JP2795921B2 - 個人認証装置 - Google Patents
個人認証装置Info
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- JP2795921B2 JP2795921B2 JP1243322A JP24332289A JP2795921B2 JP 2795921 B2 JP2795921 B2 JP 2795921B2 JP 1243322 A JP1243322 A JP 1243322A JP 24332289 A JP24332289 A JP 24332289A JP 2795921 B2 JP2795921 B2 JP 2795921B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、たとえば手形や指紋などの身体的特徴を
用いる個人認証装置に関する。
用いる個人認証装置に関する。
(従来の技術) 近年、重要エリアなどへの人の出入をチェックする場
合に、あらかじめ、そのエリアへの出入を許可する個人
の身体的特徴、たとえば指紋を登録しておき、上述のエ
リアへの出入の際、その人の指紋が登録されている指紋
と一致するか否かを判定する個人認証装置が用いられて
いる。
合に、あらかじめ、そのエリアへの出入を許可する個人
の身体的特徴、たとえば指紋を登録しておき、上述のエ
リアへの出入の際、その人の指紋が登録されている指紋
と一致するか否かを判定する個人認証装置が用いられて
いる。
このような個人認証装置における入力手段は、たとえ
ば第5図に示すように、指1との接触,非接触の違いに
より指画像を得るプリズム2と、プリズム2に光を照射
する光源3と、得られた画像を電気信号に変換するカメ
ラ4とから構成されている。この方式は、プリズム2の
指1を置く面において、何も接触していない部分は光源
3からの光が全反射するのでカメラ4でとらえた画像で
はその部分の輝度は高くなり(画素濃度は低くなり)、
皮膚が接触している部分は光が散乱するのでその部分の
輝度は低くなる(画素濃度は高くなる)ことを利用し
て、指紋、指全体、または手形の画像などを得るもので
ある。
ば第5図に示すように、指1との接触,非接触の違いに
より指画像を得るプリズム2と、プリズム2に光を照射
する光源3と、得られた画像を電気信号に変換するカメ
ラ4とから構成されている。この方式は、プリズム2の
指1を置く面において、何も接触していない部分は光源
3からの光が全反射するのでカメラ4でとらえた画像で
はその部分の輝度は高くなり(画素濃度は低くなり)、
皮膚が接触している部分は光が散乱するのでその部分の
輝度は低くなる(画素濃度は高くなる)ことを利用し
て、指紋、指全体、または手形の画像などを得るもので
ある。
この方式において、良質の画像を得るためには、プリ
ズム2に接触する指1の表面部分がプリズム2に密着し
ていることが重要であり、その密着のためには発汗など
による皮膚表面の水分が必要である。したがって、良質
の画像を得るために若干の時間がかかり、またその時間
は皮膚表面の状態(乾燥しているかどうか)により変化
する。そして、得られた画像の質が低い場合には、個人
認証装置の認証精度が低下してしまう。このため、照合
時に被認証者の画像を取り込むときには、その画像が良
質になるまで待つ必要がある。
ズム2に接触する指1の表面部分がプリズム2に密着し
ていることが重要であり、その密着のためには発汗など
による皮膚表面の水分が必要である。したがって、良質
の画像を得るために若干の時間がかかり、またその時間
は皮膚表面の状態(乾燥しているかどうか)により変化
する。そして、得られた画像の質が低い場合には、個人
認証装置の認証精度が低下してしまう。このため、照合
時に被認証者の画像を取り込むときには、その画像が良
質になるまで待つ必要がある。
従来、文献“個人識別用指紋照合端末”信学技報PRL8
5−55(1985),pp.97−104などに見られるように、上述
の入力方式における照合時の被認証者の指画像を取り込
む際のタイミングは、“画像上の周辺部を除いた領域中
でランダムに選ばれた複数個の画素の濃淡値(画素濃
度)をあらかじめ定めた濃淡閾値と比較し、この閾値を
超える画素数が一定数を超えたとき”のようにして決定
する。すなわち、画像中の画素濃度から画像が良質であ
るかを判断し、画像取り込みのタイミングを決めてい
る。
5−55(1985),pp.97−104などに見られるように、上述
の入力方式における照合時の被認証者の指画像を取り込
む際のタイミングは、“画像上の周辺部を除いた領域中
