JP3884753B2 - 丸太フェンス - Google Patents

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Description

本発明は、歩行者や車両等の侵入・横断防止を目的として設置するフェンスに関するもので、木の皮を剥いだ間伐材による横木材の組付け作業効率を向上したフェンスに係るものである。
一般的に、公園や遊歩道などのフェンスとしては、鉄パイプや合成樹脂などで生成されているが、近年自然の趣がある丸太によるフェンスが好まれている。この場合、加工も簡単なことから、比較的一定の太さのまっすぐな丸太で形成されている。そして、このようなフェンスとしては、樹皮の付いた丸太を適宜切断して支柱と横木に形成し、ワイヤーやカスガイなどで固定したものが一般的である。そして、これら丸太はロータリー加工し、支柱に横木端部を組み込むようにしている。
これに対し、特開2002−167936号公報に記載されているように、隣り合う支柱間を木製の手摺棒で繋ぎ、該手摺棒の端部下面側には嵌合用凹部が形成され、一方上記支柱には該手摺棒の端部を受け、これを下方から支持するようにした手摺受け部材が横方向に突出して設けられ、該嵌合用凹部に手摺受け部材を嵌入させた状態で、ボルト等により結合することにより、フェンスを形成するようにした発明が提案されている。
特開2002−167936号公報
最近では森林資源の保護や木材の高騰などにより、フェンスにちょうど良い寸法の丸太を低コストで多数集めるということが困難である。また、ロータリー加工を施すには、専用の機械を設置しなければならず、生産効率が悪く、高コストになるという課題が有る。
また、比較的コストの低い木材として間伐材を利用するということが挙げられるが、間伐材は形の悪い木や成長の遅い木を間引きしたものであることから、太さや形が不揃いなため、支柱と横木を接続するのに不都合があった。
また、上記の場合、手摺棒の端部下面側には嵌合用凹部が形成されているため、該嵌合用凹部から亀裂が入りやすく、強度の低下や腐食の促進などの課題が残る。
本発明は、上記種々の課題を解消すべくなされたもので、生産効率が良く、低コストで自然な趣のあるフェンスを提供すると共に、間伐材の有効利用を図ることを目的とするものである。
本発明は、このような課題を解決することを目的とするもので、木の皮を剥いだ間伐材の端部を中間断面より狭小断面となるよう削設し、該狭小断面と中間部との間に傾斜部を形成したものを横木とし、該横木を離間して立設した支柱間に配設し、該支柱に固定した連結材に上記横木を挟み込んで固着することによりフェンスを形成するようにしたものである。
請求項2記載の発明は、連結材を断面M形に成形し、谷側及び両側面に挿通穴を施したことを特徴とするものである。
本発明に係る横木連結材によれば、木の皮を剥いだ状態の間伐材で形状が不揃いであったり、元口・末口の径寸法に大きな差があっても、該間伐材の端部を中間断面より狭小断面となるよう削設し、該狭小断面と中間部との間に傾斜部を形成したので、支柱材,横木材などを有効に連結することができ、作業効率も著しく向上し、しかも低コストで自然の趣を有するフェンスを造ることができるようになった。
そして、上記横木材は、木の皮を剥いだ状態で使用するので、年輪を切除することがなく、ロータリー加工した丸太に比べて、非常に高い強度があり、木の表面に切削断面がないので、亀裂が入りにくいという特徴がある。
また、支柱と横木材とは、上記連結材にてこれら支柱と横木材の中心で連結しているので、支柱と横木材を同一平面内で連結することができ、しかも横木材の狭小断面と中間部との間に傾斜部を形成したので、出っ張りもなくスッキリとしたフェンスを造ることができるようになった。そして、上記連結材は中央が凹んだ断面M形に形成しているので、これら支柱や横木材に元口・末口の径寸法に大きな差があっても、どのような径に対しても対応が可能である。
本発明に係る丸太フェンスについて、図面により詳細に説明する。
図1は、本発明による丸太フェンスの最良の形態を示す側面図である。同図に示すように、1はフェンスで、該フェンス1は、支柱材2と横木材3とから成っており、適切な間隔をおいて立設した各支柱材2,2間に横木材3が複数本取り付けられ、フェンス1が構成されている。これら支柱材2及び横木材3は、いずれも自然木で生成されるのが通常で、この場合、元口・末口の径寸法に差がある。
上記横木材3は、木の皮を剥いだ状態の間伐材で、その両端部を中間断面より狭小断面となるよう削設され、該狭小断面と中間部との間には傾斜部3bが形成されている。
なお、本実施例では、傾斜部3bを両面に形成しているが、片面のみであっても良い。
