JP3031041B2 - 円筒状物体の外形の真直度測定装置 - Google Patents

円筒状物体の外形の真直度測定装置

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JP3031041B2 JP4047378A JP4737892A JP3031041B2 JP 3031041 B2 JP3031041 B2 JP 3031041B2 JP 4047378 A JP4047378 A JP 4047378A JP 4737892 A JP4737892 A JP 4737892A JP 3031041 B2 JP3031041 B2 JP 3031041B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば電子写真用感
光ドラムのような円筒状物体の外形の真直度測定装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真用感光ドラムは、円筒状の基体
の外周面に感光層を形成して電子写真プロセスの像形成
部材として必要な性能を付与されたものであり、電子写
真方式の複写機やプリンタにおいては、組み込まれた感
光ドラムをその軸のまわりに回転させながら電子写真プ
ロセスが行われる。
【0003】このような感光ドラムを使用して適正な電
子写真プロセスを行うためには、感光ドラムに対して、
良好な電子写真特性と共に均一な形状寸法精度が要求さ
れるが、この形状の一項目として軸方向の外形の真直度
が挙げられる。このために、感光ドラムの製造工程では
感光層形成後の製品についてその外形の真直度を検査し
て品質を管理するようにしている。従来、感光ドラムの
外形の真直度の測定には、一般に、図4に示すように感
光ドラム101を定盤102の上にVブロック103を
介して横に載置し、定盤102と平行に設置されたガイ
ドレール104に支持したダイアルゲージ105を感光
ドラム101の表面に当てた状態で感光ドラム101の
軸方向に矢印Pの方向に移動させてダイアルゲージ10
5の変化量を読み取ることにより真直度を知る方法が採
られてきた。
【0004】一方、従来の電子写真方式の複写機やプリ
ンタでは、画質の面より、二成分現像方式が採用されて
きたが、近年、コスト面およびメンテナンス面で利点を
有する一成分現像方式の改良が進められ、汎用の装置で
は画質の面でもほぼ満足できるレベルとなってきてお
り、汎用の装置での一成分現像方式の採用が広まってき
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、一成分現像
方式においてはその殆どが現像ローラをコロで受ける方
式を採るため、感光ドラムの形状寸法精度に対する要求
レベルが高く、特に外形の真直度については、二成分現
像方式の場合の50μm〜80μmのレベルに対して一
成分現像方式の場合には20μm〜30μmの高レベル
が要求される。従って、一成分現像方式で使用される感
光ドラムに対してその外形の真直度の精度を保証するた
めには、場合によっては全数測定が必要となる。しか
し、真直度の全数測定を図4に例示したような従来の方
法で行うと、測定に長時間を要するとともに、接触式で
あるために感光ドラムの感光層表面に接触痕が付き不良
品とせざるを得ない感光ドラムが発生する場合があり、
歩留りの低下を招くという問題がある。
【0006】この発明は、上述の問題点を解消して、感
光ドラムのような円筒状物体の外形の真直度をその主要
部(例えば感光ドラムの感光層)の表面に損傷を与える
ことなく簡便にしかも高測定精度で測定できる装置を提
供することを解決しようとする課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、この発明
によれば、棒状または円筒状の真直度基準体を備え、こ
の真直度基準体の、被測定物体である円筒状物体の外周
両端部に対応する位置に、肉厚の極薄いリング状の回転
可能な回転スペーサーがそれぞれ嵌め込まれており、被
測定物体である円筒状物体がこれらの回転スペーサーを
介してこの円筒状物体と前記真直度基準体の中心軸が互
いに平行となるように前記真直度基準体に一定圧で押し
つけられる構造であり、さらに前記円筒状物体を前記回
転スペーサーに押しつけた状態でその中心軸のまわりに
回転させて周方向の真直度測定位置を任意に決めること
ができる構造であり、また、前記真直度基準体と前記円
筒状物体との間に形成される微小間隙にこの微小間隙よ
り大きいビーム径のレーザー光を垂直に投射するレーザ
ー光発光部とこの微小間隙を通過したレーザー光を受け
るように対向配置されたレーザー光受光部とを備え、か
つ、これらレーザー光発光部とレーザー光受光部とが前
記真直度基準体の軸方向に沿って一体として移動して前
記微小間隙をレーザー光で走査できる機構を有し、さら
にこの走査によりレーザー光受光部で検出されたレーザ
ー光量の変化量をレーザー光変化量─真直度変換処理装
置に伝達して円筒状物体の外形の真直度を求める構成と
した円筒状物体の外形の真直度測定装置により解決され
る。
【0008】
【作用】上述のような測定装置においては、円筒状物体
の外形の真直度に応じて真直度基準体と円筒状物体との
間に回転スペーサーによって形成されている微小間隙の
間隙幅が変化する。この微小間隙をレーザー光で走査
し、微小間隙の間隙幅の変化量に応じて変わる微小間隙
を通過するレーザー光の変化量を測定する。このように
して測定装置により検出されたレーザー光の変化量をレ
ーザー光変化量─真直度変換処理装置に伝達して処理す
ることにより円筒状物体の外形の真直度をその主要部に
傷をつけることなく求めることができる。また、真直度
は円筒状物体の周方向の多くの位置で測定することが望
ましいが、スペーサーを回転可能としたことにより円筒
