JPS6010415Y2 - カメラ用ストラツプ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は装着者が一度に数台のカメラ等を吊り下げるこ
とのできるカメラ用ストラップに関する。

従来、上記のようなカメラ用ストラップとして米国特許
第４．０９１．９７４号公報に開示されたマルチユース
カメラハーネスがある。

これは装着者の後方頚部から両肩にかけて装着されるカ
ラーストラップと；該カラーストラップに設けられた複
数のスロットに通され、装着者の前面から両脇下をくぐ
り背中で両端を接続される弾性バンドと；前記カラース
トラップの前面側と背面側とに左右一対づつ設けられ、
カメラ又はカメラ用品を取り付けることができる取付部
材とから構成されている。

このカメラハーネスではカメラ等を不均衡に吊り下げた
場合、例えば前面左側の取付部材にのみにカメラを吊り
下げると該取付部が装着者の左脇下の方へ移動し、カメ
ラがずり下がるという欠点があった。

本考案の目的は一度に複数台のカメラまたはカメラ用品
を吊り下げることができ、カメラ等を不均衡に吊り下げ
た場合もずり下がることのないカメラ用ストラップを提
供することにある。

本考案の実施例を図面に即して説明する。

第１図において第１実施例のカメラ用ストラップはカラ
ーストラップ部１と一対のループストラップ部２，２′
とを有している。

カラーストラップ部１は装着者３０の後方頚部から両肩
を経て、前面に垂れるように配置される。

左右一対のループストラップ部２，２′は、その両端に
スナップフック２ａｔ ２ｂｔ ２ａ’ｔ ２ｂ
′を有している。

また装着者の前面に垂れたカラーストラップ両端部には
取付リング１ａ、１ａ′が設けられており、一方のスナ
ップフック２ａ、２ａ′は、この取付リングｌａ、ｌａ
’に取りはずし可能に取り付けられている。

背面両肩付近のカラーストラップ部１には取付リング１
ｂ、１ｂ’が設けられており、ループストラップ部２，
２′は装着者の脇下をくぐり他端に設けられたスナップ
フック２ｂ、２ｂ’はこの取付リングｌｂ、ｌｂ’に取
りはずし可能に取り付けられている。

ループストラップ部２，２′はカラーストラップ部１を
装着者身体に保持する機能を持っている。

カメラ４０はその側壁上端に吊り環４０ａ、４０ｂを有
している。

一方の吊り環４０ａにはストラップ３が取り付けられて
おり、このストラップ３の先端に設けられたスナップフ
ック３ａは、取付リング１ａに取りはずし可能に接続さ
れる。

他方の吊り環４０ｂはストラップ３より短いストラップ
４が取り付けられており、このストラップ４の先端に設
けられたスナップフック４ａは、ループストラップ２に
通されたりング５に取りはずし可能に接続される。

こうしてカメラ４０は装着者の左脇下に吊り下げられる
。

カメラ４０′も同様に吊り環４ ｏａ／、 ４０ｂ’
、ストラップ３’、４’スナツプフツク３”ｔ ３ｂ
’を介して取付リング１ａ１リング５′に接続され、右
脇下に吊り下げられる。

本実施例のカメラ用ストラップは、カメラ等を左右不均
衡に吊り下げても重量の大きい方へずり下がるというこ
とはない。

これは重量の小さい方のカメラ等を吊り下げたループス
トラップの移動が装着者の脇下で阻止されることによる
。

例えば第１図においてカメラ４０のみを吊り下げたとし
てもループストラップ２′によってカメラ４０がずり下
がることが防止される。

本実施例のカメラ用ストラップは、上着に袖を通す要領
で両腕をループストラップ部２．２′が形成するループ
に通せば装着できる。

また装着者が例えば一方のループストラップ部２を取付
リング１ａから取りはずした状態で腕を通し、その後か
らループストラップ部２と取付リング１ａを取り付けて
装着しても良い。

いずれにしても装着が容易にできる。

本実施例では装着者が脇下のカメラ４０，４０′のどち
らかを撮影のために顔前に持ってくると、背面側のスト
ラップ４，４′に設けられた取付リング５，５′はルー
プストラップ部２，２′に沿って、前面側の取付リング
ｌａ、ｌａ’の方へ移動する。

従ってストラップ４，４′はそれらがカラーストラップ
部またはループストラップ部に直接取付けられた場合と
比べて短かくて済み、カメラを腰より上で吊り下げるこ
とができるので携行性に優れている。

