JP3030933B2 - 圧電素子駆動回路 - Google Patents

圧電素子駆動回路

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JP3030933B2 JP15495791A JP15495791A JP3030933B2 JP 3030933 B2 JP3030933 B2 JP 3030933B2 JP 15495791 A JP15495791 A JP 15495791A JP 15495791 A JP15495791 A JP 15495791A JP 3030933 B2 JP3030933 B2 JP 3030933B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧電素子にコイルを介
して電荷を充放電することにより、圧電素子を伸縮させ
る圧電素子駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば印字ヘッドを圧電素子
の伸縮により駆動するドットインパクト型のプリンタ
等、圧電素子をアクチュエータとして利用する装置に
は、圧電素子を駆動するために、例えば図5に示す如
く、直流電源Eと圧電素子CpとをコイルL11を介し
て接続することにより、圧電素子Cpを充電するトラン
ジスタTR11と、外部からの充電信号S11により抵
抗器R11を介してトランジスタTR11をONして圧
電素子Cpを充電させるトランジスタTR12と、外部
からの放電信号S12によりコイルL11を介して圧電
素子Cpに充電された電荷を放電させるトランジスタT
R13と、圧電素子Cpの充電及び放電後了後、コイル
L11に蓄えられたエネルギを直流電源Eに回生させる
回生用のダイオードD11〜D14とから構成された圧
電素子駆動回路が備えられている。尚コイルL11のリ
アクタンス値は、圧電素子の伸張時に必要とされる反応
スピード等によって決定される。
【0003】またこのように構成された従来の圧電素子
駆動回路においては、圧電素子Cpの充電時及び放電時
の時定数が、圧電素子Cpの容量とコイルL11のイン
ダクタンスとにより決定されるため、コイルL11のイ
ンダクタンスを、その時定数が圧電素子Cpの充電及び
放電に適した時定数となるように設定することにより、
図6に示す時刻t1から時刻t2までの充電時間及び時
刻t4から時刻t5までの放電時間を調整している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来の圧
電素子駆動回路においては、コイルL11に蓄えられた
エネルギの直流電源Eへの回生を、コイルL11の両端
に設けたダイオードD11〜D14を介して行なうよう
にされているため、充電終了後コイルL11に蓄えられ
たエネルギを0とするまでの図6に示す時刻t2から時
刻t3までの回生時間△t1、及び放電終了後コイルL
11に蓄えられたエネルギを0とするまでの図6に示す
時刻t5から時刻t6までの回生時間△t2は、夫々、
充放電時の時定数により決ってしまう。このためこの回
生時間△t1,△t2を短縮するとか、逆にこの回生時
間△t1,△t2を長くすることにより回生電流ID1
1,ID12のピークを抑制して、ダイオードD11〜D1
4に定格電流の小さいものを使用できるようにするとい
ったことはできなかった。尚図6において、IL11 はコ
イルL11に流れる電流を、VCPは圧電素子Cpの両端
電圧を、夫々表している。
【0005】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
ので、圧電素子充放電時の時定数に影響を与えることな
く、コイルに蓄えられたエネルギの回生時間を任意に設
定することができる圧電素子駆動回路を提供することを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、上記目的を達成す
るためになされた本発明の圧電素子駆動回路は、中間タ
ップを有し、一端が圧電素子に接続されたコイルと、外
部からの充電指令により、上記コイルの他端及び中間タ
ップの何れか一方と直流電源とを接続して、圧電素子を
