JP3030985U - 物品の保持装置 - Google Patents

物品の保持装置

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JP3030985U
JP3030985U JP1996003849U JP384996U JP3030985U JP 3030985 U JP3030985 U JP 3030985U JP 1996003849 U JP1996003849 U JP 1996003849U JP 384996 U JP384996 U JP 384996U JP 3030985 U JP3030985 U JP 3030985U
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良弘 迫田
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日本磁石工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クリップで挟持できない厚みおよび重量を有
する物品を容易に保持することができるようにする。 【解決手段】 強磁性材料から成る被吸着物に、磁気吸
着する磁石本体2には、物品に着脱自在に掛止められて
物品を把持する把持手段3が設けられる。磁石本体2
は、永久磁石片5にカバー体8が装着されて構成され
る。把持手段3は、磁石本体2の長手方向両端部に係止
体16,17がされぞれ固定され、各係止体16,17
にゴムベルト14,15の長手方向一端部14a,15
aが係止されて構成されている。各ゴムベルト14,1
5の長手方向他端部14b,15bには、相互に係着お
よび離脱可能なマジックテープ18,19が設けられて
いる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案が属する技術分野】
本考案は、ボックスティシュなどの物品を保持する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
相互に角変位可能に連結される2つのレバーを有するクリップに、永久磁石片 が固定された物品の保持装置が周知である。クリップの各レバーの対向する一端 部は、ばねによって相互に当接する方向にばね力が与えられており、このばね力 によってメモ用紙やチケットなどのシート状の物品を挟持することができる。こ の状態で、永久磁石片の磁気吸着力によって、クリップをたとえば冷蔵庫のドア などに取付けて、物品を冷蔵庫のドアなどに保持することができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながらこのような従来技術では、クリップによって挟持することができ る物品は、各レバーの一端部における摩擦力によって保持し得るものでなければ ならないため、前記メモ用紙やチケットなどの最大10mm〜20mm程度の厚 み以下のシート状または薄板状の軽量な物品に限られてしまい、したがって、冷 蔵庫のドアなどに保持することができる物品の種類が軽量で薄いものに限られて しまう。
【0004】 したがって本考案の目的は、クリップで挟持することができない厚みおよび重 量を有する大きな物品であっても容易にかつ確実に所定の被吸着物に保持するこ とができる物品の保持装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、強磁性材料から成る被吸着物に、磁気吸着する磁石本体と、 磁石本体に設けられ、物品に着脱自在に掛止められて物品を把持する把持手段 とを含むことを特徴とする物品の保持装置である。 本考案に従えば、磁石本体は被吸着物に磁気吸着し、磁石本体に設けられる把 持手段を、被吸着物に着脱自在に容易に吸着させることができる。把持手段は物 品に着脱自在に掛止められて物品を把持するように構成され、従来のように物品 を摩擦力によって挟持する場合に比べて、被吸着物に吸着された状態で厚みおよ び重量の大きな物品を把持して、その物品を被吸着物に保持することができる。 保持される物品は、ボックスティシュや小物入れなどであってもよく、被吸着物 は、強磁性材料から成る、たとえば冷蔵庫、事務机および出入口のドアなどであ ってもよい。
