JP3032020B2 - 電気接点の製造方法 - Google Patents

電気接点の製造方法

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JP3032020B2 JP3006492A JP649291A JP3032020B2 JP 3032020 B2 JP3032020 B2 JP 3032020B2 JP 3006492 A JP3006492 A JP 3006492A JP 649291 A JP649291 A JP 649291A JP 3032020 B2 JP3032020 B2 JP 3032020B2
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和夫 澤田
篤 中村
功 奥川
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車や産業機器な
どの電気配線用端子、リレー、スイッチ等の電気接点の
製造方法に関し、特に長期間の使用において経時変化が
問題になる電気接点および使用環境温度の上昇が予想さ
れる分野で用いられる電気接点の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】電気
接点は、接触抵抗が低いこと、溶融温度が高いこと、耐
溶着性がよいこと等の種々の特性を備えなければならな
い。また、長期間使用されるものや使用温度が上昇され
るもの、あるいは高信頼性が要求されるものは、耐食
性、耐摩耗性および耐熱性等に優れていなければならな
い。電気接点は、使用環境および電流容量に応じて、こ
れらの特性の中で重要な特性を満足させるため、様々な
材料によって製造される。これらの材料は、用途に応じ
て使い分けられる。
【0003】 従来、自動車および産業機器に用いら
れる端子金具には、黄銅、燐青銅等のような銅合金、場
合によってはステンレス鋼の電気接点ならびに銅合金ま
たは銅等の表面に、SnまたはNi等をメッキした電気
接点が用いられてきた。また、瞬断等が問題となり、微
弱電流が流れるコンピュータ制御回路などには、母材に
Auメッキ加工が施されることにより電気接点が形成さ
れている。
【0004】銅合金の電気接点は、比較的安価に製造す
ることができる。しかし、銅合金は耐酸化性に劣るた
め、長期間使用により酸化されて接触抵抗が高くなるた
め、耐酸化性を向上させる必要があった。
【0005】銅および銅合金等の表面に、SnまたはN
iなどをメッキした電気接点は、耐酸化性が銅合金のも
のより向上させられているが、接触抵抗値が相対的に高
く、化学薬品等に対する耐食性も劣るため、これらの特
性を高める必要がある。
【0006】一方、Auメッキが施された電気接点は、
耐酸化性および耐食性に優れ、接触抵抗も室温では低く
安定している。しかし、純Auメッキは90℃以上の温
度に置かれると、粘着性および凝着性が高くなるので、
接触される他方の導体によって摩耗されやすくなる。ま
た、不純物によって硬質化されたAuメッキの場合で
も、100℃程度で不純物が粒界から表面に析出して接
触抵抗を増大させる。このように、Auメッキ接点は耐
熱性に関して劣っている。さらに、Auメッキ接点の製
造はコストが高くつく。
【0007】このような背景から、電気接点に優れた耐
酸化性、耐食性および耐熱性を付与することができる接
点材料を選択し、比較的安価に高信頼性の電気接点を製
造する必要が生じてきた。
【0008】本発明者らは、上記特性を付与する材料と
して導電性セラミックスを見出し、これを母材上に薄膜
として形成する方法を検討してきた。薄膜を形成する方
法には、スパッタリング、真空蒸着、イオンプテーティ
ングおよびCVD等、従来の気相薄膜形成法を利用する
ことが考えられた。しかしながら、導電性セラミックス
の薄膜を、高信頼性を有する電気接点として最適なもの
にするための製造方法を見出すことは容易ではなかっ
た。得られた電気接点の接触抵抗値を低く抑え、かつ薄
膜と母材金属との密着性を優れたものとすることが、電
気接点の製造に際し要求された。セラミックスの硬度
は、母材金属に比べ極端に高い(1000〜3000H
v)ため、薄膜に物理的な衝撃が加えられたり、薄膜が
形成された母材が変形を受けたりした場合、薄膜にクラ
ックが生じたり、薄膜が剥離させられるおそれがあっ
た。したがって、クラックおよび剥離を防止するため
に、特にセラミックス薄膜と母材金属との密着性を向上
させることが必要であった。
【0009】この発明の目的は、電気接点に優れた耐酸
化性、耐食性および耐熱性を付与することができる材料
として導電性セラミックスを使用し、かつ導電性セラミ
ックスと母材との密着性が優れた高信頼性を有する電気
接点を製造することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、1対の導体
の少なくとも一方の導体に電気接点を形成するための電
