JPS63282312A - 熱融着性複合繊維の製造方法 - Google Patents
熱融着性複合繊維の製造方法Info
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- JPS63282312A JPS63282312A JP11328387A JP11328387A JPS63282312A JP S63282312 A JPS63282312 A JP S63282312A JP 11328387 A JP11328387 A JP 11328387A JP 11328387 A JP11328387 A JP 11328387A JP S63282312 A JPS63282312 A JP S63282312A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、接着性に優れ、かつ接着熱処理時の繊維集合
体の収縮が小さい芯鞘型熱融着性複合繊維の製造法に関
するものである。
体の収縮が小さい芯鞘型熱融着性複合繊維の製造法に関
するものである。
〈従来の技術〉
従来、おむつ、化粧パフ、衝打用、マスク等のフェーシ
ング材として用いられている不織布の接着剤としては、
アクリル酸エステル系樹脂、ホルマリン系樹脂などが用
いられてきたが、強度向上の要求に応じて接着剤量を増
やすと風合いが損なわれると同時に公害、省エネ等の点
においても好ましくない。
ング材として用いられている不織布の接着剤としては、
アクリル酸エステル系樹脂、ホルマリン系樹脂などが用
いられてきたが、強度向上の要求に応じて接着剤量を増
やすと風合いが損なわれると同時に公害、省エネ等の点
においても好ましくない。
最近、上記のような欠点を解決するための方式として熱
融着性繊維(以下、バインダー繊維と記す場合もある)
を用いて不織布構成繊維を固定する方式が脚光を浴びて
いる。
融着性繊維(以下、バインダー繊維と記す場合もある)
を用いて不織布構成繊維を固定する方式が脚光を浴びて
いる。
このようなバインダー繊維としては、芯成分がポリプロ
ピレンで、鞘成分がポリエチレンである偏心芯鞘型複合
紡糸繊維が市販されているほか、種々のものが操業され
ている。例えば、特開昭57−66117号公報ではテ
レフタル酸、イソフタル酸およびエチレングリコールか
、らなるポリエステル系ホットメルト型バインダー繊維
が、特開昭57−21513号公報ではテレフタル酸、
イソフタル酸、脂肪族ジカルボン酸および1.4−ブタ
ンジオールからなるポリエステル系バインダー繊維が、
また、特開昭58−41912号公報では芯部分にポリ
エチレンテレフタレートを、鞘部分にテレフタル酸、イ
ソフタル酸およびエチレングリコールを主成分とする共
重合ポリエステルを各々用いた芯鞘型複合繊維が提案さ
れている。
ピレンで、鞘成分がポリエチレンである偏心芯鞘型複合
紡糸繊維が市販されているほか、種々のものが操業され
ている。例えば、特開昭57−66117号公報ではテ
レフタル酸、イソフタル酸およびエチレングリコールか
、らなるポリエステル系ホットメルト型バインダー繊維
が、特開昭57−21513号公報ではテレフタル酸、
イソフタル酸、脂肪族ジカルボン酸および1.4−ブタ
ンジオールからなるポリエステル系バインダー繊維が、
また、特開昭58−41912号公報では芯部分にポリ
エチレンテレフタレートを、鞘部分にテレフタル酸、イ
ソフタル酸およびエチレングリコールを主成分とする共
重合ポリエステルを各々用いた芯鞘型複合繊維が提案さ
れている。
〈発明が解決しようとする問題点〉
上述のバインダー繊維は無公害で、省エネであり、繊維
製品製造の工程の合理化の点でメリットを有している。
製品製造の工程の合理化の点でメリットを有している。
