JP3033152B2 - アウトラインデータ処理装置 - Google Patents

アウトラインデータ処理装置

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JP3033152B2
JP3033152B2 JP2196527A JP19652790A JP3033152B2 JP 3033152 B2 JP3033152 B2 JP 3033152B2 JP 2196527 A JP2196527 A JP 2196527A JP 19652790 A JP19652790 A JP 19652790A JP 3033152 B2 JP3033152 B2 JP 3033152B2
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則久 藤井
陽介 伊藤
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は文字,数字,記号等の複数のキャラクタのア
ウトラインデータを記憶して保存するとともに必要に応
じてそのアウトラインデータを出力するアウトラインデ
ータ処理装置に関するものであり、特にアウトラインデ
ータを保存するのに必要な記憶容量を節減する技術に関
するものである。
従来の技術 上記アウトラインデータ処理装置は例えば、キャラク
タを印字媒体上に印刷したり、表示器の画面に表示する
キャラクタ出力装置に用いられる。このキャラクタ出力
装置の一例は、(a)各々1つまたは複数のアウトライ
ン(1本の閉じた線)で規定される複数のキャラクタの
アウトラインデータをキャラクタ毎に記憶するアウトラ
インデータメモリと、(b)各アウトラインデータをド
ットデータに変換するデータ変換手段と、(c)アウト
ラインデータメモリに記憶されている複数のキャラクタ
の中から印字媒体,表示器の画面等の出力媒体に出力す
べきものを選び出すとともに、そのキャラクタに対応す
るアウトラインデータをデータ変換手段に供給するアウ
トラインデータ供給手段と、(d)データ変換手段によ
り変換されたドットデータに基づいて、キャラクタを出
力媒体に出力するキャラクタ出力手段とを含むものであ
る。
従来のキャラクタ出力装置においては、各キャラクタ
の各アウトラインが複数のセグメント(直線または曲
線)に分割されていて、アウトラインデータメモリに
は、各アウトラインに属する各セグメントを規定するセ
グメントデータがセグメント毎に記憶されるようになっ
ていた。常にキャラクタがセグメント単位で記憶される
ようになっていたのである。
しかし、本出願人の研究により、常にキャラクタをセ
グメント単位で記憶させることが望ましいとは限らず、
キャラクタをセグメント列単位で記憶させることが望ま
しい場合があることが判明した。そして、本出願人はそ
の知見に基づいて、アウトラインデータメモリとデータ
発生手段とアウトラインデータ出力手段とを含むアウト
ラインデータ処理装置を案出した。アウトラインデータ
メモリは、キャラクタの各アウトラインデータが分割さ
れた複数のセグメントのうち特定のセグメント列を構成
するものについては、そのセグメント列を規定するセグ
メント列データをセグメント列毎に記憶する一方、他の
セグメントについては、各セグメントを規定するセグメ
ントデータをセグメント毎に記憶するものであり、デー
タ発生手段は、そのアウトラインデータメモリに記憶さ
れている各セグメント列データに基づいて、各セグメン
ト列に対応するセグメントデータを発生させるものであ
って、アウトラインデータ出力手段は、そのデータ発生
手段により発生させられたセグメントデータとアウトラ
インデータメモリに記憶されているセグメントデータと
から成るアウトラインデータを出力するものである。
発明が解決しようとする課題 本出願人はその後、上記案出したアウトラインデータ
処理装置(以下、単に案出装置という)についてアウト
ラインデータ保存のための記憶容量を節減する研究を行
い、その結果、次のような事実が判明した。キャラクタ
の各アウトラインを構成する複数のセグメントの中には
一定の相対位置関係を有して互に接続される特定のセグ
メント列が存在しており、そのセグメント列について