【0006】 また本考案は、前記磁石本体は、 異なる極性に磁化された2つの磁極間が平坦状に形成される吸着面を有する永 久磁石片と、 非磁性材料から成り、永久磁石片に、少なくとも前記吸着面が形成される一側 部とは反対側の他側部の外表面を覆って装着されるカバー体とを有し、 前記把持手段は、 可撓性を有する2つの紐体と、 磁石本体にそれぞれ固定され、各紐体の長手方向一端部がそれぞれ係止される 係止体とを有することを特徴とする。 本考案に従えば、永久磁石片は磁極間が平坦状に形成された吸着面を有するの で、2つの磁極が被吸着物に臨んでおり、いずれか一方の磁極だけが被吸着物に 臨む場合に比べて大きな磁気吸着力を得ることができる。また吸着面を平坦状と することによって、広い吸着面積で被吸着物に安定して吸着しやすく、特に被吸 着物の外表面が平坦状に形成される部分などには、より安定性および吸着力を高 くして吸着させることができる。永久磁石片には、少なくとも他側部の外表面を 覆ってカバー体が装着されるので、物品を把持手段によって把持したときに、物 品が永久磁石片に直接当接することがなく、永久磁石片および物品が相互に傷付 いてしまうことが防がれる。さらに、カバー体は、非磁性材料から成り、永久磁 石片の磁力線がカバー体内を透過し、被吸着物内を透過すべき磁力線がカバー体 内に導かれてしまい、永久磁石片の磁気吸着力が低下してしまうことがない。 また把持手段は、可撓性を有する2つの紐体を有し、各紐体の長手方向一端部 が磁石本体に固定される係止体に係止されるので、各紐体を物品に巻掛けて長手 方向他端部またはその付近を、たとえば結ぶなどして相互に係着することによっ て、物品を容易に把持することができる。さらに係止体を設けることによって、 各紐体を磁石本体に容易に連結することができるとともに、磁石本体に各紐体を 取付けるために孔などを形成する必要がなく、磁気吸着力を低下させずに高い強 度で各紐体を磁石本体に設けることができる。
【0007】 さらに本考案は、前記永久磁石片は、ゴム磁石から成り、 前記カバー体は、可撓性を有する材料から成ることを特徴とする。 本考案に従えば、磁石本体に可撓性を付与することができ、被吸着物の形状に 対応して変形し、可及的に大きな吸着面積を得て吸着させることができ、吸着安 定性を向上することができる。したがって、たとえば曲成された外表面や凹凸を 有する外表面の被吸着物にも安定して物品を保持することが可能となる。
【0008】 さらに本考案は、前記各紐体の長手方向他端部には、相互に係着しかつその係 着状態を解除可能な面状ファスナが設けられることを特徴とする。 本考案に従えば、面状ファスナによって各紐体の長手方向他端部の相互の係着 およびその係着状態の解除が容易であり、物品を把持しまたは取外すための作業 が容易である。また、面状ファスナは、繰返し係着およびその係着状態を解除し ても、再び係着するときの相互の係着力が維持され、物品を長期にわたって着脱 交換することが可能であり、耐久性が向上される。
【0009】 さらに本考案の前記各紐体は、弾発的に伸縮自在であることを特徴とする。 本考案に従えば、各紐体を伸長させた状態で相互に係着させることによって、 縮退しようとする復元力によって、物品を弾発的に把持することができ、物品が 各紐体の締付け力によって変形してしまうことが防がれ、軟質の物品であっても 確実に把持することができる。
【0010】 さらに本考案の前記磁石本体は長手状であって、磁石本体の長手方向に延びる 長手状の永久磁石片を有し、 前記吸着面は永久磁石片の長手方向に延びて形成され、 永久磁石片の長手方向に垂直であり、かつ前記吸着面に平行な永久磁石片の幅 方向両端部に永久磁石片の長手方向に延びる磁極がそれぞれ形成されていること を特徴とする。 本考案に従えば、永久磁石片の長手方向に延びて形成される2つの磁極によっ て、その永久磁石片の長手方向に沿って多数の磁力線を発生させ、大きな磁気吸 着力を得ることができるとともに、長手方向全体にわたって磁気吸着力を得るこ とができるので、吸着面の一部が被吸着物から離反した状態でも、残余の部分に おける磁気吸着力によって安定して吸着することができ、一部の非接触部位が生 じても、容易に磁石本体が被吸着物から脱落してしまうことが防がれる。
【0011】 さらに本考案の前記係止体は、 磁石本体の長手方向両端部に固定される平坦状の基部、および基部の一側縁部 に連なり、嵌合孔が形成される嵌合部を有する取付部材と、 前記紐体が係止され、大略的にC字状であり、相互に近接する方向に折曲げら れた両端部が前記嵌合孔に回動可能に挿入される揺動部材とを備えることを特徴 する。 本考案に従えば、紐体は、取付部材に連結される揺動部材に巻掛けて係止する ことが可能であり、容易に係止することができるとともに、紐体が容易に離脱し てしまわない強度で係止することができる。また、揺動部材は、その両端部が嵌 合孔に回動可能に挿入されているので、取付部材に対して揺動可能であり、物品 を把持していないときには、磁石本体に沿って配置し、揺動部材が出張って邪魔 にならないようにすることができる。