でランダムに選ばれた複数個の画素の濃淡値(画素濃
度)をあらかじめ定めた濃淡閾値と比較し、この閾値を
超える画素数が一定数を超えたとき”のようにして決定
する。すなわち、画像中の画素濃度から画像が良質であ
るかを判断し、画像取り込みのタイミングを決めてい
る。
(発明が解決しようとする課題) ところが、上述の個人認証装置のように、画素濃度か
ら画像取り込みのタイミングを決めるものでは、そのと
きの画像が本当に良質であるかは分からず、個人認証装
置の認証確度を低下させるという欠点があった。
ら画像取り込みのタイミングを決めるものでは、そのと
きの画像が本当に良質であるかは分からず、個人認証装
置の認証確度を低下させるという欠点があった。
そこで、被認証者の身体的特徴情報が入力されている
ときに、身体的特徴情報における特徴パターンの抽出、
各特徴パターンの照合および照合結果の判断の一連の処
理を複数回繰り返し、この結果、得られる複数の判断結
果をもとに被認証者が登録されている個人であるか否か
を判断することにより、認証確度を向上させることがで
きる個人認証装置が考案されている。
ときに、身体的特徴情報における特徴パターンの抽出、
各特徴パターンの照合および照合結果の判断の一連の処
理を複数回繰り返し、この結果、得られる複数の判断結
果をもとに被認証者が登録されている個人であるか否か
を判断することにより、認証確度を向上させることがで
きる個人認証装置が考案されている。
しかしながら、上記した個人認証装置においては、同
一指と認められるまで、ある規定回数繰り返して照合を
行うことで、良質の指画像が得られるのを待ち、これに
より個人認証の確度を向上するようにしている。このた
め、一度でも同一指と認められた場合には、たとえそれ
が同一指と誤認された場合であっても本人と判別される
ことになり、個人認証の信頼性が悪いという欠点があっ
た。
一指と認められるまで、ある規定回数繰り返して照合を
行うことで、良質の指画像が得られるのを待ち、これに
より個人認証の確度を向上するようにしている。このた
め、一度でも同一指と認められた場合には、たとえそれ
が同一指と誤認された場合であっても本人と判別される
ことになり、個人認証の信頼性が悪いという欠点があっ
た。
(発明が解決しようとする課題) 上記したように、同一指と認められるまで、ある規定
回数繰り返して照合を行う従来の装置においては、個人
認証の信頼性が悪いという欠点があった。
回数繰り返して照合を行う従来の装置においては、個人
認証の信頼性が悪いという欠点があった。
そこで、この発明は、個人認証の信頼性が高い個人認
証装置を提供することを目的としている。
証装置を提供することを目的としている。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、この発明の個人認証装
置にあっては、被認証者の身体的特徴情報を入力し、特
徴パターンを抽出する抽出手段と、あらかじめ登録され
ている個人の特徴パターンが格納された格納手段と、こ
の格納手段に格納された特徴パターンと前記被認証者か
ら求められた特徴パターンとを照合する照合手段と、こ
の照合手段の照合結果により前記被認証者から求められ
た特徴パターンが前記格納された特徴パターンと一致し
たか否かを判断する判断手段と、前記抽出手段、照合手
段および判断手段による一連の処理を複数回繰り返す繰
返し手段と、この繰返し手段による繰り返し時、前記判
断手段により所定回数以上一致しているときに前記被認
証者を登録されている個人であると判別する判別手段と
から構成されている。
置にあっては、被認証者の身体的特徴情報を入力し、特
徴パターンを抽出する抽出手段と、あらかじめ登録され
ている個人の特徴パターンが格納された格納手段と、こ
の格納手段に格納された特徴パターンと前記被認証者か
ら求められた特徴パターンとを照合する照合手段と、こ
の照合手段の照合結果により前記被認証者から求められ
た特徴パターンが前記格納された特徴パターンと一致し
たか否かを判断する判断手段と、前記抽出手段、照合手
段および判断手段による一連の処理を複数回繰り返す繰
返し手段と、この繰返し手段による繰り返し時、前記判
断手段により所定回数以上一致しているときに前記被認
証者を登録されている個人であると判別する判別手段と
から構成されている。
この発明の個人認証装置にあっては、被認証者の身体
的特徴情報を入力し、特徴パターンを抽出する抽出手段
と、あらかじめ登録されている個人の特徴パターンが格
納された格納手段と、この格納手段に格納された特徴パ
ターンと前記被認証者から求められた特徴パターンとを