しかしながら、これらのバインダー繊維を不織布の製造
の際に供した場合には、例えば加熱接着を行う際に過度
の収縮が起って得られる不織布の密度や厚さが不均一に
なること、繊維間の結合力が不十分なため得られた不織
布の引張強度が不十分であること、あるいは取扱い性が
十分でないこと等の問題が生ずる。
の際に供した場合には、例えば加熱接着を行う際に過度
の収縮が起って得られる不織布の密度や厚さが不均一に
なること、繊維間の結合力が不十分なため得られた不織
布の引張強度が不十分であること、あるいは取扱い性が
十分でないこと等の問題が生ずる。
具体的にいうと、市販されているポリプロピレン(芯成
分)/ポリエステル(鞘成分)の偏心芯鞘型複合繊維は
不織布を構成する主体繊維がポリオレフィン系であれば
、大きな接着効果を示すが、ポリエステル、ナイロン等
を主体繊維とする不織布にあっては、接着効果は非常に
小さく、この点がこのバインダー繊維の大きな欠点であ
る。また、加熱接着を行う際に過度の収縮が生じ、上記
した如く、不織布の厚みが不均一になり易い。 この過
度の収縮は、当然ながら、バインダー繊維の著しい収縮
に起因するものである。
分)/ポリエステル(鞘成分)の偏心芯鞘型複合繊維は
不織布を構成する主体繊維がポリオレフィン系であれば
、大きな接着効果を示すが、ポリエステル、ナイロン等
を主体繊維とする不織布にあっては、接着効果は非常に
小さく、この点がこのバインダー繊維の大きな欠点であ
る。また、加熱接着を行う際に過度の収縮が生じ、上記
した如く、不織布の厚みが不均一になり易い。 この過
度の収縮は、当然ながら、バインダー繊維の著しい収縮
に起因するものである。
また、特開昭57−66117号公報で提案されている
、テレフタル酸、イソフタル酸およびエチレングリコー
ルからなるポリエステル系ホットメルト型バインダー繊
維は、非品性で、ガラス転移点が60〜70℃と高いた
め、非常にもろくて取扱い性が悪いという欠点が見られ
る。
、テレフタル酸、イソフタル酸およびエチレングリコー
ルからなるポリエステル系ホットメルト型バインダー繊
維は、非品性で、ガラス転移点が60〜70℃と高いた
め、非常にもろくて取扱い性が悪いという欠点が見られ
る。
また、特開昭57−21513号公報で提案されている
、テレフタル酸、イソフタル酸、脂肪族ジカルボン酸、
エチレングリコールおよび1.チーブタンジオールから
なるバインダー繊維は、粘着性が大きく、かつ加熱接着
を行う際に過度の収縮が生じ、好ましいものではない。
、テレフタル酸、イソフタル酸、脂肪族ジカルボン酸、
エチレングリコールおよび1.チーブタンジオールから
なるバインダー繊維は、粘着性が大きく、かつ加熱接着
を行う際に過度の収縮が生じ、好ましいものではない。
さらに、特開昭58−41912号公報で提案の芯鞘型
複合繊維も加熱接着時の収縮が大きく、不織布またはそ
のバインダー繊維として用いた場合得られる不織布の厚
さに斑が生じ、問題である。
複合繊維も加熱接着時の収縮が大きく、不織布またはそ
のバインダー繊維として用いた場合得られる不織布の厚
さに斑が生じ、問題である。
以上の如く、従来から知られているバインダー繊維は、
加熱接着を行う際に過度の収縮が起って得られる不織布
の密度や厚さが不均一になったり、繊維間の結合力が不
十分なために得られる不織布の引張り強さが不十分であ
った。 また得られる不織布がドレープ性、柔らかさ等
の特性を欠いているという問題もあった。
加熱接着を行う際に過度の収縮が起って得られる不織布
の密度や厚さが不均一になったり、繊維間の結合力が不
十分なために得られる不織布の引張り強さが不十分であ
った。 また得られる不織布がドレープ性、柔らかさ等
の特性を欠いているという問題もあった。
本発明の主目的は、ポリエステル、ナイロン、ポリオレ