【0012】 さらに本考案の前記嵌合部は、基部の一側縁部から屈曲して立上がる立上がり 部分と、立上がり部分の遊端部から折返され、平坦状の第1当接面が形成される 折返し部分とを有し、 前記揺動部材の両端部は、嵌合孔に永久磁石片の幅方向と平行な磁石本体の幅 方向とほぼ平行な軸線まわりに回動可能であり、立上がり部分および折返し部分 によって弾発的に挟持され、揺動部材が、磁石本体から吸着面に対して垂直に立 ち上がった立上がり位置よりも磁石本体の長手方向両端部間の中間部に向けて傾 斜した傾斜位置で第1当接面に当接する平坦状の第2当接面が形成されているこ とを特徴とする。 本考案に従えば、揺動部材の両端部は、嵌合部が有する立上がり部分と折返し 部分とによって、弾発的に挟持されている。嵌合部の折返し部分には第1当接面 が形成され、揺動部材の両端部には、揺動部材が傾斜位置に配置されたときに第 1当接面に当接する第2当接面が形成されている。これによって、揺動部材は、 傾斜位置に配置された状態で安定し、この傾斜位置から角変位された状態では、 傾斜位置に復帰させようとするばね力が与えられる。したがって、物品をこのば ね力を利用して揺動部材によって挟持できるように設計することが可能となり、 物品を揺動部材によって挟持して、磁石本体に対して位置ずれしないようにした 状態で、紐体を物品に掛止めすることができるので、物品を所望の位置に容易に 把持することができるとともに、その把持作業が容易になる。特に、磁石本体に 沿って配置された傾斜位置で、第1当接面に当接する第2傾斜面を形成してもよ い。これによって、前述の効果に加えて、物品を把持していないときには、揺動 部材を出張って邪魔にならない位置に安定させることができる。
【0013】 さらに本考案の前記嵌合部は、基部の一側縁部に連なって大略的にC字状に曲 成され、磁石本体の幅方向両端部に、永久磁石片の幅方向と平行な磁石本体の幅 方向にほぼ平行な軸線まわりに磁石本体の長手方向両端部間の中間部に向かうに つれて、磁石本体の幅方向両端部間の中間部に向かう傾斜面が形成され、 前記揺動部材の両端部は、嵌合孔に前記軸線まわりに回動可能であり、その両 端部が嵌合孔に挿入された状態で、前記傾斜面に臨む当接部が、前記傾斜面に弾 発的に当接していることを特徴とする。 本考案に従えば、嵌合部には傾斜面が形成され、この傾斜面に揺動部材の当接 部が弾発的に当接しているので、各揺動部材は、各傾斜面に案内されて、磁石本 体の長手方向両端部間の中間部に向かう方向のばね力が与えられる。したがって 、物品をこのばね力を利用して揺動部材によって挟持できるように設計すること が可能となり、物品を揺動部材によって挟持して、磁石本体に対して位置ずれし ないようにした状態で、紐体を物品に掛止めすることができるので、物品を所望 の位置に容易に把持することができるとともに、その把持作業が容易になる。特 に、傾斜面を、揺動部材が磁石本体に沿った位置に配置されたときに、当接部が 対向する部位まで形成した場合には、前述の効果に加えて、物品を把持していな いときには、前記ばね力によって、揺動部材を出張って邪魔にならない磁石本体 に沿った位置に安定させることができる。
【0014】
【考案の実施の形態】
図1は、本考案の実施の一形態の物品の保持装置(以下、「保持装置」と略記 する)1を示す斜視図である。保持装置1は、強磁性材料から成る被吸着物に、 磁気吸着する磁石本体2と、磁石本体2に設けられ、物品に着脱自在に掛止めら れて物品を把持する把持手段3とを含んで構成される。
【0015】 磁石本体2は被吸着物に磁気吸着し、把持手段3を被吸着物に、着脱自在に容 易に吸着させることができる。把持手段3は物品に着脱自在に掛止められて物品 を把持するように構成され、従来のように物品を摩擦力によって挟持する場合に 比べて、把持手段3が被吸着物に吸着されれた状態で厚みおよび重量の大きな物 品であっても把持して、その物品を被吸着物に保持することができる。保持され る物品は、ボックスティシュや小物入れなどであってもよく、被吸着物は、強磁 性材料から成る、たとえば冷蔵庫、事務机および出入口のドアなどであってもよ い。物品は、一般的にテーブルや机あるいは棚などの上に載置されるけれども、 テーブルや机あるいは棚に載置すると邪魔になる場合がある。このような場合に 、保持装置1を用いて保持することによって、物品の配置場所の選択枝が増え、 利便性が向上される。
【0016】 磁石本体2は、永久磁石片5とカバー体8とを有し、永久磁石片5は、異なる 極性に磁化された2つの磁極N,S間が平坦状に形成される吸着面4を有する。 永久磁石片5の2つの磁極N,Sは吸着面4に露出し、各磁極N,Sが被吸着物 に臨んだ状態で磁気吸着するので、いずれか一方の磁極N,Sだけが被吸着物に 臨む場合に比べて、大きな磁気吸着力を得ることができる。また吸着面4を平坦 状とすることによって、広い吸着面で被吸着物に安定して吸着しやすく、特に被 吸着物の外表面が平坦状に形成される部分などには、より安定性および吸着力を 高くして吸着させることができる。
