JP3030873B2 - 電子時計 - Google Patents

電子時計

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JP3030873B2
JP3030873B2 JP2417656A JP41765690A JP3030873B2 JP 3030873 B2 JP3030873 B2 JP 3030873B2 JP 2417656 A JP2417656 A JP 2417656A JP 41765690 A JP41765690 A JP 41765690A JP 3030873 B2 JP3030873 B2 JP 3030873B2
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正良 奥山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子時計に関する。
【0002】
【従来技術の問題点】近年、指針式電子時計の多機能が
図られ、液晶表示装置等の電気光学的表示装置を備え、
この電気光学的表示装置に日付、アラーム時刻等を切換
え表示できるものが実用に供されている。また、この種
の指針式電子時計には、時差のある複数の地域の時刻を
表示する世界時計機能が付加されているものもあり、こ
のようなものでは、世界各主要都市を選択すると、その
都市の現在時刻をその都市名と共に表示するようになっ
ている。しかし、上記の如き世界時計付き指針式電子時
計では、上記電気光学的表示装置が一般に小さいので表
示も小さくなり、特に都市名の文字は見にくく読違える
おそれがあった。また、上記の如き電気光学的表示装置
が備えられている指針式電子時計では、電気光学的表示
装置に情報が表示されていないときも該電気光学的表示
装置を露出しておくことは、外観を損ねるという欠点が
ある。
【0003】
【発明の目的】本発明は上述の如き事情に鑑みてなされ
たものであり、電気光学的表示装置に表示中の時刻が世
界のいずれの都市すなわち地域の現地時間かが極めて容
易に認識でき、かつ電気光学的表示装置に情報を表示し
ていないときでも、外観が損なわれない電子時計の提供
を目的とする。
【0004】
【発明の要点】本発明は、上記目的を達成するために電
気光学的表示装置による表示を文字板に形成した第1の
表示窓を介して見えるようにすると共に、上記電気光学
的表示装置に情報を表示するときのみ上記第1の表示窓
部を開くシャッター板を設け、このシャッター板に世界
地図を印刷表示しておき、該シャッター板を移動して第
1の表示窓部を開き電気光学的表示装置に特定の地域の
現地時間を表示したとき、上記世界地図中の上記特定の
地域を文字板に形成された第2の表示窓を介して見える
ようにしたことを要旨とする。
【0005】
【実施例】次に、上記発明を図面に示す一実施例に基づ
き具体的に説明する。構成 図1は、本実施例の外観を示すものである。すなわ
ち、時計ケース1前面には時計ガラス2に覆われた指針
表示部3が配されており、この指針表示部3には、時針
4、分針5、秒針6および文字板7が設けられている。
また、文字板7には6時の位置側の比較的指針の回転中
心近くに該回転中心を中心とし中心角が60゜より若干
小さい幅広円弧状の第1表示窓部7waが形成されてお
り、12時の位置側の外縁近くには指針回転中心を中心
とし中心角が60゜より若干小さく幅が第1表示窓部7
waよりも広い円弧状の第2表示窓部7wbが形成され
ている。そして、第1表示窓部7waの内部にはこの第
1表示窓部7waを介して見ることができる後述の液晶
表示パネル10(図示せず)が配設されている。また文
字板7の後方で上記液晶表示パネル10の前方の位置に
は指針の回転中心を中心として回転可能な円板状のシャ
ッター板8が設けられている。そして、シャッター板8
には、後述の如く上記第1表示窓部7waと重なって、
該第1表示窓部7waを開いて液晶表示パネル10を見
えるようにする円弧状開口部9a等が形成されている。