照合する照合手段と、この照合手段の照合結果により前
記被認証者から求められた特徴パターンが前記格納され
た特徴パターンと一致したか否かを判断する判断手段
と、前記抽出手段、照合手段および判断手段による一連
の処理を複数回繰り返し、前記被認証者から求めた特徴
パターンと前記格納された特徴パターンとの一致が、あ
らかじめ定めておいた回数以上連続して判断されたとき
に前記被認証者を登録されている個人であると判別する
判別手段とから構成されている。
的特徴情報を入力し、特徴パターンを抽出する抽出手段
と、あらかじめ登録されている個人の特徴パターンが格
納された格納手段と、この格納手段に格納された特徴パ
ターンと前記被認証者から求められた特徴パターンとを
照合する照合手段と、この照合手段の照合結果により前
記被認証者から求められた特徴パターンが前記格納され
た特徴パターンと一致したか否かを判断する判断手段
と、前記抽出手段、照合手段および判断手段による一連
の処理を複数回繰り返し、前記被認証者から求めた特徴
パターンと前記格納された特徴パターンとの一致が、あ
らかじめ定めておいた回数以上連続して判断されたとき
に前記被認証者を登録されている個人であると判別する
判別手段とから構成されている。
(作用) この発明は、上記した手段により、被認証者から求め
た特徴パターンと登録されている特徴パターンとの一致
が所定回数以上一致しているか否かによって判断される
ため、被認証者が登録されている個人か否かの判別をよ
り確実に行い得るようになるものである。
た特徴パターンと登録されている特徴パターンとの一致
が所定回数以上一致しているか否かによって判断される
ため、被認証者が登録されている個人か否かの判別をよ
り確実に行い得るようになるものである。
(実施例) 以下、この発明の一実施例について図面を参照して説
明する。
明する。
本発明の基本は、被認証者の身体的特徴情報が入力さ
れているときに、身体的特徴情報における特徴パターン
の抽出、各特徴パターンの照合および照合結果の判断の
一連の処理を複数回繰り返し、この結果、得られる複数
の判断結果をもとに被認証者が登録されている個人であ
るか否かを判断することにより、認証確度を向上させる
ことができる個人認証装置である。
れているときに、身体的特徴情報における特徴パターン
の抽出、各特徴パターンの照合および照合結果の判断の
一連の処理を複数回繰り返し、この結果、得られる複数
の判断結果をもとに被認証者が登録されている個人であ
るか否かを判断することにより、認証確度を向上させる
ことができる個人認証装置である。
第2図は、この発明の個人認証装置の構成を示すもの
である。
である。
同図に示すように、この装置は、指31との接触,非接
触の違いによりたとえば指の関節部分を含む指画像(身
体的特徴情報)を得るプリズム32、プリズム32に光を照
射する光源33、得られた指画像を電気信号に変換するカ
メラ34、このカメラ34からの電気信号をディジタル量に
変換するA/D(アナログ/ディジタル)変換器35、このA
/D変換器35からのディジタル信号から得られたディジタ
ル指画像を格納しておく画像メモリ36、照合などの処理
の中核をなす制御部37、ICカード(格納手段)38に被認
証者各人の加算信号(特徴パターン)を書き込み、また
逆にICカード38から読み出すための読取・書込装置39を
備えている。
触の違いによりたとえば指の関節部分を含む指画像(身
体的特徴情報)を得るプリズム32、プリズム32に光を照
射する光源33、得られた指画像を電気信号に変換するカ
メラ34、このカメラ34からの電気信号をディジタル量に
変換するA/D(アナログ/ディジタル)変換器35、このA
/D変換器35からのディジタル信号から得られたディジタ
ル指画像を格納しておく画像メモリ36、照合などの処理
の中核をなす制御部37、ICカード(格納手段)38に被認
証者各人の加算信号(特徴パターン)を書き込み、また
逆にICカード38から読み出すための読取・書込装置39を
備えている。
一方、ホストマシン40は、制御部37からの信号に応じ
て、たとえばドアの開閉や警報ブザーの鳴動などを制御
する。なお、ホストマシン40の制御対象は、この個人認
証装置を応用するセキュリティシステムによって異な
る。
て、たとえばドアの開閉や警報ブザーの鳴動などを制御
する。なお、ホストマシン40の制御対象は、この個人認
証装置を応用するセキュリティシステムによって異な
る。
次に、この個人認証装置の処理の流れについて述べ
る。
る。
この個人認証装置における処理は、「登録」と「照
合」との2つに分けられる。