気接点の製造方法であって、減圧状態にされた第1の反
応室内で導体の表面をスパッタエッチングする工程と、
第1の反応室に連通孔を介してつながり、かつ第1の反
応室より気圧の低い状態にされた第2の反応室へ、スパ
ッタエッチングされた導体を第1の反応室から連通孔を
通して移動させる工程と、第2の反応室内において、ス
パッタエッチングされた導体の表面に、気相薄膜形成法
により高融点金属または高融点金属の合金からなる金属
層を形成する工程と、第2の反応室と連通孔を介してつ
ながり、かつ第2の反応室より気圧の低い状態にされた
第3の反応室へ、金属層が形成された導体を第2の反応
室から連通孔を通して移動させる工程と、第3の反応室
において、高融点金属の窒化物、炭化物および硼化物か
らなる群から選択された少なくとも1種の材料からなる
セラミックス層を金属層に連続して形成する工程とを備
えている。
【0011】この明細書中の「高融点金属」は、半導体
プロセスの分野等で呼ばれている高融点金属と同等のも
のを指し、融点が多結晶Siと同等またはそれ以上の金
属を多く含む。高融点金属は、Mo、W、Ta、Hf、
Zr、Nb、Ti、V、Re、Cr、Pt、Ir、Os
およびRhを含んでいる。この発明の一態様として、こ
れらの金属の中よりTi、Zr、Hf、Ta、Wおよび
Moからなる群を抽出し、この群から少なくとも1種の
金属を用いることにより、この発明の目的をより容易に
達成することができる。
【0012】この発明に従うセラミックス層は、導体上
に形成された金属層を窒化、炭化または硼化することに
より形成することができる。また、上記セラミックス層
は、高融点金属の窒化物、炭化物および硼化物からなる
群から選択された少なくとも1種の材料を、気相薄膜形
成法により上記金属層の表面に堆積することによって形
成することもできる。金属層を形成する高融点金属は、
セラミックス層を形成する高融点金属と必ずしも同一で
ある必要はないが、同一であることがより好ましい。
【0013】この発明に従う気相薄膜形成法には、たと
えば、スパッタリング、真空蒸着、イオンプレーティン
グおよびCVDが含まれる。また、気相薄膜形成法とし
て、より好ましくはスパッタリングを用いることができ
る。
【0014】
【作用】この発明に従って、減圧状態にされた第1の反
応室内で、導体の表面をスパッタエッチングすることに
より、導体表面の自然酸化膜が除去される。この除去工
程によって、その後導体表面に金属層を形成するに際
し、金属が導体に拡散しやすくなるとともに、導体から
の金属中への拡散も起こりやすくなる。このように拡散
が促進される結果、金属層導体上に密着する中間層が
形成されやすくなる。
【0015】第1の反応室と金属層を形成するための第
2の反応室は、連通孔によってつながっており、しかも
第2の反応室は第1の反応室よりも気圧の低い状態にさ
れている。この連通孔を通して、スパッタエッチングさ
れた導体を第1の反応室から第2の反応室へ移動させる
ことにより、導体の表面を再び酸化させることなく、金
属層を形成する工程に導体を供することができる。
【0016】次に減圧状態にされた第2の反応室内にお
いて、スパッタエッチングされた導体の表面に、気相薄
膜形成法により高融点金属またはその合金からなる金属
層が形成される。なお、第2の反応室は第1の反応室よ
り気圧が低いので、第2の反応室内で金属層のために形
成された原子または分子は、第1の反応室へ拡散してい
くことがない。
【0017】金属層形成後、導体は第2の反応室から第
3の反応室へ移動させられる。第3の反応室は第2の反
応室と連通孔によりつながっており、しかも第2の反応
室よりも気圧が低い状態にされている。この連通孔を通
して、金属層が形成された導体は、減圧状態のまま第3
の反応室へ移動させられ、金属層が酸化されることな
く、セラミックス層形成工程へと移される。
【0018】第3の反応室では、金属層に連続して高融
点金属の窒化物、炭化物および硼化物からなる群から選
択された少なくとも1種の材料からなるセラミックス層
が形成される。第3の反応室は第2の反応室よりも気圧
が低いため、セラミックス層を形成させる反応性ガスの
第2の反応室への進入は食止められる。したがって、、
第2の反応室での金属層形成が反応性ガスによって妨げ
られることはない。さらに、金属層とセラミックス層を
形成する高融点金属を同一にすれば(たとえば、Tiと
TiN、TaとTaC等の組合わせ)、第3の反応室の
気圧を第2の反応室の気圧より低くすることによって、
第2の反応室内の金属粒子が第3の反応室へと移行し、
セラミックス層について高融点金属の含有率がより高い
ものから、反応ガス成分がより高いものへと連続的に組
成が変えられた層を堆積していくことができる。
【0019】以上のようにして、導体の上に金属層を密
せた後、金属層に連続してセラミックス層を形成さ
せていくと、セラミックス層は導体上に金属層によって
密着させられる。