第２図に示した第２実施例は、ループストラップ部を取
付リングを介さず、カラーストラップ部と一体に設けた
ものである。

装着者３０の前面に垂れたカラーストラップ部１に設け
られた取付リング１ａ、１ａ′と、ループストラップ部
２，２′に通されたりング５，５′とにはそれぞれカメ
ラ６０．７０がストラップ６．６’、７．７’、スナッ
プフック６ａ、６ａ′、７ａ、７ａ′を介して接続され
て、装着者３０の胸部と腹部付近に吊り下げられている
。

この状態で撮影のために一方のカメラを顔前に持ってき
ても、両カメラを吊り下げているストラップは独立して
いるため他方のカメラに干渉して共に持ち上げるという
ことはない。

第３図に示した第３実施例はカラーストラップ部と一体
のストラップ８，８′を設けたものである。

カメラ４０．４０’を脇下に吊り下げるためには、スト
ラップ８，８′と取付リング５，５′にスナップフック
４ａｗ４３’を介して接続されたストラップ４，４′と
を吊り環４０ａｔ ４０ａ’ｔ ４０ｂ、４０ｂ’
にそれぞれ接続する。

また本実施例は、カメラ４０′とループストラップ部２
，２′とをカラーストラップ部１から取りはずし、カメ
ラ４０の吊り環４０ｂからストラップ４を取り外して吊
り環４０ｂをストラップ８′に接続すると、普通のカメ
ラ用ストラップとして使用することができる。

以上説明したように本考案によれば、一度に数台のカメ
ラ又はカメラ用品を吊り下げることができると共に、カ
メラ等が不均衡に吊り下げられてもずり下がることのな
いカメラ用ストラップを得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図、第３図はそれぞれ本考案による第１、
第２、第３実施例を説明する図である。 主要部分の符号の説明、カラーストラップ部・・・・・
・１、ループストラップ部・・・・・・２．２’、取付
手段・・・・・・１ａ、 ｌａ’ｔ ５９５’ｔ ８
ｔ ８’、カラーストラップ部に設けられた接続手段・
・・・・・１ｂ、１ｂ′。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ カメラ用ストラップにおいて、装着状態で装着者の
   後方頚部から両肩を経て前面に垂れるように配置される
   カラーストラップ部と； 装着者の前面に垂れる前記カラーストラップ部にそれぞ
   れ一端を接続され、前面から脇下を通り背面を経て再び
   前記カラースｉ・ラップ部にそれぞれ他端を接続される
   一対のループストラップ部と； 前記カラーストラップ部または前記一対のループストラ
   ップ部に設けられ、それぞれカメラ等を吊り下げること
   のできる取付手段とを有することを特徴とするストラッ
   プ。 ２ 実用新案登録請求の範囲第１項記載のカメラ用スト
   ラップにおいて、 前記取付手段は前記カラーストラップ部の前記ループス
   トラップ部接続部分に設けられたことを特徴とするスト
   ラップ。 ３ 実用新案登録請求の範囲第２項記載のカメラ用スト
   ラップにおいて、 前記ループストラップ部は、一端を前記取付手段を介し
   て、そして他端を前記装着者の背面に垂れる前記カラー
   ストラップ部に設けられた接続手段を介して、前記カラ
   ーストラップ部それぞれに取りはずし可能に接続される
   ことを特徴とするストラップ。 ４ 実用新案登録請求の範囲第１項記載のカメラ用スト
   ラップにおいて、 前記取付手段は前記ループストラップ部に沿って移動可
   能に設けられたことを特徴とするストラップ。 ５ 実用新案登録請求の範囲第１項記載のカメラ用スト
   ラップにおいて、 前記取付手段は、前記カラーストラップ部の前記ループ
   ストラップ部接続部分に設けられた第１取付手段と； 前記ループストラップ部に沿って移動可能に設けられた
   第２取付手段とを含むことを特徴とするストラップ。 ６ 実用新案登録請求の範囲第１項記載のカメラ用スト
   ラップにおいて、 前記ループストラップ部は一端を前記前面に垂れるカラ
   ーストラップ部と一体に設ケられ、モして他端を装着者
   の背面に垂れるカラーストラップ部に設けられた接続手
   段を介してカラーストラップ部と取りはずし可能に接続
   されることを特徴とするストラップ。 ７ 実用新案登録請求の範囲第１項記載のカメラ用スト
   ラップにおいて、 前記取付手段は前記カラーストラップ部の前記ループス
   トラップ部接続部分から一体となって下方に伸びた部分
   と、その先端に設けられカメラの吊り環と取りはずし可
   能に接続される接続部分とから成ることを特徴とするス
   トラップ。