JP3032925U - 板材及び包装用容器 - Google Patents

板材及び包装用容器

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JP3032925U
JP3032925U JP1996004592U JP459296U JP3032925U JP 3032925 U JP3032925 U JP 3032925U JP 1996004592 U JP1996004592 U JP 1996004592U JP 459296 U JP459296 U JP 459296U JP 3032925 U JP3032925 U JP 3032925U
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JP
Japan
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plate material
plate
packaging container
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bamboo
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Application number
JP1996004592U
Other languages
English (en)
Inventor
悦郎 伊井
Original Assignee
日本エスコ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用後に処分しても環境に与える影響が小さ
い包装用容器およびそれに適した板材を提供することを
目的とする。 【解決手段】 竹をその軸方向と平行に薄くスライスし
てなり、この板材4、4を加工して包装用容器を得る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、包装用容器及びそれに好適な板材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、即席めんや弁当などの飲食物を包装する容器として、ポリエチレン などの樹脂を主材とするものが多用されている。 しかしながら、このような容器は、使用した後に大量に廃棄されるものである が、焼却すると有毒ガスを発生するおそれがあり、また、地中に廃棄しても分解 されることがなく、環境衛生上問題がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
そこで本考案は、使用後に処分しても環境に与える影響が小さい包装用容器お よびそれに適した板材を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の板材は、竹をその軸方向と平行に薄くスライスしてなり、あるいはこ の板材を積層して構成される。そして、この板材を加工して包装用容器を構成す る。
【0005】
【考案の実施の形態】
請求項1記載の板材は、竹をその軸方向と平行に薄くスライスしてなり、この 板材を加工して包装用容器を得るものである。
【0006】 したがって、包装用容器の使用後に、焼却処分しても有毒ガスなどで環境を汚 染するおそれが少なく、また地中に廃棄しても分解されてゴミ問題の発生を抑止 することができる。
【0007】 以下、本考案の一実施の形態について、図面を参照して説明する。図1、図2 は、本考案の一実施の形態における板材のスライス工程説明図である。
【0008】 図1において、1は長さがほぼ20cm程度となるように切断された竹である 。この竹としては、中国産の孟宗竹が好適である。なぜなら、この孟宗竹は、肉 厚が20cm程度と厚いので、スライスされた板材をまとめて取出すことができ るためである。もちろん、その他の竹を用いてもよい。
【0009】 そして、竹1から図2に示すようにして、竹1の薄板3を取出す。即ち、竹1 を矢印n1方向に回転させつつ、カッタ2を当ててスライスする。そして、スラ イスされた薄板3は、矢印n2方向に回転する巻取りリールRで巻取る。 なお、竹1の外周部には、皮があるが、皮は、機械的性質がその他の部分と大 きく異なるので、薄板3として使用しない。
【0010】 そして、図3(a)に示しているように、得られた薄板3を正方形の板材4に カットする。カットされた板材4は、繊維の方向性を持つ。
【0011】 次に、図3(b)に示すように、2枚の板材4、4’を接着して積層する。こ のとき、2枚の板材4、4’の繊維の方向が互い違いになるようにする。すなわ ち、板材4はその繊維の方向が紙面垂直方向を向き、板材4’の繊維方向は左右 方向を向くようになっている。そして、板材4は繊維方向と平行な曲げには弱く 、繊維方向を直角な曲げには強いので、このように互い違いに積層すると、積層 した後の板材の強度を十分大きくすることができる。 そして、このとき、2枚の板材4、4’の間に、樹脂からなる薄い保護層5を 介装する。この保護層5は、板材4、4’を補強するためのものであり、人畜無 害のものを使用する。なお、本形態では、2枚の板材を積層したが、必要に応じ てより多くの板材を積層してもよい。
【0012】 次に、図3(c)に示すように、積層した板材4、4’を上下反転させ、図3 (d)に示すように、板材4の裏側の露呈面に、外装層6を形成する(図3(e ))。この外装層5は、紙など印刷しやすい材料から構成する。そして、板材を 包装用容器としたとき、この包装用容器にお湯などの液体を注ぐ場合には、この 外装層5に防水性のある樹脂からなるラミネート膜を形成する。 なお、包装用容器の用途によっては、外装層6を省略する場合もある。
【0013】 以上のような要領により、集積された板材を構成したら、これを用いて包装用 容器を形成する。 この包装用容器としては、弁当箱のように、底が浅いものがある。このもので は、形成する容器の形状に合わせた金型を用意し、この金型を用いて板材をプレ ス加工して構成する。このとき、補強を行うために、縁部を適宜折曲加工すると よい。 また、即席めんの容器のように、そこが深いものを構成するには、板材を円筒 または円錐状に巻いて、筒を構成し、その筒の底部を同様の板材で封止するとよ い。
【0014】
【考案の効果】
本考案の板材は、竹をその軸方向と平行に薄くスライスしてなり、あるいはこ の板材を積層して構成され、この板材を加工して包装用容器を構成するようにな っているので、包装用容器は、竹を主材とするものであって、容器の使用後に、 焼却したり地中に埋めたりしても、環境に悪影響を及すことがなく、安価な材料 でポリエチレンなどの樹脂の代用を果すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施の形態における板材のスライス
工程説明図
【図2】本考案の一実施の形態における板材のスライス
工程説明図
【図3】(a)本考案の一実施の形態における板材の積
層工程説明図 (b)本考案の一実施の形態における板材の積層工程説
明図 (c)本考案の一実施の形態における板材の積層工程説
明図 (d)本考案の一実施の形態における板材の積層工程説
明図 (e)本考案の一実施の形態における板材の積層工程説
明図
【符号の説明】
4 板材 5 保護層 6 外装層
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年7月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項5
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】竹をその軸方向と平行に薄くスライスした
    ことを特徴とする板材。
  2. 【請求項2】竹をその軸方向と平行に薄くスライスした
    板材を複数枚矩形上にカットし、それぞれの繊維方向が
    互違いになるように積層したことを特徴とする板材。
  3. 【請求項3】前記各板材間には、保護層が介装されてい
    ることを特徴とする請求項2記載の板材。
  4. 【請求項4】前記保護層は、樹脂からなることを特徴と
    する請求項3記載の板材。
  5. 【請求項5】表側または裏側に露呈する前記各板材の露
    呈面の一方または両方に外装層を形成したことを特徴と
    する請求項2、3、4記載の板材。
  6. 【請求項6】前記外装層は、紙を主材とすることを特徴
    とする請求項5記載の板材。
  7. 【請求項7】前記外装層は、樹脂のラミネート膜を含む
    ことを特徴とする請求項5記載の板材。
  8. 【請求項8】請求項2記載の板材を加工してなることを
    特徴とする包装用容器。
  9. 【請求項9】請求項5記載の板材をプレス加工してなる
    ことを特徴とする包装用容器。
JP1996004592U 1996-04-26 1996-04-26 板材及び包装用容器 Expired - Lifetime JP3032925U (ja)

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CN97209836U CN2294923Y (zh) 1996-04-26 1997-03-05 一种板材以及包装用容器

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5316818U (ja) * 1976-07-23 1978-02-13
JPS57113002A (en) * 1980-12-30 1982-07-14 Kano Giyaman Kk Manufacture of wooden vessel
JPH0710570U (ja) * 1993-07-30 1995-02-14 デルタ工業株式会社 ブレーキ機構

Patent Citations (3)

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JPH0710570U (ja) * 1993-07-30 1995-02-14 デルタ工業株式会社 ブレーキ機構

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CN2294923Y (zh) 1998-10-21

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