は、それを構成する複数のセグメントを規定する複数の
セグメントデータを上記一定の相対位置関係すなわちそ
の特定のセグメント列に関する図形上の性質を用いて圧
縮し得ることが判明し、さらに、その特定のセグメント
列をセグメントデータでではなく上記圧縮されたセグメ
ントデータ(これは前記案出装置における『セグメント
列データ』の一態様である)でアウトラインデータメモ
リに記憶させれば、アウトラインデータ保存のための記
憶容量が節減できるという事実も判明したのである。
本発明は以上の知見に基づいて、前記案出装置の一実
施態様であって、アウトラインデータを保存するのに必
要な記憶容量を図形上の性質を用いて節減し得るアウト
ラインデータ処理装置を提供することを課題として為さ
れたものである。
課題を解決するための手段 そして、本発明の要旨は、第1図に示すように、上記
アウトラインデータ処理装置を、(a)各アウトライン
が分割された複数のセグメントのうち特定のセグメント
列を構成するものについては、そのセグメント列に属す
る各セグメントを規定するセグメントデータがそのセグ
メント列に特有の圧縮規則に基づいて圧縮されるととも
にその圧縮規則を特定可能なデータが付加されて成る圧
縮セグメントデータをセグメント列毎に記憶する一方、
他のセグメントについては、各セグメントを規定するセ
グメントデータをセグメント毎に記憶するアウトライン
データメモリ1と、(b)そのアウトラインデータメモ
リ1に記憶されている各圧縮セグメントデータを、それ
ら圧縮セグメントデータの各々に含まれる前記圧縮規則
を特定可能なデータに基づいてセグメントデータに復元
するデータ復元手段2と、(c)そのデータ復元手段2
により復元されたセグメントデータとアウトラインデー
タメモリ1に記憶されているセグメントデータとから成
るアウトラインデータを出力するアウトラインデータ出
力手段3とを含むものとしたことにある。
作用 本発明に係るアウトラインデータ処理装置において
は、各アウトラインを構成する複数のセグメントのうち
特定のセグメント列を構成するものについては、セグメ
ントデータがそのセグメント列に特有の圧縮規則に基づ
いて圧縮され、その圧縮された圧縮セグメントデータが
セグメント列毎に記憶される一方、他のセグメントにつ
いては、セグメントデータがセグメント毎に記憶されて
いる。そして、アウトラインデータを出力する際には、
複数のセグメントのうち特定のセグメントを構成するも
のについては、アウトラインデータメモリから圧縮セグ
メントデータが読み出されるとともに、その圧縮セグメ
ントデータがその圧縮セグメントデータに含まれる前記
圧縮規則を特定可能なデータに基づいてセグメントデー
タに復元され、さらに、その復元されたセグメントデー
タと、アウトラインデータメモリに記憶されているセグ
メントデータとから成るアウトラインデータが出力され
る。
発明の効果 そのため、本発明に従えば、特定のセグメント列を規
定するセグメントデータがそのセグメント列に特有の圧
縮規則に基づいて圧縮されてアウトラインデータメモリ
に保存されるから、アウトラインデータ保存のための記
憶容量が節減されるという効果が得られる。
実施例 以下、本発明をレーザプリンタのうちアウトラインデ
ータをドットデータに変換するデータ変換装置に適用す
る場合に好適な一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第2図はレーザプリンタの制御回路のうち、データ変
換に関する部分を主として示す図である。この制御回路
の主体を成すコンピュータ10は、CPU12,キャラクタROM1
4,プログラムROM16,テキストメモリ18,ワーキングメモ
リ20,ドットデータメモリ22等を備えている。それらCPU
12等はバス26により互に接続されており、このバス26に
は入力装置30および印字部32が接続されている。入力装
置30は必要なデータをコンピュータ10に供給するもので
あり、印字部32はコンピュータ10からの信号に基づいて
レーザプリント方式により印字を行う部分である。
プログラムROM16には第3図および第4図にフローチ
ャートで表されるデータ変換ルーチンを始め、種々の制
御プログラムが記憶されている。キャラクタROM14に
