JP3033120U - 座布団 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 正座用補助いすを座布団の上で安定した状態
で使用できるようにする。 【解決手段】 座布団１に正座用補助いす２の脚３を通
す透孔５を形成する。透孔５は細長い孔を十文字状にあ
けるようにする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、その上で正座用補助いすが安定して使えるようにした座布団に関 する。

【０００２】

【従来の技術】

長い間正座をしても足がしびれないよう、正座用補助いすが市販されている。 この種のいすは、座の高さが１０cm前後で、尻の半分位が載るくらいの小さな座 を持ったいすである。また、持ち運びに便利なよう、脚は折り畳みにしたものも ある。

【０００３】 このような正座用補助いすは、脚の開きも小さいので、安定性がもともとよく ない。したがって、座布団のようなふわふわしたものの上に置いて使用すると、 安定がさらに悪くなり、座り心地もよくない。しかし、床の上に直に正座用補助 いすを置いて（座布団なしで）座ったのでは、冬場、足腰が冷える。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

この考案は、正座用補助いすを座布団の上で安定した状態で使用できるように することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

この考案では、座布団に、正座用補助いすの脚を通すための透孔を穿設する。 いすの脚は様々な形のものがあり、透孔は脚の形に合せてあけることができる。 透孔は細長い孔を十文字にあけたものにすれば、口が大きく開くので、たいて いの脚を通すことができる。独立した左右２本の脚を備えた正座用いすもあるが 、このようないすのために、十文字が二つ連なるような形の透孔をあけてもよい 。

【０００６】

【作用】

使用するときは、正座用補助いすの脚を座布団の透孔に通す。こうすれば、い すの脚は床の上に直に立つので、いすは不安定にならない。

【０００７】

【実施例】

この考案の実施例を図面に基づいて説明すると、座布団１は布団皮に綿を詰め たものであり、図１に示すように、これに、正座用補助いす２の脚３を通すため の透孔５を形成する。

【０００８】 透孔５は細長い（ほとんど口を開かない程度の）孔を十文字状にあけるように する。細長い孔にすれば、透孔５が目立たないので、普通の座布団としても使用 できる。また、細い孔を十文字状に開けると、いすの脚を通すとき大きく口をあ けることができるので都合がよい。十文字の大きさは、２０cmほどあれば、大体 のいすの脚は通すことができる。

【０００９】 透孔５を設ける位置は、座布団に座ったとき、いすの座が尻の下くるよう、中 央よりやや後がよい。

【００１０】 使用するときは、図２のように、正座用補助いす２の脚３を座布団１の透孔５ に通し、脚３の先を床６に接地させる。こうして、座４の上に尻を載せ、膝を折 り曲げて座布団の上に正座する。こうすれば、いす２は床６の上に立っているの で、安定した状態で体重を支えることができる。

【００１１】

【考案の効果】

以上説明したように、この考案は座布団に透孔を開けたので、透孔に脚を通す ようにして座布団の上に正座用補助いすを安定した状態で設置することができる 。この結果、正座用補助椅子のおかげで足がしびれず、座布団のおかげで足腰が 冷えずに済む。

【００１２】 また、透孔は、細長い孔を十文字に開けるようにすれば、普段目立ちにくく、 いすの脚を通すときは口を大きくあけることができるので都合がよい。

【図面の簡単な説明】

【図１】 座布団の斜視図である。

【図２】 座布団の使用状態要部断面図である。

【符号の説明】

１ 座布団 ２ 正座用補助いす ３ 脚 ４ 座 ５ 透孔 ６ 床

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 正座用補助いす（２）の脚（３）を通す
   ための透孔（５）を穿設したことを特徴とする座布団。
2. 【請求項２】 該透孔が、細長い孔を十文字状にあけた
   ものである請求項１に記載の座布団。