JP3032279U - 注射針及びその収納ケース - Google Patents

注射針及びその収納ケース

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JP3032279U
JP3032279U JP1996006146U JP614696U JP3032279U JP 3032279 U JP3032279 U JP 3032279U JP 1996006146 U JP1996006146 U JP 1996006146U JP 614696 U JP614696 U JP 614696U JP 3032279 U JP3032279 U JP 3032279U
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injection needle
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needle
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JP1996006146U
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Inventor
一郎 山中
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株式会社ヨシダ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本願は針本体の前端の切断面の向きを容易に
確認できて注射作業を容易にした注射針を提供する。 【解決手段】 先端が楕円形状に切断された長尺な針本
体1を、内周面にねじ3を施した円筒状の接続部4と外
周にリブ8を有した円筒状の保持部5とを一体に設けた
保持部材2に挿通して固着した注射針Aにおいて、接続
部4と保持部5との間に鍔6を設け、その外周に、針本
体1の前端の切断面の向きを表示する目印10を設け
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本願は注射器本体に接続される使い捨て用の医療用注射針に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来注射針は、図5,6で示すように、外径約0.6mm程度の細管状の針素 材の両端部をそれぞれ切り口が楕円形状となるように斜状に切断して両端部を先 鋭状に形成した針本体20の後端部寄りに、前端部が閉じた円筒状であって後端 部内周にねじ21を施した筒状の保持部材22を取付けて成り、このように構成 された注射針は、保持部材22の位置で開口端部同士が嵌合する有頂円筒状のキ ャップ23(図6仮想線)と有底円筒状の保護筒24(図6実線)から成る収納 ケース内に収納されている。 しかして使用に際しては、保護筒24からキャップ23を取り外した図6実線 で示す状態で注射器の先端部を前記保持部材22に設けたねじ21に螺合接続し て針本体20の後部を注射器の先端部内に挿通し、この状態で注射器と共に注射 針を保護筒24から引き抜き、かつ、例えば麻酔薬などの注射液を注射器内に注 入した後、針本体20の前端部に形成した切断面20aを上向に、かつ、例えば 歯肉などの患部に対してやや斜方向から刺し込んで注射器により注射液を患部に 注射するのが一般的であり、それゆえ技師などは、注射作業に先だって針本体2 0の前端の切断面20aが上向きになっていることを確認する必要があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、注射針の針本体そのものが極めて細い針素材から成り、従ってその 前端の切断面20aの向きを目視により確認することが容易でないばかりでなく 、使用に際して、注射器と共に注射針を保護筒24から引き抜いて注射作業を行 なう度に針本体の前端の切断面20aの向きを目視により確認しなければならな いという不都合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで本願は、上記した従来のものの不都合を改善するために、少なくとも前 端が楕円形状に切断されて先鋭状に形成された針本体と、後部に、内周面にねじ を有した円筒状の接続部を、前部に、外周面にリブを有した円筒状の保持部とを 一体に設け、前記針本体を挿通して止着した保持部材とから構成された注射針に おいて、前記保持部材の接続部と保持部との間に収納ケースの保護筒の開口端面 と当接する太径の鍔を形成し、この鍔の外周に針本体の前端の切断面の向きを表 示する目印を施したことを特徴とするものである。
【0005】 上記において好ましくは、保持部の前端位置にも針本体の前端の切断面の向き を表示する目印を設ける。また、保持部材の強度を高めるために、接続部の外周 面に、鍔の位置から接続部の途中まで延びる複数の突状を放射状に設けて成る。 さらに、外部から針本体の曲がりなどを点検できるように、収納ケースが、有頂 円筒状であって、開口部側が太径に形成され、注射針の鍔を含む接続部を収納す る合成樹脂製のキャップと、有底円筒状であって、開口部寄りに太径部を有し、 開口部内周面に軸方向に延びて注射針の保持部外周面のリブと係止するリブを設 け、開口部に注射針の保持部を嵌合したとき開口端面が保持部材の鍔に当接する 透明の合成樹脂製の保護筒とから構成され、この保護筒の開口部にキャップの太 径の開口部を嵌合するものである。
【0006】
【考案の実施の形態】
以下図面と共に本願実施例を詳述すると、第1,2図は、細径の針素材から成 る長尺な針本体1を保持部材2に取付けて成る本願の注射針Aの正面図及び平面 図であって、針本体1はその両端が、従来と同様切り口が楕円形状となるように 斜状に切断されて先鋭状に形成してある。
【0007】 前記保持部材2は、内周面にねじ3を有した円筒状の接続部4と、前記接続部 4よりも僅か細径で前端が閉じた円筒状の保持部5とを一体に樹脂成形して成り 、前記接続部4と保持部5との間に太径の鍔6を有すると共に、前記接続部4の 外周には鍔6の位置から接続部4の中間位置まで傾斜して延びる複数の突条7が 、また、保持部5の外周には鍔6の位置から保持部5の前端近くまで延びる複数 のリブ8が夫々一体に設けてあり、このように構成された保持部材2に、針本体 1を挿通すると共に針本体1の後端寄りを保持部5の前端部に固着5aしてある 。
【0008】 また、前記鍔6の外周には、針本体1の前端切断面1aの向きを表示する例え ば赤色の目印10を設け、好ましくは、保持部5の前端部にも例えば赤色の目印 11を設ける。
【0009】 このように構成された注射針Aは、図3で示すように、合成樹脂から成る有頂 円筒状のキャップ15と合成樹脂から成る有底円筒状の保護筒16とから構成さ れた収納ケースB内に収納される。 具体的には、キャップ15は開口部側が太径に形成されており、また保護筒1 6は、開口部側が肉厚に形成されていると共に、肉厚部16aの外周に前記キャ ップ15の太径部15aと嵌合する肉薄の嵌合部17を有し、かつ、開口部内周 面には軸方向に延びる前記8と回転方向で係止する複数のリブ18が一体に設け てあり、この保護筒16は好ましくは透明樹脂から形成される。
【0010】 しかして、保護筒16の開口部に注射針Aの保持部5を嵌合する。 すると、その嵌合は図4で示すように保護筒16の開口端面が鍔6に当接する ことにより受け止められると共に、保持部5の外周に設けたリブ8と保護筒16 の内周面に設けたリブ18との係止により円周方向の回転は阻止される。
【0011】 次いでこの状態からキャップ15の太径部15aを前記保護筒16の嵌合部1 7に嵌合すると、キャップ15の開口端面が嵌合部17の根元に当接することに より受け止められると共に、注射針Aの鍔6を含む後部分がキャップ15内に収 納される。
【0012】 しかしてその使用に際しては、まず保護筒16からキャップ15を取り外した 図4で示す状態で注射器Pの先端部を保持部材2の接続部4に螺合接続する。こ の状態において鍔6の外周面は露出するので、針本体1の切断面1aの向きが保 護筒16内に収納されたままで鍔6の外周に設けられた目印10によって知るこ とができる。
【0013】 従って、注射作業の直前に、注射針Aを保護筒16より取り外し、かつ、例え ば麻酔薬などの注射液を注射器Pに注入した後、前記目印10及び11により針 本体1の切断面1aの向きを目視により認識して注射作業に移行するものとなる 。
【0014】 また、保護筒16を透明の合成樹脂成形から構成したときは、注射針1の曲が りなどを保護筒16の外部から点検することができる。
【0015】
【考案の効果】
以上のように本願によれば、保持部材の接続部と保持部との間に収納ケースの 保護筒の開口端面と当接する太径の鍔を形成し、この鍔の外周面に針本体の前端 の切断面の向きを表示する目印を施して成るので、注射針を収納キャップの保護 筒に収納した状態で、注射針の切断面の向きを容易に知ることができて注射作業 に極めて便利である。特に請求項2記載の構成によるときは、2つの目印を結ぶ 直線上に針本体の前端の切断面の向きが合致するので、注射作業を円滑、かつ、 安全に行なうことができ、また、請求項3記載の構成によるときは、注射作業時 に最も外力の作用が加わる保持部材の接続部の機械的強度が増して使用時に損傷 や変形する惧れなく、また請求項4記載の構成によるときは、注射針を収納ケー ス内に収納した状態で針本体の曲がりなどを点検することができるという利点を 有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部切欠した注射針の総体正面図
【図2】注射針の総体平面図
【図3】収納ケースの半裁断面図
【図4】注射針を保護筒に収納した状態の平面図
【図5】従来の注射針の平面図
【図6】従来の注射針を保護筒に収納した状態の平面図
【符号の説明】
1 注射針 2 保持部材 3 ねじ 4 接続部 5 保持部 6 鍔 7 突条 8,18 リブ 10 目印 11 目印 15 キャップ 16 保護筒 17 嵌合部 A 注射針 B 収納ケース

