JP3032267U - 電子錠 - Google Patents

電子錠

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JP3032267U
JP3032267U JP1996005267U JP526796U JP3032267U JP 3032267 U JP3032267 U JP 3032267U JP 1996005267 U JP1996005267 U JP 1996005267U JP 526796 U JP526796 U JP 526796U JP 3032267 U JP3032267 U JP 3032267U
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locking
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JP1996005267U
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Inventor
義晴 斉藤
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日本放射線エンジニアリング株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 暗証番号,磁気カード、または音声認識によ
る解錠の問題点を解消する。 【解決手段】 照射された指紋101の像を照合指紋と
して受光し、電荷に変換して蓄積した後に出力する多数
の光電変換素子を2次元に配列しているCCDイメージ
センサ6と、予め指紋101を登録指紋として書き込ん
でおくROM9と、CCDイメージセンサ6から出力さ
れた電荷を照合指紋として書き込むRAM11と、CP
U8により照合指紋の像の信号と登録指紋の像の信号と
を比較して一致したとき解錠信号を発生して施解錠部1
3に送り解錠する構成を特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、家庭,オフィスビル等において特定者の指紋を予め登録しておき、 その特定者のみの入室を許可するようにすることにより、部外者の侵入を防止し 、セキュリティを確保し、かつ鍵の使用と携帯とを不要とする電子錠に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
従来、錠装置の解錠方式としては、暗証番号による機械式解錠,磁気カードや 音声認識による電子式解錠等がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、暗証番号による機械式解錠は4桁の番号であっても記憶に頼る場合 には生年月日や電話番号等が使用されることが多いため、比較的暗証番号が推定 されやすいという問題点があった。
【0004】 また、磁気カードによる電子式解錠は、取扱いが不便で、寿命が短く、また強 い磁気に近づけると使用できなくなくなるという問題点があった。
【0005】 また、音声認識による電子式解錠は入室のたびに声を出すことに抵抗感があり 、また体調で声が変わると識別できない等の問題点があった。
【0006】 ところで、近年、半導体製造技術の進歩により、光センサの小型・集積化と、 その結果位置分解能が著しく向上し、カメラに利用されているCCDイメージセ ンサでは、10μmオーダの分解能まで得られている。かかる光センサは、物体 の1次元,2次元あるいは3次元のイメージセンサとして利用されるに至ってい る。一方、パターン認識技術もハードウェアおよびソフトウェアの両面において 進歩が著しい。ハード面では、半導体チップの製造技術の進歩により、内部にA Dコンバータを内蔵した画像処理用の大容量ROM,RAMのチップが利用可能 となった。また、ソフト面では、文字,音声,画像等のパターン認識用の各種ア ルゴリズムが開発されるに至っている。
【0007】 本考案は、上記の点にかんがみなされたもので、指紋を検出し登録指紋と一致 するか否かを判定し、一致したときのみ解錠することにより、鍵の使用と携帯と を不要とする高信頼度の電子錠を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案にかかる電子錠は、指紋を入力するための開口部と、この開口部から入 力された指紋の像を光電変換して指紋信号として出力するCCDイメージセンサ と、予め指紋が登録指紋として書き込まれる第1の記憶手段と、前記CCDイメ ージセンサから出力された指紋信号を照合指紋として一時的に書き込む第2の記 憶手段と、前記照合指紋と前記登録指紋との一致を判定し、一致信号が出力され たとき解錠信号を施解錠部に送る判定手段とを一体に組込んだものである。
