材7 7a・77bとしては未加工ワークWを真空吸着する吸盤、エアーシリンダーの 作動によりチャック爪を開閉して未加工ワークW、加工済みワークW´をクラン プする部材、未加工ワークW、加工済みワークW´を磁気吸着する電磁石装置で あってもよい。尚、図中の符号79は上下方向に軸線を有し、ホルダー71に摺 動可能に支持されるガイドロッドである。
【0021】 次に、上記のように構成されたワーク自動供給取出し装置1による未加工ワー クWの供給及び加工済みワークW´の取出し作用を説明する。
【0022】 図7〜図9において、中敷板12の収容部12aに未加工ワークWが夫々収容 された多数のコンテナー10が搬入機構9上に段積み集積されている。この状態 にて電動モータ13が駆動されると、起立フレーム7の上動限位置に位置する上 下走行体19を下方へ移動し、コンテナーチャック機構30のチャック部33を 最上段に位置するコンテナー10の両側に位置させて電動モータ13の駆動を停 止させる。
【0023】 電動モータ13の駆動停止制御としては最下方の減速開始位置検出器49が最 上段のコンテナー10を検知した際に電動モータ13を減速制御し、減速状態に て最上方の保持位置検出器45が最上段のコンテナー10を検知した際に電動モ ータ13の駆動を停止させる。
【0024】 次に、シリンダー37をロッドが伸長するように作動させると、図7に示すよ うに正面がハ字形に開いた各チャック部33を、垂下する方向へ回動して爪部3 3bをコンテナー10のフランジ10aに係止させる。この状態にて電動モータ 13を上記と逆方向へ駆動し、上下走行体19を起立フレーム7の上動限位置へ 移動し、最上段に位置するコンテナー10を他のコンテナー10から分離して上 方へ持ち上げる。このとき、予めローダーフレーム51の図示する左側に水平可 動体59が待機移動しているため、上方に持ち上げられたコンテナー10内の未 加工ワークWに保持部材77aを当接して保持させる。
【0025】 次に、図8に示すように電動モータ13を駆動して上下走行体19を、保持部 材77aに保持された未加工ワークWとチャック部33とが非干渉状態となる位 置へ下動させてコンテナー10内から未加工ワークWを取出した後、電動モータ 53を駆動して水平可動体59をローダーフレーム51の図示する右側へ移動し て保持部材77aに保持された未加工ワークWを加工台52の上方に位置させる 。
【0026】 上記状態にて電動モータ63を駆動して前後可動体69を前方へ移動して保持 部材77aに保持された未加工ワークWを、加工台52における加工位置の直上 に位置させた後、昇降部材73を作動して未加工ワークWを加工台52の加工位 置上に載置させて保持部材77aによる保持を解除させる。
【0027】 尚、加工台52の加工位置に、工作機械により加工された加工済みワークW´ が載置されている場合、ローダーフレーム51の図示する右側における水平可動 体59の停止位置において電動モータ53を未加工ワークW幅に応じた所定のス テップ数、駆動して他方の保持部材77bを加工台52の加工位置に載置された 加工済みワークW´の直上に位置させた後、図9に示すように昇降部材73を作 動して保持部材77bにより加工済みワークW´を保持させた後、昇降部材73 を復動して加工済みワークW´を上方へ持ち上げ、次に、保持部材77bにより 加工済みワークW´を保持したままの状態で電動モータ53を上記所要のステッ プ数、逆転駆動して水平可動体59を未加工ワークWの幅分、戻して保持部材7 7aに保持された未加工ワークWを加工台52の加工位置上に位置させた後、昇 降部材73を作動して未加工ワークWを加工台52上に載置させる。
【0028】 工作機械の加工台52が二次元移動可能な構造の場合、保持部材77a・77 bを移動させる代わりに加工台52を移動させて保持部材77bに加工済みワー クW´を保持させた後に保持部材77aに保持された未加工ワークWを加工台5 2に載置させればよい。
【0029】 上記動作後、昇降部材73の復動及び電動モータ63を夫々逆転駆動により加 工済みワークW´を保持した保持部材77bを原点位置へ戻した後、電動モータ 53を逆転駆動して水平可動体59をローダーフレーム51の図示する左側へ移 動して保持部材77bに保持された加工済みワークW´をチャック部33に保持 されたコンテナー10の上方に位置させた後、電動モータ13を駆動して上下走 行体19を上方へ移動して空状態の収容部12a内に加工済みワークW´を収容 させる。又、一方の収容部12a内に加工済みワークW´を収容させた後、電動 モータ13を逆転駆動して上下走行体19を若干下方へ移動させると共に電動モ ータ53を駆動して保持部材77aを未加工ワークWが収容された収容部12a の上方へ位置させた後、電動モータ13を駆動して上下走行体19を上方へ移動 して保持部材77aに未加工ワークWを保持するように制御させる。