は、複数の漢字のアウトラインを規定するための元アウ
トラインデータが索引コードデータに関連付けて記憶さ
れている。漢字を規定する1つまたは複数のアウトライ
ンはそれぞれ、各々直線またはベジエ(Bezier)曲線で
ある複数のセグメントに分割されている。
漢字が1つのアウトラインで規定される場合には、漢
字の元アウトラインデータはその1本のアウトラインを
規定する単位アウトラインデータと漢字終了フラグとの
集合となり、また、漢字が複数のアウトラインで規定さ
れる場合には、漢字の元アウトラインデータはそれら各
アウトラインを規定する複数の単位アウトラインデータ
と漢字終了フラグとの集合となる。また、各単位アウト
ラインデータは開始データ,直線データ,ベジエ曲線デ
ータ,圧縮縦L字形データ,圧縮横L字形データ,圧縮
長方形データおよびアウトライン終了フラグにより構成
されている。
開始データは、各アウトラインについてそれに属する
複数のセグメントを一方向にたどる場合の始点S(以
下、アウトライン始点Sという)を規定するものであ
る。そのため、開始データは、第5図に示すように、自
身が開始データであることを示すフラグ‘S'と、アウト
ライン始点Sのx−y座標(以下、単に座標という)を
表す始点データとから成っている。
これに対して、直線データは、各セグメントが直線で
ある場合に用いられてその直線を規定するものである。
そのため、直線データは、第5図に示すように、自身が
直線データであることを示すフラグ‘L'と、その直線の
終点Eの座標を表す終点データとから成っている。な
お、直線データにはその直線の始点Sの座標を表す始点
データは含まれていない。これは、この直線の始点Sは
前記開始データによって規定されるか、または、その直
線に先行するセグメントの終点Eと一致する事実に基づ
いて、その終点Eが現に問題となっている直線の始点S
として用いられるからである。また、この事情はベジエ
曲線データ,圧縮縦L字形データ,圧縮横L字形データ
および圧縮長方形データについても同じである。
ベジエ曲線は、それの始点Sおよび終点Eと、制御点
Q1,Q2と、予め定められているベジエ曲線関数とによっ
て一義的に決定されるものである。そのため、ベジエ曲
線データは、第5図に示すように、自身がベジエ曲線デ
ータであることを示すフラグ‘B'と、制御点Q1の座標を
表す第1制御点データと、制御点Q2の座標を表す第2制
御点データと、終点Eの終点データとから成っている。
なお、上記ベジエ曲線関数はプログラムROM16に記憶さ
れている。すなわち、本実施例においては、それら開始
データ,直線データおよびベジエ曲線データがそれぞれ
セグメントデータなのである。
漢字の各アウトラインの一部には、第6図に示す縦L
字形セグメント列と、第9図に示す横L字形セグメント
列とが存在することがある。それらセグメント列はいず
れも、x軸方向に延びる直線セグメントとy軸方向に延
びる直線セグメントとが互に接続されたものである。具
体的には、縦L字形セグメント列は第6図に示すよう
に、セグメント列始点Sから正または負のy軸方向
(縦方向)に延びて終点E1に至る直線L1と、終点E1
ら正または負のx軸方向(横方向)に延びて終点E2(セ
グメント列終点でもある)に至る直線L2とら成るもので
あり、一方、横L字形セグメント列は第9図に示すよう
に、セグメント列始点Sから正または負のx軸方向に
延びて終点E1に至る直線L1と、終点E1から正または負
のy軸方向に延びて終点E2(セグメント列終点でもあ
る)に至る直線L2とから成るものである。
したがって、縦L字形セグメント列を規定する複数の
セグメントデータ(以下、単に元縦L字形データとい
う)は第7図に示すように、直線L1を規定する直線デー
タ〔フラグ‘L',終点E1の座標(x0,y1)〕と、直線L2
規定する直線データ〔フラグ‘L',終点E2の座標(x1,
y1)〕との集合となる。なお、同図には縦L字形セグメ
ント列の始点Sを規定する開始データが記載されている
が、縦L字形セグメント列に先行するセグメントがキャ
ラクタROM14に記憶されている場合には、その先行セグ
メントの終点が縦L字形セグメント列の始点に流用され
る。いずれにしても、縦L字形セグメント列の始点S
(x0,y0)はキャラクタROM14に記憶されているのであ