【0017】 磁石本体2は長手状であって、この磁石本体2の長手方向に延び、断面形状が が長方形状である長手状の永久磁石片5を有する。吸着面4は永久磁石片の長手 方向に延びて形成され、永久磁石片5の長手方向に垂直でありかつ吸着面4に平 行な永久磁石片の幅方向両端部に、永久磁石片5の長手方向に延びる磁極N,S がそれぞれ形成されている。これによって、永久磁石片5の長手方向に沿って多 数の磁力線を発生させ、大きな磁気吸着力を得ることができるとともに、永久磁 石片5の長手方向全体にわたって磁気吸着力を得ることができるので、吸着面4 の一部が被吸着物から離反した状態でも、残余の部分での磁気吸着力によって安 定して吸着することができ、一部の非接触部位が生じても容易に磁石本体2が非 吸着物から脱落してしまうことが防がれる。
【0018】 永久磁石片5には、少なくとも吸着面4が形成される一側部6とは反対側の他 側部7側の外表面9を覆って装着され、非磁性材料から成るカバー体8とを有す る。本形態において、カバー体8は、他側部7の外表面9とこの外表面9に連な る幅方向両端部の外表面12,13とを覆って装着される。このように永久磁石 片5には、少なくとも他側部7の外表面9を覆ってカバー体8が装着されるので 、物品を把持手段3によって掛止めして把持したときに、物品が永久磁石片5に 直接当接することがなく、永久磁石片5および物品が相互に傷付くことが防がれ る。さらに、カバー体8は、非磁性材料から成り、永久磁石片5の磁力線がカバ ー体8内を透過し、被吸着物内を透過すべき磁力線がカバー体8内に導かれてし まい、永久磁石片8の磁気吸着力が低下されてしまうことがない。また、カバー 体8を装着することによって、美観を向上することができる。特に本形態のよう に永久磁石片5を覆うことによって、被吸着物に取付けた状態で、永久磁石片5 の露出部分が少なく、より美観が向上される。
【0019】 把持手段3は、可撓性を有する紐体である2つのゴムベルト14,15と、磁 石本体2にそれぞれ固定され、各ゴムベルト14,15の長手方向一端部14a ,15aがそれぞれ係止される係止体16,17とを有する。各ゴムベルト14 ,15は合成ゴムから成り、これによって可撓性を有するとともに、その長手方 向一端部14a,15aが、係止体16,17にそれぞれ係止されるので、各ゴ ムベルト14,15を物品に巻掛けて長手方向他端部14b,15bまたはその 付近を相互に係着することによって、物品を容易に把持することができる。さら に係止体16,17を設けることによって、各ゴムベルト14,15を磁石本体 2に容易に連結することができるとともに、磁石本体2に各ゴムベルト14,1 5を取付けるために孔などを形成する必要がなく、磁気吸着力を低下させずに高 い強度で各紐体を磁石本体2に設けることができる。
【0020】 各ゴムベルト14,15の長手方向他端部14b,15bには、相互に係着か つその係着状態を解除可能な面状ファスナであるマジックテープ18,19が、 たとえば接着または縫着されてそれぞれ設けられている。このマジックテープ1 4,15によって、各ゴムベルト14,15の長手方向他端部14b,15bの 相互の係着およびその係着状態の解除が容易であり、物品を把持しまたは取外す ための作業が容易である。また、マジックテープ18,19は、繰返し係着およ びその係着状態を解除しても、再び係着するときの相互の係着力が維持され、物 品を長期にわたって着脱交換することが可能であり、耐久性が向上される。
【0021】 さらに各ゴムベルト14,15は、合成ゴムから成り、これによって弾発的に 伸縮自在である。このような各ゴムベルト14,15を用いることによって、各 ゴムベルト14,15を伸長させた状態で相互に係着することによって、縮退し ようとする復元力によって、物品を弾発的に把持することができ、物品が各紐体 の締付け力によって変形してしまうことが防がれ、軟質の物品であっても確実に 把持することができる。
【0022】 さらに永久磁石片5は、ゴム磁石から成り、カバー体8は、可撓性を有しかつ 前述の非磁性材料、たとえば合成樹脂から成る。これによって、磁石本体2に可 撓性を付与することができ、被吸着物の形状に対応して変形し、可及的に大きな 接触面積を得て吸着させることができ、吸着安定性を向上することができる。し たがって、たとえば曲成された外表面や凹凸を有する外表面の被吸着物にも安定 して物品を保持することが可能となる。
【0023】 図2は図1の切断面線II−IIから見た断面図であり、図3は図1の切断面 線III−IIIから見た断面図である。係止体16は、取付部材21と揺動部 材22とを有する。取付部材21は、磁石本体2の長手方向一端部2aに固定さ れる平坦状の基部23、および基部23の一側縁部23aに連なり、嵌合孔24 が形成される嵌合部25を有する。揺動部材22は、ゴムベルト14が係止され 、大略的にC字状であり、相互に近接する方向に折曲げられた両端部26,27 が嵌合孔25に回動可能に挿入されている。