また、時計ケース1の側面には4個の押釦スイッチSA
〜SC、モードスイッチSMおよびバンド取付部11が
設けられている。なお、シャッター板8の表面中、第1
表示窓部7wa、第2表示窓部7wbを塞ぐのに用いら
れる後述のマスク部は、文字板7の表面と同一色調とな
っており、第1表示窓部7wa等を塞いでいるときは、
第1表示窓部7wa等の存在を全く認識させないように
なっている。
【0006】図2は、上記時計ケース1内のアナログム
ーブメントの要部を示す。このアナログムーブメント
は、上記時針4、分針5、秒針6を運針して時刻を指示
表示するもので、輪列機構15およびシャッター開閉装
置16より構成されている。すなわち、輪列機構15
は、指針駆動用ステップモータ(図示せず)により駆動
されて上記各指針を運針するもので、地板17と輪列受
け18との間に四番車19が回転可能に取付けられてい
ると共に、この四番車19の軸19aに二番車20が回
転可能に取付けられ、地板17上における二番車20の
軸20aに筒車21が回転可能に取付けられている。こ
の場合、四番車19は秒針6を運針するもので、その軸
19aが地板17の上方へ突出し、この突出した先端に
秒針6が取付けられ、ステップモータの回転が中間車
(図示せず)を介して伝達され、これにより秒針6を運
針する。二番車20は分針5を運針するもので、その軸
20aが地板17の上方へ突出し、この突出した先端に
分針5が取付けられ、四番車19の回転が三番車(図示
せず)を介して伝達され、これにより分針5を運針す
る。筒車21は、時針4を運針するものでその軸21a
の上端に時針4が取付けられ、二番車20の回転が日ノ
裏車(図示せず)を介して伝達され、これにより時針4
を運針する。
【0007】シャッター開閉装置16はシャッター板8
を回転させるもので、地板17に取付けられたシャッタ
ー駆動用ステップモータ22および輪列機構23で構成
されている。輪列機構23はシャッター駆動用ステップ
モータ22のロータかな24に噛合う第1歯車23a
と、この第1歯車23aの軸に固定された第2歯車23
bと、地板17の突起17aに回転可能に取付けられ第
2歯車23bに噛合う第3歯車23cとで構成されてい
る。
【0008】一方地板17上には、文字板7が固定され
ており、この文字板7の下側にはシャッター板8が回転
可能に配置され、更に、このシャッター板8の下側に
は、液晶表示パネル10が配置されている。また文字板
7はその中心に筒車21の軸21aが挿入される貫通孔
7bが形成されると共に、前述の如く第1表示窓部7w
aおよび第2表示窓部7wbが形成されている。シャッ
ター板8は、前述の如く円弧状開口部9a等が形成さ
れ、円板状をなして、その中心には地板17の突出部1
7bが挿入される貫通孔8aが形成されている。またこ
のシャッター板8の下面外周付近には内歯車8bが設け
られ、この内歯車8bは前述の第3歯車23cに噛合っ
ている。従って、シャッター駆動用ステップモータ22
が回転したときは、この回転がロータかな24、第1歯
車23a、第2歯車23b、第3歯車23c、内歯車8
bと伝えられ、シャッター板8が回転し、このシャッタ
ー板8の回転に伴ない文字板7の第1表示窓部7waの
開閉等が行われることになる。なお、本実施例において
シャッター板8は左回転のみ可能で右回転はしない。
【0009】図3は、シャッター板8の構成を第1表示
窓部7wa、第2表示窓部7wbの位置および液晶表示
パネル10との関係で示すものである。すなわち、第1
マスク部9bは前述の文字板7の第1表示窓部7wa
(同図には第1表示窓部7waの位置を一点鎖線で示し
ている)と重なって、該第1表示窓部7waを閉じて液
晶表示パネル10を見えないようにする部分であり、第
2マスク部9cはこの第1マスク部9bと対向する位置
の外周部近傍にあり、文字板7の第2表示窓部7wb
(同図には第2表示窓部7wbの位置を一点鎖線で示し
ている)と重なって該第2表示窓部7wbを閉じる部分
である。また、第1表示窓部7waと同一半径上には中