る。また、この事情は横L字形セグメント列についても
後述の長方形セグメント列についても同じである。
第6図から明らかなように、縦L字形セグメント列を
一義的に決定するためには、座標x0,x1,y0およびy1の各
値が判明すれば十分である。しかし、縦L字形セグメン
ト列をセグメントデータでキャラクタROM14に記憶させ
る場合には、座標x0およびy1がそれぞれ重複して記憶さ
れることとなって無駄である。そこで、本実施例におい
ては、縦L字形セグメント列については、第8図に示す
ように、自身が圧縮縦L字形データであることを示す
フラグ‘T'と、終点E2の終点データ(x1,y1)との集
合である前記圧縮縦L字形データ(前記元縦L字形デー
タが圧縮されたもの)がキャラクタROM14に記憶される
とともに、縦L字形セグメント列の終点E1の座標x0にセ
グメント列始点Sの座標x0が流用され、終点E1の座標y1
に終点E2の座標y1が流用されるようになっている。この
ように、長方形の性質を用いれば元縦L字形データをそ
れよりデータ量が少ない圧縮縦L字形データに圧縮する
ことができるのである。上記のように、縦L字形セグメ
ント列の終点E1の座標x0にセグメント列始点Sの座標x0
を流用し、終点E1の座標y1に終点E2の座標y1を流用する
ことが、縦L字形データに特有の圧縮規則であり、フラ
グ‘T'がその圧縮規則を特定可能なデータである。
一方、横L字形セグメント列に規定する複数のセグメ
ントデータ(以下、単に元横L字形データという)は第
10図に示すように、直線L1を規定する直線データ〔フラ
グ‘L',終点E1の座標(x1,y0)〕と、直線L2を規定する
直線データ〔フラグ‘L',終点E2の座標(x1,y1)〕との
集合となる。第9図から明らかなように、横L字形セグ
メント列を一義的に決定するためには、座標x0,x1,y0
よびy1の各値が判明すれば十分なのであるが、横L字形
セグメント列をセグメントデータでキャラクタROM14に
記憶させる場合には、座標x1およびy0がそれぞれ重複し
て記憶させることとなって無駄である。そこで、本実施
例においては、横L字形セグメント列については、第11
図に示すように、自身が圧縮横L字形データであるこ
とを示すフラグ‘Y'と、終点E2の終点データ(x1,
y1)との集合である前記圧縮横L字形データ(前記元横
L字形データが圧縮されたもの)がキャラクタROM14に
記憶されるとともに、横L字形セグメント列の終点E1
座標x1に終点E2の座標x1が流用され、終点E1の座標y0
セグメント列始点Sの座標y0が流用されるようになって
いる。このように、長方形の性質を用いれば元横L字形
データをそれよりデータ量が少ない圧縮横L字形データ
に圧縮することができるのである。上記のように、横L
字形セグメント列の終点E1の座標x1に終点E2の座標x1
流用し、終点E1の座標y0にセグメント列始点Sの座標y0
を流用することが、横L字形データに特有の圧縮規則で
あり、フラグ‘Y'がその圧縮規則を特定可能なデータで
ある。
また、漢字の各アウトラインは長方形の4辺により構
成されることがある。漢字の「口」を規定する2つのア
ウトラインがそれの一例である。各アウトラインが長方
形セグメント列である場合があるのである。また、各ア
ウトラインについて複数のセグメントをたどる方向は原
則として反時計方向であるが、例えば漢字の「口」のよ
うにあるアウトラインの内側に別のアウトラインが存在
する場合には、その内側のアウトラインについては時計
方向にたどるように定められている。長方形セグメント
列の一例を第12図と第13図とにそれぞれ示す。第12図は
反時計方向にたどられる長方形セグメント列の一例であ
り、第13図は時計方向にたどられる長方形セグメント列
の一例である。
本実施例においては、長方形セグメント列が予定の方
向にたどられることとなるように、長方形セグメント列
の始点Sの位置について一定の規則が設けられている。
この規則は、長方形セグメント列が反時計方向にたどら
れるようにしたい場合には始点Sを長方形の4頂点のう
ち左下の点に選定し、また、時計方向にたどられるよう
にしたい場合には始点Sを長方形の4頂点のうち左上の
点に選定するものである。
