JP3032181B2 - 同軸ケーブルの雑音輻射防止方法 - Google Patents
同軸ケーブルの雑音輻射防止方法Info
- Publication number
- JP3032181B2 JP3032181B2 JP9230631A JP23063197A JP3032181B2 JP 3032181 B2 JP3032181 B2 JP 3032181B2 JP 9230631 A JP9230631 A JP 9230631A JP 23063197 A JP23063197 A JP 23063197A JP 3032181 B2 JP3032181 B2 JP 3032181B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- housing
- coaxial cable
- inner conductor
- conductor member
- printed board
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Multi-Conductor Connections (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は同軸ケーブルの雑音輻射
防止方法に関し、とくに絶縁材料製ハウジングでプリン
ト板に接続される同軸ケーブルの雑音輻射防止方法に関
する。
防止方法に関し、とくに絶縁材料製ハウジングでプリン
ト板に接続される同軸ケーブルの雑音輻射防止方法に関
する。
【０００２】
【従来の技術】図５を参照するに、同軸ケーブル10をプ
リント板20へ接続するに当って、１本以上の同軸ケーブ
ルに対する絶縁材料製の同軸コネクタプラグ用ハウジン
グ（以下、ハウジングという。）１に同軸ケーブル10を
挿し込んで着脱自在に取付け、それらの同軸ケーブル10
によりプリント板20に対する信号の送受をすることが行
われている。この場合には、ハウジング１の内部で、同
軸ケーブル10の心線に対するシールドが低下し環境へ不
要雑音が輻射される問題があり、いわゆるＥＭＣ（elec
tromagnetic compatibility）の課題として解決が求め
られれている。
リント板20へ接続するに当って、１本以上の同軸ケーブ
ルに対する絶縁材料製の同軸コネクタプラグ用ハウジン
グ（以下、ハウジングという。）１に同軸ケーブル10を
挿し込んで着脱自在に取付け、それらの同軸ケーブル10
によりプリント板20に対する信号の送受をすることが行
われている。この場合には、ハウジング１の内部で、同
軸ケーブル10の心線に対するシールドが低下し環境へ不
要雑音が輻射される問題があり、いわゆるＥＭＣ（elec
tromagnetic compatibility）の課題として解決が求め
られれている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】同軸ケーブルの接続部
のＥＭＣ対策としては、接続用のコネクタ自体を金属製
とし例えばＥＭＣ対応型ＢＮＣコネクタのように筐体や
プリント板の接地された枠体（フレームグラウンド、Ｆ
Ｇ）にコネクタそのものを接触させ、同軸ケーブル10の
外部導体を低インピーダンスのＦＧにしてシールドする
ことが可能である。
のＥＭＣ対策としては、接続用のコネクタ自体を金属製
とし例えばＥＭＣ対応型ＢＮＣコネクタのように筐体や
プリント板の接地された枠体（フレームグラウンド、Ｆ
Ｇ）にコネクタそのものを接触させ、同軸ケーブル10の
外部導体を低インピーダンスのＦＧにしてシールドする
ことが可能である。
【０００４】しかし、金属製の同軸ケーブル接続具が常
に適当であるとは限らず、汎用のＥＭＣ対応型ＢＮＣコ
ネクタや他の金属製コネクタの使用が不適当である場合
がある。そのような場合には絶縁材料製の部材によりＥ
ＭＣ対策をとる必要がある。
に適当であるとは限らず、汎用のＥＭＣ対応型ＢＮＣコ
ネクタや他の金属製コネクタの使用が不適当である場合
がある。そのような場合には絶縁材料製の部材によりＥ
ＭＣ対策をとる必要がある。
【０００５】従って、本発明の目的は絶縁材料製のハウ
ジングで接続する同軸ケーブルの雑音輻射防止方法の提
供にある。
ジングで接続する同軸ケーブルの雑音輻射防止方法の提
供にある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的達