心角が約300゜の幅広円弧状をした開口である円弧状
開口部9a(斜線の部分)が形成されており該円弧状開
口部9aは第1表示窓部7waと重なって、これを開き
液晶表示パネル10を見えるようにする部分である。そ
して、円弧状開口部9a、第1マスク部9bより外側
(円弧状開口部9a、第1マスク部9bからなる円の外
に位置する部分)には、第2マスク部9cの部分を除い
て世界地図(図示せず)が印刷表示されており、また、
同図に示すように該世界地図には15゜毎の経線が10
゜間隔で印刷表示されている。なお、該経線は、第2マ
スク部9cの右側のK1が東経315゜(すなわち西経
45゜)で以下右の方に行くに従って330゜(K
2)、345゜(K3)、0゜(K4)、15゜(K
5)、30゜(K6)、45゜(K7)……となってい
き、第2マスク部9cの左側では、該第2マスク部9c
の左のK30が東経30゜で、以下左の方に行くに従っ
て15゜(K29)、0゜(K28)、345゜(K2
7)、330゜(K26)、315゜(K25)……と
なっていき、第2マスク部9cの左右で一部重複してい
るが、第2マスク部9cの右側における315゜(K
1)、330゜(K2)、345゜(K3)の経線およ
びこれに対応する地図は0゜の経線(K4)が第2表示
窓部7wbの中央の位置(すなわち12時の位置)にき
たときにその左側に表示するために設けられ、第2マス
ク部9cの左側における30゜(K30)、15゜(K
29)、0゜(K28)の経線およびこれに対応する地
図は345゜(K27)の経線が第2表示窓部7wbの
中央の位置にきたときにその右側に表示するために設け
られているのである。
【0010】図4は、本実施例の回路構成を示すもので
ある。すなわち、本実施例はCPU30を中心に他の回
路部がこれに接続する構成となっている。CPU30
は、送られてくるデータを処理・加工して送出すると共
に各回路部に信号を送って、それを制御する回路であ
る。発振回路31は、常時、一定周波数の信号を送出し
ている回路である。分周回路32は、発振回路31から
の信号を所定周波数にまで分周して、それを標準時刻計
数回路33、モータ駆動回路34に送出する回路部であ
る。標準時刻計数回路33は、上記分周回路32からの
信号を計数してその地域の現在時刻Tを得て、これをC
PU30に送出する回路である。モータ駆動回路34
は、分周回路32からの信号を得て、ステップモータ3
5を駆動する回路であり、ステップモータ35は、モー
タ駆動回路34に駆動されて回転して回転力を輪列機構
15を介して指針36に与え該指針36を運針する。
【0011】時差記憶ROM37は世界の各地のグリニ
ッジ標準時に対する時差を固定的に記憶し、CPU30
の制御の下に、指定された地域の時差をCPU30に送
出する回路である。RAM38は、CPU30に制御さ
れて、CPU30からのデータを記憶し、また記憶して
いるデータをCPU30に送出する回路部である。スイ
ッチ部39は前述の押釦スイッチSA〜SC、およびモ
ードスイッチSM等を備え、それらのいずれかが操作さ
れたときに、対応するスイッチ入力信号をCPU30に
送出する回路部である。
【0012】モータ駆動回路41は、CPU30からの
信号を受けて、その都度、シャッター駆動用ステップモ
ータ22を所定角度だけ回転駆動する回路であり、シャ
ッター駆動用ステップモータ22の回転は、輪列機構2
3を介して、シャッター板8に与えられ、このシャッタ
ー板8を回転せしめる。なお、この場合、シャッター駆
動用ステップモータ22は、CPU30から信号が送出
されてくる毎に1ステップ駆動し、それによりシャッタ
ー板8は5゜(すなわち360゜/72ステップ)だけ
左回転(反時計図)し、72ステップで1回転する。表
示駆動回路42は、CPU30からの表示開始信号DS
により駆動を開始してCPU30からのデータを液晶表
示パネル10に表示せしめると共に、CPU30からの
表示停止信号DEを受けて、該動作を停止する回路であ
る。
【0013】図5はRAM38の構成を示すものであ