たどられる方向が互に異なる二つの長方形セグメント
列はいずれも、始点S(x0,y0)から正または負のx
軸方向に延びて終点E1(x1,y0)に至る直線L1と、終
点E1から正または負のy軸方向に延びて終点E2(x1,
y1)に至る直線L2と、終点E2から正および負のy軸方
向のうち直線L1とは逆の方向に延びて終点E3(x0,y1
に至る直線L3と、終点E3から延びて正および負のx軸
方向のうち直線L2とは逆の方向に延びて始点Sに至る直
線L4とから成っている。なお、このように、たどられる
方向を問わず、長方形セグメント列を規定するためのセ
グメントデータの形式が同一で済むのは、前述の、始点
Sの選定規則によるものである。したがって、長方形セ
グメント列を規定するセグメントデータ(以下、単に元
長方形データという)は第14図に示すように、直線L1
を規定する直線データ〔フラグ‘L',終点E1の座標(x1,
y0)〕と、直線L2を規定する直線データ〔フラグ
‘L',終点E2の座標(x1,y1)〕と、直線L3を規定する
直線データ〔フラグ‘L',終点E3の座標(x0,y1)〕と、
直線L4を規定する直線データ〔フラグ‘L',始点Sの
座標(x0,y0)〕との集合となる。
第12図および第13図から明らかなように、長方形セグ
メント列を一義的に決定するためには、座標x0,x1,y0
よびy1の各値が判明すれば十分なのであるが、長方形セ
グメント列をセグメントデータでキャラクタROM14に記
憶させる場合には、座標x0,x1,y0およびy1がそれぞれ重
複して記憶されることとなって無駄である。そこで、本
実施例においては、長方形セグメント列については、第
15図に示すように、自身が圧縮長方形データであるこ
とを示すフラグ‘O'と、終点E2(長方形の4頂点のう
ち始点Sと対角位置にある頂点であって、以下、単に対
角終点E2という)の終点データ(x1,y1)との集合であ
る前記圧縮長方形データがキャラクタROM14に記憶され
るとともに、終点E1の座標x1に対角終点E2の座標x1が流
用され、終点E1の座標y0に始点Sの座標y0が流用され、
終点E3の座標x0に始点Sの座標x0が流用され、終点E3
座標y1に対角終点E2の座標y1が流用されるようになって
いる。このように、長方形の性質を用いれば元長方形デ
ータをそれよりデータ量が少ない圧縮長方形データに圧
縮することができるのである。
上記長方形セグメント列が反時計方向にたどられるよ
うにしたい場合には始点Sを長方形の4頂点のうち左下
の点に選定し、また、時計方向にたどられるようにした
い場合には始点Sを長方形の4頂点のうち左上の点に選
定するという規則と、終点E1の座標x1に対角終点E2の座
標x1を流用し、終点E1の座標y0に始点Sの座標y0を流用
し、終点E3の座標x0に始点Sの座標x0を流用し、終点E3
の座標y1に対角終点E2の座標y1を流用することが圧縮長
方形データに特有の圧縮規則であり、フラグ‘O'がその
圧縮規則を特定可能なデータである。
以上の説明から明らかなように、本実施例において
は、縦L字形セグメント列と横L字形セグメント列と長
方形セグメント列とがそれぞれセグメントデータである
元縦L字形データと元横L字形データと元長方形データ
とではなく、圧縮セグメントデータである圧縮縦L字形
データと圧縮横L字形データと圧縮長方形データとでキ
ャラクタROM14に記憶されるから、それらセグメント列
をキャラクタROM14に保存させるのに必要な記憶容量が
少なくて済む。
前記アウトライン終了フラグ‘*’は、各漢字の元ア
ウトラインデータのうち各アウトラインの終了位置を示
すものであり、前記漢字終了フラグ‘!'は、各漢字の元
アウトラインデータの終了位置を示すものである。
したがって、例えば第16図に示す漢字の「亜」につい
ては第17図に示す元アウトラインデータがキャラクタRO
M14に記憶されることになる。
前記テキストメモリ18は、入力装置30から供給される
テキストデータ(複数の索引コードデータの集合を含
む)が記憶されるものであり、前記ワーキングメモリ20
は、プログラムの実行に必要なデータが一時的に格納さ
れるものである。前記ドットデータメモリ22は前記デー
タ変換ルーチンにより変換されたドットデータが記憶さ
れるものである。