成のために実験研究の結果、同軸ケーブル10の両端接続
部に雑音輻射対策を施すことによって、同軸ケーブル10
の外部導体が雑音輻射に対するシールド作用を果す点に
着目し、本発明を完成した。
成のために実験研究の結果、同軸ケーブル10の両端接続
部に雑音輻射対策を施すことによって、同軸ケーブル10
の外部導体が雑音輻射に対するシールド作用を果す点に
着目し、本発明を完成した。
【０００７】図１及び２を参照するに、本発明による同
軸ケーブルの雑音輻射防止方法は、例えばプリント板20
である機器に着脱自在の絶縁材料製ハウジング１のケー
ブル接続穴３により機器へ接続される同軸ケーブル10の
雑音輻射を防止するに当り、ハウジング１のケーブル接
続穴３の内周に同軸ケーブル10の外部導体（図示せず）
と接触する内周導体部材６を設け、機器のハウジング１
に対向する部位を例えばプリント板20のレジスト除去部
23である接地された導電面とし、ハウジング１と前記機
器との間にハウジング１の内周導体部材６と前記接地さ
れた導電面とに接触する金属板ばね15を挿入してなるも
のである。
軸ケーブルの雑音輻射防止方法は、例えばプリント板20
である機器に着脱自在の絶縁材料製ハウジング１のケー
ブル接続穴３により機器へ接続される同軸ケーブル10の
雑音輻射を防止するに当り、ハウジング１のケーブル接
続穴３の内周に同軸ケーブル10の外部導体（図示せず）
と接触する内周導体部材６を設け、機器のハウジング１
に対向する部位を例えばプリント板20のレジスト除去部
23である接地された導電面とし、ハウジング１と前記機
器との間にハウジング１の内周導体部材６と前記接地さ
れた導電面とに接触する金属板ばね15を挿入してなるも
のである。
【０００８】上記の機器は、プリント板20や各種の電気
機械・器具だけでなく筐体や架であってもよい。
機械・器具だけでなく筐体や架であってもよい。
【０００９】好ましくは、図４に示すように金属板ばね
15に、内周導体部材６と嵌合する嵌合突起16及びレジス
ト除去部23などの接地された導電面に係合する弾性舌片
17とを設ける。
15に、内周導体部材６と嵌合する嵌合突起16及びレジス
ト除去部23などの接地された導電面に係合する弾性舌片
17とを設ける。
【００１０】
【発明の実施の形態】図１の実施例において、内周導体
部材６を介して同軸ケーブル10が挿し込まれたハウジン
グ１を、レジスト除去部23などの接地された導電面に取
付けると、金属板ばね15がハウジング１の内周導体部材
６と前記接地された導電面とに接触する。好ましくは、
金属板ばね15の嵌合突起16が内周導体部材６と嵌合する
と共にその弾性舌片17がレジスト除去部23などの接地さ
れた導電面と弾性的に係合し、金属板ばね15と内周導体
部材６及び前記接地された導電面との接触を確実にす
る。しかし、本発明は、嵌合突起16及び弾性舌片17の使
用に限定されない。同軸ケーブル10の外部導体（図示せ
ず）は、ハウジング１の同軸ケーブル接続穴３内の内周
導体部材６及び金属板ばね15を介して、レジスト除去部
23などの接地された導電面と接続されるので、雑音に対
する低インピーダンスの接地面となる。つまり、同軸ケ
ーブル10がシールド・ケーブルと同等の遮蔽効果を持つ
こととなり、同軸ケーブル10からの不要雑音の輻射を防
止することができる。しかも、同軸ケーブル10が着脱自
在に固定されるハウジング１は金属製でなく絶縁材料製
である。
部材６を介して同軸ケーブル10が挿し込まれたハウジン
グ１を、レジスト除去部23などの接地された導電面に取
付けると、金属板ばね15がハウジング１の内周導体部材
６と前記接地された導電面とに接触する。好ましくは、
金属板ばね15の嵌合突起16が内周導体部材６と嵌合する
と共にその弾性舌片17がレジスト除去部23などの接地さ
れた導電面と弾性的に係合し、金属板ばね15と内周導体
部材６及び前記接地された導電面との接触を確実にす
る。しかし、本発明は、嵌合突起16及び弾性舌片17の使
用に限定されない。同軸ケーブル10の外部導体（図示せ
ず）は、ハウジング１の同軸ケーブル接続穴３内の内周
導体部材６及び金属板ばね15を介して、レジスト除去部
23などの接地された導電面と接続されるので、雑音に対
する低インピーダンスの接地面となる。つまり、同軸ケ
ーブル10がシールド・ケーブルと同等の遮蔽効果を持つ