フィン等の繊維に対し優れた接着効果を示し、かつ不織
布等の繊維集合体にバインダー繊維として混合使用した
際、加熱接着時に過度の収縮を起こさず、密度や厚みの
均一な不織布を提供することのできる優れた熱融着性複
合繊維を製造する方法を提供することにある。
フィン等の繊維に対し優れた接着効果を示し、かつ不織
布等の繊維集合体にバインダー繊維として混合使用した
際、加熱接着時に過度の収縮を起こさず、密度や厚みの
均一な不織布を提供することのできる優れた熱融着性複
合繊維を製造する方法を提供することにある。
く問題点を解決するための手段〉
本発明は、鞘成分がポリエチレンであり、芯成分がポリ
エステルである芯鞘型複合繊維のトウを溶融紡糸法によ
り製造し、得られたトウを60℃以上に設定された湿熱
浴で延伸し、次いで捲縮を付与した後、トウの表面温度
が75℃以上となるよう熱処理を行うことを特徴とする
熱融着性複合繊維の製造方法である。かかる方法により
得られ多熱融着性芯鞘型複合繊維は140℃の雰囲気中
、15分間乾熱処理した後の収縮率が15%以下となり
、本発明の上記目的を達成する。
エステルである芯鞘型複合繊維のトウを溶融紡糸法によ
り製造し、得られたトウを60℃以上に設定された湿熱
浴で延伸し、次いで捲縮を付与した後、トウの表面温度
が75℃以上となるよう熱処理を行うことを特徴とする
熱融着性複合繊維の製造方法である。かかる方法により
得られ多熱融着性芯鞘型複合繊維は140℃の雰囲気中
、15分間乾熱処理した後の収縮率が15%以下となり
、本発明の上記目的を達成する。
本発明の製造方法において芯鞘型複合繊維は、常法の溶
融紡糸法によって製造される。引き取り速度は通常採用
されている速度(600〜1500m/分)が適当であ
るが、例えば3000畠/分以上の高速であってもよい
。
融紡糸法によって製造される。引き取り速度は通常採用
されている速度(600〜1500m/分)が適当であ
るが、例えば3000畠/分以上の高速であってもよい
。
本発明の製造方法において鞘成分のポリエチレンとして
は融点が105〜135℃で、JISK 7210で
規定されるメルトインデックスが5〜50、好ましくは
15〜30で、かつ高密度のものが望ましい。
は融点が105〜135℃で、JISK 7210で
規定されるメルトインデックスが5〜50、好ましくは
15〜30で、かつ高密度のものが望ましい。
また、芯成分のポリエステルとしては、テレフタル酸と
炭素数2〜4の脂肪族ジオールとからなる芳香族ポリエ
ステルおよびこれらに20モル%以下の第3成分を共重
合したものが望ましい。共重合成分としては、例えばイ
ソフタル酸、ナフタリンジカルボン酸などの芳香族ジカ
ルボン酸、p−オキシ安息香酸、p−β−オキシエトキ
シ安息香酸などのオキシカルボン酸、シクロヘキサンジ
オール、などの脂肪族ジオール、ポリエチレングリコー
ル、ポリブチレングリコール、メトキシポリエチレング
リコールなどが好ましい。このポリエステルの極限粘度
(フェノール/テトラクロロエタンの等量混合溶媒中、
30℃で測定したときの極限粘度) Ir0.4〜0.
8d12/gの範囲にあるのが望ましい。
炭素数2〜4の脂肪族ジオールとからなる芳香族ポリエ
ステルおよびこれらに20モル%以下の第3成分を共重
合したものが望ましい。共重合成分としては、例えばイ
ソフタル酸、ナフタリンジカルボン酸などの芳香族ジカ
ルボン酸、p−オキシ安息香酸、p−β−オキシエトキ
シ安息香酸などのオキシカルボン酸、シクロヘキサンジ
オール、などの脂肪族ジオール、ポリエチレングリコー
ル、ポリブチレングリコール、メトキシポリエチレング
リコールなどが好ましい。このポリエステルの極限粘度
(フェノール/テトラクロロエタンの等量混合溶媒中、
30℃で測定したときの極限粘度) Ir0.4〜0.