【0020】
【実施例】図1は、この発明に従う電気接点の製造方法
を実施するために作製された装置の一具体例を示す模式
図である。図1を参照しながらこの発明の一具体例につ
いて以下に説明していく。
【0021】この装置は、チャンバ1内に置かれた導体
の母材8を図に向かって左から右へと移動させていくも
のである。チャンバ1は、外から気体が入ってこないよ
う密閉することができる。チャンバ1の内部は、2つの
隔壁9および10によって、3つの部屋に分割されてい
る。これらの部屋は、図に向かって左からエッチング室
4、金属層形成室5およびセラミックス層形成室6であ
る。隔壁9および10には、それぞれ母材8を通過させ
るための連通孔9aおよび10aが形成されている。し
たがって、これらの3つの部屋はこれらの連通孔によっ
てつながっている。3つの部屋のそれぞれには、バルブ
を有するArガスを導入するためのガス供給管2a、2
b、2cが設けられている。また3つの部屋のそれぞれ
には、バルブを有する排気管3a、3bおよび3cが設
けられている。これらのバルブの開閉は、図示しない制
御装置によって自動的に制御される。
【0022】エッチング室4の上下壁には、電極4aお
よび4bがそれぞれ設けられている。これらの電極間
で、直流電源4cによって直流放電が行なわれる。金属
層形成室5の上下壁には、高融点金属からなるターゲッ
ト5aおよび5bがそれぞれ設けられている。ターゲッ
ト5aと5bの間では、電源5cによって放電が行なわ
れる。電源5cは、直流および高周波のいずれかを金属
層を形成するための材料に応じて選択することができ
る。同様に、セラミックス層形成室6の上下壁にも、高
融点金属からなるターゲット6aおよび6bがそれぞれ
設けられ、電極間で、直流または高周波の電源6cによ
って放電が行なわれる。さらにセラミックス層形成室6
には、バルブを有するN2 ガス導入管2dが接続されて
いる。
【0023】このように構成される装置内で電気接点が
製造される工程について以下に説明する。
【0024】まず、エッチング室4、金属層形成室5お
よびセラミックス層形成室6のそれぞれは、互いに独立
して行なわれる排気およびArガスの導入によって、適
当な気圧にされる。気圧は、セラミックス層形成室6が
最も低く、次いで金属層形成室5、スパッタリング室4
の順に低い。そして、母材8はエッチング室4の電極4
a、4bの間を通過させられ、形成されたアルゴンイオ
ンによってスパッタエッチングが施される。スパッタエ
ッチングによって母材8表面の自然酸化膜が除去され
る。
【0025】次に母材8は連通孔9aを通されて金属層
形成室5へ運ばれる。スパッタエッチングされた母材8
は、ターゲット5a、5bの間を通過させられて、スパ
ッタ堆積が施される。スパッタ堆積では、ターゲット5
aまたは5bに放電中のアルゴンイオンをあてることに
より、射出された高融点金属の粒子が、母材8上に堆積
される。金属層が堆積された母材8は、連通孔10aを
通じてセラミックス層形成室6へと運ばれる。
【0026】セラミックス層形成室6は、金属層形成室
よりも低い圧力にされていると同時にN2 ガスが導入さ
れている。セラミックス層形成室6内に運ばれた母材8
は、ターゲット6a、6bの間を通過させられる。この
間、ターゲット6aまたは6bに放電中のアルゴンイオ
ンが衝突することにより射出された高融点金属の窒化物
が母材8の金属層上に連続して堆積される。
【0027】このようにして、自然酸化膜の除去、金属
層の形成およびセラミックス層の形成が連続的に行なわ
れた結果、接触抵抗値が低く、かつ金属層によってセラ
ミックス層と母材との密着性が向上させられた電気接点
を得ることができる。
【0028】上述した装置において、母材を厚さ0.2
mmの黄銅板とし、高融点金属としてTiを用いて黄銅
板上に金属層およびセラミックス層を形成させていっ
た。エッチング室の気圧は20mmTorr、金属層形
成室は10mmTorr、セラミックス層形成室は5m
mTorrに設定した。黄銅板をスパッタエッチングし
た後、厚さ約100nmのTi層を形成し、さらにその
上に厚さ約200nmのTiN層を形成した。得られた
電気接点は耐熱性に優れ、接触抵抗が低いものであっ
た。このようにして2つの層を形成した黄銅板に対し
て、半径4mmの突き曲げ加工を行なったが、セラミッ
クス層の剥離は認められなかった。このようにしてセラ
ミックス層の強固な密着性が確かめられた。
【0029】この装置において、セラミックス層を形成
するための窒素ガスをメタンなどの炭化水素ガスに置換
えれば、高融点金属の炭化物からなるセラミックス層を
形成することができる。
【0030】さらに、金属層形成室5とセラミックス層
形成室6の間の連通孔10aを大きくすれば、セラミッ
クス層形成室内のターゲット6a、6bの下で、金属層
形成室5に近い側では、形成される層において高融点金
属の含有率が高くなるとともにセラミックスの割合が低
