JP3031125U - 塗布ロボット用注射針状ノズルの清掃装置 - Google Patents

塗布ロボット用注射針状ノズルの清掃装置

Info

Publication number
JP3031125U
JP3031125U JP1996005122U JP512296U JP3031125U JP 3031125 U JP3031125 U JP 3031125U JP 1996005122 U JP1996005122 U JP 1996005122U JP 512296 U JP512296 U JP 512296U JP 3031125 U JP3031125 U JP 3031125U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
injection needle
cleaning device
thread
cup
thread winding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1996005122U
Other languages
English (en)
Inventor
宏民 山下
Original Assignee
株式会社サンエイエンジニアリング
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社サンエイエンジニアリング filed Critical 株式会社サンエイエンジニアリング
Priority to JP1996005122U priority Critical patent/JP3031125U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3031125U publication Critical patent/JP3031125U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 粘着液体用塗布ロボットにおいて、注射針状
ノズルに付着する粘着液体を容易に除去することが可能
な注射針状ノズルの清掃装置を提供する。 【解決手段】 糸巻き6を保持して回転可能であると共
に軸方向に往復移動可能なカップ状の糸巻き付け部と、
糸巻き取り部と、前記糸巻き付け部の糸巻き6からカッ
プ5内を横断しカップ5の縁5aを経て前記糸巻き取り
部の糸巻き8へ張り渡され巻き取られる糸9と、により
塗布ロボット用注射針状ノズルの清掃装置を構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、粘着液体を塗布する塗布ロボット用注射針状ノズルの清掃装置に関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
複数の部品がシール剤、接着剤等の粘着液体を介して結合される結合製品を大 量生産する場合、塗布ロボットにより注射針状ノズルから部品の結合面に粘着液 体を噴霧することが行われている。すなわち、位置決めされながら作業位置へ順 次供給される部品に対し、部品毎に結合面に沿って注射針状ノズルを移動させ、 この移動中に塗布ロボットは注射針状ノズルから結合面へ粘着液体を塗布してい る。塗布ロボットでは、部品の結合面形状に沿って注射針状ノズルを移動させる ように、予め注射針状ノズルの移動動作が設定されており、部品毎に結合面に沿 って移動し、この移動動作を繰返す。また、結合面に沿って移動中の注射針状ノ ズルは連続的に粘着液体を塗布しているが、1つの部品の塗布が終了して、次の 部品の塗布開始まで、あるいは、1つの部品に不連続に複数の結合面すなわち塗 布箇所がある場合は塗布箇所間を移動する場合、塗布を一時的に停止し、不要な 塗布を行わないと共に周囲の汚染を防止している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このように粘着液体を間欠的に塗布する注射針状ノズルでは、塗布を停止した ときに先端部に残留する粘着液体が付着したまま残る。注射針状ノズルの先端部 に付着する粘着液体は徐々に大きくなって注射針状ノズルの先端部を取巻き、つ いには、注射針状ノズルの噴射口あるいは粘着液体の噴射路にはみ出し、塗布を 妨害するようになる。その結果、塗布方向が変り、粘着液体が部品の所定の結合 面に塗布されなくなり、他の塗布の不要な箇所に塗布されたり、注射針状ノズル がつまり適正な塗布が行われなくなると共に、補修作業が必要となり、作業効率 を低下させる。
【0004】 このような注射針状ノズルの先端部に付着した粘着液体に対し、作業者の人手 により時期を見計らっては除去している。しかし、粘着液体は除去し難く、流れ 作業の限られた時間の中での除去作業は困難である。従って、短時間で少量のう ちに度々除去する必要があり、付着量が大量になった場合は、装置を停止して除 去する必要がある。
【0005】 本考案は以上のような課題を解決するためになされたものであり、粘着液体用 塗布ロボットにおいて、注射針状ノズルに付着する粘着液体を容易に除去するこ とが可能な注射針状ノズルの清掃装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本件考案者は種々の実験を行った結果、外周に粘着液体が付着した注射針状ノ ズルに糸を巻いて長さ方向にこそげると、付着物が容易に除去されることを発見 した。そこで、上記目的を達成するために、本考案では、糸巻きを保持して回転 可能であると共に軸方向往復移動可能なカップ状の糸巻き付け部と、糸巻き取り 部と、前記糸巻き付け部の糸巻きからカップ内を横断しカップの縁を経て前記糸 巻き取り部へ張り渡され巻き取られる糸により塗布ロボット用注射針状ノズルの 清掃装置を構成する。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、図面と共に本考案による塗布ロボット用注射針状ノズルの清掃装置の好 適な実施の形態について詳細に説明する。図1は本考案による塗布ロボット用注 射針状ノズルの清掃装置の構成を示す正面断面図である。図1において、符号1 で示すものは、上部の中心部に開口1aを設けられた箱状の架台であり、その内 部には、少なくとも2本の上下方向の案内部材1bが内部側面近くに設けられて いる。該架台1の内部には、複数の支持材2aを介して平行に配置された2枚の 板状部材2b、2cにより構成される支持台2が水平に収納されており、支持台 2は板状部材2b、2cの周辺に設けられた案内孔2dが前記案内部材1bに案 内されて上下方向に往復移動可能に配置されている。
