JP3031316U - 間伐材を利用する木柵 - Google Patents

間伐材を利用する木柵

Info

Publication number
JP3031316U
JP3031316U JP1996005182U JP518296U JP3031316U JP 3031316 U JP3031316 U JP 3031316U JP 1996005182 U JP1996005182 U JP 1996005182U JP 518296 U JP518296 U JP 518296U JP 3031316 U JP3031316 U JP 3031316U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wood
members
pillar
handrail
handrail member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1996005182U
Other languages
English (en)
Inventor
忠男 日越
Original Assignee
株式会社ランドスケープ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ランドスケープ filed Critical 株式会社ランドスケープ
Priority to JP1996005182U priority Critical patent/JP3031316U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3031316U publication Critical patent/JP3031316U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fencing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】間伐材を有効に利用して低コストで自然な趣の
ある木柵の提供を目的とする。 【構成】 間伐材を所定の径に加工して木部を形成し、
この木部の両端部に夫々接続金具を取着した手摺り部材
と、同じく間伐材を所定径の柱状に形成した柱部材とか
らなり、前記柱部材を手摺り部材の長さ分だけ離間させ
て複数立設してこれらの柱部材間に手摺り部材を配設
し、この手摺り部材両端に取着した接続金具を夫々柱部
材にボルト固定して木柵を連続的に形成することにより
構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は山林の立木密度を疎にして良好な林木を育成するために、一部の林 木を伐採することにより排出されるいわゆる間伐材を、木柵として有効的に使用 することを目的とした間伐材を利用する木柵に関するものである。
【0002】
【従来技術】
従来より、公園や遊歩道などの木柵としては、比較的一定の太さのまっすぐな 丸太が自然の趣があり加工も簡単なことから好まれている。そしてこのような木 柵としては、樹皮を剥いただけの丸太を適宜切断して柱部材と手摺り部材を形成 し、ワイヤーやカスガイなどで固定したものや、柱部材に手摺り部材端部を組み 込むようにしたものなどがあった。
【0003】
【考案が解決すべき課題】
しかしながら、最近では森林資源の保護や木材の高騰などにより、ちょうど良 い寸法の丸太を低コストで多数集めるということが困難なことから、このような 木柵であっても高コストになるという課題を有している。 また、比較的コストの低い木材として間伐材が挙げられるが、間伐材は形の悪 い木や成長の遅い木を間引きしたものであることから、太さや形が不揃いなため 利用価値が低く有効的に利用されていなかった。
【0004】
【考案が解決するための手段】
本考案では、上記のような従来における問題点を解決するために、間伐材を所 定の径に加工して木部を形成し、この木部の両端部に夫々接続金具を取着して手 摺り部材にすると共に同じく間伐材を所定径の柱状に加工して柱部材を形成し、 前記柱部材を手摺り部材の長さ分だけ離間させて複数立設して、これらの柱部材 間に手摺り部材を配設しこの手摺り部材両端に取着した接続金具を夫々柱部材に ボルト固定し木柵を連続的に形成する構成により、間伐材の有効利用を図ると共 に低コストで自然な趣のある木柵を提供しようとするものであり、さらには手摺 り部材を握り易い所定の径に加工することで安全性の向上も図る。 また、前記接続金具を、筒体の一方を閉塞しこの閉塞端部の外側に接続片を突 出形成すると共にこの接続片の突出方向に二つの係止孔を連設した形状にすれば 、柱部材と手摺り部材との接続が簡便となりしかもしっかりと固定することがで きる。
【0005】
【考案の実施の形態】
次に、本考案に係る間伐材を利用する木柵の好適な実施例につき、添付図面を 参照しながら以下詳細に説明する。なお、本考案はこの実施例に限定されるもの ではなく、本考案の精神を逸脱しない範囲内において種々の設計変更をなし得る ことは勿論である。
【0006】 まず、本考案に係る間伐材を利用する木柵10は、図1に示すように間伐材を 所定の径に加工して木部12を形成し、この木部12の両端部に夫々接続金具1 4を取着した手摺り部材16と、同じく間伐材を所定径の柱状に形成した柱部材 18とからなり、前記柱部材18を手摺り部材16の長さ分だけ離間させて複数 立設し、これらの柱部材18間に手摺り部材16を配設し、この手摺り部材16 両端に取着した接続金具14を夫々柱部材18にボルト20で固定することによ り構成されている。
【0007】 また、前記柱部材18は間伐材をロータリー加工により直径10cm、長さ1 20cm程度の円柱状に形成され、一方、手摺り部材16の木部12は強度性と 握り易さを考慮して直径8cm、長さ200cm程度に形成されている。
【0008】 さらに、前記接続金具14は、図2に示すように一方を閉塞した筒体22の前 記閉塞端部24の外側に接続片26が突出形成されていると共に前記筒体22の 周面に木部12に固定するためのビス穴28が穿設され、一方、接続片26の突 出方向には柱部材18に固定するための二つの係止孔30、32が穿設されてい る。
【0009】 このように構成される間伐材を利用する木柵10は、まず、柱部材18の立設 個所に穴を掘って筒状のコンクリート成形品34を縦に埋め込み、このコンクリ ート成形品34の内空部に柱部材18を立てて前記内空部の間隙にモルタル36 を充填し柱部材18を固定する。
【0010】 次に各柱部材18間に、手摺り部材16を配設し、隣り合う手摺り部材16a ,16bの各接続金具14の係止孔30,32のいずれかを重ね合わせボルト2 0で柱部材18に固定したのち、各接続金具14の筒体22に穿設したビス穴2 8にビスを設け、木部12と接続金具14とを固定する。
【0011】 このようにすることで、柱部材18の離間距離と手摺り部材16の長さに誤差 があったとしても二つの係止孔30,32の何れかを選択的にボルト固定したり 、また、接続金具14の筒体22に対する木部12端部の嵌入の深さで長さ調整 することができる。
【0012】 また、傾斜地の施工における柱部材18と手摺り部材16との接続の際におい ても角度を自由に設定でき、角度の変化による各柱部材18間の距離の差も係止 孔30,32のいずれかを選択すると共に接続金具14への木部12端部の嵌入 の深さで調整することができる。
【0013】 なお、木部12及び柱部材18は太さが一定でなかったり多少湾曲した不揃い の間伐材であったとしても、ロータリー加工により一定の太さの断面円形に加工 することができることから、例えば、小さな子供たちが多く集まる場所などの場 合、このロータリー加工で多少細めの木部12を形成し多数段に構成すれば好適 である。
【0014】
【考案の効果】 先に述べたように、本考案に係る間伐材を利用する木柵によれば、ロータリー 加工により手摺り部材の木部及び柱部材を夫々所定の太さに形成できるので、間 伐材の形状が不揃いであったとしても有効に利用でき、低コストで自然の趣を有 する木柵を造ることができる。 また、手摺り部材を所望の太さに形成できるので、握り易い適宜の太さにする ことで安全性を向上させることができる。
【0015】 さらに、接続金具を柱部材にボルト固定するだけで手摺り部材を簡便にしっか りと取付けることができ、しかもこのボルト固定の際に係止孔を選択したり、木 部と接続金具との嵌入の深さを調整すれば、柱部材間の距離と手摺り部材の長さ の誤差を調整できるので作業能率が極めて良いなど、種々の利点を有するもので ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る間伐材を利用する木柵の好適な
実施例を示す説明図。
【図2】 図1に示す木柵の手摺り部材端部に取着した
接続金具の説明図。
【符号の説明】
10 木柵、 12 木部、 14 接続金具、 16 手摺り部材、 18 柱部材、 20 ボルト、 22 筒体、 24 閉塞端部、 26 接続片、 28 ビス穴、 30、32 係止孔、 34 コンクリート成形品、 36 モルタル、