こととなり、同軸ケーブル10からの不要雑音の輻射を防
止することができる。しかも、同軸ケーブル10が着脱自
在に固定されるハウジング１は金属製でなく絶縁材料製
である。
【００１１】従って、本発明の目的である「絶縁材料製
のハウジングで接続する同軸ケーブルの雑音輻射防止方
法」の提供が達成される。
のハウジングで接続する同軸ケーブルの雑音輻射防止方
法」の提供が達成される。
【００１２】ただし、機器にＥＭＣ対策が施されていな
い場合には、本発明により同軸ケーブル10が雑音輻射防
止機能を持つようになっても機器からの雑音輻射は避け
られない。
い場合には、本発明により同軸ケーブル10が雑音輻射防
止機能を持つようになっても機器からの雑音輻射は避け
られない。
【００１３】
【実施例】図１の実施例では、同軸ケーブル10のハウジ
ング１への挿し込み部分に、同軸ケーブル10の外部導体
と内周導体部材６との接触を確実にするため、導電性金
属からなるコネクタプラグ11を取付けている。しかし、
本発明はこのコネクタプラグ11の使用に限定されない。
コネクタプラグ11自体の構造を内周導体部材６の機能を
果すようなものとしてもよい。プリント板20の表面が接
地された導電面である場合には、そのプリント板20のハ
ウジング接触部21は本来の導電面のままでよく、レジス
ト除去部23を設ける必要はない。
ング１への挿し込み部分に、同軸ケーブル10の外部導体
と内周導体部材６との接触を確実にするため、導電性金
属からなるコネクタプラグ11を取付けている。しかし、
本発明はこのコネクタプラグ11の使用に限定されない。
コネクタプラグ11自体の構造を内周導体部材６の機能を
果すようなものとしてもよい。プリント板20の表面が接
地された導電面である場合には、そのプリント板20のハ
ウジング接触部21は本来の導電面のままでよく、レジス
ト除去部23を設ける必要はない。
【００１４】図２及び３のハウジング１は、位置決めの
ための２本のガイドピン５を有し、プリント板20にこれ
らのピンが嵌入するガイドピン差込穴25が穿たれてい
る。また、ハウジング１を固定するため、適当なボルト
（図示せず）をハウジング１の取付けねじ穴４とプリン
ト板20の取付けねじ差込み穴26に挿通した上で、螺合す
るナット（図示せず）により緊付けることができる。図
３のシルク線24はハウジング接触部21の範囲又はその実
装位置を示すものである。
ための２本のガイドピン５を有し、プリント板20にこれ
らのピンが嵌入するガイドピン差込穴25が穿たれてい
る。また、ハウジング１を固定するため、適当なボルト
（図示せず）をハウジング１の取付けねじ穴４とプリン
ト板20の取付けねじ差込み穴26に挿通した上で、螺合す
るナット（図示せず）により緊付けることができる。図
３のシルク線24はハウジング接触部21の範囲又はその実
装位置を示すものである。
【００１５】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の同軸ケー
ブルの雑音輻射防止方法は、同軸ケーブルの外部導体を
機器の接地面に接触させてシールド効果を発揮させ雑音
輻射を防止するので、同軸ケーブルの機器接続部及び同
軸ケーブル自体からの雑音輻射を防止する顕著な効果を
奏する。さらに、同軸ケーブルを有する各種装置のＥＭ
Ｃ対策技術として幅広く応用することができる。
ブルの雑音輻射防止方法は、同軸ケーブルの外部導体を
機器の接地面に接触させてシールド効果を発揮させ雑音
輻射を防止するので、同軸ケーブルの機器接続部及び同
軸ケーブル自体からの雑音輻射を防止する顕著な効果を
奏する。さらに、同軸ケーブルを有する各種装置のＥＭ
Ｃ対策技術として幅広く応用することができる。
【図１】は、本発明の一実施例の構成を示す分解斜視図
である。
である。
【図２】は、本発明で使うハウジングの構成を示す斜視
図である。
図である。
【図３】は、プリント板の同軸ケーブル接続部の平面図
である。
である。
【図４】は、金属板ばねの詳細を示す平面図、側面図及
び断面図である。
び断面図である。
【図５】は、従来の同軸ケーブルとプリント板との間の
接続の説明図である。
接続の説明図である。