次に、前記データ変換ルーチンの実行によって元アウ
トラインデータがドットデータに変換される様子を説明
する。
CPU12は、テキストメモリ18から索引コードデータを
一つずつ順に読み出すとともに、その索引コードデータ
について第3図および第4図のデータ変換ルーチンを一
回だけ実行する。本ルーチンにおいては、まず、ステッ
プS1(以下、単にS1で表す。他のステップについても同
じ)において、キャラクタROM14において今回の索引コ
ードデータに対応して記憶されている元アウトラインデ
ータのうち最初のフラグが読み出される。その後、S2に
おいて、そのフラグが‘*(アウトライン終了)’であ
るか否かが判定される。そうであれば判定の結果がYES
となり、S1に戻り、S1において前回のフラグに後続する
新たなフラグが読み出されるが、そうでなければ、S2の
判定結果がNOとなり、S3において、今回のフラグが‘!
(漢字終了)’であるか否かが判定される。
今回はそうでないと仮定すれば、判定の結果がNOとな
り、S4において、今回のフラグが‘T(縦L字形)’で
あるか否かが判定される。そうであれば判定の結果がYE
Sとなり、S5において、今回のフラグに関連する圧縮縦
L字形データがキャラクタROM14から読み出された後、
その圧縮縦L字形データが元縦L字形データに復元され
る。座標x0,y0(これらは圧縮縦L字形データには存在
しないがキャラクタROM14に記憶されている)と終点E2
の座標x1,y1とを用いて、直線L1の直線データと直線L2
の直線データとの集合が元縦L字形データとして求めら
れるのである。その後、S10に移行する。
これに対して今回のフラグが‘T'ではない場合には、
S4の判定結果がNOとなり、S6において、フラグが‘Y
(横L字形)’であるか否かが判定される。そうであれ
ば、判定の結果がYESとなり、S7において、今回のフラ
グに対応する圧縮横L字形データがキャラクタROM14か
ら読み出された後、その圧縮横L字形データが元横L字
形データに復元される。座標x0,y0(これらは圧縮横L
字形データには存在しないがキャラクタROM14に記憶さ
れている)と終点E2の座標x1,y1とを用いて、直線L1
直線データと直線L2の直線データとの集合が元横L字形
データとして求められるものである。その後、S10に移
行する。
今回のフラグが‘Y'でもない場合には、S6の判定結果
がNOとなり、S8において、フラグが‘O'であるか否かが
判定される。そうであれば、判定の結果がYESとなり、S
9において、今回のフラグに対応する圧縮長方形データ
がキャラクタROM14から読み出された後、その圧縮長方
形データが元長方形データに復元される。座標x0,y
0(これらは圧縮長方形データには存在しないがキャラ
クタROM14に記憶されている)と対角終点E2の座標x1,y1
とを用いて、直線L1の直線データと直線L2の直線データ
と直線L3の直線データと直線L4の直線データとの集合が
元長方形データとして求められるのである。その後、S1
0に移行する。
今回のフラグが‘O'でもない場合には、S8の判定結果
がNOとなり、直ちにS10に移行する。
S10においては、S5の実行後であれば、復元された
元縦L字形データ(二つの直線データの集合)はワーキ
ングメモリ20に設けられたセグメントデータバッファ20
a、それの直線データの数N(今回は2)を表すデータ
はワーキングメモリ20に設けられたカウンタ20bに格納
され、また、S7の実行後であれば、復元された元横L
字形データ(二つの直線データの集合)は、セグメント
データバッファ20a、それの直線データの数N(今回は
2)を表すデータはカウンタ20bに格納され、また、S
9の実行後であれば、復元された元長方形データ(四つ
の直線データの集合)はセグメントデータバッファ20
a、それの直線データの数N(今回は4)を表すデータ
はカウンタ20bに格納され、また、S8のNO判定後であ
れば、開始データ,直線データまたはベジエ曲線データ
はセグメントデータバッファ20a、それのデータの数N
(今回は1)を表すデータはカウンタ20bに格納され
る。その後、第4図のS11に移行する。
S11においては、セグメントデータバッファ20aからい
ずれかのセグメントデータ(開始データ,直線データま
