JP3032138U - 高所作業用安全帯 - Google Patents
高所作業用安全帯Info
- Publication number
- JP3032138U JP3032138U JP1996006115U JP611596U JP3032138U JP 3032138 U JP3032138 U JP 3032138U JP 1996006115 U JP1996006115 U JP 1996006115U JP 611596 U JP611596 U JP 611596U JP 3032138 U JP3032138 U JP 3032138U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- belt
- winding
- entrance
- safety belt
- high places
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Emergency Lowering Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 巻取器のベルト出入口は方形の口を設けただ
けであったので、異物が侵入して巻取やロック機構に障
害を来すことが考えられ、また巻取る際にベルトが折れ
曲がり、途中で表裏が逆となって巻き取られることがあ
った。また引き出す際にベルトが出入口の角で摩耗し、
ベルトの強度低下を来すことがあった。 【解決手段】 ベルトの引き出し口の4面に小径のロー
ラーを設けると共に、引き出し口全体を回動自在とし、
引き出し方向へ追随してベルトの摩耗を防止する。
けであったので、異物が侵入して巻取やロック機構に障
害を来すことが考えられ、また巻取る際にベルトが折れ
曲がり、途中で表裏が逆となって巻き取られることがあ
った。また引き出す際にベルトが出入口の角で摩耗し、
ベルトの強度低下を来すことがあった。 【解決手段】 ベルトの引き出し口の4面に小径のロー
ラーを設けると共に、引き出し口全体を回動自在とし、
引き出し方向へ追随してベルトの摩耗を防止する。
Description
【0001】
本願は高所作業で使用される安全帯に関するものであり、特には、従来のロー プに代えて細幅織りベルトを用い、胴締めベルトに取り付けた巻取器に巻取収納 するタイプの安全帯に係るものである。
【0002】
従来より用いられている巻取式安全帯の巻取器は、図6のような細幅織りベル トを巻き取るドラムを樹脂製のケース内に納め、軸で固定して回動自在とし、ベ ルト先端のフックをドラムに付したバネの巻取力に抗して引き出し、使用するす るものであった。ベルトの引き出し長さを所定位置で固定できるもの、墜落発生 時の急激な引き出しで遠心クラッチが作動するロック機構を備えたものなど、何 種類かが見られるが、ケースよりのベルトの出入口はベルト断面より少し大きい 方形の口を設けただけであり、課題を残すものであった。 巻取器のベルト引き出し口が必要以上に大きい場合、異物が侵入して巻取やロッ ク機構に障害を来すことが考えられ、また、使用中には様々な方向に引き出され るため、引き出し口と引き出されるベルトのなす角度が一定以上となると、巻取 る際にベルトが折れ曲がり、途中より表裏が逆となって巻き取られることがあっ た。 折れ曲がって重合した部分を巻き取ると、ドラムのその部分が膨らみ、ケースに 接触してドラムの回転が出来なくなり、ベルトの引き出し、巻取が行われなかっ たり、その部分のベルト強度が低下することがあった。 また、使用中には、巻取方向に反して引き出すこともあるが、円滑に行えないこ とがあった。 巻取方向に反する引き出しとは、巻取られたベルトの最外層に引いた接線様に引 き出されるベルトのうち、巻中心よりたどって順な方向が正の引き出しであり、 反対、つまり最外層位置で鋭角に折れて引き出すのが巻取方向に反する引き出し である。 巻取方向に反した引き出しを行うと、ケースの樹脂の角でベルトが摩耗し、強度 が低下すること、また、作業中にベルトの引き出しが制限され、自分の移動に追 随して送り出されるはずのベルトが出ず、思わぬ引き留めにあって、危険な状態 が発生することがあった。
【0003】
本願では以上の課題を解決するため、ベルトの引き出し口の4面に小径のロー ラー5 を設け、また、ローラー5 を含む引き出し口全体を回動自在とするもので ある。引き出し口のローラー5 はベルト2 の幅・厚さとほぼ同等の空間を残して 配置されるため、折れ曲がったベルト2 のケース内への侵入を防止できるし、ま た、いずれの方向への引き出しであっても円滑にガイドするものである。 また、引き出し口全体を回動するように構成することによって、いずれの方向へ の引き出しを更に円滑にすると共に、ベルトの折れ曲がりを防止するものである 。
【0004】
本願の構成は、細幅織りベルトの一端にバックルを設けた胴締めベルト、一端 にフックを結着した細幅織りベルト端を巻き込んだ巻取器1 よりなる。 巻取器1 は、金属製のフレームの上下辺間にドラムを軸止し、ドラムには細幅織 りベルト2 の一端を固定して巻き込む。 フレームの上下辺間にはドラムを貫通して軸を配し、軸一端にはバネを設けて巻 取力を附勢する。 以上のフレーム部を2分割の樹脂製ケースで覆い、ベルト出入口よりベルト2 を 引き出す。 ベルト出入口は樹脂で一体成形した円盤状の回転板3 であり、略方形の孔4 を有 する。孔4 の上下左右には樹脂製のローラー5 を井桁状に配置する。このローラ ー5 によって囲まれる空間は、ベルト2 の幅、厚さに僅かなクリアランスを見込 んだものであり、異物の侵入、ベルトの捻れを許容しないものである。 回転板3 は、その周囲面に溝6 を有し2分割のケース組立時に嵌合して、自在に 摺回動するものである。 本実施例では述べなかったが、ドラムの回転、つまり、ベルトの引き出しを制御 する手段は種々の方法があり、ドラム側面にラチェット歯を設けるもの、また、 遠心爪を設けて急な引き出しで停止するようにするものなど、全ての構成に対し 、本願は対応するものである。
【0005】
以上のように本願考案を使用することによって、巻取式安全帯のベルト巻取時 の課題を解決することが可能である。 使用者の移動に追随してベルト引き出し口が回動してベルトの捻れを防止し、ま た、何らかの要因で捻れが発生しても、出入口に配したローラーによってその解 除を行うものである。また、出入口のローラーは、巻取の方向に反して引き出さ れた際にも、円滑な引き出しを助長するものである。
【図1】本願の巻取器の一部切欠したところの正面図。
【図2】図1の左側面図。
【図3】図1の一部切欠したところの底面図。
【図4】回転板の正面斜視図。
【図5】回転板の背面斜視図。
【図6】従来の巻取器の斜視図。
1 巻取器 2 ベルト 3 回転板 4 孔 5 ローラー 6 溝
Claims (1)
- 【請求項1】 バックルによって胴部に締着する胴締め
ベルトに、先端部にフックを有する細幅織りベルトを巻
取収納する巻取器を備えた巻取式安全帯において、巻取
器1 のベルト出入口を回動自在としてベルト2 の引き出
し方向に追随させると共に、上下左右の4面にローラー
5 を設けたことを特徴とする高所作業用安全帯。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996006115U JP3032138U (ja) | 1996-06-07 | 1996-06-07 | 高所作業用安全帯 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996006115U JP3032138U (ja) | 1996-06-07 | 1996-06-07 | 高所作業用安全帯 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3032138U true JP3032138U (ja) | 1996-12-17 |
Family
ID=43167061
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996006115U Expired - Lifetime JP3032138U (ja) | 1996-06-07 | 1996-06-07 | 高所作業用安全帯 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3032138U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2309112A3 (en) * | 2009-10-09 | 2012-01-04 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicular control apparatus |
-
1996
- 1996-06-07 JP JP1996006115U patent/JP3032138U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2309112A3 (en) * | 2009-10-09 | 2012-01-04 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicular control apparatus |
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