る。すなわち、モードレジスタMはモードを指定するレ
ジスタであり、0がセットされているときは第1表示窓
部7waおよび第2表示窓部7wbをシャッター板8で
閉じて指針36で現在時刻を表示する普通モードを指
定、1がセットされているときは、第1表示窓部7wa
を開いて液晶表示パネル10に指定されている世界の特
定地域の現在の現地時間を表示すると共に第2表示窓部
7wbを開いてその中央部に前述のシャッター板8の世
界地図で上記特定地域を表示する世界時計モードを指定
する。地域レジスタYは上記世界時計モードにおいて、
世界のいずれの地域の時刻を表示せしめるかを指定する
レジスタであり、0がセットされているときは、東経0
゜の地域、1がセットされているときは東経15゜の地
域、2がセットされているときは東経30゜の地域、以
下同様にしていき、23がセットされているときは東経
345゜の地域を指定する。シャッター位置レジスタS
Rはシャッター板8の回転位置を示すステップ値がセッ
トされるレジスタであり、該ステップ値は、第1表示窓
部7wa、第2表示窓部7wbがシャッター板8の第1
マスク部9b、第1マスク部9cによって塞がれている
状態(図3に示す状態)で0であり、以後、シャッター
板8が左回転で5゜回転する度に1だけ大きくなる(す
なわち1回転は72ステップとなる)。また、ワーキン
グレジスタXおよびワーキングレジスタZは、後述の表
示処理において用いられる作業用のレジスタである。
【0014】動作 次に以上の如くに構成された本実施例の動作について説
明する。図6は、本実施例の動作の概要を示すジェネラ
ルフローチャートである。すなわち、ステップS1では
スイッチ入力があったかを調べ、スイッチ入力があった
ときは、それに対応するスイッチ処理(ステップS2)
を実行した後、また、スイッチ入力がなかったときは、
直接ステップS3に進む。そして該ステップS3ではモ
ードレジスタMの値が1で世界時計モードになっている
かを判断し、世界時計モードになっていないときは、直
接ステップS1に戻るが、世界時計モードになっている
ときは、既に開かれている第1表示窓部7waを介して
見えるようになっている液晶表示パネル10に地域レジ
スタYによって指定されている地域の現地時間を表示す
る表示処理を実行した後ステップS1に戻る。図7は、
上記スイッチ処理(ステップS2)を詳細に示すフロー
チャートであり、また図8は上記表示処理(ステップS
4)を詳細に示すフローチャートである。以下、各種状
態においての動作を説明していく。
【0015】例えば、いまモードレジスタMに0がセッ
トされており、普通モードであり、図9(a)に示すよ
うに第1表示窓部7waおよび第2表示窓部7wbはそ
れぞれ第1マスク部9bおよび第2マスク部9cにより
閉じられており、指針36により現在時刻が表示されて
いるものとする。この普通モードから前記世界時計モー
ドにモードを切換えるにはモードスイッッチSMを操作
するが、このとき該スイッチ操作を受けてステップS1
からステップS2すなわち図7のスイッチ処理に進み、
ステップS10でモードスイッッチSMが操作されたこ
とを検出し、次いでステップS11ではモードレジスタ
Mの値が0で普通モードのままであることを判断し、次
のステップS12に進む。該ステップS12ではモータ
駆動回路41に信号を送ってシャッター駆動用ステップ
モータ22を1ステップだけ回転せしめ、これによりシ
ャッター板8を左回転で5゜だけ回転せしめ、該シャッ
ター板8の回転を記憶すべくシャッター位置レジスタS
Rの値を1だけ大きいもの、すなわち1にする(ステッ
プS13)。次いでステップ14ではシャッター位置レ
ジスタSRの値は未だ72に至っていないことを判断し
て、ステップS16に進み、シャッター位置レジスタS
Rの値が、その時点の地域レジスタYの値を2倍したも
のに12を加えた値になっていないことすなわち地域レ
ジスタYによって指定されている地域(シャッター板8
に印刷表示されている地図上の地域)が第2表示窓部7