たはベジエ曲線データ)のフラグが読み出され、S12に
おいてそのフラグが‘S(開始)’であるか否かが判定
される。そうであれば、S13において、セグメントデー
タバッファ20aにおいてそのフラグに後続して記憶され
ている始点データが読み出され、S14において、その始
点データに対して、スケーリング(漢字の印字ポイント
サイズをオペレータが希望するサイズに適合させるこ
と),回転,正体から斜体への字体変換等の変形処理が
行われる。その後、S23に移行する。
これに対して、今回のフラグが‘S'ではないためにS1
2の判定結果がNOとなる場合には、S15においてそのフラ
グが‘B(ベジエ曲線)’であるか否かが判定される。
そうであれば、S16において、セグメントデータバッフ
ァ20aから今回のフラグに対応するベジエ曲線データの
うち終点データ,第1および第2制御点データが読み出
され、S17において、それら終点データ等に対して前記
変形処理が行われた後、S18において、ベジエ曲線が複
数のショートベクトルに展開される。ベジエ曲線が複数
の短い直線で近似させられるのである。その後、S23に
移行する。
また、今回のフラグが‘B'でもない場合には、S15の
判定結果がNOとなり、S19においてフラグが‘L'である
か否かが判定される。そうであれば、判定の結果がYES
となり、S20において、セグメントデータバッファ20aか
ら今回のフラグに対応する直線データのうち終点データ
が読み出され、その後、S21において、その終点データ
に対して前記変形処理が行われる。その後、S23に移行
する。
また、今回のフラグが‘L'でもない場合には、S19の
判定結果がNOとなり、S22においてエラー処理が行われ
た後、本ルーチンの一回の実行が終了する。
S23においては、以上のようにして得られた始点デー
タ,終点データ等が変更アウトラインデータとして、ワ
ーキングメモリ20に設けられた変更アウトラインデータ
メモリ20cに格納され、その後、S24において、本ステッ
プの実行回数nがカウンタ20bに記憶されているセグメ
ントデータの数Nより小さいか否かが判定される。そう
であれば、判定の結果がYESとなり、S11に戻るが、そう
でなければ、判定の結果がNOとなり、S25においてセグ
メントデータバッファ20aとカウンタ20bとがそれぞれク
リアされる。その後、第3図のS1に戻る。
例えば、現在セグメントデータバッファ20aおよびカ
ウンタ20bに元L字形データが記憶されている場合に
は、記憶されているセグメントデータの数が2であるか
ら、S11〜S24の実行が二回繰り返され、また、現在元長
方形データが記憶されている場合には、セグメントデー
タの数が4であるからS11〜S24の実行が四回繰り返さ
れ、また、現在直線データが記憶されている場合には、
セグメントデータの数が1であるからS11〜S24の実行が
一回だけ行われることになる。
以上説明したステップが繰り返し実行されるうちにS3
の判定結果がYESとなれば、S26において、変更アウトラ
インデータメモリ20cに記憶されている各変更アウトラ
インデータがドットデータに変換される。なお、このデ
ータ変換については本出願人が先に出願した特願平1−
52524号明細書において詳細に説明されているため、こ
こでは説明を省略する。変換されたドットデータはドッ
トデータメモリ22に格納される。以上で本ルーチンの一
回の実行が終了する。
本ルーチンがテキストメモリ18に格納されている索引
コードデータ全部について実行されれば、テキストメモ
リ18に格納されているテキストデータについてのドット
データ作成が終了する。その後、オペレータから入力装
置30を介して印字指令が出されれば、印字部32がそれら
ドットデータに基づいて制御され、これにより、印字媒
体上にテキストが印刷される。
以上の説明から明らかなように、本実施例において
は、キャラクタROM14がアウトラインデータメモリ1を
構成し、コンピュータ10の、第3図のS4〜S9を実行する
部分がデータ復元手段2を構成し、コンピュータ10の、
第3図のS10と第4図のS11〜S24とを実行する部分がア
ウトラインデータ出力手段3を構成している。
なお、上記実施例は、レーザプリンタ用のアウトライ