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも前端が楕円形状に切断されて
    先鋭状に形成された針本体と、後部に、内周面にねじを
    有した円筒状の接続部を、前部に、外周面にリブを有し
    た円筒状の保持部とを一体に設け、前記針本体を挿通し
    て止着した保持部材とから構成された注射針において、
    前記保持部材の接続部と保持部との間に収納ケースの保
    護筒の開口端面と当接する太径の鍔を形成し、この鍔の
    外周に針本体の前端の切断面の向きを表示する目印を施
    したことを特徴とする注射針。
  2. 【請求項2】 保持部の前端位置に針本体の前端の切断
    面の向きを表示する目印を設けて成る請求項1記載の注
    射針。
  3. 【請求項3】 接続部の外周面に、鍔の位置から接続部
    の途中まで延びる複数の突状を放射状に設けて成る請求
    項1または2記載の注射針。
  4. 【請求項4】 有頂円筒状であって、開口部側が太径に
    形成され、注射針の鍔を含む接続部を収納する合成樹脂
    製のキャップと、有底円筒状であって、開口部寄りに太
    径部を有し、開口部内周面に軸方向に延びて注射針の保
    持部外周面のリブと係止するリブを設け、開口部に注射
    針の保持部を嵌合したとき開口端面が保持部材の鍔に当
    接する透明の合成樹脂製の保護筒とから構成され、この
    保護筒の開口部にキャップの太径の開口部を嵌合して成
    る収納ケース。
JP1996006146U 1996-06-10 1996-06-10 注射針及びその収納ケース Expired - Lifetime JP3032279U (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0385174A (ja) * 1989-08-30 1991-04-10 Terumo Corp 医療用針及びこれを用いた医療用具
JPH07376B2 (ja) * 1988-08-25 1995-01-11 ハイデルベルガー ドルックマシーネン アクチェンゲゼルシャフト 印刷機における印刷物乾燥装置

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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