JP3031953U - 筒状物 - Google Patents

筒状物

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JP3031953U
JP3031953U JP1996002545U JP254596U JP3031953U JP 3031953 U JP3031953 U JP 3031953U JP 1996002545 U JP1996002545 U JP 1996002545U JP 254596 U JP254596 U JP 254596U JP 3031953 U JP3031953 U JP 3031953U
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JP
Japan
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tubular
heat fusion
glass fiber
polyester
present
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JP1996002545U
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English (en)
Inventor
芳博 下留
正美 紺野
雅也 勝城
Original Assignee
富士ファイバーグラス株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガラス繊維紡糸時の汚染や毛羽立ち(フィ
ラメント切れ)を防止することと、製造時の使用回数増
を計りコストを引き下げる。 【構成】 アラミド系および/またはポリエステル系
の不織布の両端を熱融着により接着した筒状物。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、溶融炉から紡出されるガラス繊維の巻きとりに使用する筒状物に関 する。
【0002】
【従来の技術】
ガラス繊維製造に際して、溶融ガラスをフィラメントとして引き出して、これ らのフィラメントに水系のサイジング剤を塗布してストランドに集束し、巻き取 り装置で巻きとるが、通常、紙製の筒状物の上に巻きとる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、筒状物が紙製であるがために下記の問題点を有する。 1)ガラス繊維紡糸時に施す水系のサイジング剤が紙の中に染み込んで、紙の 中の接着剤やその他の含有物を溶出せしめ、巻きとられたガラス繊維を汚染する 。 2)紡糸中に紙製筒状物の一部が剥離し、ガラス繊維を損傷せしめたり、筒状 物が破裂する等が発生し、繰り返し使用回数に限界があるためコストを引き上げ る。 3)紙の表面が平滑であるため、巻きとられたガラス繊維ストランドが、紡糸 中または紡糸後、紙の表面で滑り、その結果ガラスフィラメントを損傷せしめ、 ガラス繊維製品に毛羽を発生せしめ、品位低下をきたす。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、従来の上記欠点を解消するために提案されたものである。上記問題 点を解決するための本考案の構成は次の通りとする。 すなわち、筒状物の材質は、接着剤を使用していないポリエステル系および/ またはアラミド系の不織布とする。接着剤を使用していないため、不純物の溶出 がないのでガラス繊維を汚染することがない。これらの不織布の表面はガラス繊 維の、筒状物上での滑りを防止するためにはエンボス加工が施されていることが 効果的である。 上記シート状の不織布の両端を熱融着により接着して筒状物を成形する。必要 に応じて、筒状物に巻かれたガラス繊維全体の滑りを防止するために、短冊状物 を筒状物表面に熱融着により接着しても良い。
【0005】
【実施例】
以下に本考案を図面に示す実施例にもとづいて説明する。 第1図において、ポリエステル製不織布1が熱融着によって、接着部2が形成 され、筒状に成形されている(筒状物1)。第2図において、表面にエンボス加 工を施したポリエステル製不織布3が熱融着によって接着部2が形成され、筒状 に成形されている(筒状物2)。第3図は筒状物の表面に同材質の短冊状片4が その両端を熱融着によりポリエステル不織布2に接着される(筒状物3)。 本考案による筒状物1〜3をガラス繊維巻きとりに使用したところ、従来の紙 製筒状物使用時に発生した汚染は発生しなかった。また、本考案の筒状物は水洗 により洗浄することが出来るので、繰り返し使用が可能である。現実には、熱融 着による接着部分が剥がれない場合は半永久的に使用することが出来た。また、 本考案による筒状物2,3の表面はエンボス加工を施しているためガラス繊維の 巻きとり中や巻きとり後のガラス繊維の滑りが発生せず、製品の毛羽(ガラスフ ィラメントの切断)発生が減少した。 ガラス繊維の処理剤が比較的滑りやすい場合には、本考案による筒状物2また は3を使用した。この場合は、紙製の筒状物を使用した場合に発生した製品の毛 羽は全く発生せず、良好な製品外観がえられた。
【0006】
【考案の効果】
実施例が示しているように、本考案によれば、ガラス繊維の汚染:損傷がなく 、かつ又経済的に有利である事は明白である。
【0007】
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の実施例を示すものであ
り、その構造を示す斜視図である。第1図は本考案によ
る請求項1の構造であり、第2図は請求項2の構造であ
り、第3図は請求項3の構造である。符号の説明、1不
織布,2不織布の熱融着による接着部,3エンボス加工
を施した不織布,4短冊状片。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年6月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アラミド系および/またはポリエステル
    系の不織布の両端を、熱融着により接着した筒状物。
  2. 【請求項2】 表面にエンボス加工が施されたアラミド
    系および/またはポリエステルの不織布の両端を、熱融
    着により接着した筒状物。
  3. 【請求項3】 上記表面に、同材質の短冊状のその両端
    を熱融着により接着した筒状物。
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