充電する充電手段と、該充電時に直流電源に接続される
上記コイルの他端又は中間タップに接続され、外部から
の放電指令により、上記充電によって圧電素子に蓄積さ
れた電荷を放電させる放電手段と、該放電手段に接続さ
れない側の上記コイルの中間タップ又は他端に接続さ
れ、上記充電及び放電により上記コイルに蓄えられたエ
ネルギを上記直流電源に回生する回生手段と、を備えた
ことを特徴としている。
【0007】
【作用及び発明の効果】このように本発明の圧電素子駆
動回路においては、充電手段及び放電手段により、一端
が圧電素子に接続された中間タップを有するコイルの他
端又は中間タップから圧電素子の充電及び放電を行な
い、コイルの充放電を行わない側の端子,即ち中間タッ
プ又は他端から、充電終了時及び放電終了時にコイルに
蓄えられたエネルギを直流電源に回生するようにされて
いる。
【0008】このため本発明の圧電素子駆動回路によれ
ば、圧電素子の充放電時とコイルに蓄えられたエネルギ
の回生時とで、コイルのインダクタンスを異なる値に設
定することが可能となる。従って、本発明によれば、圧
電素子充放電時の時定数に影響を与えることなく、コイ
ルに蓄えられたエネルギの回生時間を任意に設定するこ
とができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面と共に説明す
る。まず図1は、本発明が適用された実施例の圧電素子
駆動回路の構成を表す電気回路図である。尚本実施例の
圧電素子駆動回路は、圧電素子の変位を拡大して印字ワ
イヤを駆動するタイプのプリンタに利用されるものであ
る。
【0010】図に示す如く、本実施例の圧電素子駆動回
路には、中間タップTが形成されたコイルL1が備えら
れいる。コイルL1の一端は、圧電素子Cpの正極に接
続されており、他端は、トランジスタTR1を介して直
流電源Eに接続されている。尚このコイルL1の全長の
リアクタンスは、印字ワイヤ前進時に要求されるスピー
ド,印字圧等によって決定される。
【0011】トランジスタTR1のベースは、抵抗器R
1を介してトランジスタTR2に接続されており、トラ
ンジスタTR1は、トランジスタTR2が外部からの充
電信号S1によりONすることによりON状態となっ
て、コイルL1を介して圧電素子Cpを充電させる。尚
これらトランジスタTR1,抵抗器R1,及びトランジ
スタTR2は、充電手段に相当する。
【0012】またコイルL1のトランジスタTR1側端
部は、逆流防止用のダイオードD0を介して放電手段と
してのトランジスタTR3に接続されており、トランジ
スタTR3は、外部からの放電信号S2によりコイルL
1を介して圧電素子Cpに充電された電荷を放電させ
る。
【0013】一方コイルL1に形成された中間タップT
には、ダイオードD2,D3が接続されている。このダ
イオードD2,D3は、コイルL1と圧電素子Cpとの
接続点に接続されたダイオードD1,D4と共に回生手
段として機能し、圧電素子Cpの充電及び放電後了後、
コイルL1に蓄えられたエネルギを直流電源Eに回生す
る。
【0014】このように構成された本実施例の圧電素子
駆動回路においては、図2に示す如く、まず時刻t1に
て充電信号S1が入力されて、トランジスタTR2,延
いてはトランジスタTR1がONすると、コイルL1両
端のインダクタンスにて決定される時定数により、圧電
素子充電方向に電流IL1が流れ、圧電素子Cpの充電を
開始する。この動作により、圧電素子Cpが伸張し、印
字ワイヤが突出する。
【0015】次に時刻t2で充電信号S1が入力されな
くなると、トランジスタTR2,延いてはトランジスタ
TR1がOFFし、コイルL1の圧電素子Cp側端部と
中間タップTとのインダクタンス(即ち、充電時より小
さいインダクタンス)によって決定される時定数にて、
ダイオードD1に回生電流ID1が流れる。この結果、充
電によりコイルL1に蓄えられたエネルギが直流電源E
へと回生される。
【0016】また次に時刻t4にて放電信号S2が入力
されて、トランジスタTR3がONすると、コイルL1
両端のインダクタンスにて決定される時定数により圧電
素子放電方向に電流IL1が流れ、圧電素子Cpからの放