wbの中央部(12時の位置)に表示されるに至ってい
ないことを判断してステップSA12に戻る。なお、上
記ステップS16で地域レジスタYの値を2倍して12
を加えた値になっているかを判断するのは前述の如くシ
ャッター板8上に印刷表示されている経線の該シャッタ
ー板8上での実際の間隔は10゜で(なお、経度の間隔
としては15゜)、シャッター板8は1ステップで5゜
だけ回転するので、地域レジスタYの値が1だけ増す毎
にシャッター位置レジスタSRの値を2だけ増す必要が
あり、また第2マスク部9cの部分は約60゜で12ス
テップに対応するからである。上述の如くしてステップ
S12に戻った後は、上記同様の動作をシャッター位置
レジスタSRの値が地域レジスタYの値の2倍に12を
加えた値に達するまで繰返す(ステップS12〜S1
6)。そして、シャッター位置レジスタSRの値が上記
値に達して地域レジスタYによって指定されている地域
の上記世界地図中の位置が第2表示窓部7wbの中央部
に位置するに至ったときは、これをステップS16で検
出してステップS17に進みモードレジスタMに1をセ
ットして世界時計モードとし、然る後表示駆動回路42
に表示開始信号DSを送って液晶表示パネル10を表示
可能状態として(ステップS18)、該スイッチ処理を
終える。
【0016】以上の如くしてスイッチ処理を終えた後に
は、図6のステップS3に進み、既にモードレジスタM
の値は1で世界時計モードになっていることを判断しス
テップS4すなわち図8の表示処理に進む。そして、先
ず、時差記憶ROM37から地域レジスタYによって指
定されている地域の時差を読み出して、これをRAM3
8中のワーキングレジスタXにセットし(ステップS4
5)、次いで標準時刻計数回路33からの標準時刻に、
上記ワーキングレジスタXにセットしておいた時差を加
算し、その加算結果すなわち地域レジスタYによって指
定されている地域の現地時間をワーキングレジスタZに
セットする(ステップS46)。然る後、ステップS4
7ではワーキングレジスタZにセットしておいた上記現
地時間を上記液晶表示パネル10に表示して、該表示処
理を終えステップS1に戻る。そして、以後は、スイッ
チ操作がない限りステップS1からステップS3に進
み、ここで世界時計モードになっていることを確認して
ステップS4の表示処理に進み標準時刻計数回路33か
らの標準時刻の変化に応じて上記現地時間をも変化せし
めて液晶表示パネル10に表示していく(ステップS4
5〜S47)。例えば普通モードから世界時計モードに
モードを切換えるべくモードスイッチSMを操作した時
点において、既に地域レジスタYに東経135゜の地域
を指定する9がセットされており、かつその地域の現地
時刻は、現在8時30分だとすると、図9(b)に示す
ように第1表示窓部7waを介して見える液晶表示パネ
ル10には8時30分が表示され、第2表示窓部7wb
からはシャッター板8に印刷表示されている世界地図中
のうち東経135゜(K13)を中心とし東経90゜〜
180゜までの部分が見えるようになる(なお、図9に
おいては第2表示窓部7wbから見えるシャッター板8
に印刷表示されている世界地図は図3と同様、省略して
いる)。
【0017】上述の如くして、世界時計モードとした
後、既に地域レジスタYによって指定されている地域以
外の特定の地域の現地時間を液晶表示パネル10に表示
せしめて確認せんとするときは、シャッター板8の世界
地図中のその特定の地域が第2表示窓部7wbの中央部
(12時の位置)に表示されるまで、押釦スイッチSA
の操作を繰返す。このとき、押釦スイッチSAの操作の
度に、それを図7のステップS30で検出し、モードレ
ジスタMの値が1で既に世界時計モードになっているこ
とを判断し(ステップS31)、地域レジスタYの値を
1だけ大きくし(ステップS32)、その結果、地域レ
ジスタYの値が最大値である24になったかを調べる
(ステップS33)。そして、地域レジスタYの値が2
4になっているときは、ステップS34で地域レジスタ