【0024】 取付部材21は、磁石本体2の長手方向一端部2aに、基部23が嵌合部25 に対して、図2の右方となる磁石本体2の長手方向両端部間の中間部寄りとなる 状態で配置され、基部23を挿通して磁石本体2に捩込まれるスクリューボルト 28によって固定される。嵌合孔24は、嵌合部25を大略的に逆U字状に曲成 することによって永久磁石片5の幅方向と平行な磁石本体2の幅方向に延びて形 成される。揺動部材22の両端部26,27は、磁石本体2の幅方向とほぼ平行 な軸線まわりに回動可能に挿入されている。ゴムベルト14は、その長手方向一 端部14aが、揺動部材22の両端部26,27間の中間部に位置する係止部2 9に巻き掛けられて折返され、たとえば縫着、接着または金具などを用いて固定 され、係止体16に係止される このようにゴムベルト14は、取付部材21に連結される揺動部材22に巻掛 けて係止することが可能であり、容易に係止することができるとともに、ゴムベ ルト15が容易に離脱してしまわない強度で係止することができる。また、揺動 部材22は、その両端部26,27が嵌合孔24に回動可能に挿入されているの で、取付部材21に対して揺動可能であり、物品を把持していないときには、図 2に仮想線で示すように磁石本体2に沿って配置することが可能であり、揺動部 材22が出張って邪魔にならないようにすることができる。
【0025】 図4は各ゴムベルト14,15を除いた状態で示す保持装置1の正面図であり 、図5は図4の上側から見た保持装置1の平面図であり、図6は図4の左から見 た保持装置1の左側面図であり、図7は図4の下側から見た保持装置1の底面図 である。保持装置1の右側面図は左側面図と同様であり、背面図は正面図と同様 であるので、省略する。
【0026】 永久磁石片5の長さL1は、保持すべき物品の寸法に応じて選ばれ、主として たとえばボックスティシュを保持することを目的とする場合には、225mmに 選ばれ、図4、図5および図7において、185mmに相当する部分を省略して 示す。また、幅W1は8mmに選ばれ、高さH1は4mmに選ばれる。このよう な永久磁石片5に厚さT1が1mmのカバー体8が装着されている。
【0027】 係止体17は、係止体16と同様の構成を有し、磁石本体2の長手方向他端部 2bに、係止体16と対称に固定されているので、対応する部分に同一の参照符 号を付し、詳しい説明は省略する。
【0028】 図8は、図1〜図7に示す保持装置1を2つ用いて、ボックスティシュ31を 冷蔵庫のドア32に保持した状態を示す斜視図である。物品であるボックスティ シュ31は、略直方体状のケーシングに複数のティシュペーパーが収納されてお り、ケーシングの一側部に形成された取出口31aからティシュペーパーを取出 すように構成されている。各保持装置1の磁石本体2は、ボックスティシュ31 の取出口31aが形成される一側部と反対側の他側部に臨んで、ボックスティシ ュ31の長手方向に沿ってほぼ平行に配置され、かつ永久磁石片5の吸着面4は 、ボックスティシュ31と反対側に臨んでいる。この状態で、各ゴムベルト14 ,15をボックスティシュ31の取出口31aが形成される一側部に向けて巻掛 けて、各マジックテープ18,19を相互に係着させてボックスティシュ31が 把持される。各保持装置1の永久磁石片5の磁気吸着力は、ティシュペーパーを 引張って取り出しても、保持装置1がドア32から外れたり、ずれたりしない強 さに選ばれている。
【0029】 このようにしてボックスティシュ31を把持した保持装置1を、磁石本体2を 磁気吸着させて、冷蔵庫のドア32に取付けることによって、ボックスティシュ 31を冷蔵庫のドア32に容易に保持することができる。ボックスティシュ31 は、一般的にテーブルや机あるいは棚などの上に載置されて用いられるけれども 、テーブルや机あるいは棚に載置すると邪魔になる場合がある。このような場合 に、本考案に従う保持装置1を用いて保持することによって、ボックスティシュ 31の配置場所の選択肢が増え、利便性が向上される。また、2つの保持装置1 を用いてボックスティシュ31を保持することによって、ボックスティシュ31 を安定して、保持することができる。
【0030】 図9は本考案の実施の他の形態の保持装置41の係止体42付近を斜めから見 た一部の拡大断面図であり、図10は係止体42に備えられる揺動部材43を示 す斜視図である。保持装置41は、図1〜図8に示す保持装置1と類似し、係止 体16に代えて係止体42が設けられており、前述の形態と異なる部分について だけ説明し、他の対応する部分には同一の参照符号を付し、説明は省略する。係 止体41が有する取付部材44の嵌合部45は、基部23の一側縁部23aから 屈曲して立上がる立上がり部分46と、立上がり部分46の遊端部から折返され 、平坦状の第1当接面47が形成される折返し部分48とを有する。