合」との2つに分けられる。
<登録> まず、第3図のフローチャートに示すように、指画像
を取り込み(ステップST1)、指の長手方向に対して垂
直な方向に指画像の濃度を加算することによって加算信
号を抽出する(ステップST2)。続いて、この加算信号
を辞書に登録する(ステップST3)。この実施例では、
上記辞書は各被認証者のICカード38である。
を取り込み(ステップST1)、指の長手方向に対して垂
直な方向に指画像の濃度を加算することによって加算信
号を抽出する(ステップST2)。続いて、この加算信号
を辞書に登録する(ステップST3)。この実施例では、
上記辞書は各被認証者のICカード38である。
ここで、加算信号について説明する。第4図は、指画
像51と加算信号52を模式的に表わしている。加算信号52
は、指の長手方向xに対して垂直な方向yに指画像51の
画素濃度を加算して得られる1次元の信号である。加算
信号52は、関節に対応する横ジワの位置で急峻な谷を持
ち、この情報に個人性(特徴パラメータ)が含まれてい
る。
像51と加算信号52を模式的に表わしている。加算信号52
は、指の長手方向xに対して垂直な方向yに指画像51の
画素濃度を加算して得られる1次元の信号である。加算
信号52は、関節に対応する横ジワの位置で急峻な谷を持
ち、この情報に個人性(特徴パラメータ)が含まれてい
る。
<照合> 照合の処理の流れについて、第1図のフローチャート
を参照して説明する。
を参照して説明する。
まず、照合回数iおよび同一判断回数jを0に初期化
しておく(ステップST11)。続いて、指画像の入力(ス
テップST12)と加算信号の計算(ステップST13)は、上
述の登録における処理と同様である。この後、あらかじ
め辞書に登録してある加算信号を読み出し、この辞書よ
り読み出した加算信号と入力された指画像より求めたそ
れとを位置合わせし(ステップST14)、照合する(ステ
ップST15)。
しておく(ステップST11)。続いて、指画像の入力(ス
テップST12)と加算信号の計算(ステップST13)は、上
述の登録における処理と同様である。この後、あらかじ
め辞書に登録してある加算信号を読み出し、この辞書よ
り読み出した加算信号と入力された指画像より求めたそ
れとを位置合わせし(ステップST14)、照合する(ステ
ップST15)。
次に、上述の位置合わせ(ステップST14)、照合(ス
テップST15)について詳細に説明する。
テップST15)について詳細に説明する。
いま、辞書から読み出した加算信号をAd(i)、入力
された指画像より求めた加算信号をA(i)とし、各加
算信号の要素の数をNとする。Ad(i)とmだけずらし
たA(i+m)との2乗誤差をある範囲にわたって和算
したものをS(m)とする。
された指画像より求めた加算信号をA(i)とし、各加
算信号の要素の数をNとする。Ad(i)とmだけずらし
たA(i+m)との2乗誤差をある範囲にわたって和算
したものをS(m)とする。
この場合、S(m)はA(i+m)とAd(i)との一致
度を表わすパラメータであり、S(m)の値が小さいほ
ど一致していることを示す。位置合わせはmをある範囲
で変化させ、最もS(m)の値が小さくなるときのMの
ところで位置合わせができたとし、そのときのS(M)
の値を照合結果とする。
度を表わすパラメータであり、S(m)の値が小さいほ
ど一致していることを示す。位置合わせはmをある範囲
で変化させ、最もS(m)の値が小さくなるときのMの
ところで位置合わせができたとし、そのときのS(M)
の値を照合結果とする。
そして、次に、辞書に登録した際の指と指画像を入力
した際の指とが同一であるか否かの判断を行う(ステッ
プST16)。これは、あらかじめ同一指であるかどうかの
判断のための閾値THを定めておき、S(M)がこの閾値
THを越えないか、越えるかで同一/非同一の判断をす
る。
した際の指とが同一であるか否かの判断を行う(ステッ
プST16)。これは、あらかじめ同一指であるかどうかの
判断のための閾値THを定めておき、S(M)がこの閾値
THを越えないか、越えるかで同一/非同一の判断をす
る。
すなわち、 S(M)≦…同一と判断 S(M)>…非同一と判断 である。
この判断の結果、同一指と判断された場合には同一判
断回数jと照合回数iを1つずつ増やし(ステップST1
7)、同一判断回数jをあらかじめ定めておいた値lと
比較する(ステップST18)。そして、この同一判断回数
jが値lに達していたならば、被認証者を本人と判別
(ステップST19)する。この結果、照合処理を終了す
る。また、逆に同一判断回数jが値lに達していない場