8d12/gの範囲にあるのが望ましい。
本発明の複合繊維の芯部と鞘部の配合構成は芯部:鞘部
の重塁比率で20:80〜80:20、好ましくは、4
0:60〜60:40であることが望ましい。芯成分の
偏心度はできるだけ小さい方が望まし゛い。
の重塁比率で20:80〜80:20、好ましくは、4
0:60〜60:40であることが望ましい。芯成分の
偏心度はできるだけ小さい方が望まし゛い。
溶融紡糸法によって得られた芯鞘型複合繊維は集束して
トウとし、延伸工程に供される。延伸するに際しては、
湿熱浴、とりわけ、温水浴で行うのが必要である。乾熱
処理は芯鞘型複合繊維同志の融着がおこりやすく、問題
である。湿熱浴の温度は60℃以上、好ましくは80℃
以上が好ましい。60℃未満の温度で延伸すると、繊維
が無理に引き伸されることになり、繊維中に大きな歪を
残すことになり、不織布にし、熱をかけた場合に収縮斑
を生ずるなどの問題を引き起す。延伸比としては1.5
〜5倍の範囲にあるのが好ましい。
トウとし、延伸工程に供される。延伸するに際しては、
湿熱浴、とりわけ、温水浴で行うのが必要である。乾熱
処理は芯鞘型複合繊維同志の融着がおこりやすく、問題
である。湿熱浴の温度は60℃以上、好ましくは80℃
以上が好ましい。60℃未満の温度で延伸すると、繊維
が無理に引き伸されることになり、繊維中に大きな歪を
残すことになり、不織布にし、熱をかけた場合に収縮斑
を生ずるなどの問題を引き起す。延伸比としては1.5
〜5倍の範囲にあるのが好ましい。
延伸は1回で(1段延伸)で十分であるが、数回にわけ
て行って(多段延伸)でもよい。
て行って(多段延伸)でもよい。
このようにして得られる延伸されたトウは、捲縮工程に
供され、次いで熱処理工程に供される。
供され、次いで熱処理工程に供される。
捲縮の付与は、押込型捲縮機で行うのが好ましい。
所望の捲縮数(例えば12〜20個/インチ)の捲縮が
付与されたトウは、捲縮付与直後、熱処理装置でトウの
表面温度が75℃以上の温度で処理されることが必要で
ある。この熱処理温度は鞘成分であるポリエチレンが融
着しない限りより高い方が得られる繊維の熱収縮率の点
から好ましいが、その上限はせいぜい110℃である。
付与されたトウは、捲縮付与直後、熱処理装置でトウの
表面温度が75℃以上の温度で処理されることが必要で
ある。この熱処理温度は鞘成分であるポリエチレンが融
着しない限りより高い方が得られる繊維の熱収縮率の点
から好ましいが、その上限はせいぜい110℃である。
これらのことおよび繊維製造の生産性を考慮すると、熱
処理温度としては85℃〜105℃さらに好ましくは9
0〜100℃が望ましい。使用する熱処理装置セしては
、熱風循環式乾燥器または高圧水蒸気を用いたスチーム
セッターが好ましく、特に後者が好ましい。
処理温度としては85℃〜105℃さらに好ましくは9
0〜100℃が望ましい。使用する熱処理装置セしては
、熱風循環式乾燥器または高圧水蒸気を用いたスチーム
セッターが好ましく、特に後者が好ましい。
このようにして熱融着性複合繊維が得られるが、該繊維
は後で定義する乾熱収縮率が15%以下となり、そのた
め、不織布のバインダー繊維として使用した場合、不織
布を加熱接着時に過度の収縮を起こさず、密度や厚みの
均一な不織布を与える。
は後で定義する乾熱収縮率が15%以下となり、そのた
め、不織布のバインダー繊維として使用した場合、不織
布を加熱接着時に過度の収縮を起こさず、密度や厚みの
均一な不織布を与える。
なお、本発明において乾熱収縮率(%)は、50a+g
/dの荷重を加えたときの糸長(eo)と、140℃の
雰囲気中で15分間、乾熱処理した後に50a+g/d
の荷重を加えたときの糸(ff)を測定し、(Q−Q
) /Q o x l 00 カラ算出サレるものであ
る。
/dの荷重を加えたときの糸長(eo)と、140℃の
雰囲気中で15分間、乾熱処理した後に50a+g/d
の荷重を加えたときの糸(ff)を測定し、(Q−Q
) /Q o x l 00 カラ算出サレるものであ
る。
本発明の製造方法によって得られる熱融着性複合繊維は
、不織布または詰綿のバインダー繊維として最適である
。その際の一般物性としては、繊度が1−10デニール
(d)、繊維長が20〜100鵬園、捲縮数が5〜20
個/インチのものが好ましい。
、不織布または詰綿のバインダー繊維として最適である
。その際の一般物性としては、繊度が1−10デニール
(d)、繊維長が20〜100鵬園、捲縮数が5〜20
個/インチのものが好ましい。
1.また、その際のバインダー繊維と、しての混合量は
とくに限定されるものではないが、5〜50重量%であ
るが、得られる製品の収縮バランス、風合等の点より1
0〜25重量%の範囲にあるのが望ましい。
とくに限定されるものではないが、5〜50重量%であ