【0008】 前記架台1の内部底面の中央部には、エアシリンダ3が直立して設けられてお り、ピストンロッド3aの先端が前記支持台2の下側板状部材2cの下面中央部 にあてがわれている。該エアシリンダ3は、ピストンロッド3a側のエア供給口 と、反ピストンロッド3a側(下側)のエア供給口3bが三方向切替弁3cを介 して図示しないエア供給源に接続されている。前記支持台2の上側板状部材2b の中央部には貫通孔2eが設けられ、この貫通孔2eには第1モータ4が出力軸 を上方に立てて挿入され、保持されている。該第1モータ4の出力軸には、上方 に開口したカップ状の清掃器5が回転駆動可能に設けられている。該清掃器5の 内側面には、第1糸巻き6が軸芯の回りに回転可能に設けられている。また、該 第1糸巻き6には外周に回転制動バー6aが押し付けられている。以上の支持台 2、エアシリンダ3、第1モータ4、清掃器5及び第1糸巻き6により糸巻き付 け部が構成されている。
【0009】 前記架台1の上面の前記第1糸巻き6と対向する位置には、第2モータ7に回 転駆動される第2糸巻き8が設けられ、糸巻き取り部が構成されている。そして 、前記第1糸巻き6から前記清掃器5の開口縁5aを経て該第2糸巻き8へ糸9 が張り渡されている。該糸9は、細い注射針状ノズルの外周に容易に巻き付き可 能な柔軟性を有する素材であれば、天然繊維製、合成繊維製あるいは金属細線等 の何れでもよいが、粘着液体が付着し易い木綿糸等が清掃除去に効果的であり、 木綿糸等は消耗品としても安価であり、毎回塗布終了後に清掃してもローコスト である。
【0010】 前記エアシリンダ3は、三方向切替弁3cを切替えて、エア供給口3bをエア 供給源へ連結することにより、ピストンロッド3aを上方に押出して案内部材1 bに案内される支持台2を介して清掃器5を上方へ押上げ、三方向切替弁3cを 切替えて、エア供給口3dをエア供給源へ連結することにより、ピストンロッド 3aを下方へ引戻して、清掃器5及び支持台2が下方が引戻される。前記第1モ ータ4は、前記清掃器5を必要時に1回転させる。前記第2モータ7は前記第2 糸巻き8を必要時に回転し、回転制動バー6aに制動された第1糸巻き6から前 記清掃器5の開口縁5aを経て第2糸巻き8へ張り渡された糸9を、緊張状態で 巻取る。
【0011】 このように構成された塗布ロボット用注射針状ノズルの清掃装置において、注 射針状ノズルの先端部に付着した粘着液体の付着物を除去するには、以下の手順 で行う。まず、エア供給口3dをエア供給源へ連結しピストンロッド3aが上方 に押出し、清掃器5が上方に上がった状態で、塗布ロボットを操作し、注射針状 ノズルを清掃器5の開口縁5a内へ移動する。この動作により、図1に示すよう に、付着物の付着した注射針状ノズルが清掃器5の内部に相対的に挿入されると 共に、糸9が緊張状態で張り渡された状態となる。
【0012】 つぎに、第1モータ4を起動し、清掃器5を1回転させる。この動作により、 糸9が注射針状ノズルの中間部に緊張状態で一重に巻き付いた状態となる。つぎ に、三方向切替弁3cを切替えて、エア供給口3dをエア供給源へ連結し、第2 モータ7を起動して糸9を第2糸巻き8へ巻取る。この動作により、清掃器5が 降下し、弛む糸9が第1糸巻き6を制動されながら第2糸巻き8へ巻取られて緊 張状態を維持する。この間、注射針状ノズルに巻き付いた糸9は、緊張状態で注 射針状ノズルの外周をこそげながら先端方向へ摺動し、ついには、注射針状ノズ ルの先端から離れる。注射針状ノズルの先端部に付着した粘着液体の付着物は、 注射針状ノズルの外周からこそげられると共に糸9に付着し、あるいは、清掃器 5内に落下し、注射針状ノズルから除去される。清掃器5の降下中、第2糸巻き 8は糸9の緊張状態を維持するために巻取っているが、巻取り速度をさらに大き くし、糸9が注射針状ノズルの長さ方向に加えて周方向にも摺動させることによ り、こそげ作用がさらに向上する。
【0013】 糸9が注射針状ノズルの先端から離れた後、清掃器5が最下端に降下した時点 で、第2モータ7を停止し、三方切替弁3cを切替えて、エア供給口3dをエア 供給源へ連結し、清掃器5を上方へ押上げて動作を完了する。その後、塗布ロボ ットを操作し、注射針状ノズルを所定位置に復帰させる。
【0014】 以上、本考案を図1に示す1実施例により説明したが、本考案技術はこの実施 例のみに限定されるものではなく、上下方向を左右方向等他の配置方向に変更す る、エアシリンダ及びモータを他の駆動装置あるいは組合せに変更する、構成機 器あるいは部材の形状あるいは配置を変更する等、本考案の技術思想を実現する 実施例を含むものである。
【0015】
【考案の効果】
本考案による塗布ロボット用注射針状ノズルの清掃装置は以上のように構成さ れていることにより、以下のような効果を得ることができる。すなわち、塗布ロ ボット用注射針状ノズルの清掃装置が、糸巻き6を保持して回転可能であると共 に軸方向往復移動可能なカップ状の糸巻き付け部と、糸巻き取り部と、前記糸巻 き付け部の糸巻き6からカップ5内を横断しカップ5の縁5aを経て前記糸巻き 取り部の糸巻き8へ張り渡され巻き取られる糸9と、により構成されることによ り、糸巻き付け部のカップ5に挿入された注射針状ノズルは、容易に糸9が巻き 付けられ、巻き付けられた糸9が長さ方向へ容易にこそげられる。従って、作業 者の人手を必要とせず、確実にまた短時間で付着物の除去が行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による塗布ロボット用注射針状ノズルの
清掃装置の構成を示す正面断面図である。
【符号の説明】
1 架台 2 支持台 3 エアシリンダ 3c 三方向切替弁 4 第1モータ 5 清掃器 5a 縁 6 第1糸巻き 6a 回転制動バー 7 第2モータ 8 第2糸巻き 9 糸