合には、上記処理(ステップST12〜)が繰り返される。
断回数jと照合回数iを1つずつ増やし(ステップST1
7)、同一判断回数jをあらかじめ定めておいた値lと
比較する(ステップST18)。そして、この同一判断回数
jが値lに達していたならば、被認証者を本人と判別
(ステップST19)する。この結果、照合処理を終了す
る。また、逆に同一判断回数jが値lに達していない場
合には、上記処理(ステップST12〜)が繰り返される。
一方、上記ステップST16で同一指と判断されない場合
には、同一判断回数jを0にし、照合回数iを1つだけ
増やす(ステップST20)。
には、同一判断回数jを0にし、照合回数iを1つだけ
増やす(ステップST20)。
そして、この照合回数iをあらかじめ定めておいた値
kと比較し(ステップST21)、この照合回数iが値kに
達していない場合には上記処理(ステップST12〜)が繰
り返される。また、上記ステップST21において、照合回
数iが値kに達していたならば、被認証者を他人と判別
し(ステップST22)、照合処理を終了する。
kと比較し(ステップST21)、この照合回数iが値kに
達していない場合には上記処理(ステップST12〜)が繰
り返される。また、上記ステップST21において、照合回
数iが値kに達していたならば、被認証者を他人と判別
し(ステップST22)、照合処理を終了する。
以上の照合の処理が終わった後に、この本人/他人の
判別結果をホストマシン40に送出し、ホストマシン40で
は判別結果に応じた処理、たとえば本人と判別された場
合にはドアを解放するなど、また他人と判別された場合
には警報ブザーを鳴らすなどの処理を行う。これらの処
理は、この個人認証装置を応用するセキュリティシステ
ムによって異なる。
判別結果をホストマシン40に送出し、ホストマシン40で
は判別結果に応じた処理、たとえば本人と判別された場
合にはドアを解放するなど、また他人と判別された場合
には警報ブザーを鳴らすなどの処理を行う。これらの処
理は、この個人認証装置を応用するセキュリティシステ
ムによって異なる。
このように、k回の照合を繰り返す間に、同一判断回
数(j)がある規定回数(l)に達した場合にのみ、本
人と判別するようにしている。この場合、同一指と認め
られないときは同一判断回数がクリアされる、つまりl
回連続して同一指と認められない限り、本人と判別され
ることがないようになっている。
数(j)がある規定回数(l)に達した場合にのみ、本
人と判別するようにしている。この場合、同一指と認め
られないときは同一判断回数がクリアされる、つまりl
回連続して同一指と認められない限り、本人と判別され
ることがないようになっている。
上記したように、あらかじめ定められた回数以上連続
して同一指と認められない限り、被認証者が登録されて
いる個人とは判別されないようにしている。
して同一指と認められない限り、被認証者が登録されて
いる個人とは判別されないようにしている。
すなわち、同一指と認められた場合には同一判断回数
を「+1」し、認められない場合にはその回数をクリア
するようにしている。このため、同一指と認められない
たびに同一判断回数はクリアされる。これにより、1度
や2度、誤って同一指と判断されることがあっても,他
人と本人と誤判別するのを防止できる。したがって、被
認証者が登録されている個人か否かをより確実に判別可
能となり、個人認証の信頼性を向上させることができる
ものである。
を「+1」し、認められない場合にはその回数をクリア
するようにしている。このため、同一指と認められない
たびに同一判断回数はクリアされる。これにより、1度
や2度、誤って同一指と判断されることがあっても,他
人と本人と誤判別するのを防止できる。したがって、被
認証者が登録されている個人か否かをより確実に判別可
能となり、個人認証の信頼性を向上させることができる
ものである。
なお、上記実施例においては、照合に用いる特徴パラ
メータとして指画像から計算した加算信号を用いた場合
を例に説明したが、これに限らず、たとえば他の身体的
特徴情報を用いることもできる。
メータとして指画像から計算した加算信号を用いた場合
を例に説明したが、これに限らず、たとえば他の身体的
特徴情報を用いることもできる。
照合に用いられる身体的特徴情報としては、 ・指の関節間の長さ ・指の長さ ・指の太さ ・指紋降線(または谷線)の方向角 ・指紋降線(または谷線)の空間周波数 ・指紋降線(または谷線)の特徴点 ・指紋画像パターンそのもの(パターンマッチングで照