電を開始する。この動作により圧電素子Cpが収縮し、
印字ワイヤが後退する。
【0017】そして放電終了後、時刻t5にて放電信号
S2が入力されなくなると、トランジスタTR3がOF
Fし、コイルL1の圧電素子Cp側端部と中間タップT
とのインダクタンス(即ち放電時より小さいインダクタ
ンス)によって決定される時定数にて、ダイオードD2
に回生電流ID2が流れる。この結果、放電によりコイル
L1に蓄えられたエネルギが直流電源Eへと回生され
る。
【0018】このように本実施例の圧電素子駆動回路に
おいては、充電及び放電終了後の回生時には、充電及び
放電時のインダクタンスより小さいインダクタンスにて
決定される時定数により回生電流ID1,ID2が流れる。
このため従来の圧電素子駆動回路に比べ、回生開始後コ
イルL1に蓄えられたエネルギが0となるまでの回生時
間、即ち図2に示す時刻t2からt3までの回生時間△
t1及び時刻t5からt6までの回生時間△t2を、短
くすることが可能となる。これは高速印字が可能である
ことを意味する。
【0019】ここで上記実施例では、コイルL1の一端
に充電及び放電用のトランジスタTR1,TR3を接続
し、コイルL1の中間タップTに回生用のダイオードD
2,D3を接続することにより、従来の圧電素子駆動回
路に対して回生時間を短くできるようにした圧電素子駆
動回路について説明したが、図3に示す如く、コイルL
1の一端に回生用のダイオードD2,D3を接続し、コ
イルL1の中間タップTに充電及び放電用のトランジス
タTR1,TR3を接続するようにしてもよい。そして
この場合には、充電及び放電は中間タップを介して行わ
れ、充電又は放電によりコイルL1に蓄積されたエネル
ギの直流電源Eへの回生は、コイルL1の両端にわたっ
て行われるため、充放電時に比べて回生時のインダクタ
ンスが大きくなり、図1に示す実施例よりも回生電流の
ピークを抑制することができる。従って、図3に示す圧
電素子駆動回路において、充放電時のコイルL1のイン
ダクタンス(換言すれば、中間タップTと圧電素子Cp
側端部との間のコイルL1のインダクタンス)を、図5
に示した従来の圧電素子駆動回路におけるコイルL11
のインダクタンスと同じにすれば、図4に示す如く、従
来の圧電素子駆動回路に対して、回生時間△t1及び△
t2は長くなるものの、回生電流ID1,ID2のピークを
小さくして、回生用のダイオードD1〜D4に定格電流
の小さいものを使用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の圧電素子駆動回路の構成を表す電気
回路図である。
【図2】 図1の圧電素子駆動回路の動作を説明するタ
イムチャートである。
【図3】 圧電素子駆動回路の他の構成例を表す電気回
路図である。
【図4】 図3の圧電素子駆動回路の動作を説明するタ
イムチャートである。
【図5】 従来の圧電素子駆動回路の構成を表す電気回
路図である。
【図6】 図5の圧電素子駆動回路の動作を説明するタ
イムチャートである。
【符号の説明】
Cp…圧電素子 E…直流電源 L1…コイル
T…中間タップ R1…抵抗器 TR1〜TR3…トランジスタ D1〜D4…ダイオード

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中間タップを有し、一端が圧電素子に接
    続されたコイルと、 外部からの充電指令により、上記コイルの他端及び中間
    タップの何れか一方と直流電源とを接続して、圧電素子
    を充電する充電手段と、 該充電時に直流電源に接続される上記コイルの他端又は
    中間タップに接続され、外部からの放電指令により、上
    記充電によって圧電素子に蓄積された電荷を放電させる
    放電手段と、 該放電手段に接続されない側の上記コイルの中間タップ
    又は他端に接続され、上記充電及び放電により上記コイ
    ルに蓄えられたエネルギを上記直流電源に回生する回生
    手段と、 を備えたことを特徴とする圧電素子駆動回路。
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