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 糸巻き(6)を保持して回転可能である
    と共に軸方向往復移動可能なカップ状の糸巻き付け部
    と、糸巻き取り部と、前記糸巻き付け部の糸巻き(6)
    からカップ内を横断しカップの縁(5a)を経て前記糸
    巻き取り部へ張り渡され巻き取られる糸(9)と、によ
    り構成されることを特徴とする塗布ロボット用注射針状
    ノズルの清掃装置。
  2. 【請求項2】 架台(1)、上下方向の案内部材(1
    b)に案内されるように該架台(1)に配置された支持
    台(2)、該支持台(2)を上下方向に移動させるエア
    シリンダ(3)、前記支持台(2)に設けられた第1モ
    ータ(4)、該第1モータ(4)に回転駆動されるカッ
    プ状の清掃器(5)及び該清掃器(5)に設けられた第
    1糸巻き(6)により構成される糸巻き付け部と、前記
    架台(1)に設けられた第2モータ(7)及び該第2モ
    ータ(7)に回転駆動される第2糸巻き(8)により構
    成される糸巻き取り部と、前記第1糸巻き(6)から前
    記清掃器(5)の開口縁(5a)を経て前記第2糸巻き
    (8)へ張り渡された糸(9)と、により構成されるこ
    とを特徴とする塗布ロボット用注射針状ノズルの清掃装
    置。
JP1996005122U 1996-05-13 1996-05-13 塗布ロボット用注射針状ノズルの清掃装置 Expired - Lifetime JP3031125U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1996005122U JP3031125U (ja) 1996-05-13 1996-05-13 塗布ロボット用注射針状ノズルの清掃装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1996005122U JP3031125U (ja) 1996-05-13 1996-05-13 塗布ロボット用注射針状ノズルの清掃装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3031125U true JP3031125U (ja) 1996-11-22

Family

ID=43166091

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1996005122U Expired - Lifetime JP3031125U (ja) 1996-05-13 1996-05-13 塗布ロボット用注射針状ノズルの清掃装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3031125U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5564258A (en) Method and apparatus for holding and wrapping stretch wrap packaging material
CN105772289B (zh) 一种自动喷洗机械手
JP4065385B2 (ja) 噴霧接着ユニット
RU2002104013A (ru) Устройство для напыления клея
JP3031125U (ja) 塗布ロボット用注射針状ノズルの清掃装置
CN113680743A (zh) 一种电子信息用电路测试pcb板表面清洁设备
US3776184A (en) Apparatus for applying liquid samples to a surface
CN1181768C (zh) 涂胶设备
JP2002515334A (ja) 表面処理装置
CN208892680U (zh) 缝合线硬化剂涂覆装置以及缝合线绕线机
CN209549878U (zh) 一种点胶机
JP2004314004A (ja) 接着剤塗布装置
JPS5990660A (ja) 静電塗装方法
JPH10217433A (ja) スクリーン印刷機のスクリーンマスクのクリーニング装置
CN210665441U (zh) 易挥发试剂擦拭仪
JP4061937B2 (ja) 材料塗布装置
JPH059092Y2 (ja)
JPH059091Y2 (ja)
JPH0248065A (ja) 粘着性液体の自動塗布装置
CN211275256U (zh) 点胶装置及点胶设备
US2885702A (en) Machine for wiping and polishing articles of manufacture
CN208027833U (zh) 全自动电瓷瓶胶装设备
JP2001259490A (ja) 塗装ガン洗浄具及び塗装ガン洗浄装置
JPH1110051A (ja) 塗布方法及び装置
JP3134678B2 (ja) ボンド塗布方法