合を行う) ・網膜パターンの特徴点 ・網膜パターンそのもの(パターンマッチングで照合を
行う) などが考えられる。
合を行う) ・網膜パターンの特徴点 ・網膜パターンそのもの(パターンマッチングで照合を
行う) などが考えられる。
その他、この発明の要旨を変えない範囲において、種
々変型実施可能なことは勿論である。
々変型実施可能なことは勿論である。
[発明の効果] 以上、詳述したようにこの発明によれば、被認証者か
ら求めた特徴パターンと登録されている特徴パターンと
の一致が所定回数以上一致しているか否かによって被認
証者が登録されている個人であるか否かを判別するの
で、個人認証の信頼性が高い個人認証装置を提供でき
る。
ら求めた特徴パターンと登録されている特徴パターンと
の一致が所定回数以上一致しているか否かによって被認
証者が登録されている個人であるか否かを判別するの
で、個人認証の信頼性が高い個人認証装置を提供でき
る。
第1図はこの発明の一実施例である個人認証装置におけ
る照合動作を説明するために示すフローチャート、第2
図は個人認証装置の構成を示すブロック図、第3図は登
録動作を説明するために示すフローチャート、第4図は
指画像と加算信号との関係を説明するために示す図であ
り、第5図は個人認証装置の一般的な入力手段の構成を
示す図である。 31……指、32……プリズム、33……光源、34……カメ
ラ、35……A/D変換器、36……画像メモリ、37……制御
部、38……ICカード、39……読取・書込装置、40……ホ
ストマシン。
る照合動作を説明するために示すフローチャート、第2
図は個人認証装置の構成を示すブロック図、第3図は登
録動作を説明するために示すフローチャート、第4図は
指画像と加算信号との関係を説明するために示す図であ
り、第5図は個人認証装置の一般的な入力手段の構成を
示す図である。 31……指、32……プリズム、33……光源、34……カメ
ラ、35……A/D変換器、36……画像メモリ、37……制御
部、38……ICカード、39……読取・書込装置、40……ホ
ストマシン。
Claims (2)
- 【請求項1】被認証者の身体的特徴情報を入力し、特徴
パターンを抽出する抽出手段と、 あらかじめ登録されている個人の特徴パターンが格納さ
れた格納手段と、 この格納手段に格納された特徴パターンと前記被認証者
から求められた特徴パターンとを照合する照合手段と、 この照合手段の照合結果により前記被認証者から求めら
れた特徴パターンが前記格納された特徴パターンと一致
したか否かを判断する判断手段と、 前記抽出手段、照合手段および判断手段による一連の処
理を複数回繰り返す繰返し手段と、 この繰返し手段による繰り返し時、前記判断手段により
所定回数以上一致しているときに前記被認証者を登録さ
れている個人であると判別する判別手段と、 を具備したことを特徴とする個人認証装置。 - 【請求項2】被認証者の身体的特徴情報を入力し、特徴
パターンを抽出する抽出手段と、 あらかじめ登録されている個人の特徴パターンが格納さ
れた格納手段と、 この格納手段に格納された特徴パターンと前記被認証者
から求められた特徴パターンとを照合する照合手段と、 この照合手段の照合結果により前記被認証者から求めら
れた特徴パターンが前記格納された特徴パターンと一致
したか否かを判断する判断手段と、 前記抽出手段、照合手段および判断手段による一連の処
理を複数回繰り返し、前記被認証者から求めた特徴パタ
ーンと前記格納された特徴パターンとの一致が、あらか
じめ定めておいた回数以上連続して判断されたときに前
記被認証者を登録されている個人であると判別する判別
手段と、 を具備したことを特徴とする個人認証装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1243322A JP2795921B2 (ja) | 1989-09-21 | 1989-09-21 | 個人認証装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1243322A JP2795921B2 (ja) | 1989-09-21 | 1989-09-21 | 個人認証装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03108076A JPH03108076A (ja) | 1991-05-08 |
JP2795921B2 true JP2795921B2 (ja) | 1998-09-10 |
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