Yの値を0とした上でステップS35に進むが、地域レ
ジスタYの値が未だ24になっていないときは、直接、
ステップS35に進む。次いで、ステップS35ではモ
ータ駆動回路41に信号を送ってシャッター駆動用ステ
ップモータ22すなわちシャッター板8を1ステップ分
だけ回転せしめ、その上で該回転を記憶すべくシャッタ
ー位置レジスタSRの値を1だけ大きいものにし(ステ
ップS36)、次のステップS37ではシャッター位置
レジスタSRの値が72になったかを調べ、72になっ
ているときはステップS38でシャッター位置レジスタ
SRの値を0に戻した後、次のステップS39に進むが
シャッター位置レジスタSRの値が72になっていない
ときは、ステップS37からステップS39に直接進
む。また、ステップS39ではシャッター位置レジスタ
SRの値がその時点の地域レジスタYの値の2倍に12
を加えた値になっているかを判断し(すなわち新たに地
域レジスタYによって指定された地域が第2表示窓部7
wbの中央部に表示されるに至ったかを判断し)、該値
になっていないときはステップS35に戻りシャッター
位置レジスタSR値が、該値になるまで上記処理を繰返
す(ステップS35〜S39)。そして、シャッター位
置レジスタSRの値が地域レジスタYの値の2倍に12
を加えた値となり地域レジスタYによって指定された地
域が第2表示窓部7wbの中央部に表示されるに至った
ときは、それをステップS39で検出して該スイッチ処
理を終え、図6のステップS3を経て表示処理(ステッ
プS4すなわち図8)に進む。表示処理では地域レジス
タYによって新たに指定された地域の時差を時差記憶R
OM37から読出してワーキングレジスタXにセットし
(ステップS45)、標準時刻計数回路33からの標準
時刻に上記ワーキングレジスタXの時差を加算して上記
地域の現地時間を得てワーキングレジスタZにセットし
(ステップS46)、ステップS47では、ワーキング
レジスタZにセットした上記現地時間を液晶表示パネル
10に表示する。例えば、前述の図9(b)示す如く地
域レジスタYの値を9とし東経135゜の地域の現地時
間を表示している状態で押釦スイッチSAを1回だけ操
作して地域レジスタYの値を10として東経150゜
(K14)の地域の現地時間を確認せんとしたときは、
図9(c)に示す如く該現地時間である9時30分が第
1表示窓部7waを介して見える液晶表示パネル10に
表示され、第2表示窓部7wbの中央部には東経150
゜の地域の地図が表示される。なお、上記の如くして地
域レジスタYによって指定する地域を変更し、その地域
の現地時間を液晶表示パネル10に表示せしめた後に
は、スイッチ操作がない限り、標準時刻計数回路33か
らの標準時刻の変化に応じて液晶表示パネル10に表示
する現地時刻を変化せしめていくことになる(S1、S
3、S4、S45〜S47)。
【0018】また、上記世界時計モードから普通モード
に戻すにはモードスイッチSMを操作することが、この
とき該操作を図7のステップS10で検出し、モードレ
ジスタMの値が0でないことすなわち未だ普通モードに
なっていないことを判断して(ステップS11)、モー
タ駆動回路41に信号を送ってシャッター駆動用ステッ
プモータ22すなわちシャッター板8を1ステップ分だ
け回転せしめ(ステップS20)、該回転を記憶すべく
シャッター位置レジスタSRの値を1だけ大きいものと
する(ステップS21)。そして、ステップS22では
シャッター位置ジスタSRの値が72になり第1表示窓
部7wa、第2表示窓部7wbがシャッター板8の第1
マスク部9bおよび第2マスク部9cにより閉じられる
に至ったかを調べ、シャッター位置レジスタSRの値が
72になっているときはシャッター位置レジスタSRの
値を0に戻した上で(ステップS23)、ステップS2
4に進むが、ステップS22で未だャッター位置レジス
タSRの値が72になっていないと判断されたときは上
記ステップS20に戻り、以後、シャッター位置レジス
タSRの値が72になるまで上記ステップS20〜S2