ンデータ処理装置に本発明を適用した場合の一例であっ
たが、本発明はその他の形式のプリンタ用のアウトライ
ンデータ処理装置に適用しても、プロッタ用のアウトラ
インデータ処理装置に適用してもよい。
以上、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明
したが、その他にも当業者の知識に基づいて種々の変
形,改良を施した態様で本発明を実施することができ
る。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の構成を概念的に示すブロック図であ
る。第2図は本発明の一実施例であるデータ変換装置を
示すブロック図である。第3図および第4図はそれぞ
れ、第2図におけるプログラムROMに格納されている制
御プログラムのうち本発明に関連の深い部分を取り出し
示すフローチャートである。第5図は上記実施例で用い
られる元アウトラインデータの構成を説明するための図
である。第6図は上記実施例で用いられる縦L字形セグ
メント列の一例を示す図、第7図はその縦L字形セグメ
ント列をセグメントデータで示す図、第8図はその縦L
字形セグメント列を圧縮セグメントデータで示す図であ
る。第9図は上記実施例で用いられる横L字形セグメン
ト列の一例を示す図、第10図はその横L字形セグメント
列をセグメントデータで示す図、第11図はその横L字形
セグメント列を圧縮セグメントデータで示す図である。
第12図および第13図はそれぞれ、上記実施例で用いられ
る長方形セグメント列の一例を示す図、第14図はその長
方形セグメント列をセグメントデータで示す図、第15図
はその長方形セグメント列を圧縮セグメントデータで示
す図である。第16図は漢字の「亜」を示す図、第17図は
上記実施例においてその「亜」が第2図におけるキャラ
クタROMに記憶される様子を説明するための図である。 10:コンピュータ、14:キャラクタROM 22:ドットデータメモリ
フロントページの続き (72)発明者 青木 一磨 愛知県名古屋市瑞穂区堀田通9丁目35番 地 ブラザー工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−85791(JP,A) 特開 平1−140192(JP,A) 特開 平1−283155(JP,A) 特開 平3−221994(JP,A) 特開 平4−81892(JP,A) 特開 平4−81893(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 5/00 - 5/24 B41J 3/00 - 3/15 B41J 5/00 - 5/52 B41J 21/00 - 21/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各々1つまたは複数のアウトラインで規定
    される複数のキャラクタのアウトラインデータをキャラ
    クタ毎に記憶するアウトラインデータメモリであって、
    各アウトラインが分割された複数のセグメントのうち特
    定のセグメント列を構成するものについては、そのセグ
    メント列に属する各セグメントを規定するセグメントデ
    ータがそのセグメント列に特有の圧縮規則に基づいて圧
    縮されるとともにその圧縮規則を特定可能なデータが付
    加されて成る圧縮セグメントデータをセグメント列毎に
    記憶する一方、他のセグメントについては、各セグメン
    トを規定するセグメントデータをセグメント毎に記憶す
    るものと、 そのアウトラインデータメモリに記憶されている各圧縮
    セグメントデータを、それら圧縮セグメントデータの各
    々に含まれる前記圧縮規則を特定可能なデータに基づい
    て前記セグメントデータに復元する復元手段と、 そのデータ復元手段により復元されたセグメントデータ
    と前記アウトラインデータメモリに記憶されているセグ
    メントデータとから成るアウトラインデータを出力する
    アウトラインデータ出力手段と を含むことを特徴とするアウトラインデータ処理装置。
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