るが、得られる製品の収縮バランス、風合等の点より1
0〜25重量%の範囲にあるのが望ましい。
〈実施例〉
次に本発明を実施例により説明するが、本発明はこれら
によって何ら限定されるものではない。
によって何ら限定されるものではない。
実施例1〜3および比較例1〜4
芯成分として極限粘度(フェノール/テトラクロロエタ
ン等量混合溶媒中、30℃で測定した粘度)0.62d
Q/gのポリエチレンテレフタレートを285℃で加熱
供給し、鞘成分としてメルトインデックス25のポリエ
チレンを280℃で加熱供給した後、285℃に設定さ
れた紡糸頭に組込まれた、芯鞘型複合紡糸ノズル(ノズ
ル個数=1300)で溶融紡糸し、単糸デニールが6デ
ニールの未延伸糸を得た。 紡糸速度はioo。
ン等量混合溶媒中、30℃で測定した粘度)0.62d
Q/gのポリエチレンテレフタレートを285℃で加熱
供給し、鞘成分としてメルトインデックス25のポリエ
チレンを280℃で加熱供給した後、285℃に設定さ
れた紡糸頭に組込まれた、芯鞘型複合紡糸ノズル(ノズ
ル個数=1300)で溶融紡糸し、単糸デニールが6デ
ニールの未延伸糸を得た。 紡糸速度はioo。
17分であり、紡糸性は良好であった。得られた未延伸
糸におけるポリエチレンテレフタレート:ポリエチレン
の重量比率は50 : 50であった。
糸におけるポリエチレンテレフタレート:ポリエチレン
の重量比率は50 : 50であった。
得られた未延伸糸を引き揃えてトウとなし、温熱浴中で
3倍の延伸率にて1段延伸した。次いで捲縮数12〜1
3個/インチの機械捲縮を付与し、スチームセッターで
熱処理した後、繊維長51−醜の長さに切断した。なお
、湿熱浴は温水浴とし、該浴の温度および捲縮付与後の
熱処理時のトウの表面温度は第1表に示すとうりである
。
3倍の延伸率にて1段延伸した。次いで捲縮数12〜1
3個/インチの機械捲縮を付与し、スチームセッターで
熱処理した後、繊維長51−醜の長さに切断した。なお
、湿熱浴は温水浴とし、該浴の温度および捲縮付与後の
熱処理時のトウの表面温度は第1表に示すとうりである
。
このようにして得られた繊維を140℃の雰囲気中で1
5分間放置した後、乾燥収縮率を測定した。その結果を
第1表に示す。
5分間放置した後、乾燥収縮率を測定した。その結果を
第1表に示す。
上、記繊維と別に準備したナイロン繊維(2,5デニー
ル、51mmの繊維長)とを重量比で25ニア5の割合
で混綿した後、目付50g/鵬8のウェッブを作り、1
40℃で数秒間熱処理し、不織布をつくった。得られた
不織布について収縮斑の有無を観察した。その結果を第
1表に示す。
ル、51mmの繊維長)とを重量比で25ニア5の割合
で混綿した後、目付50g/鵬8のウェッブを作り、1
40℃で数秒間熱処理し、不織布をつくった。得られた
不織布について収縮斑の有無を観察した。その結果を第
1表に示す。
これより比較例1〜3では、スチームセッターでのトウ
の表面温度が本発明で規定する範囲から外れているおり
、トウに十分な熱量が与えられないため、繊維中の歪が
完全に緩和されず高い乾熱収縮率をもち、その結果、不
織布に収縮斑が起ったと考えられる。 また比較例4で
は、延伸温水浴の温度が本発明で規定する範囲から外れ
ており、無理をして引き伸したために大きな歪が繊維中
に残っている結果、収縮率が高くなったと考えられる。
の表面温度が本発明で規定する範囲から外れているおり
、トウに十分な熱量が与えられないため、繊維中の歪が
完全に緩和されず高い乾熱収縮率をもち、その結果、不
織布に収縮斑が起ったと考えられる。 また比較例4で
は、延伸温水浴の温度が本発明で規定する範囲から外れ
ており、無理をして引き伸したために大きな歪が繊維中
に残っている結果、収縮率が高くなったと考えられる。
〈発明の結果〉
本発明の製造方法により得られた熱融着性複合繊維を不
織布あるいは詰綿用にバインダーとして用いた結果、優
れた接着効果を示し、かつ収縮斑もなく均一な厚みを有
した、また良好な風合を有した製品を得ることができた
。
織布あるいは詰綿用にバインダーとして用いた結果、優
れた接着効果を示し、かつ収縮斑もなく均一な厚みを有
した、また良好な風合を有した製品を得ることができた
。
特許出願人 株式会社 り ラ し
代−理人弁理士本多 堅
昭和62年 7月 7日
Claims (1)
- 1)鞘成分がポリエチレンであり、芯成分がポリエステ
ルである芯鞘型複合繊維のトウを溶融紡糸法により製造
し、得られたトウを60℃以上に設定された湿熱浴で延
伸し、次いで捲縮を付与した後、トウの表面温度が75
℃以上となるよう熱処理を行うことを特徴とする熱融着