2の動作を繰返し、72に達したときにステップS22
からステップS23に進んでシャッター位置レジスタS
Rの値を0にしてステップS24に進む。ステップS2
4ではモードレジスタMの値を0にして普通モードとし
て、次いで、表示駆動回路42に表示停止信号DEを送
って液晶表示パネル10の表示動作を停止せしめ該スイ
ッチ動作を終える。以上の動作により、指針表示部3
は、図9(a)に示す状態に戻る。なお、この発明は上
記実施例に限定されず、この発明を逸脱しない範囲内に
おいて種々変形可能である。
【0019】
【発明の効果】この発明は、以上詳述したように、電気
光学的表示装置による表示を文字板に形成した第1の表
示窓を介して見えるようにすると共に、上記電気光学的
表示装置に情報を表示するときのみ上記第1の表示窓部
を開くシャッター板を設け、このシャッター板に世界地
図を印刷表示しておき、上記シャッター板を移動して第
1の表示窓部を開き電気光学的表示装置に特定の地域の
現地時間を表示したとき、上記世界地図中の上記特定の
地域を文字板に形成された第2の表示窓を介して見える
ようにした電子時計に係るものであるから、電気光学的
表示装置に表示中の時刻が世界のいずれの地域の現地時
間かが極めて容易に認識でき、かつ電気光学的表示装置
に情報を表示していないときでも、外観が損なわれない
電子時計の提供を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の外観を示す図。
【図2】上記実施例における指針駆動およびシャッター
駆動開閉部の要部断面図である。
【図3】シャッター板の構成およびシャッター板と表示
窓部等との位置関係を示す図である。
【図4】本実施例の回路構成を示す図である。
【図5】図4中のRAMの構成を詳細に示す図である。
【図6】本実施例の動作の概要を示すジェネラルフロー
チャートである。
【図7】図6中のスイッチ処理を詳細に示すフローチャ
ートである。
【図8】図6中の表示処理を詳細に示すフローチャート
である。
【図9】スイッチ操作に伴う表示および外観の変遷を示
す図である。
【符号の説明】
3 指針表示部 7 文字板 7wa 第1表示窓部 7wb 第2表示窓部 8 シャッター板 8b 内歯車 9a 円弧状開口部 9b 第1マスク部 9c 第2マスク部 9d 地図印刷表示部 10 液晶表示パネル 15、23 輪列機構 16 シャッター開閉装置 M モードレジスタ Y 地域レジスタ SR シャッター位置レジスタ SM モードスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G04C 3/00 G04G 1/00 313 G04B 19/22

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1、第2の表示窓部が形成された文字
    板上にステップモータにより指針を回転させて時刻を指
    示する指針表示装置と、前記文字板の前記第1の表示窓
    部の下側に対応して設けられた電気光学的表示部とこの
    電気光学的表示部と前記文字板との間に回転可能に設け
    られ前記第2の表示窓部から露出される世界地図が形成
    されると共にこの世界地図が前記第2の表示窓部から露
    出されている際に前記第1の表示窓部から前記光学的表
    示部を露出するための開口が形成されたシャッター板
    と、時差のある複数の都市の時刻情報を得る回路手段
    と、前記複数の都市のうち1つの都市を選択して、選択
    した都市の時刻情報を前記電気光学的表示部で表示させ
    るスイッチ手段と、このスイッチ手段で特定の都市が選
    択された際に前記シャッター板を回転させて前記シャッ
    ター板上面に形成された世界地図上選択された都市を前
    記第2の表示窓部から露出させるシャッター板移動制御
    手段とを具備してなる電子時計。
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