JP3031861U - 改良型ウエストバック - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は従来型ウエストバックが身体の胴部
に密着しすぎ，内容物の確認，出し入れを困難にしてい
る点を解決する。 【解決手段】本考案はバック本体１とバンド２をいった
ん切り離し，新たに移動ケーブル３によってバック１の
上部とバンド２を金具４によって繋ぎ，バック１とバン
ド２の着離を自在にすると共に，バック１が垂れ下がる
のを防ぐ為バンド２から吊り下げた吊具６でバック１の
下部を繋ぎ，一定の高さにバック１を固定する様にす
る。同時にバック１の開閉口を内側に向ける。こおする
事によってバック１の上部は身体から一定距離離す事が
出来，しかも開閉口が内側に向く為楽な視野で物の出し
入れ，確認が出来る様になる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は吊り具とケーブルによりバック本体を身体に密着させたり離したりで きると共にバックの開閉口を内側に向けたウエストバックに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来型はバック本体バンド一体型とバンド無しの本体をズボンバンドに吊下げ る型があり，何れもバックの開閉口は外側向きに着いている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来型はどちらの型もバック開閉口が外向きに着いており，亦身体胴部に密着 して固定される為バック内部を覗き込むのが困難である。亦各種ポケットも着い ているが装着時はバックが変形している為利用が困難なことが多い。特に肥満体 の者にとっては一層である。この使いにくさを解決する為の考案である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案では専用バンドとバック本体をいったん切り離し，新たに移動ケーブル によってバック上部を専用バンドと繋ぎ，身体との着離を自在にすると共にバッ クが垂れ下がるのを防ぐ為専用バンドから吊下げた吊具でバック下部を繋ぎ一定 の高さにバック本体を固定するようにした。従ってバック本体は吊具下端とバッ ク下端の接点を中心として傾きながら身体から離れる。この上開閉口を内向きに する為バック内部を覗き込むことは容易になる。亦バック変形状態が解消される 為全てのポケットの利用も容易になる。

【０００５】

【考案実施の形態】

バック装着時はケーブルを引き，ケーブル先端を止め金に固定する為バック本 体は身体に密着しているが，物の出し入れ時にはケーブルを止め金から外す為バ ック本体は下端を中心として外側に身体から離れケーブル端部で固定される。こ の時点で開閉蓋を開け物の出し入れを行なう。

【０００６】

【実施例】

以下，添付図面に従って一実施例を説明する。

【図１】において１はバック本 体であるが材質，形状は様々である。２はウエストバック専用バンドであるがこ こにケーブルをスライドさせる為の金具４をバックの両端に一致するよう２個取 り付ける。３はバックの着離用ケーブルであるが両端をバックの両端と繋ぎバン ドの金具を通しスライドできるようにし，その端部に５の引っ掛け金具を着ける 。この相手として専用バンドに７の止め金を着ける。

【０００７】 ６はバンドから本体を吊，高さを固定する吊具であるがこの幅，材質は様々で ある。

【図１】ではバックの幅と同幅とし吊具と本体を蛇腹で繋ぎ袋状にしてい る。この状態で２のケーブル端をいっぱいに引くと１のバック本体はバンドに密 着し，ケーブル端の５を７に取り付けるとバックは固定される。これが装着時の 状態であるがこの状態のまま５を７から外せば３はスライドし本体は傾いて身体 から離れる。そのまま内向きの開閉蓋を開け物の出し入れを行なえばよい。

【０００８】 本考案の一実施例は上述の如き構成からなるものであるがこの基本構造は吊具 下端を中心にしてバック本体が円運動で傾き身体から離れ移動ケーブルがその着 離をコントロールすることである。

【０００９】

【考案の効果】

上述の様に従来身体に密着固定されていたバック本体を身体から離す事によっ て内部を覗く視線の角度をより楽にすることが出来る上，開閉口が内側に向く為 蓋の内側にもポケット等細かい機能を取り付けることが出来るばかりか，バック 内部もはっきり見える為本体内部をも細かく分類することが出来る様になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の改良型ウエストバックのイラストであ
る。

【図２】図１上部から見た平面図詳細である。

【図３】図１のＡ方向から見た側面図である。

【図４】図１のＢ方向から見た側面図であるが（Ａ）は
ケーブルを緩めて本体蓋を開けた時，（Ｂ）はケーブル
を引いて固定した図である。

【符号の説明】

１ バック本体 ２ 専用バンド ３ スライドケーブル ４ ケーブルスライド用金具 ５ 引っ掛け金具 ６ 吊具 ７ 止め金

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】ウエストバック本体をいったんウエストバ
   ック専用バンドから切り離し，あらためて本体上部と下
   部をそれぞれケーブル（引き紐）と吊り具で繋ぎ，バッ
   ク本体上部とバンドが自在に着離する様にすると共に，
   バックの開閉口（蓋）を内側に向けることによって，物
   の出し入れ時バック内部をより見やすくする事を特徴と
   したウエストバックである。