性複合繊維の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62113283A JP2534256B2 (ja) | 1987-05-08 | 1987-05-08 | 熱融着性複合繊維の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62113283A JP2534256B2 (ja) | 1987-05-08 | 1987-05-08 | 熱融着性複合繊維の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63282312A true JPS63282312A (ja) | 1988-11-18 |
JP2534256B2 JP2534256B2 (ja) | 1996-09-11 |
Family
ID=14608251
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62113283A Expired - Fee Related JP2534256B2 (ja) | 1987-05-08 | 1987-05-08 | 熱融着性複合繊維の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2534256B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01246417A (ja) * | 1988-03-22 | 1989-10-02 | Chisso Corp | 複合繊維を用いたフィルターエレメント |
JPH02138143U (ja) * | 1989-04-18 | 1990-11-19 | ||
WO2008133348A1 (en) * | 2007-04-25 | 2008-11-06 | Es Fibervisions Co., Ltd. | Thermal bonding conjugate fiber with excellent bulkiness and softness, and fiber formed article using the same |
JP2020147878A (ja) * | 2019-03-15 | 2020-09-17 | ダイワボウホールディングス株式会社 | 芯鞘型複合繊維、その製造方法、およびそれを含む繊維集合物 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57176217A (en) * | 1981-01-29 | 1982-10-29 | Akzo Nv | Two-component type fiber, nonwoven fabric comprising same and production thereof |
-
1987
- 1987-05-08 JP JP62113283A patent/JP2534256B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57176217A (en) * | 1981-01-29 | 1982-10-29 | Akzo Nv | Two-component type fiber, nonwoven fabric comprising same and production thereof |
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JPH02138143U (ja) * | 1989-04-18 | 1990-11-19 | ||
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JP2008274448A (ja) * | 2007-04-25 | 2008-11-13 | Es Fibervisions Co Ltd | 嵩高性、柔軟性に優れた熱接着性複合繊維及びこれを用いた繊維成形品 |
US8075994B2 (en) | 2007-04-25 | 2011-12-13 | Es Fibervisions Co., Ltd. | Thermal bonding conjugate fiber with excellent bulkiness and softness, and fiber formed article using the same |
JP2020147878A (ja) * | 2019-03-15 | 2020-09-17 | ダイワボウホールディングス株式会社 | 芯鞘型複合繊維、その製造方法、およびそれを含む繊維集合物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2534256B2 (ja) | 1996-09-11 |
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