状物体をその中心軸のまわりに回転させて容易に任意の
測定位置を決めることが可能となる。さらに、微小間隙
の間隙幅の変化量の検出に直進性の良いレーザー光を用
いているので精度の良い測定ができる。
【0009】
【実施例】図1〜図3はこの発明の真直度測定装置の一
実施例を示すもので、図1は斜視図,図2は装置を下方
から見た平面図,図3は装置を図1の右方向から見た側
面図である。図において、1はシャフト4に支持された
被測定物体である感光ドラムであり、真直度基準体5は
回転可能に嵌め込まれている回転スペーサー6を介して
バネ7により感光ドラム1の両端部の感光層未形成部3
に一定圧で押しつけられており、真直度基準体5と感光
ドラム1の感光層2の間には微小間隙8が形成されてい
る。9は微小間隙8よりもビーム径の大きいレーザー光
を微小間隙8に垂直に投射するレーザー光発光部、10
は微小間隙8を通過してきたレーザー光を受けるレーザ
ー光受光部であり、両者は真直度基準体5に平行に設け
られたガイドレール11に双方向矢印P方向に移動可能
に取り付けらた移動台12に一体として装着されてい
る。このような装置により、移動台12をガイドレール
11に沿って移動させ、微小間隙8をレーザー光で走査
し、感光ドラム1の外形の真直度に応じて変化する微小
間隙8の間隙幅の変化量をレーザー光量の変化量として
検知し、この変化量をレーザー光変化量─真直度変換処
理装置に伝達して処理することにより、感光ドラム1の
真直度を感光層に接触することなく迅速に、かつ、精度
良く測定することができる。そうして、回転スペーサー
6を利用して感光ドラム1をその中心軸のまわりに回転
させることにより容易に周方向の多くの位置で測定を行
うことができる。
【0010】このような測定装置により、真直度1μm
の真直度基準体を用いて、外径30mm,長さ250m
mの感光ドラム、外径60mm,長さ339mmの感光
ドラム、外径80mm,長さ360mmの感光ドラムに
ついて、それぞれ感光ドラムの外周上で中心軸に対して
30度間隔で12の位置を選んで外形の真直度を測定し
たところ、図4に示した従来の測定装置による測定との
誤差は3μm以内であり、充分実用可能であることが判
った。
【0011】
【発明の効果】この発明の円筒状物体の外形の真直度測
定装置は、以上説明した構造とするので、下記のような
効果を奏する。真直度基準体と被測定物体である円筒状
物体の主要部表面とを微小間隙をおいて対向させ、その
間隙幅の変化を微小間隙を通過するレーザー光で検知し
て真直度を求めるので円筒状物体の主要部表面を傷つけ
ることなく迅速に簡単に測定でき、従って、全数測定も
容易に行うことが可能となる。しかも、容易に円筒状物
体の周方向の多くの位置で測定できるのでより正確に真
直度を知ることができる。また、測定に直進性の良いレ
ーザー光を用いるので測定精度が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の測定装置の一実施例の斜視図
【図2】図1に示した装置を下方から見た平面図
【図3】図1に示した装置を右方向から見た側面図
【図4】従来の測定装置の一例の側面図
【符号の説明】
1 感光ドラム 2 感光層 3 感光層未形成部 4 シャフト 5 真直度基準体 6 回転スペーサー 7 バネ 8 微小間隙 9 レーザー光発光部 10 レーザー光受光部 11 ガイドレール 12 移動台 101 感光ドラム 102 定盤 103 Vブロック 104 ガイドレール 105 ダイアルゲージ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】棒状または円筒状の真直度基準体を備え、
    この真直度基準体の、被測定物体である円筒状物体の外
    周両端部に対応する位置に、肉厚の極薄いリング状の回
    転可能な回転スペーサーがそれぞれ嵌め込まれており、
    被測定物体である円筒状物体が、これらの回転スペーサ
    ーを介してこの円筒状物体と前記真直度基準体の中心軸
    が互いに平行となるように前記真直度基準体に一定圧で
    押しつけられる構造であり、さらに前記円筒状物体を前
    記回転スペーサーに押しつけた状態でその中心軸のまわ
    りに回転させて周方向の真直度測定位置を任意に決める
    ことができる構造であり、また、前記真直度基準体と前
    記円筒状物体との間に形成される微小間隙にこの微小間
    隙より大きいビーム径のレーザー光を垂直に投射するレ
    ーザー光発光部とこの微小間隙を通過したレーザー光を
    受けるように対向配置されたレーザー光受光部とを備
    え、かつ、これらレーザー光発光部とレーザー光受光部
    とが前記真直度基準体の軸方向に沿って一体として移動
    して前記微小間隙をレーザー光で走査できる機構を有
    し、さらにこの走査によりレーザー光受光部で検出され
    たレーザー光量の変化量をレーザー光変化量─真直度変
    換処理装置に伝達して円筒状物体の外形の真直度を求め
    る構成としたことを特徴とする円筒状物体の外形の真直
    度測定装置。
  2. 【請求項2】真直度基準体の中心軸に平行なガイドレー
    ルを備えており、このガイドレールにレーザー光発光部
    とレーザー光受光部とが一体として装着された移動台が
    ガイドレールに沿って移動可能に取り付けられており、
    この移動台を移動させることによりレーザー光が微小間
    隙を走査できる構造であることを特徴とする請求項1記
    載の円筒状物体の外形の真直度測定装置。
  3. 【請求項3】真直度基準体の真直度が1μm以下である
    ことを特徴とする請求項1または2記載の円筒状物体の
    外形の真直度測定装置。
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