【0009】 また、判定手段は、照合指紋と登録指紋とのそれぞれの中心を基準点として照 合処理を行うものである。
【0010】
【考案の実施の形態】
本考案にかかる電子錠は、指紋を検出し、認識するための小型で高位置分解能 の2次元イメージセンサとして、X−Y方向に配列された多数の光電変換素子を 用い、これらの光電変換素子に蓄積された電荷をCCD駆動回路の制御により、 各光電変換素子より順次出力させる。予め登録しておく登録指紋は、各光電変換 素子の出力をADコンバータを通して、またはそれを内蔵したROMに書き込ん でおく。次に指紋を照合する場合は、ADコンバータを通して、またはそれを内 蔵したRAMに書き込み、CPUの指令によりRAMとROMの内容を比較する 。登録指紋と照合指紋の比較は、パターン認識のアルゴリズムを応用する。両指 紋が一致すれば、CPUからの指令により解錠の信号を発生させ、錠が自動的に 開放される。
【0011】
【実施例】
図1は、本考案の一実施例を示すブロック図で、100は指、101は前記指 100の指紋を示す。1は前記指紋101に光を照射するランプ、2は前記ラン プ1によって照射された指紋101の像を拡大するレンズ、3は前記指紋101 を検出し認識するための光電変換素子部で、小型で、かつ高位置分解能を有し、 X−Y方向に多数のホトダイオードが配列され、レンズ2からの光を受光して電 荷に変換して蓄積する。4はCCD駆動回路で、前記光電変換素子部3に蓄積さ れた電荷を順次、検出し転送するスキャナの役割をする。5は前記光電変換素子 部3から送られてきた電荷を増幅し、電荷量に応じた出力信号を出す電荷増幅器 であり、上記3,4,5でCCDイメージセンサ6が構成される。7は切替えス イッチ、8は前記CCD駆動回路4のタイミングの制御などを行うとともに、判 定手段の構成をも有するCPUである。9は第1の記憶手段であるアナログRO M(以下、単にROMという)で、指紋101を登録する登録指紋の初期の書き 込みや動作のプログラミングを予め書き込むもので、通常は読出し専用のROM であり、かつ、ADコンバータ10を内蔵している。
【0012】 11は第2の記憶手段であるアナログRAM(以下、単にRAMという)で、 光電変換素子部3から出力された信号を照合指紋として一時的に書き込むもので 、ADコンバータ12を内蔵している。以上の5,7〜12の各部でCCD出力 信号処理回路が構成されている。13は図示しない錠を施解錠する施解錠部であ る。CPU8の指令によりROM9とRAM11の内容がCPU8に送られアル ゴリズムに従って演算を行う。その結果、登録指紋と照合指紋のパターンが一致 したときCPU8より解錠の信号パルスが発生して施解錠部13へ送られること により施解錠部13が作動して錠(図示せず)を解錠する。なお、以下では解錠 についてのみ説明し、施錠については説明を省略することとする。
【0013】 また、指紋101を認識するソフトウェアとしては、例えばパターンマッチン グの手法を応用する。例えば、縦25mm,横15mmの光電変換素子部3の1 素子の大きさを100μm×100μmとしたとき、画素数は250×150= 37,500(38K)となる。各画素における像の濃度(色階)を例えば、8 ビット(256階調)と仮定し、登録指紋と照合指紋について各画素毎またはそ れを適当に圧縮した画素毎に濃淡度を比較し、類似度を判定する。この場合、一 般に登録時と照合時において、指100の位置や角度が必ずしも一定ではない。 そのため、一例として指紋101の特定の部分、例えば指紋101の渦の中心( 指紋中心)などを基準点として、座標軸を並行移動したり、回転させたり、ある いは伸縮させるなどして、パターンの整合性を確認する。
【0014】 図2(a),(b)は、図1の具体的形状を示す概略構成図で、図2(a)は 正面図、図2(b)は側断面図である。これらの図において、図1と同一符号は 同一部分を示し、21は電子錠の筐体で、ランプ1,レンズ2,光電変換素子部 3,CCD駆動回路4および電荷増幅器5をはじめ図1の各部が収納されている 。そして、筐体21の一方の側面には開口部22が形成されている。23は前記 筐体21が埋設されている扉であり、24はその側板、25は前記側板24に設 けた開口部で、開口部22と一致させている。