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間伐材を所定径に加工して木部を形成
    し、この木部の両端部に夫々接続金具を取着した手摺り
    部材と、同じく間伐材を所定径の柱状に形成した柱部材
    とからなり、前記柱部材を手摺り部材の長さ分だけ離間
    させて複数立設し、これらの柱部材間に手摺り部材を配
    設し、この手摺り部材両端に取着した接続金具を夫々柱
    部材にボルト固定して木柵を連続的に形成することを特
    徴とする間伐材を利用する木柵。
  2. 【請求項2】 接続金具は、筒体の一方を閉塞しこの閉
    塞端部の外側に接続片を突出形成すると共にこの接続片
    の突出方向に二つの係止孔を連設してなる請求項1に記
    載の間伐材を利用する木柵。
JP1996005182U 1996-05-16 1996-05-16 間伐材を利用する木柵 Expired - Lifetime JP3031316U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1996005182U JP3031316U (ja) 1996-05-16 1996-05-16 間伐材を利用する木柵

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1996005182U JP3031316U (ja) 1996-05-16 1996-05-16 間伐材を利用する木柵

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3031316U true JP3031316U (ja) 1996-11-22

Family

ID=43166268

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1996005182U Expired - Lifetime JP3031316U (ja) 1996-05-16 1996-05-16 間伐材を利用する木柵

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3031316U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021046730A (ja) * 2019-09-19 2021-03-25 株式会社安藤・間 木柵および木柵支持部材

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021046730A (ja) * 2019-09-19 2021-03-25 株式会社安藤・間 木柵および木柵支持部材

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4834585A (en) Landscape timber building module
US7596916B1 (en) Multi beveled interlocking corner notch and associated anti settling system
CA2228209A1 (en) Bolted post and beam
US9605431B2 (en) Timber structural member with embedded web
US6363672B1 (en) Log home construction, and methods
US5236179A (en) Garden trim fence
DE1609887A1 (de) Konstruktionselement
JP3031316U (ja) 間伐材を利用する木柵
EP0606633A2 (de) Bausatz aus Holzbausteinen
US4337941A (en) Building structure
JP3884753B2 (ja) 丸太フェンス
KR200206759Y1 (ko) 조립식 울타리
JP7002439B2 (ja) 芯材挿通式木質構造体の製造方法
JPS609341Y2 (ja) プラスチツク製擬木柵
US20030136953A1 (en) Solid plastic fence posts
US1887777A (en) Wall construction unit and wall formed therefrom
JP2005120706A (ja) 排水路付き丸太法枠工法
JPH06117150A (ja) 擬木柵
JP3135926U (ja) つる性植物の園芸用支柱
JP2002038500A (ja) コンクリート構造物の構築方法
Lusambo Low-cost high-quality roof construction with round timber
JP3165697U (ja) 間伐材を利用するエコ防護柵等の支柱の基礎構造
JP3106390U (ja) 雪崩防止柵
JP4418978B2 (ja) 冬囲い、雪囲い用支柱
DE19700223C2 (de) Verfahren zur Herstellung von Hohlräumen aus Rundholz für verschiedene Tierarten