１…ハウジング ２…ハウジング本体 ３…同軸ケーブル接続穴 ４…取付けねじ穴 ５…ガイドピン ６…内周導体部材 10…同軸ケーブル 11…コネクタプラグ 15…金属板ばね 16…嵌合突起 17…弾性舌片 20…プリント板 21…ハウジング接触部 22…同軸ケーブル接続穴 23…レジスト除去部 24…シルク線 25…ガイドピン差込み穴 26…取付けねじ差込み穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特許2631271（ＪＰ，Ｂ２) 特許2718872（ＪＰ，Ｂ２) 特表 平３−503340（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H01R 9/05 H01R 17/00 - 17/18 H01R 23/26
Claims (6)
- 【請求項１】機器に着脱自在の絶縁材料製ハウジングの
ケーブル接続穴により機器へ接続される同軸ケーブルの
雑音輻射を防止する方法において、前記ハウジングのケ
ーブル接続穴の内周に同軸ケーブルの外部導体と接触す
る内周導体部材を設け、前記機器のハウジングに対向す
る部位を接地された導電面とし、前記ハウジングと機器
との間に前記ハウジングの内周導体部材と接地された導
電面とに接触する金属板ばねを挿入してなる同軸ケーブ
ルの雑音輻射防止方法。 - 【請求項２】請求項１の方法において、前記金属板ばね
に前記内周導体部材と嵌合する嵌合突起及び前記接地さ
れた面に係合する弾性舌片を設けてなる同軸ケーブルの
雑音輻射防止方法。 - 【請求項３】請求項１の方法において、前記機器をプリ
ント板としてなる同軸ケーブルの雑音輻射防止方法。 - 【請求項４】請求項１の方法において、前記機器をレジ
スト被覆のプリント板とし、前記ハウジングに対向する
プリント板表面部位のレジストを除去することにより接
地された導電面を前記ハウジングに対向させてなる同軸
ケーブルの雑音輻射防止方法。 - 【請求項５】請求項１の方法において、前記機器をフレ
ームグラウンドのあるものとし、前記機器の前記ハウジ
ングに対向する面を前記フレームグラウンドとしてなる
同軸ケーブルの雑音輻射防止方法。 - 【請求項６】請求項１〜５の何れかの方法において、前
記内周導体部材を同軸ケーブルに取付けられるコネクタ
プラグとしてなる同軸ケーブルの雑音輻射防止方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9230631A JP3032181B2 (ja) | 1997-08-27 | 1997-08-27 | 同軸ケーブルの雑音輻射防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9230631A JP3032181B2 (ja) | 1997-08-27 | 1997-08-27 | 同軸ケーブルの雑音輻射防止方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1167297A JPH1167297A (ja) | 1999-03-09 |
| JP3032181B2 true JP3032181B2 (ja) | 2000-04-10 |
Family
ID=16910821
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9230631A Expired - Lifetime JP3032181B2 (ja) | 1997-08-27 | 1997-08-27 | 同軸ケーブルの雑音輻射防止方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3032181B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100874191B1 (ko) | 2007-04-09 | 2008-12-15 | (주)기가레인 | 동축접촉시스템 및 동축접촉장치 |
| JP6452565B2 (ja) * | 2015-07-15 | 2019-01-16 | 日本航空電子工業株式会社 | ケーブル接続構造、ケーブル整線部品 |
-
1997
- 1997-08-27 JP JP9230631A patent/JP3032181B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1167297A (ja) | 1999-03-09 |
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