【0031】 揺動部材43は、揺動部材22と類似の構成を有しており、両端部49,50 は、嵌合孔24に挿入された状態で、立上がり部分46および折返し部分47に よって弾発的に挟持されている。この揺動部材43の両端部49,50には、図 9に示すように、揺動部材43が、磁石本体2から吸着面4に対して垂直に立ち 上がった立上がり位置51よりも磁石本体2の長手方向の反対側の端部に向けて 傾斜した傾斜位置52で第1当接面47に当接し、両端部49,50の各軸線を 含む一平面に平行な平坦状の第2当接面53,54がそれぞれ形成されている。 保持装置41には、係止体17に代えて、係止体42と同様の構成を有する係止 体が設けられている。
【0032】 これによって、揺動部材43は、傾斜位置52に配置された状態で安定し、こ の傾斜位置52から角変位された状態、たとえば立上がり位置51に配置された 状態では、傾斜位置52に復帰させようとするばね力が与えられる。したがって 、物品をこのばね力を利用して揺動部材43によって挟持できるように設計する ことが可能となり、たとえば、各係止体42の各揺動部材43が立上がり位置5 1にそれぞれ配置されたときの各揺動部材43間の間隔が保持すべき物品の長さ とほぼ等しくなるように設計して、物品を揺動部材43によって挟持して、磁石 本体2に対して位置ずれしないようにした状態で、ゴムベルト14,15を物品 に掛止めすることができるので、物品を所望の位置に容易に把持することができ るとともに、その把持作業が容易になる。
【0033】 また、図9に示す傾斜位置52に代えて、あるいは追加して揺動部材43を図 2示したように磁石本体2に沿って配置された傾斜位置で、第1当接面47に当 接する第2傾斜面を形成してもよい。これによって、前述の効果に加えて、物品 を把持していないときには、揺動部材43が出張って邪魔にならない位置に安定 させることができる。
【0034】 図11は、本考案の実施の他の形態の保持装置61の係止体62の一部を斜め から見た一部の拡大断面図である。保持装置61は、図1〜図8に示す保持装置 1と類似し、係止体16に代えて係止体62が設けられており、前述の形態と異 なる部分についてだけ説明し、他の対応する部分には同一の参照符号を付し、説 明は省略する。係止体61が有する取付部材64の嵌合部65は、基部23の一 側縁部23aに連なって大略的にC字状に曲成され、磁石本体2の幅方向両端部 には、磁石本体2の幅方向と平行な軸線まわりに、磁石本体2の長手方向両端部 間の中間部に向かうにつれて、磁石本体2の幅方向両端部間の中間部に向かう傾 斜面67が形成される。揺動部材22の両端部26,27は、弾発的に拡開され た状態で前記磁石本体2の幅方向に平行な軸線まわりに回動可能に嵌合孔24に 挿入され、前記傾斜面67に臨む当接部68が、傾斜面67に弾発的当接してい る。保持装置61には、係止体17に代えて係止体62と同様の構成を有する係 止体が設けられている。
【0035】 これによって、揺動部材63は、傾斜面67に案内されて、磁石本体2の長手 方向両端部2a,2b間の中間部に向けてばね力が与えられる。したがって、物 品をこのばね力を利用して揺動部材63によって挟持できるように設計すること が可能となり、たとえば各係止体62の各揺動部材22が、磁石本体2から吸着 面4に対して垂直に立上がった立上がり位置にそれぞれ配置されたときの各揺動 部材22間の間隔が保持すべき物品の長さとほぼ等しくなるように設計して、物 品を揺動部材63によって挟持して、磁石本体2に対して位置ずれしないように した状態で、ゴムベルト14を物品に掛止めすることができるので、物品を所望 の位置に容易に把持することができるとともに、その把持作業が容易になる。
【0036】 特に、傾斜面67を、揺動部材22が磁石本体2に沿った位置に配置されたと きに、当接部68に対向する部位である嵌合部65の基部23に連なる基端部7 0まで形成した場合には、前述の効果に加えて、物品を把持していないときには 、前記ばね力によって、揺動部材63が出張って邪魔にならない磁石本体2に沿 った位置に安定させることができる。
【0037】 上述の実施の形態において、紐体として各ゴムベルト14,15が用いられた けれども、紐体として各ゴムベルト14,15に代えて、布や革から成る帯状ま たは紐状であってもよく、またゴム糸などの糸を編上げて帯状または紐状にした ものであってもよい。また、各紐体は、マジックテープ18,19などの面状フ ァスナを用いずに、相互に結ぶようにしてよい。
【0038】
【考案の効果】
本考案によれば、磁石本体を被吸着物に磁気吸着させ、把持手段によって物品 を把持することができるので、被吸着物に厚みおよび重量を有する物品を容易に 保持することができる。さらに、磁石本体の磁気吸着力によって被吸着物に取付 けられので、着脱が容易である。したがって、物品の配置場所の選択枝が増え、 利便性が向上される。