4は連結材で、該連結材4は、アルミニウム,ステンレス,鉄などの金属で形成され、断面略M字状に形成されており、支柱材2にボルトにより固定されている。該連結材4により上記支柱材2と横木材3とを連結するものである。
例えば、支柱間は芯々を2000mmとして、支柱材2を立設する。該支柱材2の長さは、1600mm、直径80mmで形成されている。また、該支柱材2の適切な位置に、断面M形連結材4が、ボルトにより複数個固定されている。横木材3は長さが1860mm、元口の直径が60mm、末口の直径が55mmとして、この両端部に断面M形連結材4内に入る狭小断面の加工、および挿通穴3aを施し、支柱材2間に均等に4本連結する。そして、ボルト2bを挿通穴2aに挿通して固定することにより、フェンスを構成するものである。
次に、本発明による連結材4の詳細を説明する。図2は、図1中II−II線の連結部における断面平面図である。図3は、図2の側面図である。
同図において、断面M形の連結材4は、長さが260mm、厚さが3mm、幅が40mmのフラットバーを断面M形に折り曲げ成形したものである。そして、支柱材2に取り付けるために、該連結材4の谷部分に挿通穴4aが削設されており、一方上記支柱材2の中心には、直径が10mmの挿通穴2aが削設され、これら連結材4の挿通穴4aと支柱材2の挿通穴2aに連結ボルト2bを挿通することにより、支柱材2と横木材3とを固定する。
また、横木材3と断面M形連結材4の取り付けは、横木材3の狭小断面に直径が10mmの挿通穴3aを設け、断面M形連結材4の両側面に幅が30mm、高さが10mmの楕円形の挿通穴4bを設けることにより、ボルト5で固定する。
図3で明らかなように、断面M形連結材4に設けた挿通穴4bは、横木材3の長手方向に楕円形の長穴にしたことにより、支柱間に多少寸法差が生じても許容できることになる。特に、間伐材などの自然木を活用する場合、全ての間伐材が真直ぐな木とは限らず、多少曲折しているものがあるが、このような木材であっても横木材3への連結材4の取付位置を調整することにより、横木材3の上面を均一に整えることが容易に行えることができ、問題なく利用できる。
また、断面M形の連結材4に横木材3を取り付けるに際し、横木材3の端部を中間断面より狭小断面となるよう削設して、該狭小断面と中間部との間に傾斜部3bを形成し、上記連結材4にて該狭小断面を挟持することにより、安全に且つ確実に連結するものである。
このように構成されるフェンス、例えば間伐材を利用する転落防止柵用の丸太フェンス1の設置工事は、図1に示すように、まず、支柱材2の立設個所に穴を掘って筒状の基礎ブロックを縦に埋め込み、この基礎ブロックの内空部に支柱材2を立て、前記内空部の間隙にモルタルを充填し支柱材2を固定する。
このようにすることで、支柱材2の離間距離と横木材3の長さに誤差があったとしても断面M形連結材4の挿通穴4bにより長さを調整することができる。
また、坂道などの傾斜地の施工における支柱材2と横木材3の接続の際においても角度を自由に設定でき、角度の変化による支柱材2間の距離の差も断面M形連結材4の挿通穴4bにより調整することができる。
本発明による支柱材2,横木材3はいずれの木材であっても良いが、例えば、20年〜30年産の間伐材を利用した場合、木の皮を剥いだ状態で使用するので、年輪を切除することがなく、ロータリー加工に比べて、非常に高い強度がある。また、木の表面に切削断面がないので、亀裂が入りにくいという特徴がある。
また、太さが一定でなかったり、多少湾曲した不揃いの間伐材であったとしても、端部に狭小断面を形成し、連結材4の取付部を加工することにより、横木材3の上面を同一高さに調整することが容易であり、景観上の違和感をなくすことができる。
本発明によるフェンスは、間伐材の有効利用を図ると共に、低コストで自然な趣のあるフェンスとなり、安定した強度を保つため、風の強い海岸沿いや、ため池の周辺等の転落・横断防止を目的としたフェンスに相応しいものとなる。
本発明によるフェンスの好適な実施例の要部のみを示す側面図である。 図1中II−II線における断面平面図である。 図2の側面図である。
符号の説明
1 フェンス
2 支柱材
2a 挿通穴
2b 連結ボルト
3 横木材
3a 挿通穴
3b 傾斜部
4 連結材
4a 挿通穴
4b 挿通穴
5 ボルト

Claims (2)

  1. 木の皮を剥いだ間伐材の端部を中間断面より狭小断面となるよう削設し、該狭小断面と中間部との間に傾斜部を形成したものを横木とし、該横木を離間して立設した支柱間に配設し、該支柱に固定した連結材に上記横木を挟み込んで固着することによりフェンスを形成するようにした丸太フェンス。
  2. 連結材は、断面M形に成形し、谷側及び両側面に挿通穴を施した請求項1に記載の丸太フェンス。
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