【0015】 図3は、本考案を実施した電子錠の一例を示す外観斜視図である。この図で、 30は錠本体で、デッドボルト31,ラッチボルト32,ノブ33を備えており 、開口部22から指紋像を取り入れる構成となっている。内部には図1で示した 各部が収容されている。そして、施解錠部13によりデッドボルト31が出たり 引き込んだりして施錠,解錠を行う。34はストライク板で、デッドボルト31 が入る開口部35とラッチボルト32が入る開口部36が形成されており、この ストライク板34は柱側に取り付けられる。錠本体30は扉側に取り付けられる が、図3では扉を省略している。取り付けは錠本体30を扉に取り付け、ストラ イク板34を柱に取り付けるのは従来と同じであるが、ただ扉に開口部22に合 わせて図2(b)の開口部25を設けることが必要である。
【0016】 次に、動作について図1〜図3を参照して説明する。使用に際しては、指10 0の指紋101を筐体21から少し(例えば1cm位)離して開口部22に向け るとランプ1の光が反射し、レンズ2により拡大され光電変換素子部3に受光さ れ光電変換される。次いで、CCD駆動回路4により各素子の蓄積電荷が順次読 み出され、電荷増幅器5で蓄積電荷量に応じた大きさの電圧に変換され切替えス イッチ7を介してADコンバータ12でディジタル化され、照合信号としてRA M11に記憶される。そして照合指紋はCPU8によりすでにROM9に登録さ れている登録指紋照合が行われ、一致したときCPU8から解錠信号が発生し施 解錠部13に送られる。このため施解錠部13の作動により錠を解錠し、扉23 を開けることが可能となる。
【0017】 このように、本考案の電子錠を使用することにより、鍵を使用しなくても指を かざすだけでよいので鍵の携帯が不要となり、したがって、鍵の紛失の不安や事 故が解消される。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、指紋を入力するための開口部と、この開口部か ら入力された指紋の像を光電変換して指紋信号として出力するCCDイメージセ ンサと、予め指紋が登録指紋として書き込まれる第1の記憶手段と、前記CCD イメージセンサから出力された指紋信号を照合指紋として一時的に書き込む第2 の記憶手段と、前記照合指紋と前記登録指紋との一致を判定し、一致信号が出力 されたとき解錠信号を施解錠部に送る判定手段とを一体に組込んだので、指をか ざすだけで自動的に指紋の照合をさせ、一致したとき自動的に解錠することがで きる。したがって、鍵を使用することがないので、鍵の携帯が不要となり、鍵の 紛失による不安や事故が解消される。そして、各手段は電子錠内に一体に組込ん であるので、電子錠を扉に取り付けた後、扉に開口部を形成するだけで施工が終 るため利用が極めて容易である。
【0019】 また、住宅,オフィスのみならず金庫や自動車等の扉にも利用できる等の実用 性の高いものである。
【0020】 さらに、照合指紋と登録指紋の照合に際しては、両指紋の指紋中心を基準点と して照合処理を行うので、照合処理が迅速,正確に行える利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1の具体的形状を示す概略構成図で、図2
(a)は正面図、図2(b)は側断面図である。
【図3】本考案を実施した電子錠の一例を示す外観斜視
図である。
【符号の説明】
1 ランプ 2 レンズ 3 光電変換素子部 4 CCD駆動回路 5 電荷増幅器 6 CCDイメージセンサ 7 切替えスイッチ 8 CPU 9 ROM 10 ADコンバータ 11 RAM 12 ADコンバータ 13 施解錠部 21 筐体 22 開口部 23 扉 24 側板 25 開口部 30 錠本体 31 デッドボルト 32 ラッチボルト 33 ノブ 34 ストライク板 35 開口部 36 開口部 100 指 101 指紋

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 施錠信号の印加により施錠を行い解錠信
    号の印加により解錠を行う施解錠部を備えた電子錠にお
    いて、指紋を入力するための開口部と、この開口部から
    入力された指紋の像を光電変換して指紋信号として出力
    するCCDイメージセンサと、予め指紋が登録指紋とし
    て書き込まれる第1の記憶手段と、前記CCDイメージ
    センサから出力された指紋信号を照合指紋として一時的
    に書き込む第2の記憶手段と、前記照合指紋と前記登録
    指紋との一致を判定し、一致信号が出力されたとき解錠
    信号を前記施解錠部に送る判定手段とを一体に組込んだ
    ことを特徴とする電子錠。
  2. 【請求項2】 判定手段は、照合指紋の指紋中心と登録
    指紋の指紋中心を基準点として照合処理を行うことを特
    徴とする請求項1に記載の電子錠。
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