【0039】 また本考案によれば、2つの磁極が被吸着物に臨んでおり、いずれか一方の磁 極だけが被吸着物に臨む場合に比べて大きな磁気吸着力を得ることができる。ま た吸着面を平坦状とすることによって、広い吸着面積で被吸着物に安定して吸着 しやすく、特に被吸着物の平坦状に形成される部分などには、より安定性および 吸着力を高くして吸着させることができる。永久磁石片には、少なくとも他側部 の外表面を覆ってカバー体が装着されるので、永久磁石片および物品が相互に傷 付くことが防がれる。さらに、カバー体は、非磁性材料から成り、永久磁石片の 磁力線がカバー体内を透過することがなく、永久磁石片の磁気吸着力が低下され てしまうことがない。
【0040】 また把持手段は、可撓性を有する2つの紐体を有するので、各紐体を物品に巻 掛けて相互に係着することによって、物品を容易に把持することができる。さら に係止体を設けることによって、各紐体を磁石本体に容易に連結することができ るとともに、磁石本体に各紐体を取付けるために孔などを形成する必要がなく、 磁気吸着力を低下させずに、高い強度で設けることができる。
【0041】 さらに本考案によれば、磁石本体に可撓性を付与することができ、被吸着物の 形状に対応して変形し、可及的に大きな接触面積を得て吸着させることができ、 吸着安定性を向上することができる。したがって、たとえば曲成された外表面や 凹凸を有する外表面にも安定して物品を保持することが可能となる。
【0042】 さらに本考案によれば、各紐体の長手方向他端部の相互の係着およびその係着 状態の解除が容易であり、物品を把持するための作業が容易である。また、面状 ファスナは、繰返し係着およびその係着状態を解除しても、再び係着するときの 相互の係着力が維持され、物品を長期にわたって着脱交換することが可能であり 、耐久性が向上される。
【0043】 さらに本考案によれば、各紐体の復元力によって、物品を弾発的に挟持するこ とができ、物品が各紐体の締付け力によって変形してしまうことが防がれ、軟質 の物品であっても確実に把持することができる。
【0044】 さらに本考案によれば、2つの磁極によって、永久磁石片の長手方向にそって 多数の磁力線を発生させ、大きな磁気吸着力を得ることができるとともに、長手 方向全体にわたって磁気吸着力を得ることができるので、吸着面の一部が被吸着 物から離反した状態でも、残余の部分での磁気吸着力によって安定して吸着する ことができ、一部の非接触部位が生じても、容易に磁石本体が被吸着ものから脱 落してしまうことが防がれる。
【0045】 さらに本考案によれば、紐体は、取付部材に連結される揺動部材に巻掛けて係 止することが可能であり、容易に係止することができるとともに、紐体が容易に 離脱してしまわない強度で係止することができる。また、揺動部材は、その両端 部が嵌合孔に回動可能に挿入されているので、取付部材に対して揺動可能であり 、物品を把持していないときには、磁石本体に沿って配置し、揺動部材が出張っ て邪魔にならないようにすることができる。
【0046】 さらに本考案によれば、揺動部材は、傾斜位置に配置された状態で安定し、こ の傾斜位置から角変位された状態では、傾斜位置に復帰させようとするばね力が 与えられる。したがって、物品をこのばね力を利用して揺動部材によって挟持で きるように設計することが可能となり、物品を揺動部材によって挟持して、磁石 本体対して位置ずれしないようにした状態で、紐体を物品に掛止めすることがで きるので、物品を所望の位置に容易に把持することができるとともに、その把持 作業が容易になる。また、磁石本体に沿って配置された傾斜位置で、第1当接面 に当接する第2傾斜面を形成してもよく、これによって、前述の効果に加えて、 物品を把持していないときには、揺動部材が出張って邪魔にならない位置に安定 させることができる。
【0047】 さらに本考案によれば、各揺動部材は、各傾斜面に案内されて、相互に近接す る方向のばね力が与えられる。したがって、物品をこのばね力を利用して揺動部 材によって挟持できるように設計することが可能となり、物品を揺動部材によっ て挟持して、磁石本体対して位置ずれしないようにした状態で、紐体を物品に掛 止めすることができるので、物品を所望の位置に容易に把持することができると ともに、その把持作業が容易になる。また、傾斜面を、嵌合部の基部に連なる基 端部まで形成した場合には、前述の効果に加えて、物品を把持していないときに は、前記ばね力によって、揺動部材が出張って邪魔にならない磁石本体に沿った 位置に安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の一形態の保持装置1を示す斜視
図である。
【図2】図1の切断面線II−IIから見た断面図であ
る。
【図3】図1の切断面線III−IIIから見た断面図