【0030】 上記動作の繰返しによりコンテナー10における各収容部12a内の未加工ワ ークWを加工台52上に供給すると共に加工台52上における加工済みワークW ´が各収容部12a内に収容されると、電動モータ23の駆動に伴って水平走行 体29を上下フレーム21の図示する左側へ移動し、コンテナーチャック機構3 0を搬出機構11の上方に位置させた後、電動モータ13を駆動して上下走行体 19を下方へ移動してチャック部33により保持されたコンテナー10を搬出機 構11上に載置させる。このとき、電動モータ13は最下方の減速開始位置検出 器49がフレーム台5或いは搬出機構11に載置される他のコンテナー10の上 端を検知した際に電動モータ13を減速制御させた後、該減速状態にて中間の保 持解除位置検出器47がフレーム台5或いは搬出機構11に載置されたコンテナ ー10の上端を検知した際に駆動停止させる。
【0031】 そして上記状態にてシリンダー37を復動して各チャック部33を開放させて コンテナー10の保持を解除した後、電動モータ13及び電動モータ23を順に 逆転駆動してコンテナーチャック機構30を初期位置へ移動させた後、上記した 動作に従って搬入機構9上に段積みされた最上段に位置するコンテナー10を取 出し、未加工ワークWの自動供給及び加工済みワークW´の自動取出し作業を行 う。
【0032】 上記説明は、上下走行体19、水平走行体29、水平可動体59及び前後可動 体69の駆動機構を電動モータ、送りねじ及びナット部により夫々構成したが、 これらの駆動機構としては電動モータ及びベルト(タイミングベルト)、ラック ピニオン機構、又はシリンダーの何れであってもよい。尚、例えば水平可動体5 9の駆動機構としてシリンダーを使用し、複数位置にて停止制御させる場合には 、停止位置数に応じた複数のシリンダーを使用すればよい。
【0033】 上記説明は、昇降部材73に2個の保持部材77a・77bを設け、加工済み ワークW´の取出しと未加工ワークWの供給とを一緒に行う構成としたが、1個 の保持部材を使用した構成であってもよい。この場合にあっては、先ず、加工台 52の加工位置から加工済みワークW´を取出してコンテナー10の収容部12 aに収容させた後、他の収容部12a内に収容された未加工ワークWを保持して 加工台52の加工位置へ供給するように動作させればよい。
【0034】 更に、上記説明は昇降部材73に保持部材77a・77bを直接取付けた構成 としたが、長尺物のワークにあってはワーク加工台52に対する供給姿勢とコン テナー10内に対する収容姿勢とを異ならせることにより効率化を図ることがで きる場合がある。この場合にあっては、昇降部材73に対してロータリーアクチ エータ等の回動機構を介して保持部材77a・77bを取付ければよい。
【0035】
このため本考案は、多品種少量の加工形態であっても共通のコンテナーを使用 して工作機械にワークを供給及び取出すことができ、加工作業効率を向上させる ことができる。
【図1】ワーク自動供給取出し装置の全体斜視図であ
る。
る。
【図2】ワーク自動供給取出し装置の正面図である。
【図3】ワーク自動供給取出し装置の平面図である。
【図4】コンテナーチャック機構の全体斜視図である。
【図5】ワークチャック機構の全体斜視図である。
【図6】コンテナーチャック機構の変更例を示す全体斜
視図である。
視図である。
【図7】コンテナーチャック機構によるコンテナーの保
持状態を示す一部破断正面図である。
持状態を示す一部破断正面図である。
【図8】未加工ワークの取出し状態を示す部分破断正面
図である。
図である。
【図9】加工済みワークの保持状態及び未加工ワークの
供給状態を示す略体正面図である。
供給状態を示す略体正面図である。
1 ワーク自動供給取出し装置、3 本体フレーム、1
0 コンテナー、12中敷、12a 収容部、13 第
1駆動部材を構成する電動モータ、15 第1駆動部材
を構成する送りねじ、19 上下走行体、21 上下フ
レーム、23第2駆動部材を構成する電動モータ、25
第2駆動部材を構成する送りねじ、29 水平走行
体、30 コンテナーチャック機構、51 ローダーフ
レーム、52 ワーク加工台、53 第3駆動部材を構
成する電動モータ、55 第3駆動部材を構成する送り
ねじ、59 水平可動体、73 昇降部材、77a・7
7b 保持部材
0 コンテナー、12中敷、12a 収容部、13 第
1駆動部材を構成する電動モータ、15 第1駆動部材
を構成する送りねじ、19 上下走行体、21 上下フ
レーム、23第2駆動部材を構成する電動モータ、25
第2駆動部材を構成する送りねじ、29 水平走行