くなる一方、金属層形成室5に遠ざかるにつれ、セラミ
ックスの割合が高い層が形成される。このようにすれ
ば、セラミックス層形成室6内で形成される層は、高融
点金属の含有率が高い層からセラミックスのみで構成さ
れる層へと連続的に組成が変化した層の堆積物となって
いる。このように組成が変化された堆積物では、金属層
とセラミックス層の間に明確な界面が存在しないため、
セラミックス層は母材上に強固に密着させられる。この
ようにして得られた構造物は、機械的な衝撃を受けやす
い電気接点材料として非常に適している。
【0031】
【発明の効果】上述したように、この発明に従えば、導
体上にセラミックス層を形成する電気接点の製造方法に
おいて、導体とセラミックス層の間に金属層を形成させ
ることによってセラミックス層の密着性が向上させられ
た電気接点を製造することができる。この発明に従って
得られた電気接点は、優れた耐酸化性、耐食性、耐熱性
および高信頼性を有する。しかも、この発明に従えば物
理的衝撃もしくは変形または加熱−冷却の繰返しを受け
てもセラミックス層にクラックおよび剥離が発生しにく
い電気接点が得られる。このため、この発明は自動車お
よび産業機器などの電気配線用端子、リレーおよびスイ
ッチ等の電気接点において、長期間使用後の変質が問題
となるもの、および使用温度の上昇が予想される分野に
用いられる電気接点製造に有用であるほか、コンピュー
タ制御回路などに用いられる高信頼性を有する電気接点
の製造に有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に従って、電気接点を製造する装置の
一具体例を示す模式図である。
【符号の説明】
1 チャンバ 2a、2bおよび2c ガス供給管 3a、3bおよび3c 排気管 4aおよび4b 電極 5a、5b、6aおよび6bターゲット 8 母材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥川 功 三重県鈴鹿市中旭が町3−4−3 さく ら棟011−27号 (56)参考文献 特開 昭63−108684(JP,A) 特開 平2−308533(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 43/16 H01H 11/04 H01R 13/03

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1対の導体の少なくとも一方の導体に電
    気接点を形成するための電気接点の製造方法であって、
    減圧状態にされた第1の反応室内で前記導体の表面をス
    パッタエッチングする工程と、前記第1の反応室に連通
    孔を介してつながり、かつ前記第1の反応室より気圧の
    低い状態にされた第2の反応室へ、前記スパッタエッチ
    ングされた導体を前記第1の反応室から前記連通孔を通
    して移動させる工程と、前記第2の反応室内において、
    前記スパッタエッチングされた導体の表面に、気相薄膜
    形成法により、高融点金属または前記高融点金属の合金
    からなる金属層を形成する工程と、前記第2の反応室と
    連通孔を介してつながり、かつ前記第2の反応室より気
    圧の低い状態にされた第3の反応室へ、前記金属層が形
    成された導体を前記第2の反応室から前記連通孔を通し
    て移動させる工程と、前記第3の反応室において、前記
    高融点金属の窒化物、炭化物および硼化物からなる群か
    ら選択された少なくとも1種の材料からなるセラミック
    ス層を前記金属層に連続して形成する工程とを備える、
    電気接点の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記金属層を窒化、炭化または硼化する
    ことにより前記セラミックス層を形成する、請求項1に
    記載の電気接点の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記金属層の表面に、前記高融点金属の
    窒化物、炭化物および硼化物からなる群から選択された
    少なくとも1種の材料からなるセラミックス層を前記気
    相薄膜形成法により形成する、請求項1に記載の電気接
    点の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記気相薄膜形成法がスパッタリング法
    である、請求項1に記載の電気接点の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記高融点金属が、Ti、Zr、Hf、
    Ta、WおよびMoからなる群から選択された少なくと
    も1種の金属である、請求項1に記載の電気接点の製造
    方法。
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