である。
【図4】保持装置1の正面図である。
【図5】保持装置1の平面図である。
【図6】保持装置1の左側面図である。
【図7】保持装置1の底面図である。
【図8】2つの保持装置1を用いてボックスティシュ3
1を保持した状態を示す斜視図である。
【図9】本考案の実施の他の形態の保持装置41の係止
体42付近を斜めから見た一部の拡大断面図である。
【図10】係止体41の揺動部材43を示す斜視図であ
る。
【図11】本考案の実施の他の形態の保持装置61の係
止体62付近を斜めから見た一部の拡大断面図である。
【符号の説明】
1,41,61 保持装置 2 磁石本体 3 把持手段 4 吸着面 5 永久磁石片 8 カバー体 14,15 ゴムベルト 16,17 係止体 18,19 マジックテープ

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 強磁性材料から成る被吸着物に、磁気吸
    着する磁石本体と、 磁石本体に設けられ、物品に着脱自在に掛止められて物
    品を把持する把持手段とを含むことを特徴とする物品の
    保持装置。
  2. 【請求項2】 前記磁石本体は、 異なる極性に磁化された2つの磁極間が平坦状に形成さ
    れる吸着面を有する永久磁石片と、 非磁性材料から成り、永久磁石片に、少なくとも前記吸
    着面が形成される一側部とは反対側の他側部の外表面を
    覆って装着されるカバー体とを有し、 前記把持手段は、 可撓性を有する2つの紐体と、 磁石本体にそれぞれ固定され、各紐体の長手方向一端部
    がそれぞれ係止される係止体とを有することを特徴とす
    る請求項1記載の物品の保持装置。
  3. 【請求項3】 前記永久磁石片は、ゴム磁石から成り、 前記カバー体は、可撓性を有する材料から成ることを特
    徴とする請求項2記載の物品の保持装置。
  4. 【請求項4】 前記各紐体の長手方向他端部には、相互
    に係着しかつその係着状態を解除可能な面状ファスナが
    設けられることを特徴とする請求項2または3記載の物
    品の保持装置。
  5. 【請求項5】 前記各紐体は、弾発的に伸縮自在である
    ことを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の物品
    の保持装置。
  6. 【請求項6】 前記磁石本体は長手状であって、磁石本
    体の長手方向に延びる長手状の永久磁石片を有し、 前記吸着面は永久磁石片の長手方向に延びて形成され、 永久磁石片の長手方向に垂直であり、かつ前記吸着面に
    平行な永久磁石片の幅方向両端部に永久磁石片の長手方
    向に延びる磁極がそれぞれ形成されていることを特徴と
    する請求項2〜5のいずれかに記載の物品の保持装置。
  7. 【請求項7】 前記係止体は、 磁石本体の長手方向両端部に固定される平坦状の基部、
    および基部の一側縁部に連なり、嵌合孔が形成される嵌
    合部を有する取付部材と、 前記紐体が係止され、大略的にC字状であり、相互に近
    接する方向に折曲げられた両端部が前記嵌合孔に回動可
    能に挿入される揺動部材とを備えることを特徴する請求
    項6記載の物品の保持装置。
  8. 【請求項8】 前記嵌合部は、基部の一側縁部から屈曲
    して立上がる立上がり部分と、立上がり部分の遊端部か
    ら折返され、平坦状の第1当接面が形成される折返し部
    分とを有し、 前記揺動部材の両端部は、嵌合孔に永久磁石片の幅方向
    と平行な磁石本体の幅方向にほぼ平行な軸線まわりに回
    動可能であり、立上がり部分および折返し部分によって
    弾発的に挟持され、揺動部材が、磁石本体から吸着面に
    対して垂直に立ち上がった立上がり位置よりも磁石本体
    の長手方向両端部間の中間部に向けて傾斜した傾斜位置
    で第1当接面に当接する平坦状の第2当接面が形成され
    ていることを特徴とする請求項7記載の物品の保持装
    置。
  9. 【請求項9】 前記嵌合部は、基部の一側縁部に連なっ
    て大略的にC字状に曲成され、磁石本体の幅方向両端部
    に、磁石本体の幅方向と平行な磁石本体の幅方向にほぼ
    平行な軸線まわりに磁石本体の長手方向両端部間の中間
    部に向かうにつれて、磁石本体の幅方向両端部間の中間
    部に向かう傾斜面が形成され、 前記揺動部材の両端部は、嵌合孔に前記軸線まわりに回
    動可能であり、その両端部が嵌合孔に挿入された状態
    で、前記傾斜面に臨む当接部が、前記傾斜面に弾発的に
    当接していることを特徴とする請求項7記載の物品の保
    持装置。
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