体、30 コンテナーチャック機構、51 ローダーフ
レーム、52 ワーク加工台、53 第3駆動部材を構
成する電動モータ、55 第3駆動部材を構成する送り
ねじ、59 水平可動体、73 昇降部材、77a・7
7b 保持部材
Claims (11)
- 【請求項1】本体フレームの上下方向へ移動可能に支持
された上下走行体に取付けられ、未加工のワーク及び加
工済みのワークを夫々収容するコンテナー、2個分の水
平長さからなる上下フレームと、上下走行体を往復駆動
する第1駆動部材と、上下フレームの水平方向へ移動可
能に支持された水平走行体に取付けられ、コンテナーを
保持するコンテナーチャック機構と、水平走行体を往復
駆動する第2駆動部材と、上下フレームの上動限位置よ
り上方の本体フレームに上下方向と直交する方向へ延出
するように取付けられ、工作機械のワーク加工台に至る
長さのローダーフレームと、ローダーフレームに移動可
能に支持された水平可動体と、該水平可動体を往復駆動
する第3駆動部材と、水平可動体に取付けられた昇降部
材と、該昇降部材に取付けられ、ワークを保持する保持
部材とを備えた工作機械へのワーク自動供給取出し装
置。 - 【請求項2】請求項1において、昇降部材は水平可動体
に取付けられた前後フレームに前後方向へ移動可能に支
持された工作機械へのワーク自動供給取出し装置。 - 【請求項3】請求項1において、保持部材は未加工ワー
ク保持用と加工済みワーク保持用からなる工作機械への
ワーク自動供給取出し装置。 - 【請求項4】請求項1又は3において、保持部材は回動
機構を介して昇降部材に取付け、保持部材に保持された
ワーク姿勢を変更可能にした工作機械へのワーク自動供
給取出し装置。 - 【請求項5】請求項1において、第1乃至第3駆動部材
は電動モータに連結された送りねじ及び該送りねじに噛
合うナット部からなる工作機械へのワーク自動供給取出
し装置。 - 【請求項6】請求項1において、第1乃至第3駆動部材
は電動モータに連結されたベルト手段からなる工作機械
へのワーク自動供給取出し装置。 - 【請求項7】請求項1において、第1乃至第3駆動部材
は電動モータに連結されたピニオンギャー及び該ピニオ
ンギャーが噛合うラックギャーからなる工作機械へのワ
ーク自動供給取出し装置。 - 【請求項8】請求項1において、少なくとも第3駆動部
材は少なくとも1本以上のシリンダーからなる工作機械
へのワーク自動供給取出し装置。 - 【請求項9】請求項1又は3において、保持部材は真空
吸着部材からなる工作機械へのワーク自動供給取出し装
置。 - 【請求項10】請求項1において、コンテナーチャック
機構は水平走行体に取付けられた支持板の両端部にチャ
ック部を夫々回動可能に支持すると共にチャック部相互
を同期して開閉駆動してコンテナーを保持可能にした工
作機械へのワーク自動供給取出し装置。 - 【請求項11】請求項1において、コンテナー内にはワ
ークに応じた収容部を設けた中敷を交換可能に取付け、
ワークに応じて中敷を交換することにより単一種類のコ
ンテナーにより各種ワークを収容可能にした工作機械へ
のワーク自動供給取出し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996007882U JP3033840U (ja) | 1996-07-19 | 1996-07-19 | 工作機械へのワーク自動供給取出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996007882U JP3033840U (ja) | 1996-07-19 | 1996-07-19 | 工作機械へのワーク自動供給取出し装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3033840U true JP3033840U (ja) | 1997-02-07 |
Family
ID=43168710
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996007882U Expired - Lifetime JP3033840U (ja) | 1996-07-19 | 1996-07-19 | 工作機械へのワーク自動供給取出し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3033840U (ja) |
-
1996
- 1996-07-19 JP JP1996007882U patent/JP3033840U/ja not_active Expired - Lifetime
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